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[一言]
隣国の通貨を大量に提示されても、それ即蓄財という発想に結び付かない。資源かせいぜいハードカレンシー扱いという前経済社会の描写が面白いです。
半自活公務員から民間への、ガバガバな物と仕事の流れもまた。
チート知識を実現する組織の構築から手をつけないと駄目とか、難儀な時代ですね。『闇よ落ちるなかれ』というより闇の真っ只中…(^_^;)
でも鋸のコピーは凄い!!
隣国の通貨を大量に提示されても、それ即蓄財という発想に結び付かない。資源かせいぜいハードカレンシー扱いという前経済社会の描写が面白いです。
半自活公務員から民間への、ガバガバな物と仕事の流れもまた。
チート知識を実現する組織の構築から手をつけないと駄目とか、難儀な時代ですね。『闇よ落ちるなかれ』というより闇の真っ只中…(^_^;)
でも鋸のコピーは凄い!!
作中時代からあと半世紀もすれば、宋銭と共に大量の新技術が導入されて、一気に商工業を勃興させ中世へと時代を進める事になります。しかし木工寮のあたりに民間の材木取引市場である材木座が出来るのは鎌倉時代に入ってからです。それまでは大火事のあとの民間住居の再建、材木調達は大変だったでしょう。
- 田村邦夫
- 2018年 11月18日 09時39分
[一言]
更新お疲れ様です。
出る杭は打たれる・・・・
ポッとでのアキラを四人がかりで襲うも見事返り討ち^^
鐘の算段も付き、次なる京での用件は?
次回も楽しみにしています。
更新お疲れ様です。
出る杭は打たれる・・・・
ポッとでのアキラを四人がかりで襲うも見事返り討ち^^
鐘の算段も付き、次なる京での用件は?
次回も楽しみにしています。
こう、生意気な奴がシメられるという展開は当時よくあったようで、単純なイジメですね、いじめられた側は部屋に篭って隠れたところを、いじめっ子達が小屋ごと壊して引きずり出そうとした事例も知られています。問題はこれら、貴族の子弟のやったことだった事でしょう。
しかし所詮はいじめレベルの話、東国で修羅場も経験している人間の敵ではなかったという話ですね。
しかし所詮はいじめレベルの話、東国で修羅場も経験している人間の敵ではなかったという話ですね。
- 田村邦夫
- 2018年 11月17日 23時23分
[良い点]
>下野の者が、渡辺津から、ふ、ふはは、やってきおる
なんとも後世でおとぎ話か民話か諺になってそうな話…
[一言]
背の高いアキラは供に連れたら見栄えが良さそう
四天王が牛車に乗った話は読んだ覚えがあります
どうやら頼信どのはゲロイン判定に勝利したようですね
屋敷の門の度に降りたのが良かったのでしょうか
>下野の者が、渡辺津から、ふ、ふはは、やってきおる
なんとも後世でおとぎ話か民話か諺になってそうな話…
[一言]
背の高いアキラは供に連れたら見栄えが良さそう
四天王が牛車に乗った話は読んだ覚えがあります
どうやら頼信どのはゲロイン判定に勝利したようですね
屋敷の門の度に降りたのが良かったのでしょうか
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 11月17日 14時56分
管理
屋敷の門前は、場所によっては牛車から降りないと石を投げられましたから大変です。花山天皇の出家後の屋敷の門前などが有名ですが、多分正二位権大納言くらいまでが閾値で、それより下だと比較的安全ではなかったかと思っています。権大納言より上だと屋敷に家人が280人とか160人とかいたので、仕事にあぶれた暇な奴が門前を見張っていたのではないかと。これが四位になると家人は40人くらいですから、石を投げるにしても大したことは出来ない筈です。
- 田村邦夫
- 2018年 11月17日 17時30分
[一言]
この時代だと藤原&寺社関係者でないものが、成り上がって金を持つようになったら叩かれる時代ですしなかなか厳しい状況ですよね。
もう少し時代が進んで武士の力が強くなっていれば、だいぶちがってきそうな気もしますけど。
この時代だと藤原&寺社関係者でないものが、成り上がって金を持つようになったら叩かれる時代ですしなかなか厳しい状況ですよね。
もう少し時代が進んで武士の力が強くなっていれば、だいぶちがってきそうな気もしますけど。
この時代はまだ貧富の差は受容されています。都では低位の官人が地方では受領として莫大な富を得ていたり、低位の侍が低位の官人を地方の自領に連れて行って芋粥を食わせたり、そういう話が普通にあった頃です。
まだ商業の発達が無く、農地以外に資本らしい資本も無く、貧富の差が極端に膨れる事例があまり無かったのも理由かも知れません。受領も任期は4年きりしかないのですから。
そしてもう一つ、富で成り上がる事が出来ない点もこの時代は注意が必要です。全ては血筋です。
これは逆に言うと、まだ冨の蓄積のパワーを知らなかった時代だったと言えるかも知れません。中世の商工業の発達はやがて富による成り上がりを可能にしていきます。
まだ商業の発達が無く、農地以外に資本らしい資本も無く、貧富の差が極端に膨れる事例があまり無かったのも理由かも知れません。受領も任期は4年きりしかないのですから。
そしてもう一つ、富で成り上がる事が出来ない点もこの時代は注意が必要です。全ては血筋です。
これは逆に言うと、まだ冨の蓄積のパワーを知らなかった時代だったと言えるかも知れません。中世の商工業の発達はやがて富による成り上がりを可能にしていきます。
- 田村邦夫
- 2018年 11月17日 08時07分
[一言]
更新お疲れ様です。
物資&人員移動の高速化による恩恵や経済活性化よりも『権威』&『慣例』が優先・・・・(><)
朝廷や政庁が困窮しているなら、馬匹用馬車だけ人頭税のように払えば許可になるとか出来ないかなぁ
免許制とか。
まあそれでも突破しないといけない『壁』は多そうですが(><)
贋銅銭で上官位との縁を・・・・
儲け話に繋がる限り『庇護』してくれそうですが、なんとか政争の荒波を渡って欲しいものです。
次回も楽しみにしています。
更新お疲れ様です。
物資&人員移動の高速化による恩恵や経済活性化よりも『権威』&『慣例』が優先・・・・(><)
朝廷や政庁が困窮しているなら、馬匹用馬車だけ人頭税のように払えば許可になるとか出来ないかなぁ
免許制とか。
まあそれでも突破しないといけない『壁』は多そうですが(><)
贋銅銭で上官位との縁を・・・・
儲け話に繋がる限り『庇護』してくれそうですが、なんとか政争の荒波を渡って欲しいものです。
次回も楽しみにしています。
六位以下の牛車利用の禁止は、999年の長保元年令によるものでした。これは疫病に対して風紀を引き締める事を狙った、つまり斜め上狙いの禁令でした。
作中では天然痘の流行によって改めて禁令が周知されたのを、新しく施行されたものと勘違いしていますが、要するに既にあまり守られていなかったのです。
今昔物語集には頼光四天王のうちの三人が試しに一台の牛車にぎゅう詰めで乗って車酔いする話が載っています。三人とも貧しい水干姿で、殿上人に見つからないように女車に見せかけたりしています。女車の中を確かめるような失礼な奴はいないだろうという訳ですね。
作中では天然痘の流行によって改めて禁令が周知されたのを、新しく施行されたものと勘違いしていますが、要するに既にあまり守られていなかったのです。
今昔物語集には頼光四天王のうちの三人が試しに一台の牛車にぎゅう詰めで乗って車酔いする話が載っています。三人とも貧しい水干姿で、殿上人に見つからないように女車に見せかけたりしています。女車の中を確かめるような失礼な奴はいないだろうという訳ですね。
- 田村邦夫
- 2018年 11月16日 23時02分
[良い点]
今の歴史ジャンルで一番面白い。今後も楽しみにしております。
[一言]
クワメの死は本当に哀しい!アキラには乗り越えて頑張って欲しくなった!
今の歴史ジャンルで一番面白い。今後も楽しみにしております。
[一言]
クワメの死は本当に哀しい!アキラには乗り越えて頑張って欲しくなった!
クワメについては、アキラは実のところ全く乗り越えておらず、内心描写をするとかなり危険な人物になってしまうでしょう。ただ、先になりますがちゃんと乗り越える場面がやってきます。
- 田村邦夫
- 2018年 11月16日 22時43分
[一言]
>見たこと無き唐物がそろりと出てきおる
藤原アキえもん伝説のはじまりである
>見たこと無き唐物がそろりと出てきおる
藤原アキえもん伝説のはじまりである
藤原能信はなかなかに面白い人物で、極めて高い権力をごく若いうちに得ながら、それを極めることができない事もまた早いうちに悟っていました。同様に若い家司も活発なものを好み、乱暴であることも許容していました。しかし、一つ一つの例を見ると、藤原能信は決して犯罪行為を許容する命令はしてはいないのです。後には落ち着いた人物になりますが、作中の頃はまだ家中は乱暴者だらけでしょう。
藤原能信は明らかに当時としては様々なものへの許容の幅が広く、ですからアキラの最大の理解者になっていたかも知れません。
しかし、アキラは蹴られたことを結構長く引きずります。
藤原能信は明らかに当時としては様々なものへの許容の幅が広く、ですからアキラの最大の理解者になっていたかも知れません。
しかし、アキラは蹴られたことを結構長く引きずります。
- 田村邦夫
- 2018年 11月16日 22時35分
[一言]
おもしろすぎて頭おかしくなるかと思いました
おもしろすぎて頭おかしくなるかと思いました
いや、流石にそれは無いかと(真顔)
- 田村邦夫
- 2018年 11月16日 21時23分
[良い点]
・とにかく時代考証がすごい
・豊富な知識からなる細かな解説
・個人的にクワメは最高といっていいほど好みのヒロインでした
[気になる点]
・主人公の心理描写が少ない気がします。
・この作品の味というか良いところなのですが、時代がかった言い回しが読みにくいです。主人公の頭の中で現代風の解釈をさせるとわかりやすいと思います。
・クワメが亡くなってしまったのは本当に悲しかった。
[一言]
この手の時代小説に類するものは今まで読んだことがなかったので、新鮮で面白かったです。
しかし気になる点で書いた通り、浅学でお恥ずかしい限りですが文章がなかなか頭に入ってこないことも多かったです。
ちょこちょこ出てきていた怪異めいた現象がどこで本筋に絡むのかと楽しみにしていたら、よりにもよってクワメが亡くなる回というのがなんとも複雑な気持ちでした。
展開としては納得できても、自分が気に入った登場人物が亡くなるというのはなかなか飲み込めないものでした。
これは個人的な願いなのですが、クワメの間話が読みたいです。クワメがアキラをどう思っていたのかわかるものだと嬉しいです。
不躾なことを書いてしまいましたが、これからも更新を楽しみにしています。
アキラが今後この時代に何を成すのか楽しみです。
・とにかく時代考証がすごい
・豊富な知識からなる細かな解説
・個人的にクワメは最高といっていいほど好みのヒロインでした
[気になる点]
・主人公の心理描写が少ない気がします。
・この作品の味というか良いところなのですが、時代がかった言い回しが読みにくいです。主人公の頭の中で現代風の解釈をさせるとわかりやすいと思います。
・クワメが亡くなってしまったのは本当に悲しかった。
[一言]
この手の時代小説に類するものは今まで読んだことがなかったので、新鮮で面白かったです。
しかし気になる点で書いた通り、浅学でお恥ずかしい限りですが文章がなかなか頭に入ってこないことも多かったです。
ちょこちょこ出てきていた怪異めいた現象がどこで本筋に絡むのかと楽しみにしていたら、よりにもよってクワメが亡くなる回というのがなんとも複雑な気持ちでした。
展開としては納得できても、自分が気に入った登場人物が亡くなるというのはなかなか飲み込めないものでした。
これは個人的な願いなのですが、クワメの間話が読みたいです。クワメがアキラをどう思っていたのかわかるものだと嬉しいです。
不躾なことを書いてしまいましたが、これからも更新を楽しみにしています。
アキラが今後この時代に何を成すのか楽しみです。
登場人物のセリフはこの作品の最大の悩みどころでした。言い回しどころか、発音さえ違う時代だと言う事を想起して欲しいのです。名前の読み方すら史実を重視すれば手に負えない代物になります。そして、どれほどの言葉、慣用句、言い回し、それらが中世以降の概念に結びついているか。
実のところセリフは雰囲気を保つための意味が大きいです。源氏物語など読まれたならば判ると思いますが、この時代セリフには元々使える言葉が少ないのです。本作ではそこから更に理解の難しい語彙を削除した、極端に少ない語彙で会話を構成しており、それを言い回しで誤魔化しています。
実のところセリフは雰囲気を保つための意味が大きいです。源氏物語など読まれたならば判ると思いますが、この時代セリフには元々使える言葉が少ないのです。本作ではそこから更に理解の難しい語彙を削除した、極端に少ない語彙で会話を構成しており、それを言い回しで誤魔化しています。
- 田村邦夫
- 2018年 11月13日 00時15分
[気になる点]
アキラ式帆船の技術や鐚(ビタ)銭工房の鋳造能力などの歴史の前倒し度は、現時点ですでに2〜4世紀分、さらに他の勢力・地域でも真似しだすと、さらに数世紀上積み?
もはやアキラの知識・技術は「引き返し不能点」(=後世に伝承されずに消滅)を超えたのか、それとも「揺り戻し」が来るのか? 次話以降が楽しみです。
[一言]
・痘瘡ウィルスは「史上の人物」を殺せないけど、アキラは随意にできる。
・赤鬼グループによる「歴史改変の企てはほとんど失敗している」が、ア
キラはどしどし成功させ、さらに改変は加速される?
作者様が「オルランド」を書いた方でもあると知ってみると、上記現象の背景として、どのような「仕様」が設定されていて、そして物語のなかでそれらがどのように明らかにされていくのか、大変に楽しみです。
アキラ式帆船の技術や鐚(ビタ)銭工房の鋳造能力などの歴史の前倒し度は、現時点ですでに2〜4世紀分、さらに他の勢力・地域でも真似しだすと、さらに数世紀上積み?
もはやアキラの知識・技術は「引き返し不能点」(=後世に伝承されずに消滅)を超えたのか、それとも「揺り戻し」が来るのか? 次話以降が楽しみです。
[一言]
・痘瘡ウィルスは「史上の人物」を殺せないけど、アキラは随意にできる。
・赤鬼グループによる「歴史改変の企てはほとんど失敗している」が、ア
キラはどしどし成功させ、さらに改変は加速される?
作者様が「オルランド」を書いた方でもあると知ってみると、上記現象の背景として、どのような「仕様」が設定されていて、そして物語のなかでそれらがどのように明らかにされていくのか、大変に楽しみです。
歴史改変を本当に真面目に考えると、ごくわずかな逸脱もバタフライ効果で予測不可能な大規模改変に繋がっていく筈なのですが、やはり千年前の世情というものを紹介したい気持ちもある訳です。
そう言う訳で、本作中の歴史というものは金属材料のようなものになっています。これに力を加えると有る程度までは変形は復元するけれども、降伏点を越えると変形はそのまま残るという具合です。
そう言う訳で、本作中の歴史というものは金属材料のようなものになっています。これに力を加えると有る程度までは変形は復元するけれども、降伏点を越えると変形はそのまま残るという具合です。
- 田村邦夫
- 2018年 11月12日 22時34分
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