感想一覧

[一言]
　まとめて読みましたが……とりあえず、これ知識だけでどうこうなるほど甘くないとユ～か現代世界と同質に複雑怪奇かつデンジャラスな世界で長期政権やれるって相当なもんじゃないかと思えてなりませんでした。まじめな話、トップランナー国家を走らせそのすぐ後ろの2番手で伸びるってプラン、国際社会でのポストの割に基礎体力の低い日本にとって理論上最適解なんですよね。もっともこの理論上をはじき出そうとすれば、上も下も右も左もそして他ならぬ主導権を握った大衆からてんてんバラバラに総スカンを食らう悲しい現実。大衆の躍進がデモクラシーをもたらしたがゆえに、大衆の躍進により日本のデモクラシーは崩壊した(軍部云々はこの流れに便乗したというべき)。そして不幸なことに、デモクラシーへの攻撃に少なからず二大政党の一方立憲政友会が噛んだことはもっと知られるべきだと思う今日この頃。

　別の感想でもあったけど、原敬は素直にすごいと思う(明治の総理のツートップ伊藤博文と山縣有朋に続くぐらい)。ただ惜しむらくは後継不在もさることながらカリスマが少数エリート層使って諸事差配するパターン後を提示できなかったことだったり。個人的には彼の暗殺がなくとも彼の政治手法は早晩賞味期限を迎えたはずとにらんでいます。だから原がいれば日米開戦はなかったとかに安易に賛同するわけじゃないけど、その後の展開を思えばリーダーシップをフルに発揮し結果出した戦前最後の総理の死はロスが大きい……彼見れば同じように襲撃された濱口も犬養も(弁護できる点あるし総理大臣の暗殺を許容するわけじゃ断じてないけど)襲われてしかるべしって原因と失態をまいたといえます。

　ともかく、難儀な時代の今後がどーなるか見てみたいところです。

[良い点]
原敬が評価されている所
[一言]
素晴らしい作品を有難うございます

[気になる点]
安倍源基回顧録～の回
【同→当】然ながらこれという実績があるわけではないのだが、行動力だけは人一倍。
音楽評論【家→　】や文【型→芸？藝？】評論の世界で活躍し、昭和の終わりまで長命を保った。

オランダ王国　デン・ハーグ～の回
【資材→私財】をはたいてマルク安から暴落した楽譜を買いあさった。

中外商業新報『履歴書で振り返る半生』～の回
元々は研究者志望であったのに、腕試し【て→で】受験した陸大に合格して、
漢奸【借→狩】りを担当する諜報機関にとっては、彼らはまさに格好のいけにえであった。

中央新聞・東京日日新聞～の回
そもそも改【正→姓】したのは日本海海戦の遥か前である。
こちらに滞在されて長い貴方なら国民政府にも【既知→知己】が多いでしょう。

國民新聞号外～の回
この私が態々、パリまで赴いて作り上げたとい【　→う】のに…どいつもこいつも…」
最後通牒という形でお尻を区切【り→られ】、あわてて英米両政府に泣きついてみれば、日本が根回し済み。
大戦後の混乱するドイツ【系財→経済？】界の実情を調査した産業政策レポートを提出し、
岸は食べ終えた蜜柑の【　→皮？】と筋を綺麗に整えると、

連合王国 ロンドン 外相公邸～の回
ベルリンやワルシャワはもっと強【行→硬】に出ていたのではないでしょうか。
このまま帝政ドイツと二重帝国が存続すれば、問題は【怒→起こ】らなかったかもしれない
「フランス政治やイタリアの【お→　】考えについて、貴方から講釈を受けるために、
連盟【開催→加盟】国として五輪が開催されることが望ましいのかと尋ねると
傲岸不遜で自【身→信】にあふれた言動などは瓜二つだ。
ナチスことドイツ国家社会主義労働者党は、ドイツ【国の→　】国内だけではなく、
国内のナチスを弾圧したドルフースは白昼【同道→堂々】、
このときの怒りは【すざましい→すさまじい】もので、
国防軍に動【因→員】を発令し、その実施日をオーストリーの首相官邸に伝た。
「下手に抵抗すれば、こことてその【２→二】の舞にならぬとは限らぬのです。

フリー百科事典より「朝飯会」～の回
何より対外的な人脈は【大→多】いに越した事はありませんので」

軍人会館での林銑十郎祝辞～の回
大英帝国を偉大なる勝利に導いた英雄は、ワンマン体質と気まぐれな政権運営が【幸→災】いして崩壊。

[一言]
懐かしい。ハウスフォーファー。マハン。マッキンダー。ローゼンベルク。

[一言]
16回とちゃうねん

こうですか？　わかりません！

[気になる点]
東西新聞 特集連載記事『ドイツ帝国の行く末』～の回
当然な【　→が】ら政府はこれに配慮せざるを得ない。
これに従来の反英感情に加えて『イギリスはフランスを【対（←が有った方が分かりやすいかと）】ドイツの盾にする気か』
アンシュルス（オーストリー合邦）を成功させ、【規制→既成】事実化してしまったのだが、
札幌の北緯は４３度。同じ東経にあると【過程→仮定】するなら、
かの国はそれだけ【英→我が】国との対抗意識が根強いのですな」
ナチス政権の危険性を無視し続ける現在の党執行部を理性ある対応と【称→賞】し、
「アメリカやドイツの世界戦略や考えを【伺→窺】う上では参考になるし
しかし東方生存圏などは今のドイツ政府が【仕切→頻】りに主張しています。
荒野を開拓して人の住める地にしたのは自分達だという自【覚→負】がある。
西部を開拓し【だ→た】大地主が支持する南軍が勝利したアメリカ。
ヒンデンブルグ大統領から権力を【以上→移譲】され議会の手続きを経て独裁者
[一言]
魔人ヒトラーＶＳ人間ヒトラー
ファイ！
えっ違う？(´・ω・`)

[一言]
葉巻のマナーとして、葉巻をタバコのように揉み消すのは怒りを表すらしいので、宇垣さんが何に怒りを持っているのわからなかったと言うことです。
わかりづらくてすみません。

[一言]
東郷さんとハイドリヒ殿は翌々出会うなぁｗ
まあ単なる仕事や用事があって合ってるだけなんでしょうけど。

黄金の獣殿の傲慢な物言いは確かに彼らしいと確信できるものですな。
そこに痺れはするが、憧れはしない。日本には触らぬ神に祟りなしという言葉もありますし。

[気になる点]
葉巻を揉み消す程の怒りが、何なのかわからなかった。

[良い点]
松岡くんがまともなこと言ってるー！！！
満州や連盟脱退で悪目立ちしてるけど、史実でも結構まともというかそこそこ優秀な外交官という印象がある(成功したとは言っていない)