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[良い点]
「雪割の華」拝読させていただきました。

いつもながら深い感慨を覚える和泉さんのお話なのですが、これはもしかしたら、「ひえひえ」に関したものだったのでしょうか……

穢れたヒトは冷たく純白の雪を想い、穢れなき雪童たちはぬくもりある穢れたヒトを想う。
多分、この世はどちらか一方だけが存在するような単純なものではなく、必ず同居するものなのでしょうね。その二つの存在が会いまみえるときに、化学反応が起き、そこに物語が生まれる……
そんな儚さを感じました。
そして……一華と春の二つの存在は消えてしまったけれど、何かが残っている、はず。
そんな希望も感じました。
  • 投稿者: 鈴木りん
  • 男性
  • 2016年 01月09日 10時56分
鈴木さん

新年早々の御感想ありがとうございます!

> これはもしかしたら、「ひえひえ」に関したものだったのでしょうか

鈴木さん……スルドイッ!
そうです。これはまさに「ひえひえ」を考えている時に出たアイデアのひとつです。(他にもまだまだありますよーw)しかし話として面白くするにはどうしてもこの「昔語り」の構成が使いたくて、語り部としてはやっぱり「煉」が一番しっくりして……結局童話館用としてはボツになり、ミソサザイの一部となった次第であります。

己の持たぬモノに魅かれるヒトと妖。二つの存在の同居、そしてその二つが出逢った時に必然的に起きる化学反応と物語……『雪割の華』を通じて私が書きたかったことズバリを指摘して頂き、只今この上もなく嬉しいです。ありがとうございます。

> 一華と春の二つの存在は消えてしまったけれど、何かが残っている、はず。

毎年最低でも新年最初の話だけは、優しく希望と再生のみえる話にしようと決めています。(とか言って、来年は崖突き落とし系だったりして……w) 言わずもがなかも知れませんが、最初の部分で寛太が「崖から見下ろす白銀の世界」を不思議なくらい好むことが実は伏線で、そして自分を見つめる煉の眼に「既視感」を覚えること……が煉の見届ける「物語の結末」に繋がっています。解りにくかったらスミマセン! でも希望を感じて頂けて良かったです!

鈴木さんに御感想を頂き、ヤル気を出して、2ヶ月後の更新を目指して頑張ります!(´・Д・)」
ありがとうございました♪
[良い点]
「雪割の華」拝読しました。
ラストにささやかな希望が見えるエピソードでした。
流れるようなストーリーも詩的です。
[一言]
寛太は生まれる妹さんを慈しみ守るのでしょうか。
煉がそっと伝えたということは、何やら生まれる妹さんの未来に危惧があったのか……考えすぎかもですね。今回もやはりいろいろ想像をかきたてられるお話でありました!

私事にて新年のご挨拶は遠慮しましたが、お元気そうで何よりです。
  • 投稿者: 白桔梗
  • 2016年 01月08日 18時08分
白桔梗さん ( ´ ▽ ` )ノ

新年最初の御感想は白桔梗さんから……! そしてなんと、これが100件目の感想でした。だからと言って何と言うわけではないのですが、しかし思えば初期に白桔梗さんから頂いた感想がとても嬉しくて、その嬉しさを糧に今まで細々と書き続けられたのだと思います。そして新年と百というキリの良い数字に、勝手に不思議なご縁を感じております。(*^ ^*)

煉が淡々と語る昔話……という構成で、昔から今に繋がる時の流れを想いつつ書いたので、「流れるような」と言って頂きとても嬉しいです。

> 煉がそっと伝えたということは、何やら生まれる妹さんの未来に危惧があったのか

……いえ、そこまでは流石に考えていなかった!(笑)
煉の言葉は彼が見届けた「物語の結末」に関係していますが、しかし多かれ少なかれ、生きていれば何かあるのが人生ですよね。幸薄い最期を遂げた一華と春に、次こそは幸せな生を送って欲しい。そんな煉くんの祈りのこもった一言だったのかも知れません。(あ、さりげなくネタバレだった! 笑)

ではでは、新しい年が白桔梗さんにとって素晴らしい一年となりますように。私も遠くから祈らせていただきます。御感想ありがとうございました。m(_ _)m
[良い点]
ご無沙汰してます!更新お疲れ様です。『朧月』から『雪割の華(前編)』まで読ませて頂きました。

『朧月』:恨みを得た朧月の儚い慕情が切ないラストになったと思います。ナズナと言う存在を消し去り、抜け殻を残していった煉のせめてもの慈悲がまた考えさせられます。「これで良かったのだろう」とも思いつつも、もはや問いかけど甲斐ないナズナを残された朧月を想うと複雑で…美しいお話でした。
『雪割りの華』(前編)
霙みたいに儚い雪の子。春にはほとんどが消えてしまうと言う運命が哀しいです。雪女は彼らに出ていくまま、消えるまま、大量に生み出しておいてあらゆる体験を容認させると。雪女の生態が虫に似ているというのが和泉さんならではの、明快で面白い喩だと思います。セミみたいですよねw
一冬の間に彼らの儚い記憶に飛び込んでくる『感覚』まで伝わってくるような細かな描写に、心奪われました。
彼らは淘汰される運命のままに、それでも自由にこの世界を遊びつくして春を待つのでしょう。その中で『名前を教えてはいけない』唯一の禁忌の存在は、特につかまれました。もし名前を教えてしまうとどうなるのか?わくわくしながら、続きを待ちたいと思います。

橋本さん ( ´ ▽ ` )ノ

いつも細やかな感想をありがとうございます!

煉が朧月にやらせたことは、脳死患者のプラグを抜くことにどこか似ているかも知れないと、今ふと思いました。ただ、朧月からすれば脳死状態に追いやった元凶は煉であり、更に恩着せがましくプラグを抜く役まで押し付けられたと。愛しているからこそせめて己の手で……と思う反面、ナズナが単に煉によって消されるだけなら、朧月もここまで歪んだ怨みを持たなかったかも知れません。全く関係ありませんが、朧月くん(外見年齢は煉くらい)とナズナちゃん(幼女→凛々しい女)のペアはかなり作者のお気に入り……(笑)

話は変わりまして『雪割の華』
早々にお読みくださりありがとうございます。m(_ _)m
私の中には、雪の子=音も無く降りゆく雪に宿る淡い命が具現化されたモノ……というイメージがあります。雪の結晶のように純粋で、自由で、そして儚く消えてゆくモノ達。ヒトにしろ人外にしろ、余りに純粋なモノは此の世では生き難いとよく思います。 今回は唯ひたすらに純粋な一華くんの物語なのですが……

> もし名前を教えてしまうとどうなるのか?わくわくしながら、続きを待ちたいと思います。

ぎゃっ!プ、プレッシャーが……!((((;゜Д゜)))))))
名前を教えたら水素爆発とか、そんなすごいことは起こりません。がっかりさせたらごめんなさい〜〜(笑)
[良い点]
今回のお話、色彩がとっても綺麗です。
銀の瞳、山吹の髪、黒の目玉と。
やってる事は、みんな結構えぐいんですけどね!
さすが和泉さん。
[一言]
煉君の目玉、ペロペロされちゃうのかしら? と思いながら読みました。
自分でも何を心配ながら読んだのか、意味不明にも程がありますね!

朧月さんと煉君の因縁が判明しましたね。
直接的な復讐が出来る程の力がないらしい朧月さんが哀れでもあります。
煉君、命の恩人だと思うんですけどね。
ナズナちゃんは朧月さんをムシャムシャする気だったろうし。
朧月さんは、ナズナちゃんに喰われたかったのか?
その辺も、よく分かりません。
どっちにしろ、罪のない年寄りを弄ぶなよー!(忘れ草再読)
  • 投稿者: みにら
  • 2015年 11月12日 14時52分
みにらさん

御感想ありがとうございます。返信が遅れてしまい、大変申し訳ありません。(;´Д`)

> やってる事は、みんな結構えぐいんですけど

此の世の醜さこそが物事の美しさを際立たせるエッセンスなのですよ……!(ウソ)
でも確かに美しいものと同時に醜いものや残酷なものに惹かれてしまうところが私の中にあるのかも知れません。(というか絶対にある。笑)

煉くんと直接対決出来るモノは滅多にいないのですが(多分本気を出した桐刄くらい?)、それでもいつか煉に復讐したい朧月くん、確かに哀れですね。朧月はナズナの危険性を十分に理解していながらも、彼女の内に燃える銀色の炎の美しさに惹かれ、その存在に何処か哀しみのようなものを感じていたのだと思います。けれども子供だったナズナの笑顔に己の心の「揺らぎ」を覚え、それが自分の弱点になると気付いてナズナを手放した筈なのに、結局は彼女が心配で戻ってきてしまい……朧月はナズナが自分を喰わないだろうなどと思うほど自惚れてはいなかったけれど、ナズナちゃんはどうだったのでしょうか。作者としては、ナズナちゃんも朧月を特別だと思っていたけれど、でもいざとなったらムシャムシャしちゃう……彼女はそんな危うさを楽しんでいたのだと思います。

ちなみにあき子さんも朧月の髪を褒めています。煉への復讐のためとは言え、朧月はもしかしたらあき子さんを喰うことに小さな棘のような痛みを覚え、それが余計に彼を苛立たせ、煉への憎しみを膨らませているのかも知れません。

忘れ草まで再読して下さり、ありがとうございました。m(_ _)m
[良い点]
「忘れ草」で朧月がとった行動の裏にはこのような背景があったのかと、朧月に息が吹きこまれ、哀れささえ感じてしまいます。
[一言]
「朧月」拝読しました。
人と関わりを持った妖の中には煉に対し様々な正負の感情を抱き続けている者もいる、そのような背景を示すエピソードの一つなのだとも受けとめました。
妖が気をかけた人の立場が違えば、煉の行動は正にも負にもなる。それは誰が悪いということではなく、多種多様な思惑が交差すれば、ましてや存在する時が長く交差する存在の数にも比例して、複雑に絡み合っている。というのがわたしが「ミソサザイの歌」に惹かれる一つの要因と勝手に思っているのです。(見当違いならごめんなさい)
内にある想いは煉にしろ朧月にしろ、守りたかった者を守れなかった念という、同種の感情から発しているようで胸が痛みます。
「忘れ草」のエピソードも再度こちらと重ねて読み一段と深みが増しました。ありがとうございました。
  • 投稿者: 白桔梗
  • 2015年 11月04日 19時53分
白桔梗さん

早々のご感想をありがとうございます。m(_ _)m 更に忘れ草も再読して頂いたとのこと、嬉しい限りです。忘れ草を書いている最中にはすでに朧月の背景が頭にあったのですが、それを形にして脳内から絞り出すのに時間がかかり……忘れ草を掲載してからすでに1年以上経っているという事実に只今衝撃を受けています(笑)。忘れ草では煉を嫌う「非情な鬼」であった朧月ですが、彼にとっては煉こそが非情な存在であり、それこそ白桔梗さんが仰る通り、立場が違えば正邪も違ってくるのだという話を書きたいと思っていました。ミソサザイの歌の中では煉くんは殆どの場合、人・妖を問わず「愛される存在」ですが、しかし彼の職業柄(?)、彼の周りには多くの思惑や確執も存在しているのだということ、白桔梗さんに読み取って頂き、とても嬉しく思います。

> 内にある想いは煉にしろ朧月にしろ、守りたかった者を守れなかった念という、同種の感情から発している

その通りであるからこそ、この二人が許し合い、友達になることは永遠にないだろうな……と今のところ作者は思っておりますが、彼らの将来は未定です……と言うか、煉くんは朧月の立場を理解しているだろうけど、でも朧月は絶対に煉を許さないだろうな……。(^_^;)

ではでは、ご丁寧な感想をありがとうございました。この話を書いてヨカッタ!と思わせて頂きました。
[良い点]
遅ればせながら最新話『朧月夜』拝見しました(>_<)煉くんの目玉が売りに出されると言う話が流れるスリリングな展開、鬼を喰う少女ナズナのキャラクターの不思議な肚の読めなさなど、柿右衛門の安定感あるお話に比していい意味で不穏な、『動く』お話ですね。多忙の中、執筆大変かと存じますが顛末を楽しみにしています。気候も変わるのでぜひお体気をつけてがんばって下さい(*´∇`*)
わーい橋本さんだ〜♪ ( ´ ▽ ` )ノ

橋本さんこそお忙しい中、感想をありがとうございます。m(_ _)m
ほのぼの柿右衛門の次はもっとドロドロした話を書きかけていたのですが、サイコ展開を書くには余りにも疲れ過ぎてて頭が働かず……久々に鬼が盛り沢山のダークファンタジー(?)となった次第であります。(^_^;) ちなみに朧月くんは「忘れ草」で初登場の鬼なのですが、彼がなぜ煉くんを嫌うのか……というのが今回のお話であります。

ナズナちゃんは純粋さ故の歪みと不条理を目指しています。なので、「肚が読めない」と橋本さんに言って頂き、とても嬉しいです。(*´∇`*)

ではでは、終わりまでまだしばらくかかりそうですが、橋本さんに御感想を頂きヤル気が出ました! ありがとうございます。続き書くぞ〜(´・Д・)」
[一言]
長らくご無沙汰いたしております。
この物語を読む際は、心静かに無心になって読みたいので、体調が整う、或いは気持ちが整う時を待っていました。

『弟切草』と『名残り雪』の二話を楽しませて頂きました。
それぞれに趣は違えども、この並びで読めたことを嬉しく思います。
この二作品はいずれも「人の存在証明」を描いた作品ですが、それぞれの陰と陽の対比が見事です。

まずは『弟切草』ですが、老齢となる京子の恩讐とでもいうべき自己確認のあり方に胸が締め付けられます。
昔、聞いた処によると
『女性は生きた証として「子」を望むと』いいます。
子を成す、と言うことを軽く捉える風潮の出てきた昨今ですが、古来本邦に於いて「子は授かりもの」であり、人間の希望ではどうにもならぬと伝えられてきました。
しかし、この作品を読むにつれ、この言葉は京子のような悲しみを背負った女性に与えられた慰撫だったのかもしれないと思うと、今まで感じてきた言葉への神聖さより、人間の営みに向けての悲哀、苦難、そしてその中でも希望を失わぬ力強さも感じます。
最後の「力強さ」との言葉は、もしやするとこの作品には不似合いな言葉でしょうが、何故かそう感じてしまうのです。
それは、彼女が、自分を取り巻く全てに向けた恩讐の中に在っても「幼子への愛」を失わなかった事から引き出された感情からかと思われます。

さて、蛇足となりますが「盲信」とは何に対する信頼なのでしょうか。
去った夫に、と感じるのが普通かも知れません。
しかし、この場合、自分の悲しみを受け止めてくれる不可知の存在への信頼だった様にも感じます。
そして、それこそが煉を呼び寄せた気もしてならないのです。

『名残り雪』
「なごりゆき」と入力すると『名残雪』と出ますが、送り仮名の「り」の一文字が、この物語の優しさを何故だか際だたせてくれます。
読み違えがあれば、ご容赦下さい。
さて、先の『弟切草』が自己存在を求める『恩讐』ならば、この物語は、忘れ去られた夢を取り戻す『渇望』でしょうか。
男は本当の意味で「子」を成せない。
だからこそ「名」を残したがる。いや、名に限らず、何らかの生きた証を残したがると言います。
男女いずれも、生物学的、或いは精神的DNAの継承を望むのでしょうか?
このお話の中で「命を作り出す」という言葉が一種キーワードになっている点に「自己複製」のイメージが被ります。
最初、老境に入った羽瀬と云う人物はやけに自己中心的な人物として現れました。
しかし、物語が進み、彼の中に眠る少年の日の思いが少しずつ露わになるにつれ、何故だか微笑ましくも愛おしい存在に変わってきます。
それは彼が純粋で、今でも少年だからなのでしょう。
此処まで煉や焔と関わってきた人物の中で、羽瀬ほどに煉、焔のコンビと無理なく付き合った人物は居なかったと思います。
最後、消えた雪ウサギを思いながらも、成る程、彼こそは雪ウサギを生むべくして生んだ人物だったのだ、と温かな気持ちにさせてもらえました。

ありがとうございました。







  • 投稿者: 矢口
  • 男性
  • 2015年 09月30日 01時19分
矢口さん

御丁寧なご感想をありがとうございます。そして返信が大変遅れ、申し訳ありません。しばらく休みが取れなかったもので……(;´Д`)

さてさて、弟切草と名残り雪ですが、「人の存在証明を描いた作品」さらに「陰と陽」と言って頂き、「ナルホド! そうであったか!」と膝を打ちました(笑)。いつもながら矢口さんに感想を頂くと、作品の質が突如向上するような錯覚に陥りますね。(´・Д・)」

京子の言葉なら「私を忘れないで」、そして羽瀬の言葉なら「己が『ここ』に在ったことを、何処かに残して逝きたい」……私自身が心の何処かで常にそんな事を考えているのかも知れません。そしてそんな個々の小さな人間の存在を永遠に憶えていてくれるのが、煉という存在なのだと思います。

弟切草のラストの「盲信」ですが、解釈は読んで下さった方々の自由ということで……しかし誰も突っ込んでくれなかったところを矢口さんが突っ込んでくれた! と内心喜んでいます(笑)。喜びついでに作者の見解をぶちまけますと、矢口さんが仰った通り、ひとつは京子が持つ煉という存在への信頼、そしてもうひとつは「京子は自分を愛していた」と信じる翔の無垢な信頼。このふたつの根拠の無い信頼を指して焰は「嗤った」……という実はさりげなく突き落としエンドでした。(^w^)

話は変わって「名残り雪」ですが、「名残り雪」にはどこかしっとりとした優しさや消えてゆくものを惜しむような切なさがあるのに、「名残雪」はやけに硬くてゴツゴツザラザラした感じだなぁと思い、わざと「り」の一文字を入れたのです! 今回だけは決して作者の日本語の拙さのせいではないです! なので矢口さんにもその様に感じて頂けて、テンションめっちゃ上がりましたよ!(≧∇≦)

さてさて、やけに自己チューで偏屈老人な羽瀬さんですが、それが何であれ、夢を持ち、そしてそれを追い続けるためには人間はある程度自己中心的でなければならないのでは、と思います。(←自分に対する言い訳かなw)

> それは彼が純粋で、今でも少年だからなのでしょう。

男というものは、いつまで経ってもどこか少年の純粋さを失わないとよく聞きます。それはもしかしたら、たとえ親となっても生物学的に「子を産まない」からかも知れませんね。精神的にどこか成長し切れないからこそ羽瀬は純粋さを失うことなく、夢を追い続け、そして雪ウサギが生まれた……そんな彼は我儘でありながら自然体で、だからこそ矢口さんが仰って下さったように、煉や焰、そして雪ウサギと「無理なく」付き合うことができたのだと思います。

最後に、溶けて消えた雪ウサギですが……この話だけは純粋なハッピーエンドだったのですよ、とだけお伝えしておきます。(^_^)

ではでは、いつもながら拙い作品を読んで下さり、ありがとうございました。m(_ _)m
[一言]
柿って、なんか哀愁ありますょね
( ∩ˇωˇ∩)

土地を守りながら、代々自分を守ってくれる人を見守り、そして残されていく。
煉が会いにくるのは、最後の瞬間だからだょって言わずに、何でもないような感じで伝えてるのが、ちょっと、しんみりしちゃいました。

柿って日本固有の果物ではなかったですかね?
無骨だけど、優しい感じは柿の実にぴったりで、素敵なお話でした。

もぅそろそろ、柿の季節ですょね〜
柿、食べたくなりました。












希様

感想ありがとうございます。

そうですよね! 夕暮れ時に枝にポツンと残っている柿は赤い色が温かそうで、でもどこか哀愁が漂ってますよね!

代々続いていく「柿右衛門」と「ミチル」の関係、そしてそれを見守る煉くんです。これはある意味出逢い続け、別れ続けてゆくループの物語ですが、それを見守り続ける煉は煉なりに何か思うところがあるのかも知れませんね。それこそ、微笑みの裏には来るべき別れへの静かな諦念と哀しみが隠されている……ように感じて頂けたのなら幸いです。ちなみにミチルに煉が会いに来たのは、それが「約束」だったから。何十年何百年先であろうと、一度約束したことは必ず守るのが煉のモットーのようです(笑)。

柿って日本固有の果物なのですか! 爽やかな梨の甘さも好きなのですが、穏やかなコクのある柿の甘さも大好きです。冬に食べる干し柿も美味しいし。最近はアメリカのマーケットでもフユ柿を売っているんですよ♪ ちゃんと「FUYU」って名前で。食欲の秋が楽しみです♪ (^_^)
[良い点]
『木守り柿』拝読しました。

いつぞやどこぞでおっしゃっていたオッサン面の柿の精ですね!(橋本さんが気に入っておられたので覚えていましたw)その時は「またちょっと気持ち悪いんじゃないのぉ~?」とか思っていましたが(失礼しましたw)、意外や意外、かわいい~(*´∀`*)

代々続いていく守り守られる関係が沁みます。

こちらはまた蒸し暑くなってしまいましたが、焚火の匂いを仄かに漂わせる秋の気配を感じさせていただきました。

それにしても、今年は柿を食べづらくなりそうです……。
霜月さん

感想ありがとうございます。

> 「またちょっと気持ち悪いんじゃないのぉ~?」

……その「また」という部分が気になりますね。( ̄▽ ̄) ちょっと気持ち悪いとか、そんなこと言ったら皆様からホラー認定を受けている「ぬばたま〜」なんて……www

> 代々続いていく守り守られる関係

そしてそれを見守る煉くんです。ちなみにこの話、霜月さんなら気付かれたかと思いますが、エピローグからプロローグに戻ってループしてます。グルグルと永遠に続いていく物語……これから益々イソギンチャク更新になるラストのストーリーとしては最適かも知れないと思い……笑

> それにしても、今年は柿を食べづらくなりそうです……。

そんな霜月さんには是非とも凛々しい眉毛の柿右衛門の絵を描いて頂きたい♪
[良い点]
『木守り柿』を拝読しました。

柿右衛門~!おっさん顔でも可愛いですね。真面目な顔で話を聞いているのを想像すると、にやにやしてしまいます。途中、もう柿右衛門に会えないかと思いましたが、素敵なラストでした。凄惨な時代背景ながらも、ほんわかとしました。
『異国の花守』という漫画があるのですが、なんとなく思い出しました。
ねこさん

感想ありがとうございます。

でしょでしょ、柿右衛門、ちょっとトボけてて可愛いでしょ♡ 私も柿右衛門をテーブルに座らせて、色々とお喋りしたいです。 (*´∇`*) (←ミソサザイの歌は私の様々な個人的欲望が詰まった物語w)

時代は移り変わり、ヒトとモノは変わり続けていきますね。けれどもどんなに凄惨な時にも変わらないモノもある……といいなぁ。ほんわかして頂けて、良かったです。(^_^)

『異国の花守』は存じ上げないのですが、タイトルからしてちょっと幻想的で素敵! 今度探してみますね♪
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