感想一覧

[一言]
動きのあるシーンを小説でやる場合は、その動きを詳細に書くことと、その動作の理由を書くことが大事だと思います。名優ジェミリー・ブレッド版のシャーロック・ホームズのカメラワークなんかは本当に参考になると思いますが、それを見れば特に「目線」の重要性に気づかされるはずです。

アクションシーンは歯切れよく、なんて言われますが、それは文章量を少なくしろ、という意味では無いと思います。例えばホラー作品で、幽霊の出る一番の山場などは映像作品でも、じっくり見せますよね。小説も同じで、面白い場面は読者の興味を引いているので、文章量を多くしても、読んでくれます。かえってそれが、「じらす」効果もあって、ガンガン読んでくれると思います。逆に焦って淡白にやってしまうと、興ざめするかもしれません。

あとは、そのシーンを頭の中で再現し、それだけでなく、自分も動いてみる、というのが私は大事だと思っています。そうすると、どういう反応が人間として自然なのか、見えてきます。

例えば店員と目が合った瞬間、犯人はすぐ逃げるか、一瞬固まるか、どうでしょうか。たぶん、一瞬固まると思います。それは、店員も同じでしょう。その瞬間、店員は何を考えて固まったのでしょうか。犯人は、どうでしょうか。一秒か、もっと短い「一瞬」かもしれませんが、その「一瞬」を詳細に切り取れるのが、小説という文章媒体の良さです。

ということで、アクションシーンこそ、どっしり腰を据えて、上滑りにならないように丁寧に書く、というのが大事だと私は考えています。

最後に上記を踏まえるとこんな感じ、という例を出してみます。つまらなかったら、上記のことは忘れてください(;'∀')

　店の四人掛けのソファーにどっかり座り、店員がいなくなると、刑事は運ばれてきたコップの水に舌打ちをした。それから、泥水でも啜るかのようなしかめっ面で、それに口をつけた。
　アイツはもうどこにいるか、見当もつかない。お手上げだ。
　自分への怒りと焦燥感、そして情けなさが、刑事の心の中に渦巻いていた。
　そんな時だった、ふと刑事は、コップの端から眼球だけをジロリと上に上げた。視界の中に動くものがあるとつい追ってしまう、職業病である。
　ちょうど刑事の視界の左側から、男が歩いてきたのだ。用を足して来たらしい。三十路ほどの男で、背は１７０ちょっとといったところか。ごわついた深緑色のオーバーコートを着ている。髪は、寝起きのようにぼさぼさだ。
　ただトイレから出て来た、無精そうな男。
　それだけのはずなのだが、刑事は何か、一目に違和感を覚えた。それはまず、男の首にかかっている喜平だった。髪もぼさぼさ、髭も伸ばしっぱなし、コートも安物と見える。そんな男が、百万は下らない金のネックレスなんかつけるだろうか。
　刑事の目は、つぶさに動いた。
　男の左腕。コートの裾で見え隠れするその手首に付けている時計。その時計の盤面は見えないが、ベルトはメタルブレスだ。報告書で嫌というほど見たガイシャのロレックスに酷似している。
　そうして靴を見た瞬間、刑事の勘があたりを点けた。
　黒いバッシュだが、その左足の外側に、赤黒いしみがある。ヤツは逃亡の際、防犯用のカラーボールを投げつけられたのだ。そしてそれは、ヤツの左足にぶつかって破裂した。
　しかしまだ、それだけでは証拠は不十分だ。
　決定的な証拠は、奴の左腕にある。こいつが犯人なら、コートに隠れたその腕に、十字架のタトゥーがある。
　男は、刑事の座るテーブルの前から、通路を歩いてきた。刑事は、すっと、右腕を水の入ったコップに近づけた。
　一歩、二歩と、男の大股が近づいてくる。
　刑事はメニューを見る振りをして顔を伏せながら、静かに呼吸する。さらに、一歩、二歩、男が歩を進める。
　三歩目、男が刑事のテーブルの前までやって来た。
　その瞬間、刑事は、メニュー表をめくる動作で、右手の手元にあったコップを、テーブルの上から落とした。
「あっ」
　と、刑事はつとめて間抜けな声を出し、ソファーから腰を浮かせた。コップの水は、男のコートの下にぶつかり、その足元を濡らした。
　男も咄嗟に足を止めた。
　ガシャンと、コップが割れ、その破片が飛び散った。客たちの会話もその破砕音で一瞬止まり、皆の視線が、刑事と男に集まる。
「あぁ、すみません、お怪我は」
　そう言いながら、刑事はフキンを手に取って、男のコートを触る。男は、思わず屈みながら、左腕を伸ばして刑事の手を振り払おうとした。
　その瞬間、刑事はむんずと男の左手のコートの裾を、下の長袖もろとも掴んだ。
　男は驚愕に目を見開き、刑事を見下ろした。
　刑事は構わず、右手で男の手首を押えると、ぐいと衣服を掴んだ左手を引き上げた。
　男の腕が肘まで露になる。
　そこには、あった。
　――十字架のタトゥーだ。
　刑事は男を掴んだまま顔を上げ、男を睨みつけた。
　二人の視線がぶつかった。
　刑事の目は、確信に満ちていた。その奥の怒りの揺るぎなさを見つけ、男――いや、犯人は、もはや誤魔化せないと思った。
「ああああ！」
　犯人は大声を上げると、体を滅茶苦茶に動かして、刑事の両腕を振り払った。しかしあまりに大きく動いたためか、その振り払った腕をしたたかにテーブルの角に打ち付けて、「うっ」と声を上げると一瞬、ぶつけた肘を庇った。
　間抜けな奴め、と思いながらも、その一瞬のすきめがけて、刑事は犯人のケツを蹴飛ばした。
　犯人は前につんのめるように倒れ込んだ。
「うわぁああ」
　と、犯人は悲鳴のような声を上げて、起き上がろうとした。
　しかしまた哀れなことに、犯人は、その後頭部をテーブルにぶつけて、一人悲鳴を上げた。
「警察だ、心配ない」
　刑事は皆にそう宣言しながら、這いつくばる男に近づいた。


と、まぁ、長くなってすみませんが、こんな感じでしょうか。参考までに。

[一言]
ジョジョのスタンドも、目に見える超能力ですよ。今の時代、手垢のついてないネタなどほぼ有りません。ハンターハンターも、スタンドが元ネタだったはず。ワンピースも確かそうだったような……

有名な人は元ネタの匂いを消すのが上手いだけで、何かにインスピレーションを受けてます。既存の設定を活かしつつ、独自の世界観を作っても全然大丈夫。読みにくる人は、そんな貴方の作品を見に来てますから、余りオリジナルとか気にしない方が、きっと作品が良くなると思います。以上、素人の戯言でした。

[一言]
魔法の言葉……ご都合主義（笑）

矛盾はどんな作品でも有ると思います。ただ、有名な漫画家さんが言ってましたが、面白ければ読者は着いてくるから矛盾は余り気にしないそうです。作品が有名になればなるほど、そういう粗探しする人や気になる人は一定数出てくるので、内容で黙らすと……

致命的な矛盾が有っても、面白ければ書籍化する時代です。余り気にしない方が吉ですよ。きっと、多分……

[一言]
なーるほど？
私の作品でもそれっぽいことやってますね。
五十六話ですけど、五十五話からの方が読みやすいかも。
参考になるか分かりませんけどね。

それはそれとしてアクションは気が抜ける瞬間が大事だと思います。
いえ、本当に抜けてるわけじゃないんですけど。
アクション映画などで音が止まる演出があるじゃないですか、そういうのをイメージすると良いかも知れません。
古く西部劇のガンアクションであれば早打ち勝負をする直前だとか。
音が消えて風の音だけになったりします。大体タングルウィードが邪魔するんですけどね。

[一言]
　お疲れ様です。

　アクションシーンやバトルシーンを書いた事ない私です。難しいと思います。
　例えば、「剣を打ち合う騎士」とか「峠を攻めるハチロク」とか文章ではどうするんでしょうねえ……。
　漫画みたいな効果音も難しい。
　キンキンキン！　とか　ギャアアア！　とかばかりじゃあ……。

　そう考えてみると、ニコさんの考えも正しいのかも？と思いましたよ。

　ありがとうございました。

[良い点]
アクションで思わず危ないシーン( ゜□゜)
私も試してみます(p｀・Д・´q)
[一言]
崩壊する白き城。

四方を万を越える敵軍に囲まれまさに孤立無援の危機。

白銀の鎧を身に付けた騎士が、窓ガラスを割って落下する。

散りばるガラスの破片の中、同時に詠唱すると魔法陣が騎士の目の前に出現した。

魔法陣から無数の焔が現れ周囲に居た敵軍を焼き尽くす。

敵軍の中から漆黒の鎧を着た騎士が現れ、即座に詠唱して魔法陣を出現させると、水が出現して焔と相殺し大爆発した。

爆風で敵軍が混乱する中、漆黒の騎士が鞘から剣を引き抜いた瞬間

爆風の中を突っ込んで来た白銀の騎士が抜いた剣と鐔競り合いになり、二人の魔力が迸り大地の地形さえも変える。

二人がぶつかり合う姿に、城に残された麗しき王女は涙を流す。　

王女の長い金色の髪が風に流れる中、黒髪の騎士と銀髪の騎士は剣で傷を追いながらも死闘を繰り広げるのだった。


【ロードオブチビエマクエスト】
出演キシビト勇士達、王女友情出演したチビエマ王国の国王。

エンディング曲、チビエマのロックな魂

↑
実は人間バージョンのチビエマとチビエマ亜種のキシビトでした(｀・ω・´)ゞ

[一言]
　酷評言ってくれる人が近くにいるって、いいですね。羨ましいです。
　
　「粗探ししてガッカリさせてやる！」という悪意はないでしょうから、参考になることも多いのでは？、と思います。
　あっ、私は家族に自分の小説読ませませんよ。ハイ。弟から酷評されようものならマジ蹴りを入れるのが、予想出来ますからwww　支離滅裂www

　娘さんから「私がママの一番のファン」って言われるのを想像したら素敵だと思いますよ。　あっ、私は（以下略）

　ニコさんは凹んだかも知れませんが、なんか読んでて楽しいお話でした。

　ありがとうございました。



　後書きについて

　まあ、あまり気にしない方がいいですよ。私は小説宣伝とかの為にツイッターしてますけど、色んな方が居ますよ。
「印税生活したくて小説書いてます！」
「目標は書籍化！」
「目標はコミカライズ！」
「目標はアニメ化！」
「目標は実写映画化！」などなど。（これ、全部違う人ですよ）

　別にそういう理由で書くのも、本人の自由ですから。ランキングやポイントが大切になるのは当然ですよ。

　同じサイト内に投稿してても、見てる方向が全然違うんだと思います。私は、自分に書籍化されるような才能はない、と割り切ってるし、「面白かった」と感想貰えたらいいです。まあ、人の目に触れれば触れるほど、感想貰える可能性も増えるので、ランキングやポイントに興味ないと言ったら嘘になりますけど。

　だから、私は「小説の流行り」を研究して書く人を笑ったりはしないです。でも、そんな人に「趣味で書くだけなんて志が低い」と笑われる謂れもないんですよ。ニコさんが言う「好き勝手に書く」の意味が違うんだと思います。

[良い点]
娘さんエグくて厳しいですね。私も娘さんに見て頂いたらきっと雹や霰の如く打ちのめされて、明日の⚪ョーみたいに……
「燃えたよ。真っ白に燃え尽きちまったよ」ってなるかと思いますね。
[一言]
もしも、娘さんに見て頂けたら酷評にスライディング土下座する覚悟でロボ冒頭を思い出しながら少し書いてみます。

久しぶりなので私も勿論自信ないです( ゜Д゜)ゞ


【プロローグ】よりε=(ノ゜Д゜)ノ

朽ち果てた元コロニームーンオールの残骸がデブリとして漂う第八ムーンオール海域。

デブリを隠れ蓑にし、茶色い人型量産型の機体がしきりにカメラワークを光らせ、周囲の様子をみていた。

地球連邦軍に所属する少尉ガーリックは、荒く呼吸をしながらカメラワークを操作する。

映し出されるカメラワークの映像にはデブリしか映らない。

「良かった。撒いたか……」

安堵してガーリックが肩の力を抜いた瞬間。

無情にも、頭上の長距離から一発のビームがガーリックの機体を貫通した。

たちまち機体は激しく爆発し、ガーリックも焔に包まれ爆発する。


「先遣部隊の残党一層完了」

長距離からビームを放ったのは、赤い堕天使のような人型機体だった。

パイロットの声は、幼さが残る少年から青年の間だろうか？

赤い機体は、背中のブーストを噴射すると、宙粋に赤いブーストの軌跡を描きながら離脱して行くのだった。


プロローグ失礼しましたε=(ノ゜Д゜)ノ酷評の覚悟で挑みました。

[一言]
そうかにゃ？別に引き出しが少ないとは思わないけど……？
うーむ、どこが問題だったのだろう？
気になる～＞＜

[一言]
お嬢さんとのやり取りで、なんて良い家族だなってほのぼのします。息子は絶対に読んでくれないもの。資料で買っていた図解城塞都市はもの欲しそうにしてたけれども。

そして、お嬢様に私も添削受けたい、なんて思っちゃいました。ぼのぼのでいじめられるのを期待するリスみたいな感じで。「ダメ出し、する？」とびくびくと。

私もスコップされて、それで空白を開けたらとか、色々とアドバイスもいただいたりもしての今があります。
ニコ様にスコップされた人も、絶対にニコ様に感謝しているはずですよ。