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[一言]
自分も、あこぎが大好きなもので、タイトルにあこぎとあって、気になって読んでしまいました

落窪は何度かさらっと読んだことはあるんですが、他の方の感想を読んでみると、また新しい発見がありました

とても面白かったです
  • 投稿者: プリムラ
  • 15歳~17歳 女性
  • 2018年 04月14日 19時33分
[一言]
落窪物語、とても面白かったです‼︎

古文というと学校の授業でも読むのが難しくて興味の持てなかったのですが訳文もわかりやすくて続きが気になって読むのが止められないほどでした。姫君が翁と一緒になる時はハラハラしましたし、念願叶って男君と一緒に暮らす日々はとても楽しそうで最後はみんなハッピーエンドに終わって本当に良かったです。
筆者さんの感想文が面白くて学校の授業の古文も以前より楽しく思えるようになれました。ありがとうございます。
  • 投稿者:
  • 2018年 01月03日 02時32分
[良い点]
古典を現代に蘇らせる素晴らしい作品でした
  • 投稿者: すとら
  • 2017年 05月08日 18時43分
[一言]
落窪大好きなので、このような作品に出会えて嬉しいです。
まだ読みはじめなのですが、読み終わったらまた感想書きに来ます。
  • 投稿者: 安積
  • 2017年 03月28日 20時25分
ありがとうございます!

我が文章力はともかく、愛情だけはたっぷり込めた感想文です(笑)
お楽しみいただければ幸いです!
  • 貫雪
  • 2017年 03月29日 10時09分
[一言]
落窪物語、大変楽しませていただきました。

さて、最後の一文の「風の噂では、典薬助は本当はまだ、二百歳になって生きているとか。」という部分ですが、長寿という点で、義経の家来であった常陸坊海尊が、義経と共には死なず、その後長生きをし、源平合戦の事を詳しく語ったりした、という伝説を思い出しました。

そこで、想像の翼を広げますと、落窪物語の冒頭が「今では昔の事になってしまいましたが」と記載されていることに対応して、「昔の話がなんで今に伝わっているの?」「まるで見てきたように書いてあるけど、本当なの?」という読者の疑問に対し、実は、登場人物の1人である典薬助がその後も長生きして、この物語を語ったということを匂わせるという、作品の作り込みとして、最後の一文が書かれたのではないか、と思うわけであります。

そう考えると、典薬助関係の記述が、やけに生き生きとしているのも、そこは作者の趣味ではなく、典薬助の体験談ですから、という説明がつけられますね。

ご感想だけでなく、鋭いご指摘が……!

なるほど。老中納言家の邸内に暮らしていた典薬助だからこそ、落窪姫と彼女にまつわる人々の詳細な内容を語ることができる。
そして憧れの人『落窪姫』の人間描写はどこまでも美しく、徳の高い人物として描かれているのかもしれませんね。

典薬助に関する最後の一文は、正直腑に落ちない気持ちが強かったのですが、このお話そのものが彼の体験談だと考えると納得出来ます。

一人の老人の苦しい身に余る恋の顛末と、それにかかわった貴族たちの時に華やかで、時に冷徹で、時に滑稽で、時に心温まる物語。
それは振られても憧れの女性の行く末の幸は見守り続けずにはいられない、典薬助の心そのものであり、その周辺の貴族たちの盛衰には、一人のしがない老人の冷静な観察の目が向けられた。

そう考えると典薬助という人物は、一層輝きを放ちますね。『落窪物語』の新たな魅力が発見できました。

ご感想はもちろん、素敵な考察をしていただき、本当にありがとうございました。
  • 貫雪
  • 2017年 03月29日 10時07分
[一言]
最近、このサイトをはじめ懐かしい落窪物語をみつけ嬉しくなり書かせていただいています。
あこぎちゃん良いですよね。良くも悪くも深窓のお姫様(まあ大切にされてはいませんが)を助けるべく奮闘する活躍ぶり。
一気には読めないので、時間のある時少しずつ楽しませていただきます。
拙作にお目を止めていただき、ありがとうございます。
ここは小説サイトのはずですが、この作品に関しては私の完全な個人的感想が書かれています。
それも客観的感想ではなく、どちらかと言えば落窪物語ファンによるファンブック的な感想です。

あこぎちゃん、本当に良いですよね~! このお話の中心は少将と姫君の純愛ストーリーのはずですが、私が思い入れを綴ったら前半は「あこぎちゃん奮闘記」のようになってしまいました。
彼女は年若くともわずかな知識とささやかな体験から、姫に降りかかる様々な難題を解決する頭の良さと行動力があり、その姿は爽快で読者を惹きつけてやみません。
そしてその行動の源にあるのは、姫への献身的な愛情です。爽快さの裏にある深い愛情は、読む人の心をとても温めてくれます。
彼女の活躍ぶりと、姫との深い友情が少しでもお伝えできていれば幸いです。

後半、あこぎちゃんの出番は少なくなりますが、姫をめぐる人々の人間模様も興味深いお話です。
落窪物語の魅力を知る一端となれば幸いです。

ご感想、本当にありがとうございました。
  • 貫雪
  • 2016年 09月28日 08時58分
[良い点]
「落窪物語」に登場する和歌の現代語訳を調べたのをきっかけに、一気に最後まで読んでしまいました。易しく読みやすく、それでいて品のある現代語訳に、貴族の暮らしぶりや、当時の文化を踏まえた登場人物たちの気持ちに寄り添った解説までが添えられていて、大変面白く、勉強になりました。
[一言]
とっつきにくいはずの古典である「落窪物語」を純粋に、物語として楽しんで読めました!シンデレラのような、おとぎ話のようなものと思っていたのですが、実際はかなりリアルでシビアなところもある「小説」だったのですね。泣いてばかりだった落窪の君がしっかりとした優しい北の方に成長したり、意地悪な中納言の北の方が最後のほうはすっかり丸くなっていたり、登場人物たちの心が徐々に変化していくさまが印象的でした。あこぎや帯刀が最後のほうは出てこなくなってしまったのが寂しかったけれど。

またほかの作品も読ませてください。良い読み物に出会わせて頂き、ありがとうございました。
  • 投稿者: かるら
  • 23歳~29歳 女性
  • 2013年 11月30日 01時53分
ありがとうございます。
そうです。このお話は結構な時間の長さを描いたまさに「小説」ですね。私も最初は短くまとめられた方の話を読んでいたので、全文を読んだ時の衝撃と面白さを伝えたくて、衝動的に書きはじめたのがこの感想でした。
本当は出だしの勢いのある恋愛部分と、その後のあまり知られていない部分をエピソード的に短く書くつもりが、あれもこれも紹介したいと欲が出て、結局全部書いてしまったんです。
楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
こちらこそ、つたない文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
  • 貫雪
  • 2013年 11月30日 07時43分
[一言]
だいぶ昔に一度荻窪物語を読んだきりだったので、この感想文のお陰でもう一度楽しめました。
現代語訳だけではなく、解説もわかりやすく、当時の考え方や風俗、習慣がわかって面白かったです。
以前読んだ現代語訳では、継母達に仕返しをした後、姫の正体を明かして和解したところで終わっていたような気がしていたので、こんなにその後が語られているとは思いませんでした。
でもこの作品の魅力は復讐が終わった後にあるようですね。

誤字かな?という所を見つけたのでご報告します
62部6行目 ×一条皇子→○一条大路ではないでしょうか?
  • 投稿者: 斉凛
  • 女性
  • 2012年 08月21日 09時28分
この長い文章にお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
そして、ああ、やってましたか。書き終えてからも時々誤字の修正をしていたつもりだったのですが。
さっそく直させていただきました。道が人になっちゃってるよ~。

私も初めて読んだ物は、姫との和解で終わった作品でした。
それがきっかけで全巻読んでみたら、こんなに面白い話だったのかと驚きまして、
思い切って本文にも挑戦してみました。
素人にはやはり難解でしたが詳しい解説が載った本だったので、
古語辞典を引きながら、どうにか理解出来た感じです。

前半を過ぎてからは「恋物語」というより「人間の悲哀の物語」としての楽しさがありますね。
当時の貴族が世知辛い中で懸命に生きていて、しかも想像を超える華やかな暮らしぶりで、
調べていてとても楽しかったです。

不出来ではありますが、少しでも本編のよさが伝えられたのなら、嬉しく思います。

御指摘と御感想を、ありがとうございました!
  • 貫雪
  • 2012年 08月21日 17時26分
[一言]
お世話になっております。
まずは完結おめでとうございます。
こちらが行きつくのはかなり先になりそうですがw
「20.三日夜の準備」を読ませていただきました。
もうちょっとで落窪物語自体が追いつくので少しペースを落としておきます。

叔母さんが大活躍のシーンですね。シンデレラであれば魔法使いに相当する存在でしょう。
諸外国であれば脈絡なくも感じる登場をすることも多い便利な立場ですが、
落窪物語ではあこぎの性格設定の一端に絡んでいる重要な要素ですな。
こういう構成も平安期の物語としては珍しいのではないかという気がします。
細かいところがイチイチきちんと考えこまれている印象があるし、実際にこめられているようです。
本編の解説がそういう風に解釈しているという意図はありますが、
あの平安朝の状況説明がほとんどない文章でよくぞこれだけ考察させる内容を描いたものだと感心します。

方違えの風習も、ほとんど形式だけのものだと当時の者たちも思っていたのでしょうな。
わかっていても断れない伝統や慣習、それに従わなければならない生き方、
この辺を現代文できっちり描ければ時代観を示せそうな気がしますな。

そして、そんな風に利用するものでも、やはり根っこの部分で逆らえない精神性も含んでいるようです。
落窪物語の中で今のところ唯一腑に落ちない部分、姫と少将の初夜のところが該当します。
「おちくぼ姫」では表現を控えてあったようですが、物語的には夜這いが完遂して、
姫が承諾もしていないのに、あこぎすらが納得してしまう。
ここの理由だけがどうにも腑に落ちません。
刀帯との会話で宿世と言われて、それでいいと話を進めてしまうんですよね。
流れの中でなら少将の誠実な部分もわからなくはないのだけれど、
この場面での行動と企みを経ても結婚の相手として認めてしまうのは、他の部分の入念さに比べて
粗っぽいというか雑な感じがしてしまう。
それこそ神仏の縁、みたいなもので通しているような強引さが引っかかる。
当代の人たちは世の流れとして納得しうる、せざるを得ない背景があったのでしょうか。
他の緻密な構成に比べてここだけがひどく杜撰な印象すらあります。
こういった風習・通俗を否定してはいけない、みたいな風潮でもあったのでしょうかね。
あるいはこの作者をもってしてもこれで通せると思うほど一般的な感覚だったのか。
こういった「当たり前」の部分を創作ではきちんと理屈をつけて理解を促さなければいけない。
史実を背景にしている落窪物語を解析することでなにかの参考になればいいのですがねぇ。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 08月12日 23時13分
管理
いつも丁寧に読んでいただき、ありがとうございます。
現代語訳と比べながら、ようやくの思いで読んだあの本文。もう追いつけそうですか。早い!

さすがにこの話だけでは状況を書けないので、源氏や伊勢の創作訳(現代語訳というより、小説風)
田辺さんの王朝小説や陰陽師、新書で読んだ雑学をもとに想像を働かせました。
それにしても落窪は他の作品よりずっと写実的です。
小間切れで漠然としていた知識が、落窪に触れることによってずっと具体化しました。
そこを強調して書いたので、解説が濃くなったところはあるかもしれません。

方違えの説明はこの作品だからこういう書き方になったところがあります。
これが源氏物語だと、もっと本気で神罰を恐れている感じになります。
その源氏でも主人ではない男が女性に契りを結んでしまい、それが主人の友人で皇子でもあったため、
付き添う女房が「重い物忌み」といって皇子を隠し通す場面がありますし、
便利に使っていたのは確かなんですが、落窪でも根底には本気で神罰を恐れる心があるからこそ、
物忌み、方違えが言い訳として通用したんでしょう。
一言にすれば、人々がそういう社会通念を持っていたと言う事になるんでしょうけど。
恐れながらもその利便性は利用する。この矛盾を理解するのは難しそうです。
古代から中世へ人々の意識の写り変わる途中なのかもしれません。

姫と少将の初夜にもそういう色合いが残っているんだろうと思います。
もともと「妻問い」の「妻」は「夫(つま)」でもあり、女性からのプロポーズもありました。
男性が女性を選ぶという発想は後から始まった結婚観です。
想像の域での話になりますが御仏による前世の宿世論が浸透する前から男女は神の導きで、
縁づくと言う考えがあったかもしれません。
そこに娘を通して労働や財産などをより良い者に継がせていく仕組みが必要とされ、
男性も良い条件の婚家を選び始めたのでしょう。

平安期ではまだ「家」の意識が強くは無く、能力があれば個人の独立によって財を継承する
考えが中心だったようです。
それが家を継承すると言う考えが浸透するにつれて、平安中期あたりから少しづつ
父親の地位、財産、労力などを長い時間力を込めて育てた長男に譲る傾向が起きたのでしょう。
物語でも長男は特別という意識が芽生えてきていますから。

男女の縁と互いの労力の提供から財の確実な継承の婿取りへ、そして家の継承のための嫁取りへ
婿取り婚でありながら「姫盗み」が世の人々に受け入れられている。
これも人々の意識の変化の途中なのかもしれません。理屈で理解するのは難しいかも。
この辺は私、最近分かり出したんですけどね。小説で何となくそんな感じかな? 
と、とらえていただけで。時代の常識なんて矛盾が多いものです。

とにかく貴族社会に都合のいい部分以外は、記録さえあまり残っていないのが現実。
落窪や今昔のように事実を細かく残した作品の方が特殊でしょう。
後は私達の想像力によって理解を深めるしかないと言うのが、現状のようです。
それを人に分かりやすく伝える・・・いやあ、難しいです。本当に。
  • 貫雪
  • 2012年 08月13日 14時25分
[良い点]
終わってしまいましたね。
お疲れ様でした、yukiさん。

終わってみて、何でこんなに惹き付けられたのか考えてみました。
でも、私、理論的でないのでよくわからないです。
ごめんなさい。
最初に読み始めたきっかけは、単純に「落窪姫」が好きだったからでした。
読んでみたらyukiさんの柔らかい口調が心地よくて、はまりました。しかも、優しい口調なのに、受け取り方によっては、皮肉にもからかってるようにもとれたり。何回読んでも面白かったです。

感想欄でのやりとりも、楽しかったし、元気をもらえました。ありがとうございました。執筆の邪魔ばっかりしてすみませんでした。
質問したことに必ず答えてくださるので、甘えて、何でもyukiさんに聞いてしまいました。すみません(汗)

現代語訳だけではなく、当時の生活や結婚観などを盛り込んであるのも読んでいて楽しかったです。
「現代人の私たちはこう思うけど、昔のひとは、コレコレこうだったんですね。」なんて比較して書いてあるのも、なんだか安心して読めました。
私の現代人として常識は間違ってないな、と。


色々考えて、結局、やっぱり面白かったから読んでいたんだな〜って思いました。うん、面白かった!
面白い作品を、ありがとうございました!
  • 投稿者: ケロ
  • 2012年 08月05日 04時45分
ありがとうございます。
その一言では足りないのですが、それでも言葉ではそれしか言いようがないのが残念です。

正直、ここまで調べたり、書いたりできるとは自分でも思っていませんでした。
書きはじめた時はこんなに面白いお話を「古典」だからと敬遠されてしまうなんてもったいない。
田辺さんの「おちくぼ姫」も素敵なのだけれど、原典のもつ爽快感、当時の特殊な事情の中で生きる人々の生き生きとした様子、当時の背景さえ説明すれば、姫はどれほど困難な中で生きていたのか、あこぎがどれほど一途な少女なのか、四の君がどれほど傷ついて、北の方はどんな思いの中で生きていたのかが、もっと伝わるはずだと思っていました。それを知ればこのお話はもっと面白がってもらえる。

でも、こんなに長い話で後になるほど訳しにくい、複雑な表現も出てきます。(もちろん、使った本の解説がとても丁寧で、特殊な訳仕方部分の説明なども細かく書かれていたおかげでもあります)
それにこの話は面白いのは前半の「姫の救出劇」までで、後は物語として完成度が低い、未熟な物語だ。後半は退屈だと言う事が、一般論だとあちこちに書かれていました。

私も理論的な感性を持ってはいません。感情派と言っていいです。
そして私はこのお話が最後まで面白かったんです。催し物の紹介や昇進の自慢ばかりで退屈な後半と言われているようですが、それはこの時代への理解を持って臨めば、楽しい場面のはずなんです。
当時の庶民たちも大きな邸の高い塀の向こうで、どんなきらびやかな出来事が起っているのだろうと、憧れを抱いたはずです。彼らも今の私達のようにそんな世界を知らなかったんですから。

この話はそんな人々の欲求にこたえているんです。その夢のような世界を私達も知る事ができるんです。そしてそこには人間模様も浮かび上がります。
そこに気づけば、絶対にこのお話は面白い。それを伝える力が私にあったかは別として、特殊な世界の中での女性たちのひたむきな生きざま、男性の必死な義務感と責任感。欲があり、建前があり、それゆえ献身さがあり、本気の思いがある。

最初の恋物語とは違う、人間の悲哀と成長がこのお話にはあると思います。客観的に、現実的に書かれているからこそ見える、人々の感情の物語。この話は全巻通して面白い。
生活の中で感情は生まれますから、生活感、時代の持つ彼らの生き方を知ってもらって、このお話の魅力を知ってもらえたら・・・。

私は学のない人間ですし、頭も決して良い方じゃないので、私が面白いと思う以上はちょっとした説明で楽しんでもらえる。そんな思いもあったのかもしれません。
それに答えて下さるように、ケロさんをはじめ、こうして読んで下さる方々がいる事に励まされて、自信のなかったこの感想文を、最後まで書く事が出来ました。

私一人では絶対にここまで出来ませんでした。知らない事や、訳しにくい所に引っ掛かれば、とっととあきらめたに違いありません。
特にケロさんにはこまめに感想をいただき、どんな情報を加えればより分かりやすく読んでいただけるのかを知る事が出来ました。古典を楽しむうえで、当時の生活を知る事が自分が思っている以上に重要なんだと言う事も知る事が出来ました。

御質問にも正確に答えたくて、確認をするうちに自分の知らないことを色々知る事も出来ました。
都の人口に色々な説がある事、邸の広さの調べ方も色々ある事、当時の衣類が貨幣価値にも近い重要さも分かっているつもりでしたが、あらためてこの欄でやり取りするうちに、当時がいかに布、紙、木の文化で、布の持つ重要性が高かったか思いをはせる事が出来たと思います。
当時の生活を調べるほどに物語の理解も深まりました。ここまでとは思っていなかったぐらいです。

感情が先走って書いたところもあります。表現も、もっと適切なやり方もあるのでしょう。未熟さを改めて思い知らされる部分も多くあります。
けれど本当にこの作業は楽しかったです。大好きなお話の楽しい所を分かってもらえる喜び。自分の書いた話しを読んでもらうのとは別の楽しさがありました。

あまり読んでもらえないかもしれない。でも、ちらっとこれを覗いた人が、気まぐれに「落窪物語」に興味を持って、このお話の楽しさに気付いてもらえたらめっけ物。
そう思っていたのに、こんな風にお付き合い下さる人がいたなんて。本当に嬉しかったんです。

ケロさんにはずっと励ましていただきました。そしていろんな事を知るきっかけを与えていただきました。おまけに変換ミスのご指摘までしていただきました(汗) ドジのフォローまでしていただき、申しわけありませんでした。とても、とても助かりました。

そして「面白かった」これ以上の賛辞はありません。この言葉をいただけただけで、私は十分すぎるほどのご褒美を頂きました。感謝しても感謝しきれないくらいです。

実は他の読者さんから、今度は『更級日記』に挑戦しては? とお誘いをいただいています。
これはある女性が人生を振り返った時、あこぎより幼い少女時代、特に複雑な事情の中で「物語」に憧れ、父に付き添って赴任先だった千葉から帰京の旅をして、心をときめかせた思い出を書きつづられたものです。13歳(今なら11、2歳)の少女の感受性豊かな世界が中心に書かれているようです。

旅情たっぷりの人生日記のようですね。出来るなら挑戦してみたいです。もし、書きはじめた時、ご興味をひかれたら覗いてやって下さい。

本当に細々とお世話になりました。心からのお礼と感謝をお伝えしたいと思います。
最後にもう一度、本当にありがとうございました!
  • 貫雪
  • 2012年 08月07日 22時43分
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