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[良い点]
ソフトウェアの配列に着目した魔法、印象的でした!
まさに大勢が協力している! という演出にぴったりだったと思います!
以前、伺っていた、「影の王」の兆しが序盤から見え隠れするのが、不穏の空気を醸し出すのに、一役買っていて、良い効果です!
デスティンが敵役として、良い感じにアキムをいじめてくれるので、主人公にとても感情移入がしやすかったです!
リューゾとのすれ違ったままの結末は、寂寞感を覚えました……。

[気になる点]
二点ピックアップします!

一点目は文章の体裁です!
各話がおよそ1万字。パソコンだと、さほど気にならないのですが、スマートフォンだと一度に表示される文字数が少ないので、目が疲れる方がいらっしゃるかもしれません。 
経験上、1話2000~4000字あたり。五分くらいで一話と区切ると、移動時間にひょいと読めるので、更にユーザーフレンドリーな体裁になるかもです。

二点目は主人公アキムの心情発露です!
丁寧な描写で、全体が彩られていたのですが、その分、内容のペースが変わらず、切迫した雰囲気に欠けるかな、と読んでいて感じました。
おそらく、主人公のアキムがどこか、三人称視点で物事を見ている。完全に目の前のことに入れ込んでいないような錯覚を、ところどころで覚えました。

私の考えた案としては、アキムの「」に収まらない、ひとりごとを増やす、というものです!

例えば、「Ver4.3 新・聖弓魔法奏団」で、現れたデスティンを「過去の映像が~思考よりも先に身体を突き動かした」で殴りますが、やや間があり、アキムの怒りが十分に伝わらなく思いました。

私の場合ですと、「~黒い眼帯が掛けられていた」の直後。

許せん……!

そう思った時には、すでに、彼の左頬を、私の右拳が打っていた。
右脚に踏ん張りがきかず、体重は乗らないが、構わない。
投獄、ティータ、リューゾ……そして、エキスト元教官を問い詰められなかった怒りも込めた。紛れもない私の想いだ。

といった感じです!

一人称は、人物の心理描写を掘り下げるのに向いています。
感情の爆発に関して、私が考える一例でありました!
どうか、参考までに!

[一言]
こんばんは! つぶらやこーらです!
遅くなりまして申し訳ありません! ただいま読了しました!

私が圧倒されたのは、くら智一さんの、伝えるぞという意欲です!
細部までこだわる描写。その一つ一つに気迫がこもっていたように思います!

克明に書いたために、やや叙事的な印象がありましたが、一つのファンタジー作品として楽しむことができました。

第二部以降も、楽しみに待っております!

 つぶらやこーらさん、感想ありがとうございます。

 気迫のこもった文章と言ってくださり、嬉しく思います。

 楽しく執筆したというより自分をとことん追い詰めて書いた作品だったので、作者の狂気が乗り移っている……おおげさかもしれませんが、私独特の作風なんだと思います。

 また、作品の内部まで詳しく感想を述べてくださり、重ねて感謝いたします。主人公に感情移入できたというのはすばらしい評価です。だからこそ、違和感を覚えたデスティンとの対決シーンは仰るとおり訂正を加えるべきだと納得しました。前後とのバランスを考えながら変えていこうと思います。

 主人公アキムはどこか大人びていて、年齢のわりに感情の起伏が乏しいキャラクターです。ものわかりが良すぎる、という感触は私自身感じています。一応、血液型A型タイプとして描いたのですが、感情が爆発するときは差異などありません。(デスティンはB型、ティータはO型、レッドベースはAB型です。)やはり、その辺りは1人称である強みと特徴を充分に出すべきだと思います。(ちなみに個人情報ですが私はA型です。)

 1話ごとの文字数に関してですが、実はスマートフォンからのアクセス比率が低いことをずっと懸念しておりました。私が持っていないというのは理由にならず、認識不足だったと反省しております。PCと全く同じ感じで読めるわけではないのですね……。ガッツリ起承転結のある1万文字ぐらいが良いか……と自分勝手に考えておりました。人気作品がいずれも2000~3000文字で1話にしているのは、スマートフォン読者を意識しているものだと遅まきながら認識しました。すぐには全編変えることはできませんが、今後は文字数を読者志向になるよう注意したいと思います。

 どのご意見もたいへん参考になりました。これからも体当たりのご感想を聞かせていただく機会がありましたら、創作活動をしている者としてこれ以上の幸せはありません。ありがとうございました。
[良い点]
完成されたストーリー、特に最後は「なるほど!」とつぶやいてました。
文章も読みやすく、丁寧に作られているのがよくわかります。
[気になる点]
別のキャラクターで続編を書かれるそうなので続きが気になります!
[一言]
読んでいて、勉強になりました。
私はエンジニアじゃないですがファンタジーとして楽しめました。
何より最後が……いい意味でよかったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 09月02日 19時16分
管理
 感想ありがとうございます。物語はコンピューターの仕組みに興味がある人もない人も関係なく楽しめるように、多種多様な仕掛けを作りました。難しい言葉もひとつかふたつを除いて文章から省いてあります。(一切出てこないと宣伝していますが、クラスと継承という言葉のみ使ってしまいました。)テーマが情報技術であったため、どうしても理系の人間がプラスアルファを楽しんでしまう要素が残りましたが、気持ちよく読後感を堪能してくださり嬉しい限りです。
 続編についてですが、設定を練っている段階です。同じ「WIZARDWARE ~ソフトウェア魔法譚~」で続けますので、まだ完結はしません。第2篇が始まります。主人公が大人になってしまったため、新たな少年を主人公にします。第1篇は余韻を残すラストでしたが、直接その後を書くことはしません。数十年後か数百年後か未来を舞台にします。テーマは同じく情報技術ですが、ネットワーク関連に絞る予定です。
 第1篇を含めて、読み終わったときに何か技術の底にあるものを読者が楽しめればいいな、と思っています。投稿した際にはお読みいただければ光栄です。
[良い点]
分かりやすく丁寧な描写。
活動報告でもコメントしましたが、最終目標を一番最初に開示する独特の演出。
ファンタジーである魔法理論をプログラム構造で組み立てる斬新なアイデア。
最後のオチ(笑)
[気になる点]
最後の最後で誤字が……

>サーバーの状況を常に確認するように言ったおいただろう。

ここって「言っておいただろう」ですよね?

[一言]
最初の方の取っ掛かりの部分は少し理論が難しいなと思ったのですが、敵との戦闘が始まった辺りから徐々に引き込まれて最後まで一気に読んでしまいました。

自分も一応コードを書く、エンジニアの端くれなのですが、プログラミングやソフトの技術について考えながら読むと味わい深かったです。アキムがやった魔法の情報公開はOSSの事かなとかw

なろうではちょっと異色な部類に入る作品なのかもしれませんが、エンジニアの私はちょっとニヤニヤしながら読む事ができました。
次回作も期待しております。

 感想ありがとうございます。技術者の方からのご意見お待ちしておりました。

 OSS……文中では書きませんでしたが、仰るとおりで「オープンソース」を比喩した内容です。第3者の方にオープンソースについてご説明しますと、基本的にプログラムというものは製品化されたときに中身がわからないようになっています。(自社利益のためです。)ネットワーク分野を中心とした一部の技術者たちは無償で中身を公開しつつ情報交流を続け、Linuxなどのサーバシステムを無料で提供できる現代のIT環境を作り出しました。オンラインゲームを楽しめるのも利益を放棄したソフトウェア技術の交流があってこそと私は考えています。
 作品のテーマについては、情報公開、風通しのよさ、分野の垣根を越えた「知恵の交流」こそがソフトウェアなんだっ! すべての文系・理系分野の技術を高める手段は無限にあるんだっ! と(主人公が)叫んでいたのです。(作者が叫ぶ小説はダメと教本に書いてありました。難しいものです……)
 コンピューター技術者の方にニヤニヤしてもらえたのはうれしい限りです。

 内容はやはり小難しい点が先行してしまいますね……。最初にプログラム構造を肝に小説を書くと決心したときから、内容が難解になるのをどうにか解決できないものか苦心しました。都合の良いことを書いては嘘になってしうので、頭痛と付き合いながらも表現や描写を工夫して現状に至った次第です。そういった意味ではファンタジー世界?なのですが、書かれている理論は一切ごまかしていません。(異色なろう、異色SFです……)

 それから……誤字ですか? どひゃーーーっ! ありがとうございます。即訂正します。至らぬ点発見も含め、ご感想ありがとうございました。
[良い点]
・分かりやすく且つ丁寧な描写
・綿密なプロットで物語は書かれているのだな、と感じました。
・魔法という概念をC言語で表現する、という発想に感嘆致しました。
[一言]
こんにちは。ぬまぞうと申します。
先日は拙作にご感想を頂きありがとうございました。
良い点が、箇条書きとなってしまい申し訳ありません。
読ませて頂きくら様の作品は登場人物や世界設定、魔法の概念など綿密な計画で書かれたと感じました。私も物語を書く上で、見習わなければと勉強になりました。
私自身プログラミング言語に疎いのでなんともなのですが「この発想は無かった!」と目から鱗でした。キャラクタの名前がその界隈なのも分かりやすいです。
この作品はもっと色々な方に読まれるべき作品であると思っております。
拙い感想で申し訳ありません。新作を楽しみにしております。
今後もくら智一様の御活躍と御発展をお祈り申し上げます。
それでは、失礼いたしました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 08月25日 13時51分
管理
感想ありがとうございます。
良い点を数多く挙げていただいて気恥ずかしい限りです。
作品の原点は「小説を読んだあとに何か残るものがあるといいなぁ」という手前勝手な理想論から始まりました。
歴史小説が幅広く人気を集める理由は、設定を理解しやすいほか、中に出てくる情報がリアルであり、教養として「役に立つ」という点にあると思います。(某社ゲームも根強い人気があります)
文系知識で可能なのだから、理系知識(実学系)でも同じことができるのではないか、とあるとき発想が飛躍しました。
私は以前コンピューター技術者……プログラマーだったのですが、技術書とにらめっこしてもわかりづらい知識(作品内ではC言語を母体としたデータ構造~オブジェクト指向)を小説の物語で読者に伝えることはできないか、と無謀なことを思いついたのです。
しかし、高そうな志を持ったところで中身が面白くなければ、小説として何の価値もありません。理想を実現するため「面白く」「読みやすく」なるよう、設定、プロット、情景描写、カメラワーク、言葉のリズムなどに心を砕いた次第です。
楽しんで読んでくださり、そのうえで何か得るものがあったとしたら作家冥利に尽きます。改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
[良い点]
ストーリー性はとても良いと感じます。出だしでは、とある魔法科劣等生のラノベを思い出しました。
ああ、この「魔法」が「魔法」で無くそれでも「魔法」であることが似てるなぁ……と。
文章は……全体的に難しいです。私にとっては(^_^;)
でも、これはこれで良いのではないか、と思います。
拝読中、轟音のオノマトペの表し方が素晴らしいと見当外れなことも思いました(すみません、妙なところで感動してました)
[気になる点]
これは、読まれていないだけで、読まれたらすぐに人気になるのでは? と思いました。
たぶん、これは気づかれてない良作です……勿体無い。
[一言]
すみません、「長ったらしくて偉そーな奴」と思われたことでしょう。
怒られる前に、謝らせて頂きます。
ごめんなさい。
 感想ありがとうございます。おおげさかもしれませんが、創作物で感想をいただいたのは生まれて初めてです。(アマチュアコンピューターゲームだけは評価されたことがありますが、あくまで技術的なものでした。)
 面白い、と言っていただけるためだけに書いてきたので、初めていただいたコメントを何度も読み返してしまいました。

 魔法科高校の劣等生といえば佐島勤先生ですね。コンピューターやメカニックの造詣が深く、比べ物にならないくらい分野が広い。そのうちの一箇所だけ設定が似ているのかもしれません。地球に風船が重なったというレベルで恐れ多いことです。

 文章の表現は、元々が高校生の作文レベルだったので、小説の書き方の本を読みながら、昨年から1年かけて無理やり難しい言葉を覚えたレベルです。読みづらいのは、まだ背伸びしているのがあからさまで全く身になってないからだと思います。その点、読者の視点を第一に考え、精進したいと思います。汗臭い努力だけが私の武器です。付け加えると、小説の書き方の本の多くが文芸を対象としたもので、その影響を丸ごと受けたというのが大きいです。(取捨選択するという器用さは持ち合わせていないようです……。)

 長ったらしいなどということはないです。一番長ったらしいのは、1話1万文字の拙著ですから(苦笑)。とにかくWIZARDWAREを修正しながら新しい作品にも挑戦していこうと思います。今回いただいた好感触なご意見だけで向こう1年間はモチベーションを落とさずに戦えます。ありがとうございました。
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