イチオシレビュー一覧

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一気読み必須、スルスル読めます!

良作です。
最初のぶっきらぼうな入りから、この世界にドンドン入り込みます。タイトルまんまなのですが、無骨で男らしい粗野さがかえって好感度高いです。
お父さんの優しさの示し方がとても良いです。
職業柄、直截ながらも家族、組織へのブレない愛情や一本芯の通った考え方が哲学的です。
一人の少年の視線を通して彼の置かれている状況や社会のあり方がしっかりと描かれていて映画を見ているように世界観に夢中になります。
人物像の描き方が本当にうまいんです。
人間は、善性だけじゃなく卑怯だったり抱えている重荷がそれぞれあることを
それが子供のうちから突き付けられることを
容赦なくしっかりと書ききっているのにリアリティを感じます。
容易に魔法をバンバン使って楽ちんに生きるのではなく、倫理、哲学をしっかり教え込もうと頑張る先生も、素敵です。
オススメ!

新たな世界に足を踏み入れる高揚感があります

  • 投稿者: 退会済み   [2019年 12月 20日 09時 58分 ()]
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 主人公であるアルマークが自分にとって未知の文化に触れ、様々な経験を通して学び成長していく物語です。

 人の生死も描かれる現実的な世界観だけに、魔法という未知の技術がリアルに感じられ、作中での日常風景や事件などもごく自然に受け入れられます。矛盾のない、純粋な展開が魅力です。
 特に素晴らしいのは、心理描写の細やかさと解りやすさ。読んでいると自分もその学級の一員になったかのように、それぞれの人物の性格や魅力などを知っていくことができて……読み終える頃には、きっと貴方もこの学院の一員になっていることと思います。

 アルマークと仲間達のこれからが、とにかく楽しみなこの作品。この先の彼らの成長に期待を膨らませつつ、レビューとさせていただきます。

タイトルの地味さ、あらすじの淡白さ、総文字数の少なさで

  • 投稿者: 7ぷくてん   [2019年 12月 18日 18時 44分 ()]
ひじょーーーーーに損しているんじゃないかと心配になる良作です。

内容はあらすじそのままなのですが、その深度といえるものが他作品と比べレベルが違います。主人公の父親が見せた不器用な愛情や、旅を通じて研ぎ澄まされた主人公の感性、学園の仲間と徐々に培われていく絆が行間からも感じ取れるようです。

無駄な描写を削いだシャープな文体が文字数以上に濃い世界観を演出しているため、一話一話の短かさも気になりません。

レビュータイトルの事柄が気になって読まなかったとしたら勿体ないですよ。間違いなくおすすめ。

2020.12.21追記 タイトルが変更され、より象徴的に。総文字数も100万を突破し、もうボリューム不足ということはない。

剣と魔法の世界で、剣を知る少年が魔法学院で成長していく話

  • 投稿者: 西中研磨   [2019年 12月 17日 23時 56分 ()]
他のハイファンタジー小説と同じような、チートな能力とノリの良い展開の小説かと思いながら読み始めたが、良い意味で裏切られた。

安い例えになるかもしれないが、ファンタジー系の早川文庫にあってもおかしくない雰囲気で、1人の少年が入学した先で仲間と出会い成長していく。早川文庫風なタイトルにするなら、「その牙を己の牙とするまで」になるのだろうか

久しぶりに物語に没入することのできた作品

  • 投稿者: 時雨   [2019年 12月 17日 01時 44分]
 ふと読み始めたら久しぶりに一気に読んでしまった作品。。 
 
 ここまで物語に没入することができた作品は久しぶりで一人一人のキャラの良い面、悪い面、強い面、弱い面それぞれをうまく書かれており、特に主人公は魔法学園に2年遅れでの入学、なおかつ今まで傭兵として生きてきた知識、経験からくる周りとのギャップによって四苦八苦しており、周りより秀でてることに関して主人公が足元をすくわれてしまうのではないかとハラハラする場面もありました。
 しかし、主人公は僕が思っているより賢く運もあり着実に成長する場面が丁寧に描かれています。
 そして、何より物語に引き込まれたのがまだ小学生くらいの子どもたちの内面を書き出しておりこの感情が何なのかというもどかしい気持ちの中で成長を重ねていってる姿に感動を覚えました。 


ぜひ皆さんに読んでいただいて何かを感じていただけたらと思います。。

キャラが魅力的です

レイラとかツンツンしてるけど主人公に惹かれていって主人公にだけ少し顔を赤くしてデレるみたいな展開になったりするのかな?自分そのような展開が大好物なんですよね。他にも魅力的なキャラが沢山いて、とにかくキャラに惹かれました。毎日の更新が楽しみで勉強が捗りすぎてしかたありません。どうしてくれるんですか!累計ランキング入り濃厚な作品と確信しております。

文体が素晴らしい

  • 投稿者: うきしん   [2019年 12月 10日 09時 27分]
内容はおもしろくこれから期待できるのは間違いないところなので、ちょっと他の方と違う視点から。

文体が素晴らしい。端正でキレがあり、もう一歩で素っ気なくなってしまうところ、ぎりぎりで色気を残している。文末の処理、一文の長さ、実にバランスがいい。一文読んでわかるというほど、濃厚で個性的というわけではないが、非常に好ましく思われた。

挿絵を入れるなら素描で!と思ってしまう物語。

  • 投稿者: 真木   [2019年 12月 04日 17時 04分]
そこには少年がいて、少女がいて魔法が有る。
物語の世界には、なぜやっているのかわからないけれど貧しいのに戦争のある国と平和で豊かな国もある。
少年の目から見える世界に示される魔法つかいの為の学校という空間で、かつて暮らした貧しい北の国から来た戦争を生業とするしか生きるすべななかった少年が、戦争を言葉でしか知らない人達と学んでゆく魔法使いになるための生活。
とても読み応えがあって続きが楽しみです。周囲も成長する年頃なのでとても多感でお互いに影響しあっていて、事件もしっかり起きるので次はどうなるのかしらって楽しみなのです。
この世界感は残酷で希望がある。オススメの物語なのです。
書き込みのガッツリあるのに素朴な感じの素描の挿絵で観たい世界なのです。

良い意味でなろうらしからぬ小説

  • 投稿者: 凪月   [2019年 12月 03日 03時 43分]
6年ほどこのサイトを利用していますが、最近はランキングにも外れが多く敬遠しがちとなっておりました。チートや無双、長文説明系タイトルみたいなテンプレを貼り付けたような作品が飽和していますからね。

しかしこの小説は一味違います。チートで片付けてしまうのではなく、才能を認められながらもその才能を使いこなすために努力を重ねる…そんな主人公です。
それでいて周りとの関わりも単調なものではなく慣れない環境に四苦八苦しながら、時には自身の感情に葛藤し成長していく。王道ではありますが、王道というのは面白いから王道、という言葉を思い出しました。

とても良い作品なのでぜひ読んでみてください。

良質なファンタジーノベル

  • 投稿者: aajya   [2019年 12月 01日 21時 24分 ()]
良い意味でなろうらしからぬ、ちゃんとした学園ファンタジー小説。
主人公は聡明で強く、才能もある少年であるが、いわゆる俺ツエー系ではない。
ストーリーは王道であるが、それがこのなろうでは逆に新鮮さを感じる。
クラスメイトなどのキャラクターは、特に登場回数が多いというわけでもないのにキャラが立っていると思えるのは、筆者がしっかりと物語の構成を考えているからなのだろう。
特に、本来当たり前なのだろうが、先生がちゃんと先生をしていることが心地良い。
なろうには簡単に先生の実力を超え、さらには学生でありながら先生のように教える立場になる展開のなんと多いことか…。
休暇前試験では、良い意味で裏切られた気分だった。
今後にも是非期待したい。

なろうには面白い作品がたくさんありますが、はじめてレビューを書きたいと思い投稿しました。
心理描写、会話のテンポ、ストーリー、どれをとっても秀逸です。
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