イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く良作です。
お話の中で提示される材料次第では、脳天を突き抜ける壮大なカタルシスを味わえそうにも思えてワクワクしますが、そこを甘さ控えめな味わいに抑えているような読後感です。
なので、次も、また次もとワクワクしながら味わいたくなり、何度も何度も読みたくなります。
甘さ控えめな、とても心地よい味わいがします。
お話の中で提示される材料次第では、脳天を突き抜ける壮大なカタルシスを味わえそうにも思えてワクワクしますが、そこを甘さ控えめな味わいに抑えているような読後感です。
なので、次も、また次もとワクワクしながら味わいたくなり、何度も何度も読みたくなります。
甘さ控えめな、とても心地よい味わいがします。
この物語は、異世界転生者が知識チートを用いて領地経営に成功していく英雄譚。
と言ってしまうと、なろう系小説としてはありふれた物のように思えてしまいますが。内容・展開共にとてもおもしろく。地の文が多めで世界観の説明が丁寧になされていて、物語に入り込みやすくなっています。
ところで、タイトルにある「おかしな」は、実際問題何を指しているのでしょうか、
・お菓子作りの「おかし」
・楽しい・微笑ましい・おもしろいの「おかしい」
・普通と違う、常識外れの「おかしい」
・予定が狂う外れてしまう「おかしい」
・
・
など、日本人が「おかしい」と言葉にする意味は様々でありますが、この物語は、このような多くの「おかしい」を含んであり。つまり色んな「おかしい」を楽しむ物語なのかな。と、そういう気がします。
と言ってしまうと、なろう系小説としてはありふれた物のように思えてしまいますが。内容・展開共にとてもおもしろく。地の文が多めで世界観の説明が丁寧になされていて、物語に入り込みやすくなっています。
ところで、タイトルにある「おかしな」は、実際問題何を指しているのでしょうか、
・お菓子作りの「おかし」
・楽しい・微笑ましい・おもしろいの「おかしい」
・普通と違う、常識外れの「おかしい」
・予定が狂う外れてしまう「おかしい」
・
・
など、日本人が「おかしい」と言葉にする意味は様々でありますが、この物語は、このような多くの「おかしい」を含んであり。つまり色んな「おかしい」を楽しむ物語なのかな。と、そういう気がします。
転生もので、現世のスキルでチート、というのはよくあるけど、
この作品で菓子職人が転生したのは、甘いものもなく水も不足している大変な領地。貧乏な貴族の子どもが、理詰めで考えて対策を練るのも
お菓子を作りたい情熱で、様々な困難を乗り越えて国を豊かにして行くのも読み応えがあります。
家族も友人も悪人も魅力的です。とっても面白いですよ。
この作品で菓子職人が転生したのは、甘いものもなく水も不足している大変な領地。貧乏な貴族の子どもが、理詰めで考えて対策を練るのも
お菓子を作りたい情熱で、様々な困難を乗り越えて国を豊かにして行くのも読み応えがあります。
家族も友人も悪人も魅力的です。とっても面白いですよ。
話の内容はとても面白いと思います。言葉の言い回しや使い方など作者の知識と教養が素晴らしいものだと伺えます。
が、それを前面に押し出しすぎており、1話中の1/3〜1/2程が長々とした前置きとなっておりストーリーがほとんど進みません。
また、前話の内容の繰り返しも多くみられ作品の中の内約が前置き3割、前話の繰り返しが2割、ストーリー進行が5割といった感じで読んでいくうちに段々「もういいからさっさとストーリー進めて?」って気持ちになります。
端的に言うと「しつこい」
いや、ほんと内容が素晴らしいのに前置きがしつこいんですよ。なので1話の中で最初は前置きは読み飛ばし、「」のついた文が出てきたら大体そこからストーリーが進行しますので初頭は目を滑らせて「」から真面目に読み出してもストーリーは普通に成立します。
内容は良いけど作者の癖が強すぎて途中で読み疲れてしまうパターンの作品。実に勿体無い。
が、それを前面に押し出しすぎており、1話中の1/3〜1/2程が長々とした前置きとなっておりストーリーがほとんど進みません。
また、前話の内容の繰り返しも多くみられ作品の中の内約が前置き3割、前話の繰り返しが2割、ストーリー進行が5割といった感じで読んでいくうちに段々「もういいからさっさとストーリー進めて?」って気持ちになります。
端的に言うと「しつこい」
いや、ほんと内容が素晴らしいのに前置きがしつこいんですよ。なので1話の中で最初は前置きは読み飛ばし、「」のついた文が出てきたら大体そこからストーリーが進行しますので初頭は目を滑らせて「」から真面目に読み出してもストーリーは普通に成立します。
内容は良いけど作者の癖が強すぎて途中で読み疲れてしまうパターンの作品。実に勿体無い。
いわゆる転生貴族モノ作品になります。
この手の作品にありがちはハーレム要素も現時点ではありません。
転生先はお菓子を作りたいものの牛乳も砂糖も手に入らないどころか、日々の小麦すら危うい荒れ果てた辺境貴族の末っ子。
そんな苦境ながら、家族や家人の愛そして知識チートを生かし領地の発展を目指していきます。
そんな感じで主題はお菓子ですが、貴族社会や領地発展の話のウェイトも多く、内容もとても重厚な作品となっており、お菓子に興味が薄い方でも楽しんで読める内容だとおもいます。
また文章や表現共に丁寧に書かれており、他作者様と比較するのは大変失礼なのですが、作者様の教養の高さが文章によく出ていると思われます。
この手の作品にありがちはハーレム要素も現時点ではありません。
転生先はお菓子を作りたいものの牛乳も砂糖も手に入らないどころか、日々の小麦すら危うい荒れ果てた辺境貴族の末っ子。
そんな苦境ながら、家族や家人の愛そして知識チートを生かし領地の発展を目指していきます。
そんな感じで主題はお菓子ですが、貴族社会や領地発展の話のウェイトも多く、内容もとても重厚な作品となっており、お菓子に興味が薄い方でも楽しんで読める内容だとおもいます。
また文章や表現共に丁寧に書かれており、他作者様と比較するのは大変失礼なのですが、作者様の教養の高さが文章によく出ていると思われます。
冒頭から興味を惹かれ読み進めてきましたが、しっかりとした説明と胸焼けしないストーリーの進み具合、おもしろいし読むのがわくわくする気持ちを維持したまま最新話まで読めるとは思いませんでした。
数ある小説の中でも個人的に一二を争う作品です。
とても応援しています。
続きが気になり過ぎてしょうがなく、読み終わってしまうのが惜しいと感じる作品に出会えたのは本当に久しぶり。
数ある小説の中でも個人的に一二を争う作品です。
とても応援しています。
続きが気になり過ぎてしょうがなく、読み終わってしまうのが惜しいと感じる作品に出会えたのは本当に久しぶり。
須臾、素封家、友領、干戈を交える、掣肘、派閥領袖、鎮撫、拱手傍観、宸襟を騒がし奉り、向背定かならぬ。
いくつ知っている言葉があっただろうか。
いや、知っていたとして、これらの言葉をあなたは自身の書く作品で使えるだろうか。
ファンタジーでも歴史物でもない、そう思うかもしれない。だが違うのだ。これらの言葉を知るためにはたくさんの読書量が必要だ。そしてそれを自身の文として違和感なく使用するには、それだけの実力が必要だ。
辞書を引いている?
すごいじゃないか。わたし達は自分のリズムで文体を構築する。わざわざ辞書を引いてまではなかなかしない。
この作家は言葉を自分の文体に無理なく取り込んでいる。
しかもその物語は細部まで行き届いて作られているのだ。
物語が、言葉が、全てが怒涛のような心地よさで迫ってくる。
この素晴らしい作品を、ぜひ1度読んでみていただきたい。
いくつ知っている言葉があっただろうか。
いや、知っていたとして、これらの言葉をあなたは自身の書く作品で使えるだろうか。
ファンタジーでも歴史物でもない、そう思うかもしれない。だが違うのだ。これらの言葉を知るためにはたくさんの読書量が必要だ。そしてそれを自身の文として違和感なく使用するには、それだけの実力が必要だ。
辞書を引いている?
すごいじゃないか。わたし達は自分のリズムで文体を構築する。わざわざ辞書を引いてまではなかなかしない。
この作家は言葉を自分の文体に無理なく取り込んでいる。
しかもその物語は細部まで行き届いて作られているのだ。
物語が、言葉が、全てが怒涛のような心地よさで迫ってくる。
この素晴らしい作品を、ぜひ1度読んでみていただきたい。
将来を期待された菓子職人が死に、異世界の貴族家の少年ペイスリーに転生。
しかし彼の領地は山に囲まれているため雨も少なく、荒れた場所だった。
前世の記憶があるために、今世でも製菓をしたい主人公が領地を発展させていく話ですね。
お菓子関連のことになるとテンションがおかしくなる子ではあるんですけど、内政も軍事もしっかりこなすスペックの高さは素晴らしい。
趣味で暴走しつつもしっかり領地の利益を確保する貴族らしさもありますし、開拓モノとしては屈指の面白さがある作品です。
しかし彼の領地は山に囲まれているため雨も少なく、荒れた場所だった。
前世の記憶があるために、今世でも製菓をしたい主人公が領地を発展させていく話ですね。
お菓子関連のことになるとテンションがおかしくなる子ではあるんですけど、内政も軍事もしっかりこなすスペックの高さは素晴らしい。
趣味で暴走しつつもしっかり領地の利益を確保する貴族らしさもありますし、開拓モノとしては屈指の面白さがある作品です。
物事をさまざまな視点からどうなるかを認識できたり、1つの物事から起こりうるさまざまな現象を予測したものを文章に起こしたり、塵のように散りばめられた教養の良さが最新話まで読めば山のように自分に積み上げられたりしていて、私は1作品の中でこれほどまでに自分の知識として蓄えられる作品をみたことがありませんでした。
また、登場人物のキャラ立ちの良さ、1章の中での起承転結の簡潔さが私の中に特に印象に残りましたが、それ以外にも多くの読む人を飽きさせない工夫があり、次の話を早く読みたいと思わせる作品です。
書籍コミカライズも何巻も販売されているので実力も確か。お金貯まったら買います!
また、登場人物のキャラ立ちの良さ、1章の中での起承転結の簡潔さが私の中に特に印象に残りましたが、それ以外にも多くの読む人を飽きさせない工夫があり、次の話を早く読みたいと思わせる作品です。
書籍コミカライズも何巻も販売されているので実力も確か。お金貯まったら買います!
稀代の菓子職人だった主人公が、草も生えない砂漠の僻地に領主の子として異世界転生し、自領をお菓子天国にしようと決意します。
タイトルの「おかしな」はもちろん「お菓子な」を意味するのでしょうけれど、いろんな意味で「頭のおかしな」主人公が転生してきた、という意味もあるんじゃないでしょうか。
だって普通、お菓子のために敵国を返り討ちにしたり、山ひとつを消したり、計略を仕掛けてきた貴族を没落させたりしますか!?
具体的な主人公ペイスの奇行は、是非読み進めていってください。
最新話ではついにお菓子会のダークホース・チョコレートを手にしてしまった主人公ペイス。
いよいよ始まるんでしょうね、チョコレート無双が!!
タイトルの「おかしな」はもちろん「お菓子な」を意味するのでしょうけれど、いろんな意味で「頭のおかしな」主人公が転生してきた、という意味もあるんじゃないでしょうか。
だって普通、お菓子のために敵国を返り討ちにしたり、山ひとつを消したり、計略を仕掛けてきた貴族を没落させたりしますか!?
具体的な主人公ペイスの奇行は、是非読み進めていってください。
最新話ではついにお菓子会のダークホース・チョコレートを手にしてしまった主人公ペイス。
いよいよ始まるんでしょうね、チョコレート無双が!!
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。