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[一言]
間違えた、誰が悪かったというより、「かみ合わなかった」という印象ですね。
当人同士の考え方や価値観が、どうあってもかみ合わないというのはままあることです。
今作の主人公の場合それが親兄弟と隣人であったという、それだけの話。

同年代の子供なら喧嘩などを通して和解か絶交、大人同士なら察して距離を取るなどの対応ができたのだろうけど、よりによって母と娘という最も身近で力の差がある者同士がそうだった。

主人公は無意識にそれを理解していたけれど、母をはじめとした周りの人間は理解できていなかったってところですかね。
  • 投稿者: ゴダイ
  • 2021年 07月16日 00時02分
多分爆発するまで母親は自覚していなかったと思います。
平等とは思っていなくても、そこまで露骨にはしていないと。

ただされた側は露骨な差別を受けているわけで。

否応無く自覚させられたけれども、結果だけで理由は分からなくても安易に逃げ出せないから高校卒業を目処に別離を覚悟してはいた。

心の奥底では煩わしく嫌ってはいても、自覚がないから激昂した時に意固地になってしまった。
他の人には変わらず良い人だったので、何となく触れないまま歳月が過ぎてしまった。

なんて想定していました。
[一言]
すべてが遅い。そういうところに行きついている話でしたね。
そうですね。
まあ主人公が意固地にならなければ表面的な修復は出来たでしょうが、何故か嫌われているは解消されていないので、本当に表面的なそれだけでしょう。

ぶつかり合って、何かを得ようとするには遅すぎた。

ただそれで幸福になれたかも別ですが。
[一言]
ランキングから来ました。
常食したくはないけどたまにはこう言うのも食べないとな、こういうのからしか得られない栄養がある、そんな気分になりました。
おいしかったです。
  • 投稿者: 鮎酒
  • 2021年 07月15日 18時51分
ご来店ありがとう御座います。

恋愛もざまぁもかける気がしないので、こうした薄味に見せ掛けた何かを提供しかできません。遅筆ですがよろしければまたどうぞ。
[一言]
物語の登場人物程に年齢は重ねていないけれど、自分の状況と似ていて何ともいえない気分になって笑えました。

このお話は期限切れなんだと思う。
  • 投稿者: ハセヲ
  • 2021年 07月15日 18時08分
そうですね。
期限内であれば良い方に解消した可能性もあります。
主人公は中学生時点で割り切ってはいても、母親に何か思っていたわけではないですから。
自分にキツく、就職したら離れた方が良いと思っていただけで。

[良い点]
まあ家族であっても合わない人間っていますからね。昔はそれでも付き合わないと生きていけなかったけど、今はそういう時代ではないし、早い段階で離縁したのは正解でしょう。
  • 投稿者: 能瀬
  • 2021年 07月15日 16時47分
比較的良いお母さんが、自分だけには理由も無く冷たい。
だから逃げたという話しです。

これが昔なら、成人するまで逃げることは叶わなかったでしょうが、幸い逃げ場所があったことが幸運でした。
嫌いではあっても憎んでも傷付けたいと思ってもいなかったので(ごく自然に差別しただけで、壊したいとまでは思っていなかった)。

だから不遇であっても不幸かは微妙な話で有ります。
[一言]
作中にはたぶんなかったと思いますが、
祖母が母に対して何か強く言う。と言うことも無かったのも大きそうですね。
そう言う面では、祖母と母の親子の関係も似たようなものだったのだろうと。

で、母って言うのは自分の子供に自分がされたような教育をするのが自然だと仮定すると、祖母も祖母で色々あったんやろなあと。

一切出てこなかった娘さんがちょっと不安ではあります。
感想ありがとうございます。

このスポイルされた主人公の目から見たから、母親は完全無欠の毒親ですが、主人公以外には、普通というか結構良いお母さんであり妻であり義母であり娘であり妹ですらありました。

娘に対しては拗らせた上に、特に確固たる理由も無くただ「嫌い」でした。出た言葉は本当ですが、苛ついた心を言葉にしただけで、結果であっても理由でも原因でもありません。

見舞いの時のセリフも病床の大人が言ったと思えないそれではありますが、「電信柱が高いのもポストが紅いのもあんたの所為状態」です。

コンプレックスが直接あった姉にすら、直接的な嫌悪を見せてはいないですから。仲が良いかはともかく、明確に悪くはない。

主人公の運が良かったのは、「良い娘」である我が子の唯一の例外の話を聞いてくれて守ってくれた祖父母がいたことです。

主人公不在で話し合いは重ねたはずですが、決裂して引き取りました。
病的なレベルで気のあわない存在が娘であったことが不運と言う話です。

さらに主人公の運が良かったことは、母親も目の前にいなければ近付いて害してやろうなどと言う加虐性の持ち主ではないこと。
離れれば冷静になって無視で気はしたのです。近くにいたときも無意識でちょっとした差別をする程度で済ましたした。



むしろ普通が判らない夫婦だったので、主人公は子育てを過信せずに周囲を制度や機関に頼って些かシステマティックに無難に熟していました。
[一言]
個人的に30年後と言うのが余計に主人公の無関心に賛同とドラマになり損ねた結果に納得したくなりますよね。
5年後とか、主人公が今の旦那と交際中とかならまだどこかの恋愛ドラマとか家族の絆再構築のホームドラマになった可能性有ったかもですが、
とっくに子供が産まれて孫も期待し始める頃に、しかも病とかもう関係無く年齢的に母が死ぬの見始めた頃に関係改善しましょは無い・・・
しかも絶縁した理由が母のコンプレックスのみと言うのが・・・コンプレックスって本人からしたらデカイ理由だとしても側から見たらどうでも良い事ばかりですからね。
そんなんで絶縁された主人公からしたら母はもう宇宙人とかにしか見えなくて関係切りたくなっても仕方が無いんじゃ無いかな。

てか弟も関係改善に動こうとしてましたが、
捻くれた見方すると親の介護手伝わす為に改善させようとしてる様にも見えるんですよね。
年齢的にも丁度その時期ですし。


構想では最初は三〇年ではなかったです。
後編を書き始めてから、成人してからや結婚した頃辺りを想定するとどうしても主人公が達観しすぎというか、どうにも情が感じられなくて。

でもその年齢に相応しくすると、仰る通りドラマっぽくなってしまいます。
本作は和解も破滅もざまぁもない話しを想定していたので、どうしても静かに拒絶をさせたかったのです。

だから書き出せずにいて逆算で達観というか諦観がおかしくない時間が過ぎました。
結婚し子供ができ巣立っていたとすると、そろそろ自分自身の終活も頭に浮かび始めます。

この夫婦の場合も、お墓の問題や家の相続もボチボチ話していたことでしょう――まだそんなに真剣ではないでしょうが。

なんて想像し一応の好奇心交じりの野次馬で来れるほどの時間は、自分も子育てに一段落出来た頃だろうと。

聞いて見て、あの無茶苦茶な言い訳で激昂しないわけは、諦観しているにしても、母の本心を悟れる程度には人生を重ねた。

コンプレックスなんて解消は無理な事を言われたら聞かなかったことにするしかないって。

これが若い時で実家とか自分の家でならば罵ったり暴れたりも出来るだろうけれども、病院で老い先短い老人にやるには……。


ちなみに弟君がああいう態度だったのは、そうした下心もそうですが、それ以上に良い母親であり、姉弟の伴侶にも孫にも良くしていた良い姑でもあったからです。

拗らせていない相手には普通に良い人という想定です。だから主人公にとって母親は宇宙人でしょうが、そんな良い母親を激昂させて追い出させた内向的な下の娘は、家族にとって宇宙人だった、という感じです。

よく判らん理由ならば、自分にとって近くて良い人を信じますから。
それが判っているから主人公は、家族に近づこうとは思いません、煩わしいから。
相手が正しいことが前提の自分が異物であるのが確定している場所。そこに行くと無駄に傷付けられてしまいます。

下心も悪意ではなくて、拗れてしまった縁を修復しようと、八割方善意で言ってきています。
残りの二割も悪意のつもりはなくて、親不孝な娘にせめて孝行させてやるとってなかんじです。

口で説明しても絶対納得しない類いであり、それと闘っても勝利出来ません。

無視というか断絶しかない状況です。

意外と当時のことを憶えている物ですね。
私の作品に感想を言っていただけで嬉しかったです。ありがとう御座いました。



[一言]
母親がやっていた事は、普通にネグレクトや精神的DVに成るとは思うけどね。

母親の理不尽な対応を解消させなかった無関心な父親が悪いし、結局一度も助けなかった姉弟も悪いわ。

主人公の憤りが正しすぎて、他人(元家族含む)に口出しされたくないのが納得しかないね。
  • 投稿者: jack
  • 2021年 07月15日 09時23分
主人公にたった意見ありがとうございます。
少なくとも一方的な悪さはないので、頭の下げようもなかったのでしょう。
何を言われても何に謝れば良いかも判らないですしね。
[一言]
感想は書きたいのですがまたあとで

ルビでお使いの傍点ですが、●じゃなくて・で!
突然の●で心底びっくりしてそこまで読んできた心情すべてが吹っ飛びました。
  • 投稿者:
  • 2021年 07月15日 05時43分
ええとこれは当時から今でも模索しているそれです。

成功しているかは判りませんが。
[良い点]
造語ですが
自己満足ならぬ、自己納得
いがいとこれが幸せのコツじゃないかとおもってます。
他がなんて言おうが納得できてるってことね。
そんなかんじかなー
そうですね。
意固地になって何が悪い、って理論武装する話でも有るので。

ただぶつかり合いって場合によっては不毛なだけじゃ、とも思ったのでああなりました。
今さら母親も主人公も何一つ譲る気がない似た物親子ですので。
ただ中途半端に妥協するよりも納得して別離を選ぶ方が良いときもありそう、です。
妥協する方が正しいかも知れませんが、それで幸福になれるかは別ですし。

自己納得は同意します。結局は心の持ちようなんで、ただ他人に言われて妥協するよりもスッキリすることもあるでしょう。

感想ありがとう御座いました。
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