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[良い点]
文章力が高く、構想もしっかり練れている感じがしました。

文章に関しては違和感を感じることがなく、スムーズに読めました。

[気になる点]
まず最初に正式に出版社へ作品を投稿する場合、今作のような専門知識を必要とする単語が出てくる作品では、専門知識が無い人にも楽しく読んでもらえるような配慮が必要となるということを前提として書かせていただきます。


他の方も述べていましたが、車や、それに関するバトルについてを主題とする場合、筆者の文章では少し丁寧すぎる気がします。

純文学の場合はそれでも良いのですが、今回に関してはせっかくの内容なのにスピード感を表現できなくなっているように感じます。
具体的には、バトルの最中に長い心理描写が入るとそれだけでワンテンポ置かれてしまいます。
焦燥感や、逼迫とした状況を表すのにおいてはある程度心理描写を省いても良い気がします。(極端に言うとですが)


また、作中での主人公と理恵に関する過去のエピソードにおいて、彼氏がいるのに他の男性に告白され、呆れられたからという勘違いが原因とはいえ正式に振られたと言うわけでもないのに別の男性と付き合う理恵が悪女に見えました。
また、そのことに関して周りの反応がやけにあっさりとしてたのに強い違和感を覚えました。
この辺りで物語に感情移入出来なくなってしまいました。
もう少しこのエピソードについて触れてほしかったです。

[一言]
色々と書かせていただきましたが、個人的にすごく応援しているので頑張って下さい。
感想ありがとうございます。
恥ずかしい話なのですが、自作においてすら、他の人に言われて初めて気づいたり思い付いたりするポイントがたくさんあります。
エピソードについてのご指摘は「なるほどな」と思いましたので、早速手を入れてみたいと考えています。
現在、いろいろな意見を受け入れた上で本作の改訂作業を行っておりますので、改めてアップした際はまた忌憚なきご意見をいただけたらなと思います。
[良い点]
・あまりに未開拓なジャンルに手を出したところ
・読者を作品に引きずり込む文章力
[気になる点]
行間の取り方とセリフの魅せ方。

改行とかはしっかりされているようですが、もっと行間に空間を作ってもいいような気がします(伝わらなかったら申し訳ない)。あと、セリフを文章中の繋ぎとして挿入するのでは無く、単独した状態でデデンッて持って来て行間に空白を作った方が良いように思えました。少し読みづらいです…

なろうに「この世界がゲームだと俺だけが知っている」という作品がありますが、この作品の文体は参考になると思います。

時間に余裕が取れた時に直してみてはいかがでしょうか?…偉そうなことを言ってすみません。

[一言]
 車に関して興味を持たず、ずっと軽自動車に乗っていた人間としては車に関する知識が増えて嬉しいです。「頭文字D」も途中までは面白く読んでたんですけどね…

 そして、自分は「なろう」で車をテーマにした作品を見たことが無いため、この作品に出会えて良かったと感じたのが正直なところです。レースの場面とかは、特にしっかり描写されているので簡単にイメージ出来て、読んでて爽快でした。

 また、読み返したいな と思っているので、「悪い点」として記載した点について、ご一考下さればと思います。


  • 投稿者: Mr.M
  • 男性
  • 2012年 08月10日 09時50分
感想ありがとうございます。
実はただいま絶賛改訂作業中ですので、ご意見いただいた部分は考慮してみたいと思います。
ドマイナーな本作を読んでいただいたことに感謝します。
[一言]

 再び参りました。江戸ノ野良です。

 具体的なことを書かずに面白くないなどと言ってしまい、さぞ役に立たない気分の悪い感想になってしまっていたこと、お詫び申し上げます。
 多少上目線な文になってしまうかもしれませんが、個人的に問題と思った点を書かせていただきます。

 まず序章。専門用語が多すぎて、車の運転をしたことがないものにとっては、さっぱり状況がわかりません。伏線としたはすごくいいと思うのですが。そのあとのバトルのシーンではわかりやすくなっているにも関わらず、冒頭だけ配慮がないようです。本当は楽しく読めるはずの読者が、冒頭を見て読むのをやめてしまいそうだと思いました。

 車に関しては、「興味がない」とは言いましたが、興味を引かれました。
 一章に関していうと、車という要素をとってしまうと、残るのは、
・年が離れた幼馴染の女の子が男を起こす
・あまりに無防備だと呆れながらも男は女の子を意識せずにはいられない
・モテるのに彼氏を作らないという事を示す友達との会話
 このあたりがありきたりだと感じました。確かに、典型的な幼馴染よりは歳が離れていますが、憧れのお兄ちゃん的なものも良く見ますし、どちらにしても、展開や会話の一つ一つが既視感があります。むしろ、間に挟まれた車の話をしている部分が新鮮で、面白く読みました。

 一章の(3)~(5)辺りは車一色で、面白くなってきた感じです。正直、真琴が車にはまり込んでチームに入っていたということ自体は予想が出来ますし、意外性がないのですが、ある意味車や走り屋に関しては私は知識がないので、ありきたりと感じるわけがありません。興味津々で読みました。

 そのあとまたがっかりしたのが、バトルの理由です。まるで典型的な悪漢ではないですか。また、そのあと倫子が怪我をして、翔一郎が代わりに出るのも目に見えていますし、そしたら勝つのが当たりまえです。展開が読めるからと言ってつまらないというわけではないですが。

 倫子の事故が仕組まれたもので、それを「意趣返し」するのはとても爽快で良かったです。バトル自体を楽しませて頂きました。二章の中盤から終わりにかけては、なかなか夢中になって読みました。

 三章からは心理描写が段違いに増えている気がします。会話文にいちいち長い心理描写が挟まれると、ストレスです。会話が頭の中で繋がりませんし、心理の方にも集中できません。一か所一か所これは不要なのでは? とやるのは大変ですし、そこは作者様が考えることだと思うので省きますが。ここぞという場面で心理描写を入れ、細かい心理は例えば仕草や表情で示すなどしたら読みやすくなると思います。
 全体的に、あまり「視覚」がないんですよね。内面を描くのはいいのですが、外側の様子を見せて、想像に任せるのではなく、意図的に想像させることもした方がいいと思います。大事な複雑な心理は書き込んで、そうでない部分は表情で、という風にしてみてはいかがでしょう。

 三章に関しては、展開は普通に問題はなかったと思います。ただ、展開の割には書き込みすぎているような印象だったので、疲れてしまったという感じです。

>「軽蔑してくれても構わない。俺はむかし、“人を殺した”ことがあるんだ。オトコとして真琴から想われるのは光栄だが、それを受け入れるわけにはいかない。それが理由だ」

 正直、大事なこのセリフが私はあまりいいと思いませんでした。人殺しだから幸せになれないというのも、よく見るお話ですし、それをこうも単純に言ってしまっては、ありきたりに感じてしまいます。私的には、更に真実を隠した匂わせる的なことだけを言って、逃げられてしまう方がいいと思います。そうすれば、その後きちんと向き合う場面が引き立ちますし。

 4章の(1)に関しては、崖から落ちそうになってぶら下がっているところに助けが来るっていうのがいまいちピンときませんでした。現実的でないと断言はしませんが、リアルに感じられませんでした。どのくらい小さな子供かはわかりませんが、そんな崖があるところで、両親は何をやっていたんでしょう? また、小さな子供が咄嗟に捕まって自分の体重を支えられるでしょうか? せめて、落ちそうになったところに助けにきたけれども間に合わずに一緒にころげ落ちた、の方が自然かと思います。

 このあたりから、私のイメージが、現実的な小説から、いかにもフィクション臭い感じになってしまいました。

四章の(3)に関して、
>「ミッドナイトウルブス」っていうのよ、と。
この一文を始めから予想して読んでいたのですが、それは過去を語るというシーンであって、驚きは必要ないということでいいんですよね。
 理恵の話のなかで、結局どういう感情の動きがあったのか伝わってきませんでした。なぜB君からA君に乗り換えたのかぼんやりしかわかりません。呆れられたからと言って、自分を好いているほかの男性に走ってしまったんですか? 感情移入が出来ません。


四章(6)に関して
>「ボクに、リンさんの強さを分けてください!」
この台詞が浮いて感じられました。現実的ではないですし、そのあとしていることはただの相談ですよね? この台詞が必要でしたでしょうか。

 最後のバトルは良かったと思います。正直、そこまでで疲れてしまっていて、いまいち印象が強くなく、盛り上がりには欠けましたが、ラストとして悪くなかったです。持って行き方に問題があるのだと思います。溜めすぎて価値が低くなってしまったような印象でした。

 終章に関しては、何も問題ないと思います。いい終わり方じゃないでしょうか。

 キャラに関していえば、正直真琴の「ボク」「にゃはは」「翔兄ぃ」辺りは苛々しました。自分のことをボクというというのはわかるのですが、その理由とそれ以外の振る舞いが矛盾しているように思います。なかなか甘えた妹キャラですよね。もっとざばざばしてしっかりものの本当にボーイッシュな女の子に「僕」と言わせた方がいいと思います。口調が普通であるならば、今のキャラに問題があるとは思いませんが。一人だけアニメっぽいキャラで、周りの雰囲気との違和感を覚えました。
 早苗のキャラはちょっと薄かったかと思います。典型的な親友であるというだけの人物でしたね。
 三十代の主人公に感情移入が出来なくてつまらなくなるなんてことはないと思います。キャラの中では一番人間臭くて好きです。
 全体的に、出てくる人物一人一人に魅力を感じることはなかったですが、つまらなくしてしまっているというほどのことはなく、人物を描くものではないようなのでこのくらいでよかったです。無駄にキャラを飾り立てられても邪魔になるだけかと思うので。

 石田 昌行様が懸念していらっしゃる点については、
 ・盛り上がりと爽快感に欠ける展開
 これに関しては、盛り上がりも爽快感もあるのに、上手く引き立てていないということが問題だと思います。
 ・読者の想像力が介入しづらい文章
 これに関しては、上で述べた通り、疲れてしまうという点で問題だと感じました。これがせっかくの展開をつぶすようなことになっているようにも思います。
 それ以外は全くの逆です。この感想で伝わればいいのですが。車という要素は間違いなく面白いですし、主人公も魅力的です。

 私の完全に個人的な感想で、偉そうに批評してしまいました。書いたことはすべて、初心者が考えたことであり、的外れなことも言っていると思うので、取捨選択してください。
 また、悪いところばかり指摘していますが、勿論いいところもたくさんありました。失礼ながら、省かせていただいています。
 乱文失礼いたしました。また何かあればよろしくお願いします。
すばらしい指摘をありがとうございます!
こういう直言をいただくと燃えますね。一度頭の中で整理して作品に投影したいと思います。

江戸ノ野良さまはご自分を初心者だとおっしゃっておられますが、到底そうとは思えません。繰り返し言いますけど、すばらしい指摘だと思います。
今後も機会あればご意見うかがいに行きますので、その際はぜひともご鞭撻よろしくお願いします。

いやあ、いい意見を聞けてよかったです。
[一言]

 提示板から参りました。江戸ノ野良です。
 最新話まで拝読しましたが、三章からは流し読みです。すみません。

 まず始めに、私は車のことはさっぱりわかりません。オートマって? というレベルです。なので、この題材に興味がなく、全く知識のない人間が純粋に作品として読んだ場合の感想となります。

 どうでもいいことなのですが、昔、倫子さんという名前で、しかもリンと読ませるときもあるという方の車に乗ったことがあります。恐らく、走り屋と呼んでもいいような方だったと思います。制限速度をはるかに上回るような速さの車に乗ったのは一度切りです。驚きました。
 無駄話はこの辺にしておきます。

 まず、三章辺りから流し読みになってしまったのは、長かったというのもありますが、正直面白くなかったからです。展開や設定に、意外性が全くありませんでした。また、いちいち心理描写をしすぎ、テンポが損なわれるとともに、こちらは疲れてしまいます。

 レースの場面については、私でも十分に楽しめました。むしろ、車が走っている場面だけ落ち着いて読んだくらいです。これは、素晴らしい技量をお持ちなのだと思います。レースは見るより、文章の方が楽しみが増す気がしました。
 車にかかわらないところで、ひねりが足りなかったり、ありきたりだったりするような印象でした。

 読み始めたとき、車についてさっぱりなので、それ以外の部分を注目して読み、感想を書こうと考えていたにも関わらず、むしろ車に惹きつけられてしまったのが事実です。

 車好きには恐らくたまらない作品になっていると思います。そして、車に興味のない人間でも、気後れすることなく興味を持って楽しめるようになっています。

 最後に、文章力は素晴らしかったです。ですが、回りくどかったり、気取っている文が多くて、少々目障りではありました。ここぞというところでの表現と、そうでもないところで差をつければ、生かせるのではないかと感じました。特に後半からはいちいち大げさな印象があり、読むのに疲れてしまったので。

 初心者のごく個人的な、感じたままの意見ですので、参考程度に受け取っていただければ幸いです。乱文失礼いたしました。
感想ありがとうございます。
興味のないジャンルであるにもかかわらず、最後まで読んでいただき、まずはありがとうを申し上げておきます。
さらにいうと、「面白くない」と感じられた作品についてきちんとした内容の感想をいただけるというのは実に希有なことでして、その点でも心から感謝いたします。

江戸ノ野良さんが本作を「面白くない」と感じられた件について、その原因は以下のあたりにあるのかなと考えていますがいかがでしょう?
・興味を引かないクルマという題材
・感情移入しにくい三十代の主人公
・キャラ的に突飛ではないヒロイン
・盛り上がりと爽快感に欠ける展開
・読者の想像力が介入しづらい文章
もしよろしければ、具体的にどの展開や設定に意外性がなかったのか、どのあたりの文章が目障りだったのかを指摘していただけたらうれしく思います。
今後とも、なるべく多くの意見を受け入れながら作品を深化させていきたいと目論んでいますので、アドバイスのほう、よろしくお願いいたします。
[良い点]
自分はMR-2の後期型に乗ってました。
走り屋には程遠いテクニックでしたが、当時の峠を走っていた頃が懐かしくなる話しでした。

[一言]
圧倒的な描写力でグイグイと引き込まれました。
峠を攻めている時などの感じは、生温い表現が多い他作品の中で何度も納得できるものがありました。

人物の描写や内面の葛藤なども緻密で頭の中に絵が浮かぶようでした。
個人的な感想なのですが、中途半端に読者の想像力に委ねる文体にするより、自分の文体はこうなのだ!と突き詰めた上で、その中で試行錯誤してみるのも良いのではないかと思いました。
石田 昌行(様)風味という個性が薄れてしまうのは勿体無いなと。

こういう話が書けるのは正直羨ましいです。

  • 投稿者: 山吹
  • 2012年 08月06日 21時45分
感想ありがとうございます。
SW型のMR-2は古いクルマのように思われるのですが、困ったことにボクらのやってるジムカーナやワインディングでは、いまだ現役バリバリです。ミッドシップの癖丸出しのじゃじゃ馬でしたが面白いクルマでしたね。

テーマがマイナーで、しかも現役の走り屋勢からのチェックも入らないので、けっこう奔放に書かせてもらっています。
そのうえで文章力を誉めていただけるのは、なかなかにうれしいです。もっとも、その評価は本作にアドバイスをくれた方々の功績でもあります。ボクの仕事は、その中に仰るような「ボクの個性」を残すこと、それに突き詰められるのかもしれません。

連載中の作品はただいま大幅に書き直している最中ですが、そちらのほうも機会があればよろしく見てやってください。
[良い点]
文章力すげええええええ。
[一言]
前は「字の美しさが凄すぎて逆に読みにくい楷書の手紙」のような感じでしたが、
改稿後は「恐ろしいほど綺麗で丁寧に書かれた恋文」に化けてます。
感想ありがとうございます。
今回の改稿で良い結果が出ていたとしたら、その功績はボク自身ではなく、ポイントを的確に指摘してくれた某氏の力量によるものです。
本当に、優れた編集者って凄い。何度も言うようだけど凄いです。
[一言]
お世話になっております。
「ミッドナイトウルブス 一章:ロードレーサー(5)」まで読ませていただきました。

車を題材にした小説というのは個人的には珍しいものでした。
スポーツもそうですが、瞬間的な動きを描く媒体として小説は不利ですからね。
そういう意味で、冒頭のレースシーンは圧巻でした。
自分はバイク派で車も長いこと乗っていないのですが、
高速での視界感覚、運転中でしか見えない道路の状況、
減速や加速にともなう車体の状態変化、
映像だけでは味わえない、文字ならではの情報を的確に描けていると思います。
久しぶりに読み応えのある文章を楽しませていただきました。

という具合で文章自体のレベルは非常に高く、
次からの日常的な描写でも説明的になりがちな地の文もわかりやすく理解できるのですが、
一つ一つの情報が同程度に詳しすぎる感じがしました。
主人公やヒロイン、主体となる車の説明が細かくなるのは仕方ないと思いますが、
住居や学校、モブ的な人物の情報まで緻密すぎる印象です。
もしかしたら後に出てくるから詳細な描写をしているのかもしれませんが、
それでも読者はすべてを覚えておくことはできませんし、
どれが重要な情報なのかは判断ができません。
創作をする側として描写で正確に伝えたい気持ちはわかるのですが、
ストーリーとして伝えておくべき、覚えさせておきたいモノはなにかを明確にし、
他はそれを捕捉するため出しゃばらないようにする、というような意識で表現した方が、
よりなめらかにストーリーへ没頭させられる感じがしました。
捕捉部分を細かくすることで対象を強調する方法もわかるんですけどねぇ。
このへんの受け取り方は読者によって違うので難しいとは思いますが、
一意見として参考にしてください。

こんなところで。
よろしくお願いします。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 07月16日 23時00分
管理
感想&アドバイス、ありがとうございます。
読者にとりさほど重要でない情報まで細かく説明しすぎ、ということですね。肝に銘じておきます。
過去にもいくつかのご意見をいただいた際、もっと読者の想像力に任せたほうがいい、とのお言葉があったことを思い出しました。性格的なものですかね。どうしても、各部の描写を簡単にし、それらを他者のイメージ任せにすることに抵抗感を覚えてしまいます。物書きとしては、いささか問題があるのかもしれません。
拙作については、いまでも時折、機会を見つけては手直しを試みています。特に全体の簡素化と分量の圧縮については大きな課題と心得ていますので、今回のご指摘に関しては、その際にいろいろと考えてみたいと思っております。
それでは今後とも応援よろしくお願いします。
[良い点]
ものすごい文章力の高さを感じます。
表現力も素晴らしいと思いました。
構成も練りに練ってあるという印象を受けました。
確かに時代には合っていない車種選択ですが、好きなヒトには堪らない時代のクルマ達ですので…僕などはかなり楽しめました。
[気になる点]
すいません(笑) ガチでプロを目指していらっしゃるようなので、思い切り思った事を書かせていただきます。もちろん個人の感想ですし、悪意はありませんので、ご容赦を。
文章力と表現力の高さがかえって仇になっているようでクルマを題材とした作品であるのに細かい描写に終始しすぎていてスピード感とか爽快感が失われているように思えます。
エンターテイメント作品ではなく、ドキュメンタリーを読んでいるような気持ちになりました。
もう少し、あえて書かないでバトルのシーンなどではテンポ良く行ってもいいかな、と。
また、同様にキャラクターの心情なども難しく理屈っぽく感じてしまって感情移入しにくかったです。僕の受けた印象だと石田先生はとても神経質そうな方だな、と感じます。小説という媒体は読み手の想像力に任せていい部分が多いと思いますので、ある程度は読み手に委ねてしまって細かい部分を省いて物語そのものの進行自体に収束させた方が良くなると思います。
細かい描写が多く、色々と余分な情報が多くてどこを見ていればいいのかわからない内にいつの間にか物語が進んでいるように感じました。キャラクターももっとさらっと描いてメインの二人を目立たせた方が展開として気持ち良いかなぁ、なんて。
例えば真琴の元気なキャラクターをもっと前面に出して彼女に物語を引っ張らせるような形にしたら、いいかななどと思いました。

…ほんと偉そうにすいません(苦笑)
[一言]
非常にお恥ずかしいお話なんですが…二輪と四輪の違いはあれど、僕も恐らく似たようなテーマの作品を書いています(笑)
ただ、見事にアプローチの仕方が真逆だと思うので色々僕も感銘を受けました。
もしよろしければお目汚しとは思いますが読んでいただけると、ご納得いただけるかと(笑)
ものすごく拙いモノなので、非常に恥ずかしいのですが(苦笑)
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 07月07日 08時20分
管理
感想ありがとうございます。ご指摘の部分、耳が痛いお話しではあります。ある程度自覚はしているのですが、これがなかなかなおりません。
ボクはもともと「架空戦記」とか「異世界戦記」とか、要するに「歴史物」を書いてきた人間です。ドキュメンタリーと感じられた部分はそのあたりが影響していると思います。キャラクター中心に物語を造れないタチなんですね。どちらかというと、キャラクターの存在自体を「物語を構成するいち要素」として書いてしまっているのかもしれません。
もっと「ラノベ的」というかキャラクターとそれらをメインにした展開を主軸に書けるよう、今後も修行していきます。「気持ちいい展開」 この言葉を目指してがんばります。
[良い点]
なにこれ、シルビアにMRーXって。

いつの時代だ、Dか、湾岸か、サーキットの、いや、これは違うか。

なぜこんなに評価が低い。

やはり時代なのか・・・・・・。

『また、出会えてよかった』

そんな感じです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 06月15日 22時36分
管理
ご感想いただきありがとうございます。
「クルマ」というハードウェアを軸に置いた本作は、実際に講談社BOX編集部からも「いまの時代にあっていない」と評価されました。確かにそのとおりだと自分でも思います。
ですが、それが主流でないとはいえ「クルマもの」というジャンルが存在することも事実でして、むしろマイナーであるからこそ、その第一人者をめざして行こうと考えています。

本作は三月まで「小説家になろう」に公開されていた完結作品(公募のため削除)を手直しして再投稿したものです。
今後とも応援よろしくお願いします。
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