イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く古き良きファンタジーを連想させる壮大でありながら王道的な冒険譚
- 投稿者: 退会済み [2017年 11月 26日 19時 49分]
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もう見飽きたよと言わんばかりの転生展開から現れるのは、骨。
そう、スケルトン、ゾンビ、ゴースト。
ファンタジーにおける代表的なモンスター達。
彼らが主人公の親代わりとなり、それぞれの絶技を教えていくーーという展開はなるほど、インパクトに溢れながらもお約束の安心感をくれる。
しかしそんな生活にも終わりが来るものでーー、そこからはもうテンプレなどとは言っていられない。
恐るべし神ーーいかにその分体どいえどーーと戦うことになる。
自らの大切な育て親、アンデット達を守るために。
ここまでのあらすじだけでもこの物語がどこまで骨太なものか伝わってくるだろう。その後の展開ーー主人公が転生した理由、神を打ち倒すための立ち回り、そして待っている大どんでん返しーー。
一章でここまで見せられてはーー。
よかろう、貴公の冒険についていこう。そんな気分にさせられる。そこまで読めば君もパラディンの付き人だ。
そう、スケルトン、ゾンビ、ゴースト。
ファンタジーにおける代表的なモンスター達。
彼らが主人公の親代わりとなり、それぞれの絶技を教えていくーーという展開はなるほど、インパクトに溢れながらもお約束の安心感をくれる。
しかしそんな生活にも終わりが来るものでーー、そこからはもうテンプレなどとは言っていられない。
恐るべし神ーーいかにその分体どいえどーーと戦うことになる。
自らの大切な育て親、アンデット達を守るために。
ここまでのあらすじだけでもこの物語がどこまで骨太なものか伝わってくるだろう。その後の展開ーー主人公が転生した理由、神を打ち倒すための立ち回り、そして待っている大どんでん返しーー。
一章でここまで見せられてはーー。
よかろう、貴公の冒険についていこう。そんな気分にさせられる。そこまで読めば君もパラディンの付き人だ。
1に慈愛、2に金、3.4.5 ...に筋肉。この作品の主人公の構成要素を挙げろと言われればこんな感じになるのかなと思います。
朧気な前世の記憶を持ち不死者の3人に育てられ、それぞれの良い所悪い所を受け継ぎつつ聖騎士となって世直しをするそんな物語です。
転生、無双、ほんの少しの内政etcとなろうお馴染みの、もはやなろう王道とも言える要素が多めの作品ではありますが、この作品は要素を詰め込んだだけの歪な物語にはなってはいません。
登場人物の心情の描写の丁寧さや戦闘時の迫力とスリルがこの作品の特筆すべき点だと思います。特に章毎の最後の戦闘シーンは「え、もうこれ最終回でも良くない」と思わせるほど手に汗握らせるもので、男の子のロマンを綺麗に纏めた素晴らしい形になってると思います。また、主人公と出会い自分を見つめ直し様々な形に変化していく人物達の描写も個人的にはとても大好きです。
是非読んでみてください
朧気な前世の記憶を持ち不死者の3人に育てられ、それぞれの良い所悪い所を受け継ぎつつ聖騎士となって世直しをするそんな物語です。
転生、無双、ほんの少しの内政etcとなろうお馴染みの、もはやなろう王道とも言える要素が多めの作品ではありますが、この作品は要素を詰め込んだだけの歪な物語にはなってはいません。
登場人物の心情の描写の丁寧さや戦闘時の迫力とスリルがこの作品の特筆すべき点だと思います。特に章毎の最後の戦闘シーンは「え、もうこれ最終回でも良くない」と思わせるほど手に汗握らせるもので、男の子のロマンを綺麗に纏めた素晴らしい形になってると思います。また、主人公と出会い自分を見つめ直し様々な形に変化していく人物達の描写も個人的にはとても大好きです。
是非読んでみてください
じっくり読んで欲しい。大切にしたい作品だ。
神様に導かれた異世界転移物ではあるが、苦手な方も一度読んで欲しい。
描写が丁寧で、心や家族の絆が描かれている。きちんと世界に色があり、人々が生活を営み、神々や竜や悪魔が「そういう存在」なのだ。
強く勇ましく格好よい主人公は珍しくない。だが、脇役や敵役まで心に残る作品はどれだけあるだろうか。神々がチート自販機でも、称号だけの子供でも、名前だけの装置でもない作品がどれだけあるだろうか。
神や信仰、言葉の大切さなどの世界観がすっと感じられ、戦いの熱さも友との友情も見事としか言いようがない。
拙い文章力では伝えきれないので、只々読んで欲しい。
出会ったことに感謝し、本棚に置いて読み返したい。そんな名作である。
神様に導かれた異世界転移物ではあるが、苦手な方も一度読んで欲しい。
描写が丁寧で、心や家族の絆が描かれている。きちんと世界に色があり、人々が生活を営み、神々や竜や悪魔が「そういう存在」なのだ。
強く勇ましく格好よい主人公は珍しくない。だが、脇役や敵役まで心に残る作品はどれだけあるだろうか。神々がチート自販機でも、称号だけの子供でも、名前だけの装置でもない作品がどれだけあるだろうか。
神や信仰、言葉の大切さなどの世界観がすっと感じられ、戦いの熱さも友との友情も見事としか言いようがない。
拙い文章力では伝えきれないので、只々読んで欲しい。
出会ったことに感謝し、本棚に置いて読み返したい。そんな名作である。
1話目の先頭にある神様の言葉を読み、その後に前世の記憶と転生による再誕の描写。
たったそれだけの1話目でこの世界の神様はちゃんと神話があり、人々から崇められている存在であることがなんとなく想像できる。
そして2話目で初めて外に出るシーン。
外へ向かう途中にある神々の彫刻によって1話目で感じていた神様の容姿がわかり、それら神々に対する信仰があるのだなと印象に残った。
そしてゆっくりと扉を開け、外に出る。
そのシーンを読んで思ったことがタイトルでした。
この作品の世界が一気に広がり、色が付いたシーンだと思う。
神々がいて人がいて、信仰があり暮らしがある世界なのだなとこのシーンだけで気付かされた。
一気に作品の世界が広がり、その情景が自分の中に入ってきたことでびっくりして涙が出た。
あぁもっと続きが読みたい、そう思える作品です。
たったそれだけの1話目でこの世界の神様はちゃんと神話があり、人々から崇められている存在であることがなんとなく想像できる。
そして2話目で初めて外に出るシーン。
外へ向かう途中にある神々の彫刻によって1話目で感じていた神様の容姿がわかり、それら神々に対する信仰があるのだなと印象に残った。
そしてゆっくりと扉を開け、外に出る。
そのシーンを読んで思ったことがタイトルでした。
この作品の世界が一気に広がり、色が付いたシーンだと思う。
神々がいて人がいて、信仰があり暮らしがある世界なのだなとこのシーンだけで気付かされた。
一気に作品の世界が広がり、その情景が自分の中に入ってきたことでびっくりして涙が出た。
あぁもっと続きが読みたい、そう思える作品です。
まず第一章で涙腺ぶっ壊しに来てるな〜
全壊とはいかなかったが半壊してしまった・・・
あとワクワクするね!
少年時代が長いかな?と思ったけどそんな感じはなく
強いけど最強じゃないってのもいいな〜
ある意味ハーレムみたいな感じだけどそうでもないし
予想でこうかな?と思っても若干違ったり
噛めば噛むほどと言っていいほど上手い!
個人的な評価なので他の方はどうだかわかりませんが
続きがめっちゃ楽しみ!
色々と悩むこととか時間の都合とかあるでしょうが
自分のペースでのんびり無理をせずやってください
全壊とはいかなかったが半壊してしまった・・・
あとワクワクするね!
少年時代が長いかな?と思ったけどそんな感じはなく
強いけど最強じゃないってのもいいな〜
ある意味ハーレムみたいな感じだけどそうでもないし
予想でこうかな?と思っても若干違ったり
噛めば噛むほどと言っていいほど上手い!
個人的な評価なので他の方はどうだかわかりませんが
続きがめっちゃ楽しみ!
色々と悩むこととか時間の都合とかあるでしょうが
自分のペースでのんびり無理をせずやってください
なんというかもうウィルたち四人の家族の物語が温かすぎて涙がボロボロ出ます。
異世界転生物によくある最初からチート無双はそれでも魅力的ですが、こうして何回も何回も鍛錬しながら家族の愛とともに身につける力はきっとどんな才能や力よりも重く強い力であり何よりも魅力的だと思います。 その大事さが鮮烈に描かれているのは、わたし的にぐっと来たポイントです。
また、ないがしろにされがちな主人公自身の前世の記憶とその時味わった感情がこれでもかってぐらいえぐり出されて、より一層ボロ泣きでした。
まだ第一章しか読んでいませんが、ぐいぐい引き込まれる大作だと強く感じました!
これからも引き続き読ませていただきます!
異世界転生物によくある最初からチート無双はそれでも魅力的ですが、こうして何回も何回も鍛錬しながら家族の愛とともに身につける力はきっとどんな才能や力よりも重く強い力であり何よりも魅力的だと思います。 その大事さが鮮烈に描かれているのは、わたし的にぐっと来たポイントです。
また、ないがしろにされがちな主人公自身の前世の記憶とその時味わった感情がこれでもかってぐらいえぐり出されて、より一層ボロ泣きでした。
まだ第一章しか読んでいませんが、ぐいぐい引き込まれる大作だと強く感じました!
これからも引き続き読ませていただきます!
人との繋がりを重んじた大作
- 投稿者: 黙れチャタレイ婦人!さん [2017年 03月 22日 07時 54分]
本作の主人公ウィルは、実は現代人の生まれ変わり。
生前引きこもりであった自身の恥──弱さと誠実に向かい合い、今世こそはと賢明に生きようとする彼の真っ直ぐな生き方、その強い意志が読者の人生観に働きかけ、珠玉の感動を与えてくれる。
そして、その感動の中核となるのが、本作の随所で見られる極めて繊細な人間模様。
序章のまだ幼きウィルを健やかに育てた優しき亡霊たち。或いは初めての友、メネルとの真剣な喧嘩と和解を経て得た確かな友情。
信頼とはそう易々と手に入る程甘いものではないが、この過程を極めて丁寧に描いた本作は破格の逸品と呼ぶに相応しい風格を既に備えている。
生前引きこもりであった自身の恥──弱さと誠実に向かい合い、今世こそはと賢明に生きようとする彼の真っ直ぐな生き方、その強い意志が読者の人生観に働きかけ、珠玉の感動を与えてくれる。
そして、その感動の中核となるのが、本作の随所で見られる極めて繊細な人間模様。
序章のまだ幼きウィルを健やかに育てた優しき亡霊たち。或いは初めての友、メネルとの真剣な喧嘩と和解を経て得た確かな友情。
信頼とはそう易々と手に入る程甘いものではないが、この過程を極めて丁寧に描いた本作は破格の逸品と呼ぶに相応しい風格を既に備えている。
ハマってます。
最初の段階でもう涙必須。
主人公の親となる3人。異形とはなっても一心に注がれる愛情。
それに応え、支えとして真っ直ぐに育つ主人公。
よくある単純な英雄ファンタジーでは無い、弱さと強さが同居しながらも、神や3人の親を支えにしながら、英雄の道を歩く少年の物語。
また、簡単に恋愛要素を絡めないところも面白い。
ようやくか、という感もありますが、自然な絡み方でまた良い。
サブキャラクターたちも個性豊かで愛着が湧きます。
ただ一言、これは名作です。
最初の段階でもう涙必須。
主人公の親となる3人。異形とはなっても一心に注がれる愛情。
それに応え、支えとして真っ直ぐに育つ主人公。
よくある単純な英雄ファンタジーでは無い、弱さと強さが同居しながらも、神や3人の親を支えにしながら、英雄の道を歩く少年の物語。
また、簡単に恋愛要素を絡めないところも面白い。
ようやくか、という感もありますが、自然な絡み方でまた良い。
サブキャラクターたちも個性豊かで愛着が湧きます。
ただ一言、これは名作です。
子供の頃、夢に見た、絵本の中、
それら全てには、愛があって、涙があって、奮い立たせる
『何か』があった、
もう、大人になったら、そんなこと、忘れてしまうかもだけども、
きっと、この作品は、その何かを思い出させてくれる、
私はこの作品を読んで、何回も涙をした、
童心を失ってしまったあなたへ、
大切なものを忘れてしまった貴方へ、
この作品を読んでほしい。
それら全てには、愛があって、涙があって、奮い立たせる
『何か』があった、
もう、大人になったら、そんなこと、忘れてしまうかもだけども、
きっと、この作品は、その何かを思い出させてくれる、
私はこの作品を読んで、何回も涙をした、
童心を失ってしまったあなたへ、
大切なものを忘れてしまった貴方へ、
この作品を読んでほしい。
流行りに左右されない芯のある物語です。
主人公の性格が良いので、読んでいて楽しいです。
最近のネット小説に慣れた読者(私ですが)の場合、2章から読んだ方が良いかもしれないと思いました。
2章の旅立ち直後の事件から読んで、「あれ?」と思ったら1章を読むという形でも十分に面白いです。
主人公は「力押し」と明言していますが、作品のテーマはそれではありません。
「真の強さ・弱さとは?」を勇気や志や絆と絡めての探索の物語という印象を受けました。
読者を、温かい宝物探しの旅へ誘ってくれる作品です。
主人公の性格が良いので、読んでいて楽しいです。
最近のネット小説に慣れた読者(私ですが)の場合、2章から読んだ方が良いかもしれないと思いました。
2章の旅立ち直後の事件から読んで、「あれ?」と思ったら1章を読むという形でも十分に面白いです。
主人公は「力押し」と明言していますが、作品のテーマはそれではありません。
「真の強さ・弱さとは?」を勇気や志や絆と絡めての探索の物語という印象を受けました。
読者を、温かい宝物探しの旅へ誘ってくれる作品です。
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