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[良い点]
旦那様ったらお見合いの前から無自覚で惹かれていたのですね~。それを見抜き行動したシディアさんカッコイイーっ!男前ですっ!!
[一言]
下の感想小話も面白かったです。罰ゲームについて夫's側は子猫様と同じ目的だったのでしょうね(何せ本が準備されていますからーっ!!)。夫's側からは子猫様は女神様にみえたのでは(笑)。妻’Sとヴォルフが罰ゲーム感覚なのでしょうね・・・(遠い目)
ron4nさま

こんばんは~っ!
感想ありがとうございます♪

旦那さま、実は出会う前から妻のことが気になりまくってました(笑)
シディアさんはたぶん、男性陣全員を操れる唯一の女性(と書いて最強と読む)です♪

小話中編楽しんでいただけたようで嬉しいです!
全くおっしゃるとおりで、ヴォルフを除く(←ここポイント)夫たちは、子猫様と同じ目的で、実はヴォルフと子猫様をたきつけて上手く勝負に誘導していました。
ええ、グレインもレインが「あの本」がお気に入りだと知っていましたからね。ヴォルフに混じってわざとけなして、レインも炊きつけましたとも!(←策士)

ちなみに、妻たちが負けていても、罰ゲームは同じ内容なので、勝っても負けても、夫たちにとっても嬉しいゲームとは知らずに、頑張る妻たち(憐)

こういったゲームになると、どうやら元々チームで動いている夫たちに軍配が上がるようですね!(いい笑顔)

今後も書きたい小話がたくさんあるので、少しずつ打ち込んでいきたいと思いますので、お付き合いいただけると嬉しいです♪

おこた

※というわけで、突発的に思いついた小話です♪
山なし、谷なし(←マテ)の、日常の一コマをどうぞ!↓


---


妻の実験:夫はいつ自然に目が覚めるのか?


 おはようございます。
 今朝はちょっとした実験をしてみることにしました。

 いつもなら、私が起きたら割とすぐに夫を起こすようにしているのですが、今日は起こさずに、このまま寝かせておこうと思います。

 題して『夫はいったいいつ自然に目が覚めるのか? 大実験』です! 

 今日はお仕事がお休みだそうですし、特に予定も入っていません。
 いつまで寝ていても、とりあえず大丈夫です。

 ただ、夫を起こさずに寝かせておくとなると、必然的に私も寝台から降りれないということになってしまうのが辛いところ。
 寝ぼけた夫の攻撃対象にはなりたくないですものね。

 眠る夫をじっくりゆっくり観察するというのも実験の楽しみの一つではあるのですが、それにしてもただ夫を観察し続けるだけでは時間が持ちません。

 なので、昨日の夜の内に、こっそり寝台と壁の間に隙間を作っておいて、時間つぶしになるものを隠しておいたんです!
 夫がぐっすりと気持ちよさそうに眠っているのを確認して、起こさないようにそーっと壁と寝台の隙間に手を入れ・・・あれ? 手が入りませんっ!?
 
 もしかして、夫が寝る前に私が挟まってしまわないように、くっつけておいてくれたのでしょうか?

 あ、でも頑張ればちょっと手が入りそうです。

 うん? 指に何か固いものが触りました。
 あ、たぶんこれが本の背表紙ですね。

 さらに気合を入れて指を伸ばすと、ちょっと背表紙にひっかかりました。

 もうちょっと、もうちょっ、ちょ・・・っ!?
 あっ、ああっ! 指に押されて、もっと奥へいっちゃいましたっ!!

 これ以上は手首の骨が邪魔で奥に入りません。

 こうなったら。
 ・・・本はあきらめましょう。

 編み棒と糸の束も一緒に隠してあるので、そっちで時間をつぶすことにして、今度は枕に近い方の壁と寝台の間に手を入れると・・・おっ、ありました。

 たぶん、これ糸を束に結んでいる部分に触れているようです。
 なんとか指先を糸にひっかけて、落とさないように慎重に、慎重に引っ張り上げていくと、ようやく取り出しに成功しました!

 よっしゃっ!
 編み棒はこの糸の先に括り付けていたので、これで編み物ができ・・・。

 ・・・括り付けていたはずの、編み棒がありません。

 うがぁっ、せっかく糸はとれたのにっ!
 これじゃ全然、暇つぶしができないじゃないですかっ!

 悔しさのあまり枕を叩いてから、キッ、と壁と寝台の隙間を睨みます。

 もうこうなったら、意地でも取ってやりますよ! ある意味これ自体が暇つぶしになっている気がしないでもないですが、とにかくとらないことには私の気がおさまりませんっ!

 気合を入れて寝台と壁の隙間に手を入れた、その時。

 焦げ茶色の瞳が、不思議そうに瞬いていました。

「・・・なにをしているんだ?」

 ・・・あ。
 ・・・夫の観察、忘れてました。

[一言]
いつも、楽しい時間をありがとうございます。
旦那様ったら。。
あと少し先には、グレイン以上のジェラシーの虜なのにねー。うふり。
冷静判断、軽く他人事な感じが後々の苦労を考えるとニヤケル。
しかし、軽くストーカーだなぁ。
早くメロンメロンな旦那様みたいわぁ。
毎回楽しみです。
  • 投稿者: うさすも
  • 女性
  • 2012年 02月22日 22時14分
うさすもさま


こんばんは!
夫、意外と冷静で落ち着いたタイプだったようです・・・妻と結婚するまでは(にやり)。

この後クマさんになったり、ブラックになったり、デレたりと旦那さまは非常に忙しくなると思いますので、今のうち、今のうち♪

そしてグレインを呆れたように見てられるのも、今のうち、今のうち♪(←悪い笑顔)

ハッ!
た、確かに、旦那さま、軽くストーカー!?(驚)
最初はまともな人だと思っていたんですが、そういえば後々の片鱗が垣間見えるような・・・(汗)

メロンメロンで旦那さま目指して、ぱちぱち打ち込み頑張りまーす!!


おこた

※というわけで(←どういうわけだ?)、ながながと続いてしまった、小話中編完結です! 楽しんでいただけると嬉しいです♪↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?⑩


 完全敗北に落ち込みつつ、もといた部屋に夫と共に戻ると、そこには、すでに奥方さまペアと女性団員さまペアが居ました。
 思ったよりも早く勝負がついたようですね。

 勝負の結果を奥方さまに聞こうとおもったのですが、保護者が真っ白になって力なく項垂れているのをみて、そっと視線を外しました。
 聞くまでもないですね、そっとしておきましょう。

 女性団員さまには特に変わった部分は無かったので、どちらが勝ったのか聞いてみたら、どこかすっきりとした顔で、負けちゃった、と言いました。

「いい勝負だと思ったんだけど。私もまだまだね」

 もっと練習しなくっちゃ、と晴れやかな笑みを浮かべる女性団員さまは、とても前向きで素敵だなぁ、と思ったのですが、なぜか女性団員様の背後でご同僚が顔に片手を当ててひどく落ち込んでいます。勝負に勝ったはずなのに、どうしてご同僚のほうが負けたみたいな様子になっているのでしょうか?

 とりあえず今のところ、2対1で男性陣が優勢です。
 あとは友人と子猫さまの勝負次第、ですね。

 お茶を飲みつつどきどきしながら待っていると、隣の部屋から友人ペアが出てきました。

「どうでしたか!?」
「勝ったよ。少し危なかったけどね」

 友人に駆け寄って聞くと、にっこりと笑顔で答えてくれました。
 これで、2対2で同点です! 思わず歓声を上げて友人に抱きつくと、なだめるように頭を撫でてくれます。それが気持ちよくて目を細めて撫でられるままになっていたら、いきなり後ろから引っ張られ手友人から引き剥がされてしまいました。

 なんだか、この感覚にも慣れてきましたが。
 女性のウエストは引っ張るものじゃありませんよ! という抗議を込めて引っ張った犯人、夫を見上げると、夫は友人を睨んでいました。

 なんで睨むんですか、と聞こうとした途端。
 背筋が冷たくなるような視線を感じて反射的に友人のほうを見ると、同じようにウエストに腕を巻きつけられ、真っ青に青ざめている友人の後ろから、元夫が凍えそうな視線で私を睨んでいました。
 だから、なんで!?

「たっだいま~っ!」

 だらだらと冷や汗を流しつつ、視線だけで会話しているらしい夫と元夫の様子を窺っていたら、子猫さまが元気よく部屋に入ってきました。
 きゅ、救世主です!!

「お、おかえりなさいっ! ど、どうでしたか!?」
「私が負けるわけないでしょう!」

 慌てて声をかけると、えっへんっ、と胸を張ってみせる子猫さまに、きゅんっ、となってしまいました。うん、子猫さまって、本当にかわいい方ですっ。

「ヴォルフ」
「仕方ねーだろ。で、どうだったんだ?」

 夫がものすごく不機嫌そうな声で低く店主さまに声をかけたのですが、店主さまは気にせずに全員が揃っているのを確認して尋ねてくるのを聞いて、はっと我に返りました。

「2対3で私たちの勝ちよ」

 奥方さまが微笑みながら答えました。
 そうです。
 女性陣の勝利ですっ!

 ああっ、女性陣で勝利の喜びを交し合いたいところなのですが、夫が離してくれませんし、友人も捕獲されたままですっ。

「やったぁっ! じゃぁ、ヴォルフたちは罰ゲームね! あ、もちろん敗者に拒否権は無いから」

 ・・・うん? 罰ゲーム?
 心底嬉しそうな子猫さまの言葉の中に、なんだか初めて聞く単語があったのですが。
 というか、子猫さまが嬉々として本棚に走って持ってきた本に、なんとなく、見覚えがあるような?
 ・・・なんだか、非常に嫌な予感がするのですが。

「全員、『愛の萌芽』を完全読読破したうえで、367ページ5行目から暗唱しなさい!」

 え。
 ちょ、ちょっとまっ、ええええええええっ!?
 それは、まさか、あの恋愛本ですか!? (*参照 小話集『秘任務:夫に無茶振りし、その反応を確認せよ!』)

 だ、ダメです、駄目ですっ!
 それは危険です、主に私に対して危険すぎますっ!!

 思いっきり暴れて夫の腕から逃げ出そうとしたのですが、いつの間にかさりげなく両腕も両足も動かせないように、しっかりと抱き上げられていて、ほんの少ししか身体が動かせませんっ。
 それでも諦めきれずに必死に夫の腕から逃れようと身体をひねっていると、子猫さまが不思議そうに私のほうを見ました。

「・・・クマにつかまったシャケ?」

 だれがシャケですかっ!

「それじゃ、それぞれ一対一で暗唱することにしようか」

 いつの間にか復活していた保護者が朗らかに言うのと同時に、きゃあっ、という可愛らしい悲鳴が上がりました。見ると、奥方さまと女性団員さまがそれぞれ捕獲さ、抱き上げられています。

「ああ。君たちが大好きな『愛の萌芽』は、ちゃんと一冊ずつ用意してあるから安心しなさい」

 確かに『愛の萌芽』は名作だと思いますし、女性陣全員のお気に入りの一冊ではありますが。
 それがどうして、この保護者宅に人数分用意されているんですかっ!?
 ま、まさか。
 慌てて友人の方を見ると、友人が再び真っ青に青ざめ、元夫が、にやり、と笑っているのを見て、確信しました。

 は、嵌められたぁっ!!

 結局、奮闘むなしくあっさりとそれぞれの客室へと連れて行かれてしまった私たち女性陣は。
 勝負に勝ったのに、ある意味、罰ゲームを受ける羽目になり。

 ・・・もう二度と、夫たちと勝負するのはやめよう、と心に決めました。



―――

というわけで、勝負は妻ズの勝利!だけど、本当の勝利を収めたのは夫ズだったりと・・・(汗)
ある意味、レインVSグレインは、グレインの勝利だったようです(苦笑)

・・・ちなみに、クマとシャケのイメージは、ヤフーの画像検索でみつけた可愛いイラストが元になっています(笑)
[一言]
レインの口から出た「夫」の一言嬉しかったんだろうな…(*´∀`)

旦那様のご飯を作る新妻レインの図も脳内妄想しちゃったのかしら…(*´∀`)

レインの「黒髪の娘」にむける(おそらく)自分には向けられたことのない愛しそうな顔にプッツンしちゃったんだろうな…(*´∀`)


きっと今晩は大変だぞ♪レイン♪(*´∀`)♪

てなことを妄想竹をワッサワッサ生やしながら読んどります←変態
  • 投稿者: リィ
  • 女性
  • 2012年 02月22日 12時33分
リィさま

こんばんは~!
返信が遅くてすみません!

グレイン、何気にレインの一挙手一投足に影響受けてます(笑)

ええ、グレイン、わんこ系ですから!(いい笑顔)

かわいらしいエプロンを身に着けて、自分のためだけ(←ここポイント)にご飯を作ってくれるレイン。そりゃ機嫌も良くなりますね。

そしてそして、自分は見たことのない表情を惜しげもなく見せる相手 = 敵という図式がグレインの中で組み立てられたんだろうな、と。

うん、いろんな意味で頑張れ、レイン!(そして妻!)

今回更新分で、しばらくレインは出てこなくなりそうな予感ですので、グレインも少しは落ち着くはず?

それにしても。

妄想竹(笑)がわっさわっさと生えているところを想像すると、おこたもワッサワッサと妄想竹が生えてきました!(ビバ妄想)

というわけで、これからもぱちぱち打ち込みがんばりまーす!


おこた


※妄想竹が伸びて伸びて・・・わっさわっさと生える竹林の陰から小話中篇をお送りします♪↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?⑨


 夫の肩に座った状態で、手を伸ばして赤い玉を取りました。
 これで三つですね!

 もう目的は果たしたので、降ろしてほしいのですが、私の足を抑えている夫の腕はぴくりとも動きません。

「旦那さま、どうしたんですか?」

 今は肩に座らされているので、夫の頭頂部が私の視線の下にあります。
 おおっ、なんだか新鮮な眺めですね!
 ついでに意外と柔らかい夫の焦げ茶色の髪の手触りをこっそり楽しみつつ、下ろそうとしてくれない夫に聞いてみました。

 夫は私を見上げたかと思うと、ぐるり、と周囲を見回しました。
 夫の視線につられて周りを見回すと、 あっ、あそこにも玉がありました! そっちにもある!

 たぶん私が普通に立っていては見えない棚の上の奥のほうに、赤い玉が二つ別々に置かれていました。夫に抱えてもらって居なかったら、これは見つけられなかったかも知れません。
 んん? でも、これは勝負なのに、敵に塩を送るような真似をしていいのでしょうか?

 ちらり、と夫を見下ろすと、焦げ茶色の瞳が、どうぞ? とどこか楽しげにこちらを見ていました。
 むむむ。これはもしかして、ものすごく余裕な感じなのでしょうか?
 いいでしょう! それでは遠慮なく取らせていただきます! さらに二個ゲットですよ!

 そのあとに下ろしてくれるように頼むと、今度はあっさりと下ろしてくれました。
 よーし、捜しまくりますよっ!

 そこからは怒涛のごとく順調に玉を見つけ出したのですが。
 ・・・最後のひとつが、どうしても見つかりません。

 机の中、ソファの隙間、カーテンの陰、装飾品同士の隙間、扉の隙間などありとあらゆる場所を探したのですが、やっぱりありません。
 うーん? どこか見落としているのでしょうか? 砂時計はもう少しで全部落ちてしまいます。急がないと!
 私のとっておきの隠し場所である、鏡の裏や机の引き出しの裏、カーテンのひだの間とかも探して見たのですが、やっぱり見つからず、ついに砂が全部落ちてしまいました。

 ああっ、私の完全勝利の道がっ!
 兄弟たちと勝負する時は、いつだって完全勝利だったのにっ。

「旦那さま、最後のひとつ、どこに隠したんですか?」

 連続勝利記録が途絶えてしまった悔しさに、歯噛みしながら夫を見上げると、夫はすっ、と私の後ろの本棚に手を伸ばしました。
 本棚の一番上の段から一冊の本を引き出して、その後ろから最後の赤い玉を取り出して私に渡してくれたのですが。

 ず、ずるいっ!

 あ、いや、本来は全くずるくないですし、ルールにのっとった全く正当な隠し場所なのですが。
 でも、その前にわざわざ見つけやすいように高いところを捜す手伝いをしてくれたら、もう私の手の届かないところにはないと思っちゃうじゃないですか!
 宝探しに心理作戦まで追加してくるなんて、ずるいですっ! 大人気ないですっ!
 と抗議したいんですが、残念ながら、元々この宝探しは子供の遊びでした。

 二重の敗北感に打ちひしがれていたのですが、まだまだ勝利の可能性はあります。
 夫が私の隠した玉を二つ以上見つけられなければ、私の勝ちですしね!

 気持ちを切り替えて、隣の部屋に移動して、私が隠した青い玉を夫が捜し始めたのですが。

 ・・・砂時計が半分落ちる前に、全部、見つかってしまいました。

「なんでっ!? なんでそんなに簡単に見つけられるんですか!?」

 自信を持って隠した玉が、目の前で次々とあっさりと流れるように見つけられていくの唖然と見ていた私は、最後の一個がカーテンのひだの陰から見つけられてしまったときに、思わず叫んでしまいました。
 だって、本当に自信があったんです。見逃しやすい机の裏だってあっさり見つけていましたし。あまりの悔しさに地団駄踏みながら夫に聞くと、夫が不思議そうに目を瞬かせて、ちょっと首を傾げました。

「さっき、自分で捜していただろう?」

 ・・・完敗です。

[良い点]
我が儘聞いてくれたおこた様ったら、なんていい子!(*^^*)←何様っ( ̄0 ̄;)
[一言]
なんでしょう、このロックオンされた感。さすがは旦那様。

しかし、旦那ーズの腹黒感&スカした(死語)態度、なかなかに萌えますなぁ(笑)

これが嫁さんズの前ではデロデロになるのか…(  ̄▽ ̄)

小話中編もいよいよ佳境!?夫婦対決楽しみです♪


  • 投稿者: リィ
  • 女性
  • 2012年 02月13日 21時22分
リィさま

こんばんは!
昨日のうちに返信できなくて、すみません!

いい子ですと!?
わーい、褒められたっ!(幸)

旦那ーズ、腹黒感満載です(笑)
ええ、今はスカして余裕ぶっていますが、いつまでもつことやら(いい笑顔)

まだ打ち込んでいないので予測ですが、たぶんあと三話くらいで終われるかな?と思っています。

いつか、徹底的に甘々な夫妻ズを書いてみたい、と思う今日この頃(←挫折フラグ)。
甘々頂上決戦とかしたら、誰が優勝するんでしょう・・・?(妄想中)

はっ、いやいや、まずは今の小話を完結させねば!

というわけで、小話の続きをお送りします!


おこた

※さぁ、妻と夫の勝負(宝探し)や、いかに!? 妻ターンです。楽しんでいただけるといいなぁ、と願いつつ↓


―――

もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?⑧


 10個全部隠し終わりました!
 ふふふ、今回はかなり自信ありですよ!

 まだ砂は全部落ち切っていないので、わざとちょっと物の位置を変えてみたり、全然触っていない場所をあえて少し触ってみたりしました。
 夫はちょっとしか室内を見ていませんでしたが、逆にちょっとだったからこそ、瞬間的に物の位置とか覚えていたりするものですからね。

 砂が落ち切る少し前に廊下に出ると、ちょうど夫も廊下に出てきたところでした。
 うーん。この感じは夫もなかなか自信があるようです。
 でも、私も負けませんよ!

 ここからは、二人一緒に行動します。
 探す時間は決まっているので、同時にそれぞれ探すというやり方もあるのですが、私は見つけるか、見つけられてしまうかのドキドキ感が好きなので、1人ずつ探すやり方を採用させてもらいました。

「どちらが先に探しますか?」
「・・・後で」

 私は先攻後攻どちらでも構いませんので、夫に尋ねてみると、少し考えてから後攻を選択しました。
 じゃ、まずは私からですね!
 夫が隠した部屋に入って砂時計をひっくり返して、宝探しスタートです!

 って、あ、みっけ!
 砂時計をおいている机の置物の上に、ちょこん、と赤い玉が乗っかってました。

 すごい。隠す気ないですね!
 いや、でも今ここに目が行かなかったら、案外気づかなかったかも?

 ぐるり、と部屋全体を見回すと、あと二つ、そのまま置いてあるのを見つけました。

 ひとつは棚の上に、ひとつは窓枠の上のすみっこにあります。

 やっぱり隠す気なかったんでしょうか?

「旦那さま、宝探しってやったことありますよね?」

 あまりにも堂々とそのまま置いてあるので、心配になって来ました。
 夫はちょっと考えたあとに、こくり、と頷きます。なんだか今、微妙な間があった気がしますが、やった事はあるんですね。

 では、堂々と取らせて頂きましょう!

 ・・・と思って手をのばしたのですが。
 届きません。どうやっても届きません!

 背伸びをしても飛び跳ねてみても、あと一歩及ばず。
 椅子に乗って取ろうとも思ったのですが、どういうわけかこの部屋には、椅子がありませんでした。じゃ、せめて何か棒のようなものがあれば、と見回してみたのですが、それもありません。

 こうなったら、ちょっと行儀が悪いのですが、机を動かしてそれに乗って取ろう、と思ったら、机は床に固定されていました。

 ・・・どうしましょう。こんなことをしているうちにも砂はどんどん落ちて行ってしまいます。
 えーい、仕方ありません!

「旦那さま、お願いしてもいいですか?」

 本当は、見つけた宝は自分の手で取ってこそ醍醐味があるとは思うのですが、背に腹は代えられませんね。
 背が高い夫なら余裕で届くはずなので、お願いしたところ。
 えっ、と思う間もなく、一気に視界が高くなりました。

 どうやら、夫に片腕でひょいっと抱き上げられ、左肩に座らせられたようです。

 ・・・あのー、旦那さま?
 私がお願いしたのは『取ってください』という意味で、抱き上げてくれって意味じゃなかったんですが、と主張してみたのですが。

 ・・・夫は、降ろしてくれませんでした。


[良い点]
旦那様視点で新事実や謎が解明されて引き込む重力ぱねっすo(≧∇≦)o
特にシディアさんも訪れし者とは(驚!)
…因みにに子猫さんもそうみていいのかな?彼女はイメージ的に引き込もるような感じはしないのですが?。ただ単に騙されて結婚させられただけ(?_?)。今後の展開がとても楽しみです♪
[気になる点]
おこた様自身での目標追い込み漁(笑)
嘘です。読み手としては感謝×2です。
でも目標の期限については旧歴で対応する裏技(?)も提案したいです。(…だって旦那様編、とても奥が深そうですもん(*_*;)
[一言]
奥様もちら出演し益々面白くなりそうですね(喜)
その上感想小話にも目が離せません!
どちらも楽しみにしてます
ron4nさま


こんばんは!
夫視点、楽しんでいただけているようで、すごく嬉しいです♪

ただ、妻視点よりも広範囲をお届けするはずが、妻が出てきた途端に妻ばっかりに目が行ってしまっている旦那さまをどうにかしたい今日この頃です(苦笑)

シディアさん、実は訪れし者でした。
でも訪れし者だということは公に公表されていないので、妻たちはまだ知りません。

子猫さん(ミリディア)と女性団員さん(エーファ)は訪れし者ではないのですが、二人ともそれぞれ大きな問題を抱えていたので、保護者の保護&関心の対象(=獣の見合い対象)になってしまった方々です。

ron4nさまのおっしゃる通り、子猫さんの場合は、訪れし者だったとしても、引きこもることはないですね! 保護者の胃が痛くなるほど暴れまくること間違いなしです!(いい笑顔)

結婚に関しても、子猫さんは興味の対象には意外としっかりしている方なので、騙されることはないかな、と。
・・・むしろ、しっかりと店主さま(ヴォルフ)を騙す側だったり・・・(汗)
「大柄×小柄」、「見た目おっさん×見た目幼女」の格差カップルでありながら、性格面では「猛獣×猛獣」の一番のお似合い(同種?)カップルです(笑)

追い込み漁、まさに追い込まれ中です(←自業自得)
旧暦で対応!?
そ、それ、素敵ですっ!!(嬉)

旧暦だと、今日は1月24日。
おおっ!まだまだ時間があるっ!(心の余裕)

心の余裕もできたところで、これからまた頑張りますね!(やる気満タン)


おこた

※感想小話(?)ももうすぐ妻と夫の直接対決です! さてさて、どうなることやら・・・↓

―――

もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?⑦

 男性陣は最初から、夫婦直接対決に持ち込む気だったに違いありません。
 だって、一瞬も迷いませんでしたよね、今。きっと、どんな対戦内容だったとしても、自分の奥さんを対戦相手に選んだと思います。

 ・・・なんでしょう、この余裕な感じ。
 ちょっと、むっとしてしまいます。

 ちらり、と他の女性陣を見ると、皆さん非常に好戦的な笑顔を浮かべていました。
 奥方さまの切れ長できれいな瞳が、ゆっくりと私たち女性陣を見回します。

 勝利あるのみ。

 も、もちろんです! 絶対勝ってみせますとも!
 反射的に伸ばした背筋に冷たい汗が流れていったのは、きっと緊張のせいです。
 ええ、別に奥方さまの視線や今にも走り出してしまいそうな子猫さま、ちょっと切れかっている友人、楽しみで仕方がないというような女性団員さまの雰囲気に飲まれてしまったわけじゃないですよ!

 というか、なんで皆さんこんなに好戦的な感じなんでしょうか?
 不思議です。

「対戦を始める前に・・・私とグレインは、右隣の部屋でいいね。エーファたちは一番奥の部屋にウェレスの綱を用意してもらってあるから。ミリディアたちは・・・この階は立ち入り禁止にしようか」
「その方がいい。他のゲームが成り立たなくなるだろうからな」

 屈伸運動を始めている子猫さまを見た友人が、侵入禁止区域を広げました。
 うん、正直、子猫さまと店主さまの鬼ごっこが部屋に入ってきたら、勝負どころの話じゃなくなってしまいそうな気がします。

 結局、奥方さまたちは左側の部屋を、私たちはこの向かいの二部屋を使うことになりました。
 団体戦とはいえ、勝負はそれぞれ個別に行いますので、勝敗が決まったところでこの部屋に戻ってきて、すべての勝負に決着がつくのを待つことになるそうです。

 この中だと、私の宝探しだけがある程度時間が決まっているものですものね。
 女性団員さまのウェレスや子猫さまのトールダーは、一瞬で勝負がつくこともあるそうですが、友人のグルークは一勝負に相当な時間がかかりますし。
 奥方さまの舌戦は・・・保護者のためにも、短時間で決着がつくことを祈っておこうと思います。

「それじゃ、始めよう」

 友人の合図に、女性陣は視線を交わし合って、お互いの健闘を祈りました!
 視界の隅で、男性陣も視線を交わし合っていたのですが、なんだか、健闘を祈る、というような感じではなかったような・・・?

 ちょっと不思議に思いつつ、友人に用意してもらった赤と青10個ずつの小さな玉を持って廊下に出ました。夫は、少し大きめな砂時計を二つ持っています。

「旦那さまは、どちらの部屋に隠しますか?」

 私たちの勝負には二部屋使うのですが、どちらもしっかりと整頓されていて、玉を隠すのはなかなか難しそうです。本当は、子供部屋みたいにあちこちに物が散乱しているような部屋の方が隠しやすいし、探しがいがあるんですけどね。

 夫はじっと私を見た後、右の部屋を選びました。

「じゃ、赤い玉を隠してきてくださいね。私はこの青い玉を隠してきますから、砂が落ち切ったら、またここで会いましょう!」

 夫に赤い玉を渡して、代わりに砂時計を一つ受け取ります。夫は小さく頷いて、砂時計をひっくり返して右の部屋にはいていきました。
 私も同時にひっくり返した砂時計を持って左の部屋に入り、テーブルの上に置いておきます。

 さて。
 ・・・ここらからが私の本領発揮です!



[良い点]
旦那様のモヤモヤ加減
[気になる点]
ニヤリ笑いが止まらず家族が不気味がってひいていた事…
[一言]
なんてことでしょう…旦那様が格好良いではないですか…いろいろな妄想が湧き上がり、止まりませんニヤリ。旦那様の姿を妄想しています…きっと、アメリカの、南北戦争とかで着ていた、一般兵のような格好なのよと萌えてみたりしながら、悶えていましたよ…あまり装飾のない服で、実用一点張りの感じで所々破れと返り血があって、硝煙の匂い漂う感じかなぁ…と、ちょっと想像してしまいました…旦那様編のあまりの萌えの深さにはまり込みそうです…まだ奥さんでてないのに…応援してます。インフルエンザや寒さに負けず頑張って下さいませ〜ニヤリ
  • 投稿者: りょく
  • 30歳~39歳 女性
  • 2012年 02月08日 14時41分
りょくさま

こんばんは!
旦那さま、一話目からもやもやしております(笑)

旦那さまかっこいいですか!(嬉)
今日の更新分で、やっとこちらりと妻が出てきたのですが、妻視点と合流するのはもうちょっと先になってしまいそうな予感・・・というか、下手したら夫視点のほうが妻視点よりも話数が多くなってしまいそうな予感です(汗)

狩りのときの服装や愛用の商売道具やら装備やらの細かい描写を入れようか迷っていたのですが、そうすると、さらにさらに話が長くなってしまいそうなのでカットしました(苦笑)

うん、いつか小話で出せたらいいなぁ、と。

りょくさまもインフルエンザにはご注意を!
寒さに負けてしまいそうな今日この頃ですが、頑張りまーす♪

おこた


※小話が・・・あれ?コレ小話?って感じになってきてしまっております・・・(汗)少しでも楽しんでいただけているといいなぁ、と願いつつ。↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?⑥

 夫の視線の意味が非常に気になりますが、ここはひとまず置いておいて、目の前の勝負に集中すべき時です!
 私の対戦相手が夫だとは限りませんしね。
 むしろ、夫じゃないほうがやりやすいかもしれません。

 女性陣はそれぞれ、自分の得意な勝負の内容を書いた紙を持ちます。

 友人は、「グルーク」という盤上ゲーム。
 ルールはシンプルに王のコマを取ったほうが勝ち、というものなのですが、それ以外の要素があまりにも複雑で、私には覚えられませんでした。本物の戦争を見立てたコマの動きになっているそうで、知能派のゲームです。

 女性団員さまは、「ウェレス」というバランスゲーム。
 二本の綱の上から相手を落としたほうが勝ち、というゲームなのだそうです。相手の身体には直接触れずに、綱を揺らしたり、引っ張ったりすることでバランスを崩させるものだそうなので、バランス感覚に自信がある女性団員さまにはぴったりのゲームなのだとか。

 子猫さまは、「トールダー」という鬼ごっこ。
 逃げ隠れする相手を捕まえて、指定の場所まで連れて行くというもので、この建物全体を舞台とした勝負になるのですが、女性団員さまたちがウェレスで勝負している部屋だけは侵入禁止になりました。うん、すばしっこい子猫さまが本気で走り回ったら、バランスゲームなんてやってられないですものね。

 奥方さまは、「舌戦」という議論勝負。
 これは正反対の主張をしあい、言葉に詰まったり、主張に矛盾が生じてしまったほうが負けというものだそうです。主張はたとえば、政治的な政略案でもいいですし、朝ごはんに卵があったほうがいいかどうかとか。何でもいいみたいですね。正直、私なら絶対に対戦したくありませんが。

 そして私は、「宝探し」という探し物ゲーム。
 お互いに10個ずつ小さな玉を隠して、制限時間内に多く相手の隠した玉を見つけたほうが勝ち、というシンプルなゲームです。このゲームだけは、昔から得意なんですよ! 兄弟たちのなかでも私が一番上手に隠しますし、見つけ出すもの私が一番でした。

 この中のどの勝負を選ぶのかは男性陣次第ですが、実は、なんとなく対戦相手が絞り込めているんですよね。
 友人のグルークの強さは有名だそうで、おそらく保護者か元夫、夫の三人のうちの誰かが対戦相手になると思います。
 女性団員さまのウェレスは、体重の問題で、店主さまと夫は無理だそうです。
 子猫さまのトールダーは、それこそ相当素早い方でないと、捕まえられません。
 奥方さまの舌戦は・・・うん、たぶん、誰もやりたがらないので、保護者で決定でしょう。
 私の宝探しは、誰でも出来ますが、性格的な問題で店主さまはないと思います。

 そうなると。
 ・・・あ、まずい。

 男性陣が、それぞれの対戦相手の前に立ちます。
 私の目の前には、焦げ茶色の瞳で静かに私を見据える夫が立っていて、思わず気が遠くなりそうでした。

 ・・・やっぱりこれ、夫婦対決になりますよね?


[一言]
おお、夫視点を読むと妻視点の謎がよくわかります。

てか、夫はまともな思考の持ち主だったんですね…

渋い!

更新、楽しみにしてます♪
夏目さま

こんばんは!
妻視点は妻の性格そのものの、わき目も振らず一直線な感じだったので、夫視点ではいろいろ周囲を見回してもらおうと画策中です(謀)

夫、基本的にはまともな思考の持ち主なはずなのですが、たぶん、妻視点と合流するあたりからちょっと・・・(滝汗)

でも、結婚成立前の夫視点はどうしても妻視点との雰囲気がかなり違ってしまうので、早く妻視点と合流したいなぁ、と思う今日この頃です(苦笑)

更新、週1状態が続いてしまっていますが、今週はもうちょっと頑張って更新したいと思います♪

おこた


※御礼小話も続き物になってしまっているので、ある意味更新!? というわけで、楽しんでいただけると嬉しいです♪↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?⑤

 とりあえず。
 明日は友人のお店にクコールの元になるセグの実を買いに行こうと思います。
 うん。今なら、ものすごく美味しいクコールが作れそうな気がしますよ!

 楽しみにしていてくださいね! という視線を夫に向けると、夫がちょっと頷きました。夫もかなり熱心に醸成講座に聞き入っていましたから、手順が分からなくなったら後で夫に教えてもらえますし。

 それにしても、頭の中がクコールで一杯で、飲んでもいないのに酔っ払ってしまいそうです。クコール、いや、女性団員さま、おそるべし。

 それからお互いに最後の出題を出し合ったのですが。

 すでに皆さん疲れ切ってしまっていたので、いまいち生彩に欠ける出題だったのですが、最後の最後で友人が見事に正解してくれて、見事女性陣が勝利しました!
 これで勝負内容の決定権は女性陣のものです!

 ・・・って、まだ勝負そのものが始まっていないんですよね。予想外に出題合戦が長引いてしまったので、いったん少し早めの夕食をご馳走になって、その後に勝負をつけることになりました。

 いつものことですが、保護者宅のご飯は本当に美味しいです。デザートの後のお茶も絶品ですね。
 元々、今日は昼過ぎから夕飯までゆっくり皆さんとおしゃべりをしながら過ごすのが目的だったはずなのですが、一体何がどうなって勝敗を決することになったのやら。

 でも、やるからには勝ちますよ!
 勝負は一人ひとりが一対一で戦う団体戦ですから、負けるわけには行きません。
 対戦相手が誰になるか分からないので、一番自信がある勝負で挑む予定なのですが、ちょっと緊張してきてしまいました。

 他の面々を見ると、自信があるのか、落ち着いています。
 というか、先ほどから気になって仕方がないのですが、男性陣が視線だけで何か話し合っているようなんですよね。さすがに、その内容までは分からないのですが、対戦相手について話し合っているのでしょうか。

 私の視線に気付いた夫が、一瞬だけ視線会議から外れて、まっすぐに私を見てきました。それは本当にほんの一瞬で、すぐにまた視線会議へと戻っていったのですが。

 ぞくり、と。
 背筋に震えが走りました。

 い、今のは、いったい・・・?
 一瞬の出来事だったので、もしかしたら見間違いだったのかもしれませんが。
 夫の焦げ茶色の瞳には、いつもの優しい色ではなく。
 これまで見たことがないような、なにか得体の知れないなにかが浮かんでいたような・・・?

「じゃぁ、そろそろ、勝負を始めようか?」

 ・・・うん。ある意味、絶妙なタイミングです、レインさん。



[一言]
きゃー!!(歓喜
旦那様が色々考えてる!動いてる!
そして、まともだ!
奥さん視点より、まともな思考者っぽい!!
視点を変えて楽しめるって本当に二度美味しいです。気になってたお仕事も判明してスッキリ幸せ。
連載開始嬉しいです。
また、楽しみにしてます。
毎度幸せをごっつぁんです。

  • 投稿者: うさすも
  • 女性
  • 2012年 02月05日 14時36分
うさすもさま

こんばんは!
旦那さま、いろいろ考えてます(笑)

奥さんはどちらかというと直感で動く思い込んだら一直線の猪突猛進タイプ、旦那さまは経験的思考と野生の勘で動く臨機応変タイプかなぁ、と。

臨機応変すぎて、これからいろいろ「おぃおぃ、旦那」と、突っ込まれてしまいそうなこともしでかしたりすると思いますが、生あたたかい目で見守っていただけると嬉しいです(生暖かい笑顔)

楽しみしていただけるとっ(嬉)

うさすもさまに幸せをお届けできるように、頑張らせていただきますねっ!!

おこた

※というわけで、小話とかいっておきながら、微妙に中編っぽくなってきてしまっているオールメンバー小話の続きをお送りいたします!↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?④


 出題は、接戦になりました。
 7問目の出題が終わって、正解した数は2対1で女性陣の方がわずかに勝っています!

 意外と男性陣は引っ掛け問題が苦手なようです。もちろん、私たちが知恵を絞りあって、友人が一人ひとりに合わせた罠を仕掛けた問題ですから、そう簡単には解けないと思うのですが、ものの見事に引っかかってくれました。
 実は男性陣から出題される問題も比較的簡単なものが多かったのですが、子猫さまが暴走したり、友人が自爆したりと、まぁ、いろいろありまして、全問正解にはいたりませんでした。

 でも、次は男性陣からの出題ですから、これに正解できれば少なくとも負けはありません!
 引き分けになってしまう可能性もありますが、その時はその時で友人がルールを決めてくれるでしょうから、問題ありませんしね。

 次の出題は、店主さまのようです。
 負けをなくすためにも、この問題は外せませんよ!

「次いくぞ。クコールの精製方法は?」
「ちょっと待った! それ、一般常識じゃなくて、専門知識じゃないか」

 集中して問題を聞いていた友人が、待ったをかけました。
 クコールって夫がいつも晩酌で飲んでいる、あのものすごく強くて美味しくないお酒ですよね。確かにお酒はお店で買ってくるものであって、作り方とは一般常識とはいえませんよね、と思っていたら、子猫さまと女性団員さんがちょっと首をかしげるのが見えました。

 同じように少し首を傾けた店主さまが、にやり、と笑っています。

「いや? クコールはどこの家でも自分で作るもんだろ」

 えっ、そうだったんですか?
 驚いて夫の方をみると、小さく頷いています。
 ということは、これまで夫が飲んでたあのお酒って、夫が自分で作っていたのでしょうか?
 いったいいつの間に、と思うのと同時に、なんだかものすごく悔しい気がしてしまいます。

 これはきっちり作り方をきいておいて、後で試してみなければ!

 そう思って友人の方をみると、こちらを見ていました。うん? この感じはもしかして知らないのでしょうか? そういえば、さっき一般常識じゃないって言ってましたしね。
 奥方さまも、子猫さまも回答しようという雰囲気ではありません。女性団員さんも少し困ったような顔をしています。
 あれっ?
 本当に答えれる人がいないんですか!?

 元夫が数える数字はどんどん30に近づいてきてしまいます。焦っている私をよそに、ついに時間切れになってしまいました。
 ああっ、負けなしへの道がっ!

「エーファ。どうして答えなかったの?」
「だって、30数える内には答えられないもの」

 子猫さまが聞くと、女性団員さんが苦笑しました。子猫さまも、奥方さまも納得したように頷いているのですが、30数えるうちに回答できないって、どれだけ手間隙がかかるんでしょか?

「ちなみに、どうやって作るんですか?」

 つい好奇心に負けて聞いてしまったのですが。
 あの、どうして女性団員さんの目がきらきらと輝いているのでしょうか。
 どうして、子猫さまと奥方さまが、あーあ、という顔をしていらっしゃるのでしょうか!?

 それからしばらく、女性団員さ・・・女性団員さまによるクコールの醸成講座が開講され、またもやゲームが中断されてしまったのでした。
 後で聞いたら、女性団員さまは、この街一番のクコール作りの名手なのだとか。

 ・・・この出題合戦、どこに地雷があるのか、本当にわかりません・・・。




[気になる点]
悪いのは私です…
[一言]
すみません!
小話続き読みたいため「「だけ」」に書きました\(__)

…だって、続き気になるんですもん(←可愛くない)
  • 投稿者: リィ
  • 女性
  • 2012年 02月05日 14時35分
リィさま

こんばんは!
悪い点、どきどきしながら見たら、爆笑してしまいました(笑)

くぅっ、小話の続きが読みたいだなんて、なんてかわいいことを言ってくれるんですかっ(萌)

まだ続いてしまっていますが、喜んでお贈りさせていただきます!!

うん、おこた幸せ者♪(幸)

おこた


※というわけで、小話の続きをお送りします! 受け取ってくださーいっ!(押し付け)↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?③


 保護者夫妻がとりなしてくれて、混乱がどうにか収まり。
 出題の続きをすることになったのですが、まだ最初の二問だけで気分はへろへろです。

 私もそうなのですが、友人は私以上に青ざめてしまっていました。やっぱり、店主さまの重圧のせいでしょうか?

「き、気を取り直して、次の出題に行こうか。ミリディア」
「えーと。大きさの異なる三つの器に飲み物を均等にを分けるには、どうすればいいでしょうか!」
 
 引きつった友人の指名を受けて、子猫さまが店主さまを指差しながら元気良く出題しました。
 ・・・うん? これさっき作戦会議できいた問題と微妙に違うような・・・?

 問題を考えた女性団員さんを見るとあらら、とちょっと困ったような表情になっていて、友人は片手で額に当ててうつむいてしまいました。

「・・・一番小さい器で測って、普通に分けりゃいいだろ」

 ・・・えーと。
 この問題って、どんなに早く答えようとしても、30数える内には回答できない、素晴らしい問題だ、ってさっき盛り上がっていたような気がするのですが。

「・・・正解」
「あれ? これってそんなに簡単な問題なの?」

 駄目じゃない。と言いたげな視線を女性団員さんに向けた子猫さまの頭を、奥方様が両手の拳で挟んでぐりぐりしました。

「い、いたた、いたたたいっ!?」
「ミリィ。ちゃんと丸暗記しなさいと言ったわよね? 一字一句間違えないように、省略も駄目だって言ったでしょう?」

 あわわっ、奥方様の笑顔が、笑顔が怖いですっ!
 男性陣のほうを見ると、保護者がものすごく気の毒そうな顔で子猫さまを見ていました。
 あ、やっぱり痛いんですね、あれ。そうですよね、相当力が篭ってますものね。子猫さま、涙目になっちゃっていますし。というか、保護者はやっぱりあのぐりぐりをされたことがあるんですね・・・。

 私、ちゃんと問題覚えてますよね!?
 うう、なんだかものすごく不安になって来ました!

「バカだな」
「なによっ! ちょっと忘れただけでしょ!」

 あわや、店主さま対子猫さまの紛争が勃発かと思ったのですが、素早く友人が何かを子猫さまの耳元で囁きかけ、子猫さまがにんまりと笑って引き下がりました。

 なんとなく、今のはあまり良くない笑い方だったんですが、多分、気にしちゃいけないと思います。下手に口を挟んだら、もれなく巻き込まれてしまいそうですものね。同じことを思ったのか、女性団員さんと目が合い、深く頷きあいました。

 うん、ここは気にしない方向で行きましょう!

 全力で気にしないことにした、その結果。
 ・・・後で全力で後悔する羽目になりました。



[一言]
お久しぶりです(/-\*)

小話&活報は拝読させていただいていたのですが、読み逃げしておりました(;>_<;)
ストーカーにあるまじき行い、深く反省しております。

それはさておき…
待ってました!我らがむっつ…イヤイヤ寡黙な旦那様視点!!

優秀な副長(浅黄様)により別動隊にも第一級準備体制の号令もかかりましたし、これからの展開が楽しみです♪

やっぱり副長に(勝手に)任命して良かった(≧∇≦)
(ところでオヤツはいくらまでですか?>浅黄様)
  • 投稿者: リィ
  • 女性
  • 2012年 01月29日 10時27分
リィさま

お久しぶりです!
読み逃げどーんと来いですよ!
読んでいただけるだけで、もうおこたは幸せ者ですので♪

夫視点、お待たせしました!

広い視点、広い視点、と言い聞かせていたら、妻視点の開始からはじめたら全部書ききれない!ということに気付いて、少し前の時間から打ち込ませていただくことにしました。

夫がいつ爆発するか、ある意味黒髭危機一発的なドキドキ感ですが、とにかく3月中の完結を目指して頑張って行きたいと思います。

って、今気づいたんですが、3月中って事は、あと8~9週間くらいですよね?
・・・週一更新じゃ、間に合わない、ですよね?(冷汗)

う、うん。
出来るだけ頑張ります!(←逃っ)

おこた

※感想のお礼に先ほど浅黄さまに捧げた小話の続きをひとつどうぞ!
 それにしても、ものすごい勢いで打ち込めるときと、なかなか進まないときがあるのが、本当に不思議な今日この頃です。↓


―――


もしも夫ズvs妻ズが勃発したら?②


 作戦会議の時間はあっという間に過ぎてしまいました。

 なんというか。
 一度友人の頭の中がどういう構造になっているのか、見せてもらいたくなるひと時でした。
 友人が立てた作戦を全部理解しているのは、たぶん奥方さまだけだと思います。私も女性団員さんも自分の担当部分を暗記するので精一杯でしたし、子猫さまに至っては、「後は追々指示してね!」とまるっきり覚える気がないようでした。

 とにかく、作戦会議を終えて先ほどの部屋に戻ると、男性陣が待ち構えていました。
 なんとなく、自信たっぷりな感じがする面々ですが、こちらだって勝つ気満々ですよ!

「それじゃ、はじめようか。先攻と後攻どちらがいい?」
「お先にどうぞ?」

 むむむ、元夫、超余裕な感じですね。
 そんなに余裕ぶっていられるのも今のうちだけです。何しろ、こちらには友人という優秀な頭脳が居るんですから。

 友人は興奮気味で今にも突進して行ってしまいそうな子猫さまの首をさりげなく押さえながら、にやり、と笑いました。

「じゃぁ、まずは私から。この街で通商権を持つ豪商の家名を5つ挙げよ」

 出題しながら、視線はまっすぐ保護者のほうを向いています。
 まぁ、男性陣の中で通商権とか答えられそうなのは、保護者だけですよね。
 こちらの思惑通り、保護者が軽く手を挙げました。

「イヴォル家、ラックセン家、ワードイン家、フラックス家、トワ家」
「不正解。イヴォルとトワは家名じゃなくて、初代の名前よ」

 残念、勉強不足ね、と笑う奥方さまの背後に炎が見えるような気がしましたが、保護者がものすごく青ざめているみたいですが、うん、気のせいだと思いたいっ!
 後でおしおきね、という物騒なささやきが聞こえた気がするのも、気のせいですよね、きっと!
 ちなみに、この最初の問題を考えたのは奥方さまです。

 出題者以外が考えた問題を出題することで、男性陣を少しでも混乱させるのと、最初の一問目はどうしても不正解にさせたいと考えた結果、引っ掛け問題を用意することにしたわけです。もちろん男性陣も引っ掛け問題でくる可能性もありますが、一問目を外してしまえば、余裕も少しは消えるに違いありません。

「じゃぁ、次は俺で。カルサの実から得られる医薬効果は?」

 流れを変えるためか、ご同僚がすぐに出題してきました。
 カルサの実の医薬効果って、カルサの実自体知らない私には答えられない問題です。ちらり、と友人と奥方さまを見ると、二人はちょっと視線を合わせてどちらが答えようか迷っているようでした。
 その瞬間、はい!と子猫さまが勢いよく手を挙げました。

「体温の上昇、冷え性の改善、血液循環と発汗の促進!」
「正解」

 えっ!?
 い、意外すぎる人が回答して、しかも正解しました。

「ミリディアさん、お薬に詳しかったんですか!?」
「ふふん、伊達にありとあらゆる薬を試してないわよ!」

 薬なら任せとけ! と自信満々です。
 そういえば、前に私用の薬を分けてもらったとき、とても丁寧な効能や用量、用法を書いた覚書をつけてくれましたっけ。

「まぁ、時々えげつない薬の注文するくらいだからね・・・」

 友人の小さな呟きが聞こえてきたのですが、えげつない薬って、なんでしょう? 知りたい気もしましたが、それ以上に突然男性陣の方から押しつぶされてしまいそうな重圧が来ました。

「ミリィが時々妙な薬を仕入れてやがると思ったら、出所はおめぇか」

 あぅっ、店主さまが怒ってます!
 ただでさえでも大きな身体がさらに大きく見えて、とっさに近くにいた友人に飛びついてしまいました。

 その途端、なぜかさらに重圧が3倍に増えたきがして、出題は一時中断しました。

 ・・・このゲーム、無事に終了できるのでしょうか?


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