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[一言]
どうも、当方現役高3男子です!国語だけは数ある教科でも1、2を争う苦手な教科です!!教科書内の作品を読んで面白いと思うし、本もよく読むのに点数が取れない…
この作品に出会ったきっかけは、いつも通りヨモウで、詩とエッセイとその他にチェック入れて検索して出てきた作品の中に、こちらの作品を絶賛しているものがありました。ランキング信者の僕にはこういうポイントが釣り合わない名作と出会わせてくれるのは他の人のおすすめだけです。インターネットというところは目につくのが運ゲーだとつくづく感じます。でもこの作品に出会えたことに感謝。
僕がこの作品を通して感じた辰巳センセイのすごさの一つに場の掌握があると思います。普段からの生徒への接し方、授業での雰囲気などさまざまな要因から形作られる空気感が、生徒にいい意味で感染していて、とても発言しやすそうな授業をしています。普通の人なら、生徒に問いかけても指名しない限り発言しないというのが殆どですから。今作品の授業中の生徒は感染下で集中力を保ちながら、かつ騒がしくなりすぎない。字を読んでるだけなのに僕は彼らと一緒に辰巳センセイの授業を受けました。課題を忘れて授業に来て円城さんに心のなかで軽蔑されているに違いありません(笑)
そしてもうひとりの辰巳センセイにもそういう感染力のある授業をしていてほしいなと思います。いや、最後の生徒の発言からももう感染済みでしたね。
僕も感染済みです。あとは友達にどんどんクラスター起こしていこうと思います。素晴らしい作品をありがとうございました。
  • 投稿者: 生姜
  • 18歳~22歳 男性
  • 2021年 05月04日 13時33分
熱の入った感想をありがとうございます。詩とエッセイとその他、で絞り込んだとき「辰巳センセイ」を評価してくれていた作品があったんですね。どちらの作品なのだろう、と気になりました。その方のおかげで、生姜さんに読んでもらえた、と思うとそちらの方にも感謝したい気持ちです。

授業の場の掌握……ユニークな視点からの指摘に、さすが現役高校生、と感心しました。確かに授業の空気はとても大切で、劇中のようにやりとりのできる授業を作るのは本当に難しい、と現実の授業では私もいつも頭を悩ませています。「こんな風に授業進行できたら……」という私自身の、教師としての願望も入ったシーンだったかも、と思わず振り返りました。

生姜さんが辰巳センセイの授業を――「文学教室」を楽しんでくれてよかった。ちょうど完全版となる書籍も来週には発売されます。
お友達にもクラスターを起こしてもらえたら心強いです。どうぞ
よろしくお願いします。
[一言]
書籍化おめでとうございます。
久々の文学作品の考察、触れ合い楽しかったです。
知り合いの高校国語教諭に「買うべきだよ!」と推して来ました。予想以上の甘さで、完全版は糖度どうなるのか、そわそわしてます。
素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。(*´꒳`*)
お祝いありがとうございます。

辰巳センセイを読んだ方って、多くのかたが高校時代、あのころの授業……青春時代を思い出すようで。最初は高校生相手に書いたつもりだったのですが、懐かしむ扉のように読まれるのも幸せでな、と感じています。

高校の先生への営業、ありがとうございました。
書籍版はより恋愛が華やかなので、さらに牽引力が強くなっております!

たくさんの感想、そしてレビュー、本当にありがとうございました。
[一言]
「こころ」は教科書の部分では足りないと思ってました。生徒が全部読んでいて、よくわからない目線で「それでいいぞ!」と思ってました。
授業よりも、この「辰巳センセイの文学教室」を読ませた方がいいのでは…?Σ(゜д゜lll)
辰巳先生には申し訳ないですが、最初から「むしろ守られたと思うのですが…」と。恵里さんは一緒に死んで欲しいと願う女性ではないと思い、伝わって良かったなと。言葉の力が最大限働いた結末で、ほっとしました。
「先生」も、「K」も自殺することで残された人が苦しむことは望んでいなかったと思います。だから、恵里さんもきっとそうだろうと。
「こころ」は物語の中に含みがありすぎるので、感想欄ではここまでにします。とりあえず、ハピエンで良かったです!!(*´꒳`*)

授業で下巻だけ切り抜いたものを読むのは決して悪いとも思わないのですが、それだけで一生終わったしまうことがあるとしたら、損失大きいなぁと思ってしまいますね。

言葉の力の最も大きな章であり、
これまでの全てが繋がる章であり、
お話全体が「こころ」に対する解決編でもあり……

作者がネタバレしてもよくないので、ここへんにしますが^^

とにかく、作者にとっての「全部だし」の章でした。
楽しんでいただけたようでよかったです。

終章までの連続感想、本当にありがとうございました!(*^-^*)


[一言]
高校生の頃に、友人から短いから大丈夫と言われ、中島敦全集全巻を貸されたので、読んだことがあります。
中島敦の人生が短く、全集でも全て読めてしまうくらいの量でしたが、その全てにおいて、まっすぐで透明度の高い作品でした。
橘麻衣さんは、人と違うことや、思いを抱くことを綺麗な事だと思えなかったと思うのですが、私には、中島敦の作品と同じで、とても綺麗なように思えました。
小さい時からの初恋を閉じ込めて消さずに、伝えて終わった。それは中島敦と同じで、元々が綺麗なもので出来た人だから、自分の心に出来た欲を良いものと判断しなかっただけで、その判断すらも私には綺麗で美しいと思えてしまうのです。個人的に、一番この「山月記」の章が好きです。(*´꒳`*)
高校生の頃に中島敦の全集!しっかりした読書家だったのですね。
私は高校の頃、有名どころしか文学に手を出していなかったです……

4章は創作者にとって万人に刺さるテーマであったと感じています。

そして、麻衣のキャラクター。自分を醜いと思う彼女のもつ、危ういほどの純さ……4章の一番の魅力をまさに言って頂いた気がします。
彼女はまっすぐに、濁らずに突き抜けていく。そして、思いを伝えて、自分の思いのおしまいにちゃんと向き合う。

まさに一途な虎のようで、最も青春らしい章に仕上がったと思っています。
丁寧な感想、ありがとうございました。
[一言]
「竹取物語」は、古典文学で筆から筆で伝えられた物語なので、経年がキーワードかなと思い、読みました。
過去が出て来ましたねぇ…。
高校生もかぐや姫なのかなと思いました。シャーロットのように極端ではなくても、成長途中の彼らも体の成長に追いつかない心の成長をして、後から色々と知るように思います。
ただ、かぐや姫は成長の結果をすべてリセットされてしまうので、シャーロットがリセットされず、前に進めたのは良かったです。(*´꒳`*)
竹取物語は……はい。全力で変化球でした。

書いていてやたらと途中から楽しかったといいますか。二章の反動で苦しみながらも、明るさに救われましたね。
高校生というか、咲耶ももう一人のかぐや姫、みたいなイメージで書いてます。彼女は一面で極めて強い反面で、一番バランスの悪い子でもあるので。

辰巳センセイは希望のための物語なので、シャーロットも救わないと、なのです。

丁寧な感想、ありがとうございました。
[一言]
「羅生門」が一番、高校生に馴染ませにくい文学作品かな、と思っていたので、「こうきたか!なるほど!あっぱれ!」と思いました。(上から目線ですみません。)
そして、最終的に公然の事実をとりつけた咲耶姫。さすがです!(*´꒳`*)
こうきたか!……ありがとうございます。

プロットを練り、書き進むうちに烈火のような円城の哀しみと怒りと美しさに作者自身が焼かれながら書き上げた、といっても過言ではありません。もっとも荒々しく、しかし、最も辰巳センセイの核となる要素が凝縮された章なのではないかと思っています。

……その分、仕上がりが少々荒っぽいのですが(;´Д`)

感想、ありがとうございました。

[一言]
「舞姫」は、大学でドイツ語訳を日本語に訳した時に、「あ、読みやすい」と思った印象深い作品でした。
個人的な感想ですが、海外留学に行き、帰国後は軍医となった森鴎外は、理性が強い人だったので、「舞姫」の中で、狂うほど愛する女に自分の叶わない姿を描いて、ひとつの希望を書いたのかと思っています。実際のドイツでのお相手の方もなかなかの理性的な方の印象なので。
神田先生に咄嗟の行動をとらせた結城琴美さんも、そのひとつの理想の形なのかなと。結ばれないけれど、記憶に残る。忘れられないのなら、それはひとつの成果。
「舞姫」は、叶わぬ恋ならどうする?をサブタイトルにつけたいですね。(*´꒳`*)
仰るとおり、森鴎外はとても理性の強い人で、舞姫の情熱的で、どこか頼りない豊太郎とは対照的と言っていいくらい、キャラに差があるように思えますね。でも、だからこそ、本当はこういうことも言いたかった。こう感じている心もあった、という自分の中のもう一人の自分を仮想的に組み立てたのが豊太郎なのではないか、と思ったりもします。

 聡明で、意志のしっかりした女性であったらしいエリーゼと、もう一度前へ歩み始める結城が重なる(弱いエリスから、自分で立てるエリーゼへ)という一章の幕切れは、作者としてもとても気に入っています。

「忘れられないのなら、それはひとつの成果」……本当にそう思います。叶わない恋からこそ得られるものも、きっとあるのだと。
……感想、ありがとうございました。
[良い点]
とても面白くて一気に読みました!
特に、舞姫、こころ編は惹き付けられました。

Web小説の流行りに囚われない、とても果敢で挑戦的な作品でした。
[気になる点]
あくまで個人的な意見なので受け流してくれて構わないのですが、気になると言えば、三章の18?話のロッテさんの想い人の気持ちに気がつくシーンがあっさりしすぎてて、すこし感情移入できずに物足りなかったかなと感じました。

三章の中でも一番美しいシーンなのでもう少し描写が欲しかった。
[一言]
創作活動これからも頑張ってください!
応援しています!
  • 投稿者: 街風
  • 2020年 09月16日 04時07分
うっちー様、感想ありがとうございます。
とても面白かった、とのお褒めの言葉、嬉しく受け取りました。

ウェブ小説の流行りにガン無視を決め込み、ひたすらにクオリティとオリジナリティを追求した「辰巳センセイ」でした。執筆の事情はエッセイ『エタってばかりのおっさんはガチで死にかけて、長編を書くスキルと根性を手に入れ書籍化を実現した』で詳しく書いていますが、本気で人生最後の作品にする覚悟でしたので……あの頃は流行りとか、どうでもいいや、とw

結果として、作者としてもかけがえのない、最高の一作が書けたと思っています。今後も創作活動は続けていきますが、この作品を超えるのはなかなか大変かもしれません(;´Д`)



追伸

三章、確かにちょっとあっさり目だったかもですね。あまり余計な描写を入れずに幻想的な月の夜を描きたくて書き進めたのですが……もう一息、濃く描いてもよかったかな、と思いました。
[一言]
定期的に読み直したくなる作品だな~
恋愛ミステリものだと思って読んでみたら終盤の展開にぐっと胸が締め付けられたんが思い出です。(もちろんいい意味で)
感想ありがとうございます。

文面から察するに、何度も読み返していただいている様子。
それだけ印象に残していただけて、また読もうと思ってもらえるのは、
作者として本当に嬉しく思います。

また、お立ち寄りください。
そのうち、まだ読んだことのないテキストも増えるかもしれません^^
[良い点]
遅まきながら読了しました!
素敵な作品、ありがとうございます(*´∇`*)
自分自身も国語科教師ですので、いろいろと自分や自分の授業と重ねながら読ませていただいたり参考にさせていただいたり。
φ(..)メモメモ
楽しい時間をありがとうございました(* ̄∇ ̄)ノ
読了ありがとうございました。

国語教師の方に読まれる
というのはずっと想定していたことなのですが、
正直、一番プレッシャーかかりますね。

「教師として勉強不足」とか
「教育に悪影響」とかいわれたら
どうしよう、と思ってましたので(;´Д`)

あくまで、一つの解釈によるエンターテイメント
と楽しんでいただければありがたいです。
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