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[良い点]
重い話でした。

王子が相手はありえない……とは思いますが、作者様が公表していたプロットの通りになることも、この世界ならありそうです。

割り切れないところが、いい話だと思いました。
マンムート様

感想ありがとうございます。
裏話も読んで下さりありがたく思っております。

この作品のポイントはどこまでも王太子の視点によるものです。
過酷な状況に置かれたセリーヌの考えというのをほぼ排除しています。
ですので、王太子があり得ないと思うのは、皆様が王太子の視点で作品を読み、そして罪は全て王太子にあると思っているからではないでしょうか。

ですが、自分がセリーヌの立場になり、自分に襲い掛かってくるそれぞれの悲劇について考えた時、全て王太子が悪い!と言えるでしょうか。

割り切れない所もあるでしょう。当然です。この作品はどこまでも本人ではなく関わりがありながらも直接的な害を与えたわけではない王太子の視点でしか語られていないのですから。
そのように思っていただけた時点で私の思うとおりに言ったなとちょっと嬉しくなっております。

この度は読んで下さりありがとうございました。
[一言]
処刑すら生温い
  • 投稿者: Genesic
  • 2023年 06月22日 00時57分
Seto様

感想ありがとうございます。
アンジェリーヌの処刑の話ですかね。

詳細描写は敢えて省きましたが、
鞭打ち三十回。両手両足の爪は全てはがされている。三日三晩眠らないように水責め。他にも拷問はされております。
その上での斬首です。

これで生ぬるいのであればどのようにすべきでしたでしょうか。
少なくとも処刑は確定しております。その血を残さないようにする為に根絶やしにされています。
[気になる点]
そもそも、辺境伯家との婚姻を罰として言い渡すことがおかしい。それは辺境伯家を王家が侮辱したことになる。罪人として辺境伯家預かりとするならまだわかるが
  • 投稿者: りず
  • 2023年 06月21日 15時45分
りず様

感想をありがとうございます。
疑問点に対しての回答をさせていただきます。

・まず辺境伯の嫡男は結婚する気が無かった
詳細は省いていますが、現状跡取りになれるのは彼しかいませんでした。辺境伯家の跡取りには魔力が必要です。しかしやはり貴族ですので、婚姻相手は「貴族」であることが望ましく思われています。

・セリーヌとの結婚はあくまでも「名目」であった
この名目というのが大事で、辺境伯家に嫁ぎたいと思う貴族令嬢は皆無。誰一人として行きたいと思っていません。何せ、相手の嫡男が碌でもないから。
数多くいる愛人との間に子供が生まれたとしても、婚姻をしていなければその子供を跡取りには出来ません。ですので「名目上の妻」としてセリーヌには存在してもらい、愛人との間に生まれた子供を「養子」として二人の子供として登録するという構想がありました。

これは王家と辺境伯家の間での取り決めに含まれています。王家は決して侮辱はしていません。嫡男がきちんと「妻」を娶っていたならばセリーヌは「罪人としての預かり」で済みました。

ですがもう少し詰めておけば良かった部分がありますね。
色々と不足している部分がありました。

この度は読んで下さりありがとうございました。
[良い点]
話を読んでの感想として、壮絶な人生、その一言に尽きます。

よくある話なら、
この先セリーヌの復讐話になったり、
セリーヌに以前から好意を抱いていたヒーローが出て来て、セリーヌが幸せになるという展開になりそうですが、そうはならない。
在り来たりな話にならないのが又良かった。

″ただ静かに暮らしたい″というセリーヌの気持ち、夢物語のハッピーエンドにならない結末がとてもしっくりきます。

等身大というか話を盛らない、要らない部分を削ぎ落とし必要なものをギュッと詰めた、まさしく″王家の罪の形″と感じました。
[一言]
王太子、密かに病んじゃいましたね。
活動報告の裏話を読みました。
続きを読みたくなっちゃいました。そこまで設定があるなら是非!!
ほんのりビターな感じ、大好物です。
  • 投稿者: 華火
  • 2023年 06月21日 15時30分
華火様

感想ありがとうございます。
活動報告の裏話まで読んで下さって嬉しいです。
一人の大きな悪意が人を狂わせる。でも実際にこういうことは起こりえると思います。一つ一つのタイミングなどで最上にも最悪にもなりえるのが人生化と。
セリーヌが復讐に走ればそれは一つの物語になるのでしょう。ですが、全てを奪われた女性にそんな気力は果たしてあるのか。
彼女に以前から好意を寄せていたヒーローが出てきたのであれば、何故こんなことになる前に救えなかったのか。
そう言うのはありきたりで、だけどあまりにも荒唐無稽になると思いました。

私の中で常に「罪と罰は同等でなければならない」と考えております。
今回の場合、無実であったにも関わらず過剰な罰を与えた。それに対しての償いの大きさが分かりかねるというのが実情でした。
全てを失った女性を元に戻す事など出来ません。
例え、卒業資格を取り戻しても、何をしても。彼女が無垢だった頃には戻れず、背中の傷は残り続け、純潔は失われ、生まれた子供を無かったことにするなど出来ません。それに見合った償いはどうにも出来ないのです。

王太子はひっそりと病みました。活動報告にあるような展開が未来にあるとしても、それを書けるだけの技量が今の自分にはありませんが、色々考えてみようと思います。

この度は読んで下さりありがとうございました。
[良い点]
王太子が勘違いしてセリーヌに求婚しなくて良かった。過ちは消せないけど、繰り返さないように努力できそうな人なのが救いだと思いました。
セリーヌが目覚めた時、「死なせてくれなかったんだ…」って言っているように思えました。消えない恐怖ばかりが増えた余生で、彼女はいつまで狂わずに過ごせるのでしょう…。両親からの愛情でいくらかは和らぐのか、それとも何らかの形で消えようとするのか……考えてしまいます。

確かに読み手を選ぶ内容でした。かといって、「胸糞」「ざまぁ」などと変にタグ付けやカテゴリ分けしたくないと思う自分がいます。
強いて挙げるなら、「惹きつけられて読まされた!」ですかね(笑)
[一言]
自死する人全員とは言いませんが、「虚無」や「消えたい」がトリガーになって実行してしまう人がいると個人的に思っています。私自身がそうだったもので…
「死にたい」じゃなくて「消えたい」だったんです。そして自死しようとしてる自覚は皆無で、家族や友人が引き戻してくれなければこうして月森様の作品に出会うことはありませんでした。
月森様の意図とはずれてしまうとは思いつつ、書かずにはいられませんでした。重い話を申し訳ありません。

あ、今は「読みたい本がたくさんあるので消えるなんか冗談じゃない!」と思ってますのでご安心ください(笑)
そのお陰なのか、先日事故に遭いましたがわりと元気です!(衝突部分が数cmずれてたらアナタ死んでたと警察から言われました…)
  • 投稿者: 綾瀬千
  • 40歳~49歳 女性
  • 2023年 06月21日 12時39分
綾瀬千様

感想ありがとうございます。
王太子も流石に状況を理解していますし、何よりも彼女は初婚の王太子の相手になるには致命的な点がありました(純潔)
セリーヌの台詞はまさにその通りです。最終的に死を覚悟していたので生きていても自分がどうすればいいのかわかっていないという状況でした
一応活動報告にその後について少し触れていますが、もしかしたらそう言う未来もあり得るという感じですね。

自死の理由は幾らでもあると思います。私は虚無感から自死を選ぼうかと思う事もありましたが、常に「この部屋を残して死ねない」という気持ちで生きていますw
綾瀬様が今生きているという事に感謝します。私もこうして拙い文章を読んで下さり言葉を頂け勇気を貰えている人間の一人です。
人と人は繋がり合っていくもの。ネット上という場所ではありますが、こうした関わりが出来ることが一つの「枷」となるのだと思います。辛い枷もあればいい意味での枷もある。それがお互いについているならば良い事ではないかと思います。
事故に遭われたという事ですが、お体を大事になさってくださいませ!!!!!

この度は読んで下さりありがとうございました。
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