イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く
1 2 3 Next >> 

美女と野獣は同志で共犯者

魔法があって魔物がいる異世界。人狼にして魔物の軍隊の魔王軍に属するヴァイトの秘密は、現代日本から転生した元人間である事。
されども魔王軍は人類と敵対関係にある為、人間を襲い彼らの土地を支配しなければならない。とはいえ元人間なので元同胞に苛烈な事はしたくない。そういうわけでなるべく穏便な方法で人間の都市を支配していたら、ヴァイトの思想に共感した、領主である美女アイリアが魔王軍に加わる事に。こうしてヴァイトとアイリアは同志にして共犯者の関係となり、人間と魔物の共存共栄という理想の為に尽力していくこととなったのです。
二人の関係がとても甘くて親密で、胸がキュンとします。終盤は遂に結ばれてハッピーエンドでした。実にめでたし。

定期的に読みたくなる人外モノ(書くのが気が付いたらこんなタイミングに……)

  • 投稿者: 胡桃 なつ   [2022年 01月 04日 09時 56分]
 元々は漫画を読み、こちらの原作を読むという形でずっと読ませていただいている作品でした。レビューを書いていなかったということに正直今自分でも驚いています(笑)

 私が高校生の頃、人外が出てくる作品はないかな? と何気なく探していたところ、この作品に出会いました。今でも変わらずなのですが、人外好きの私にはこれ以上にはまる作品はないのではないかと思うほどぴったりと私の好みにはまりました。それからもう漫画も原作も5度以上読み直しているのですが何度読み直しても、そのたびに新しい魅力を発見してやみません。

 ネタバレになるようなことはなるべく書かないでおくので、少しでも気になったという方は是非ご自分の目で確かめてみてください。

 本当にこの作品は最高です!これからもずっと、何度でも、読み返します。素敵な作品との出会いに感謝します。
 

一読して観て欲しい。良さが自ずと判る。

 特筆すべきはこの人狼への転生という作品が普通の政争物語でない事。そしてなろうにはないトリッキーな作品であるという事であるだろう。
 人狼であり、また魔王軍第3師団の副官でもあるヴァイトが政争や抗争に巻き込まれていき、その中で次第に周囲の人物との関係性が変化していくサクセスストーリーを根幹に物語が展開していく。
 その中で殊に感銘を受けた部分が無駄な情景描写や心理描写を省き、ストレスフリーな物語に仕上がっている事。それでいてプロットの構想が仔細に渡って緻密に組まれている。さらに過不足なく、毎話読者を惹きつける様な終わり方、故に好奇心が促進される。
 100万文字を超える作品を拝読していると倦厭という事象にしばしば突き当たる。だが、この作品にはそれが存在し得なかった。脇目を振らずこの作品に釘付けになってしまった。
 自分が最近拝読させて貰った作品で尤も感嘆し、そして純粋に楽しめた作品である。

絶対に読むべき!作者の人柄が良さが各所に出ている

  • 投稿者: しまだ   [2020年 06月 15日 23時 59分]
獣の奏者、精霊の守り人を彷彿とさせる優しいストーリーです。
NHKでアニメ化しても良い位。
このレベルの小説を無料で読んだら申し訳ないですすね。
全体的に作者の人柄の良さが出ており、最後まで気持ち良く読めました。

異世界転生系のお話は転生前の人生をやけに自虐したり、能力の低さを過剰にアピールするのがあまり好きではないのですが、この作品は過去の自分にはさほどフォーカスを当てずに現在の価値観や想いを上手に書いており、人狼ヴァイトに感情移入をして読むことが出来ました。

ハーレムなし、残虐なし、チート過ぎない、登場人物は基本いい奴、敵でも根はいい奴、オタク要素なし。

もういいところしかありません。
各ストーリーも余計な部分が一切なく、テンポ良く進みます。
年月の流れもちょうどよく、ほのぼのとした外伝も最高でした。
いやー、久々に読んだら大当たりを引いたのでWEB小説にはまりそうです。

世界観がかっこいい

苦がなく全て読み切れる作品です
まず、世界観がかっこいい、
出てくる登場人物みんな各々の正義があってかっこいいし、見てて癒される
何故アニメ化されないのか不思議な作品
途中からあれ、主人公魔王になんじゃねえの?って思ったけど最後までタイトル詐欺しなかったのも高評価
ハーレムではなく1人の女性に対し一途なのも高評価!!
後日談は人によって評価分かれるかも

読み切ってしまった、、、。副官ロス、、

  • 投稿者: くま   [2019年 11月 09日 23時 22分]
わざと時間をかけてゆっくり読んだのに読み切ってしまった。
ワクワクドキドキ楽しく読ませて頂きました。
完結済みなのを知って居たので、ゆっくりと読みましたが、
読み切ってしまって、副官ロスです、、、。

ご都合過ぎなところもまた最高!
人間味のとても溢れた人狼。
いろいろ国、環境、出会い。
ただの転生物とは違った感じの、とても素敵な物語でした。

ヒーローより味がある『副官』と言う名のお仕事

  • 投稿者: こみあ   [2019年 08月 02日 06時 12分]
この作品をラノベとカテゴライズするのは申し訳なく感じる。

まず主人公がとにかくシブい。魔王の副官で、人間と対立するはずの人狼であり、悪巧みに顔を笑ませるのがもうどうにもラノベ主人公にはそぐわない。
かと思えば死んだ敵に同情を寄せる甘さや、時に間抜けな姿がやけに人間臭く、二枚目悪役キャラからもまた一線外してくる。
どこまでも自分をサブキャラに位置づける副官ヴァイトは、職分と平穏を両立しようと日々折衝に苦心する。
数多の戦を勝ち抜くにも関わらず、彼の真髄は力ではなく現代的な思考をベースにした巧みな外交だ。その細やかな努力の結果、彼の行く先々で友好的な関係が花開く。
その指針はやはり転生経験であり、彼は二度目の人生を真っ直ぐに生き抜いていく……

大筋では転生サクセスストーリーとして王道を貫いているにも関わらず、最後に入る次話予告のタイトルに、こんなに毎回わくわくとさせられたのは久しぶりだ。

その男、異世界の凄腕外交官

壮大な異世界の政治を体験できると最初に約束しておこう。魔王の副官というタイトルではあるが、その中身は異世界の歴史の途方もないスケールで描いた大河ドラマだ。その中で主人公はあらゆる分野で活躍する。戦い、政治、学者的思想など実に万能と言っていい。そして様々な意味で日本人と呼べる思想の持ち主だ。その最も代表的な例として彼は一人の女を愛しぬく、それが当たり前だとう価値観を持っている。つまりハーレム要素はこの作品、もとい主人公には皆無だ。そういうものを求めているのなら諦めておけ。

ただし、異世界の政治や文化を体験したいならこの男前の人狼の青年の生涯をおってみるのも悪くはないとだけここに記しておこう。

自分も小説を書いてみようと思えた、切っ掛けの作品

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 03月 21日 23時 11分]
管理
まさか仕事の最中に一気読みしてしまうとは思いもしませんでした。それくらいに面白い作品でした。

副官という言葉から戦記ものかなと勝手に推測をたてていたのですが、想像以上に面白かったです。

戦闘は緻密に計算されており、一切の矛盾が生じていないと個人的には感じました。

個人的にはドエニスク家の面々が人間臭くてとても好きです。政争のお話を読みたいのであれば、この作品をぜひ!

コミカライズもおすすめです~♪

  • 投稿者: Kコロ   [2019年 02月 01日 05時 18分]
なろうにはまり始めで読み進め、一気に読むことに♪

しかし、息子篇が始まるかな~♪って想ってたら、一気に時代が翔んで未来から人狼の歴史を顧みるラスト。


しかし、省略されたからこそ、文面に閉じ込めらた人狼の歴史が生々しく甦る読後感に背筋が震えました。

魔王様の遺志を受け継いでからの活躍、北の秘境国家の内乱を快刀乱麻に解決したり、国々を飛び回りながら人狼世界の広さに目を見張り、多彩な魔物にワクワクし、まるで自分たちが転生して暮らして居るような錯覚で夢中になります。


コミカライズは、シンプルな線と陰でありながら、豊かな量感が紙面から迫り、コボルトの可愛さに悶えたり、魔王様の迫力に震えつつも、理知に富んだ眼差しに魅了され、今まで文字の字間から浮かんでた人狼達の躍動感が眼に焼き付きます。

コミックと合わせ、本編の書籍も揃えたいです♪
1 2 3 Next >> 
↑ページトップへ