感想一覧
▽感想を書く感想絞り込み
[良い点]
典薬助=スケベ爺さん…ぷっ!
笑ってる場合ではないですね。
yukiさんの「落窪」、今でも十分登場人物が魅力的ですよ!でなければ、こんなにハマってないですもん。
「落窪」を娘扱いせず今までやってきたのに、「そんな子はうちの子じゃありません」な扱い、あまりに勝手ですね。
中納言に至っては、騙されているのに「殺してしまえ」なんて、滑稽でもあるけれど、親として人として、悲しいですね。はあ〜。
今回、救いは「あこぎ」でした。健気なまでに姫様の役に立とうとする思い、鬼気迫るものがありました。解説のおかげで、古典に疎い私でも、容易に想像ができました。
そして、嘘が上手な子どもは(歳だけ考えると、やはり子どもと思ってしまいます)、悲しく切ないです。
ところで…四十歳は「長寿」ですか!
とっくに過ぎた私は、お祝いしてもらわなくては…。
またしても長々とすみません。
スケベ爺さん(やっぱりこの言い方好きです)の登場、楽しみです。
典薬助=スケベ爺さん…ぷっ!
笑ってる場合ではないですね。
yukiさんの「落窪」、今でも十分登場人物が魅力的ですよ!でなければ、こんなにハマってないですもん。
「落窪」を娘扱いせず今までやってきたのに、「そんな子はうちの子じゃありません」な扱い、あまりに勝手ですね。
中納言に至っては、騙されているのに「殺してしまえ」なんて、滑稽でもあるけれど、親として人として、悲しいですね。はあ〜。
今回、救いは「あこぎ」でした。健気なまでに姫様の役に立とうとする思い、鬼気迫るものがありました。解説のおかげで、古典に疎い私でも、容易に想像ができました。
そして、嘘が上手な子どもは(歳だけ考えると、やはり子どもと思ってしまいます)、悲しく切ないです。
ところで…四十歳は「長寿」ですか!
とっくに過ぎた私は、お祝いしてもらわなくては…。
またしても長々とすみません。
スケベ爺さん(やっぱりこの言い方好きです)の登場、楽しみです。
スケベ爺さん(笑)の登場は、しばらくお待ちください。
このお話はこういう山場が近づくたびに、とても描写が細かくなるんですよ。
こっちも正直じりじりして、
「あ~! 飛ばしてしまいたい!」
と思ったりするんですが、一応今のところ原文直訳の通りに綴ってます。
実はこれを書きだしたときはここまで細かくせずに、「あこぎ」が活躍する部分以外、飛ばすつもりでいたんです。
ところが「帯刀」と少将の楽しいやり取りや、姫の心情部分を飛ばすのが惜しくなり、こういう特殊な内容ですので自分の楽しみ程度に考えていたのに、意外とたくさんの方が読まれているようなので、
「これは、少しでもこのお話の面白さを伝えたいなあ」
と考え直して、大きな脚色を加えてはいますが、一応、直訳に沿って書くようにしたんです。
ですから典薬助の登場はもう少し先になります。
このペースですので、この連載もどこまで書くかも悩みどころで、最後まで書くと毎日欠かさなかったとしても、まだ、三か月はかかってしまいます。
もともとはダイジェスト的に姫救出までを目標にしていましたが、ここまで書くとそれももったいなく感じてきました。
どこかで一旦切りはつけますが、その後も視点を少将に移して続けようかと検討中です。
さすがに今のペースが続くかは分かりませんが。(他の連載、放ってるのもあるんです・・・)
とにかく今は当初の目標だった、姫の救出劇に向けて書いていきます。
よろしくお付き合い下さいますと、とてもうれしいです。
このお話はこういう山場が近づくたびに、とても描写が細かくなるんですよ。
こっちも正直じりじりして、
「あ~! 飛ばしてしまいたい!」
と思ったりするんですが、一応今のところ原文直訳の通りに綴ってます。
実はこれを書きだしたときはここまで細かくせずに、「あこぎ」が活躍する部分以外、飛ばすつもりでいたんです。
ところが「帯刀」と少将の楽しいやり取りや、姫の心情部分を飛ばすのが惜しくなり、こういう特殊な内容ですので自分の楽しみ程度に考えていたのに、意外とたくさんの方が読まれているようなので、
「これは、少しでもこのお話の面白さを伝えたいなあ」
と考え直して、大きな脚色を加えてはいますが、一応、直訳に沿って書くようにしたんです。
ですから典薬助の登場はもう少し先になります。
このペースですので、この連載もどこまで書くかも悩みどころで、最後まで書くと毎日欠かさなかったとしても、まだ、三か月はかかってしまいます。
もともとはダイジェスト的に姫救出までを目標にしていましたが、ここまで書くとそれももったいなく感じてきました。
どこかで一旦切りはつけますが、その後も視点を少将に移して続けようかと検討中です。
さすがに今のペースが続くかは分かりませんが。(他の連載、放ってるのもあるんです・・・)
とにかく今は当初の目標だった、姫の救出劇に向けて書いていきます。
よろしくお付き合い下さいますと、とてもうれしいです。
- 貫雪
- 2012年 03月24日 14時30分
[良い点]
こんばんは。
先日はご丁寧な返信に、訂正文までいただいて、ありがとうございました。
こちらこそ、これからも楽しませていただきますので、よろしくお願いします。
姫さま、少将にはずいぶん沢山、見られたくない場面を見られてしまいましたね〜。
でも、少将は全て受け入れてくれた上に、益々愛が深まって、結果オーライですね。
そして少将、やっと帰りましたね(笑)
今日の二話目の北の方のセリフで、『典薬助にまとわりつかせて…』のところ、そんな場面じゃないのに、笑ってしまいました。姫さまの周りを、ヨボヨボの白髪のおじいさんが、うろちょろうろちょろしてるのを想像してしまって。
姫さまの危機に、ごめんね! と、謝っておきます。
次回も益々楽しみです!
こんばんは。
先日はご丁寧な返信に、訂正文までいただいて、ありがとうございました。
こちらこそ、これからも楽しませていただきますので、よろしくお願いします。
姫さま、少将にはずいぶん沢山、見られたくない場面を見られてしまいましたね〜。
でも、少将は全て受け入れてくれた上に、益々愛が深まって、結果オーライですね。
そして少将、やっと帰りましたね(笑)
今日の二話目の北の方のセリフで、『典薬助にまとわりつかせて…』のところ、そんな場面じゃないのに、笑ってしまいました。姫さまの周りを、ヨボヨボの白髪のおじいさんが、うろちょろうろちょろしてるのを想像してしまって。
姫さまの危機に、ごめんね! と、謝っておきます。
次回も益々楽しみです!
こちらこそ、大きく数字が違ってしまってすいませんでした。庶民の数、一桁違ってますよね(汗)
うろちょろしてる。鋭いです! 原文に近いかも。
原文では「からみまはさせて」「からみ」は「絡み付く」の「からみ」です。
周りに絡み付かせる、だから「まとわりつかせる」になるんですけど、老人だから「うろちょろ」はピッタリですねー。しかもこのすけべ爺さん、ちょっと抜けたところもありますし(笑)
姫の周りを腰を曲げた姿でうろちょろ。滑稽で典薬助らしいです。
危機なんだけど、典薬助が間抜けだから、やっぱり笑えちゃうんですよ。
「落窪物語」の登場人物って、こういう人が多いです。本当に楽しい。
北の方は徹底的に悪役だけど、他の人が仇役さえもどこか温かい人ばかりで、楽しいんです。
その魅力が伝わるように続きも書けると嬉しいんですけどね。
とにかく頑張ってみます。よろしくお願いします。
うろちょろしてる。鋭いです! 原文に近いかも。
原文では「からみまはさせて」「からみ」は「絡み付く」の「からみ」です。
周りに絡み付かせる、だから「まとわりつかせる」になるんですけど、老人だから「うろちょろ」はピッタリですねー。しかもこのすけべ爺さん、ちょっと抜けたところもありますし(笑)
姫の周りを腰を曲げた姿でうろちょろ。滑稽で典薬助らしいです。
危機なんだけど、典薬助が間抜けだから、やっぱり笑えちゃうんですよ。
「落窪物語」の登場人物って、こういう人が多いです。本当に楽しい。
北の方は徹底的に悪役だけど、他の人が仇役さえもどこか温かい人ばかりで、楽しいんです。
その魅力が伝わるように続きも書けると嬉しいんですけどね。
とにかく頑張ってみます。よろしくお願いします。
- 貫雪
- 2012年 03月22日 20時18分
[良い点]
「帯刀」、見事に株をおとしましたね。
一つお聞きしてもよろしいでしょうか。
文のやり取りって、「帯刀」や「あこぎ」辺りの身分でもするんですか?
蔵人の少将が手紙を「帯刀」のものと勘違いしているのだから、やっぱりするんですかねぇ?
なんとなく貴族の習慣と思い込んでいたので、前からこの場面が気になっていたのです。
私事ですが、単身赴任の夫がお彼岸で帰ってきたので、良い奥さんのフリをしなくてはならなくなりました(笑)
しばらく消えますが、作品は毎日読ませていただきますね。
では、お身体大切になさってください。
毎回楽しみにしております。
「帯刀」、見事に株をおとしましたね。
一つお聞きしてもよろしいでしょうか。
文のやり取りって、「帯刀」や「あこぎ」辺りの身分でもするんですか?
蔵人の少将が手紙を「帯刀」のものと勘違いしているのだから、やっぱりするんですかねぇ?
なんとなく貴族の習慣と思い込んでいたので、前からこの場面が気になっていたのです。
私事ですが、単身赴任の夫がお彼岸で帰ってきたので、良い奥さんのフリをしなくてはならなくなりました(笑)
しばらく消えますが、作品は毎日読ませていただきますね。
では、お身体大切になさってください。
毎回楽しみにしております。
すいません。以前の返信の訂正です。
平安京の人口の現在有力な説は、人口10~20万人。うち、貴族階級1万3千人弱。六位以上の上流貴族は300人以下。職人などは1万5千人程度、とのことです。
もちろん沢山の節や、どこまでを都と考えるか、人口の流入、流出がどのようにあったかで、数字はいろいろ変わるので、確定的な物はないそうです。
平安京の人口の現在有力な説は、人口10~20万人。うち、貴族階級1万3千人弱。六位以上の上流貴族は300人以下。職人などは1万5千人程度、とのことです。
もちろん沢山の節や、どこまでを都と考えるか、人口の流入、流出がどのようにあったかで、数字はいろいろ変わるので、確定的な物はないそうです。
- 貫雪
- 2012年 03月20日 15時57分
こんにちは。
是非良い奥さんぶりを発揮して、御主人の日頃の労をねぎらってあげて下さい。
これまで丁寧なご感想と、励ましをいただき、本当にありがとうございました!
ご質問の件ですが、「あこぎ」も「帯刀」も中流くらいの貴族に入りますので、もちろん文を交わしあっていると思います。
この時代は今から考えられないくらい特殊で「庶民」とは大衆ではなかったんです。
平安京は、ある試算によると人口20万の大都市で、そのうち貴族に入る人々は千人ちょっとしかいませんでした。残る10万9000人近くの人々が大衆です。
私達がイメージする貴族の暮らしをしていたのは、六位より上の300人足らずで、十位~七位の700人が庶民的な生活をする人たちです。「あこぎ」達はここに入るのです。
「あこぎ」の叔母は和泉の守(五位)の妻になれる人ですし、「帯刀」の母は少将の乳母を勤めています。こういう親戚や親を持っていて、姫や少将に仕えているのですから、前途はなかなか有望で(「あこぎ」は姫になれる養女の話を蹴ってますが)惟成も今は若いので無位ですが(帯刀の身分は無位でした)、いずれは少将に取り立ててもらって、七位以上をを目指すんでしょうね。
彼らは漁師や農民と言った大衆ではありませんから、もちろん識字率も十分高く、読み物も楽しめば、歌も詠み、文も交わしました。庶民といえど貴族社会の一員だったんです。
ただ、三位以上の大臣達はまさしく「雲の上人」で、国を直接動かす人々。当時は神に等しいほど尊敬されました(帝は別格)。良家の人々は、大抵六位より上の位を持っていました。
大衆と貴族の差は大きく、貴族の中でも六位より上か下かで大きな差があったんです。
大衆は教育を受ける機会がないので識字率も極端に低く、生活様式も平安後期まで弥生時代とたいして変わらなかったそうです。ですから大衆と貴族は人種が違うような感覚でいたらしいのです。
たとえ近くに住んでいても、私達がジャングルに住む原始的な生活をしている人達と、感覚が大きく違うようなものでしょう。
こういう部分もいずれ書かなきゃいけません。また、宿題が増えました(笑)
自身はありませんが……頑張ります。
これからもお付き合いいただければ光栄です。
是非良い奥さんぶりを発揮して、御主人の日頃の労をねぎらってあげて下さい。
これまで丁寧なご感想と、励ましをいただき、本当にありがとうございました!
ご質問の件ですが、「あこぎ」も「帯刀」も中流くらいの貴族に入りますので、もちろん文を交わしあっていると思います。
この時代は今から考えられないくらい特殊で「庶民」とは大衆ではなかったんです。
平安京は、ある試算によると人口20万の大都市で、そのうち貴族に入る人々は千人ちょっとしかいませんでした。残る10万9000人近くの人々が大衆です。
私達がイメージする貴族の暮らしをしていたのは、六位より上の300人足らずで、十位~七位の700人が庶民的な生活をする人たちです。「あこぎ」達はここに入るのです。
「あこぎ」の叔母は和泉の守(五位)の妻になれる人ですし、「帯刀」の母は少将の乳母を勤めています。こういう親戚や親を持っていて、姫や少将に仕えているのですから、前途はなかなか有望で(「あこぎ」は姫になれる養女の話を蹴ってますが)惟成も今は若いので無位ですが(帯刀の身分は無位でした)、いずれは少将に取り立ててもらって、七位以上をを目指すんでしょうね。
彼らは漁師や農民と言った大衆ではありませんから、もちろん識字率も十分高く、読み物も楽しめば、歌も詠み、文も交わしました。庶民といえど貴族社会の一員だったんです。
ただ、三位以上の大臣達はまさしく「雲の上人」で、国を直接動かす人々。当時は神に等しいほど尊敬されました(帝は別格)。良家の人々は、大抵六位より上の位を持っていました。
大衆と貴族の差は大きく、貴族の中でも六位より上か下かで大きな差があったんです。
大衆は教育を受ける機会がないので識字率も極端に低く、生活様式も平安後期まで弥生時代とたいして変わらなかったそうです。ですから大衆と貴族は人種が違うような感覚でいたらしいのです。
たとえ近くに住んでいても、私達がジャングルに住む原始的な生活をしている人達と、感覚が大きく違うようなものでしょう。
こういう部分もいずれ書かなきゃいけません。また、宿題が増えました(笑)
自身はありませんが……頑張ります。
これからもお付き合いいただければ光栄です。
- 貫雪
- 2012年 03月18日 15時52分
[良い点]
こんばんは。
姫さまにとっては問題山積みですが、穏やかな気持ちで読めました。
本当。登場人物が暗く思い詰めてたら、重〜いお話ですね。
昨日の「風流ぶって」の表現、良かったですよ〜。
こういう表現の仕方もあるんだって、感心しちゃいましたもん。
昨日はホントに落ちてしまったので、優しい表現に救われました。
優しくて柔らかな文章は、yukiさんの魅力の一つですね。昨日褒めていただいたから(ありがとうございます(照))お返しってわけではないですよ〜。
本気で思ってます。
ちなみに卒業式は小学校のPTAで、来賓として呼ばれていました。上の子は今、中1なのです。
また長々と書いてしまいました。すみません…
また次回、楽しみに待ってます。
こんばんは。
姫さまにとっては問題山積みですが、穏やかな気持ちで読めました。
本当。登場人物が暗く思い詰めてたら、重〜いお話ですね。
昨日の「風流ぶって」の表現、良かったですよ〜。
こういう表現の仕方もあるんだって、感心しちゃいましたもん。
昨日はホントに落ちてしまったので、優しい表現に救われました。
優しくて柔らかな文章は、yukiさんの魅力の一つですね。昨日褒めていただいたから(ありがとうございます(照))お返しってわけではないですよ〜。
本気で思ってます。
ちなみに卒業式は小学校のPTAで、来賓として呼ばれていました。上の子は今、中1なのです。
また長々と書いてしまいました。すみません…
また次回、楽しみに待ってます。
ありがとうございます。
そう言っていただけると、やっぱり直して良かったと思います。
実は今までは自分で作った登場人物の性格に合わせるために、こういう「です、ます」調の文章って、ほとんど書いたことがありませんでした。これは自分の感想を皆さんに語りかけるつもりで書くので、こういう文章になっているんです。褒めて頂くと、ちょっぴり照れますね(笑)
姫もこの日は、北の方とのやり取りの後で辛い一日だったはずですが、少将の明るさに救われたのか、一日の終わりには「あこぎ」への感謝の気持ちの方が、強くなったようです。
こういう部分にこのお話の爽やかさと、優しさを感じられます。
そしてお話は、これから波乱の展開を迎えるんですね。
上手く表現できるといいんですが。
そう言っていただけると、やっぱり直して良かったと思います。
実は今までは自分で作った登場人物の性格に合わせるために、こういう「です、ます」調の文章って、ほとんど書いたことがありませんでした。これは自分の感想を皆さんに語りかけるつもりで書くので、こういう文章になっているんです。褒めて頂くと、ちょっぴり照れますね(笑)
姫もこの日は、北の方とのやり取りの後で辛い一日だったはずですが、少将の明るさに救われたのか、一日の終わりには「あこぎ」への感謝の気持ちの方が、強くなったようです。
こういう部分にこのお話の爽やかさと、優しさを感じられます。
そしてお話は、これから波乱の展開を迎えるんですね。
上手く表現できるといいんですが。
- 貫雪
- 2012年 03月17日 15時34分
[良い点]
こんばんは。
今日、中学校の卒業式に参列したのですが、「あこぎ」達の時代には、このくらいの歳の子は働いていたんですね。親元離れて住み込みで。
親の下で安心して学んだり遊んだりできる現代ッコは、ホント、幸せだ〜!
と思います。
さてさて。
今回は姫さまに同情の嵐でした。
好きな人には見られたくないですよね。自分が軽んじられているところなんて。浮かれて読んでいたら、一気に落ちてしまいました…
それもまた読後の楽しみの一つと思って、余韻にひたりながら次話を待っております。
いつもいつも、ヘンテコリンな感想に、丁寧に応えてくださってありがとうございます。
執筆のお邪魔だな…と思いつつ、また書いてしまいました。すみません。
こんばんは。
今日、中学校の卒業式に参列したのですが、「あこぎ」達の時代には、このくらいの歳の子は働いていたんですね。親元離れて住み込みで。
親の下で安心して学んだり遊んだりできる現代ッコは、ホント、幸せだ〜!
と思います。
さてさて。
今回は姫さまに同情の嵐でした。
好きな人には見られたくないですよね。自分が軽んじられているところなんて。浮かれて読んでいたら、一気に落ちてしまいました…
それもまた読後の楽しみの一つと思って、余韻にひたりながら次話を待っております。
いつもいつも、ヘンテコリンな感想に、丁寧に応えてくださってありがとうございます。
執筆のお邪魔だな…と思いつつ、また書いてしまいました。すみません。
こんにちは。
ひょっとしてお子様がご卒業でしょうか? でしたら、おめでとうございます。(違ったらすいません。汗)
当時は寿命が全然違いますからね~
長生きする人は70歳まで(今なら100歳越え)生きたそうですが、ほとんどの人は30代半ばを超えるくらいだったそうです。今の半分以下ですね。人生大忙し。大人になるだけで人生の半分近くを費やしたんですね。
お話の方ですが、そこに気がついていただけましたか。
そうなんです。「落窪姫」の本当の悲劇は、そういう精神的に卑下されている所にあると思います。
たぶん、後で書くと思いますが、彼女は母親の身分がすごく高くて封建社会の超トップ。彼女も本来ならお姫様の中でも、とんでもなく高い身分のお姫様になりえた人です。
そんな彼女が衣食住の悪さなんて表面的なものだけではなく、「おちくぼ」という屈辱的な呼び名や、教育を全く受けさせてもらえないこと、下女という絶対に貴族になれないまったくの庶民と同じ仕事をさせられる(そもそもお姫様はどんなに低い立場でも仕事をしません)。しかも下女の何倍もただでこき使われている。
しかも罵倒され、卑下された言葉を日々浴びせられている。当たり前の人間の尊厳さえ踏みにじられている事が、本当に悲劇なんです。
実は昨日は一度載せた訳の部分を、夕方に修正しています。北の方の言葉です。
原文は「なほ 気色づきたり」で、そこを一度は「何を急に色気づいたんだか」としました。
「色」にはいろんな意味があって、気配や表情、恋や彩りを表したりもします。そこから欲情や風情といった表現にも使われました。
この一連の流れでは、「色気づいた」が最も近い嫌みでしょう。けれどシーン的にこれは姫が悲惨すぎるように思えてしまい、「風流ぶって」と訳し直しました。そう書いている人もいましたから。
だってこんな言葉、恋人の前じゃなくても、聞きたくなんかないですよね。北の方は少将が隠れている事を知らないのですから、日常的にこんな言葉を姫に浴びせているのでしょう。
お話の理解を深めてもらうためには、もとの訳のままの方が良かったでしょうか? ちょっとあんまりな感じで、表現を抑え、「罵声を浴びせそう」と感想を加えましたが。
ここでは重くなるので、つい、遠回りな表現にしましたが、姫の悲劇の本質も、いずれは書かなきゃいけませんね。よく、このわずかなシーンと押さえた解釈で汲み取って下さいました。
ケロさんの読解力に舌を巻いてしまいます。
ひょっとしてお子様がご卒業でしょうか? でしたら、おめでとうございます。(違ったらすいません。汗)
当時は寿命が全然違いますからね~
長生きする人は70歳まで(今なら100歳越え)生きたそうですが、ほとんどの人は30代半ばを超えるくらいだったそうです。今の半分以下ですね。人生大忙し。大人になるだけで人生の半分近くを費やしたんですね。
お話の方ですが、そこに気がついていただけましたか。
そうなんです。「落窪姫」の本当の悲劇は、そういう精神的に卑下されている所にあると思います。
たぶん、後で書くと思いますが、彼女は母親の身分がすごく高くて封建社会の超トップ。彼女も本来ならお姫様の中でも、とんでもなく高い身分のお姫様になりえた人です。
そんな彼女が衣食住の悪さなんて表面的なものだけではなく、「おちくぼ」という屈辱的な呼び名や、教育を全く受けさせてもらえないこと、下女という絶対に貴族になれないまったくの庶民と同じ仕事をさせられる(そもそもお姫様はどんなに低い立場でも仕事をしません)。しかも下女の何倍もただでこき使われている。
しかも罵倒され、卑下された言葉を日々浴びせられている。当たり前の人間の尊厳さえ踏みにじられている事が、本当に悲劇なんです。
実は昨日は一度載せた訳の部分を、夕方に修正しています。北の方の言葉です。
原文は「なほ 気色づきたり」で、そこを一度は「何を急に色気づいたんだか」としました。
「色」にはいろんな意味があって、気配や表情、恋や彩りを表したりもします。そこから欲情や風情といった表現にも使われました。
この一連の流れでは、「色気づいた」が最も近い嫌みでしょう。けれどシーン的にこれは姫が悲惨すぎるように思えてしまい、「風流ぶって」と訳し直しました。そう書いている人もいましたから。
だってこんな言葉、恋人の前じゃなくても、聞きたくなんかないですよね。北の方は少将が隠れている事を知らないのですから、日常的にこんな言葉を姫に浴びせているのでしょう。
お話の理解を深めてもらうためには、もとの訳のままの方が良かったでしょうか? ちょっとあんまりな感じで、表現を抑え、「罵声を浴びせそう」と感想を加えましたが。
ここでは重くなるので、つい、遠回りな表現にしましたが、姫の悲劇の本質も、いずれは書かなきゃいけませんね。よく、このわずかなシーンと押さえた解釈で汲み取って下さいました。
ケロさんの読解力に舌を巻いてしまいます。
- 貫雪
- 2012年 03月16日 12時37分
[良い点]
初めまして。そしてこんばんは。
当時のしきたりを必要に応じて解説しつつも、わかりやすい今風の現代語訳で、読者を飽きさせない仕上がりになっていると思います。
作者様の感想も、登場人物の心情を解釈する上で十分に作用し、読者を物語に引き込む一因となっていると思います。
上から目線のように思われたら申し訳ありません。
そういった意図はなく、大変楽しく拝読させて頂いております
[一言]
年齢としては13,4ぐらいでしょうか。現代ならまだ子供っぽい部分が抜けきらない年齢でしょうか。
自分の主の為に、精一杯背伸びしてずうずうしく振る舞う「あこぎ」が、大変微笑ましく思います。
「あこぎ」の叔母も、普段自分に頼らないよう努力している姪がいざ頼って来ると、可愛らしくてどうにか手助けしてやりたくてたまらないのですね。
初めまして。そしてこんばんは。
当時のしきたりを必要に応じて解説しつつも、わかりやすい今風の現代語訳で、読者を飽きさせない仕上がりになっていると思います。
作者様の感想も、登場人物の心情を解釈する上で十分に作用し、読者を物語に引き込む一因となっていると思います。
上から目線のように思われたら申し訳ありません。
そういった意図はなく、大変楽しく拝読させて頂いております
[一言]
年齢としては13,4ぐらいでしょうか。現代ならまだ子供っぽい部分が抜けきらない年齢でしょうか。
自分の主の為に、精一杯背伸びしてずうずうしく振る舞う「あこぎ」が、大変微笑ましく思います。
「あこぎ」の叔母も、普段自分に頼らないよう努力している姪がいざ頼って来ると、可愛らしくてどうにか手助けしてやりたくてたまらないのですね。
初めまして。丁寧なご感想をくださいまして、ありがとうございます。
この作品そのものがとても面白いので、魅力を引き出せるほどの技量はないのですが、せめてこの明るさ、爽快さを壊さずにお伝えできるようにと思っています。
感想部分は、すでに私情と言っていいほど自分の目線で書いていますが、それにもかかわらず共感していただき、望外の喜びを感じます。
「あこぎ」の年齢ですが、私もそのくらいの年齢と思って描かせてもらっています。
「帯刀」が「あこぎ」の所に頻繁に泊るようになるのが、『取らへて後』の訳を「あこぎ」を手に入れて(結婚して)後と取るか、『年経て後』の写し間違いで求婚して一年以上後と取るか(二つの説があるそうです)で少し誤差は出ますが、彼女が立ち働く場面などで『大人になり、童になり』とありますから、少女が一人前の大人になる直前と考えて差し使えないと思います。
彼女の背伸びも、子供のままの心から来る純粋な信念がもとになっていると思いますので、愛きょうのある、可愛らしいずうずうしさなのでしょう。
そして、とても周りの大人に慕われているのが分かります。そこに私達も好感を覚え、邸の食事を作っているであろう御厨子所の下女や、和泉の守の妻の気持ちに納得してしまうのでしょう。
遠い遠い昔に、これほど少女の生き生きとした姿を書き現されていたのかと思うと、感慨を覚えずにはいられませんね。
この作品そのものがとても面白いので、魅力を引き出せるほどの技量はないのですが、せめてこの明るさ、爽快さを壊さずにお伝えできるようにと思っています。
感想部分は、すでに私情と言っていいほど自分の目線で書いていますが、それにもかかわらず共感していただき、望外の喜びを感じます。
「あこぎ」の年齢ですが、私もそのくらいの年齢と思って描かせてもらっています。
「帯刀」が「あこぎ」の所に頻繁に泊るようになるのが、『取らへて後』の訳を「あこぎ」を手に入れて(結婚して)後と取るか、『年経て後』の写し間違いで求婚して一年以上後と取るか(二つの説があるそうです)で少し誤差は出ますが、彼女が立ち働く場面などで『大人になり、童になり』とありますから、少女が一人前の大人になる直前と考えて差し使えないと思います。
彼女の背伸びも、子供のままの心から来る純粋な信念がもとになっていると思いますので、愛きょうのある、可愛らしいずうずうしさなのでしょう。
そして、とても周りの大人に慕われているのが分かります。そこに私達も好感を覚え、邸の食事を作っているであろう御厨子所の下女や、和泉の守の妻の気持ちに納得してしまうのでしょう。
遠い遠い昔に、これほど少女の生き生きとした姿を書き現されていたのかと思うと、感慨を覚えずにはいられませんね。
- 貫雪
- 2012年 03月15日 08時36分
[良い点]
こんばんは。
今回もおもしろかったです。
この回、田辺聖子さんの本では、よく理解できなかったんです。実は。
こんな流れになっていたんですね〜!
前回の感想のお返事に、『古典としては脚色がすぎる』って、yukiさん書いてらっしゃったけど、丁寧に訳してくださったおかげで、やっと理解することができました!
ありがとうございました!
この先も、『ああ、そういうことだったんだ〜!』っていうことが沢山あるんだろうな、と思うと楽しみでなりません。
またまた次回を、ウキウキしながら読ませていただきますね!
こんばんは。
今回もおもしろかったです。
この回、田辺聖子さんの本では、よく理解できなかったんです。実は。
こんな流れになっていたんですね〜!
前回の感想のお返事に、『古典としては脚色がすぎる』って、yukiさん書いてらっしゃったけど、丁寧に訳してくださったおかげで、やっと理解することができました!
ありがとうございました!
この先も、『ああ、そういうことだったんだ〜!』っていうことが沢山あるんだろうな、と思うと楽しみでなりません。
またまた次回を、ウキウキしながら読ませていただきますね!
本当に、いつもこまめにご感想をいただき、ありがとうございます。
実は今回は結構解釈が難しいんです。
とてもユーモラスでこのお話らしいシーンですけど、原文でもまだ分かっていない言葉があったり、おそらく間違って書きうつされたと思われる所なんかもあって、簡単には断言できない部分が多いんです。少将がこそ泥と勘違いされる所も「本当のこそ泥は足が白い」としか書いていないので「身分があっても貧しくて泥棒している」のか、「泥棒は夜中しか外に出ないから」なのかで、どんなからかわれ方をしているのか変わってしまいますし・・・。細かい動作も少ない語彙で表しているので、なんとでも取りようがあります。
こういう時の為にいくつかの訳を本とネットで見比べているんですが、みんな結構差があります。機会があったら読み比べて見ると面白いですよ。私もそれが楽しみになってます。
私は想像で「右近少将」と「衛門督」が近しいとしましたが、「近衛府」は軍隊、「衛門府」は警察のような感じです。両方護衛の仕事をしますし、私の手持ちの表では同じ位となってますが、「衛門督」はトップ、「右近少将」の上には、中将、大将の地位があります。位が同じでもエラさに微妙な違いがあったかもしれませんし、時代によっては(平安時代って、400年位ありますもんね)位も少し違っているかもしれません。二人の立場によって、微妙に解釈も変わりそうです。
同じ護衛の仕事をしている二人が、一人は身をやつして怪しい時に出歩いていて、その理由が「恋人に逢いに行く」じゃ女性にはロマンチックでも部下を大勢抱えた役人にはみっともない事だった。貴族は面子に命賭けているからまずかった。それさえ伝わればいいかなって思って私は表現しました。(訳なんてカッコいいものじゃないです。原文は確認程度。現代語訳から自分のイメージで書いてます)
古典、歴史としてはまったく役に立ちませんが(汗)このお話の魅力が伝わればいいなと思って書いてますので、楽しんでさえ頂ければ幸いです。
実は今回は結構解釈が難しいんです。
とてもユーモラスでこのお話らしいシーンですけど、原文でもまだ分かっていない言葉があったり、おそらく間違って書きうつされたと思われる所なんかもあって、簡単には断言できない部分が多いんです。少将がこそ泥と勘違いされる所も「本当のこそ泥は足が白い」としか書いていないので「身分があっても貧しくて泥棒している」のか、「泥棒は夜中しか外に出ないから」なのかで、どんなからかわれ方をしているのか変わってしまいますし・・・。細かい動作も少ない語彙で表しているので、なんとでも取りようがあります。
こういう時の為にいくつかの訳を本とネットで見比べているんですが、みんな結構差があります。機会があったら読み比べて見ると面白いですよ。私もそれが楽しみになってます。
私は想像で「右近少将」と「衛門督」が近しいとしましたが、「近衛府」は軍隊、「衛門府」は警察のような感じです。両方護衛の仕事をしますし、私の手持ちの表では同じ位となってますが、「衛門督」はトップ、「右近少将」の上には、中将、大将の地位があります。位が同じでもエラさに微妙な違いがあったかもしれませんし、時代によっては(平安時代って、400年位ありますもんね)位も少し違っているかもしれません。二人の立場によって、微妙に解釈も変わりそうです。
同じ護衛の仕事をしている二人が、一人は身をやつして怪しい時に出歩いていて、その理由が「恋人に逢いに行く」じゃ女性にはロマンチックでも部下を大勢抱えた役人にはみっともない事だった。貴族は面子に命賭けているからまずかった。それさえ伝わればいいかなって思って私は表現しました。(訳なんてカッコいいものじゃないです。原文は確認程度。現代語訳から自分のイメージで書いてます)
古典、歴史としてはまったく役に立ちませんが(汗)このお話の魅力が伝わればいいなと思って書いてますので、楽しんでさえ頂ければ幸いです。
- 貫雪
- 2012年 03月14日 12時09分
[良い点]
こんにちは。
2話更新、お疲れさまです。
いよいよ三日目ですね。
試練のように、雨とはまた心憎い演出ですね!
「あこぎ」としては、立場は違うにしても、叔母さんのお使いの方は雨のなか来てくれてるのだから、やはり少将さまが大事な三日目に来ないのは、文句の一つもいいたいですよね〜。
それにしても、叔母さんいい人ですね!
ホント、「あこぎ」がかわいくて、とても大事なんですね。この叔母さんにも、頭が下がります。私は甥っ子に、こんなにはしてあげられないですよ〜!
少将さまが雨にも負けず姫さまの下へ行く決心をなさって、ニンマリです。もう、メロメロなんですね(笑)
今回も、叔母さんと「あこぎ」のやりとりや、「帯刀」と少将のやりとり、そして「あこぎ」や「帯刀」の人物像。すごくわかりやすかったです。
ありがとうございました。また楽しみに待ってます。
こんにちは。
2話更新、お疲れさまです。
いよいよ三日目ですね。
試練のように、雨とはまた心憎い演出ですね!
「あこぎ」としては、立場は違うにしても、叔母さんのお使いの方は雨のなか来てくれてるのだから、やはり少将さまが大事な三日目に来ないのは、文句の一つもいいたいですよね〜。
それにしても、叔母さんいい人ですね!
ホント、「あこぎ」がかわいくて、とても大事なんですね。この叔母さんにも、頭が下がります。私は甥っ子に、こんなにはしてあげられないですよ〜!
少将さまが雨にも負けず姫さまの下へ行く決心をなさって、ニンマリです。もう、メロメロなんですね(笑)
今回も、叔母さんと「あこぎ」のやりとりや、「帯刀」と少将のやりとり、そして「あこぎ」や「帯刀」の人物像。すごくわかりやすかったです。
ありがとうございました。また楽しみに待ってます。
いつも丁寧なご感想に、ねぎらいや励ましまで添えてもらって、本当にありがとうございます。
このお話って、雨を効果的に使ってますよねー。
古典では雨や季節を表現するシーン多いけど、落窪の前半は秋の長雨を上手に使ってる感じがします。
「あこぎ」が「帯刀」に八つ当たりの手紙を書いたり、とうとう雨にまで八つ当たりしちゃったり。でもそこが可愛いです。当時の女性っぽくウジウジと「ああ、これも宿世(運命)」なんて言わないところがいい。怒ってるのに明るくカラリとしてますよね。
これもこの話のいい所だけど叔母さんをはじめとして、少ないとはいえ「あこぎ」や姫の味方になってくれる人は、みんないい人ばっかりです。なんだか少数精鋭って感じ。だから「あこぎ」たちを応援したくなるんですね。
会話や心情の部分が分かりやすく感じていただけたのは本当に嬉しいです。
他の現代語訳だと結構長台詞だったり、原文の表現を大切にしてしつこく感じたりするところは、私の判断で途中で台詞を切って「こうだろうな」って心情を差し込んだり、表現の順番を差し替えたり、自分だったらこう思うだろうなって気持ちを加えたりしているので、古典としては脚色が過ぎるんだと思います。
でも私としては、物語として登場人物たちが生き生きしてくれる方が読んでて楽しいんです。和歌もかなり私流に、このお話の理解を深めることだけを目的に解釈しています。姫がつぶやいた歌の全ての解説なんか必要とは思えなくて。
このシーン、個人的に好きなんです。今だったらクリスマスイブの夜、約束した恋人が仕事で会えなくなって、それもまだ付き合い始めで「ホントに仕事かな? 付き合って見たらイマイチで、別れたいとか思ってんじゃないかな?」って考えてたら ♪きっと君は来ない、一人きりのクリスマスイブ♪ なんて歌が口をついちゃった・・・そんな感じに思えるんです。
ちょっと難解な和歌のシーンも多いけど、私はそんな想像をしながら読んだり書いたりしてます。
私の空想で分かりやすく楽しんでいただけるなら、それはとっても光栄です。書きがいがあります!
こちらこそありがとうございました。
このお話って、雨を効果的に使ってますよねー。
古典では雨や季節を表現するシーン多いけど、落窪の前半は秋の長雨を上手に使ってる感じがします。
「あこぎ」が「帯刀」に八つ当たりの手紙を書いたり、とうとう雨にまで八つ当たりしちゃったり。でもそこが可愛いです。当時の女性っぽくウジウジと「ああ、これも宿世(運命)」なんて言わないところがいい。怒ってるのに明るくカラリとしてますよね。
これもこの話のいい所だけど叔母さんをはじめとして、少ないとはいえ「あこぎ」や姫の味方になってくれる人は、みんないい人ばっかりです。なんだか少数精鋭って感じ。だから「あこぎ」たちを応援したくなるんですね。
会話や心情の部分が分かりやすく感じていただけたのは本当に嬉しいです。
他の現代語訳だと結構長台詞だったり、原文の表現を大切にしてしつこく感じたりするところは、私の判断で途中で台詞を切って「こうだろうな」って心情を差し込んだり、表現の順番を差し替えたり、自分だったらこう思うだろうなって気持ちを加えたりしているので、古典としては脚色が過ぎるんだと思います。
でも私としては、物語として登場人物たちが生き生きしてくれる方が読んでて楽しいんです。和歌もかなり私流に、このお話の理解を深めることだけを目的に解釈しています。姫がつぶやいた歌の全ての解説なんか必要とは思えなくて。
このシーン、個人的に好きなんです。今だったらクリスマスイブの夜、約束した恋人が仕事で会えなくなって、それもまだ付き合い始めで「ホントに仕事かな? 付き合って見たらイマイチで、別れたいとか思ってんじゃないかな?」って考えてたら ♪きっと君は来ない、一人きりのクリスマスイブ♪ なんて歌が口をついちゃった・・・そんな感じに思えるんです。
ちょっと難解な和歌のシーンも多いけど、私はそんな想像をしながら読んだり書いたりしてます。
私の空想で分かりやすく楽しんでいただけるなら、それはとっても光栄です。書きがいがあります!
こちらこそありがとうございました。
- 貫雪
- 2012年 03月12日 18時18分
[良い点]
今回も面白かったです!
「あこぎ」が女童って、かなりおかしなことだったんですね。
そういえば他の物語でも、結婚してる女童なんて聞いたことないかも。
読んでいても、幸せいっぱいの回でした。むふふ。
今回も面白かったです!
「あこぎ」が女童って、かなりおかしなことだったんですね。
そういえば他の物語でも、結婚してる女童なんて聞いたことないかも。
読んでいても、幸せいっぱいの回でした。むふふ。
ありがとうございます。
わたしもず~と、勘違いしてたんですよ。「あこぎ」が女童って事はないだろうって。
女童って、女房になるために女の子が姫君の遊び相手なんかをしながら、大人のやり方を肌で感じながら色々教わって、成人するころには一人前に扱われるんじゃないかと思ってましたから。
でも検索かけてみたら、確かに何らかの事情で大人になっても子供の小間使い程度の仕事しかできない女性は、女童と呼ばれていたようなんです。
でも、「あこぎ」は違いますよね?
姫付きの女房ってただのメイドじゃないんですよね。
家政婦長で、保母さんで、家庭教師で、クリエイター。それぞれ得意分野は個人によって違うでしょうけど、一定レベルでそういう事が出来る人たちが、沢山姫君に付き添って、立派な姫を育てるんです。
それを「あこぎ」は一人でやってるんです。それもただ、
「姫様が大好きだー!」って、思い一つでね。
ホント、頭が下がりますね。
和泉の守の妻が、「あこぎ」を引き取りたがる気持ち、分かりますよ・・・。
こんなにいい子、他にいないものね。
わたしもず~と、勘違いしてたんですよ。「あこぎ」が女童って事はないだろうって。
女童って、女房になるために女の子が姫君の遊び相手なんかをしながら、大人のやり方を肌で感じながら色々教わって、成人するころには一人前に扱われるんじゃないかと思ってましたから。
でも検索かけてみたら、確かに何らかの事情で大人になっても子供の小間使い程度の仕事しかできない女性は、女童と呼ばれていたようなんです。
でも、「あこぎ」は違いますよね?
姫付きの女房ってただのメイドじゃないんですよね。
家政婦長で、保母さんで、家庭教師で、クリエイター。それぞれ得意分野は個人によって違うでしょうけど、一定レベルでそういう事が出来る人たちが、沢山姫君に付き添って、立派な姫を育てるんです。
それを「あこぎ」は一人でやってるんです。それもただ、
「姫様が大好きだー!」って、思い一つでね。
ホント、頭が下がりますね。
和泉の守の妻が、「あこぎ」を引き取りたがる気持ち、分かりますよ・・・。
こんなにいい子、他にいないものね。
- 貫雪
- 2012年 03月10日 13時58分
[良い点]
今回も、ニンマリしながら楽しく読ませていただきました。
更新の度お邪魔してすみません…
「あこぎ」大活躍!
必死に文をしたためている「あこぎ」が目に浮かびました。
どこまでも姫さまのためにひた走る「あこぎ」に、ブレはないですね!
姫さま、良かったね〜(涙)。とも思いましたが、「あこぎ」の活躍に、ついつい目がそっちに行ってしまった回でした。
さすが名脇役!
「あこぎ」、光ってました!
今回も、ニンマリしながら楽しく読ませていただきました。
更新の度お邪魔してすみません…
「あこぎ」大活躍!
必死に文をしたためている「あこぎ」が目に浮かびました。
どこまでも姫さまのためにひた走る「あこぎ」に、ブレはないですね!
姫さま、良かったね〜(涙)。とも思いましたが、「あこぎ」の活躍に、ついつい目がそっちに行ってしまった回でした。
さすが名脇役!
「あこぎ」、光ってました!
いつもありがとうございます。
「あこぎ」に目がいく・・・当然です。私の書き方の問題です。
だって私、あこぎのことしかほとんど書いてない!(笑)
数えたら今回の文章中、30回も「あこぎ」って出て来る!
せっかく姫と少将の幸せな時間なのに、それは十行ちょっとしか書かず、
ほとんど「あこぎ」の話ばかり・・・
すいません。「あこぎ」ばかりでうるさいでしょうが、ファン心理と御理解いただければ幸いです。
そして「あこぎ」の活躍はまだ続きます。
もし私が作者なら、主役は確実に「あこぎ」ですね~
「あこぎ」に目がいく・・・当然です。私の書き方の問題です。
だって私、あこぎのことしかほとんど書いてない!(笑)
数えたら今回の文章中、30回も「あこぎ」って出て来る!
せっかく姫と少将の幸せな時間なのに、それは十行ちょっとしか書かず、
ほとんど「あこぎ」の話ばかり・・・
すいません。「あこぎ」ばかりでうるさいでしょうが、ファン心理と御理解いただければ幸いです。
そして「あこぎ」の活躍はまだ続きます。
もし私が作者なら、主役は確実に「あこぎ」ですね~
- 貫雪
- 2012年 03月09日 08時48分
感想を書く場合はログインしてください。