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[一言]
 赤崎桐也様

 中村尚裕です。

 第5話『廻る縁』から第8話『しょうがない意地』までを拝読しての感想になります。

 模擬戦に向けて期待の膨らむ部分と拝察します。
 訓練から入るのは、実戦の危険度を示していてむしろ順当と感じます。そしてキャピタル駐屯地の面々の曲者(変人?)っぷりがまたいい感じ。登場人物が活き活きとしているさまが拝読していて心地よいです。ただ後述しますが、一人称視点の中に三人称視点が交じるのは少々反則感が否めません。あとは文体の洗練が課題でしょうが、これは場数の問題に過ぎません。意識しつつ字数を稼いでいくことで自ずと向上するものと思われます。

 以下、気が付きましたポイントなど。

 パワード・スーツの操作感。
 ホヴァリングの描写など、“実際に操縦している感覚”が強く全面に出ています。特に思わぬ姿勢変化でホヴァリング機構が反応してしまう辺り、操縦感が出ていてニヤリ。

 意外な訓練。
 なるほど、ホヴァー機動が要となるパワード・スーツに体幹が重要なのは納得です。で、こういう訓練を持ち込みますか(笑)。お見事な描写です。ついでにキャピタル駐屯地(48小隊?)の雰囲気(変人っぷり?)が醸されていてお見事。

 主人公とベニー、因縁の対決。
 ハイスクールの因縁で熱くなる辺り、いいですねえ。それも単純なの恨みつらみでないところがこれまた憎い。ともあれ“オーガ”のピーキィな特性と“モノノフ”の高性能、そして主人公の技量を匂わせるアクションは納得の仕上がり。ベニーの機転も場を大いに盛り上げてくれます。こういう機転、戦局を色々と引っくり返してくれそうで今後に期待が膨らみます。

 ユーリー隊長の酒。
 やっぱりロシア系はウォトカ(ウォッカ)ですよねえ(笑)。

 三人称のシーン。
 一人称描写の中にこのシーンの挿入は、やや反則気味の感は否めません。ただこのシーンが効果的なのは間違いないので、どこかの時点で人称を三人称へ揃えることをお勧めしたいところです。三人称視点でも主人公寄りの視点というものは描けると考えていますので。ここはこの“反則感”で観客(読者)が醒めてしまう、その危険を案じます。

 探知手段。
 実はパワード・スーツの探知システムはレーダに限らないと思われるのですね。赤外線/紫外線探知であるとか、地上であれば超音波を含めた音波探知も有効です。あるいは気流を読む機能があってもいいと愚行します。私はこれらセンサ群の情報を総じた探知を単に“サーチ”と称しておりますが、レーダに限らない探知方法を是非ともお勧めしたいところではあります。
 これは潜水艦相手のソナー(音響探知)戦を見ると顕著ですが、息を潜めて自ら探知波を発しない“パッシヴ・サーチ”と、自ら探知波を発して積極的に敵の姿をあぶり出す“アクティヴ・サーチ”の使い分け、これが織り込まれますと駆け引きにも幅が出て一気に戦闘描写が深みを増すものと思われます。ご一考の価値はあるかと拝察しますが、さていかに。

 長くなりましたが、頑張ってください。

 これからも、楽しみにしています。
  • 投稿者: 中村尚裕
  • 40歳~49歳 男性
  • 2017年 01月16日 00時12分
 中村尚裕さん、再びの濃い口感想ありがとう御座います!
 
 人称の件は他の方にもご指摘頂いたのもあって、今回の話が一区切りついたら改める予定です。
 これで楽しんで読んでくれている方の気分を害したら元も子もないですし。

 探知手段の興味深いご提案、有難う御座います。お陰で今後の引き出しを増やして行けます。

 コウタロウとベニーの関係性は何時も楽しんで書いています。あんまりベタベタし過ぎると、エメリの立場がなくなるので取り扱い注意ですが。

 キャピタル駐屯地が曲者揃いなのはきっと、類が友を呼びまくったのでしょう。
[一言]
 赤崎桐也様

 初めてお邪魔します。中村尚裕と申します。

 第4話『配属 下』までを拝読しての感想になります。

 まず概要。
 いい感じです。ミリタリィに振るならもっと汗臭く、あるいはもっと渋くてもいいのかもしれませんが。恋愛要素であるとか色々ありそうなので、現状のタッチでよいのかとも拝察します。
 ただ、序章のアクション描写はもっと濃厚でも良いのではないかとも拝察します。理由を一言で申し上げるなら、こんな感じです。
 ――これがアクション主体のエンタテインメントであることを、名刺代わりの序章で見せつけるため。
 そう、“序章や序盤は作品の名刺代わり”だと、私は考えております。要は作品の持てる要素を可能な限りぶち込むところ(チラ見せでも可)――そういう考えを持っております。なぜなら、“観客の皆様が先を読むかどうか判断する箇所”であるためです。
 実際、本作もその要素をすでに序章へ織り込んでおります。この点、赤崎様のセンスは的を射ていると言えましょう。

 ・蟻というバケモノとの恐怖感
 ・パワード・スーツというガジェットとそれによる戦闘
 ・幼馴染との恋愛要素(伏線ですが)
 ・異星、そして移民船

 これらを“説明でなく描写で魅せる”ことができると大化けするものと思われます次第。

 以下、気付きましたポイントなど。

 まず冒頭。
 最初の一文で観客のハートを掴みに行くことをご提案。
 せっかくの巨大蟻、このインパクトを冒頭に据えない手はないかと拝察します。
 で、ご提案しますのはこんな始め方です。

 巨大な複眼と目が合った。
 ――蟻、というらしい。身の丈は5メートル(仮)を軽く超えている――と。
 蟻はおもむろに顎を打ち鳴らして俺たちの方へと歩き出した。

 実は、説明よりも描写(特にト書きや科白)を冒頭に据えるとインパクトが出る――というのが私の得ました経験則。
 なので、歴史的背景よりも世界背景よりも、“蟻の恐怖感とそれに立ち向かうパワード・スーツ”という図式を観客の脳裏に刻むのがまず先決かと愚行します次第。
 で、現在進行形なのはなぜかというと。
 第2話で描かれる主人公の“トラウマの追体験”という設定を匂わせるため――というのがまず一つ。
 もう一つは、臨場感をもって蟻の恐怖を描くためです。よって打ち壊さていく街の風景――特にトマト畑などは秀逸――であるとかを描写に絡めると臨場感が増すというものです。
 幼馴染の手(友達、それも“(エメリの)細い手”という描写がありますと、伏線としてより効果的かと)を引いて必至で逃げる主人公、その背後から街を破壊しつつ迫る蟻の恐怖。警備隊のパワード・スーツが物量に押されて咥え上げられ、噛み砕かれるその惨状。救命艇に迫り、これを襲う蟻の恐怖、そこを間一髪で救う主人公の父、そしてその壮絶な最期。
 で、歴史的背景はその後でもいいと、私などは考えるのです。“俺は蟻とパワード・スーツのバトルを描くんだ!”という決意を序章にみなぎらせるのです。
 それから初めて現在、主人公がトラウマを追体験させられていた――という描写にすれば、かなりインパクトのある導入部になるかと拝察します。

 次に描写。
 可能な限り“説明せず描写する”ことを目指すと、一気にレヴェル・アップが見込めるものと愚行します。
 具体的には、可能な限りト書きと科白、つまり登場人物のアクションとカメラ・ワーク、そしてやり取りで状況を映し出すのです。説明は間にちょっと挟む程度がちょうどいい塩梅かと。
 この点、『配属』のロックフェラー司令の執務室におけるシーンはいい方向を向いていると拝察します。ただし長回しの科白はそのまま真正面から書くと間延びする危険がありますので、随所に仕草や目線の移動といったト書きを挟むことをご提案します。

「我々人類が“ホープ”を追い出されて――もう15年になる」おもむろにロックフェラー司令が言葉を切り出す。「今まで威力偵察を何度となく行っては来たが、」
 “威力偵察”の戦果が長いリストとなって司令の傍らに現れた――だけに留まらずスクロールしていく。
「その実判明したのは、巣の外における蟻どもの生態がほんのわずか――それだけに過ぎん」ロックフェラー司令が戦果リストを目で追うともなく眺めやる。「“間引き”もやったが、果たしてどれだけの打撃を与えられたかも心許ない」

 こんな感じを私は思い描きました。

 地の文、というか“語り”。
 ここはそのまま作者の“語り聞かせ”と捉えていただければ間違いないかと。
 ただしただ語るだけかと言えばさにあらず。カメラ・ワークを意識すれば観客の脳内にデコードされる擬似体験は勢い迫力をいや増すこと疑いありません。
 科白でもト書きでも、あるいは解説でも言えることですが、一文は可能な限り短くすることをお勧めします。逆を言えば、可能な限り数多くの文へ分割する、ということになりますね。

 主人公の気質と技量。
 『配属 上』で示された元隊長とのやり取りから伝わる信頼感と反骨の気質、この辺がお見事。直接の単語で説明せず、描写で表現することにみごと成功しておられますね。
 欲を言えば、この後ロックフェラー司令に「優秀な人材」と言わせるのではなく、「我々に必要なのはタフな人材だ。少々使い勝手が悪くともな」という具合に表現させると、より主人公への期待が高まるものと推察します。

 長くなりましたが、頑張ってください。

 これからも、楽しみにしています。
  • 投稿者: 中村尚裕
  • 40歳~49歳 男性
  • 2017年 01月12日 21時05分
中村尚裕さん感想ありがとう御座います。
 
 沢山のアドバイス、ありがとう御座います! 参考にさせて頂きます。
 
 実は冒頭を直してみたいとは思っていたのですが具体的にどうするか、と言う事で悩んでいたのでこれだけ濃い感想が頂けると光明が見えてきます。

 今直ぐ、と言う訳には行きませんが皆様から頂いたアドバイスを活かして精進してまいります。
[良い点]
「ふふふ、見てしまいました。この湧き上がるざわめきは何でしょう。身体をひっかき回す、この痺れは。初めての感覚です。ふふふ」
と、怖い顔でモニターを見ているマリーを想像してしまいました。AIなんですけどね。

棒読みのサイレンってw
[一言]
初めては、ベッドの上で、だぞ! おじさんと、約束だ!

というか、そこで致してしまうと、見学者が多数な予感が。
まぁ、マリーには筒抜けでしょうなぁ……がんばれ色男!
  • 投稿者: 海水
  • 男性
  • 2017年 01月11日 22時53分
 致してたらマリーが撮影して自分のプライベートフォルダを初めて作る事になったかもしれませぬ。
 もしくは後で白昼堂々とコウタロウかエメリに色々尋ねるかと。
[良い点]
じゅ、18話まで拝読……

マリーぃぃぃぃぃっ
愛してるよおっ!

コウタロウ助かってよかった
よみ終わって脱力しました……マジ怖かった
泣いてしまいました
[一言]
映画化プリーズっ!
なろうでこんな本格的スペースもん見れるとわ……!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 01月09日 17時07分
管理
日に三度も感想を頂き、恐悦です。
ドップリ楽しんでいただけて何かもう、私のニヤニヤが止まりません。


>映画化プリーズっ!
なろうでこんな本格的スペースもん見れるとわ……!

重ね重ね、お褒め頂きありがとうございます。
元々、SF映画見たいな話を作りたいと思っていたので大変嬉しいです。
[良い点]
十六話拝読っっ

スミマセン細切れ感想で
だって怖いんだもんっ
今にも仲間が死にそうで……

と、とにかく

アリの大群めっさ怖かったよおおっ(涙)
[一言]
上手いっっっ
もうね、上手い。羨ましい。

さ、続き読もう

怖いけど
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 01月09日 16時51分
管理
本屋さん、ご感想ありがとうございます。
この作品は敵味方問わず基本方針は一応モブ厳ですのでそれを念頭に置いていただければ大丈夫かと。

楽しんで読んで頂けているようで作者冥利に尽きます。
[良い点]
十五話拝読っ

有刺鉄線をバターみたいに切っちゃうとかいいですわー。
あかんワクワクしてきた
けどこの作戦失敗しそう……
[一言]
まずは労働アリンコ退治っ

なんか怖いもの見たさっ
続きよもうっ
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 01月09日 16時45分
管理
[良い点]
14話まで拝読しました

愛してるぜベイビーはお父さんが死ぬ間際に言うた言葉やーっ
コウタロウっ
縁起でもない……
[気になる点]
ニャいっ!
[一言]
い、いよいよアリんこの巣に突撃
コウタロウ君、妹に噓ついてウルウルウル(涙)

つ、続き読もうっ
  • 投稿者: 退会済み
  • 2017年 01月09日 16時35分
管理
[良い点]
18話までの感想です。

蟻との戦いが熱いです。ぐつぐつ煮えてます!ヒャッハー!! 
チャンバラも良いけどドンパチも良いなぁ。

>マズルフラッシュ
良いですねぇ~。吹き出す硝煙と連射感がたまらんですねぇ。ある程度銃の仕組みを知らないと分からないですけど。

>……こいつ、俺の時とは違って女性相手には妙に紳士的なんだよな。このムッツリめ。
いやいや、これが分からないコウタロウ君がやばいのですよ。軍人とはいえ、これが普通ですよ?
女性には優しく。リアルでも基本ですよ!

やはり戦いなので銃器が主力なのは仕方ないですが、近接武器も充実させたいところですね。というか、コウタロウ君の無双がみたいw

そしてktkrマリー無双!
[気になる点]
やはりというか、これだけ場面と視点が変わるのならば、一人称ではなく三人称で書くべきだと感じました。
本来光るべき主人公のコウタロウ君がおまけになってしまっているんですよね。勿体ない、と叫ばせていただきたい。
書き直しとかではなく、次作は是非!、という感じです。

[一言]
誤字関係です。

18話
>軍事裁判は簡便な
勘弁ですね。

>スピードスケートの様にベニーと共にに蟻の海を潜り抜けて行く。
「に」が重なってます。
  • 投稿者: 海水
  • 男性
  • 2017年 01月09日 15時12分
感想ありがとう御座います!
ご指摘頂いた箇所は修正をさせて頂きました。

人称はもう、本当に、次作書く時は三人称で統一するべきだなと痛感しております。

残り少ないですが海水さんのご期待に応えられるよう(コウタロウが)突っ走ります。
[良い点]
8話まで読了。

モノノフ!
オーガ!
ネームングがイカス!
名前を聞くだけで燃えます!
[一言]
背中が閉まる音がジッパーとか、着ぐるみの様ですw

AIちゃんはツンデレですか? ストーカーですか?
我が部隊にも一つ分けて欲しいのですが?
  • 投稿者: 海水
  • 男性
  • 2017年 01月04日 17時21分
大した事ではないのですが作中のパワードスーツの名づけ方にはルールを設けていまして、基本的には「戦う人」に関連付けたネーミングにしようと決めています。

『ファイター』→「闘士」
『ソルジャー』→「兵士」
『モノノフ』→「武士」 

こんな具合です。主人公位置の『オーガ』は鬼→戦鬼→「この二つ名かっこよくねえ?」と言う作者の脳内解釈が働いています。
最初は『トルーパー』とかド直球なやつも考えていました。
私の脳内には他にも色んなやつらがいます。



>背中が閉まる音がジッパーとか、着ぐるみの様ですw
ぶっちゃけ装着方法は結構悩みました!
悩んだ末に「物騒な着ぐるみなんだからもうその着かたでいいんじゃないかな」と、逆転の発想と言う名の開き直りをしてその様な仕組みに落ち着きました。



AIちゃんはまだ自分の感情も良く解ってない成長途中の不思議ちゃんです。
仕事は凄い出来ますけど自分の乙女心は解っていないのです。
あと、残念ながら家の子です。渡せないのです。
彼女を連れて行ってしまうと、むさ苦しくてテンションの高い中身入りの『ファイター』が大勢奪い返しにやって来ます。
[良い点]
読んでいると引き込まれる所。
蟲との戦いというと、某トゥルーパーズを思い出します。

[一言]
ちょっとばかり誤字が多いかなぁと。
推敲されてますか?
  • 投稿者: 海水
  • 男性
  • 2016年 12月31日 10時17分
ご感想ありがとうございます!

お察しの通り、某トゥルーパーズの影響は多大に受けている作品です。
私の好きなものをつぎ込んでいる作品なので一人でも多く共感していただけるなら作者冥利につきます。
そろそろお話に一区切りつく所なので、そこまでお付き合いしていただけると嬉しいです。



誤字に関しましては、読み返し気づいたところは修正している積りなのですが、もし可能でしたらご指摘戴けると助かります。

お恥ずかしい話、話を書き上げた直後は割と興奮状態なので、時間を置いて読み返したらあそこも、ここも、と言う惨事になっています。

せっかちで申し訳ないです。
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