エピソード486の感想一覧

とてもいい(ゆめ)にして、なんとも酷い(ゆめ)だな
相棒が居ないが故に暴走し、それ故に大切な事に気付けたなんて

泣ける。この人が隣に居てくれれば自分は自分でいられる、そういう人は少なくないと思う。多くの人が一人じゃ生きられないように。一成くんを渇望した末に自分を見失っちゃったんだね。

夢オチだったらどうなっていたのか

[良い点]
う～ん、こんな最期を迎えたいなぁ～……
勘違いでもなんでも、全ては夢だった、目が覚めたら……とかなんとか良い気分で人生を終われる、これ以上のことはない……

[良い点]
どんなクズでも心では色んなこと考えてるってことかぁ
まぁ夏目はそれでも救いようないけど

[一言]
夏目…お前…意外と良い奴やん…
Dも夢だと思わせて行動させるとかえげつねぇw

[一言]
「少年は夢を見る (486/600)」を書いた馬場先生の意図は、「どの様な人の心も悪いばかりではない。自分では如何ともしがたい、心の幼さ - 幼稚さがある - が、その奥には他者を気遣う純粋な気持ちがある」と言う事を表現したかったと言う事なのでしょうか。「どの様な人にも、心の奥には純粋な思い遣りや友愛の心がある。と同時に、どう仕様も無い破壊衝動もある。」と言うのは、その通りなのでしょう。なんか、井上陽水の「ゼンマイ仕掛けのカブトムシ」を思い出しました。
この、「夏目」という少年は、腕力に物を言わせるお山の大将であり、この類の人間は、須らく心が幼稚なのでしょう。そして、そのまま力だけが全てと言う低レベルな環境の中で、表面的な面体と命のやり取りだけの原始的な厳しい現実を搔い潜って、精神的にも技巧的にも慣らされて行く事が、レベルの高い大人の精神世界へと到達する道だと勘違いするに至るのでしょう。
そうなる前に死んだ夏目君に、（本来ならラース君に頭を踏みつぶされた段階で意識など消し飛んでるはずなのに）「人間らしい心」を表現させる章を設けた事に、馬場先生の、自ら生み出したキャラ達に対する愛情…　？？　公平な処遇をしたいと言う想いを感じました。
気になったのは、最後に夏目君が精神的に成長したと思われる事。来世では今世の記憶は無い訳で、この成長は虚しい…　でも、出版本では、夏目君はここでは死にませんよね。（もっとも、本の方では自分の置かれた帝国での立場や、腐敗貴族に利用されるだけの自分に嫌気がさして、自暴自棄になって、不道徳の限りを尽くしたと言う設定でしたが）ある意味、心の抜け殻の様な、虚しい状態になりますが、彼のこの世界でのえげつない人生経験の終焉が、彼を精神的に一歩成長させたようにも感じられ、転生者皆から厭われつつも、物語の帰結を見届けた事に、何か救いを感じます。その分、出版本の方が内容も練れていると思われるので、このサイトの方は、矢張りdraftなのだろうなと思いました。

[一言]
ポとD以外みんな心はいい奴だったんだなあ

[一言]
夏目…

[一言]
夏目、、、、次は幸せになれよ、、、