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[気になる点]
MHさん

>(4)
>こちらはミチオ君はいきなり奴隷を売却していたので可能性は高いですね。
>しかし、奴隷って基本的に奴隷商人にしか売れないのでは無いかと思うのですよ。
>この世界、税金が金納である以上、農民でも生産物を売却している筈で、ロクサーヌ達が持っていなかったのは商人ジョブの獲得条件は仕入た物を売却する事では無いかと思うのです。(でないと探索者は探索者ギルドで売却しているだけで商人ジョブを得ている筈で、探索者LV10だったセリーが持っていなかったのはおかしい)

>これを適応すると、奴隷を仕入して販売しなくてはいけなくなり、条件的に厳しいかと。

>従って、奴隷商人は商人の中級職と考えるのが自然なのかと思います。

まず、一点完全に誤解されている箇所があります。

>(でないと探索者は探索者ギルドで売却しているだけで商人ジョブを得ている筈で、探索者LV10だったセリーが持っていなかったのはおかしい)

セリーはミチオ君によって村人Lv5に上げられた時点で商人のジョブを獲得しています。(Web版、書籍版共)
ミチオ君に購入された時点で商人のジョブを持っていなかったのは、単に村人のレベルが足りなかったからです。
ですから、商人のジョブの獲得条件に無理に「仕入れた物を売る」という限定を付ける必要はないと思います。ミチオ君が売り払った盗賊の装備品も仕入れた物ではなく鹵獲品ですが、それでも無事に武器商人や防具商人のジョブを獲得しています。

>この世界、税金が金納である以上、農民でも生産物を売却している筈で、

ロクサーヌは幼い頃は両親に、両親と死別してからは叔母夫婦に養われていたと語っていました。
その家が農家だった場合、収穫物を「売る」という行為を行ったのは、当然世帯主である父や叔父であるため、ロクサーヌは商人のジョブは獲得出来なかった、ただそれだけのことではありませんか?
農作物を作ることによって得られたジョブは農夫。売却のために農作物を運ぶ位のことでは「売った」とは見做されないのでしょう。
ペルマスクの鏡職人の親方や奥さんにコハクの原石やネックレスを「売った」時は、口を動かしたのは主にセリーだっただろうが、販促のためのネックレスを身に着けて販売の現場に同行していますし、奥さんに親方の行状をチクったことが決定的契機になったのかもしれません。
あるいは、複数人で魔物を倒した場合にジョブ戦士の資格を得るのは魔物に最も多くのダメージを与えた者ではなく、止めを刺した者になるのと同様に、売却代金を「受け取る」行為が決定的契機になっている可能性もあります。その場合、ロクサーヌは口八丁手八丁のセリーの傍らで唯微笑んでいて最後に代金を受け取っただけでも、ロクサーヌが「売った」と認定されるのでしょう。(もしそうならば、アイテムと認識される銀貨以上が判定対象で、銅貨では受け取ったことにはならないという可能性もあります)

>しかし、奴隷って基本的に奴隷商人にしか売れないのでは無いかと思うのですよ。

条件が達成困難だから別の条件になるということはないでしょう。魔法使いのジョブなんか、魔法の使えない者に対して「魔法を使うことで魔法使いになれる」という正攻法では絶対に達成不可能なジョブ獲得条件なのですから。
仮に奴隷は奴隷商人にしか売れない(つまり、一般人は一般人に奴隷を売ることは出来ず、一般人の奴隷の売却先は奴隷商人に限定され、一般人に奴隷を売れるのは奴隷商人だけという制度のことでしょうか。確かにそれはありそうですが)という制約があるとしても、それはジョブ制度による制約なのでしょうか? それとも国家制度による制約なのでしょうか?
ジョブ制度による制約ならば「基本的に」ではなく「絶対に」実現不可能ですから国家制度による制約なのでしょう。ならばいくらでも回避は可能です。
過去に一般人が一般人に奴隷を売ることが許可されていた国家があったとしましょう。その国家で合法的に、あるいは非合法の闇取引(何が盗賊に堕ちるに値する悪いことなのかを判定するのは国家法ではなくジョブ制度なので、ジョブ制度が認めている奴隷売買を闇で行っても盗賊に堕ちることはないでしょう)でもとにかく奴隷売買を行って、一般人からジョブ奴隷商人の奴隷商が複数誕生したとします。一旦複数誕生すれば、奴隷商Aが後継者をジョブ奴隷商人にしたければ、後継者に自家の奴隷を同業者の奴隷商Bの処に売りに行かせれば条件達成。奴隷商Bも同じく。(本当にこのような相互依存関係があるから、ベイルの奴隷商アランは、同業者を商売敵ではなく仲間だと認識しているのかもしれない)既存の奴隷商に奴隷を売ることで、ミチオ君のように一般人からジョブ奴隷商人への新規参入も可能。こうしてジョブ奴隷商人はどんどんと増殖可能。

>従って、奴隷商人は商人の中級職と考えるのが自然なのかと思います。

原典のWikiなどでは、魔道士の更に上位のジョブの存在が暗示されていること、原作者が冒険者にも上位のジョブがあると語っていることなどから、この世界の住人が「上級職」と認識している魔道士や冒険者を「中級職」と称しています。
このため「中級職」の呼称が混乱しているようですが、Wiki基準ではジョブ商人の「中級職」はジョブ豪商。ジョブ奴隷商人は獲得条件の一つが商人Lv50ではなく商人Lv30ですから、「中級職」ではなく「派生職」です。
  • 投稿者: mamoh
  • 50歳~59歳 男性
  • 2023年 05月30日 15時22分
[気になる点]
MHさん、K-2さん、私見に対して真剣にご回答いただきありがとうございました。
奴隷に関する聖騎士、騎士、村長、奴隷商人の権能分担に関しては、人によって様々な解釈があるものだと思いました。

この件については、以下の二つの見地から考察することが重要だと思います。

(1)この世界に現在存在している国家よりはジョブ制度の方が時間的に早く成立していて、(少なくとも帝国に関しては、初代皇帝がジョブ英雄だったことからそれは明らか)国家制度はジョブ制度に依存して成立している。
この世界における奴隷制度はジョブ制度の中に組み込まれており、地球のように国家が決めたらその国の中では(原理的には)無くせるものではない。また、その運用においては国家制度ではなくジョブ制度の都合が優先される。(奴隷制度だけではなく、この世界の在り様は全てそうである)
では、このジョブ制度はいつごろ成立したのだろうか?
A.人間族、亜人族、獣人族全てを含むヒト族の黎明以前から存在した。
B.原始、まだヒト族が文明を生み出す前に、迷宮と一緒にいきなりやって来てヒト族にビルドインされたもの。
C.この世界にも地球と同じように騎士、農夫、商人、鍛冶師、漁師/海女、薬師、奴隷、奴隷商人といった階級や職業の存在した自然発生的文明が栄えていた時代があり、その時代の職業、制度の在り様を参考にして何者かがジョブ制度を作ってヒト族に押し付けた。
成立事情がA,B,Cのいずれかによってジョブ制度の在り様は全く異なるものになるでしょう。
私はA,Bに近いイメージを持っていまして、ジョブ制度を設計した何者かが国家制度関係なしにジョブ制度だけで奴隷制度を成立させようとフロムスクラッチで制度設計したら、どのように権能の分担を合理化するのか、という観点で考えています。
この観点からすると、盗賊のジョブを持っていようともっていまいと、公民を奴隷にするのは一緒なのだから、この権能は聖騎士、この権能は村長などと細かく分担を分けるような真似は複雑で非合理だからやらないでしょう。公民全般に関することと公民を奴隷にすることまでを聖騎士、騎士、村長は共通で所掌し、奴隷全般に関することと奴隷を公民にするまでを奴隷商人は所掌する。このようなシンプルな構成になるでしょう。
もし、制度設計時のジョブ制度の設計者に他の者が騎士と聖騎士の権能に差を付けたらどうかと提案したら、設計者はこう言って拒否するでしょう。
「それをすると聖騎士がいないと共同体は機能しなくなる。上位共同体が法律で各共同体に聖騎士が必ず所属するように定めたとしても、迷宮で主戦力の聖騎士が戦死したらその共同体は即詰みだ。そんな危険な制度設計は出来ない」
聖騎士はジョブ騎士が経験を積んでなる上級職で、地球のように次席騎士を新たに任命すればなれるという代物ではないため、そうなります。
もし、騎士と聖騎士の権能に違いを設けるとしても、基本的な業務は騎士だけで回し、余程特殊な業務だけ聖騎士が担当するという分担にしないとシステムは回りません。騎士が成長して就くのが聖騎士、騎士が任命してなるのが村長。聖騎士、騎士、村長の三者の中心にいて基本になるのは騎士。だから当然騎士を中心に制度設計するでしょう。
Cの場合、自然発生的な社会制度を下敷きにしているため、非合理的な要素が残留する場合もあるでしょうが、非合理の程度が過ぎるとジョブ制度化の際に修正の大鉈が振るわれたでしょう。

(2)聖騎士、騎士、村長の三者は社会の中でどのような役割を果たしているか、奴隷関係以外の全体像について検討してみましょう。全体像を把握してこそ、その一部である奴隷関係の権能の理解も進むでしょう。
皆さんはこのようなことを考えたことはりませんか。ロクサーヌのインテリジェンスカードには「ロクサーヌ」という名前が記載されていますが、インテリジェンスカードに産まれた時から名前欄に「ロクサーヌ」と記載されているからロクサーヌという名前なのでしょうか?
流石にここまで人としての在り方が地球とずれているとは思えません。実際には、以下のようになっているのだと思われます。
産まれた直後の新生児のインテリジェンスカードの名前欄と身分欄は空白。親が名前を決めて村長の家に新生児を連れて行き、村長のインテリジェンスカード操作のスキルでインテリジェンスカードに名前と身分を書き込むのでしょう。
インテリジェンスカードに名前を書き込むという行為が、同時に村民としての登録になっていると考えられます。日本における戸籍に相当する機能をインテリジェンスカードを利用して実現しているのでしょう。子供の誕生だけではなく、村落への転入、村落からの転出も村長は記録しているでしょう。戸籍=徴税台帳ですから、これが完備していないと人頭税の徴収が行えません。
では、村落において村長が行っている業務はベイルやクーラタルなどの町では誰が担当しているのでしょうか? 町の中にジョブ村長の人が住んでいて、その者が業務を担当しているのでしょうか?
とてもそうは思えません。ミチオ君はクーラタルに引っ越して居住しましたが、居住に関する手続きでそのような人物と接触したという記載は一切ありません。ミチオ君が行ったのは、家を借りるに当たって、騎士団の詰め所でインテリジェンスカードをチェックしただけ。もし、町にもジョブ村長の人がいるならば、ミチオ君はそのジョブ村長によってインテリジェンスカードチェックを行われたはずですが、それを行ったのは実際には騎士だった。
原典を素直に読めば、村落において村長が担当している業務を町において担当しているのは騎士だ、と解釈されます。
ミチオ君はクーラタルの町に居住することでクーラタルの領主への納税義務を負うことになりました。この世界の税金は人頭税ですから、徴税台帳=戸籍への登録が絶対必要になります。極めて確度の高い推定ですが、家を借りること前提でインテリジェンスカードをチェックした際に、ついでに借りる予定の住所と紐付けて徴税台帳=戸籍への登録を実施したのでしょう。家を借りる際にインテリジェンスカードをチェックするとそこまでやられるということは、この世界の住人にとってごく当然の常識であるため大家さんはミチオ君に何も説明せず、そのためミチオ君は自覚しなかったという次第だと考えられます。
村落で村長が実施している業務を町で実施しているのは騎士である----この認識に同意して頂けるでしょうか?
同意していただけるなら、この認識はごく自然に以下のように変化して行く筈です。
村長は騎士の任命のスキルで就くジョブですから、村落で村長が実施している業務を町で実施しているのは騎士なのではなく、町で騎士が実施している業務を村落で実施しているのが村長だ、と言い換えた方が妥当。

騎士は行政職兼戦闘職です。(インテリジェンスカード操作のスキルは戦闘職には不要ですから、このような定義になります)ですから、村長は騎士が自分の行政職の権能を代行させるために「任命」した存在、ということになります。

ならば、村長の権能が騎士と同等、あるいは劣化版ということはあり得ても、騎士の権能が村長の権能より劣るという想定は、行政制度として余りにも不自然である。それは、いわば市役所の末端の出張所で可能な手続きが市役所の本庁舎では不可能だというようなもの。
考えてみれば、犯罪者を強制的に奴隷に堕とすことも、金銭的理由等で公民を奴隷身分にすることも、村落だけでなく町でも日常的に発生する案件です。騎士が常駐していない村落では村長が代行するが、騎士がいる町では騎士が自分の本来の職務を実行する。ただそれだけの当たり前のことなのでしょうか。

なお、ここまで考えて気付いたことがあります。
職能を考えると、騎士団に所属していないジョブ騎士やジョブ聖騎士という存在は、途轍もなくイレギュラーな、国家や領主の立場からしたら存在を許しておけない存在なのではないでしょうか? ユウキ君は異国の騎士団に在籍していて、病気療養のために一時的に国元を離れているのだと自己紹介したから無事でしたが、もし、騎士団に所属していないフリーランスの騎士だなどと称していたら、その場で抹殺されていたかもしれません。
地球では、役所の戸籍係は役所を馘になった瞬間に戸籍に関する全ての権限を喪失しますが、この世界ではジョブを替えない限り、インテリジェンスカード上の名前を変える権能も身分を変更する権能も保持される訳ですから。
それ以上に有り得ないのが奴隷身分のジョブ聖騎士、騎士、村長、奴隷商人でしょうか。これら4つのジョブの者は、何らかの理由で奴隷身分に堕とされたら、絶対に即強制ジョブチェンジでしょう。
奴隷を騎士にしようと考えるのは、この世界の常識を全く知らないミチオ君やユウキ君だったからでしょう。ロクサーヌやセリーが反対しなかったのは、彼女達が(頭の良いセリーであっても)所詮は庶民だったからで、権力の側にいたルティナが、ロクサーヌが以前はジョブ騎士だったと知ったら卒倒するでしょう。(幸いにも、ロクサーヌが騎士であった時期にインテリジェンスカードを他人に晒したことはなかった筈です。第二次のペルマスクとの交易時には、白魔結晶を得るためにレベルの成長が止まっていたため、騎士直前の戦士だった。間一髪という処か)
  • 投稿者: mamoh
  • 50歳~59歳 男性
  • 2023年 05月30日 12時29分
[気になる点]
今日のステータス)

>アイテム売却 (2840→3692й)
> 毒消丸 ×8 120
> ウサギの毛皮 ×272 2720

毒消丸は売値100ナールなので買取は4分の1で25だと思います。となると

 毒消丸 ×8 200

>薬購入 (1200й)
> 滋養丸 ×20 1200

滋養/強壮丸は60ですが、他の丸薬は全部100ですので、原典に倣うなら本作全体に薬品売買額の見直しが必要ですね。
  • 投稿者: K-2
  • 男性
  • 2023年 05月29日 17時58分
[気になる点]
今日のステータス)

>・異世界13日目(早朝)
> ナズ・アナ8日目、ジャーブ2日目、宿泊最後の日

実は、宿泊開始(§009)が異世界4日目(16時頃)からだから、10泊分前払いしてるのに9泊しかしてないんですよね。
チェックアウト時に払い戻しはされてないみたいで、値引きスキルの分を自主的に請求しなかったとも言えるのですが。
少々勿体無いと考える自分はセコいのでしょうかw
  • 投稿者: K-2
  • 男性
  • 2023年 05月29日 16時55分
[気になる点]
本文)

>「ご主人様は昨日お入りになったばかりと伺いましたので、
>恐らく探索者のレベルで言いますと1か2位の強さだと存じます」

>んー残念、Lvは11だ。
>突っ込むと稚児ややこしくなるから、今は黙って置こう。

朝(§015)探索の段階では、商人Lv12で探索者と戦士が10の筈ですが。
  • 投稿者: K-2
  • 男性
  • 2023年 05月29日 15時59分
[気になる点]
>今日取得したアイテムは・・・床に並べて数えてみる。

>糸42個、

>絹の糸1個、

>コーラルゼラチン28個、

>合計71個だ。

合計71個とは大変数が少ないと思います。
§022で狩りの効率18倍、獲得経験値10倍のボーナススキルと合わせて180倍----1日で半年相当の経験だという理論を展開していなかったでしょうか?
その理論から言うと、通常のパーティの18倍の魔物を狩っていなければならない訳で、通常のパーティは、71÷18=4匹の魔物しか1日に狩れないことになります。これは過少というものではないでしょうか? これでは収入が少なすぎて生活が成り立ちません。
経験値は倒した魔物の数に比例し、経験値の蓄積でジョブのレベルが成長するのですから、レベルの成長が早いことを表現するには、狩った魔物の数はリアリティのある範囲で多い方が良いです。ここは、原典書籍版で、ミチオ君がロクサーヌと一緒に最初にベイルの迷宮1階層に入った時に狩った魔物の数を参考にしてはどうでしょうか?
初日でまだ慣れていないという条件は同じ。ミチオ君側には僧侶のジョブを獲得するためのロスがありますが、ユウキ君側にもボス戦というロス要因があります。
その初日のミチオ君の稼ぎは3割増しのスキルを効かせて2000ナール以上。書籍版でのブランチの買取価格は1個10ナールですから、2000÷10÷1.3=154匹以上狩った計算になります。
ユウキ君の剣を使った戦闘能力はミチオ君よりも低いそうですが、魔物を一撃殺出来ている間は戦闘力は関係ないので、この階層ではユウキ君はミチオ君と同等のパフォーマンスと見做すことが出来ます。後はアナの索敵能力がロクサーヌと同等ならば、ユウキ君たちも1日で154匹以上の----狩場を最大2匹湧きの2階層にまで広げていることを考慮に入れれば、160匹程度の収穫を期待出来るでしょう。
もし160匹と仮定し、狩りの効率18倍の結果だとすると、普通のパーティが=1日に狩れる魔物の数は、160÷18=9匹。まだまだ過少です。
先に§022の感想で「ボトルネック」の概念を適用するならば狩りの効率は18倍まで行かず4.5倍止まりだと指摘しましたが、4.5倍という数値を使用するならば、普通のパーティが=1日に狩れる魔物の数は、
160÷4.5=36匹。何とか生活が成り立つ数に迫って来たのではないでしょうか?
  • 投稿者: mamoh
  • 50歳~59歳 男性
  • 2023年 05月29日 10時14分
[気になる点]
本筋の感想からは外れますが、原典を知らない初見読者が誤解するかも知れないので、失礼ながら各位の考察に関する当方の解釈を述べます。
(あくまで私見ですので、批判を意図するものではありません)

(1)鑑定/インテリジェンスカードは確かに種族表示機能はないですね。
但し、人間族は男女、それ以外では雌雄を表示しますし、何らかのジョブやレベルアップで機能拡張しないとも限りませんが。

(2)中世以前の世界観では領主と騎士(団)は支配層、村長と村人は被支配層の実質農奴です。
貴族と家人、名主と小作人とも言えますが、身分は貴族と自由民が同格で、他に家人と奴隷と盗賊(アウトロー)があるだけ。(と、原典作者も述べています)
領地領民は領主のモノで、騎士は領主の代行するだけ。
また、原典のソマーラ村は、盗賊のバンダナのすり替え時点で盗賊ジョブを得て、ミチオ君が気づいたから盗賊落ちしていたと考えられます。
それで全村民をカードチェックしたからバレたのでしょう。
奴隷落ちはその後に掟通り眼前で行いましたし。

(3)奴隷解放権限は奴隷商人と村長のみで、騎士のスキルには無いでしょうし、そんな安易なものではない筈。
盗賊の奴隷落ちは執行猶予や禁固刑みたいなもので、懸賞金が付けば即座に処刑されるのが普通ですから。
かたや税金や借金で自発的に奴隷落ちするのは、破産や年季奉公で自立自活できないだけと同じと捉えます。
所有者は奴隷の税金や生活の面倒をみる義務があるので、無期雇用契約に近く領民支配とは別枠。

(4)奴隷商人の獲得条件は、商人Lv30かつ(複数?)奴隷売買だと考えます。
それならユウキ君は二人購入した時点で資格を得ていた筈で矛盾はありませんね。
  • 投稿者: K-2
  • 男性
  • 2023年 05月29日 02時45分
[気になる点]
>経験値10倍の恩恵がある。

>アナのお陰で敵を探して彷徨さまよう無駄が無い。

>効率は1人の時の4~5倍位だ。

>更にデュランダルで一撃だ。

>5倍の攻撃力と防御無視だから、6倍の速さで敵が沈む。

>オーバーキル分もあるだろうから、低く見積もっても4倍位か?

>180倍、またカルクだ。

「ボトルネック」という情報工学や経営学上の概念をご存じでしょうか?
作業全体のごく一部でも効率が悪いと、そこに足を引っ張られて全体の効率が悪化するので、効率の悪い部分を的確に見つけ出して、そこのコストを集中して改善することが重要という考え方です。
この概念を援用すると以下のことが言えます。
(1)普通の攻撃力しか持ち合わせていないパーティに索敵効率「4~5倍位」のアナがいても、攻撃力の不足が足を引っ張って、狩りという作業の全体効率は僅かしか向上しません。
(2)普通の索敵力しかないパーティに「5倍の攻撃力と防御無視」を持つデュランダルを振るうユウキ君が参加しても、索敵力の不足が足を引っ張って、狩りという作業の全体効率は僅かしか向上しません。
(3)だからアナの索敵力とデュランダルの攻撃力が一つのパーティで組み合わさることに大きな意義があるのは確かですが、
4.5×4×10=180 などという夢のような掛け算は成立しません。
アナの索敵力とデュランダルの攻撃力が組み合わさって初めて、狩りという作業の全体効率が4.5倍になるのです。「ボトルネック」の概念を援用すればそれ以外の結論はありません。
故に総合効率は、4.5×10=45 止まりです。

ボトルネック」の概念も理解出来ないユウキ君に、ミチオ君より頭が良い=知力ステータスが高い=魔法の威力が高いという主張をされてもリアリティに欠けます。
また、他にも数字を使った例え話がありますが、それもナンセンスな内容だと思いました。
  • 投稿者: mamoh
  • 50歳~59歳 男性
  • 2023年 05月29日 00時07分
[気になる点]
ナズを探索者にする前に村人のレベルをLv5まで上げる必要があると思います。
確かに原典では鍛冶師の獲得に村人Lv5が必要との明確な結論は出ていませんでしたが、
(1)ルティナは村人Lv5になった直後に魔法使いと森林保護官のジョブを獲得。つまり、エルフでは種族固有ジョブの獲得に村人Lv5が必須条件。ならば他の種族も同様と考えるのが妥当。
(2)パーティメンバー全員種族固有ジョブを獲得した時点で村人Lv5以上である。
(3)特にミリアは村人Lv6以上ではなく、Lv5丁度である。ロクサーヌのような規格外は例外として、迷宮に入らなければLv5までレベルを上げるのは難しいのだから、村人のまま迷宮に入りながら頻繁に漁師/海女ギルドに通い、海女に転職可能の判定が出たら直ぐに海女にジョブチェンジしたという経緯が想像出来る。つまり、ミリアの村人がLv5丁度なことは、猫人族も種族固有ジョブの獲得に村人Lv5が必要である事実を間接的に示している。
(4)そもそも、村人Lv5以上が必須条件になっていないジョブの方が少数で、村人Lv5以上が必須条件のジョブの方が数が多いのだから、種族固有ジョブも多数派に属すると考えた方が自然。
以上の根拠により、鍛冶師の獲得に村人Lv5以上が必要な可能性が極めて高いし、ミチオ君も立証は出来ないが恐らくは必要だろうと考えていた。だから、ユウキ君の行動としては、鍛冶師の獲得に村人Lv5が不要だという極小の可能性に賭けるのではなく、先にナズを村人Lv5に成長させた方が自然。
  • 投稿者: mamoh
  • 50歳~59歳 男性
  • 2023年 05月28日 22時28分
[良い点]
原典ではある時期以降デュランダルで魔物を倒すのに要した斬撃回数や魔法の回数を曖昧に表記するようになったので、具体的な回数を明記してくれる姿勢には好感が持てます。
ここまで具体的な数値が出てくるには具体的な設定があるのだと思いますが、デュランダルによる斬撃回数の算出根拠は全く想像がつきませんが。
[気になる点]
>いや、その前にボーデの迷宮13層でラブシュラブと戦った際は、

>ラッシュ3発だと言っていた。

>その前の12層では、ラッシュ2発だったと言っていた。

原典の記述について説明します。
時系列的にはボーデの13階層が先、ハルバーの12階層が後です。
確かにボーデの13階層はラッシュ3回、ハルバーの12階層は最終的にはラッシュ2回でしたが、ミチオ君たちが最初にハルバーの12階層に入った時はラッシュ3回(通常攻撃5回)で、ミリア加入後、腕力小上昇効果を持つミリアの海女のジョブのレベルがLv2→Lv10に上がることによりラッシュ2回(通常攻撃4回)になりました。

>自分はひとつ前のサラセニアで通常18回・・・ラッシュ9発だ。



>一体自分はどれほど筋力が低いのだ?

>ミチオ君との力の差はかなり大きい物だと実感する。



>「ちょっとだけ実験させてくれ、一旦12層へ戻る」

>「「はい」」



>出てきたサラセニアを前に、ラッシュ2発で倒せる筋力値を探る。

>筋力+50から始めてみたが、ラッシュは2発で済んだ。

>筋力+35からはラッシュは3発、

>以後10ずつ減らすたびに必要なラッシュが1回ずつ増えた。



>ミチオ君との筋力差は35以上か。

>そんなに軟弱なんだ、自分は・・・。

「ミチオ君との筋力差は35(ボーナスポイント)以上」と言われましても、それがミチオ君の筋力の何%なのかという具体的な単位で表現されないと、理系的には意味のある情報とは言えません。
BPを注ぎ込むことによって腕力や知力のパラメータを上げるパラメータ設定で、BP1ポイントが何%に相当するのか原典には当然明記されていません。そこで、1ポイント=1%、2%、3%と仮定して計算してみました。
1ポイント=1%の場合:1.35×ユウキ君の筋力=ミチオ君の筋力
→ユウキ君の筋力=0.74×ミチオ君の筋力
1ポイント=2%の場合:1.7×ユウキ君の筋力=ミチオ君の筋力
→ユウキ君の筋力=0.59×ミチオ君の筋力
1ポイント=3%の場合:2.05×ユウキ君の筋力=ミチオ君の筋力
→ユウキ君の筋力=0.49×ミチオ君の筋力
1ポイント=1%の場合ユウキ君の筋力はミチオ君の3/4、2%の場合3/5、3%の場合半分という処でしょうか。
ミチオ君のやっていたスポーツがウェイトリフティングやボディビルなら、ユウキ君の筋力がミチオ君の半分以下ということもあるでしょうが、ミチオ君のやっていたのは剣道。剣道で使う竹刀は決して重い物ではないし、軽量鋭利な日本刀の使用が前提になっている以上、パワーよりもスピードや器用さや技術が重視される筈。(パワーを求めるのとスピードや動きの滑らかさを求めるのでは、筋肉の鍛え方が全く異なるらしい)ユウキ君の剣を使った戦闘力がミチオ君より低いのは、パワーよりもスピードや戦闘技術や戦闘勘の不足によるものと思われる。更に言えば、重いというよりは動きにくくて熱の籠りやすい防具を付けての長時間の鍛錬で鍛えられるのは、パワーよりもスタミナ。ミチオ君の対女性戦闘能力の高さはそこにこそ求められるだろう。
つまり、剣道が過剰に筋肉を鍛えるタイプの武道ではないことを考慮すると、1ポイント=1%という設定で、ユウキ君の筋力はミチオ君の3/4と想定するのが妥当だろう。
そう想定すると、次の疑問が思い浮かぶ。ユウキ君はミチオ君よりも力が弱いとはいえ、圧倒的にひ弱という訳ではないのに、ユウキ君がデュランダルで魔物を倒すのに必要な攻撃回数は、ミチオ君と全く異なるパターンを示すのだろうか? ミチオ君がデュランダルで魔物を倒すのに必要な攻撃回数は、4階層までは1回で、5階層以降はその階層の魔物のHPの増加(階層を上がるにつれて徐々に増加し、11階層の壁を越える毎に2倍になる)に応じて増えていく。無論、ミチオ君自身のレベルの上昇や腕力上昇効果のあるジョブのセリーやミリアのレベルの上昇によって、回数の増加は緩和されることもあるが。
具体的には、4階層まではデュランダルによる通常攻撃1回、5階層は4階層より大分レベルアップした状態で通常攻撃1回、6階層から11階層までは通常攻撃2回かラッシュ1回、11階層の壁を越えた12階層はラッシュ2回、13階層はラッシュ3回、それ以降は完全に魔法攻撃が主力になるためか、デュランダルによる攻撃回数の記述はない。
これに対しユウキ君は4階層まではミチオ君と同じくデュランダルによる通常攻撃1回、5階層は慢心の指輪でブーストして通常攻撃1回、6階層はラッシュ1回、7階層はラッシュ2回、8階層はスラッシュ3回+通常攻撃1回、9階層は通常攻撃7回、10階層は通常攻撃11回、11階層は記述なしで、12階層は9階層と殆ど同じレベルの状態で通常攻撃18回、13階層は通常攻撃21回。それ以降は魔法主体に切り替え。
ユウキ君にはミチオ君には発生していない攻撃回数のインフレが発生している。
どのような設定ならばこのようなインフレが生じるのか理解しがたいし、ストーリー上、このようなインフレが必要だとは思えない。
ミチオ君の3/4の腕力でミチオ君と同じパターンで攻撃回数が推移すると仮定すると、
3階層まで通常攻撃1回、4階層からラッシュ1回で、自身とナズのレベルアップにより8階層までラッシュ1回を保持。9階層は腕力小上昇効果のある剣士を意識的に付けるか、慢心の指輪でブーストしてぎりぎりスラッシュ1回位、魔物を一撃殺出来る状態で魔物の部屋に突入出来ることになる。(魔物を一撃殺出来ないと必然的に攻防が生じ、戦闘技術や戦闘勘のないユウキ君は途端にボロが出る。ミチオ君との最大の違いは筋力ではなくそこ。一撃殺も出来ないのに戦闘トウシロが魔物の部屋に突入するのは自殺行為)
10,11階層はラッシュ(スラッシュ)2回かオーバーホエルミングで通常攻撃3回、12階層はラッシュ(スラッシュ)3回か通常攻撃6回で、遂にオーバーホエルミングでも処理し切れなくなり、魔物との間に攻防が生じる。繰り返すが、ミチオ君が魔物との攻防に対処できたのは剣道で培った戦闘技術や戦闘勘があったから。それがない戦闘トーシロのユウキ君は魔物が一撃殺出来なくなった時点で一気に苦しくなる。
すると、丁度その時点で盗賊をMP全解放で爆殺して魔法使いのジョブを獲得したので、これ幸いと魔法戦闘主体に切り換える。
このように変な攻撃回数のインフレが無くてもストーリーは繋がるし、リアリティも上がるだろう。
  • 投稿者: mamoh
  • 50歳~59歳 男性
  • 2023年 05月28日 21時40分
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