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アレクシアのやつれ具合の描写が本当に痛々しく、それだけに元気になった姿が映えますね。
アレクシアとルドルフ、お似合いのカップルです。
それにしても王妃の怒ったにこやか顔は本当に恐ろしそうです…(笑)
第一王子って結局のところ上部だけしか見ることができない男ですね。
確かにこんなあっさり騙されるようでは王様とか怖くて無理だと思います。
自身の権力を正しく理解できず、後手後手に回る無能なんぞ、お飾りでも扱いづらいでしょう。
しかも、相手の心を微塵も慮ることができず、己の身の上ばかりを心配するばかりでは、そりゃ上に置いておきたくないよね。
  • 投稿者: 名無し
  • 2025年 01月03日 13時46分
こちらにも感想ありがとうございます。


この作品の第一王子は、上辺だけ見てるというよりは、自分に都合のいいように物事を見てる感じですね。でもそういう人間って結局周りにイエスマンとかおべっか使いしか残らなくなるんで、次期王としては確かに不適格だろうと思います。
そういう意味では、やらかしてくれて王国は救われました(笑)。

かといって、部下に持つにしても扱いづらいんですよね(爆)。報告とかも自分に都合のいいようにでっち上げかねないので。
国王(父親)はそういうところもしっかり見ていたでしょうし、ここでやらかさなくても、おそらく立太子されることはなかったんじゃないかなと思います( ̄∀ ̄;
面白かったです!
タイトルからコメディよりかと勝手に思っていたら笑、読みごたえたっぷりで、次から次へを明らかになる事実に読むのが止まりませんでした。
ラブありでよかった! ハピエン万歳!
  • 投稿者: 幌あきら
  • 女性
  • 2024年 12月06日 15時17分
感想ありがとうございます♪
まさか返礼に読んで頂けるとは(*´∇`*)


読み応えがあったと思って頂けて良かったです。作品を書く時はいつも、「これを書きたい」というのを決めておいて、それに沿うようなタイトルをつけています。細かい内容はそれからなので、本作で言えば「えらい事」の部分はタイトル設定時にはまだ決まってませんでした(笑)。
そこから大まかにプロット作って、登場人物設定して、作中で書くことを大体決めて、それから書くわけですが、書いてて「……これ第一王子やっぱざまぁされる側だよな……?」って思ったのでこんな感じになりました(笑)。おかげさまでお読みいただいた皆さんにも好評で(笑)。

そして私もハピエン好きなので、最後はちゃんと幸せになってもらわなくちゃ!特に本作のアレクシアは今まで書いた作品の中でも屈指の薄幸キャラなので(爆)。
ということでルドルフくんに頑張ってもらいました。ハピエン万歳!\(^o^)/
>偉そうに言ってるがお前もだ

ここ、ほんまそれな!となりました。
つーか王子の婚約者に王や王妃が面会しなかったはずはないし、そこまで痩せこけてたのに気づかなかったこいつらも相当おかしいと思いますがね。アレクシアを目撃した貴族の評判をリサーチするだけでも気づいたはず。

・自称侯爵とその後妻の刑罰が不当では。
まず、元王族の殺害未遂と侯爵夫人の詐称の刑罰が同じだというのがおかしいです。
また父親は侯爵ではなかったのだから、侯爵を詐称し侯爵家の財産を横領したのは継母ではなく父親の罪であって、継母はその従犯というのが適当。さらに継母は夫が侯爵ではないと知らず、その詐称に騙されて加担したわけなので、決して同じ罰にはなりません。

>「なりませんよアレクシア様。良からぬ輩・・・・・が御身を狙っておりますので」

脅した上に「守ってやる」と女の恐怖につけ込んで言いなりにするってルドルフもクズやん。毒親から逃げ出した家出少女を守ってやると言いながら家に連れ込んでヤろうとするジジイと本質が同じ
  • 投稿者: 遠矢
  • 2024年 11月30日 11時28分
感想ありがとうございます。
返信が長くなりました。先にお詫びいたします。


作中では色々と端折ってるんで、描写が不足してる部分もたくさんあるんですよね。書ききれなかった点は感想でも多数ツッコミ頂いていて、描写力のなさを痛感しているところです(^_^;

>王や王妃が面会しなかったはずはない

これは面会できてないんですね。
第一王子とアレクシアが婚約した約半年後くらいに祖母(王の叔母)が亡くなっていて、侯爵(アレクシアの父)の説明によればまずアレクシアは喪に服し、その後傷心のまま領地でしばらく静養していたことになっています。その間は会えていませんし、戻ってきてからもアレクシア本人が誰にも会いたがらないという侯爵の説明によって、王家サイドで面会できるのは婚約者の第一王子のみでした。
で、その第一王子も実は侯爵邸に行っても会えてなくて、代わりに異母妹が出てきて第一王子の相手をしていたわけです。そこから異母妹と第一王子が仲良くなっちゃって、王にはちゃんと会ってる、問題ないと嘘の報告をしつつ異母妹とイチャコラやってた、というのが「婚約してからの5年間」です。
だから他の貴族たちもアレクシアを目撃した人はひとりもおりません。なんの噂も聞こえてこないから逆に王が疑念を持つまでになっています。王は侯爵だけでなく第一王子にも疑いの目を向けていて、それで第一王子が予定を変えて夜会の会場に先入りした時点で例の部屋に駆け込んだわけです。


>自称侯爵とその後妻の刑罰が不当

まず、アレクシアの父親は正式な侯爵として認められています。本文中にも「特例として自身一代の間のみ侯爵位を引き継ぐことが認められただけ」と明記してあります。第一王子が代理と明言しているのは、本来なら爵位を継げない立場にあるということを示していますが、おそらくはその代理という表現で誤解なさったものと思われます。
そのあたりはまさに描写の不味さですね。申し訳ないです。
で、父が襲爵を認められたのは、「女侯爵の婿」だったからです。それが前提条件なので、アレクシアの父の後妻が「侯爵夫人」として認められることは法律上ありえない(あくまでも女侯爵の「婿」なので)。だから後妻を迎えてもそれは立場上「愛人」にしかならない、という解釈で書いています。

アレクシアの父とその愛人はどちらも「処刑」つまり死刑になっていますが、刑の執行内容が違います。そこらへんも書けていないので誤解させたことと思います。
父の侯爵は「斬首」ですね。作者は基本的にどの作品でも統一して、貴族階級ないしはそれに準ずる地位にある人物への死刑は斬首刑のつもりで書いています。本来なら侯爵の地位にある人物だと「毒杯」になるんですが、アレクシアの父は爵位を剥奪された上での処刑なので斬首刑になりました。
愛人の方は平民の扱いなので「絞首」です。父親は確かに侯爵位を法律上継いでいるので、彼が愛人に色々買い与えるのは罪には問われないんですが、愛人は自分でも街へ出て侯爵夫人の肩書で派手に散財していて、それが詐称だと判定されたわけです。
まあ、間違った認識の上での詐称なので、処刑はやり過ぎだと言われればそうかも知れません。ですけど彼女は、王族(婚約者の第一王子)の目の前で王家の宗族に連なる女性(アレクシア)に暴行も働いていますし、それは隠し部屋の王たちにも見られています。そこらへんも加味されての処刑ということになります。


>脅した上に「守ってやる」と女の恐怖につけ込んで言いなりにするってルドルフもクズ

この部分を、そう取られるとは想定していませんでした。
書いていませんが、「良からぬ輩」と発言した際のルドルフは隠れている第一王子の方に顔を向けていて、アレクシアも同じ方向を見て第一王子の姿を確認している、そういうつもりで書いていました。ここはきちんと描写しておくべきだったと反省しています。
だからアレクシアはこの時別に怖がってないし、ルドルフに抱きかかえられるのは「慣れている」ので、特に問題になるようなシーンではなかったつもりなんですね。まあ、慣れてようがアレクシアとしては恥ずかしいわけですが。
あと、ルドルフの普段の様子も描写を入れています。普段の彼は護衛騎士に徹していて、適切な距離を保っていて部屋にすら入ろうとしないんですね。彼がアレクシアの手に口づけしたり、許可も得ず抱きかかえたりするのは、あくまでも「第一王子が見てる時だけ」です。つまり第一王子に見せているのであって、アレクシアをどうこうしているわけではないんですね。そしてアレクシアもそこは承知しているというつもりで書いています。
そうは見えんと言われれば、その通りだなと思いますし(他の方からもツッコミをもらいました)、ここも描写が足りなかったと反省するシーンですね。
[良い点]
完結おめでとうございます
[一言]
形としてはルドルフ卿が新侯爵の婿に入る感じかな?
  • 投稿者: zaki1412
  • 2024年 09月28日 18時01分
感想ありがとうございます。


侯爵家は国王の宣言通りになくなってしまったので、アレクシアが今後、臣籍降下して女公爵になったらそこの婿になる形ですね。
※作者の作品世界では特に断りのない場合、女性でも爵位が継げる場合が多いです。

でも最終話で描写した限りでは、臣籍降下よりも結婚の方が早そうな気がします(笑)。
[一言]
第一王子の一番の失敗って直属に普通以上の部下がいなかったことなきがする。こんなことおきてたら本人がお馬鹿でも部下や周りが気づいてたし行動をいさめてたはずだし、王や王妃に報告を誰かしたはず。王子の周りも隠ぺいに協力したとしか考えれない。そんな部下で周りに囲まれた王子を王になったら裸の王様確定。むしろ、そう考えるとヒーロー役の騎士様も王子付きだったから主人公に近づかなかったら未来がなかったのでは悪い考えももってしまいます。

感想ありがとうございます。


第一王子の側近に関しては特に設定しなかったので、何とも……(爆)。ただまあ、作中で見せる雰囲気とか性格からして才能と覇気にあふれるワンマン気質な感じはしますね。
あとアレクシアの現状を隠していたのは第一王子も同じなので。侯爵家と共謀していたわけではないけれど、異母妹とイチャつくのが楽しくて国王に黙ってたのは主にこやつなので(爆)。

まあ第一王子もさすがに、侯爵家をひとりきりで訪れてたわけではないはずですけどね。馬車の馭者やら護衛の騎士やらいたはずなんで、多分勤務態度の不真面目な、王子に口止めされて簡単に応じる(買収される)程度の奴しか連れてってなかったんでしょう。
そして多分ルドルフは煙たがられて、侯爵家には連れてってもらってないんじゃないでしょうかね(爆)。
[気になる点]
アレクシアがドレスを脱ぐまで侮辱していた貴族様方はどうなったので?
掌返しで褒めたので大丈夫なのですか?
  • 投稿者: 棚原
  • 2024年 09月21日 16時15分
感想ありがとうございます。


うん、まあ、そこ気にする人もいるだろうなあとは思ってました。
ただですね、そういうちょっとした陰口レベルのものまで全部拾って処罰してたら、行き着く先は言論統制かなって思っちゃうわけですよ(・ꙍ・`)

ただ、事が「敬愛する叔母上のドレス」に関することですからね。国王も表向きに処罰することができずとも、何かの拍子にチクチクと嫌味とか言って、冷や汗かかせるくらいはするかも知れません(笑)。いわゆる「覚えを悪くした」ってやつですね( ̄∀ ̄;
[良い点]
アレクシアの境遇が改善されてよかったです。
[気になる点]
アレクシアのお相手がルドルフになるのが王家(とルドルフ)に敷かれたレールのように感じてしまったので、アレクシアが自分から好きな人を見つける展開も見たかったなあと思いました。護衛騎士で男性がルドルフだけとか、もうルドルフとくっつけるルートしか王家は考えてないってのが…。
彼女の境遇を考えれば本編の展開、結末は仕方ないことだとは分かります。虐待されて救われた姫君に下手な相手はつけられませんし。アレクシア自身がルドルフの思いを受け止めた描写もきちんとありますし。
ですが、アレクシアは結局与えられた環境のままこれからも暮らしていくのか…と感情面では残念に感じました。
なぜこんなに残念なのか?ルドルフがあまり魅力的に感じないから?アレクシアの箱庭状態は変わらないように感じるから?など色々考えました。
恐らくアレクシアが取った動きってタイトル通り本当にドレスを脱いだだけで、あとは周囲がどんどん動いてしまって最初以降ある意味でスポットライトが外されたからでしょうね。もう少し彼女自身の考え、成長が感じられれば良かったです。
[一言]
主人公はストーリーの中でよくも悪くも成長をするものと考えていたので今回はアレクシアを「主人公」として見てしまったのが上記の原因だと思います。読解力の低さで作者様に無理を申してしまってすみません。
群像劇として見ればタイトル通りの内容ですしざまぁ方法も中々見かけない物でよいお話でした。
感想ありがとうございます。


>アレクシアのお相手がルドルフになるのが王家(とルドルフ)に敷かれたレールのよう

はい、そうですねその通りです。結局アレクシアは自分で何ひとつ選んでいません。
でもそれは仕方ないことです。だって11歳から奴隷として監禁されていてそれ以降の教育も受けてませんし、他人との交流も一切できていないので、彼女は何ひとつ自分で選べないのです。
彼女が自分で選べるようになるまで自由にしてやることができなかったのかと言えば、それもできません。王家の庇護を受けた妙齢の未婚の貴族子女(血統保証付き)なんて、第一王子でなくとも同世代男子に狙われるに決まっています。良からぬ輩に食い物にされるくらいなら、保護した王家が責任持って結婚まで世話しないと、逆に王家の方が非難されます。
これがある程度の長編だったらお相手をもう2、3人増やして逆ハーみたいな感じにも書けたと思いますけど、半年以上かけた約30万字の長編終わらせたばかりで気力が持たなかったです(・ꙍ・`)


本来、この手の婚約破棄からのざまぁ物って、いくつか暗黙のルールがあるんです。真のヒーロー役は早めに登場させろとか、ざまぁを人任せにしない(破棄された主人公が、人の手を借りたとしても自分でやり返す)、だとか。
それでいけば本作のアレクシアは自分でやり返してないのでダメなんですね。だからこそ彼女自身の成長や考えが感じられないわけです。
もうね、これは完全に作者のミスです。書きながらアレクシアの置かれた状況を組み立ててる途中で、「あっこの子これだと自分では何もできねえ」って気付いたんですけど、特に修正することもできずに筆の進むまま最後まで書いちゃった、っていう(爆)。書き直そうとしてたらシチュエーションから組み直しだし、そうなるとこの話はボツになるところでした。
まさかそれが、皆さんにこんなに評価されるとか思いもしませんでした(笑)。いやまあウケるかなと思って仕上げはしましたけど、作者通算二度目の30000pt超えですからね。まさかそこまでとは……( ̄∀ ̄;
[気になる点]
どう考えても王が事前にある程度の事態を察していたこと
王子の動きですぐに察して行動に移せて短時間で全ての手続きを完了できる程度には
事前に下地を整えていたのに主人公には影の1人も手配してなかったこと
そもそも事の発端が王が私情で侯爵家から総領娘を奪ったせいであること
[一言]
女の目線で言うなら
まったく意識してなかった相手なのに告ってきて関係を乞うてくる人よりも
そんな関係じゃなくて告ってもこないのにベタベタ触ってくる人の方が気持ち悪いです
相手の方こそがこちらを求めてるのにこちらが告るように空気を作ってくるようなのは
私だったらガン無視して、なんだったら気付いた時点で冷めて意地でも他を探します
セクハラを許してあげて自分から告ってあげるなんて主人公はチョロ…もとい心が広いですね

ところで、どうしてヒーローは婚約者としてでなくわざわざ護衛として主人公に近づいたんですか?
最初の婚約が王の私情だったのに今さら主人公の気持ちが最優先だなんて言わないですよね
  • 投稿者: なう
  • 2024年 09月10日 03時15分
感想ありがとうございます。


後出しと言われても仕方ないかも知れませんが、作中で表現できてない裏の設定がそれなりにあったりします。

➀王が事前にある程度の事態を察していたこと
これはアレクシアの母が若くして急死したことが遠因にあります。アレクシアが11歳になる前に亡くなってますから、母の享年は多く見積もっても30歳以下くらいです。彼女は王の従姉妹ですから、王がその死を不審に思うのも当然ですね。
あと、アレクシアの母の死後の侯爵(アレクシアの父)の様子も王は見ていたと思います。さっさと後妻を入れた辺りで王も色々察したんでしょう。

②主人公には影の1人も手配してなかった
これは無理。縁戚とはいえ独立した貴族家に影の者なんて潜ませようものなら、バレたときには貴族社会全体から王家が見限られます。王家とは絶対的なものではなく、貴族社会の中で相対的に優位になっただけですからね。現実世界の歴史上でも下剋上で倒されたりとかいくらでも例があるので、これはNGです。

③王が私情で侯爵家から総領娘を奪った
これは分かるように書いたつもりなんですが。アレクシアと第一王子の婚約は王家と侯爵家(アレクシアの祖母とその旦那)の合意ですよ。祖母が喜んだって書いたでしょ?
だから王が無理矢理組ませたわけではありません。


女目線で口説きもしないのにベタベタしてくるヤツは嫌い、ですか。これは耳が痛いです。作者は男性ですので、そこらへんはどうしても至らない部分があります。申し訳ありません。
ただアレクシアに関しては、11歳の頃から外界と隔絶させられていたし、そもそも第一王子の婚約者でしたから他の男性との交流もありません。自分で選べと言われても無理なんですね。
あとルドルフがやけにベタベタしてくるのは第一王子が様子を窺ってる時だけです。それ以外の彼の普段の様子も簡潔に書いたと思いますが、そこには触れ合ってる描写は特には書いてないと思います。まあ今から考えれば「常に適切な距離を保って接していた」とか書いとけば良かったですね。
そしてルドルフの普段の行動が男性として節度ある行動なのかもアレクシアには分かりません。奴隷として監禁されていたせいで彼女にはそこらへんの情緒や思考なども欠落しているわけです。彼女には婚約時は第一王子しかおらず、救い出されてからはルドルフしかいないのです。他に選びようがありませんでした。

そしてルドルフが護衛騎士なのはアレクシアのそばに侍るための口実ですね。それも王と王妃からそう命じられたからという事になります。
なんで護衛なのかと言えば、普通に貴族子息として交流していたら第一王子が妨害してくるからです。作中にも書きましたが、婚約破棄が成立してからもしばらく第一王子がウロチョロしています。素直に諦めてくれればいいけど、もし諦めなかった時のために王と王妃が事前に対策した形になりますね。そしてそれでも案の定諦めなかったので、第一王子は副都に出向させられました。
[良い点]
なろう系で使い古されたテンプレをあえて利用して、急にメタ的な視点に目覚めた王子と、さらにその外側の視点にある現王を置いて……

一枚上ではなく、二枚上を書いたのが良いと思います。(おそらくこの小説の序盤の魅力の肝。そのあと2.5枚目?へなだらかに進行しますが)

あと、きちんとルビ(読み仮名)を振っておられるのも好印象です。作品を読んでもらいたいという気持ちがこういうところでも伝わってきます。
[気になる点]
ただ、やはり誰か生贄を作らないと話が進まないのは「劇場」の性質上しかたが無いのかなぁと思ったり……(他のなろう系作品と比べて気持ちの悪い作者誘導の「ご都合進行の影響」が少ないとはいえ、王子が婚約者の真の実情を把握していないのはさすがに恣意的な感じがする。ドラマである以上、落差のエネルギーやアングルの切り替えが必要なので避けられないのですが)

この辺に言及すると、平和すぎたらただの覗き行為みたいなもので(例えるなら、ネタの全く無いカメラ放置日常生活つべ実況ライブ)、だーれも関心を持ちませんよね~とか、面倒くさい議論になるし、私自身、作為ってなんだろーとか迷走して結論を出せていません。(業界全体に関する私心吐露ですみません)
[一言]
テンプレを階層的に分解し理解するのに良い教材にもなり、これから小説を書こうとする人に対しても一石を投じる(旧テンプレそのままの使用を「封じる」ともいえる)良作だと思いました。
感想ありがとうございます。
ていうかなんか、すごい深い考察して下さってる!Σ( ̄□ ̄;


えーと、その、スイマセン。作者そんなに深いこと考えてないです(爆)。
考えたのは、「雑に騙された王子が最後まで騙されてるの認めなかったり気づかなかったりするのって不自然よね?」から始まって、じゃあどうするか、さすがに「あ、これ俺騙されてんな」って気付くだろうからさり気なく取り繕う方向に持っていくだろうと。でも全部見てる読者はそんな姑息な逃げ切りを許してくれないだろうなあと思って、それで王様が全部見てて逃さなかった流れにしようと(笑)。
異世界恋愛で出すつもりだったからアレクシアの相手(ヒーロー)を決めないといけなくて、ヒーローは後半からじゃなくて早い段階で出しとかないといけない鉄則がある(じゃないとどうしてもぽっと出の感じが拭えない)から、じゃあマントで包んでアレクシアの身体を隠してくれた騎士にしようと。前半ではスマートで紳士的で失点付いてないから、後半も控えめ爽やか系で俺様とか粘着系はナシだなと。執着は書いちゃったけど(笑)。

まあそんな感じです(^。^;


物語ですから配役が必要で、ストーリー展開のためのギミックも必要なので、作為的なのは当然です。それがダメとなるとフィクションなんて書けませんから。ただし仰るとおり「過度なご都合主義」は極力使わないようにしています。自分でもそういうの嫌いなんで。
(最初からハーレム前提で、出てくる女の子が全員すぐに主人公に惚れるとかマジあり得ない)
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