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[良い点]
初めて奥田先生の作品を読みましたが面白かったです。他の作品も読みます!
[気になる点]
榊原が榊端になっているのが2箇所程見受けられました。
  • 投稿者: くろ
  • 2024年 01月10日 13時18分
 奥田です。この度はご一読頂きありがとうございます。誤植のご指摘もありがとうございました。

 この作品はかなり前に書いたものとなりますが、楽しんで頂けたのであれば作者としてこれ以上嬉しい事はございません。他の作品でもとにかく楽しんで頂ければ幸いです。

 今後とも、何卒よろしくお願いします。それでは失礼します。
[良い点]
ミステリ紹介エッセイの方で興味を持って読ませていただきました。
普段はミステリを全然読まないのですが楽しく読ませていただきました。

最初の導入で日常感をきちんと描いてからの事故()という非日常の落差、そこからの息もつかぬ怒涛の殺人の連続に思わず一気読みをするぐらいのめり込み没入してしまいました。
とても面白かったです。

頭が無い死体は入れ替わりの定番、最初の方に死んだ人が1番怪しい、というミステリの定番を崩さずに工夫をこらしてほとんど違和感なくここまで描き切ったことに素直に尊敬します。
[気になる点]
ミステリのあるあるというかある程度筋が通ってたらあまり違和感を追及するのはお約束的に良く無いのだろうと思いつつ、気になったところは文章化させていただきます。

まず、琴音さんが死んだシーンでどうやって死体を2階に上げたのか、という問題がありました。その際の思考の流れとして血の跡がないことから本人がそこに逃げたのだろうという話になりましたが、解決編で明かされた入れ替わりトリックではそこの部分と矛盾していないでしょうか?他の死体で代用したのであれば血の痕跡が出てしまうと思うのですがその部分はどう解決されたのでしょうか?

殺人や解体が呆気なさすぎて現実感がない、というのはフィクションですから野暮だとしても本文中に書かれている部分と矛盾しているように見受けられ、少し気になりました。解答編の探偵&犯人が実は正確な供述をしていない可能性もありますが読者としてはモヤモヤしました。

既に述べた通りこの分野は詳しくないのですが(一度言ってみたかった)、作者様の見解をお伺いしたいです。
[一言]
読了した後の興奮のまま書き連ねているため、疑問が既出であったり読みにくかったら申し訳ございません。


実は感性だけで運転手犯人じゃね?ってたどりついてて最後興奮しました笑。逆算していくと、これ最後まで否定できないなってなって…
でもミステリはネタまで分かっての娯楽ですので琴音ちゃんの部分がわかればもっと気持ちよかったんだろうな、と。

最後になりますが素敵な作品をありがとうございます。とても楽しんで読むことができました。
 奥田です。ミステリー紹介エッセイから御一読頂いたという事で、本当にありがとうございます。返信が遅れてしまい、本当に申し訳ございません。そして、犯人を当てられたというのはお見事です。私の感覚だと最後の最後でミスリードの時田琴音だと思う人が結構多いようなので、感性だったとしても脱帽物です。

 その上でご指摘の疑問についてですが、確かにその点については説明不足だったかもしれません。作者の認識としては、二階で見つかった遺体の解体作業自体は二階で行っていて、真の犯行現場である離れは必要最低限の事しかしていないというものでした(首が置いてあった離れなら別にどれだけ血まみれになってもよい)。犯行後、首から血が流れないよう何らかの処置をした上で遺体を二階に運び、解体自体はそこでやったという流れです。もっとも、いささか後付けっぽい理論ではありますが……。

 何にせよ、楽しんで読んで頂けたのであれば、読者としてこれ以上嬉しい事はございません。探偵役である榊原さんはこの後も数々の事件に関わる事になりますので、興味があるようでしたら他の作品も御一読頂ければ幸いです。それでは、この辺で失礼します。ではでは。
[気になる点]
この子どうみても失語症ではないですね。

って思ったらだいぶ昔の作品でしたね。
[一言]
失語に関わる医療従事者と当事者家族以外は気にならないかとは思いますが
内容が非常に良いだけに、そこだけ下調べ不足が悪目立ちしてしまい残念です。

  • 投稿者: 読み専
  • 2023年 01月26日 00時25分
 奥田です。御一読頂きありがとうございます。返信が遅れて申し訳ございません。

 この失語症に関する話は実は他の方からも指摘を受けています。詳細についてはその方に対する回答を読んで頂きたいのですが、「表情が変わらず喋れない」という実際にあるかどうかもわからない症状から、私の中では「一応失語症という事にはなっているが、実際はそれに酷似した原因不明の症状」という解釈に落ち着いています。この辺りはご指摘通り作者の調べ不足という事になってくるかと思われます。

 いずれにせよ、御一読頂き楽しんで頂けたのであれば幸いです。今後とも、よろしくお願いします。
[良い点]
こんにちは。「イキノコリ」楽しく読ませていただきました。自分は登場人物に感情移入してしまうので、「事件編第五章 皆殺し」では本当にびっくりしました。作者様の他の作品も読んでみようと思います。
 奥田です。この度はご一読いただき、ありがとうございました。返信が遅れて申し訳ございません。

 この作品はトリックの関係上、あのような結末にする事は最初から決定事項でした。他の方の感想返信にも書いたかもしれませんが、執筆中に「一人ぐらい生存者がいてもいいかもしれない」と思わなかったと言えば嘘になるものの、そうなると逆にトリックがややこしくなってしまうため、心を鬼にしてあのような結末に落ち着く事となってしまいました。

 そんな感じです。今後とも、よろしくお願いします。ではでは。
[良い点]
1話辺りの文章量が適当で読みやすいです。
原稿用紙1枚程度の短文で1話構成の作品が多いので、気持ちが切れてしまうんですよね。
誤字脱字は散見されましたが、基礎となる文がしっかり書かれているので気になりませんでした。
文系で推理小説が好きなものですから、フーやハウよりホワイダニット重視の作品を好みますが、この犯人の動機については理解出来ました。
彼の望みが承認欲求であれば、予定していた結末ではなかったかもしれませんかその希望は叶ったのではないでしょうか。
[気になる点]
最初の事件、笹沼の事が消化不良気味です。
動機が不明なままですし、まだ刑が執行されていないと言う事は真実はまだ明かされていない、そもそも犯人が笹沼かも分からないと言う事でしょうか。
イキノコリの為にも、ぜひ榊原さんに解決して頂きたいですね。
[一言]
「読者への挑戦」で検索して興味を惹かれた直江事件を読ませていただき、そこから時系列順にディテクティブ・ロジックに続きこちらを読ませていただきました。
どれも充実した内容で楽しく読ませていただいております。
榊原は早期に犯人の目星はついていて、後は証拠を揃えてのスピード解決といった印象ですが、
そんな榊原ですら全力で追いかけ回さないと辿り着けないような強い犯人の登場に期待します。
  • 投稿者: m
  • 2021年 03月18日 17時00分
 奥田です。この度はご一読いただきありがとうございます。返信が遅れてしまって申し訳ございません。

 私の作品群は、「犯人が推理小説におけるもう一人の主役である」という認識の元、犯人側がかなり抵抗するという作品が多くなっています。この「イキノコリ」の犯人は私の作品群の中でもトップクラスに抵抗した犯人の一人で、執筆時になかなか犯人が落ちず(私は基本的に推理編執筆時に犯人側に後先考えずに反論させ、作者がその反論に対して探偵と一緒に本当に推理しながら解決編を執筆するという形式を採用しています)、物凄く苦労した記憶があります。ですので、私としてもmさんの言うような強力な犯人を登場させたいなぁとは常々思っているのですが、そんな犯人が出てきたら作者側も解決編を書くときに物凄く苦しめられるんだろうなぁなどと戦々恐々しつつ、それでもいつかはそんな犯人を書いてみたいなぁと思っている次第です。

 ちなみに、笹沼の事件の真相については薄ぼんやりと考えている事はあるのですが、確実に複雑な長編となるので、果たしてそれを小説化できるかどうか……(多分数年がかりの大仕事になるかなぁ……)。

 そんな感じです。私は基本的に連載はせず、一作ちゃんと完成させてから一気に投稿する方針としているので年に投稿できる作品に限りはありますが、姿が見えなくなっても書き続けてはいますので、今後とも応援して頂ければ幸いです。それでは失礼します。
[良い点]
こんなに凄まじい推理ものを見ることが出来た
[一言]
人狼は試合に勝ち勝負に負けた
リアル人狼ゲームなんて胸糞悪い話でしかない
 奥田です。この度はご一読頂き、本当にありがとうございました。返信が遅れて申し訳ございません。

 確かに、言われてみれば人狼ゲームに似ているのかもしれませんね……(ちなみに、私は人狼ゲームはそこまで詳しくありません)。ただ、私の作品はあくまで現実的かつ推理メインとなりますので、それを突き詰めた結果このような内容になってしまいました。「真相がわからない」という推理小説特有の恐怖を味わってもらえれば幸いです。

 何はともあれ、楽しんで頂けたのであれば幸いです。今後とも、よろしくお願いいたします。ではでは。
[一言]
菱川様のエッセイよりお邪魔させていただきました。

問題編はスリルたっぷりで怖かったです。土砂降りの雨の中、次々と起こる犯行は、過去の事件とクロスして不気味で。
前半は手記形式なので、被害者たちと一緒に事件を体験しているような気分を味わえ、解決編は三人称だったので少し冷静に探偵と事件の真相を追えました。
いろいろと書きたいのですが、ミステリの感想って、どうしてもネタバレになってしまうので難しくって。
でも面白くて、夢中になって読んでしまいました。

  • 投稿者: 澳 加純 
  • 女性
  • 2021年 02月09日 00時41分
 奥田です。この度はご一読いただき、本当にありがとうございました。

 二月頭頃から急にこの作品のptが増えて、何が起こったのかと思っていたのですが、菱川様のエッセイで紹介されていたのですね。早速エッセイの方も読みに行かせて頂きました。
 この作品はかなり前に投稿した作品になりますが、それだけに楽しんで頂けたのであれば、作者としてこれ以上嬉しい事はございません。今も年数作品程度、榊原シリーズの作品を書かせて頂いていますので、何卒よろしくお願いいたします。

 そんな感じです。それでは今後ともよろしくお願いします。ではでは。
[良い点]
いつも楽しく拝見しています。
「イキノコリ」も犯人も全くわかりませんでした。
誰が殺人鬼なのかわからず登場人物たちと一緒に疑心暗鬼になってしまいました。
そのぶん榊原氏が犯人を特定・糾弾する解決編はとてもワクワクしました。
[気になる点]
時田琴音の症状は「運動性失語」ではなく「失声症」だと思います。
運動性失語は脳血管障害等病気や損傷により脳が傷ついたことにより起こる障害で、筆記にも影響が出ます。単語や短い文章は書けても、作中の琴音のように流暢な文章を書くことは出来ないはずです。
失声症は心因的な原因で発声機能に問題はなくても声が出せない状態のことを指すので、こちらなら筆談も可能です。

結構前の作品で、「声と表情を出せない人物」を指す道具として出ているだけなので自分の頭の中で変換すれば特に問題なく読めるのでどうしようかと迷いましたが、やはりどうしても気になるので指摘させていただきました。
  • 投稿者: サニー
  • 2020年 12月02日 09時45分
 奥田です。この度はご一読ありがとうございました。

 運動性失語症についてのご指摘、ありがとうございます。この失語症関連の知識については某ライトノベルの某キャラクターを参考にしているのですが(何のキャラなのかは多分知っている人は知っているはず)、やっぱり自分でもう少しこの辺の事をちゃんと調べておく必要があったのかもしれません。ただ、今回の彼女については声を出せないと同時に「表情も出せない」という現実ではありえるのかどうかもわからい特殊な状況を設定しているので、「精神的なショックゆえに運動性失語症もしくは失声症のような症状になっている」「一応診断上は運動性失語症となっているが、正確にはそれに類似した症状である」という認識で読んで頂ければ幸いです(まぁ、つまるところは作者のリサーチ不足という事になるのですが……)。

 随分前に書いた作品ですが、今もこうして評価してくださる方がいてくださるというのは、作者としてとても嬉しい事です。今後ともよろしくお願いします。
[一言]
面白かったです。真相編がとても爽快でした。
こんなに綺麗に締めてくれるとは…
  • 投稿者: ハム
  • 2020年 07月20日 15時46分
[良い点]
最近になってミステリーものを読み始めましたが、とても面白いです。
夜中に読んでいたので、恐怖が半端無かったですね。
[気になる点]
※ネタバレ注意



簡単に頭を回して、琴音だと思いましたね……確信ではありませんでしたけど。失語症のことは、個人的に心理学に詳しいのでイキノコリはワンチャン有り得るな……と。

矢守、憲子、小里は三人でアリバイがあるので、私の考えざるトリックが無ければ、有り得ないと思いました。
藤沼、真佐代、麻美、杏里も、死体の確認が出来るので無いなと。
土方が怪しいとは思ってたんですが、最後に土方の頭も放り投げていたので、じゃあ琴音だ……と。
琴音の死体取り換えトリックは気付きました。真佐代の死体が消えたという描写はありませんでしたが、使えるとしたらこの人しかなかったですね。

ゴルフバッグに元々死体が入っていた……なんていうのは全く想像してなかったです。ただ何でゴルフバッグなんか持ってるんだろ?とは思いました。あと一人焦るというより黄昏てる感あるのも気になりはしましたけど、死んじゃってたし、十人以外の犯人はいないと書かれていたので、外野にしてましたね。追求はそこまでいらないかな。と。

イキノコリ視点の時に、殺意が無いのは引っ掛かりはしたんですけど、私もイキノコリ=犯人だと思ったので。しかも斧持ってましたし。忠告しないとっていうのが何なんだ……?とも思いましたが、一番犯人に近すぎて駄目でしたね。他の人は無理に等しかったのもあり。

もっと頭を柔軟に出来たら、解けたかもしれない難易度でした。ミステリー初心者なのでこれから上げていけたらと思います。
 奥田です。今回はご一読ありがとうございます。そして返信が恐ろしく遅れて申し訳ございません……。

※、ネタバレ注意
 他の方の返信でも書きましたが、ラストで犯人に土方の首を投げ捨てさせたのは「土方が犯人であるという推理を一度否定させてミスリード要員である時田に読者を誘導するため」に作者の仕込んだ意図的な「罠」です。「首のない死体の持ち主が実は生きていた」というのはミステリーにおいてはかなりオーソドックスな手段なので、作者としては読者がそういう推理をしてくる事を前提にした上で読者を誤った推理に誘導する「罠」を仕込む必要性がありました。その結果があの描写となったのですが、感想を読む限り「時田と土方までは絞れた」「その上で時田を犯人と予想した」という人が多いので、この誘導はある程度成功しているのではないかと思っています。

 ちなみに、今だから言えますし他の方もあまり言及していない話なのですが、作者は今回、読者への挑戦状にも思いっきり罠を仕込んでいます。読者への挑戦状において「村の中で起こった殺人に共犯は成立していない」的な事を確かに書いていますが、これを逆に言えば「村の外で起こった殺人に関しては共犯が成立している可能性がある」という解釈にもなるのです。これが何を意味するかは実際に作品を読んだ方ならピンとくると思われますが、このようにこの作品には至る所に作者が罠を仕込んでいるので、真相がわかった後でそれを探してみるのもおもしろいかもしれません。

 そんな感じです。それでは今後ともよろしくお願いします。
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