イチオシレビュー一覧

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王道ファンタジーど真ん中。

小さな頃に見たような、心躍るおとぎばなしの英雄譚を夢中になって読んだ。

王道ファンタジーは簡単なようでとても難しいと思う。困難な問題も、強大な敵も魔法や神秘で片を付けてしまえば、大抵の問題を解決できてしまう。
 その世界に説得力を持たせるためには、入念な世界設定が必要で、魔法や神が存在してもそれが万能でないことを丹念に説明しなければいけない。作者の入念な世界設定によってそこに世界が息吹くのを感じる。

 第三者視点で用語をただ羅列するだけでは、読者の目は説明されている部分で目が滑ってしまって、その世界を十分に理解することが難しくなってしまうが、転生した人間が一人称で語ることによって、現代のある仕組みを例にして非常にわかりやすく説明してくれる。

 読み終わった後も世界に浸っていたくなる良い作品だと思います。

何度か涙が溢れそうになりました

よくありがちな異世界転生というジャンルで、けれど一般的なファンタジーと言われても遜色ないと思えるような、そんな物語です。
時に考えさせられ、時に笑い、時に感動し、時に涙を誘ってくれます。
私個人としては、書籍化してくれないかなぁ、と思ってしまうほど面白かったです。
まだまだ始まったばかりの物語だとは思いますが、今後の展開も楽しみにしています。
主人公はこの世界で何を思い、どう生きていくのでしょうか……。

「小説」ではない、「物語」を織る作品。 あなたはビビる。「小説家になろう」になじんでいるほど

  • 投稿者: ゆうざん   [2015年 06月 25日 21時 57分]
布教する際のセールストーク
①ヒロインがいない(少なくとも現在までは)
②チートじゃない、ゲームじゃない。常にリスクと等価の世界観。師匠は亀仙人。
③バトルインフレじゃない。現ナマ最強?(無人の荒野だけど)
④ガンダムシンドロームではない。(※造語。巻き込まれパターン。人生斜に構えても看過されるらしい)
ねっ 十分以上に一見の価値を感じませんか?

…こうでも言わないとなかなか通じないのです。
だって「指輪物語」を捕まえて最大の魅力を「弱小クラスのホビットが主人公だから」とかいう人がいるのだもの。
世間はパラメータに弱いのです。
あなたはそうではありませんよね?
…失敬(苦笑で流してくれる度量に期待)
ありきたりだけどワクワクドキドキ、次の展開が読めない。そしてかわいく、けなげで勇ましく「我が生涯を捧げる! 邪悪を打ち払い、嘆くものを救う!」などと魂をかけて慟哭する男の子が主人公なのです。

掛け値なしに素晴らしい作品

  • 投稿者: 空腹大敵   [2015年 06月 19日 00時 12分]
先入観を与えない為に敢て作品の内容には触れませんが、この作品は面白いとだけ断言します。

僕は世界観や魅力あふれるキャラクター達、日常から戦闘まで、多くの描写に惹きつけられました。

もっと沢山の人にこの作品の読んでもらい、沢山の人がこの作品に惹きこまれる事を願ってレビューを書きました。

ぜひ、一度でいいのでこの作品を読んで頂ける様に願います。 

テンプレを昇華させて洗練させて世界を広げたような作品

これからこの作品は必ず伸びます。断言できます。既に十分伸びていますけどね。

綿密に練り上げられた構成と、まず興味がなければ知ることすらないであろう神話などの知識。
家族との絆や別れ。
軽い文体でありながら重く、非常に良いバランスでした。
面白い、面白くないは人によって別れますが、恐らく7割は面白いと評価することでしょう。

一章であれだけ興奮したのは初めてです。
現在時点での最新話、二章の内容にも惹き込まれました。
書籍化されるとなったら、私の場合予約開始日初日に5冊ほど購入を確定させても惜しくはないです。
それほどまでにこの作品は素晴らしいものであると感じました。
是非一章だけでも読む時間を作って、涙を拭く準備をしてから読むと良いでしょう。

妙手が生み出す殊玉のファンタジー

  • 投稿者: 退会済み   [2015年 06月 13日 20時 10分]
管理
まず驚くべきは、『ゲド戦記』や『指輪物語』等のハイ・ファンタジーに、流行しているメタファンタジーの要素を組み込むという作者氏の剛筆。『スゲェ! なろうでこういうファンタジー待ってた!!』と歓喜に震える読者の方は確実に多い筈。

主人公と彼の『師』であり、『家族』であるアンデッド達との交流を描く丁寧な筆致もさることながら、鋭い時代・世界観の考証、記号論を土台とした魔法理論等、細緻な設定は『本格派』を謳うに相応しい。

まだ二章が始まったばかりであるが、秀逸なキャラクターの造形と配置の妙、物語への没入を可能とする疾走感のあるストーリー構成等、一般の文庫本の長さである一章だけでも十分な満足を味わえる。というか、序章でここまで熱い小説も類稀な気がするが。

是非とも未読の方は幽玄にして鮮烈なる『最果てのパラディン』の世界を堪能するべきである。
後、書籍化の際にはハードカバーによる出版で。

文章、構成、世界観すぺて一級の作品

  • 投稿者: 黒猫   [2015年 06月 12日 16時 51分]
このサイトから文庫化した作品は多くあり、アニメ化した作品もありますがそれに連ねる良質な作品であると思います。
文章力もさることながら、世界観もしっかりとしていて読んでいてとても引き込まれました。このレベルならおそらく作者には文庫化のオファーなどがくると思いますがこの作品なら買わせていただきたいと思います。
今まで何十冊も文庫化した作品を読んできました。『買ってでも読みたい』『手元におきたい』と思える作品は少ない私ですがコレはただで読むのは申し訳ないと思える作品です。

重厚感はあるがさっぱりな感じです。

  • 投稿者: webster   [2015年 06月 11日 23時 06分]
久しぶりに食い入るように読める作品でした。本筋と伏線、様々な絡みが絶妙でした。最近は中々面白い作品に出会えていなかったので、非常に満足です。ウィルのこれからの活躍や、人との出会い、挫折、後悔、恋愛模様等、色々想像してしまいました。もし、できるのでしたら、今後も作品を続けて下さい。楽しみにしながらまってみます。

感情と想いの交差がうまいですなぁ

この作品は『なろう異世界転生三体の上級アンデットに育てられた系複雑な想いや優しさ擬似家族風味・信頼添え』といった面白い作品ですなぁ。

キャラクターたちのバックボーンも個性もバランス良く小出しをして読者の意識を引き寄せる技術は素晴らしいですなぁ。

そして、濃厚な感情表現力が更に作品を高みに引き上げている印象ですなぁ。

皆様、六月の夜長にゆったりまったりとこちらの作品を読まれてみてはいかがでしょうか。

紹介せずにはいられない、名作

  • 投稿者: 朝太郎   [2015年 06月 07日 19時 19分]
 作品共々、素晴らしいレビューでこの作品の魅力が語られてあり、今更自分の駄文が並べられる事に躊躇するのですが・・・
 それでもこれを知らない読者さんに、読んでいただきたい。

 物語の主人公はウィル、前世の記憶を持つ少年です。
物語の開始の時点では、赤ん坊として登場します。彼は偉大な英雄達により、養育と教育を施され、立派な少年に成長します。
 正直なろう小説では多く見られる設定なのですが・・・
それがこの作者様の実力を見せ付けられる点です。
 各キャラクターが立っており、愛着を持たずにはいられないでしょう。丁寧な成長の様子、『家族』になっていく心情の描写、成長に裏打ちされたチートに頼らない実力。
骨太で王道なファンタジーとも言えると思います。
 現時点で第一章が終了した所ですが、これだけでも素晴らしく完成された作品です。
読めばこの作品の魅力に、納得いただけると思います。
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