感想一覧

勇者シャネアが魔王グリフェノルの呼び方を間違い続けるギャグや、圧倒的な力で契約をした上での犬扱いな展開には笑わせて頂きました。
シャネアとグリフェノルの間で育まれたのは、巧みなボケとツッコミだけはなかったようですね。
ペットであることの契約解除シーンでの演出が素晴らしく、特に心に染みました。
特殊な病気とは何なのか、シャネアが真に大切にしていることは何なのか、非常に興味深いです。
素敵な作品をコンテストにご応募いただきありがとうございます。

テンポ抜群！これは最高にアホで可愛い“魔王×勇者”ギャグファンタジーですね！

タイトルの出オチ感ある冒頭「グリ……なんて？」の時点で笑わせにきてますが、そこからの掛け合いがとにかく軽妙。魔王のグリフェノル（あえて名前間違えたくなるの分かる）のキャラがギャグに振り切っていて最高にツッコミどころ満載です。特に、威厳を保とうとするも訛りがボロボロ出てしまう描写、咆哮で自滅するくだり、「魔王やぞ！」「落ち着いてられるかー！」など、関西弁でのノリツッコミが漫才のようでクセになる。

一方でシャネアの方は、無表情で冷静、なのに地味に悪ノリが過ぎてるのが絶妙。契約の鎖で一心同体とか言い出す展開、これからどうなるんだ…という期待が一気に跳ね上がります。命令口調で「ペットになれ」はズルい。

全体的に文章量は多めですが、台詞のテンポとボケツッコミのバランスが非常に良く、読み疲れせずに笑いながら読めました。

これは“ポリフェノール”の受難物語として、今後も期待大です。

17話の褒めント
　最後にグリフェノルの名前を呼ぶのは、契約解除とともに寂しい気がします。ペットからの脱却にこれから何を魔王に求めたらいいのかという困惑があります。（なぜ、今まで魔王に○○プレイを求めてきた……？）
　まぁ、まだノエルという魔王を犬呼ばわりする右腕さんがいるので、○○プレイは続行できますね。ノエルはペットプレイというより、下僕プレイに近そうですが。ノエルの台詞を受け止める魔王の心の器が広いのは確かなので、○○プレイはシャネア以外にはなさそうですね。ノエルとの会話に関西弁がいい仕事をしていると思います。さすが、魔王の器というのが会話からして分かります。
　シャネアの台詞『貴方』という言葉がレアな言葉だと思いました。今まで名前を間違えるということをして、最後に『貴方』という名前の間違いをするだなんて、素敵な呼び間違え方だなと思いました。契約が破綻しているのに、それでも『貴方』という尊敬の意味をあらわす人称名詞を使うとは、お洒落な契約解除だとも思いました。

　とうとうこの時が来てしまいました。最後の褒めントの日が、それでも続けられたのは作品に突っ込みやグリフェノルの名前の考えに飽きがなく、本当に面白いからだと気づけたのは、作者であるあなた様が創造されたことだからと思います。勇者と魔王、互いに傷つけあう仲だというのに、最後は互いを庇い、互いを尊敬しあうという先が読めない熱い展開なことに感銘を受けました。今のところは全17話でも笑いが取れるのと、設定がしっかりしているのが、この小説の褒められるポイントです。でも、次のお話が読めないのは、残念なところでありますね。では、付き合っていただきありがとうございました。
　毎話ごとに返信コメントがあってとても嬉しかったです。あなた様がこの企画で初でした。そして、作品が無事完結することを心の底から願っております。
　これからも頑張ってください！！　応援しています！！

16話の褒めント
　時間・空間ときたら、幻系の魔法かなと思っていましたら、傀儡の魔法でしたか。これは想像できませんでした。『誰もがシャネアは死んだと理解する→するとシールにかかっていた【傀儡】が解ける』、実に性格の悪さが垣間見えますね。さすが、魔族。エセドの方が魔王でいいじゃないか、と思いました。（だめですけど）
　近い人種をコントロールするということは、もしシャネアのいないときで魔王がエセドと距離的に近かったら、と思うと、お話が飛んでしまいますね。（シルルセスタにはどうしようもない絶望感を見てみたいのもありますが）
　魔王がヒロインだったのか！　守られる魔王も熱い！　でも、次回はやっと魔王が強くなるんですよね！！　これは予想できない展開になりそうで、次回が楽しみです！！
　魔王といって、ヒロインと読む。これは、不遇なペットから従順なペットへ位があがりましたね！！（ん？）
　でも、『不憫すぎつ件について』とタイトルにあるので、きっと最後には何かしらのイベントがあることでしょう！！　実に楽しみすぎて、はやくページをめくりたいところです！！　こんな面白いという気持ちになるのは久しぶりです、もっとおかわりください！！
　では、褒めントでした。

15話の褒めント
　「攻撃を仕掛けてくるまで待ってやろう」の台詞、もともとの性格は優しそうですね。（これ、ゲームだったら、最強魔法を撃たれるまでの準備期間に使われますよ！　なお、強力な精霊魔法を使った模様）
　寿命を代償に使った魔法はダークエルフとの相性はいいみたいですね。人間が使ったら、ぽっきりといってしまいそうですね。なおかつ、意地悪な精霊だったら、なおさらですね。そこ年齢のことは前々から語られていましたが、そこの設定がしっかりとしていますね。
　そして、時間操作の魔法で巻き戻しにされ、まさか、同じセリフ『攻撃を仕掛けてくるまで……etc』を言うのかと思いきや、そこの自分の台詞は巻き戻さないのですねっ！　魔王という突っ込み役が不在の今、読者が突っ込みをいれたいところですね。
　ダークエルフの血は赤いんですね。生物が異なるので、血の色は何色かなと思っていたので、少し気になっていました。体の内部を知りたいときに戦闘シーンは役に立ちますね！　ナイス戦闘シーンです！！　
　『今の魔王はシャネアに逆らう事はない』ということは、シャネアが不在の今は逆らえるというわけですね。と思いきや、あとがきで重要なことがかいてあるじゃありませんか。『……はたしてそれは『本当の現実』なのでしょうか』と、この文章が無ければ、からくりが分からぬまま次のページをめくっていたんじゃありませんか。実にナイスなあとがきです！！　助かりました！！
　では、褒めントでした。

14話の褒めント
　これから魔族と魔王との関わり合いが増えていきそうな展開ですね。13話はシエル（魔族）、そして今回はエセド（魔族）ときたら、次はダークエルフの元仲間が出てきそうですね。そして、妖怪、首置いてけ状態になるとは思いもよりませんでした。（魔王って、力関係でランクをつけるのですね、なるほどですφ(..)メモメモ）
　でも、左腕もいそうな雰囲気があり、そう簡単に魔王は魔王でいられるのかと思いました。ただ魔王無き魔王城でエセドを慕う魔族はいるのかと言われれば、これは想像にお任せするかしかありません。ただエセドはシャネアを『お前の仲間』と言っているので、シルルセスタのことを知っていても、魔王を魔王で無くした勇者のことは知らないみたいですね。キャラの相関関係が台詞で推測できるように作られたストーリー構成がいいですね。久しぶりに読んでも、たった数メモリの設定の記憶で読んでも、あなた様の小説はとても読みやすいです！！
　あと、『踵言葉』。きびすことば……、『踵を返して言葉を呟く』ことでいいのでしょうか。
　では、褒めントでした。

13話の褒めント
　これは読者（自分）にドストライクな強烈なキャラクターが登場しましたね。いいですね、ドMで魔王（犬）には厳しいドS。それが魔王の右腕だったと、裏切りというキーワードが二重反転しますよ！　思い切って、スケートのダブルサルコウとも言っても過言ではありませんね！！（（
　台詞を辿ると、『あの犬』とあって、すでに犬呼ばわりしていることに笑いました。そして、その後言いなおしているところも笑いました。『あの犬なんて本当はどうでもいいんです！』の『あの犬』で、完全に魔王のことを眼中にないことが分かって、とても面白いキャラクターだなと感じました。しかも、様呼びをシャネアに変えることで、完全に従う相手を乗り換えたという事実が発覚して、魔王がどんどん格下になっていくのがとても面白いです！
　まるで、料理でいえばキャラのフルコースですよ！　いや、トランプのロイヤルフラッシュですね！　流石ですね！　こういう火薬のような強烈なキャラクターを創造なさるとは、これからの物語が楽しみになります！

（あ、これ、シャネノエなのか？　それとも、ノエシャネなのか？　どっちなんだ？）

　では、お久しぶりの褒めントでした。

12話の褒めント
　エールというお酒、飲んでみたいですね。ビールなのか、ワインなのか、焼酎なのか、○○酒なのか、考察が捗ります。（個人的お酒が好きなので、実際に飲んでからまた読んでみたいですね！　きっと飲んだ後と飲む前とでエールのイメージが異なるでしょう。実に楽しみです）
　エールを調べてみたら、ビールの一種のことだったんですね！　これは勉強になります！　ビールに詳しくなれそうで、ナイスエール！
　ここは誤字でいいのでしょうか。
『しかし真目の前で悪さを働こうとするのは流石に』の『真目の前』ですが、『目の前』でなら多少分かるのですが、『真目の前』をネットで調べても、意味が出てこず、少しばかり困っています。よろしければ、教えてください！
　魔王は突っ込みの王ですね。きっと魔力も突っ込みにフルスロットルになっているのでしょう。そろそろ魔王は仲間だと認められると、個人的には嬉しいです。いつか認められるといいなぁ。（仲間だと思っていたら、放置プレイもいいんですけど……）
　では、褒めントでした。
　追記：今週中には読み終わりそうです。その時には、またお別れの挨拶をさせていただきます。

11話の褒めント
　シルルは『くそ』と言ってもいいが、言われることは許可しないのは笑いました。『くそ』という言葉は物質的な『糞』ではなく、感情的なほうの『くそ』の意味で使ったようですね。
『我は世界に名を轟かせたあの魔王』という言葉が信じられなくなりました。きっと、関西弁で世界を轟かせたというイメージしか今は尽きません。（魔王には申し訳ないのですが）
　シルルの『クイズ大会』という言葉を聞いて、クイズという遊びが存在していたんですね。意外とシルルの語学力が広いのも分かります。大炭鉱でもきっと習慣になっているのですね。そういう妄想も捗っていいですね！
　シルルが仲間になるとは、面白いですね！　（空間を司る仲間が仲間になると、空間を壁にしてタンクのような役割を持てそう。シルルの負担が……いや、シルルと魔王のペットプレイも増えるな。ぐふぇぇぐへ！！）
　では、次の話も読ませていただきます！
　追記：シールの固有魔法を使えたら、使いたいことは誰にも入られない1人部屋ですね。その部屋で好きなことをするのがいいですかね。
　では、短いですが、褒めントでした。

10話の褒めント
　突然ですが、誤字のお知らせです。
『しおらしくなったシャノア』とあって、今までシャネア（主人公）と認識していたのですが、シャノアちゃんは今までいたのかなと振り返りながら、思いました。誤字ならいいのですが、新キャラでしたら申し訳ございません。自分の読み込み不足です。
　では、本編の褒めントです。
　『断寒』のような『クールシャット』のルビが英語表記でイメージがつかみやすいです。難しい英文でもいいのですが、（調べるという過程の面白さがあって、難しい方も好みなんですが）そこは分かりやすさを重視すると、簡単な意味で捉えられる英文の方を選択したことはとてもいいお考えだと思います。新規向けや英語を知ったばかりの若い読者だと、簡単なイメージで物語が理解できるので、このルビの表記方法は流石だと思います！
　全体的にキャラが名前を含めて、立ち位置も分かりやすいので、物語も捕捉しやすいのが、あなた様の小説の素敵なところだと思います！！
　『魔王の力で温かくしている』とあることは、魔王は反対に冷えているということでしょうか。シャネアが魔王の力（熱）を頂戴することで、反対に魔王は熱を奪われ、ベッドの上で団子になっているのでしょうか。（だとしたら、いろんな意味で可愛い）
　いろんな意味が相まって魅力的に映える魔王の設定を思いつくだけでも、作者様は素晴らしい！　これからも頑張ってほしいですね！
　新たなる仲間が増えるんですね。それは次回が楽しみですね。
　では、褒めントでした。