感想一覧
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[一言]
遅まきながら拝読しました!
あぁ、優しい世界だなぁ……とあたたかく切なくなりました。
本編はあんな感じでラキスが頑張ってますが、また違う道では新たな出会いがあり、成長があり、平和があるんですね。
今を生きるティノの感性と、過去を生きたムジカの噛み合わない掛け合いが好きでした。先を憂うのは、死の遠い若者ならではなのかもしれませんね。
>「口をきかないはずのエルフが急に歌い出したところに、幸運にも立ち会えたような気分だよ。うまいな、坊や」
吟遊詩人のお兄さん、これはイケメン…!←
遅まきながら拝読しました!
あぁ、優しい世界だなぁ……とあたたかく切なくなりました。
本編はあんな感じでラキスが頑張ってますが、また違う道では新たな出会いがあり、成長があり、平和があるんですね。
今を生きるティノの感性と、過去を生きたムジカの噛み合わない掛け合いが好きでした。先を憂うのは、死の遠い若者ならではなのかもしれませんね。
>「口をきかないはずのエルフが急に歌い出したところに、幸運にも立ち会えたような気分だよ。うまいな、坊や」
吟遊詩人のお兄さん、これはイケメン…!←
エピソード7
猫じゃらしさま
わあ、お忙しいのに、読了とご感想ありがとうございます!
えっ、お兄さんイケメン? その台詞、書いた本人が忘れていまして(笑)さっき読みに行っていろいろ思い出しました。
単にうまいと言うだけではつまんないので、それっぽく聞こえるように考えた覚えがあります。でも一息で言うには長いですね。さすがは吟遊詩人。
「うまいな」を先にするかあとにするかも、考えた覚えあり。ちょっと倒置法っぽくしてみた。
去年の夏の思い出、なつかしいです。
>また違う道では新たな出会いがあり、成長があり、平和があるんですね。
そう感じていただけてよかったです! 前日譚がいっぱいある物語ですが、いろんな道を描ければいいなと思っています。
わあ、お忙しいのに、読了とご感想ありがとうございます!
えっ、お兄さんイケメン? その台詞、書いた本人が忘れていまして(笑)さっき読みに行っていろいろ思い出しました。
単にうまいと言うだけではつまんないので、それっぽく聞こえるように考えた覚えがあります。でも一息で言うには長いですね。さすがは吟遊詩人。
「うまいな」を先にするかあとにするかも、考えた覚えあり。ちょっと倒置法っぽくしてみた。
去年の夏の思い出、なつかしいです。
>また違う道では新たな出会いがあり、成長があり、平和があるんですね。
そう感じていただけてよかったです! 前日譚がいっぱいある物語ですが、いろんな道を描ければいいなと思っています。
- こまの柚里
- 2022年 01月28日 14時31分
[良い点]
かなり今更になってしまいましたが、完結お疲れ様です&おめでとうございます。
実は結構前から拝読し始めておりました。
ティノ君が好きすぎるあまり、ずっと1から4話を行ったりきたりするという独特すぎる読み方を経て、ようやく最近意を決してラストまで読みきる事が出来ました。
(気持ち悪い読者の自覚あり)
小さなティノ君とムジカの繋がりがとにかく愛おしかったです。
細かい所を挙げるときりがないので自重しますが、最後の方なんてそれはもうウルッときてしまいました。
歌の上手さだけでなく、心の成長も見られて良かったです。
生前のムジカにもドラマがありそうで想像が膨らみますね。
描写の美しさと言葉選びに定評のあるこまの様らしく、とても穏やかな時の流れを感じる素晴らしいお話でした。
素敵なお話を本当にありがとうございました!
かなり今更になってしまいましたが、完結お疲れ様です&おめでとうございます。
実は結構前から拝読し始めておりました。
ティノ君が好きすぎるあまり、ずっと1から4話を行ったりきたりするという独特すぎる読み方を経て、ようやく最近意を決してラストまで読みきる事が出来ました。
(気持ち悪い読者の自覚あり)
小さなティノ君とムジカの繋がりがとにかく愛おしかったです。
細かい所を挙げるときりがないので自重しますが、最後の方なんてそれはもうウルッときてしまいました。
歌の上手さだけでなく、心の成長も見られて良かったです。
生前のムジカにもドラマがありそうで想像が膨らみますね。
描写の美しさと言葉選びに定評のあるこまの様らしく、とても穏やかな時の流れを感じる素晴らしいお話でした。
素敵なお話を本当にありがとうございました!
彩葉さま
わあ、お忙しそうなのに読んでくださったなんて。しかも行ったり来たりとか。ありがとうございます!
ラスト、直接的に別れを書いていないので、肩透かしじゃなかったかなあと思っているんですが……でも、ウルッときてくださり大変うれしいです。
実は書いていて自分でもウルウルしてしまい、驚きました。普段はそこまで入り込まないんですが、なんかティノがあまりに純粋すぎるので、おばちゃんつい……(自分が作ったキャラとは思えない。変だな、おばちゃんはこんなに腹黒いのに)
ムジカはきれいな姉御だったんじゃないかと推測します。ティノと彼女の物語を愛でてくださり、うれしい限りです。
ご感想で元気をいただきました。どうもありがとうございました!
わあ、お忙しそうなのに読んでくださったなんて。しかも行ったり来たりとか。ありがとうございます!
ラスト、直接的に別れを書いていないので、肩透かしじゃなかったかなあと思っているんですが……でも、ウルッときてくださり大変うれしいです。
実は書いていて自分でもウルウルしてしまい、驚きました。普段はそこまで入り込まないんですが、なんかティノがあまりに純粋すぎるので、おばちゃんつい……(自分が作ったキャラとは思えない。変だな、おばちゃんはこんなに腹黒いのに)
ムジカはきれいな姉御だったんじゃないかと推測します。ティノと彼女の物語を愛でてくださり、うれしい限りです。
ご感想で元気をいただきました。どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2022年 01月10日 13時37分
[一言]
投稿開始時から楽しみにしていたのですが、なかなか読みにこられず。
遅まきながら、ようやく、ようやく辿り着きました。
本編におけるティノも可愛らしかったのですが、それに輪をかけて天真爛漫で「可愛い」が溢れてました。(なんていうか、もう名前からして可愛いというか、響きがいいというか、名は体を表すというか)
無垢な子どもが、邪鬼のなさそうな、けれど大人からすれば危険に思われる魔物と友諠を交わす物語は、ワクワクしますね。それはきっと、遠くない未来に別れが待っていることが予想されるからなのかな、と思います。
そして、この「別れ」部分をおおごとには描かずに、時間の流れ、季節の移ろいに溶けこませているところが、この物語における優しい空気に合っていて、いいなあと、しみじみ思いました。
あまり悲観にくれないのも、ティノらしいというか。決して冷たいわけではなく、吟遊詩人は世の中の出来事を大局を見ているひとたち、という印象なので。
若い娘のような声で歌うムジカ。
マンドラゴラに飲まれる前は、どんな人物だったのでしょう。こちらにも切ない恋物語が潜んでいそうで、妄想が捗ります。
投稿開始時から楽しみにしていたのですが、なかなか読みにこられず。
遅まきながら、ようやく、ようやく辿り着きました。
本編におけるティノも可愛らしかったのですが、それに輪をかけて天真爛漫で「可愛い」が溢れてました。(なんていうか、もう名前からして可愛いというか、響きがいいというか、名は体を表すというか)
無垢な子どもが、邪鬼のなさそうな、けれど大人からすれば危険に思われる魔物と友諠を交わす物語は、ワクワクしますね。それはきっと、遠くない未来に別れが待っていることが予想されるからなのかな、と思います。
そして、この「別れ」部分をおおごとには描かずに、時間の流れ、季節の移ろいに溶けこませているところが、この物語における優しい空気に合っていて、いいなあと、しみじみ思いました。
あまり悲観にくれないのも、ティノらしいというか。決して冷たいわけではなく、吟遊詩人は世の中の出来事を大局を見ているひとたち、という印象なので。
若い娘のような声で歌うムジカ。
マンドラゴラに飲まれる前は、どんな人物だったのでしょう。こちらにも切ない恋物語が潜んでいそうで、妄想が捗ります。
エピソード7
彩瀬あいり様
ご感想、ありがとうございます。
ティノは実は、書いてみたら私の想像よりずっと可愛いくて、ちょっと焦ったくらいでした(笑)。
一生懸命になっている小さい子って可愛いんだなあと驚き、そうか、『晩餐会』のラキスもこう書けばよかったのねとしみじみ……。
名前はですね、昔、ティノという商品名のお菓子(たぶん飴)がありませんでした? いまもあるかな。そのころから可愛い名称だと思っていて、使わせていただきました。
>この「別れ」部分をおおごとには描かずに、時間の流れ、季節の移ろいに溶けこませているところ
これがすごく書きたかったので、こちらも取り上げていただけてうれしい。別れの場面を描かないことは、なぜか当初からの決定事項でした。
ムジカはけっこういい女系の、きれいなお姉さんだったと思われます。でもそのあたりを流してしまっているし、別れの場面も書いていないので、読者にはちょっと物足りないかもしれませんけどね。
ご感想うれしかったです。どうもありがとうございました!
ご感想、ありがとうございます。
ティノは実は、書いてみたら私の想像よりずっと可愛いくて、ちょっと焦ったくらいでした(笑)。
一生懸命になっている小さい子って可愛いんだなあと驚き、そうか、『晩餐会』のラキスもこう書けばよかったのねとしみじみ……。
名前はですね、昔、ティノという商品名のお菓子(たぶん飴)がありませんでした? いまもあるかな。そのころから可愛い名称だと思っていて、使わせていただきました。
>この「別れ」部分をおおごとには描かずに、時間の流れ、季節の移ろいに溶けこませているところ
これがすごく書きたかったので、こちらも取り上げていただけてうれしい。別れの場面を描かないことは、なぜか当初からの決定事項でした。
ムジカはけっこういい女系の、きれいなお姉さんだったと思われます。でもそのあたりを流してしまっているし、別れの場面も書いていないので、読者にはちょっと物足りないかもしれませんけどね。
ご感想うれしかったです。どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2021年 10月01日 22時29分
[良い点]
「それじゃ死んでるのと同じじゃない」
【どこが?】
[一言]
この会話をここで区切ったこと。それ以上の説明をムジカにさせなかったこと。
そこに作者様の素晴らしいセンスを感じます。
「それじゃ死んでるのと同じじゃない」
【どこが?】
[一言]
この会話をここで区切ったこと。それ以上の説明をムジカにさせなかったこと。
そこに作者様の素晴らしいセンスを感じます。
- 投稿者: やまだのぼる@アルマーク4巻制作中!
- 2021年 09月23日 07時55分
やまだのぼる様
ご感想ありがとうございます。ええと、こちらは部分ではなく全体感想ですよね。
このムジカの台詞、実は初稿にはなかったのです。ティノの台詞だけで終わらせようかなと(読者に考えてもらおうかと思って)。
でもさすがに足りないかな……と思い、あとから足しました。そこをほめていただけるとは思ってもいなかったので、光栄です。
1部分でやまだ様が下さったお言葉が執筆の励みになり、終わりにたどり着く原動力になりました。あらためて、ありがとうございました。
ご感想ありがとうございます。ええと、こちらは部分ではなく全体感想ですよね。
このムジカの台詞、実は初稿にはなかったのです。ティノの台詞だけで終わらせようかなと(読者に考えてもらおうかと思って)。
でもさすがに足りないかな……と思い、あとから足しました。そこをほめていただけるとは思ってもいなかったので、光栄です。
1部分でやまだ様が下さったお言葉が執筆の励みになり、終わりにたどり着く原動力になりました。あらためて、ありがとうございました。
- こまの柚里
- 2021年 09月23日 08時54分
[一言]
完結おめでとうございます。
当初の想定よりも長くなってしまったとのことでしたが、間延びしたところはなく、ティノとマンドラゴラの不思議な交流が丁寧に描かれていて味わい深かったです。詩的な語彙選びと相まって、一篇の叙情詩のような作品でした。
ティノの純真さやムジカとの種族を超えた友情については他の皆さんが述べられているので、せっかく遅れてお邪魔したことだし(笑)、別の視点で感じたことをお伝えしますね。
この作品に登場する二人の偉大な歌手、ムジカと吟遊詩人は、音楽の「聖」と「俗」を端的に表しているように思えました。作中には神様は出てきませんが、ムジカのレッスンを受けるティノの心に中にあるのはただ上手くなりたいという純粋な気持ちだけで、二人だけの完璧に閉じた世界には異物がなく、聖性に近いもので満たされています。対照的に、村人から賞賛を受ける吟遊詩人は世俗の名誉が必要不可欠です(お仕事ですからね)。彼に憧れるティノの方にも「都に行きたい」という願いがあったようですし、ムジカとの関係性とはまた違うニュアンスを感じました。
この音楽の持つ二面性に善悪や優劣はありませんが、前者は得がたいかわりに不変的で、後者は身近にあって移ろいやすい。ムジカとの絆は歌に乗って、ティノの中で永遠になったのでしょうね。二人の偶然の出会いがエセルとラキスの物語の幕を開けたのだと思うと、実に感慨深いものがあります。天の調べ、地の言葉、つまり世界の意志とでも言うべきものが、本編の恋物語を紡いでいるのかも知れないとさえ感じました。
「出会いの窓は南の塔に」再読したくなりました!
完結おめでとうございます。
当初の想定よりも長くなってしまったとのことでしたが、間延びしたところはなく、ティノとマンドラゴラの不思議な交流が丁寧に描かれていて味わい深かったです。詩的な語彙選びと相まって、一篇の叙情詩のような作品でした。
ティノの純真さやムジカとの種族を超えた友情については他の皆さんが述べられているので、せっかく遅れてお邪魔したことだし(笑)、別の視点で感じたことをお伝えしますね。
この作品に登場する二人の偉大な歌手、ムジカと吟遊詩人は、音楽の「聖」と「俗」を端的に表しているように思えました。作中には神様は出てきませんが、ムジカのレッスンを受けるティノの心に中にあるのはただ上手くなりたいという純粋な気持ちだけで、二人だけの完璧に閉じた世界には異物がなく、聖性に近いもので満たされています。対照的に、村人から賞賛を受ける吟遊詩人は世俗の名誉が必要不可欠です(お仕事ですからね)。彼に憧れるティノの方にも「都に行きたい」という願いがあったようですし、ムジカとの関係性とはまた違うニュアンスを感じました。
この音楽の持つ二面性に善悪や優劣はありませんが、前者は得がたいかわりに不変的で、後者は身近にあって移ろいやすい。ムジカとの絆は歌に乗って、ティノの中で永遠になったのでしょうね。二人の偶然の出会いがエセルとラキスの物語の幕を開けたのだと思うと、実に感慨深いものがあります。天の調べ、地の言葉、つまり世界の意志とでも言うべきものが、本編の恋物語を紡いでいるのかも知れないとさえ感じました。
「出会いの窓は南の塔に」再読したくなりました!
今頃打ち間違いに気づく……(恥)
叙事詩じゃなくて叙情詩でした。
叙事詩じゃなくて叙情詩でした。
- こまの柚里
- 2021年 09月23日 17時55分
橘 塔子さま
橘さんの神感想……! 泣いていいですか? どうもありがとうございます。
一篇の叙事詩だなんて、過分すぎるお言葉にふるえております。
聖性と俗性。自分では「俗」という単語を思いつきませんでしたが、言われてみればたしかに。吟遊詩人って俗世間を渡らなきゃいけない職業ですもんね。この吟遊詩人は、その点かなり世間慣れしていそうです。
ムジカとティノの関係に「聖」を感じてくださったことは、すごくうれしいです。
実は、南の塔のシリーズ自体が、私の中では「聖性」と「魔性」を強く意識した世界観になっています。光と闇というタイトルからしてそうなのですが、それを読み手に伝えられるかどうかは別問題で。
だから今回、二面性を感じてくださったことが、とてもありがたいのです。
そして、これ。
>天の調べ、地の言葉、つまり世界の意志とでも言うべきものが、本編の恋物語を紡いでいるのかも知れないとさえ感じました。
もう、ありがたすぎる。ていうか、そう感じる橘さんの感受性がすごいですよー!
>「出会いの窓は南の塔に」再読したくなりました!
やっぱり泣く(決定)。
この話を書くにあたり、私もティノが出ている部分を再読しました。数年前に書いたものとかけ離れているとまずいと思って。作者なので私情が入り、かけ離れているかどうか判断がつきませんでしたが、エセルがティノにやさしくしてあげているのを見て、しみじみしてしまいました。
丁寧なご感想に感謝です。どうもありがとうございました!
橘さんの神感想……! 泣いていいですか? どうもありがとうございます。
一篇の叙事詩だなんて、過分すぎるお言葉にふるえております。
聖性と俗性。自分では「俗」という単語を思いつきませんでしたが、言われてみればたしかに。吟遊詩人って俗世間を渡らなきゃいけない職業ですもんね。この吟遊詩人は、その点かなり世間慣れしていそうです。
ムジカとティノの関係に「聖」を感じてくださったことは、すごくうれしいです。
実は、南の塔のシリーズ自体が、私の中では「聖性」と「魔性」を強く意識した世界観になっています。光と闇というタイトルからしてそうなのですが、それを読み手に伝えられるかどうかは別問題で。
だから今回、二面性を感じてくださったことが、とてもありがたいのです。
そして、これ。
>天の調べ、地の言葉、つまり世界の意志とでも言うべきものが、本編の恋物語を紡いでいるのかも知れないとさえ感じました。
もう、ありがたすぎる。ていうか、そう感じる橘さんの感受性がすごいですよー!
>「出会いの窓は南の塔に」再読したくなりました!
やっぱり泣く(決定)。
この話を書くにあたり、私もティノが出ている部分を再読しました。数年前に書いたものとかけ離れているとまずいと思って。作者なので私情が入り、かけ離れているかどうか判断がつきませんでしたが、エセルがティノにやさしくしてあげているのを見て、しみじみしてしまいました。
丁寧なご感想に感謝です。どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2021年 09月17日 12時18分
[良い点]
音楽を愛する心を持った幼いティノ君が、歌とともに成長していく姿が見えるようなお話でした。
ティノ君は 「胸の中で生まれた音楽は変えられない」という、自然に歌が生まれてくる作り手なのですね。
最初と最後の「調べは天から降りてくる。言葉は地から湧いてくる」という言葉が本当に美しく印象に残ります。
求めるままに歌い、好きなように歌わせてくれて、出来栄えを批評してくれる魔物は、歌では孤独なティノ君にとってはよい先生ですね。
でも、ティノ君は分かっていたのですね。このマンドラゴラ先生(?)のムジカがしゃべるのは今だけで、「仲良くしてたら、別れるとき、きっと悲しくなっちゃう」と。
でも、木や草と同化していくという形で、寂しいながらもほっとしました。
ティノ君の歌は幼いころから自然と一体化している感じでしたが、こんな先生と出会ったことで、もとから持っている資質を生かして上達できたように思います。
「大気には、たくさんの人たちが歌った歌がとけているにちがいない」というところに特にそんなものを感じました。
しみじみと深く、素敵なお話でした。ありがとうございました。
音楽を愛する心を持った幼いティノ君が、歌とともに成長していく姿が見えるようなお話でした。
ティノ君は 「胸の中で生まれた音楽は変えられない」という、自然に歌が生まれてくる作り手なのですね。
最初と最後の「調べは天から降りてくる。言葉は地から湧いてくる」という言葉が本当に美しく印象に残ります。
求めるままに歌い、好きなように歌わせてくれて、出来栄えを批評してくれる魔物は、歌では孤独なティノ君にとってはよい先生ですね。
でも、ティノ君は分かっていたのですね。このマンドラゴラ先生(?)のムジカがしゃべるのは今だけで、「仲良くしてたら、別れるとき、きっと悲しくなっちゃう」と。
でも、木や草と同化していくという形で、寂しいながらもほっとしました。
ティノ君の歌は幼いころから自然と一体化している感じでしたが、こんな先生と出会ったことで、もとから持っている資質を生かして上達できたように思います。
「大気には、たくさんの人たちが歌った歌がとけているにちがいない」というところに特にそんなものを感じました。
しみじみと深く、素敵なお話でした。ありがとうございました。
石江京子さま
ご感想ありがとうございます。
ティノの成長を感じ、また最初と最後の文章が印象に残ると言ってくださり、とてもうれしいです。
この話をつくるにあたっては、私の中でもとにかく最初と最後のイメージだけが強烈にありまして……。言葉のイメージ、そして野辺の風景のイメージですね。
それを小説として定着させたかったのですが、実はそれ以外がかなり希薄で、まんなかをどうすればいいか、かなり悩みました。
ティノの成長やマンドラゴラ先生(笑)との交流が描けていたなら、悩んだ甲斐があったというものです。
>しみじみと深く、素敵なお話でした。
このお言葉も光栄です。重ねまして、どうもありがとうございました!
ご感想ありがとうございます。
ティノの成長を感じ、また最初と最後の文章が印象に残ると言ってくださり、とてもうれしいです。
この話をつくるにあたっては、私の中でもとにかく最初と最後のイメージだけが強烈にありまして……。言葉のイメージ、そして野辺の風景のイメージですね。
それを小説として定着させたかったのですが、実はそれ以外がかなり希薄で、まんなかをどうすればいいか、かなり悩みました。
ティノの成長やマンドラゴラ先生(笑)との交流が描けていたなら、悩んだ甲斐があったというものです。
>しみじみと深く、素敵なお話でした。
このお言葉も光栄です。重ねまして、どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2021年 09月16日 00時17分
[良い点]
>調べは天から降りてくる。言葉は地から湧いてくる。
>そして誰かの耳に届いたら。誰かが歌声に気づいてくれたら。そうしたら、きっととてもうれしい。
とても素敵な言葉だと思いました。ここで書いている私の文章もそんな風になればいいなぁと思いました。
[一言]
完結おめでとう&お疲れ様でした。
お話を全部読み終えて、アンサーの狼の歌が本当にぴったりと思いました。そして、こまの様らしい優しくふんわりした雰囲気に心が深呼吸するような、そんな気がしました。
ティノくんの歌ってきっとウィーン少年合唱団みたいな声で響くようになるんでしょうね。そんな気がします。そして、ムジカ。普段の声はダミ声だけど歌うときれいにもきっと名のある吟遊詩人だったのだろうなと思いました。もしかしたら、今回出てきた人間の吟遊詩人のように売り出しに来ていた歌い手だったのかもとか、もしかしたらお母さん?とか色々な想像をして楽しみました。
読ませていただきありがとうございました!
>調べは天から降りてくる。言葉は地から湧いてくる。
>そして誰かの耳に届いたら。誰かが歌声に気づいてくれたら。そうしたら、きっととてもうれしい。
とても素敵な言葉だと思いました。ここで書いている私の文章もそんな風になればいいなぁと思いました。
[一言]
完結おめでとう&お疲れ様でした。
お話を全部読み終えて、アンサーの狼の歌が本当にぴったりと思いました。そして、こまの様らしい優しくふんわりした雰囲気に心が深呼吸するような、そんな気がしました。
ティノくんの歌ってきっとウィーン少年合唱団みたいな声で響くようになるんでしょうね。そんな気がします。そして、ムジカ。普段の声はダミ声だけど歌うときれいにもきっと名のある吟遊詩人だったのだろうなと思いました。もしかしたら、今回出てきた人間の吟遊詩人のように売り出しに来ていた歌い手だったのかもとか、もしかしたらお母さん?とか色々な想像をして楽しみました。
読ませていただきありがとうございました!
瑞月風花さま
返信が遅れてすみません。
ご感想ありがとうございました。うれしかったです。
冒頭とラストに着目していただけたのもうれしいです。その部分が書きたいための話とも言えたので。
そして風花さんの文章も、電波に乗ってしっかり届いてますよー! たとえば私のところに。
ティノの声は合唱団みたいでしょうね、きっと。そしたら変声後はどうなるんだろう(笑)。ムジカがお母さん、わあ、その想像は面白いです。
それと活動報告コメントにあったとんがり耳ですが、ティノは気にしているというか、わりと現実をわかってる感じですね。『南の塔』の途中でも、エセルに自分のことが怖くないかどうか訊くシーンがありますし。
でもムジカやおばさんたちに可愛がられてるから、そんなに深刻には考えてないかな。
重ねまして、どうもありがとうございました!
返信が遅れてすみません。
ご感想ありがとうございました。うれしかったです。
冒頭とラストに着目していただけたのもうれしいです。その部分が書きたいための話とも言えたので。
そして風花さんの文章も、電波に乗ってしっかり届いてますよー! たとえば私のところに。
ティノの声は合唱団みたいでしょうね、きっと。そしたら変声後はどうなるんだろう(笑)。ムジカがお母さん、わあ、その想像は面白いです。
それと活動報告コメントにあったとんがり耳ですが、ティノは気にしているというか、わりと現実をわかってる感じですね。『南の塔』の途中でも、エセルに自分のことが怖くないかどうか訊くシーンがありますし。
でもムジカやおばさんたちに可愛がられてるから、そんなに深刻には考えてないかな。
重ねまして、どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2021年 09月13日 11時38分
[一言]
完結、お疲れ様&おめでとうございます。
感想を書く前に、レビュー書いてしまいました、慌てん坊なサンタクロース体型のおばちゃんです。
初めの予想では、さらっとエグい話を書くこまの様のことだから、ティノとムジカに心通わせといて~からの悲しみの魔物討伐ラスト!?とか、人でなしな想像をしていたのですが、全く違う展開に。
そして、想像以上の感動。
そして、古森の感動は、まんま汐の音さまの感想へと続く……w
良いお話を読んだなぁと思います。
読んだあと、しばらくの間頭の中に優しいメロディが流れていました。
ありがとう(*´ー`*)
完結、お疲れ様&おめでとうございます。
感想を書く前に、レビュー書いてしまいました、慌てん坊なサンタクロース体型のおばちゃんです。
初めの予想では、さらっとエグい話を書くこまの様のことだから、ティノとムジカに心通わせといて~からの悲しみの魔物討伐ラスト!?とか、人でなしな想像をしていたのですが、全く違う展開に。
そして、想像以上の感動。
そして、古森の感動は、まんま汐の音さまの感想へと続く……w
良いお話を読んだなぁと思います。
読んだあと、しばらくの間頭の中に優しいメロディが流れていました。
ありがとう(*´ー`*)
古森 遊さま
レビューとメッセージ返信とご感想、ありがとうございました!
素敵レビューで私を泣かせ、返信と感想で笑わせるという……コモリーン恐るべしです。
>さらっとエグい話を書く
>悲しみの魔物討伐ラスト!?
これ笑った☆ そういう方向を想像してくれたから、五割増しで感動できたんですよ、きっと。
>頭の中に優しいメロディが流れていました
わあ、うれしい。殺伐とした世の中だけど、いっときでも癒されるような物語が書けていたとしたら、こんなにうれしいことはありません。
重ねまして、どうもありがとうございました!
レビューとメッセージ返信とご感想、ありがとうございました!
素敵レビューで私を泣かせ、返信と感想で笑わせるという……コモリーン恐るべしです。
>さらっとエグい話を書く
>悲しみの魔物討伐ラスト!?
これ笑った☆ そういう方向を想像してくれたから、五割増しで感動できたんですよ、きっと。
>頭の中に優しいメロディが流れていました
わあ、うれしい。殺伐とした世の中だけど、いっときでも癒されるような物語が書けていたとしたら、こんなにうれしいことはありません。
重ねまして、どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2021年 09月10日 21時42分
[良い点]
「調べは天から降りてくる。言葉は地から湧いてくる」のくだり。はじめと終わりでリフレインされているのがとても好きです。
そしてティノの歌がだんだん上達していくのも好きです。微笑ましかったです。高音が出せるようになった場面では感動しました。音が聴こえてきたというか。
ムジカは『南の塔』に登場していないので、別れを覚悟して読みました。優しいエンディングでよかったです。ムジカからティノ、吟遊詩人となったティノから誰かへと、歌が広がっていくのかな……とも想像しました。
完結おめでとうございます。こまのさんらしい情緒ある物語、楽しませていただきました。
「調べは天から降りてくる。言葉は地から湧いてくる」のくだり。はじめと終わりでリフレインされているのがとても好きです。
そしてティノの歌がだんだん上達していくのも好きです。微笑ましかったです。高音が出せるようになった場面では感動しました。音が聴こえてきたというか。
ムジカは『南の塔』に登場していないので、別れを覚悟して読みました。優しいエンディングでよかったです。ムジカからティノ、吟遊詩人となったティノから誰かへと、歌が広がっていくのかな……とも想像しました。
完結おめでとうございます。こまのさんらしい情緒ある物語、楽しませていただきました。
繭美さま
ご感想ありがとうございます。
はじめと終わりのリフレインを感じて下さって、すごくうれしいです。
ティノの話はいつか絶対書きたいと思っていたのですが、そのわりに内容はほとんど決まっていませんでした。
でも本腰入れて考え始めたら、急に冒頭の文章が天から降ってきて、リフレインさせることもほぼ即決。この文章ありきのお話だったので、注目していただけてとてもありがたかったです。
執筆はかなり難航しましたが、感動したとか音が聴こえるとか、素敵な言葉をたくさんいただき、書いてよかったとしみじみ思いました。
重ねまして、どうもありがとうございました!
ご感想ありがとうございます。
はじめと終わりのリフレインを感じて下さって、すごくうれしいです。
ティノの話はいつか絶対書きたいと思っていたのですが、そのわりに内容はほとんど決まっていませんでした。
でも本腰入れて考え始めたら、急に冒頭の文章が天から降ってきて、リフレインさせることもほぼ即決。この文章ありきのお話だったので、注目していただけてとてもありがたかったです。
執筆はかなり難航しましたが、感動したとか音が聴こえるとか、素敵な言葉をたくさんいただき、書いてよかったとしみじみ思いました。
重ねまして、どうもありがとうございました!
- こまの柚里
- 2021年 09月10日 10時30分
[良い点]
植物に姿を変えたマンドラゴラ。
想いを乗せた歌で満たされた世界を、静かに生きていくのですね。
彼女との出逢いが、ティノ君の未来に鮮やかな軌跡を描きますように。
[一言]
完結おめでとうございます。
第6話の後、立て続けに投稿されていたとは気付きませんでした。
でも、物語の最後でティノ君が笑顔でいてくれて良かったです。
心温まる秀作をありがとうございました。
植物に姿を変えたマンドラゴラ。
想いを乗せた歌で満たされた世界を、静かに生きていくのですね。
彼女との出逢いが、ティノ君の未来に鮮やかな軌跡を描きますように。
[一言]
完結おめでとうございます。
第6話の後、立て続けに投稿されていたとは気付きませんでした。
でも、物語の最後でティノ君が笑顔でいてくれて良かったです。
心温まる秀作をありがとうございました。
エピソード7
桜華 絢爛さま
毎回のご感想、本当にありがとうございました。桜華さまに読んでいただけていると思うと、とてもとても励まされました。
と同時に、身が引き締まる思いでした。ひとりよがりになっていないか、他人の目に耐える文章かどうか……。
それが出来具合にも反映されているはず、というか、反映されていることを願います。
ティノのことを可愛がってくださったので、ティノもぜひお礼が言いたいと待機しています。ちょっと舌足らずですが、ではどうぞ。
「絢爛さん、ありがとう!」
毎回のご感想、本当にありがとうございました。桜華さまに読んでいただけていると思うと、とてもとても励まされました。
と同時に、身が引き締まる思いでした。ひとりよがりになっていないか、他人の目に耐える文章かどうか……。
それが出来具合にも反映されているはず、というか、反映されていることを願います。
ティノのことを可愛がってくださったので、ティノもぜひお礼が言いたいと待機しています。ちょっと舌足らずですが、ではどうぞ。
「絢爛さん、ありがとう!」
- こまの柚里
- 2021年 09月09日 21時28分
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