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[一言]
ランキングから来ました。

親子関係以外でも成立する展開ですね。説服力下がるけど。

自分も2ヶ月前祖母なくなった。私海外で何年も住んでいたので、親密ではなかったですね。そして今でも淡白な感じです。

意見の決定的違いなかったでも主人公と近い感情、かな。
  • 投稿者: Penwhale
  • 2021年 07月18日 20時52分
感想ありがとうございます。

この情勢下だと、わりと葬儀に参列出来ない状況が多く、すると実感が湧かないモノだと学びました。

結構世話になった親戚さえ、葬儀に立ち合わないと実感て湧かないと寂しくなるときもあります。ただ日々の喧噪に埋もれるだけではあるのですが。
[一言]
他の方の感想もちらっと読みましたが。仲直りして終わりでないところが現実味があって良いと思いました。
愛情の反対は無関心でしたっけ?主人公さんはまだ子どもの頃は親からの愛を期待していたのだと思いますが、ご近所の男の子にチョコをあげなかっただけで家から追い出され、その理由が母の姉に対する嫉妬に絡む気持ちだったとは。良い迷惑ですよね。それまでも下着と体操服、塾の費用以外は全部姉のお下がり。自分の姉への鬱憤を娘にはらすのは間違ってるし、するんだったら長女にすればいいのに。自分の少女時代の悲しみを次女に向けるって。自分が味わった気持ちは娘なんだから理解できるよねって考えなのか。そういった積み重ねで主人公は母たちのことを捨てたのでしょう。そして30年経つうちに実家の家族のことは無関心。祖父母の方が両親と言っても良いくらい。気の毒と思ったのは夫が実の両親がいないので親孝行が出来なかったくらい。でもそれも割り切ってしまえば祖父母が両親代わりだったわけですし。下手な正義感を持ち出さない夫で良かったと思いました。
実弟ですが。主人公に対して思うところがあったようですけど、30年もあったにもかかわらず母を諌めるわけでもなく仲をとりもつわけでもなく。母が病気にならなければ連絡は取らなかったでしょうから。今更感満載です。母が遺言で何を主人公に遺そうとしたのかは少し気になりますが。葬儀の場で周りに聞こえるように相続放棄を口にしても周りが何も言わないのは、主人公がそれを口にすることに周りも違和感を感じなかったからなのでしょうね。この30年間、父との事務的関わり以外、本当に何もなかったことの証明なのでしょう。

少し話は飛ぶのですが、殺人事件って家族間で起こる事が多いのだそうです。家族だからこそ甘え過ぎずに尊重すべき事を間違えた結果なのかもしれませんね。

他人だから許せることも親兄弟だからこそ許せない事もあるのだと思います。

ランキングから見つけ、読みました。
活動報告に数年経ってとあり、確かに執筆されたのは2017年。数年前の読者側に何か感じることがありここまで上がってきたのだと思います。
私自身も婚家で、同じではありませんが思うところがあり。興味深く読ませて頂きました。
  • 投稿者: 薫衣香
  • 2021年 07月18日 10時04分
仲直り自体が主題の作品に思う所は無いのですが、誤解から擦れ違った以外だとモヤッとするときもあります。

また身内も含めたの実体験を顧みると、あまりドラマのように皆が良い悪いではない場合も多いです。
他人事だと仲直りしとけやと、安易に言えるのですが。いざ人から言われる状況となるとウザくて素直に聞き入れられないばかりか、聞き入れないとこちらが悪くなって面倒な場合が多い。

中庸というか中立は時に害悪な場合もあるとは思います。
量極端な許す事や報復によって損なうなら、離別の方が正しいときもある。

某アニメの主人公ではないですが、「逃げてもいいんだ」は福音の時もある。

家族という遠慮が小さい集団で、無理に立ち入ったり心ならずも許したり報復したりすると、トコトン行ってしまうこともあるのは仰る通りです。

ごく普通の家族構成な私でさえ、適当に範囲を広げると犯罪や殺人はともかく、親族間の不和の実例は聞こえてきてしまいます。

仰る通り懐に入ることの出来る家族だからこそ、歪みは大きくなってしまうモノなのでしょう。



二〇一七年当時、読み専だった私は、ざまぁに疲れていた気もします。
なろうの作品を広く読み漁る私です。

男性向けのハーレムも女性向けの逆ハーもそれなりに楽しんでいました。
FTや恋愛物にも同性愛的なそれにも隔意はありません、無論好みはありますが。BL系は進んで読みませんし。

二四年組の伝説的傑作を幾つか読んだくらい。

そもそもフィクションに過剰に倫理を持ち出すのは無粋です。
けれども、どうにも善悪(の如き物)の丁々発止のやり合いは愉しめるのだけれども、もう少しこう。
そんな事を思っていたかもしれません。

だから一時地味なそれを書き殴ったのかも。

それなりに反響はあって、割と満足して忘れていたのですが、まさかシンエヴァを見た帰りに時間遅れでの反響はビックリしました(事象は全く関係ないのですが、年季の入ったオタクには時代の終わりではあったので)。

本当に何があったのか?

何にせよ、読んで頂けることは喜びであります。
感想ありがとう御座いました。

[良い点]
面白かったです。全体的に読みやすく、登場人物に名前がないので感情移入しやすかったです。凄い技術で文章が書かれてるんだなと思いました。
[一言]
他の作品も読みたいと思いました。
  • 投稿者: Kitusa
  • 2021年 07月18日 10時00分
感想ありがとうございます。
拙い作品にそこまでいって頂き光栄です。

よろしければ他の作品もどうぞ。
[一言]
よい作品だと思います。 書きようによっては家族として和解又は赦しがあってもおかしくない方向だと思うが、自分としては何か綺麗にまとめてる様で違和感があり実際に痛みを受けた人間の心理はそんなに柔和にならないと常々思っていて色々な作品の謝罪、和解、家族の絆などで、まとめるエンドの違和感が拭えなかったのだが、この作品のエンドはシンプルだが自分としては一番府に落ちるエンドです。
自己満足の為の母親の謝罪、臨終の近い母親の為の姉弟による和解の仲介、勧告。家族親戚の遅すぎる行動。長年の無視等すべてが手遅れ!
赦せ無いものは赦せないし長い時間がたてば、どうでも良くなり今更ながらの接触に対しては、ほっといてくれ!関わるな!と言う心情が一番人間らしく思えます。時間と共に心穏やかになり赦せる人は仏様ですね。私には無理です。
長々と感想書きましたが良い作品でした。ありがとうございました。
仰る通り修復の話しが多いのですが、私もどちらかというと苦手だったりします。
ただ安易に断罪させるのも違う気もするわけで。

お互いはなれて幸福になったのなら、そのままで良いんじゃ――とは思うわけです。

そこで修復する話しも悪くもないのですが、大概はどちらかが聖人になるとか猛省するとか過剰なそれで。

三〇年も経つと本当にどうでも良くなって謝罪を受け容れるのもそれっぽくもあるのですが、一応蟠りを捨てない方向で、でも断罪とか謝罪とかを要求しない人を主人公にしました。

感想ありがとう御座いました。
[良い点]
骨折したあとちょっと歪んで固定してしまったような違和感と安定感。
でもこれが最善なんだろうな、と思わせる結末でした。
これが40年50年となったらまた思いも変わるのかなぁ。
なんか色々心に刺さりました。
[気になる点]
主人公はもう吹っ切ってそれなりに穏やかに暮らしていけるでしょうけど、元家族は喉に魚の骨が刺さったままみたいな気分で生活していくんだろうなぁ。
[一言]
売り言葉に買い言葉とはいえ、母親としては娘が頭を下げてすがってくると予想していたのかな。
大抵の中学生女子では、この主人公のように自分で立つ覚悟を決めるのは難しい事でしょうから。
母と娘の決定的に違う点は、この覚悟があるかないかだったのでしょうかねぇ。
骨折したあとちょっと歪んで固定してしまったとは言い得て妙な比喩です。

大人げない理由で娘を追い出した母親ですが、たぶん相性の問題なのでしょう。

娘の方も覚悟して早期に家を出る算段をしてた辺り、母親程ではなくても相性の悪さの自覚はありそうです。
ただそれでも家族なのだからもっと穏当な別離は出来たはずです。


でもそうした理不尽にストレスが溜まる張本人が消えたので、普通の良い母親になれたのでしょう――最後に少しだけ心残りが出来たろうけれど。

この後はそこまで大仰なことにはならないと思われます。


感想ありがとう御座いました

[一言]
なんか人間の悪性というか本質というか・・・

自分に被害がないので、気にしない姉と弟。助けを求められないので、現状維持を良しとする父親。周りから咎められないので、自分の行動を容認してしまう母親。そして継続的に蔑ろにされ続け、期待を持たなくなった二女。

良くある虐めの構造だと思う。

母親を苛つかせる要領の悪い異分子という認識なのか、突然別居になっても、姉弟として情もないらしく、連絡を取ろうともしない。家族皆で二女との関係を捨てたのだから、余計なお世話は頂けない。

いや二女は出来た人間だと思う。私なら母危篤の連絡の時点で、何故連絡してきたのか尋ねるだろうし、未成年の子供を遺棄した段階で親でも子でも無いと主張している。無駄ではあるが、きっと心情的には罵る方に走る。いや成人した時点で弁護士を立てて縁切りをしている可能性の方が高いか・・・


祖父母と養子縁組はしているでしょう。
だから心情的には親じゃないとか、そう言っても良かったのでしょうが三〇年も経っていると色々浄化されてはいます。

ただ怒らないとか許す方向ではなく、もう完全に決別したあいてではあります。

姉や弟は確執すら正式には認識していないので、説明するのも徒労――長々と自分可哀想って話しを納得させるのは怖気が振るうと思ったのでしょう。

自分の基盤はしっかりあるので、必要以上に揉めて邪魔になるのも御免だから一回だけは会う、ってのとちょっとの好奇心。

今さら何の用だと。ただ期待も恐怖もなく、適当に見舞って済ませようとしてそうした。

ざまぁとか因果応報話も嫌いではないですが、もう浄化された話を書きたかった気がします。特に相手を不幸にする事もなく自分の幸福も守って終わりのような。

幾分ざまぁ成分が強いのは起伏がないと書きづらいから。
弟が妙に絡むのはその為です。

感想ありがとうございます。
[一言]
あの日激発して、母は救われた、そんな話
何も無かったら、何も顧みる事無く、何も分からないままの同じ結末よりは、まだ良かったのではないかなと


自分としては、だからこそ何も教えないし、教えることもできない。
泣きながら書いてるが、自分を一生赦せないだろう。
  • 投稿者: FB
  • 2021年 07月16日 13時53分
激発したからこそ決定的に断絶して、それぞれ生きて行けたのはあります。

激発せず穏やかに別離した可能性もありますが、もっと絶望的なラストだったかも知れません。

たぶんもっと若い時だと凄まじく反発して罵倒するか、そもそも行かないかです。
何というか和解を良い事しかないかのように扱うのも微妙で、でも我慢することも良い事なのか? なんて事も考えて書いていたので、感想嬉しいです。
[一言]
娘の方が先に大人になったからこそ多少拗れはしても大過なく過ごすことができた一家の物語、ですかね。
大人になったが故に理不尽を飲み込まねばならなかったのか、押し付けられた理不尽故に大人にならざるをえなかったのか。
最後まで大人になることができなかった家族は、表面的にはどうあれ内心ずっと彼女一人に原因を求め続けるのでしょうか。
読み終えてからも色々考えてしまう作品でしたが、どうか主人公の今後に幸多かれと祈ります。

  • 投稿者: okyo
  • 2021年 07月16日 11時39分
そんな感じですね。
主人公は多分旦那と付き合うまで肩肘張っていたと思います。
祖父母に恩を返し1人で生きて……て。

ただまあ年月が色々と変えていき、穏やかな家庭を作れた。


家族の方は、母親も主人公さえいなければ普通の人ですから水面下では色々あったにせよごく普通の人生を送れた……そこで離れていればそれで良いはずなのに……最後に追い出した娘と話したくなった。

父親はともかく、虐め自体を認識せず特に変わらない母親である事もあって時間が過ぎていき……姉弟にとって最初から蚊帳の外で、何があったかも判りません。

ただそこで極端な何かがあった訳でもないので、付き合わなければそのまま過ぎて来れた。根っからの虐め体質の人のように誰かを虐めなければ、って言うほどの人ではなかった母親ですから。

一方的にですが決定的に性が合わなかっただけです。無理に言うからあんな訳の分からないことをいっていますが。
実際は理由も理屈も自分が保護者で相手が被保護者である事も関係ない。とにかく一挙手一投足が気に入らない。

当事者である娘だけが気が付いて逃げる機会を窺っていた……ですね。

そうして三〇年という歳月で、一度ピリオドを打つために会おうかという程度にはなれた娘とそこまで認識していない姉弟。

そうして謝れない母親とそれを許容も拒絶もしない引いた一線を崩さない娘。

ドラマになり損なった物語を書きたかったのでそこだけは成功だったかなと。

多分主人公は健やかな剛さはあるので適度に幸福に過ごせると思います。
[良い点]
30年間放置じゃもう和解どころか喧嘩や関わるのも無理ですよね
主人公の心情に同意できます
[気になる点]
中学生を家から追い出して高校の学費も払わなかったのに放置している父親や、それを知ってて主人公に折れろと言っている弟や幼馴染の考えがよくわかりません
高校生くらいだったらまだわかるのですが中学生じゃ何も言わない周囲もおかしい
  • 投稿者: poctok
  • 2021年 07月16日 04時15分
多分両家祖父母と両親が話し合ったと思われます。
そこで決裂までは行かなくても、両家祖父母が怒って疎遠になりました――売り言葉に買い言葉で高校の学費も両家祖父母がって事になっています。

主人公は聞いていないですが、大人になって何となく理解しています。
自分が引き取って介護の同居をしていたとはいえ、親を任せているのに連絡も取ってこないので。他の姉妹(兄弟?)たる伯父伯母は普通に付き合っていたようですから。

父親は単純に家族全体の平穏を取って、姉弟は自分の見る範囲では良い母親だったので。主人公が関わらなければ、本当に良い母親だったようです……主人公が関わるとおかしくなるようなので引き離した。


多分そうした裏事情を皆何となく察しているが……。だからもう今さらな訳です。
父親はそれが判っているから何も言わないで、姉弟は――とはいえ良い母親だったので心残りを消してあげようとした。


幼馴染みは所詮他人事ですから、何となく揉めているから仲裁を申し出ただけです。昔も今も詳しい事情は分かっていません。

母親は主人公さえ関わらなければ普通に良い人だったのでしょう。
普段は何も言わないけれど、突っ込んで話すと……。でも何となくタブーで父親以外はそこまで意識していなかった。
ましてや隣人程度では。

だから歪に纏まって時間が過ぎてしまった感じです。
[良い点]
淡々としていてただ事実を述べているだけ、といった趣で面白かった。
[一言]
恥ずかしい勘違いで笑い話で終わるはずが、
いつの間にかとんでもない地雷踏んでいたお隣さん一家がちょっと気の毒。
気にすんなって言われてもなぁ。
  • 投稿者: FMST
  • 2021年 07月16日 01時38分
なんていうか、ミスリードのための配置で、特にイケメンを誇ってもいない良い人な幼馴染みだったけれども……と。

そら隣人の目から見たら地雷を踏んだようにしか見ないし、自分のせいと思い悩みますよね。

主人公視点だと、特に隣人という以上の交流もなく。なんか母が余計な事言ったけれども、向こうもこっちもよく言っても幼馴染みなだけ。もっと言えば隣人なだけなんだから、導火線や地雷が無数にあった関係の一番外側の本ら踏まれないはずのそれが大爆発……下手すりゃトラウマレベルですね。

でも認識しているから主人公は本当に気にしていないし、通夜後のあれも特に下心もないのに八つ当たりっぽい対応されていますな。



時間たつと普通の人は大抵飲み込めるけれど、別に解消されずに固まっているだけという話しです。

淡々としているのは解消も昇華も望んでもいないし出来もしないって判っているから。

そう心がけたので、そう見えたようで安心しています。

感想ありがとうございます。
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