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[良い点]
一気に読みました。いやもう全部のエピソードが興味深くて、一つ一つに感想付けたくなりました。

家鳴りは、あれから収まったのでしょうか。何かのテレビで原因は科学的に証明できるとか言ってて、その時は「下水」(または低周波ナントカ)だったという説明でしたが。この場合集合住宅の家鳴りがテーマだったからおそらく違うと思います。




[気になる点]
作品中の悪い点とかではないのですが。士族は恨みを買うという記述を見て、私の先祖もギリギリ士族(士族と農民の中間らしい)なので、まいったなと思いました。

[一言]
小説家になろうでは「霊体験もの」が少なそうだと思っていましたが、このエッセイを見つけて、喜んでおります。オカルト好きなもので。
御感想ありがとうございます。
家の中のハンマー的音は、ネットで尋ねるとウォーターハンマ―的な音(ガンガンカンカンという音)に判別されますね。でも業者に見てもらったところ、そっち方面ではなくて、また屋根裏に何者か生物-ハクビシンや鼠が生息した可能性も調べてもらったのですが結局痕跡も見つかりませんでした。でも、壁の中でずるずるとなにかが這いずる音や、どんどんとノックするとトントンと律義に帰してくるときもありました。まあ、書きだせばきりがありません。
我が家の場合、音だけではありませんので。

こうなかったらともうことんつきあって、
都会であるはずの吉祥寺の住宅ですが、のぞき回ってあわよくばおともだちにになろうとさえ思っておりますが
生物が云々より、もっと大きなものの存在を感じています……それを認めるしかない、って状況ですね。
不思議なことに今のところは静かですが、家のあちこちから「家庭内にないはずのもの}(駝鳥の羽や他人の服、麒麟の置物、等々)が出てくるという怪異は続いてます。
ある意味、何かの通り道が開いているのかもしれません。
なにか進展があったら外電でお知らせしますね。
そのときはよろしくです。
  • pinkmint
  • 2018年 05月05日 17時44分
[良い点]
語り部の設定が私と同年代、出身地もごく近くで、自分の体験と重なるところが多く、幼馴染と昔話をしているようなリアルな楽しさがあり、とても楽しく読ませていただきました。魂の入れ物であるひとがたや家を作るとそこには何かが住み着いてしまうということは本当にあるだろうと思います。
[気になる点]
猫と伊勢エビの怪音のくだりが少し冗長かなという感じがしました。半分くらいの量であったら最終話まで一気にするすると読めてしまうと思います。
[一言]
子供の頃は井の頭公園のすぐそばに何年も住んでいました。バブル前、人の心がほっとできるような自然とのつながりがまだ東京に残っていた最後の時間の空気を運んでくれる大島さんの漫画はいまだにときおり手にとって読み返します。バブル後、ジェントリフィケーションに破壊された生まれ故郷、東京を後に地方に移り住み、現在は外国に住んでおります。

ふと気が向いて部屋に鍵をかけない男の人の部屋にいりびたっている女の子の話のタイトルはなんだったか気になって、本が手元にないのでネットで探していてたどりつきました。
あの頃の空気を運んでくれるお話、とても楽しく懐かしく読ませていただきました。ぜひ続きを書いてください。ありがとうございました。

追伸:ところで今住んでいる家の近所には玉川上水そっくりの小川が流れています。今までいろいろな場所に住んで来ましたが、どういうわけだかいつも川の側に落ち着きます。大島さんの漫画をふと思い出して、pinkmintさんの小説にたどり着いたのも、この小川のせいかもしれません。こういうのも何かのご縁ですね。
  • 投稿者: 玉川上水
  • 2017年 04月12日 03時01分
玉川上水さま、ご感想ありがとうございました。
なじみの地というご縁でこのエッセイに文章を頂けるとは思っていませんでした。
わたしは3歳の時からの吉祥寺住まいですが、住めば住むほどいい土地だなあと感じます。広大な緑が残っているのが何よりうれしいですね。
玉川上水はその昔、人食い川と言われるほど流れが激しく、太宰治が入水したことでも有名ですが、今は桜や花韮が咲き匂う穏やかな上水です。

猫と伊勢エビ音の下りは確かにかなりのウエイトを占めていますね。
この部分だけしつこい、と思われる方も多いかもしれません。

ただ私がこのエッセイを書こうと決心したのは、書き始めたころ本当に昼夜問わずこの音が家中を駆け回っていて、これを何とかしなくては創作の世界に戻れない、と思い詰められたからなのです。
なので、そこ以外は後から思いついて付け足した部分(ながあい前置き?)みたいなものなのです。
けれどそこが評価されたのなら、それはそれで大変に嬉しいことです。

大島弓子先生もまた、吉祥寺という世界がお話の中で大きなウエイトを占めていますね。緑、影、そこに住むもの、カフェに猫にタヌキ、いろんな息遣いが伝わってきます。そのどれもに既視感があるのが、住人にとってうれしいものです。
鍵をかけない男の人のところに遊びに行く少女の話ーロストハウスですね。私にとっては大島弓子作品ベスト5に入る傑作です。

吉祥寺、あるいは井の頭公園が作品の舞台となっているのは、わたしの作品では「消息」(詩)「天花粉の夜」「誰も知らない」「水のほとりで」等々です。
お気が向いたら、覗いてみて下さい。

近々、お蔵出し怪異譚の番外編のようなモノを、前後編に分けてアップするかもしれません。よろしかったら目を通してくださいね。
  • pinkmint
  • 2017年 04月15日 10時48分
[一言]
初めまして。
暫く前にランキングで見つけて、読みました。
実話なのですよね?? 実話風怪談に騙されたと言うなら、笑っておいて下さい。
以前の作品なので感想をしてもどうかと思ったのですが、どうしても気になって仕方がないので、お邪魔させて戴きました。
正直、ここまで怖いと思わずに読んだので、怖すぎました。
作者様含め家族さんも、虐待やDVに麻痺してしまうように異常事態に慣れてしまっているようなのが、一番怖かったです。

秋を通り越して冬ですが、おうちに異変は出ていないのでしょうか。
過去のは事実でも、収まっているなら、いいのですが。

もし感想にお気付きになられたら、現状を一言戴けると嬉しいです。
それでは失礼しました。

注:当方、勘違いや夢オチ扱いできるような不思議体験しかなく、霊感なども一切ありません。
スズサワ様、ご感想ありがとうございます。(感想、とはちょっと違うかな?)

まず最初のご質問ですが、エッセイとして書きましたのでフィクションではありません。多少の記憶違いはあるかもしれませんが、すべて、実話です。

異常事態に慣れ過ぎている、と感じられるのも無理はありませんが、長い年月、家族全員怖れ悩みおののき、解決法を求めて右往左往してきました。
わかったのは、どんな手を講じても「起きてしまうものはどうしようもない」ということでした。
せめて事実を赤裸々に描くことで、「自分もそういう経験があった」「こうしたらいいのではないか」という提案の一つや二つ世間様から頂けるのではないかというよこしまな気持ちがないではなかったんですが、
読み物として通過されてしまったのか、そういうのはなかったですね。
ここで作品にピリオドを打ってからも、実は書ききれないようなことが次々起きたんですが、とりあえず今年にはいってからは不思議なくらい静かです。

問題は年末までこの静けさが続くか、ですが……
  • pinkmint
  • 2016年 11月20日 20時01分
[一言]
 今更ですが、これは以前に書くといってそのままにしてしまっていた第3話「サンクチュアリの女」に対する感想です。


 傍目からするとお父さんは"男"として充実した人生を送った、そう見えるのですが自分としては少し違うような気がしました。

 まぁ確かに多彩な趣味を持ち、面倒事を進んで引き受ける男性を女性からして好ましいと思うでしょうし、またそんな自分を軽く誇っていたような感じもしますが、結局のところ自分のそういうところをお母さんにずっと見せていたように思います。

 と言ってもお父さんはお母さんに対して自分が女性にもてる事を自慢するのではなく、自分の夫はこんなに"いい男"なのだとアピールしているように思いました。
 つまり、どんなときでもお父さんの目は常にお母さんに向いていた、そんな感じですかね。
 そしてお母さんもそうだったのかな、と。

>クリーム色のワンピースの女性
 少し話は逸れますが、以前に魂魄のことを書いたときに"魂"は天に"魄"は地に還ると書きました。
 もしかするとこの女性はお母さんの"魄"だったのかもしれませんね。
 んでもって、夫に近づこうとした人に
「この人は私のモノなので、彼を想って良いのは私だけ」
 と牽制してたりして。
 何となくそんな風に思いました。

>枯れない花
 もしかして、ご両親はまだそこに居たのかもしれませんね。
 まぁ大抵は居たとしてもそうなることは無いと思うのですが、ご両親の思いと地を流れるエネルギーが合わさってああなったのかなぁ、なんて思ったり(^^;λ
忘れずにご感想くださってありがとうございます。
いまになって、どういうことを書いた回だっけとなんか懐かしく読み返しました。

男としての自分の魅力を父がそれとなく母にアピールしていた。
酔勢さんにはそう感じられたのですね。なるほど。
娘から見ると、父はなんというか、がんこ&天然な人でして、今から考えてもただ
「家を出て色々な人の群れの中に入り、リーダーシップを発揮したい人だった」
ように感じています。
とにかく、家の中で静かにしていることができない人でした。
そして有料介護施設に入るにあたって、女性職員の面談を受けたときも
自分の学歴職歴を等々と自慢たらしく述べ、聞かれていないことまで自慢して、もう本当に恥ずかしかったのを覚えています。
ただ、母には頭が上がらない人でした。そして本当に「惚れていた」と思います。
その、体の弱い母が「もう少し家にいて、自分と過ごして」と懇願しても
フラフラ出かけていろいろな役目をしょい込むことをやめなかった。
そうやって男としての、退職後の「肩書き」を得ようとしたのでしょう。
あくまで自分の考えというか印象ですが……

その母はほんとうに、独占欲の強い人でした。
「この人はわたしのもの、誰も近づかないで!」という「魄」は確かに、あったかもしれませんね。化身になるぐらい。

あの花ばなは、切り花なのにひと月以上、どれもこれも変わらぬ姿で持ちました。
そして家中が、花を保たせる冷蔵庫のように冷えていた。
やはり、「この家は私たちの家」という思いが、あの空間中に籠っていたのだと思います。

ありがとうございました。
  • pinkmint
  • 2015年 10月23日 08時19分
[良い点]
相変わらず書いてますね…生きている人が一番怖い 同感ですね。

全く異なる感性です。

まあ、どういう方なんだろうと
いつも
思ってますが

[気になる点]
無し(笑)
  • 投稿者: にゃご
  • 2015年 03月15日 18時58分
こんいちはにゃごさん、お読みくださってありがとうございます。
わたしはいたって普通の人間のつもりなんですが、妙な現象のほうから勝手に寄ってくるんですよ。
文字書きが趣味なんでこうなったら餌食にしてやろうと思ったんですが、やってみたら結構きりがなくて。

でもどんな不思議が起きようと、一番厄介で怖いのは生きた人間ですね。生きれば生きるほどそれを思い知らされます。
まあ、自分という生きた人間も含めてですが。
  • pinkmint
  • 2015年 03月15日 23時40分
[一言]
 なんか何度も書いちゃってますが、まずは完結お疲れ様でした。

 この話を一通り見てきて、ご自宅の地相・家相もさることながら、pinkmintさん自身もああいったものが寄りやすい、というかご自分の意思や思いを言葉以外の形で出しやすい体質(それによりアレ達が寄ってくる)ではないかと思いました。←まぁ実際に調べたわけではないので、本当のことは分かりませんが、全編を通して考えてみた時なんとなくそんな気がしたので。
 だからもしそうだった場合、死ぬまで付き合うことになりそうですが……。

 まぁでも、建物や住人、周囲の家に大きな被害が出ない限り放置していても"奇妙な家"で済みますし、ご自身も付き合うつもりのご様子なので日々に退屈せずに済むかも。

 では、次回作も楽しみにしつつ失礼します。

 ああ、最終話に関する戯れ言というか与太話というかは感想欄に載せるには少し長いしまだ全部書ききってないので近いうちにメッセの方に載せようと思います。
まずは最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
続けようと思えば延々書いていられるネタなのですが、どうも軽くかけないのと創作意欲が全部吸い取られてしまうので、ここらでやめにしました。

いろんな不思議と付き合ってきましたが、特に命を持っていかれるような危険性を感じたことはなく、おっしゃるとおりこれからもグダグダ付き合っていくのだろうなとは思います。

そうですね、私自身に何がしかの要素があって、なにかリアルの時空を歪ませるというか妙な隙間を作っていらんものを吸い寄せてる気はします。
それでもこのまま日々が過ぎてゆくならそれが私の日常かなと。

いつも読んでくださってほんとにありがたく思っています。加えていろんな貴重なお話や情報、ありがとうございました。
  • pinkmint
  • 2015年 02月07日 00時58分
[一言]
こんにちは。このたびのシリーズには感想って……なくはないです、政治と宗教と野球、身体的特徴?の話題と同じく、はあはあなるほどとか相槌を打つんでないなら黙ってるのが一番だなっ、てのが。
信じないのか。
そうではないです。夜の夢こそマコト、フィクションがリアルと思ってるろくでなしで現実の真相は(きっと、どうにもしようがないと思ってます)……テンション「かなり」低いんです、ほれ、その気にして下さるか。
という横柄な態度で読んでまして、後半面白くなってました。蝶のお話、童話のように美しく透明。
ご尊父が色男(敬語がダメな大人で)なお話。面白い物語としてのキャラクターの魅力。
外国の物騒なお話。主義主張よりこの切り口。冴えている。ざくっと来たぜ流石。
だから。
私の好みの話をかいてっとお願いしません他の人でわ書けないのがいいのです何でもいいです。
多分どんなお話でも最良の感想は、黙って聞く事、に変わりないんでしたが。
見える人ってそーゆーのも見えてるんじゃ……(ないのですか?)自分は見えない、分からないですが、読み取って処方がわかる人(の説得力のある処方)には感銘を受けます。
けど基本、死者は面倒をかけず死んでいるべき、死んでから何かしたいと言ってるとしたら反則だろっそれ。
傲慢は生きている者の特権、なんて思うのだから度し難いですね。(結局言ってしまった;)
  • 投稿者: misen
  • 2015年 01月23日 16時42分
misenさん、お久しぶりです。なんとなくこの作品に感想を頂けるとは思っていませんでした。ありがとうございます。
身のまわりのいろんなことに気を取られっぱなしで、ものを書く余裕がなく、じゃあ自分の気を取っている(変な日本語)ものについて書きつくせばいいのでは、と思ったら、いくら書いてもきりがないことに気が付いた次第です。
それと、軽い筆致で描こうとしたのに十分重かったのも誤算でした。
夜の夢こそまこと、フィクションがリアル、という立ち位置は十分わかります。そこを土台にして小説を書き始めたようなものですから。
でも実際、どうにも説明のつかないことが起こりすぎると、それはそれ、こちらの好むベクトルのお話づくりができないんです。
さて、妙な現象も最近はひと段落(時間制限つきでしょうけどね)したようなので、
「他の人では書けないようなものを」……書くことができるでしょうか。
そこを意識すると、「独自性のある小説でも読んでエンジンかけるか」になりそうなので、ここは昔から燻らしていたテーマを再考しようかと思っています。

ほんと、生きてる間は傲慢でいいけど死んでまで迷惑かけるな、とは思いますね。いろんなものに振り回されていた間、私が思ったのもそれです。
死後の世界があるのならそこに安住してこちらに出戻らないでほしいと。
そのためにも、せいぜい傲慢に書いていこうと思います。
ありがとうございました。
  • pinkmint
  • 2015年 01月24日 13時21分
[一言]
 バナナを買ってもらえないことに腹を立てる少女と、信仰する宗教に関する風刺画一つで新聞社にテロ(というより殴りこみか……)を仕掛ける某宗徒。
 もしかすると、pinkmintさんはこの2つの事項がどちらも同じ根底から生じたものと感じられているかもしれませんね。

 全然関係のない話ですが、ある芸能人がモノマネをされた場合、歓迎する人と拒否する人がいます。
 歓迎側の意見は「自分(達)がモノマネしてもらえるほど有名になった」と言う謙虚なタイプと「自分を越える者はこの世に自分一人なのだから、誰が真似しようと関係ない」てな"俺様"タイプ。
 逆に拒否側は「自分の猿まねなんて気持ち悪い」てな嫌悪タイプと「築き上げた自分のイメージが崩れる」との"悪貨に良貨が駆逐される"というようなタイプがあったりします。

 まぁ今回の殴りこみ(テロなんて言ってやんない)に関して言えば、前述の拒否側の"悪貨~"のタイプに該当するのでは、なんて思ったり。

 閑話休題

 この感想を書きながら思ったのですが、この話の少女と殴りこみの犯人とはベクトルこそ真逆だけれど、方向性は全く同じではないかと。

 つまり少女の場合だと、母親がバナナを買ってくれないだろうと思いつつも、訴え続けたらもしかしたら買ってもらえるかもという"希望"を、犯人は教祖(だっけ?)を信じているものの、もしかしたら風刺画の通りかもというある種の"不安"を抱いていたのかもしれない、なんて。

 結局、こういった人たちって心が不安定なんですよね。
 少女の方はまだ4歳で安定するのはまだまだ先の話だけど、あっちの方は信仰に対してどこか揺らいでいる状態じゃないかなと思います。
 正直なところもし自分の信仰に全く不安が無く、剃刀一枚ほどの隙間すらないくらい信じきっているなら、まず何を言われても腹は立たない思うし。
 やはりどこかに不安があるから、腹を立てたり、暴力によって相手を黙らせようとするのではないかと。

 これとは別に、もし自分が家族や友人の悪口でも言われたら、てなことも考えますが、"そんなことはない"と完全に信じ切れたら腹も立たないだろうけど、やっぱり不安もあるのかな、それとも単にプライドを傷付けられるからかな、なんだかんだ言っても腹が立つのではないかと思います。

>反省すべきは……
 バナナの件については母親かな。
 あのくらいの子には言葉による説得よりも実力行使をした方がいいと思う。
 と言っても、公衆の面前で怒鳴り散らすとか叩いたりするとかそういうことでなく、目の前の人物にはゴネても通らない、もしくは自分にとって良いことにはならないと教え込むという事です。
   ↑
 って、今まで子育てしてきたpinkmintさんに言うことじゃないか……(--;λ

 実際に見た例としまして、子供が座り込んで泣き出した後、ある親は子供を抱き上げ、泣こうが喚こうが完全に無視して店を出て、その子供は乗せられた自転車でもまだ泣き続けていました。
 またある親はそうなった時点で、「いつまでもそこで泣いとき!」(そう、書いてるオイラは関西人)と子供を放置して店を出て行きました。当然置き去りにされた子供は泣きながら走り出し、店を出て行きました。んで、出口からは見えない場所で母親はちゃんと待ち構えている、と。

 最初見たときは"キツイ親やなぁ"と思いましたが、よく考えてみると子供の今後のためにはいいのかも、と思い直しました。
 ちなみに、ウチの親は父が怒鳴って張り倒す派で、母が放置派でした(笑)

 む、またダラダラと書いてしまった……(--;
 ま、今年もこんなんですけどよろしくお付き合いの程お願いいたしますm(..)m
いつもいつも面白いお話をありがとうございます。
楽しませていただいてます。

実は今回のような、宗教がらみの批判めいた文言交じりのエッセイは多少抵抗あったのですが、なんとなく「バナナ買ってえ」から「風刺画と信仰への冒涜」がするりと結びついた頭の中を整理したく、でもその勢いで書いたものを出す場がなくて、小説家になろう、に放り込んでしまいました。

テレビで、スンニ派の最高指導者のかたが取材に応じていましたが、風刺画で何をかかれようが信仰心に影響するものではなく、ゆえに「無視しておればよいのだ、大騒ぎする問題ではない」と悠々と仰っていました。なるほど大物感の漂う方でしたが、そのように余裕を持って対応できる方と何が何でも許さぬと血の雨を降らせる方と、違いはどこにあるのかと。
さて、酔勢さんは彼らが激怒し報復した原因は「信仰心に揺らぎや迷い」があったからと推測したわけですね。
わたしは、過激派あるいは原理派と呼ばれる面々は、神や預言者の言葉を信仰しているのではなく、自らの信心そのものを信仰しているような気がします。だからそこを突っ込まれたりからかわれたりすると二重に腹を立てるような。そう考えると、このご時世、「信心が足りないから激怒するのだ」などと指摘しただけで、世界のどこに住んでいようが即座に刺客を送り込まれそうな危うさも感じるのです。

相当昔のことになりますが、あるタイヤ会社が作ったタイヤが彼らの逆鱗に触れてあわや報復、となりかけた例があります。原因はタイヤの「溝の形」でした。これがアラビア文字で書かれた「神は偉大なり」だかなんだかに大変形が似ていて、そのような神聖な文言を地面にこすりつけて走るとはけしからん、と大抗議されたそうです。
これなどタイヤ会社にとっては言いがかりの粋でしょうが、今回と同様、「とにかく相手の気持ちを傷つけており犠牲者が出るかもしれないんだから引っ込めろ」とリコールしたか……その先は定かではありません。確かなのは、バナナ少女がマシンガンを持っていたなら母親はホールドアップしてバナナを買うしかなかっただろう、ということですね。

ちなみに、悪いのは母親、と言われると、わたしとしては少々つらいものがあります。なぜなら私自身が小さいころ、超わがままで癇癪持ちの、買って買って少女だったんです。それこそスーパーの床で大絶叫してぐるぐる回転するレベルの。(回転した時の記憶がぼんやりありますし)結構厳しかった母も、お客の足もとでぐるぐる回っている娘が恥ずかしくて、あわててチョコレート(ほしいのはいつもチョコでした)を籠に放り込んで、真っ赤になってスーパーを出ていました。
するとわたしはすぐにでも反省し、「あんなに泣いてごめんね、もうしないから」と殊勝なことを言うんです。「何言ってんのアンタは!」と母は吐き捨てるように言っていましたが、何故か5歳を超えるころにはすとんと「買って買って」は終了し、わたしは突然聞き分けのいい優等生になりました。
だからギャーギャー言う子供の前に座り込んで言い聞かせている母親を見ると、わたしはいつも「ごめんなさいお母さん、じきにその子もいい子になりますからね」と呼びかけてしまうんです。

自分のことばかりになりました。このエッセイもあと一話二話で終わりになると思います。最後までよろしくお付き合いください。今年もよろしくでございます。
  • pinkmint
  • 2015年 01月19日 18時05分
[一言]
 いつも気になりながら拝読させていただいております。

 私の身の回りではあまり不可思議な現象というものは起こりません。
 ですがいくつかあれ?と思うことはありました。
 でも身近に異世界と通じることの出来る人などおらず、こうしてリアルタイムで、日々説明のつかない現象を体験されておられるかたのエッセイを読ませていただいて、どうしても気にならずにはいられませんでした。
 それから一番惹かれたのは作者様のお人柄です。
 日々更新を待ち望まずにいられませんでした。

 今回のエッセイの中で気に掛かったのは壁の穴についてなのですが、不思議ですね。もし騒音をたてていたのが現実に存在する生き物でないのなら、そのことによって音が止むってどういうことだろうと思いました。
 私的には、作者様が意図せず脅した……というか『かまいたち』に似たような効果があったのかとおもってしまいました。
 今後騒音が一切やむことを祈っております。
 
 お気に入りユーザー登録、非公開でひっそりとさせていただいております。一ファンとして応援させてください。
  • 投稿者: 退会済み
  • 40歳~49歳 女性
  • 2014年 11月25日 16時53分
管理
ご感想ありがとうございます。
こんな気ままエッセイに対して、ファンだなんて言ってもらえるとは嬉しい限りです。ありがとうございます!
前回は、あほな経過で壁に穴開けたという恥を公開したのに、お人柄なんて言っていただくとなんだか罰が当たりそうです……

たまたましでかしてしまったことなんですが、エッセイにある通り、長いお付き合い再開かと思った怪音が、以後止まってしまいました。
ありがたいことなんですけど、不思議です。
かまいたち、ですか。不意に体に傷がつくあれでしょうか?
家という「からだ」にとつぜんの傷が開かれたことで、何かが驚いて出て行ったんでしょうか。

ともかくも、家は平穏を取り戻しました。
これ以降、書くこともなくなることを心から願っております。

お気に入りユーザー登録、まことにありがとうございます。光栄です。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ところで、鎌鼬(かまいたち)って冬の季語なんですね。(関係ないですけど!)
  • pinkmint
  • 2014年 11月26日 00時12分
[良い点]
 ……お酒、好きですねぇ(笑)
[一言]
 まぁエッセイなんだから無理に落とし所を決めなくてもいいかなっと。
 どうしてもというのであるなら、次くらいで一旦完結扱いにして後はゆるりと気が向いた辺りで更新すればいいかと。別に完結していても新規を立てずに話を継続させることはできるわけですし。

>これが噂の"壁ドン"かっ!(笑)
 まぁよくあることですね、実は自分も職場ではありましたが、階段でちょっとよろけた先が手すりのないところでして、あっと気が付けば壁を凹ませていたということがありました。←穴が開くか開かないかというレベルでしたが……(--;λ

 それから壁の中の音でふと思ったのですが、もしかするとその音は抜ける場所を探して壁の中をうろついていたかもしれませんね。

 例えばネズミなんかだと、一度行ってみて餌がなかった場所や住処にならない場所、痛い目にあった場所へは他からの誘導でもない限り例え環境の改善があったとしても寄り付かないんですね。

 もしそれが物理干渉ができる程度のエネルギーを持った存在ある場合、逆に言えばある程度物理法則に引っ張られるわけで、それにより壁抜けできずに出口求めてあちこちうろついていたのではないかと。
 もしくは、その存在が元はネズミかなんかの動物で生前の意識が強くて(といっても記憶があるわけではないですが……)、現状では壁を抜けられないと思い込み、出口を求めて壁の中を走り回ったのでは、とも思ったり。

 で、結局、pinkmintさんが壁に穴を開けたことにより、その存在が抜けたのではないかと推測します。


 まぁ合っているかどうかは置いといて、こんな落とし所もあるかなぁ、なんて思いますよ。
 では、また。
こんにちは。
はい、お酒好きです。でも、この壁ドンしてから相当落ち込みました。
二度としてはなるまいと。

で、ちょうど次を書いてた最中なので、壁の中身の正体の推測とか興味深く読ませていただきました。
もし駆除業者を呼ぶと、点検用の穴をあけて小型カメラを入れたり、常に中が見られるよう素通しにしたりするんですよね。
頼むのを躊躇したのは、ビデオカメラに小動物以外の何かが写ったらシャレにならん、とも思ったからで……

動物ならともかく、念を持ったエクトプラズム?みたいなものならなおさら、こっち側に出てきてもらっても困るなと。

>で、結局、pinkmintさんが壁に穴を開けたことにより、その存在が抜けたのではないかと推測します。

そうですねえ。抜けたら抜けたで、いい場所に行っててほしいですね……。

オカルトエッセイとしては当初もっと気軽に書くつもりだったんだけど、実況中継はどっちに転ぶかわからない危うさがあって自分では操作できないと分かったので、おっしゃるとおりこのネタは次で一応ピリオドを打って、また別のネタでゆるゆる続けようと思います。

毎度のお越し、まことにありがとうございます。
  • pinkmint
  • 2014年 11月24日 23時59分
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