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[良い点]
わわっ! 凄い! 冒頭の描写だけで、砂漠の世界へとグイグイ引き込まれます。

ホンシャンの夢は、遠い未来の予知かと思いきや、まさかそう来るとは……。

だけどこれって、たとえ核戦争で文明が滅びたとしても、人々はまた立ち直り、強く生きて行けるという、希望の物語だと私は感じました。

とても面白かったです♪
読んでいただきありがとうございました。

>だけどこれって、たとえ核戦争で文明が滅びたとしても、人々はまた立ち直り、強く生きて行けるという、希望の物語だと私は感じました。
私もそうであって欲しいなと思っています。
過去が未来になり未来が遠くに離れていったとしても、やっぱり人間は人間であって欲しいです。
色々なものが交差するシルクロードだから書けた物語だと思っています。
感想ありがとうございました。

[良い点]
拝読しました。

最初砂漠を舞台にした物語だと思いながら読んでいたのですが、実は〈カク〉という戦争で〈ブンカ〉が崩壊した世界と知った時、一瞬この世界の未来を模しているのかなと考えてしまいました。

本当にそれが起きてしまったらこうなってしまう。そう考えてしまうと他人事ではなくなる。ならば今をしっかり生きないと。と思いました。

文章の表現やいろんなことを考えさせられるような物語でした。
読んでいただきありがとうございました。


>最初砂漠を舞台にした物語だと思いながら読んでいたのですが、実は〈カク〉という戦争で〈ブンカ〉が崩壊した世界と知った時、一瞬この世界の未来を模しているのかなと考えてしまいました。
「砂漠」を書いている時に、色々と生まれ滅んだ文明を考えてしまいました。そうしたらこのラストしかないとなぜか思ったんです。
「日常」というものは意識していないとわからないけれど、たぶん遥かなる過去の続きなんですよね。

>文章の表現やいろんなことを考えさせられるような物語でした。
過去の続きであり、未来を決める一日かも知れないんですよね。
素敵な感想をありがとうございました。




[良い点]
企画から参りました。
最初の死者の骨で少しおやっと思ったものの、砂漠の民の生活や風景が丁寧に描かれていたので、砂漠のオアシスの物語だと思っていました。
けれど、不思議な物が語られ、意外な世界が広がってきました。
未来にはこんな世界があるのかもしれませんが、それでも人々は暮らしていき、またこれが過去の世界になっていくのかもしれませんね。
題名も素敵でしたが、美しい文章で、世界観もすばらしかったです。

読んでいただきありがとうございました。


>未来にはこんな世界があるのかもしれませんが、それでも人々は暮らしていき、またこれが過去の世界になっていくのかもしれませんね。
私もそう思います。
長い目で見ると、世界は滅びと再生を繰り返している気がします。
今はどちらに傾いているのでしょうね。考えてしまいます。

>題名も素敵でしたが、美しい文章で、世界観もすばらしかったです。
そう言って下さると嬉しいです。
星の動く音が聞こえる場所で、つぶやきを耳にした。みたいな感じが出せればいいなと思いました。



[良い点]
拝読しました。

異国の砂漠の地の物語と思いきや。。。

ペルシャ絨毯でも織られていくように、淡々と語られていく異国情緒な世界に引き込まれました。

ラストも絶妙なところで収めてあって、それも素敵だなと思いました。

飛行機や船を知らなければ、まさかあんな大きな鉄の塊が、空を飛んだり海に浮いたりなんかできるはずないと思いますよね。電車の改札機がお目見えした時には、きっと人が入って切符を切っているんだろうなあと、子供心に思った次第です。(歳がバレちゃう)^o^()

ふわふわとどこかの空間を彷徨っているような、不思議な感覚、雰囲気のあるお話でした。
読ませていただき、ありがとうございました。


  • 投稿者: 三千
  • 2020年 08月13日 11時49分
読んでいただきありがとうございました。

>飛行機や船を知らなければ、まさかあんな大きな鉄の塊が、空を飛んだり海に浮いたりなんかできるはずないと思いますよね。電車の改札機がお目見えした時には、きっと人が入って切符を切っているんだろうなあと、子供心に思った次第です。(歳がバレちゃう)^o^()
あ、私も同じことを思った世代です~♪(嬉しい)
頭の中にはN〇Kのシルクロードが今だに流れていますから。

このラストはその疑問があったんです。
資料読んで写真集なんかにどっぷりハマっていると、今の文明が不思議に思えて来てしまって。
自分自身では何ひとつ作れませんからね。たぶんどうして飛んでいるか沈まないかも答えられない(苦笑)です。

どこかにある「狭間」の世界だと思って下さいね。

ありがとうございました。
[一言]
砂漠を舞台にした、少し昔の物語、と思いきや。

〈カク〉という戦争が起こったあとの世界だったのですね。

またはじめから、経験を積み上げていく過程だと思われますが。

生きるのにも困難な砂漠の環境であるはずなのに、それでも感じる人々の温かさをみると、次は〈カク〉戦争は起こらないのではないかな、などと希望的観測をしてしまいました。

素敵な作品を、ありがとうございました
  • 投稿者: NiO
  • 2020年 08月13日 01時02分
読んでいただきありがとうございました。

人間は繰り返す生き物だと思います。
だからこそ〈カク〉のようなものがもう二度と造られないことを祈っています。

この話は一応未来の話なんですけど、もしかしたら忘れ去られている過去にあったかも知れないと書きながら考えてしまいました。
高度な文明も滅んでしまってますし、どうしてなのかわかっていないので。

>素敵な作品を、ありがとうございました
こちらこそありがとうございます。
[良い点]
静かで力強い描写に裏打ちされた情景に引き込まれ、夢見るように物語の世界に囚われる事が出来ました。
チャパンドゥー、少し不器用そうですけど魅力的な人ですね。
[気になる点]
「ブズカシ」というものを初めて知り、興味を持ちました。この世界線で行われるブズカシの姿がとても気になります。
読んでいただきありがとうございました。

>プズカシ
騎馬隊がヤギをボール代わりにして奪い合う競技で、アフガニスタンの国技である。ペルシャ語で「ヤギを引きずる」という意味があるらしいです。
死んだ子牛(頭部を除いたもの)を取り合うこともあるそうで、具体的に書くと日本人は残酷に映ってしまうかなと思ったので詳細は書きませんでした(アフガニスタン の 国技・シルクロードでやっていたらしい)
この話もそのことを踏襲しているので、生きたヤギを馬を使い奪い合うと思って下さい。ヤギは貴重な生き物だからそう何回もしない重要な戦いだと思います(これは私の脳内)

>静かで力強い描写に裏打ちされた情景に引き込まれ、夢見るように物語の世界に囚われる事が出来ました。
ありがとうございます。チャパンドゥーを魅力的と言っていただいて嬉しいです。



[良い点]
シルクロードが浮かんで参りました。まるで『ラピスラズリの異邦人』な感じです。
  • 投稿者: TAK
  • 2020年 08月11日 20時56分
読んでいただきありがとうございました。

シルクロードの写真集を見て書きました。
時間の狭間にあって、色々なものが集まり滅んだ場所。作品以上に魅力的です。
悠久の砂漠を描けているか心配になったりもしました。
作者は自分の作品の読者にはなれないと実感した作品でもあります。

>『ラピスラズリの異邦人』
綺麗な表現ですね!
ラピスラズリなだけに星が煌めく夜空でしょうか。
一度見てみたいです。
[一言]
砂漠といえば、古来から色々な方が色々な描写をしながら、たくさんの作品が残されて来ましたよね。
人間が砂漠を思い浮かべた時には、夢や希望、絶望などをイメージしやすいのでしょうか。

そういった中でも、これだけ短い文章の中に、強烈な個性を出しながら魅力的な世界観を作り出せるのはとても素敵だと思います。

その後の二人はどうなったのかな、と興味も惹かれますね。とても面白かったです。
  • 投稿者: 秋山太郎
  • 男性
  • 2020年 08月11日 18時09分
読んでいただきありがとうございました。

>そういった中でも、これだけ短い文章の中に、強烈な個性を出しながら魅力的な世界観を作り出せるのはとても素敵だと思います。
そう言っていただけると嬉しいです。
これは題名の通り「問うていないのに勝手にしゃべってる」話です。
砂漠は星が動いている音が聞こえそうな場所(と勝手に想像しているのですが)なので、あまり長文に向いていないなと判断しました。
強烈な個性と言っていただくのは喜びです。

>その後の二人はどうなったのかな、と興味も惹かれますね。
きっと「夢」を語り合ったのだと思います(どこで?)


[一言]
とても美しい物語でした。
なんと十年前の作品なのですね。この企画で読むことができて、本当に良かったです。

>「――夢?」
>久しく聞かない言葉に男は耳を傾けた。

今を生きることに一生懸命で、空想の世界に想いを馳せることなどないのでしょうか。今という生きた時間も、瞬き一つする間に砂となり、手から溢れ、足元にたまっていくばかりなのでしょうか。

それでも部族ごとの誇りをかけて戦う競技がある。
名誉にかけて馬喰だけはしないという男たちがいる。
夢を語り、新しい血を求める女たちがいる。
人間の生きる力が乾いた景色の中で鮮やかに浮かび上がります。

白に近い色合いの世界で、特に若い女性の民族衣装がひときわ目立ちました。彼女は旅人にとって一夜のオアシスとなったのでしょうか。過酷な世界の世界の中でもしたたかに生きる人々の熱さと、砂漠の暑さにじりじりと焼かれるような物語でした。
読んでいただきありがとうございました。


昔の作品なので今と作風が違うと思います。だけど書いている時に資料に魅せられてしまったのでよく覚えています。
旧作可な企画で良かった……話通りに砂に埋もれた作品でしたから(笑)

夢をみる以前に疲れて眠ってしまうような生き方は過酷ですが、ある意味すごく人間らしい気もします。私は眠剤がないと眠れないので。
そしてみた夢を覚えているのは遥かな過去の記憶だからというのにロマンを感じたりします。

>酷な世界の世界の中でもしたたかに生きる人々の熱さと、砂漠の暑さにじりじりと焼かれるような物語でした。
そう言っていただけるとありがたいです。
すっごく淡白に描いたんです。大げさにすると変にドラマじみたものになりそうで。砂漠という残酷で美しい場所の日常が描けていたらいいなと思っています。
ありがとうございました。
[良い点]
現在が過去になったお話なんですね。大変感慨深いです。
地球は一度、高度な文明が世界大戦で潰えてリセットされたと、以前何かで聞いたなぁと思い出しました。
各地で発見される謎のオーパーツは、そんな過去の遺産だという話。そういえば、日本の遮光器土偶は宇宙服だとかゴーグルをつけた宇宙人だとか言われているオーパーツの一つでしたね。
現代の技術でも解明できない謎が多いので、ずっと昔に今より高度な文明が存在していたという説には心惹かれます♪

そして進む温暖化や毎年の水害、異常気象、新型ウイルス、人種差別、紛争、大戦の気配……。
いつか御作のように、現代も不確かな〝口伝〟という形でしか残れないような、抹消の対象になってしまうのでしょうか。
そんなことを真剣に考えてしまう、とても素晴らしいお話でした!
結局旅人は、まだ幼さを残す少女と話をしただけで終えられたのか、ちょっぴり気になりましたw
  • 投稿者: 淡雪
  • 女性
  • 2020年 08月11日 16時38分
読んでいただきありがとうございました。


>現代の技術でも解明できない謎が多いので、ずっと昔に今より高度な文明が存在していたという説には心惹かれます♪
私もすごく好きです。遺跡とか洞窟に描かれている絵とか今では考えられないようなものが紛れ込んでいますよね。日本の遮光器土偶もきっと造った人は見ていると思います。何か。

>結局旅人は、まだ幼さを残す少女と話をしただけで終えられたのか、ちょっぴり気になりましたw
ご、ご想像にお任せします♪




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