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[良い点]
ユリウスの悔恨と憤怒が、彼の生真面目で誠実な人柄ゆえに、痛いくらいに胸にきました。
ユリウスの「すまぬ」の言葉が、とても重く。

また魔人のえも言われぬ不気味な様子、その描写がグロテスクではないにも関わらず、あまりに想像をかきたてるので、ゾっとしました。

そして魔人の吐き散らす言葉。
どうやらきっと、この物語の核心であったり、何か意味がありそうなのが、とてもワクワクします。
解き明かしたいけれど、意味深長で美しい詩のようで、掴めそうな気にさせるのに、掴めない……これがまた、一層ドキドキさせてくれます!

魔人もまた、哀れな存在なのかな……なんて思ってしまいます。
[気になる点]
“沼”

ダブルクォーテーションマークで囲ってある……。
[一言]
ああ、ユリウスがどうなってしまうのか……!
  • 投稿者: 空原海
  • 2022年 05月09日 18時58分
ありがとうございます。
蜘蛛は、今作で一番気持ち悪いやつかもしれません。
魔人の言葉、今作でははっきりと設定を語ることがないので、ご想像に……という部分も多いのですが、空原様が感じられた通り、魔人たちも哀れな存在であることには間違いありません。

ユリウスの行く末を見守っていただけたら幸いです!
[良い点]
ラクレウスに昔の記憶が残っているだけでもユリウスたちが危なそう
  • 投稿者: 瀬谷正敏
  • 30歳~39歳 男性
  • 2022年 05月08日 02時17分
ありがとうございます。
ラクレウス、どんな状態なのでしょうか。まもなく対面です!
[良い点]
つっこみどころがいっぱいで、拝読しながら「私はジャムを作らぬし」って! 違うだろ!とか。
「魔人の血がこびりつくことで季節を感じる男……」とか。
花壇を褒められるのと、兄を褒められるのが嬉しいルイサは天使! とか。
しかし花が自慢なのはわかるが、そこまで花の名前を羅列しなくてもよいのでは、とか。
手紙を書いて憑き物が落ちるって! 書き終えたらすぐさま戦いかよ! とか。
そして兄から妹への無骨でまっすぐな礼が、なんて清々しく温かいのか、とか。

終始つっこんでおりました。
[一言]
旅立つその姿、シーンが美しくて、やまだ様の文章は過剰装飾などなく、シンプルでいらっしゃるのに、鮮やかにその情景が目に浮かびます。
すごいなぁ……。
  • 投稿者: 空原海
  • 2022年 05月08日 02時17分
ありがとうございます。
引き続き読んでいただき、ありがとうございます!
ユリウスも真面目なもので、つい目の前のジャムとかに引っ張られてしまいまして。センスのない人ほど細部の変なところにばかりこだわる、というあれです。
空原様のつっこみがいちいち的確で、ユリウスもルイサも返す言葉がございません……なんだかんだ言ってその辺は兄妹なので似ているのかもしれません。
また温かいご感想をいただいてしまいました。ありがとうございます。励みになります。
[気になる点]
魔騎士ラクレウスの能力
  • 投稿者: 退会済み
  • 2022年 05月08日 00時55分
管理
ありがとうございます。
魔人になってしまったラクレウスの能力、さてどうなのでしょうか。
[良い点]
今話も凄いお話でした……。特に後半部分のインパクトが凄くて心の中に乱気流が吹き荒れているのですが……まずは前半部分で良かったところを。

ユリウスさんとカタリーナさんによる会話パートでは、それぞれの色んな想いが交錯する様が感じられてよかったです。私が特に好きだったのは、

> 騎士に務めがあるように、騎士を送り出す者にもまた務めがある。
 その武運を祈り、帰りを待つという辛く厳しい務めが。

というこの文章。
この文章によって、カタリーナさんがなんとか浮かべた笑顔と、その内に圧し殺した感情をありありと想像することができました。
「気持ちはいくらでも溢れてくるのに、それを言葉にしてはいけない」という状況が、どうしようもなくもどかしくて切なかったです。それでも気丈に振る舞うカタリーナさん、素敵でした。

また、タイトルの回収部分でもある

> この震えは、カタリーナ殿ひとりの震えではない。

という文章から続く、

> これはシエラの民の震えだ。
 魔王によってもたらされた恐怖にじっと耐える、無数の民の悲しみの震え。
 この震えを止めることが、私に課せられた使命なのだ。

という部分。
こちらは先ほどの場面とはまた違って、ユリウスさんの力強さと正義感、騎士としての魅力を強く感じられる場面でした。常に民の希望であり続けるユリウスさんの姿と決意に、私の心はまた別の意味で震えました。
前半部分には本当に、ユリウスさんとカタリーナさんそれぞれの良さが表れていたように思います。


そしていよいよ後半パート。まさかの展開にゾッとしました。ラクレウスさんが魔王に破れたと知った時にも「なんてこった……」と思っていたのですが、今回は更に深い「そんな……まさか……」という絶望感がありました。
しかしながら、ストーリーとしての巧さには絶望どころかただただ脱帽するかぎり。どんどん目が離せなくなる展開に、感動すらしている自分もいます。

そしてそのどちらの感情も、行き着く先はユリウスさんへの応援。どうかシエラに平穏を……そう願ってやみません。ユリウスさん、そしてやまだのぼる先生にも!
「どうか、ご武運を」。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2022年 05月04日 01時36分
管理
ありがとうございます。
ユリウスとカタリーナ、それぞれの良さが描けていたのであればよかったです。二人とも感情の赴くままにはなれない、不器用で誠実な人たちなのです。
ラクレウスが魔騎士となった件、皆さんから「はいはい予想通り」とか言われたらどうしようかと思っていたのですが、皆さんお優しい……! ほっとしました。
さて、この先はユリウスにとっても最大の死地となりそうですが、蓋角黒子さまにも祈っていただけましたので、私も頑張ります! 温かい感想をありがとうございました!
[良い点]
ユリウスの人となりがよくわかる、素晴らしい手紙ですね!

>報告書というものは、簡潔、明瞭が肝要

そうでしょうとも!
ユリウスほどに素晴らしい文章を書ける気がしません。
本気でそう思います。
いや、すごいなぁ……ユリウス……じゃなくて、やまだ先生……。

ルイサとユリウスのやり取り、心があったかくなりました。
兄と妹、信頼関係というか絆のようなものが素敵です……!
キュンとしました。

テンポよく読みやすく、それでいて暗くなった室内だったり蝋燭の揺らめくダイダイ色が見えるような景色だとか。
読みやすさとシッカリとしたファンタジーの世界が両立してるの、凄いって思ってたら、今度はそこに笑いまで入ってきた……!
  • 投稿者: 空原海
  • 2022年 05月03日 23時27分
ありがとうございます。
誰しも初めてのことには不安があるものですが、やはり苦手だからと逃げ続けてきた事柄って、ずっと追いかけてきたりするものですよね。
ユリウスくらいの年齢になって手紙の書き方を教わるというのは、やはり相当プライドが邪魔をしたのではなかろうかと思います。それでも妹のルイサに頭を下げる決心をする程度には、カタリーナ嬢のことが気がかりでした。

またたくさんお褒めいただいて……ありがとうございます。嬉しいなあ。
ユリウスが手紙との戦いにどう打ち勝つのか、はたまた打ち負けるのか(え
どうか見守っていただければ…!
[一言]
お兄ちゃん、ほっとしたところに付け入られたんでしょうか。
何か瘴気を防ぐアイテムとかないんでしょうかね。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2022年 05月03日 00時37分
管理
ありがとうございます。
ユリウスが自分で飲んだり、リランに飲ませたりしていた清浄水っていうのが一応清めの効果を持っている設定なんですが、まあ、気休めですよね……
[良い点]
書くか、綴ってしまうか
  • 投稿者: 瀬谷正敏
  • 30歳~39歳 男性
  • 2022年 05月02日 21時01分
ありがとうございます。
ここから先のユリウスの気持ちは、カタリーナに伝えるのは難しそうです。
[良い点]
カタリーナが姿を現さなかった理由は気になりますが、それをいつまでもクヨクヨとするのではなく、原点に戻っていくユリウスの心情の変化にぞくっとしました。
騎士物語にある騎士らしい騎士、という感。

やまだ様の描くファンタジーは、重厚で凄いです……。
[一言]
テンバーの登場!
短編で感じた器用そうな飄々とした印象より、年頃の青年らしさを感じて微笑ましかったです。
  • 投稿者: 空原海
  • 2022年 05月02日 19時02分
ありがとうございます。引き続き読み進めていただいて……嬉しいです!
恋愛よりも騎士としての誇りや使命感の方がはるかに優先される武骨な騎士ユリウスの今後の変化にご注目いただければ……!
ちなみにこのときのテンバーは、短編のときよりも少し前の姿でございます。
[良い点]
ラクレウスは豪快ながらさっぱりと、気持ちのいい男ですね。
そしてまたユリウスも、いつまでも引きずることのない、騎士らしいよい男だなぁ、と二人の会話がとても心地よかったです。

カタリーナ嬢の可憐な様子、憧れの相手に多少は気分が上ずりながらも、落ち着いて気遣いを持つ人柄が、とても素敵です。

そんなカタリーナ嬢に再び、誠実に見えようとするユリウスの生真面目さ、心優しさに「お似合いの二人……!」という、低俗な感想が浮かびました。

自然と目に浮かぶ、硬質で端正な描写に、陶然としました。
[一言]
騎士と令嬢の素敵な恋物語。
ゆっくりと味わっていきたいと思います。
  • 投稿者: 空原海
  • 2022年 05月01日 22時11分
ありがとうございます。
おお、騎士ユリウスまでお読みいただいて……
異世界恋愛ってこんな感じかな?と手探りで書き始めたところ、ちょっといろいろと方向性を誤りかけた作品ですので、どうぞ温かい目で見守っていただければ……
騎士テンバーも間もなく出てまいります。楽しんでいただけたらいいなぁ。
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