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[気になる点]
なんで最初の迷宮で金貨200枚あるのに武器買ってないの?

一応は、銅剣のレベルが上がってゴブリン程度ならそこそこ使えるし、それまでの一月近く使い続けていたので使い慣れていたのでこれでも大丈夫と判断したこと、後は『切り裂きの細剣』の破片を『切り裂きの短剣』に作り直してもらっていたからです。

本音は、私が忘れてました。
[一言]
初感想をさせていただきます
ランキングで発見してとても楽しませてもらってます

主人公が禁欲で制限がありながら、強くなっていくのが面白く、奴隷のみんなもいいキャラで先が楽しみです!!

さて最新話まで読んでですが、ミムズへのヘイトが高いですし、貯まってきますね~(そう感じられている方が多いみたいで)
寧ろここまで分かりやすくヘイトが貯まるキャラなので、凄くキャラが立っていい感じだと思います
彼女自身がそうなる原因の話がまだないから仕方ないですね
それに結局付き合うリョーもまだまだ甘いですがそれが彼らしいですね~
留守組がここに居ないのが悔やまれますな
  • 投稿者: 抹茶理
  • 2014年 01月21日 16時23分
感想ありがとうございます。

楽しんでい頂けているようで何よりです。
やっぱりミムズはヘイトをためてくれますか、うーんそこまで狙ってはいなかったんですよね、若干ウザめの熱血キャラくらいのつもりだったんですけど。
彼女には彼女なりの理由があるので、まあそれを完全に公開するのはまだまだ先ですが。
基本リョー君は色々計算して口で何だかんだ言っても最後はお人よしですから、これからも巻き込まれていきます。
[一言]
サミューさんがリョー君達の現状を知ったら、卒倒しそうですね。
後々のことを考えると今回のほのぼのは、複雑な気分になります。

まあビックリすっるでしょうね、自分たちがのんびり小遣い稼ぎとお買い物に明け暮れてる間に、リョー君が散々な目にあってるんですから。
まだまだマイラスもガルも残ってるんで彼女たちは安心できないんですよね。
[良い点]
更新有難うございます。
設定が面白いです。
[一言]
なぜかミムズを男と思い込んでいましたw

どうやら救助に突っ込んでいったあたりで、熱血主人公っぽい性格……熱血……騎士……男……と謎の変換を起こしたようです。

ミムズの評判が芳しくないのは主人公へ迷惑かけまくる割りに周囲からは感謝されまくりっていうのも有るんじゃないかなー。

見ている分には笑ってられるんですけどねw
とりあえず、がんばれ主人公ww
  • 投稿者: suzuki
  • 2014年 01月19日 20時30分
感想ありがとうございます。
ミムズが男ですか、でも気持ちは分かります口調もそうですし、性格もああですから。
私のイメージも熱血暴走主人公ですから。

なるほど、確かに苦労してるのはリョー君なのに評価されてるのはミムズですもんね。

リョー君にはもうちょっと頑張って貰うつもりです
[一言]
こうゆう熱血の人も俺は好きですよ!・・・実際その行動に付き合ってる主人公は大変だと思いますが・・・w
ありがとうございますまさかミムズがすかれる何て!!
まあリョー君が苦労するのはお約束ですから。
[良い点]
主人公の性格が面白いw
ヒロインのキャラが魅力的
設定が新鮮
[気になる点]
主人公の痛がらないとこ?
戦闘のシーンが軽い感じがします
[一言]
勇者なのにダンジョン攻略ほぼダンジョン攻略は斬新で重すぎないで軽い感じで読めるのは嬉しいですwただ戦闘の描写とかすこし重くして、いくら超回復のアイテムがあるからといって、あまり痛がらない感じだと主人公には痛覚がないのかと思ってしまいます。超回復とは別に痛覚を和らげる効果とか追加したほうがいいかと左腕がもがれて「げっ」だけではすまないような汗あと設定が禁欲なんですからもうチョットお色気の部分でその部分で追求してくださると嬉しいです。長く書いてしまいましたが、これからも更新頑張ってください。心から読むの楽しみに待ってます( ^ ^ )/
痛みですか、確かにかるく書いている時が多いですね、たまに思い出したように痛がらせてるつもりだったんですが、けっこう忘れてる時があります、無痛アイテムに関しては考えていないですねリョー君に楽はさせられないですから。

お色気はサミューさんとの合流後を楽しみにしててください。
[一言]
 掲示板より参りました後藤です。
 基準は中辛をご希望。設定が多すぎるという指摘は不要。この条件で書かせていただきます。
 最初に、私はこのサイトではマイノリティもいいところ、転生だとかチートのこのサイトでの流行は知っているつもりです。ただ、不思議とそんな作品からの感想依頼はないことからその手のジャンルには非常に疎いです。
 そのため、ストーリー面についてあまり多くを語ることができません。
 そのことからだいたい半分程度読み進めたところで感じ取れた欠点を並べてみようと考えています。意外にも、それは設定や世界観の描写が多いことではなくて、その反対であったように思えます。
 設定も世界観も説明が足りていません。あくまでも、私から見たら、ですが……。
 中辛なのであまり厳しい言葉は使わないよう心がけますが、私が指摘したいのはこの小説の世界が、どこかありえない、存在しえないもののように見えてしまっています。
 その理由を、これから順を追って説明します。

 と、その前に句読点の使い方が雑ですね。読点と句点が反対であったり、句点がなければならないところが抜けていたりします。さらに地の文の最後に句点があったりなかったりと文章に統一感がなく文章としては読みにくい印象でした。
 特に長い台詞となると文章が切れても読点ですませていることが多く、文章がどこで途切れるのかがわかりにくい印象があります。これが全体的に言えます。
 まず、この点が読者、あくまでも私の場合ですが、読んでいる身としては負担でした。

 また、描写が薄いことも挙げられます。
 一人称型であるため基本的に描写がありません。これはいいとしても少々砕けすぎている印象があります。たとえば、描写を台詞だけで説明している箇所がありました。
 比較的最初の方で、火の玉を呼び出す場面がありました。ここの展開が早い印象です。火の玉をイメージしたかと思ったらいつの間にかすでに火球が発生していて、と思ったらいつの間にか発射されていてしかも外れている。間にあるべき描写がない。そのため情景を想像するのはワンテンポ遅れている感じがします。
 出来事を後から判断する状態です。となると、場面が飛んでいるような違和感を受けたのだとも考えられます。
 ただ、これが褒め言葉になるかは微妙なところですが、特に奇抜だとか独特な場面はなく、適当に考えるだけでもそれなりに情景を想像できる点はくどすぎない描写という点では優れています。

 これに派生しますが、同時に描写を押しつけている部分も少なからずありました。
 もしかしたら私が知らないだけかもしれませんが、ゴブリンに共通認識的な姿が存在するのでしょうか。
 この作品からだと人型で武器を持ってるくらいしかわかりません。確か緑色ともありましたが、それも初登場の場面では書かれていなかったような気もしています。
 試しに弟とゴブリンのイメージを話し合ってみました。
 弟は指輪物語のスメアゴルを緑にしてがたいをよくして武器を持たせる。はげ上がった頭に尖った鼻。背丈は低め。
 私の場合、頭には帽子。体は赤で、太った丸いシルエット。鼻は丸くてのっそりのっそりと武器を手に近づいてくるイメージになりました。
 どちらが正しいのか、どちらも的外れなのかさえ私にはわかりません。ただ、もしもゴブリンのイメージがあるとしてもそれはそれで問題です。この作品が他の作品で培われたイメージに便乗しているだけになってしまう危険性があるからです。また、固定されたイメージが存在しないとすれば描写の手抜きになっている恐れがあります。
 何にせよ、このジャンルはこんな読み方をするものですという約束事がわからない人に読んでもらうには不親切な描き方だと思えてしまいました。

 それが世界観についても言えます。ファンタジーだ、ファンタジーだと繰り返されていますが、これがわかりません。
 別にファンタジーと言えば指輪物語しか認めないなんて立場の人間ではありません。ただ、それでも指輪物語がファンタジーであることは疑いの余地はないことでしょう。となると、これぞファンタジーとスキルや魔法で敵をなぎ払う様子を見せられてもことごとく頷けません。
 スキルがあるとは理解できますが、それを数値化できたり、職種ごとにレベルが上がれば思いつくというシステムは一体どういうものなのでしょう。最初はあくまでも視覚的にそう主人公が見えているだけなのかとも思いましたが、この世界の人は全員がスキルや職業で能力を完全に縛られていて、そのことを前提に動いているようでした。
 このシステムがそもそもどこから来たのでしょう。まだ国家なんてできる前から騎士という職業があって、人々はそれに合わせた能力しか使ってこなかったということなのでしょうか。武器の扱いにスキルがあるなら、まったく新発想の武器はこの世界では一切開発できないということなのでしょうか。それとも新しい武器が見つかると、急にその武器に合わせたスキルが都合よく見つかるのでしょうか。
 こうして見てみると、この世界とは変化が許されず固定された環境であることが前提にも見えます。
 それはファンタジーというよりはゲームです。
 確かにわかりやすいですが、このような世界観ではそれこそゲームのようにプログラムなり必要になる気がします。
 また、何より危ないのはファンタジーだという言葉に悪い方向に頼りすぎです。
 なぜこのようなことができるのか、なぜこのような形の世界になったのか、そんななぜを、ファンタジーだからという言葉だけですべてすっ飛ばしてしまっています。似たような世界観ではソード・ワールドがありますが、これでも小説家される時はスキルや職業レベルは出しません。あくまでもゲームとしての遊びやすさを意識して便宜上システムを構築しているにすぎません。
 単純な数値に置き換えることができる。それはゲームの世界のお話です。
 となると、あくまでも私の場合ですが主人公がファンタジーと繰り返す度にこの世界がゲームに思えて、現実味が消失し続けていく印象です。これなら、最初から体験型のゲームと言われた方が納得できるほどです。リアルさを出すため会社員時代含めてゲームの中。クリアすればすべてを思い出して日常に帰ることができるお遊びという印象ですね。
 もしかすると何でもかんでも数値化できるファンタジーがこのサイトにはジャンルとして存在するのかもしれません。ただ、これがファンタジーだと言われて納得されても、戸惑う人間が少なくとも一人はいます。

 これらの問題はすべて、私の感性が作品に合わなかっただけと片付けてしまうことができます。ただ、問題としてこの作品は描写が薄いことはすでにお話しました。ゴブリンの姿や、感覚で理解できない人に対してまか不思議な世界をファンタジーだからの一言で済ませてしまっているからです。
 すなわち、設定や世界観の描写が薄くて、そのため感覚としてこの作品を理解できる人のためだけの作品になってしまっている恐れがあります。
 世界観を理解してもらうのではなくて、理解できるから理解できているだけ。理解できない人は説明もないまま置いて行かれてしまう。構造上、そんな危険性があります。

 このように、この作品は見方を変えたなら設定や世界観の説明が足りていないということになります。細かいですが、いくつか具体例を挙げていきます。
 先述の通り、この世界がゲームのように固まっている点が感覚として理解できません。これが本当にゲームならいいのですが、数値化できるとか、職業ごとにできることが明確であるとか、それを性質として並べられるとか言われても非現実的と言わざるを得ません。人間の性質をそんなに単純化はできないと考えるからです。
 また、戦闘についてもいくつか。主人公はレベルの低い冒険者となっています。ただ、それでも序盤でさえ一度に数十頭の獣を仕留めています。この場合、死体はどうするのでしょう。一人の冒険者の一日の功績でこれなら、全体では膨大な数の死体が出ることでしょう。死体にたかるハエの大量発生や衛生環境の悪化から病原体の流行の危険もあります。数千の死体が野ざらしであれば腐敗臭がすさまじい臭いを発生させることでしょう。ただ、ゲームなら倒したモンスターの死体なんて気にする必要はありません。システムに腐敗臭は存在しないからです。そもそも、モンスターを見て素材の数を思い浮かべるのは完全にゲームの発想です。
 次に治安の状態が不明です。奴隷を街に一人残しておけない。襲われる危険性があるから。迫害の対象であるダーク・エルフならまだわかるとしても奴隷すなわち他人の所有物。町中でさえそんな心配をしなければならないほど治安は悪い訳です。しかも外ではモンスターが迷宮から出ています。はっきり言って、旅はもう生きて帰れないことを覚悟しなければならないほど危険なものであるようです。ところが、初期には家族連れが、しかも若い娘さんを連れての旅をしています。村の中でさえ襲われる危険性がある世界観で、モンスターが当然に闊歩する外を歩くなんてとてもできないのではないでしょうか。この治安の落差を埋める設定がどこにもなかったような気がしています。
 また、ダーク・エルフの少女を孤児院に預ける場面でもわからないことがあります。迫害されている種族であっため、孤児院に引き取りを拒否されたとありました。同時に、ダーク・エルフが商品になると奴隷商人は判断していました。ここで、孤児院の方々はずいぶんと紳士的に見えます。高位の僧侶が奴隷を買いに行っても誰もいぶかしがる様子がありません。すなわち、この世界では人は売り買いできて当たり前であると道徳観念にまで食い込んでいると判断できます。孤児院でもそれは同じでしょう。私のようにあくどい人間なら、引き取ったふりをしてとっとと奴隷として売り払います。ところが、なぜか孤児院の方々は皆さんそんなことを考えた人はいませんでした。町中に一人にすれば何されるかわからない。そんな人の善意を期待できない世界観の中で、なぜか孤児院の人だけが良識的。でも、ダーク・エルフの迫害は当然だと考えているようでもあります。そもそも町中に残せないほど危険を感じていながら、どうして孤児院なら預けることができると判断したのかが謎なんですよね。見てみると、主人公がダーク・エルフの子どもを引き取りたいから孤児院の人たちが誠実になって、連れて歩きたいから街の人が不誠実に都合よくなってくれた。そんなご都合主義に感じてしまったことも事実です。
 次に、そもそも主人公の考え方が不明です。ダーク・エルフの少女が奴隷商人に品定めされた時には憤りを感じておられるようですが、そもそも何に怒っているのかがわかりません。少なくとも、人身売買そのものではありません。なぜなら、この直後自分が人を買っているからです。自分が人身売買するのはよくても、他人がしているのは不愉快だというのは理屈が成り立ちません。無理やり考えてみると、ひどく身勝手な人物になってしまうか、ただ自分の所有物にちょっかい出されたことを不愉快に感じているだけに見えてしまって、この人物をどう捉えて読めばいいか今でも悩まされています。今でも良氏が人格破綻者に見えてしまって困っている有様です。実際、戦闘奴隷を買って、戦わせる訳ですから、他の人と何も変わらないはずですから。
 他にもラクナ氏?嬢?の態度も大きな謎があります。奴隷を購入するということを特に抵抗なく薦めています。これが私には不自然に見えます。お話を見るに、勇者とは現代日本人であることが多いようです。実際、会った元勇者も日本人でしたし。確かに日本人に人権意識の薄い人が多いような気がしています。それでも、大勢の人が勇者になったはずですね。もしも、その中に一人でも奴隷制に対して徹底した反対の立場をとって、その圧倒的な力で国と一戦交えた人がいたとしたらどうでしょう。大きな問題となるはずです。もしもそんなことがあれば、それを知っているはずのラクナ氏?嬢?は奴隷の話をする際には慎重にならざるを得ないでしょう。ただ、勇者が富も名声も獲得できるとありながら、それでも奴隷制が確たる制度として存在しているということは、勇者は誰一人真剣に奴隷解放運動を行ってこなかったということになります。勇者の召喚条件が死の危機に瀕している人というだけでなぜ日本人が呼ばれるのかは疑問ですが、平均的な人が呼ばれているのでもないようにさえ感じています。隠れた条件に、自分さえよければ他人なんてどうでもいい利己的な人間が呼ばれるのかな、なんて半分本気で考えてしまっています。実際、良氏の行動は、つい『ハレムの優しい王様』という作品を思い出してしまったほどです。
 そして、勇者という存在も謎なんですよね。そもそも、この作品ではなぜ勇者が呼ばれるのか説明がありません。勇者以外でも迷宮の沈静化はできるとあります。となると、勇者にしかできないことはなくて、単に力が強いというだけです。ただ、どうしてそんな力を勇者しか得られないのか、どうして勇者を他の世界から呼ばなければならないのか説明がなかったように思います。また、なぜ勇者が狙われるのかについても、殺すことにメリットがあるような印象でしたが、本当に世界の秩序のために必要なら各国が挙げて保護しなければならないはずです。ただ、神殿側も基本的に放任で、国は積極的に殺害に走るとありました。物事はメリットとデメリットの兼ね合いです。少なくとも国にとって積極的に殺しにいけるということはその存在にメリットを感じていないか、排除にデメリットはないと判断しているということになります。問題は、そんな存在をわざわざ呼んで、強力な力を与える神殿とは一体何なのでしょうか。組織としての行動原理が見えなくて、まるで勇者に力を与えるためだけの舞台装置に見えている有様です。何か企みがあるにしては、これまでに何人も勇者が無事使命を全うできている印象なのが不可解になります。

 まとめとして、実はいい点として私が挙げたいのが、設定がよく考えられているという点でした。ただし、残念ながらゲームとしては、のお話になってしまいますが。
 反対に悪い点と見えてしまったのは世界観や登場人物を表現する設定や描写の不足です。全体的にご都合主義に見えてしまっています。
 孤児院の人たちがみんな良識的であったからアラ嬢と引き離されずにすんだ。街の人が危険人物だったから冒険に連れて行くことができる。外ではモンスターさえいるのに、家族連れがいて、そのおかげで主人公が無理してでも戦う理由が都合良くできた。これまでの勇者が誰も奴隷解放運動なんてしなかったから、美少女を買うことができた。
 こんな印象で、最初からお話の流れは決まっていて、そこに設定も世界観も登場人物さえも無理に動かされている印象のようです。ことあるごとに主人公に都合のいい設定、人物、展開が配置されているように見えてしまっています。
 それがなぜ悪いかと言うと、猿芝居に見えてしまう危険性があるからです。大切な花瓶を自分で割って、涙を流して惜しんでいる姿を見せられても自作自演以外の感想は抱けません。そのため、主人公が差別される人物に優しいというより、作者さん=主人公が他の差別させている人々を救って差し上げているように見えてしまいかねません。
 世界の持つ匂いが、この作品の場合、場面場面によって驚くほど変わっている印象です。
 この世界の統一された雰囲気や法則というものが見えてこないのです。どこかで矛盾していて、その矛盾を解消してくれるような説明がない。それぞれの場面で消費されて世界観の統一に役立たない設定が多いのに、その隙間を埋めてくれる設定が存在しないのです。
 世界観とは、言うなら焼き鳥です。ネギだろうが鶏肉だろうが、一本の串に刺さっていればそれが一本の焼き鳥だと認識できます。ただ、この作品の場合、作者さんの好みを優先しすぎている印象です。材料を一本の串に刺すのではなくて、材料に合わせて無理やり串を通そうとしているように見えたのかもしれません。そのため、ばらばらに置かれた材料に向かって曲がって、折れて、串が形容しがたい形になってしまっている。そして私は、果たしてこんな串は存在できるのだろうかと首を傾げる。
 世界観に統一感がないように見えてしまっています。敢えて統一されたものがあるとすれば、それは作者さんの都合なのではないかと。
 全部を読んだ訳ではないにしても、未だにこの世界がどんな世界なのかわかっていません。それこそ、主人公のためだけに用意された体験型のゲームですと言われれば納得できます。あらゆる意味で勇者が世界の中心になっているからです。
 反対に隙間をなんとか埋めようとすると、作品全体がゆがんでしまう印象です。この作品は勇者と呼ばれる身勝手な男たちが異世界で好き勝手に過ごす物語です、ということなら、それはそれでいいのですが……。それならそれで、作者さんが勇者のためにハーレムを提供してあげているだけに見えてしまう危険性が残ります。
 このように、この作品に私が見た問題点は設定の多さではありません。少なさだと考えました。反対に、余分な設定が多いから統一感が損なわれているのかもしれません。二つの点を結ぶ線は簡単に描けます。ただ、三つ、四つと点が増えていけば線はどんどん形をゆがめていきます。そして、線がゆがんでいくことに対する備えが、この作品には足りていないのではないでしょうか。近い点を選んでできるだけ直線の形を維持するのでなくて、欲しい点を無頓着に拾った結果、線が複雑な曲線を描いている印象でしょうか。
 私見で否定的な意見を並べてしまうの恐縮ですが、この作品は嘘をつき切れていないのかもしれません。
 主人公は奴隷に対して心を砕くことのできる人物だ。でも、これは現実の話じゃない。この少女たちの境遇も作者さんが勝手に用意したことでしょう。それを主人公に救わせていい人だ、いい人だと言わせてもマッチ・ポンプ。自作自演にしか見えない。
 そんな判断です。
 というのも、この世界が本当に成立しうるのかと疑問を感じてしまっていることがそもそもの原因です。空想の中にしか存在しない世界だと考えてしまうと、すなわち作者さんの頭の中にしか存在しない。すなわち、これは作り物であり、奴隷の少女たちの境遇もすべて作者さんが仕組んだものだ。そんな理論の流れが出来上がります。
 これでは極端な話まですると、すべてがすべて自作自演の苦労話を聞かされているようでお話に魅力がないことが事実です。
 順序が逆に見えているようです。
 この作品の本質が私には見えていません。それは設定や世界観の説明が足りていないためであるようです。そのため、実在できる世界に見えず、空想の産物。すなわち、所詮作者さんの頭の中で勝手に作った世界の中でしかないと理論の流れが出来上がっているようなのです。
 こんな世界だから少女たちはこんな境遇に置かれた、ではなくて、少女たちをこんな境遇に置きたいから世界を作ろう、という流れです。串に材料を刺しているのではなくて、材料に合わせて串を変形させていくということです。
 そしてそんな串が存在しうるのでしょうか。しないのだとすれば、この作品は世界も人も単なる作りものですとなってしまいかねません。
 では、長い作品だということ、感覚的な問題かつ説明しにくい内容ということから具体例に文字数を割かれてしまいました。基準は中辛ですので、これくらいにとどめておいた方がよさそうですね。
 基本的にこれらの意見は、非常に近いファンタジー観を持たない人にはこんな読みにくさやこんな問題点が見えてしまっている、そんな意見の一つとして捉えていただければ幸いです。
 では、私見ではありましたが、何かの参考にならば幸いです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2014年 01月19日 13時00分
管理
細かいご指摘ありがどうございました。

感想を読ませていただいて思うことは、正直耳が痛いというのが本音です。

確かに、ご指摘を受けたうえで作品を考えると自分でも読者を選んでいるというのが解ります。
なろうで人気のあるVRMMOものや、ゲーム世界への転生ものなどを読みなれている読者であれば当然と感じる設定や名詞でも、そうでない読者にとっては違和感を感じる無いようになっていますね。
ゴブリンなどの魔物の描写にしても、ゲームやアニメで散々出ている定番だから、名前を出すだけで通用するだろうと思っていたのも事実です。

ダークエルフのアラを連れて行きたいからそういう設定にしたというご指摘は、その通りとしか言いようがありません、実際にその為に孤児院が受け入れなかったという前提を作ったのですから。

『少女たちをこんな境遇に置きたいから世界を作ろう』というご指摘にはまったく反論できませんし、『勇者と呼ばれる身勝手な男たちが異世界で好き勝手に過ごす物語です』というイメージを持たれても仕方がないのかなと思います。

好みに合わせたために世界観に統一感が無いというのは一番の反省点です。

今までの分に影響しない範囲内になってしまいますが、可能な範囲内で描写や設定を修正し、今後の天海においても改善点とさせていただきます。

長文でのご指摘ありがとうございました。




[一言]
何話か忘れましたが、ヒロインたちがネトラレる可能性もあることを記載されていたと思います。(たぶん......)

そのことについて、あらすじ、もしくはタグに明記したほうが良いのではないでしょうか。(ネトラレる可能性あり、とか)

好き嫌いの差が激しい分野なので、ネトラレがある場合は一部のユーザーから叩かれことがあるかもしれません。

余計なお世話でしたら、申し訳ありません。

■感想
いつもワクワクしながら読んでいます。
キャラクターもそれぞれ個性があって、とても魅力的です。
この作品のせいでロリコンになってしまいそう......

以上、長文失礼しました。

感想ありがとうございます、ロリコンということはアラを気に入って頂けたようですねありがとうございます、もうしばらくアラの出番は続く予定です。

寝取られの可能性に関しての記載はおそらく49話の後書きの事だと思います、ここで確かに『ネトラレの苦手な方は~』と書いた記憶があります、ただこれは前日譚となる『奴隷侍女サミュー』を読まれる際のの警告になっていますので、本編の未来で誰かが寝取られる予定はありません。

ただし、本編中でマイラスのようにサミューと関係した事のある以前の主人や男が出てきたり、過去の描写という形でそういった表現の可能性はありますが。個人的には現在進行形でないので『ネトラレ』にカテゴリー外かなーと思っています。

御心配ありがとうございます。
[良い点]
色んな意味でキャラが立ってる登場人物を纏めて
これだけの内容の話をきちんと連載出来てるというだけで凄い事だと思います。

[気になる点]
主人公の思考が異世界の事情になれるまでの過程は細部に渡って書かれていて良いのですが、少々テンポが遅いように感じられます。
また、フォントサイズが他の作者様の物と比べて一回り大きいサイズになっているので読みづらい印象を受けました。
[一言]
はじめまして、日間ランキングで初めて見るタイトルなので試しに・・・と思ったらついつい全話見てしまいました。
それ位引き込まれる内容だったのですが上記でも述べた通りフォントサイズが大きいので少々読みづらいと感じられました。(私の場合はブラウザの縮小で対処しましたが)
これだけの文章量ならフォントサイズを他の作者様と同じサイズにしても十分見応えがあると思うので、
今後リメイクや新作を書き出す時はもう1つサイズを小さくしてくれると嬉しいと思います。
(単に私が読むのが早くてスクロールが大変だと感じてる可能性があるので、あまり深刻には捉えないで下さい)
感想ありがとうございます。
まさか日刊から着て頂いて気に入って頂けるとは嬉しい限りです。

ストーリーのテンポは確かに私も遅い気がしています、多分書いてるうちにどんどん付け足したいことが増えてしまうために一つ一つの話の展開が広がって行ってるのが原因だと思います、実際当初の予定ではとっくにサミュー達と合流しているはずなのに、まだまだミムズのターンが続きそうですし。

フォトンサイズは恥ずかしながら指摘されるまで気づいていませんでした、普段はワードで作ってそのままコピーペーストで持って来てただけで投稿してまして。調節できるとは今まで知らず……

新作の時には注意したいと思いますありがとうございました。
[良い点]
飲食含め、ガチ禁欲を強いられるハーレム主という設定が面白い。
[気になる点]
所々句読点なしのまま文章が垂れ流しになっているところが見受けられ、見栄えがだいぶ悪いです。特に長文や会話文。
ここを改善すれば読者数も評価数も一気に上がると思います。たぶん。
[一言]
アラかわいいですねぇ……でも、この調子だといつかはロリヒロインというカテゴリからは脱却してしまうんでしょうね。悲しいなあ……(ロリコン並みの感想)
感想ありがとうございます、禁欲という設定はこの作品のキモの一つなのでそこを面白いと言っていただけるとてもありがたいです。

句読点ですか、確かにあまりうまくつけられてない自覚があります、一時はつけすぎてしまって文がブツブツになったり、逆に付け忘れてご指摘の通りになってしまったり、徐々に直していきたいとは思っているんですがなかなか。

アラがこの先どうなってしまうかは……じゅ、十代半ばくらいまでならロリヒロインで通用するかと……
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