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[良い点]
離縁します!を読んで凄く癒やされてきました!
こっちも読んでいて癒やされて良かったです!
[一言]
何も更新がなくて心配です。活動報告での生存確認を待ってます!
[一言]
|ω・`)チラッ

更新待ってます
[良い点]
奥様のギャップ萌え(?)に旦那様同様におちました~。
[一言]
前回のほのぼのから、一転してシリアスな場面にドキドキです。
そして自覚した旦那様が、どう変わるのかもドキドキです(笑)。
ウーマさんも今まで以上に2人を(生?)温かく見守ることになりそうですね。(ある意味、相棒の今後の試練にフォローに回りそうですね~(^_^;))
そんな彼らとおこた様に声援を送りま~す\(^o^)/
[良い点]
やっと自覚した!!(笑)
[一言]
むっつり熊さん、自覚するの巻。

妻視点ではいつも楽天的だったですけど、ほんとは色々あったんですねぇ。
そこも含めてコロッとヤられたと。
これから、夫のむっつり度満載な胸の内を知ることができると思うと、大変わくわく((o(^∇^)o))しております!

それにしてもウーマさんってばハイスペックですねぇ… 。
頼りになる番馬?デスb

  • 投稿者: 浅黄
  • 2013年 05月31日 21時36分
[一言]
オォ〜!

旦那から"無"がとれた〜!
ここからが試練だよ!

ガンバッq(^-^q)
  • 投稿者: リィ
  • 女性
  • 2013年 05月31日 10時13分
[一言]
待ってましたぁぁ!更新有難うございます。
妻話の時の旦那様は、思考も謎な熊男だった印象が。。。。旦那様まとも人間だったんですね!
改めて妻話読むと、旦那様は妻より遥かに思考回路がまともな気がします(笑)
視点を変えた話を知ると、妻話がまた違った味がでて来て二度、三度読みが楽しすぎる。
楽しい時間を有難うございます♩

うさすもさま

こんにちは! 待っててくださってありがとうございますっ!(歓喜)
はい! 妻と旦那さまだと、旦那さまの方がはるかにまともな思考回路の持ち主かと・・・多分。
今後旦那様の思考回路が壊れていく可能性もあるので、なんとも・・・(どきどき)
楽しんでいただけていると!(超嬉)
次の更新もできるだけ早くできるように頑張ります♪

おこた

※というわけで、季節外れハロウィン小話第3弾! ちょっと短めなので、エーファ&フィリウス、ミリディア&ヴォルフを二つ続けてお送りします!
 今日はハロウィン、だったかもしれない・・・いや、ハロウィンだ! と自己暗示をかけてから、どうぞ!!(←だからマテ)


―――


トリック・アンド・トリート!
エーファ視点


「トリック・アンド・トリート!(いたずらするけどもてなして!)」
「え、ちょっと待って。今なんか間違ってなかった?」
「いいえ? お菓子をくれてもいたずらするし、お菓子も欲しいから」

 いきなり部屋に来て選択肢になっていない宣言をしたエーファに突っ込むと、堂々といたずらとお菓子の強奪を予告されたフィリウスは、苦笑する。

「えーと。つまり、俺はやられっぱなし?」
「可哀想だから、お菓子は分けてあげてもいいわ。クッキー、作ってくれたんでしょ?」

 おどけた口調でぼやくフィリウスに、クスクスと楽しげに笑うエーファ。
 期待で艶やかに輝く瞳に、フィリウスは早々に降参した。

「なんでお菓子用意してるのばれたのかなぁ」
「だって、ミリィに教わったんでしょう? 私たちに隠しごとなんて無理なんだから」
「そっか。驚かせようと思ったんだけど。はい、お待ちかねのクッキーだよ」
「ありがとう! ん、美味い! ・・・って、なにを笑ってるの?」

 もらってすぐに一枚を食べきったエーファに、今度はフィリウスが楽しげに笑う。

「いや。君らは仲良しだけど、やっぱり性格と思考は全く似てないなぁと思って。ねぇ、エーファ? このお菓子は、ミリディアのレシピで、俺が作ったんだよ? 何も入ってないわけ、ないでしょ」
「えっ。な、何もって・・・何を入れたの!?」

 思わず口に手を当てたけど、もう手遅れで。

「すぐに分かるよ。俺にも分けてくれるんだろう? とびっきりのお菓子(エーファ)を」

 薄茶色の瞳を輝かせ、とびきりのお菓子を抱え込む。

 ・・・フィリウスとミリディアが手を組むと、ある意味、最凶。

―――


トリックアンドトリック!
ミリディア視点



「トリック・アンド・トリック!(いたずらしまくる!)」
「選択の余地なしかっ」

 思いっきり飛びついてきたミリディアをいつも以上に力を込めて叩き落とそうとするヴォルフ。

「だって、お菓子は自分で用意してあるもの! さぁ、いたずらされるがいい!」
「お前なぁ! 普段からそればっかりじゃねーか!?」

 背後から服の中に潜り込んだミリディアを捕まえようとするヴォルフ。その手を掻い潜ってするすると登って襟ぐりからすぽっと頭を出すミリディア。

「そればっかり言わせるヴォルフが悪いんでしょ!? それに今夜は特別な夜だもの。とびっきりのいたずらを用意してるに決まってるじゃない。あ、主にセクハラ的な?」
「あほだ、オメェは!」
「覚悟!」
「覚悟、じゃねぇっ!」

 ・・・今日も、いつも通り。


[一言]
あははは〜♪
おかえり〜(´∇`)


旦那様ったらリアルで飼育員してるし( ̄0 ̄;)

まぁ、早いとこ仕事は終わらせて抱っこ(笑)してねんねしたらいいさ(゜∇^d)!!
  • 投稿者: リィ
  • 女性
  • 2013年 03月25日 01時18分
リィさま

た、ただいま戻りました!!(どきどきどき)

遅くなってしまってすみませんーっ!!(スライディング土下座)

リアルで飼育員(爆)
た、確かにっ!!

きっと夫もグレインも家に帰るためだけにさっさと仕事を片付けるに違いない・・・(そしてその背後は死屍累々)

抱っこでねんね、したいですしね!(いい笑顔)

抱っこでねんね・・・この響きが好き・・・(うっとり)


おこた


※というわけで、季節外れ第二弾! ハロウィンの時の、レイン&グレインをお送りします!
 今日はハロウィン、ハロウィン・・・と呪文を唱えてから、どうぞ!!(←マテ)


―――

二度目のハロウィン

トリート・オア・トリート!
※レイン&グレインの場合



「トリート・オア・トリート!(お菓子か、もてなしか!)」
「・・・トリック(いたずら)は、ないのか?」

 レインの言葉に、あからさまにしょんぼりするグレイン。
 レインはしてやったり、と会心の笑みを浮かべる。

「君相手に安全に仕掛けられるいたずらなんてないだろう。返り討ちはごめんだよ。さぁ、お菓子をよこしたまえ。お菓子がないなら・・・っ!? こ、これ!?」
「最高のトリート(お菓子)を。それが望みだろう?」
「・・・よく手に入れたね」

 グレインがすかさず渡して来たのは、レインがずっと前から一度食べてみたいと思っていた幻のお菓子。
 嬉しいけど、ちょっと悔しいレイン。

「さて、レイン? トリート・オア・トリート?」

 隠していたお菓子を出そうとして固まるレイン。
 いつどこでグレインに仕掛けられても良いように家中のあちこちに隠しておいたのは、質より量のお菓子で、最高級のお菓子をもらった後だけに、何だか非常に出しにくい。
 もっとしっかりした物も準備しておくんだった、と激しく後悔しつつ、でもいたずらされるのも絶対嫌だし、と固まったレインに。

 ちゅ。

 驚いて怒ろうとしたレインを素早く捕獲したグレインは、もう一度。

 ちゅ。

 暴れるといつまでも続いてしまいそうな予感がしたレインが無抵抗でいると、蕩けたような幸せそうな笑みを浮かべるグレイン。

「最高のトリート(ご褒美)だ」

 最高のお菓子を抱える二人。
 ・・・結局、グレインが一枚上手かも?
[一言]
わ~い\(^ー^)/離縁が更新されてる~~~!
と脳内で万歳三唱してしまいました(笑)
更新ありがとうございます&お帰りなさいませm(_ _)m。

夫よ…寝ぼけて妻を殺しかけたって( ̄○ ̄;)
夜もウーマさんは頼りになりますな。
さすがウーマさん!(b^ー°)

季節の変わり目は体調をくずしやすいので、ご自愛ください。
次回も楽しみにお待ちしております。
  • 投稿者: hAly
  • 2013年 03月25日 01時01分
hAlyさま

早速の感想ありがとうございます!
わーい、わーい、わーいっ!(万歳三唱)

更新を待っていていただき、有難うございました!
そして、遅くなってしまって申し訳ございません!!(土下座)

寝ぼけた夫は、超危険人物なのです(真顔) 
何しろ、全身凶器なお方ですし、体重もありますしね・・・(汗)

ウーマさんは、本当にナイスな子です!
対妻には癒しを、対夫には身を挺して挑発しつつ諌める万能さ。

季節の変わり目・・・早速風邪っぴきになっております・・・(←はよ治せ)

次回も楽しみにしていただけると!?
そ、そんなことを言われたら、うれしいじゃないですかーっ!!!(←落ち着け)

なるべく早く更新できるように、頑張ります!(決意)


おこた

※お礼小話ですが、思いっきり季節はずれなのですが、ハロウィンの小話を一つ。
 じ、実は去年のハロウィンのときにアップしようと用意したのですが、間に合わなかったものだったり・・・。時期はずれもいいところですが、今日がハロウィンだと思って読んで頂ければ嬉しいですっ!


―――

二度目のハロウィンを迎えた夫妻たちのそれぞれの小話をどうぞ!


トリック・オア・トリート(妻視点)


「旦那さま、トリック・オア・トリートッ!?(お菓子くれなきゃ、いたずらしますよっ)!?」

 勢いに任せて、詰め寄るようにして言うと、夫はちょっと首を傾げました。
 あ、あれ? 何となく、焦げ茶色の瞳が迷うように揺れているような気がします。
 たいていのことは即決する夫にしては、珍しい。
 そんなに意外だったのでしょうか、と考えたところで、はた、と気づきました。

 もしや、これは。
 旦那さま、お菓子を持ってない!?

 ということは、いたずらしちゃっていいってことですか?
 え、これは予想してませんでした!
 どうしましょう、どんないたずらにしましょう!?

 慌てて良いいたずらがないか考えていると、ふと、焦げ茶色の瞳が緩み。
 そして、そのまま抱き上げられ・・・って、いや、ちょっと待って下さい!

「だ、旦那さま!? い、いたずらは私で、旦那さまじゃないですっ」

 このまま私がいたずらされてしまいそうな予感に焦って、かなり変な言い回しになっちゃいましたが、どうやら旦那さまはちゃんと聞き取ってくれて、寝室の入口で立ち止まりました。
 あ、あぶなかった・・・。
 冷や汗を拭っていると、夫がいたずらを思いついた子供のような目で楽しげに私を見て来ました。

「トリート、の意味を?」
「お菓子、ですよね?」
「もてなし、だ」

 小さな子供をもてなす、ということでお菓子を贈るというのが広まったらしいです。
 へぇ、そんな意味があったんですね。
 で、それでなんで私は抱き上げられて居るんでしょうか?

 ・・・なんだか、ものすごく嫌な予感がするのですが。

「精一杯、もてなそう」

 楽しげな瞳の奥に熔けるような熱を灯した夫に、一生分のもてなしを強制的に受けさせられた私は、翌日、決意しました。

 ・・・もう二度とハロウィンなんてやりませんっ!
[一言]
小話で婚姻立ち合いの神官さま視点読みました!
旦那様も奥様の天真爛漫なフォローと「俺の嫁(もん)」と
独占欲がでてきて無自覚でおちているのがもうたまらんかったのですが、
神官さま側からみた2人もよかったです。

あと、下のへたれわんこもかわいいですね~。
早く誤解が解ければ、旦那様のコンプレックスも少しは改善されるのではないかと。
頑張れわんこ!奥様をみならうんだ=っ。っていっても旦那様が中々外に出さないので会う機会はめったにないか・・・。
うん、自力で頑張れ~(←生暖かい目)

これからの続きも楽しみにしてます!(^^)!
葉月さま


感想ありがとうございます!
復活に長いことかかってしまって、すみません!

小話の方も読んでいただけましたか♪
かなり初期から無自覚で落ちまくりの夫です(笑)
神官さまはこれから二人を見守る立場になったので、きっと柱の陰からいろいろ突っ込む、突っ込み担当になる予感が・・・。

へたれわんこ(爆笑)・・・ま、まさにっ!
緊張しすぎて目つきも態度も極悪になりつつも、脳内で悶絶しているわんこですが、たぶんこれから頑張って挽回していくことでしょう!

なにしろ、貴重な夫好きなので(汗)

ぜひとも妻とワンコに夫について熱く語り合ってみてもらいたいものなのですが、もしかしたら奥様見習うついでに仲良くなったりとかしたら・・・あ、危ない(←ワンコ、後ろ後ろっ!!)

これからもカメさんペースですが、少しづつ更新していきたいと思いますので、お付き合いいただけると嬉しいです♪


おこた

※お礼小話ですが、以前アップした妻たちの動物園めぐりのレイン視点をお送りしたいと思います! 脈絡がなくてすみません・・・(滝汗)
楽しんでくれるといいなぁ、と願いつつ。


―――

動物園レイン視点



 気がついたら、友人とはぐれてた。

 ちょっと目を離した隙に。
 口で注意するだけでなく、しっかり手を繋いでおけば良かった。
 初めての動物園で、興奮しきっていたのがわかって居たのに。
 まぁ、でも友人は無自覚な方向音痴だけど、はぐれたと気付けばそう遠くへは行かないだろう。
 ・・・気付かないまま、遠くへ行っている可能性も捨てきれないか。

 近場を一通り探してみたけど、見つからなくて、レインは小さくため息を吐いた。
 すれ違っているのかもしれない。とりあえず、しばらく一カ所で待ってみたほうがいいかも。

 一緒に来た他の面々は、それぞれお気に入りの動物を熱心に見ていたから場所は分かっているし、待ち合わせ場所と時間も決めてあるから心配ないだろう。

 立ち止まった場所は、ちょうど狼エリアの前だった。黒や灰色っぽい色の狼たちが数匹ジャレあっている中で、一匹だけ離れた所で丸くなっている狼がいる。
 なんだか、他の狼達と比べて色が薄いな、と思ったら。
 狼が顔をあげて目があった。
 色が薄いんじゃなくて、銀色だった。
 銀狼か!
 輝くような綺麗な被毛をもっとよく見たいな、と思ったのが通じたのか、深い湖のような青い目が真っ直ぐにレインを見て、ゆっくりと近づいてきた。
 目付きが鋭すぎるのと、やけに身体が大きいな、とは思ったものの、目の前にちょこんとおすわりした姿は、なかなか恰好良い。

「みんなと遊ばないの?」

 声を掛けると、ふんっ、と鼻を鳴らした。
 ・・・なんか、あんな遊びに興味はない、的な高飛車な感じがしたけど、偶然か?

 動物好きと言うか異常に動物に好かれる体質の友人の周りにいる、ちょっと変わった動物達のせいで、動作にいちいち意味がありそうな気がしてしまうけど。

「私もみんなとはぐれちゃったし、ちょっと一緒にいようか」

 と笑いかけてみると、どこか不服そうに目を細める狼。

「なんだ、ちょっとじゃなくてずっと一緒に居たいの?」

 からかうように言ってみると、細くなっていた目を大きく見開いて、低く唸り出した。
 そんな訳あるかっ、って声が聞こえてきそうだけど・・・でもさ。
 本人(狼)は、背後の状況に気づいていないらしいけど。
 ・・・ものすっごい勢いで、尻尾振っちゃってるからね、君。

「君みたいな子とずっと一緒に居れたら楽しいんだろうけどなぁ。でも君はここの動物園の子だしね」

 微笑ましい気持ちのまま優しく語り掛けると、尻尾の動きを止めてじっと見つめてくる。
 本当に、綺麗な目。
 ずっと見ていたいような、自分を映していて欲しいような、そんな気持ちになって来てしまう。

 ・・・重症だな。

 友人の影響を受けるにもほどがある、とレインは苦笑を浮かべて立ち上がった。

「さてと。そろそろ行くよ。付き合ってくれてありがとう」

 もう行くのか!? って思っているっぽい。
 勢いよく立ち上がって、更に近づいてきた。

「君と居たいのは山々だけどね、はぐれた友達を探しに行かないと。彼女は時々、突拍子もないことをしでかすから心配なんだ」

 少し屈んでしっかり目を合わせて言うと、青い目の銀狼はふんっ、と鼻を鳴らして背を向けて行ってしまった。
 本当に言葉が通じてるみたいだ。
 この子に会いに、また動物園に来てみてもいいな、と今後の予定を頭の中で調整していると、檻の反対奥まで歩いて行った銀狼がくるり、と振り返った。
 一気に走り出す。

 え、と思う間も無く。
 銀色身体が宙を舞い。

 檻を飛び越え、堂々とレインの真後ろに着地した。

 え、えええっ!?

「すっ、凄いっ!! っていやいやいや違うそうじゃなくて、駄目だろう、檻を飛び越えちゃ駄目だろう!?」

 一瞬でパニックになったレインが思わず零した賛辞をしっかり拾った銀狼は、得意気に鼻を鳴らすと、ついて来い、と言わんばかりに何度か振り返りながら歩き出した。
 レインの苦情は、聞こえない振りをして。

「いや、君絶対私の言葉分かってて無視してるだろう!?」

 ぎゃいぎゃい騒ぎながらもちゃんと付いて来るレインに、銀狼の尻尾が大きく揺れる。

 この後、銀狼の案内で向かった先で『時々突拍子もないことをしでかす』彼女が檻の中で幸せそうに熊をモフリ倒しているのを見つけたり、ライオンに子猫のように運ばれながら大暴れしている別の友人を宥めたり、もう一人の友人にくっついてどうしても離れない鷹を引き取る手続きなどで大忙しだったレインは、疲れ切って家に帰り、直ぐに爆睡し。

 翌朝、銀狼がちゃっかり同じ寝台で眠っているのを見つけて絶句する。

 ・・・レインと銀狼の攻防が始まった。


―――


「帰りなさい!」
「(聞こえなーい)」

 人間バージョンならきっとグレインに勝ち目はないけど、銀狼バージョンなら有利、かも?

 そして女性陣で行動すると、レインが苦労性に・・・(憐)



[良い点]
無口無表情なだんな様はこんなこと考えていたんですね。本編同様、童話を読んでいるような感覚で楽しめました。素敵なストーリーをありがとうございます。
萌えつぶ。さま

感想有難うございました!
そして、返信が恐ろしく遅くなってしまって、申し訳ございません!(謝)

旦那様、無口な割に、とってもいろいろ考えています(笑)

本編の妻視点では全く見えなかった部分も、夫視点を通して書けたらいいなぁと思っています。

相変わらずの遅筆ですが、お付き合いいただけると嬉しいです!


おこた

※感想のお礼小話に、わんわん物語(←だから違うって)の後編をお送りします!
犬っころな彼も、いろいろ考えているんです(生暖かい目)


―――
わんわん物語(青年視点) 後編


 出だしが上手く行かないと、なかなかあとから修正するのは難しい。
 さっさと挨拶し直すなり話し掛ければいいものを、緊張しっぱなしで口が休業していて頭は大混乱真っ只中。

 俺って、こんなにヘタレだったんだ・・・。

 どっぷり落ち込みながらも案内を続けたのだけど。
 その後も案内する先々で爺さん婆さんがひっくり返ったり、悲鳴をあげて逃げ出したり。

 挙げ句の果てに、商品をぶちまけられて、逃げた家畜を捕まえる手伝いをしたら、泥棒呼ばわりされたり。

 どいつもこいつも、俺の恩人になんてことを!

 ・・・って怒鳴り散らしたいけど、いつまでたっても血の気が戻らずふらふらしている俺に、そんなこと出来る訳もなく。

 強面なら、料理屋を夫婦でやっているヴォルフさんでいい加減慣れたずなのに、どうして街の人たちがあんなに怯えていたのかが分からない。

 どことなく彼も諦めているというか、慣れているというか。

 移動中に、街の悪ガキ共がまた何かやらかそうとしているのを見つけて問いただそうとしたら、彼を見た瞬間に整列して頭を下げて挨拶していた。
 ある意味、街の住人たちの中でこれが一番まともな対応だったのかもしれない。
 あとで聞いたら、ヴォルフさんから、馴染みが新しく自警団に入ることを聞いていたらしい。

 そういえば、少し前に入った新人のグレインさんに絡んだ身の程知らずな悪ガキが、何をされたのか、その日の内にすっかり大人しくなって、ヴォルフさんに爆笑されていたっけ。
 絡んでいい相手かどうかもわからねぇのかって。
 グレインさんはヴォルフさんに比べれば細身だし、美形だ。優男にさえ見える。
 が、絡んでいい相手かどうかでいえば、ヴォルフさんよりある意味やばいと思う。
 ヴォルフさんならある程度面白がってそれなりに相手をしてくれそうだけど、グレインさんは情け容赦なく、全力で潰してきそうだ。
 ・・・実際、その悪ガキは潰されたらしいし。
 その関係で、奴らは自警団の新人に関する情報に敏感なのだろう。

 俺にも、その情報を回しておいて欲しかったっ!!

 結局、挨拶回りは、小さな騒動の連続でまともな挨拶はほとんどできないまま終わり。
 そして無言で先導し続けた俺は、結局、ほとんど全く話せないまま。

 ・・・マジで。
 俺の、役たたずっ!!
 せっかくゆっくり話す絶好の機会だったのにっ!

 激しく自分自身を罵りつつ、あまりの無能っぷりに気が遠くなりそうなのを堪えて鍛錬所へ戻ると、馬車が一台止まっていた。

 御者台には、街の生き字引、リーイス爺さんが座ってる。
 俺がどんなに後ろを歩く人に憧れているかを良く知っているリーイス爺さんに、嫌な予感がした。
 目があった途端、爺さんがにっと笑う。

「坊、せっかく長年の想い人に会えたんじゃろう? チビ共を見習わんと」

 ・・・ば。
 ばらしやがったぁぁぁっ!?

 本人の目の前でバラされてしまった羞恥心と、今日のいろいろな出来事が一気に蘇って頭に血が登った俺は、過去最速で鍛錬所に逃げ込んだ。
 挨拶も、今日の態度の言い訳も、明日の約束も、しないまま。

 そしてその後も、あの日のお礼を言うどころか、まともに話せるようになるまで、相当時間が掛かってしまったり、する。

 ・・・俺の、俺の。
 ・・・ドヘタレがぁぁぁっっ!!(号泣)


―――

おまけ

「あいつ、またやってんのか」
「いい加減、普通に話せばいいのになぁ」
「いや、それができりゃ、壁の隅っこで号泣してねぇだろ」
「青いねぇ」
「いつまでかかるか、賭けてみる?」

 最初こそ、明らかに堅気ではない要望の新人に警戒していた自警団メンバーも、今はもっぱら生暖かい目でじれったい青年の動向を見守りつつ、賭けで盛り上がるのだった。

 ・・・一口、乗ってみる?
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