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[一言]
なんとなくわかる主人公の気持ちが凄く良い。中途半端に距離を詰める周りにハッキリ断る気持ちの強さが凄く好き。
  • 投稿者: とも
  • 2021年 07月14日 22時00分
普通の人が持つ強さを逸脱しないことを考えていた気もします。

それを好きと行って頂きありがとうございます。
[一言]
冥福を考える。

祈るはずもなく、願うはずもない。

ただ考える。

読了後も少し時間が過ぎた今も。
この考えるの心境にたどり着けない自分がいます。

自分も母親との関係がこの作品とまではいかなくてもほんの少し似たような関係なので、何れ母が遠く離れた土地で消えた時には似たように母の冥福を考えるのかもしれませんね。

祈るのではなく願うのでもなく。


考えさせられる作品でした。
  • 投稿者: たらこ
  • 2021年 07月14日 14時48分
諦観しちゃって納得出来るのはどれくらいか? と当時は思っていました。
普通の人が良くも悪くも飲み込めるのってどうすれば良いのだろう?


そう思っていた気がします。
ただ壊れた瞬間や直後であれば、どんなに地味に書いてもドラスティックな風になってしまうか、主人公が大人か賢者になりすぎてしまう。

中学生の子供では達観も背伸びに見える、いいや背伸びにしか見えないし……。


許すと言う事は万能ではないと、どうしても譲れないものって普通の人でもあるとも。それは強い弱いに関係なく。

その場合、冥福を祈る心境になれなくても、ただ考えるくらいではないのか……。

てな事をグチャグチャ考えながら書いた作品だった気もします。
その割にはざまぁっぽい事が消しきれなかったのは実力不足だった気もします。


そんな作品を「考えさせられる」と言っていただき嬉しかったです。





シンエヴァを見た帰りに感想が多く来ていてビックリしています(笑)。
近隣の映画館の公開最終日の割引導入日だったので行ったのですが……何か時代が終わった感が凄くてもう。
[一言]
大人になり切れなかった母親と、子供では居られなかった娘の物語だと思いました。
  • 投稿者: wave
  • 2021年 07月14日 03時06分
そうですね。
他の姉弟やその配偶者にも適度に慕われていたことから察するに、大人になれなかったのは自分に似ていた主人公だけだったので、問題が主人公との一対一だったのです。

だから他の家族は問題を認識出来ませんでした。
[一言]
ヤマなしオチなしとありましたが、母のまさかの理由にはビックリしました。
幼馴染みの彼が自然に思い込むくらい、すり込んでたんでしょうね。
母からしたら、散々お膳立てしてきてやったのにチョコレートケーキを渡すこともできないなんてっ!と怒り爆発だったんでしょうか。余りにも身勝手で理不尽すぎてドン引きしますが。
こんな理由、歩み寄りようもないなぁ。
病院に会いに行っただけ、主人公は頑張ったと思う。
母親という存在なのが難しいですよね。
母親なんだから、血が繋がってるんだから拗らせたままはおかしい、いい歳していつまでも恨まなくてもとか、大抵の人は思うもんね。
でも他人にも愚痴れないくらい小さなことで虐げられたり地味に堪えたことを主人公に許せというのは難しいし、といつまでも考えちゃうお話ですね。
主人公本人にしたらどっちが良い悪いを考えるのも時間の無駄な馬鹿馬鹿しい話ですよね。
結局は何もしなかった周りが一番よくなかったと思うけど。
淡々としているけど主人公の感情が伝わってきておもしろかったです。


  • 投稿者: Ririn
  • 2021年 07月13日 16時15分
感想ありがとうございます。

この時期に感想がくると思うには古い作品なのでちょっと驚いていたり。
見るとジャンル別日刊一位って一体何が?


言っている事は嘘でもないのでしょうが、多分苛つきがMAXになった理由なだけで、正直どちらかが(九分通りは母が)爆発したらお終いだった親子を、劇的にならないように書くのが目的だったりもします。




理由も何もなくただひたすら生理的に気に食わない相手が家族……ましてや愛情を注いで然るべき我が子だったら?

が裏テーマなわけで。
だから理由も適当すぎたのです。適当な理由をでっち上げるのに多少苦労した憶えが。



ドラマチックな話しは好きだけれども、ビターで朴訥とした物語も好きです。
道義的な良い悪いはあっても誰かが正しいわけでもない拗れた日常の話が書きたかったのですが、多少ざまぁっぽくなっているのは起伏がないと書く方も辛いと経験したそれです。


面白いと感じてくださり、とても嬉しくなりました。感想ありがとうございました。


[一言]
しみじみと味のある良い作品だと思いました。心情描写がすごく上手で、ストンと主人公に感情移入できました。些細なことかもしれないけど理不尽な扱いと戦った主人公に、周りが付いていけない。それを諦観して眺めている主人公。という図式がしっかり描けていてよかったです。
素敵な感想ありがとうございます。
些細な事でも、袂を分かつには十分と考えた作品でしたのでそう仰っていただいて嬉しいです。
理不尽に対して、正面からぶつかることをせず、自立することを考えた主人公をそう評していただけて嬉しいです。

主人公の主観で他者になった母親や家族を、理不尽ではあれ「悪人」ではない、という面は成功したか微妙ですが、それでも主人公の生き方としての筋は書けたのでは、なんて思っています。

感想ありがとう御座いました。
[気になる点]
誤字脱字多いですね
[一言]
した側と第三者は「なにを今更」と言いますが、
された側はわりと覚えてるもんですよね。

姉に、あと一年しかないのに新品を、
妹に、これからだというのにお古を。
十分差別ですよ。
誤字は何度も見返して、あの程度ですから今後の課題です。

チョコチョコ直すよりも……と思いつつ、つい手近な問題に手を付けてで放置している状態です。


母親的には差別している意識はないのです。
狙ってやるほどの悪意は無くて、無意識でやっているから余計に抗議も何も聞かずに妹の我が儘に思えた……です。

父親は家庭に口を出すタイプでは無くて、姉弟はそれに乗じて虐めるような人達でもないので、更に拗れました。

明確な口で嫌みとか、殴る蹴るは無かったので、随分後まで自己正当化していたのです。

そうした事に大声で抗議するタイプではない妹も、臨界点を互いに貯めていて、先に爆発したのが無意識に嫌悪感の大きい母だったと。

掛け違えただけだから娘の方が爆発していれば無難に着陸出来た可能性もある……とは本作上の主人公の独白ですが、長年の自問自答と死病故の見つめ直しで漸くスポイルしたのを認めた母との関係は、決裂以外は無かったような。

ただ作劇上は、母が悪に寄ってしまったのは失敗な気もします。主人公が糠に釘な上に自己主張しないから気にしなかったと、もっと分かるようにできれば良かったのですが。
火素矢には一人称で、母の視点をフォローするのは難しかったのです。
娘はキチンと言い返しもしない上に、八つ当たりは第三者ですし。

とまあ誤字以外も反省点のある本作ですが、それでも本作の目標な決定的激突は回避した点では気に入っています。

お読み下さってありがとう御座いました。

[一言]
美形な幼馴染みと平凡な異性の恋物語が物語りが結構ある。(冒頭コピー)

現在首を傾げて居ます。自分の見たままの印象を述べます。『美形な幼馴染み』は立ち位置的に主人公の幼馴染みで美形なんだろう。次の『平凡な異性』...?誰だろうか?『平凡な』は『美形な』との対比だから問題はないが後に続く『異性』が分からない、素直に判断して主人公の美形な幼馴染みとモブな異性の恋物語となるのだが、主人公が恋の手助けをする物語なのだろうか?結構あるとも思えない。

平凡な容姿の主人公と美形な幼馴染みの恋物語

ならば昔の少女マンガに多かったと思う。
ついで恋物語の物語りも変です。

平凡な容姿の主人公と美形な幼馴染みの恋物語は結構ある。
とかではないのでしょうか?
  • 投稿者: バグ
  • 2017年 09月11日 23時24分
感想ありがとうございます。
次回作がありましたら咲こうにさせていただきます。
[一言]
面白かったです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 09月02日 11時36分
管理
ありがとうございます。
[一言]
ランキングから来ました。
後編の母親の独白聞いて思ったのは、主人公でなくても、はぁ?そんなことでって感じだわ。
ってか、母親の若かりし頃の失恋の話きかされてどうしろと。私に言われても知らんがな状態だろうな。
血がつながってないとか不倫の末の子とか主人公も疑いたくなるわな。
それが実は母親は次女という主人公に自己の境遇を重ね同属嫌悪、自己嫌悪してたと。
主人公、わかるわけねえわな。理不尽すぎて。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 08月29日 12時07分
管理
感想ありがとうございます。
予想外にランキングにのったりしてビビりました。

娘を忌避する理由付けで、こんなん30年過ぎてから言われたら、怒りようもなくて呆れるしかないですね(笑)。50過ぎて死病の母親に怒鳴るって普通は出来ないですし。

激昂も許す事も出来ない、ある意味最強の言い訳です

善良な母親が嫌うからその他の家族は追従していたのです。同属嫌悪、自己嫌悪もそうですが、多分切っ掛けなだけで、理由自体は何でも良かったと思われます。

理由とか事情とかではない「居るだけで鼻につく」和解できない親子の、でも断罪でも和解でもない微妙な行く末の話がやりたかった訳で、その点だけは概ね成功したような、そうでもないような。

そんな地味な本作を読んで下さってありがとうございます。



[一言]
……実体験ですか?^^;という位、心情が凄まじく見事にかつ丁寧に書かれていて、のめり込みました。
30年以上たった後に謝られても、正直作品内に書かれていたように「二昔前の昼ドラのような設定」だよなとしか思えないんですよね。ほんっとうに。
貴方にとって大事な人でも私にとっては違うんだ、という主人公の憤りに「そうそうそうそうそう!!」と心底同感しました。
読ませて頂きありがとうございました。
  • 投稿者: リア
  • 女性
  • 2017年 08月27日 17時04分
感想ありがとうございます。
そうですね、「三十年以上」時間が過ぎた、を意識しました。
断絶して、主人公が怒るでなく許すでなくが出来る時間を逆算すると、それぐらいは必要かな、と。

主人公の姉と弟にとっては良い母だった、つまりごく普通の女性だったようです。

だから主人公さえ許せば、と姉弟は思っている訳です。
母は悪人というよりも、生理的に主人公と合わなかった。主人公限定で意固地で意地悪になってしまう人。
この辺の、「理由が無いから解消のしようも無い」に、適当な自己分析で語るからトンチンカンな事をいっています。だから主人公側にもどうしようもない訳です。
主人公だって意固地になっている訳ですし。
この作品の裏コンセプトは「仲直り出来ない、強烈な理由の無い仲違い」な訳で、強烈でない分、三十年も怒りや憎しみは持続しなかったのです。

その擦れ違いや葛藤をやりたかった訳ですが、楽しんでいただけたようで幸いです。
ありがとうございました。
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