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[一言]
すみません、一点書き忘れたことがありました。

エンドロール後、フツアの民が行っていた儀式。
あれをどう解釈するべきかで、観た直後はモヤモヤ色々と考えていました。
"悪いもの"を炎にくべて平穏を祈願するフツアの民。
一見ハルオの願いが(少なくともその時点では)守られているように見えましたが……。

あくまで超個人的な解釈で、一瞬だったので見間違いだったかもしれませんが、炎を見つめるミアナの笑顔から不穏なものを感じました。
『ハルオの行いがきっかけとなり、ミアナがゴジラに対する憎しみを獲得してしまった』のでは? と。

見間違い&ひねくれて考えすぎなのかもしれませんが、パンフにもエンドロール後に関する言及は一切なかったので……(笑)
何も言及がない以上、単にハルオ、若しくは彼の言葉を想い返しているだけと解釈するのが一番おだやかなのですが。
追加でのご感想、感謝いたします。

大惨事様のご指摘を受けて、ちょっと記憶を掘り返してみたんですが……あの火炎崇拝の儀式で、なんか木で造られた人型(?)の御神体が映っていることに気づきました。

あれって、ハルオを模した御神体なんでしょうか。

もしそうだとしたら、英雄性を捨てたくて特攻したハルオの意志が、別の形でフツアの民に伝えられているという点で、ちょっと驚き。

それ以外だと、劇中でフツアの女性は結婚・妊娠すると髪型を変える儀式があるのに、年老いたミアナの髪型は若かりし頃から変わっていないんですよね。

つまり独身を貫いたということで……なんかこう、胸にくるものがありますね。
[良い点]
お疲れ様です。
先日の興奮とモヤモヤ(色々考えるという意味で)が呼び起こされる素晴らしいレビューでした。
[一言]
3作それぞれで描いたテーマを踏まえて、ハルオがああいった選択をする結末は、実に見事だったと感じました。
ゴジラに抗うことの放棄、と捉えることも出来るのでしょうけど、ギドラを理解してしまったハルオが為せる、破滅に対する最大の抵抗があの決断なんですよね。
穏やかなBGMと、優し気なゴジラの瞳も印象的で、素晴らしいシーンだったと思います。

3種族の描き方も好きでした。
少なくとも人類にとっては世代交代すら起こるほどの長い時間を、共に命を賭して戦ってきたビルサルド、エクシフと、まったく分かり合えていなかったというのは――二章で分かっていましたが――改めてあの結末を見せられると心が痛みますね。
スピンオフノベル『怪獣黙示録』『プロジェクト・メカゴジラ』の影響もあります。
エクシフやビルサルドを当初は訝しみながらも、共に戦う内に心から感謝、信頼していた人物が結構いたので。
監督・脚本家共にかなり読み込んでいるそうなので、それも見込んでのあの結末……ちくしょうめぇ…。
ハルオとメトフィエスだけが、唯一お互いに理解し合えた異星人同士だったのかもと解釈しています。
理解=手を取り合うということにはならんのは『Psycho-Pass』もでしたが……ってそういえばあれも怪しい櫻井さんや……。

そういえば、フツア、モスラとハルオの両親にはある繋がりがあったんですよ。
本編を楽しむ上で支障はなく、解釈の仕方によってはというレベルですが、両親の行動が結果的にハルオを救った図式になるのは感慨深かったです。
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

>共に命を賭して戦ってきたビルサルド、エクシフと、まったく分かり合えていなかったというのは――二章で分かっていましたが――改めてあの結末を見せられると心が痛みますね。

全くその通りです。ゴジラを倒すという共通の目的意識がありながら、互いの文化的価値観の違いから、それぞれ異なる方法論でゴジラ打倒策を実行に移そうとすると、必ずそこになんらかの弊害・軋轢が生じるというのは、人型生命体の『エゴ』を感じさせます。

今回の映画では『人間のエゴ』だけでなく、ビルサルドやエクシフといった、架空の異星人の『エゴ』も物語要素として取り込んでいるのが、本作の特色ですね。

さらに面白いなと感じたのは、人類の二大文明である『科学』と『宗教』をビルサルドとエクシフに肩代わりさせた点。この二要素をそれぞれのキャラクターの骨格としている点は、三種族を違和感なく画面に収める上で特に効果的な設計として機能していると思います。

ちょっと気になるのは、ビルサルドの合理思想がわりかし理解しやすい価値観なのに対し、宗教に自らの存在性を担保させているエクシフの『終末思想』が、この2010年代の今だとちょっと観客に伝えづらい点でしょうか。

もしこれが世紀末に公開されていたら、またお客さんの反応も違ったのかもしれません。
[良い点]
ゴジラアニメのレビュー見ました。
ちょっと前置きが長い気がしましたが、浦切さんとゴジラアニメの交戦記録(これ自体が映画では?)として、楽しませてもらいました。とてもタメになりましたw

まさかキングギドラと戦わんとは…。公式がプロレスするなって言っちゃうのは、かなり現在の環境を勘違いしてるなって(゜o゜;;

今の作品は、そのプロレスが満足に書けないから駄作なのに、プロレスするなは論外ですね…世の中の事知らない奴らなんだなって。

しかもプロレス描きのプロフェッショナルである、虚淵さんにそんな依頼するとか、もうダメだなって。
1話目見て期待してたんですが、なんか3話目見ない方がいいそうですね。これならファイナル魚ーズ二回見たほうがいいな…。

被験者の金を掛けた記録を無駄にしない為に、避けときますわ…
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

語弊があったようなので補足しますと、ギドラはゴジラと戦います。

が、その戦う手段が『噛み付きだけ』という点から見て、怪獣プロレスがお好きな層からのウケが悪いのは確実だと思います。

ですが、当該レビューでも論じていますように、これは『怪獣映画』じゃないから、それを期待して観に行くと確実に「金返せ」的な心情になります。

じゃあなんでゴジラを題材にする必要があったのかというと、これは私の推測ですけれど、人と怪獣の関係性を描くうえで、その作劇の強度に耐えられる存在がゴジラしかいなかったから、ではないかと思います。

[良い点]
∀・)作品としてのコンセプトはとても面白いものだと思います。この作品また割烹やTwitterなどで浦切様が言及されたことで、映画「サーチ」を観に行こうと背中を押してくれました。いやはやSNSの時代たるや人に与える影響は計れないものですね。でも「サーチ」良かったです。ありゅあ、ここ数年観てきた映画でトップ5に入れて良い映画でした。
[気になる点]
A・)「サーチ」で爆笑がおきた箇所に関して。ちょっとわからなかったです。
[一言]
∀・)良い点にて書きましたが、この浦切さまの御言葉もあって映画館へ「サーチ」を観にいくことができました。気になっていた映画監督の紹介もされてお腹いっぱいです(笑)今後ともこの作品が更新されることあれば、チェックしようかなと思います☆
このたびは拙作にお時間を割いて頂きまして、ありがとうございます。

こういったご感想をいただけると、映画レビューをやっていて良かったなと感じられるので、非常にありがたいです。

劇場で笑いが起こった箇所というのは、お父さんが娘のアカウントでYouCastを恐る恐る触って生配信を始めた時に、ユーザーが一人やってきて、でも「なんだ男か」みたいな感じですぐに退出しちゃったところで爆笑が起こっていました。

つまり、お父さん本人は娘の居場所を探したくて必死で、それで娘が手を出していたYouCastを起動させたけれども、そんなことを露ほども知らない一般のユーザーが勝手に生配信に入ってきて、「なんだ男か」とばかりに秒速で抜けていったのが、いわゆる「シリアスな笑い」になっていたと言う訳です。

ただ、とても分かりにくい、生配信をやった方じゃないと分からないような「あるあるネタ」なので、爆笑が起こらなくても不思議ではないと思います。

今後もこんな感じで映画を紹介していく予定ですが、少しでも「映画っていいもんだな」と思ってくださったら幸いです。
[一言]
始まりましたね〜、更新を楽しみにしています。でも気負い過ぎずに、回を重ねていただきたいと思います。週一で映画を観るって凄いですね。
ありがとうございます。このエッセイでは基本的に映画を観て良かったなと感じた部分だけを書くようにしますので、自分の中で「価値化」が上手くいかなかった映画については、活動報告の方でだらりと書いて行こうと思います。

始まったばかりですが、よろしくお願いいたします。
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