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[良い点]
最新話まで、時に笑い時に涙し、時にネロさんと一緒にチビリそうな恐怖を感じながら拝読いたしました。
一度は全てを失った彼が立ち上がり、何度も何度も何かを失いながら、それでも明日を見て歩み続けていく。世の中の辛さ厳しさと、それでも生きる人々の暮らしを、私達の現実よりも少しだけ格好良く、ちょっと面白く、そして誰よりもタフに描かれている、この視線に優しさを見出してしまいます。
何を捨てても創ることだけは捨てきれない、その思いが甘く切なく、そして何よりも重く彼を縛っているのだと感じます。縛られることは至高の幸福なのか、それとも苦悩の始まりか。
恋人を大切にする男性は素敵ですが、大切な恋人よりも更に大切なモノを抱える男性が好きです。
優しくも逞しい物語……酔わせていただきました。
[一言]
彼を理解し受け止める逞しいメルロちゃんが大好きです。
ネロさんがマチルダさんと(みゃー!)だった時には、狼子が引っ掻いてやろうかと思ってしまいました。
今後も更新があることを願っております。
この後のネロさんの旅路に、幸運がありますように。
狼子 由さん、お返事遅れて申しわけありません! 感想、ありがとうございましたー!

こちらの感想を頂いたとき、わたくし、ソウルスピナ2巻の原稿の詰めやらヒツジの世話やらでドッタバッタになっておりまして、感想いただいてたのを確認しつつも、スポーン! と忘れておったマンです。

ホントにもしわけない。

さて、ムーンシャイン・ロマンスですが──えへへ、楽しんでいただけているようでうれしいです!

希代の天才が主人公のソウルスピナ本編を太陽とするなら、こちら、ムーンシャイン・ロマンスは「月光の恋(そして密造酒の隠語でもムーンシャインはある)」というタイトル通り、世界の裏側を歩むものたちのお話として描かれています。

そのなかで主人公:ネロという男は、たぶん、これまでボクが描いてきたどのキャラクターよりも、ボク自身が投影されているのかな、と自己分析しています。
鼻水たらしたり、ゲロ吐いたり、泣き喚いたり、滑って転んだり……けっこうマンマですね。
ワイン狂なとこも似てますw

あと……創ることだけはやめられない、ってのはそのものズバリだと感じます。

動乱が胎動しつつある世界で、こともあろうにワイン造りに取り憑かれた落後者とか、もうほんとうにドアホウとしか言いようがないんですけれど……もしかして、これっていまボクたちがおかれているこの國の現状に、よく似てるんじゃないかな、とも思うのです。

次の話も、当然、もう構想に入っています。
たぶん、爆発するお酒のお話になるでしょう。

てくてく歩いて行きますので、おつきあい頂けたら、うれしいです。
でわー!
[一言]
暴力のぼの字も使わず浄化するとは、今までのソウルスピナの登場人物の中でネロは一番凄いんじゃないかと思ってます。
さざんかさん、ありがとうございます!

うーむ、鋭いところに気がついてしまわれましたなあ。

ソウルスピナ世界において、これは作者ルールなのですが、

□壊す能力<直す能力<生み出す能力

というような異能レベルの強さの扱いがあるのです。

ネロの能力はこの「生み出す能力」に属していて、つまり現在登場するソウルスピナ関係の登場人物では「作者ルール的」に最強なんです。

壊すだけ、殺すだけなら剣でもできるし、というのが徹底されたルールとして、敷かれています。

ただ、今回のこの状況はまさに「ハマった」というのもとても大きく働いています。

ソウルスピナ世界ではこの敵との相性というのはとても重要な要素です。
単純な火力押しで押し切れるような相手などほとんどいないのです。

もし、相手が“義識”たちでなかったら、これほどの効果は望めなかったでしょう。
無論、ヴェルジネス1世(つまりレダマリア)はそれを想定して、ネロを今回の任務に選抜した、ハズなんですが。

さて、どうなるやら。

このエピソードは、あと1話、エピローグ「マリアージュ」で簡潔です。
たのしんでいただけたら、嬉しいです。
[良い点]
物語、あるいは象形。ううむ、これはヤバい病魔ですねえ。
別格というよりは特異な病魔なのでしょうが。
旧世界にて生み出された義識のための、存在。
[一言]
フレアさん……凄い存在感だ。敵役としてこれほどまでに『役者』なキャラは畏怖を感じます(同時に畏敬も)

病魔ならぬ義識を”仕立て直した”法王庁。
神の名のもとにそれを成す思想の悍ましさと、技術の謎は、主人公陣営に明らかにされるべきなのだろうか。

うううう、ダークファンタジーですね……。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 08月07日 16時34分
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虚月さん、ありがとうございます。

さて、病魔とそうではない心の状態と、どこでそれを切り分けるのか。
あるいはもっと別の識別法があるのか。

このへんは世界観の仕込みが問われるところですね。

ソウルスピナ本編側は会話の量がかなり押さえてあるので、その反動というか……フレアは、ずいぶん喋らせてますね。

説明ではなく、会話のおかしさで引き込めたらいいなあ、と思いながらいつも描写しています。

それっぽいおかしいヒトではなく、「ああ、こいつはおかしいんだ」と納得せざるをえないものを書きたいですね。

でわ、またまた、お気軽に。
[良い点]
うわああああああああ! およそ考えうる限り一番えぐい事実が……(ネロと同じく自分も狂いそうです)
拝病騎士;フレアミューゼル。魔女と聖母。清冽と汚濁。聖と邪をはらんだ研究者ですか……。

多面的というか、こういう底が見えないキャラは怖いですね。
[一言]
フォーカス:〈アステラス〉の件で、ガイゼルロン大公がシオン姫に語った、あの言葉《アセンション》が再び出てくるとは……奇しくも夜魔の王と拝病教団は同じ地点を見据えていましたか(まあ、研究者として過程なり目的は違うのでしょうが)

しかし、拝病教団がそもそもの母体でしたか。院長先生は最初から病魔を受け入れていたのか。
こころを司る〈イデオトラ・サヴァス〉の本尊を祀る伽藍。
そして、病魔と人類の融合体——ハイブリッド。はたしてその意味するところとは……
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 08月02日 13時06分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

そうですね。
初期プロット通りとはいえ、恐い展開がきてしまいました。
そろそろ、キーワードから「コメディ」を降ろさなければならないな、とも考えています(看板に偽りアリ)。

ボクは単純な正負で割り切れるキャラクターというのが、どうもしっくりこないたちなので、ウチのキャラクターたちは複雑な要素を持っているようです。

アセンションについては……スカルベリがかつて「医術王」であったことと拝病騎士団と、関係があるかもしれませんね。

では、またまた。
お気軽に。
[良い点]
>我々は、病魔の信奉者であると同時に、忠実な神の僕でもあるのだ。矛盾はないし、不敬でもない。

なるほど、拝病騎士はイクス教の神を崇拝(聖人か神かは別として)していると。ふむ、ならば彼らが尊崇する病魔王とはどのような立ち位置か・・・。
[一言]
ぐわあああ、やばい。本編に匹敵する狂人が(しかも理知的な)。衒学的な話し方をするキャラは、なんとも危険な香りがしますね。

はい。このすべてが裏返る感じが、完全にソウルスピナですね・・・。もうやばいです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月26日 16時19分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

そうですね。
拝病騎士団は、イクス教の裏面でもある、ということでしょう。

史実でも、修道院においてはさまざまな研究がさかんに行われていたようです。

前もお話したかもしれませんが、ドンペリの略称で知られるシャンパーニュ:ドン・ペリニョン、というのは「ドン・ペリニョン師」という修道士の名前なんです。

シャンパーニュというお酒の開祖、といってもいいくらいの方らしいですよ。

こういう研究施設としての側面をわざと歪めて強く押し出していくと、自然と拝病騎士団のような連中が出てくる、というわけです。

フレアは書いててボクが面白いキャラクターですね。
やっと、こう、ボクの定義する「恐いキャラ」が出せるなー、って感じです。

でわ、またまた。
[良い点]
板金鎧はヤバいですね。全身凶器ですし。ハーフソードで頭部および脇の関節部を狙うしかないか……。

はい。拝病教団幹部でしたか、彼女。ああ(白目)
[一言]
病魔に捧げる代わりに得たチカラ、四肢の〈フォーカス〉。
〈スローター・リム〉とはまた違うのでしょうが、これは危険ですね。

どうやらマチルダさんの過去を知っているようですが、ネロさんは・・・
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月22日 03時42分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

そうですね。
板金鎧というのはいわゆる刀剣類に対して「防御力が高い」というより、そもそも通らない、というのが正しい気がします。

むかし、ドイツ騎士団領の訓練風景を映像で観たのですが、そのとき騎士が言うには「兜と胸部装甲の隙間を、ムチのようにしなりながら滑り込んでくる切り戻すときの切先が危ない」とのこと。
キックバックのように、自分で自分を切ってしまうそうで。

ロングソードのような剣で、使用者が鎖籠手や板金籠手着用時は「刃側を握って、柄をハンマーにして殴る」というような用法もあったようです。

まあ、ちょっと今回はネロに勝ち目はなさそうですが。

義手・義足の《フォーカス》だと、ノーマンの〈アーマーン〉やアスカの〈アズライール〉などが浮かびますが、これもまた特別な能力といわれを持つ道具です。

では、またまた。
[良い点]
夜魔と病魔の氏族の因縁関係。スモールソードってこんな感じなんですね、勉強になります。

そして、十字軍の兵士たち……大戦の影響がでかいですね。まさか頼った修道院で、拝病騎士たちの実験に使われるなど。
[一言]
なるほど、病魔はこのような感じで(実体がある感じなのですね)。病魔王は存外ヒトの姿をしているのかもしれませんが。

あわわわ、精鋭のカテル病院騎士団ですら苦戦する拝病騎士が……。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月03日 18時04分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

そうですね。
スモールソードの記述を読んでいると、ボクらがよく「レイピア」と呼んでいるものは、この「スモールソード」を指しているのかな、と思いました。

本来的なレイピアは刃渡りが1メートル以上もあり、重量もロングソードに匹敵。大きなヒルトとカウンターウェイトとして働く柄頭を含めると、小柄な女性のアゴあたりにまで達する長さみたいなんです。

これは、ちょっと隠密行動に携帯するのは難しいかな、と考えてこちらをチョイスしました。

現実の史実では17世紀中ごろに現われた武器のようなんですが、まあ、えへへ、そこがファンタジーよ、というわけで。

ソウルスピナにおける魔の十一氏族たちは、かならずヒトに近似の姿を持っています(化身として別の姿を持つ氏族もいますが)。

これは明確な、そして世界観の根源的なルールです。
《そうするちから》とこれは関係があります。

でわ、でわわ、またまたー!
[良い点]
ああ、あくまで「拝病騎士団との関係を探れ」なんですね。実のところ、かの法王はどこまで見通していたのやら。

そして、なぜ、魔の封土でしか満足に動かないトルクが、《スピンドル》が励起するのでしょうね。

[一言]
なんという。。。ここがターニングポイントだったんですね(鬱な表情)
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 07月01日 20時27分
管理
虚月さん、いつもありがとうございます。

そうですね。
この「関係を探れ」というのは、どうも含みの多い命令に思えます。
表立って見えること以外にも、狙いがあるのかもしれませんね。

ターニングポイント。

はい。
本家のミステリではこれを明記するのはたぶん、ご法度なんだと思うんですが、ボクは本格ミステリ系ではないので、ちょっと礼儀作法的にも「ちがいますよ」という意味で、わかりやすくしてあります。

まあ、あくまでトビスケ自身の掟、です。

でわわ、またまたー。
[良い点]
なるほど、メルロさんも懐が広いというか、旦那のことをよく理解しているといいますか。

ああ、彼ら月下騎士ひとりと渡り合える勢力なんですね。凄いです。
[一言]
というか、彼女もはや旦那を襲ってますね(日頃の鬱憤が)
果たして、この修道院と拝病騎士団とのつながりは……。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2016年 06月28日 21時07分
管理
虚月さん、お返事が遅れて申し訳ありません。

あらためて読了ありがとうございます!

ソウルスピナ本編の連載再開に伴って、ちょっとバタバタしております。

メルロはもともと争いを好まない性格だったのですが、ネロを守るという決意が、そしてネロは数回に渡る連戦でレベルアップしているようです。

えーと、そうですねw
この回では、攻守逆転してますね。

さて、拝病騎士団と修道院、どうつながってくるでしょうか?

でわ、またまたー
[良い点]
時々ミステリーぽいの好きです。グラン王が関わってたり、背中に異物があるというのが何とも。
[一言]
拝病騎士団が言ってることって、ウイルス進化みたいなもんですかね。
さざんかさん、感想ありがとうございます!

えへへ、ミステリぽいといってもらえると、照れるというか恐縮するというか。

ミステリ書けんマン! と自認するトビスケですが、今回は潜入行ということで、こんな感じになりました。

いわゆる正調ミステリではなく、どっちかっていうと刑事コロンボみたいな手法なんだと思います。

また、今回は正伝にあたるソウルスピナの流れを強く意識しました! グランのこと、背中に刻まれた異物のこと。

たのしんでいただけたら、さいわいです。

そして──ウィルス進化論。

懐かしい言葉です。
加えて、かなり良い線をついてらっしゃいます。
ファージを使うソ連(!)が研究していた治療法とかもベース地にはあります。

もちろん、発表からずいぶんと時間が経っているわけで、トビスケ流の寝言妄想発酵により、独自の進化を遂げていますががが!

いやー、こういうお話ができるとわ。
ちょと感動したマンです。

でわ、またまた。
ご感想、お待ちしておりますー。
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