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[一言]
最初に登場した人物が主人公ではないケース。ホラーやミステリーでは最初の犠牲者の視点で書かれる事は技法として確立されているようで、特に映画の演出では寧ろ普通?でしょうか。
最初に事件の異常さ異質さを読者に伝える事を目的とした上で犯人像のミスリードを読者に仕掛けることも目的の一つでしょうか。
復讐モノの場合は最初に殺される家族なり最愛の人物なりを視点で書いて主人公の行動に対する動機付けに利用場合もあるようです。
強大な敵に立ち向かう主人公を描いた作品では敵の強大さを最初に印象付ける意味も含めて、この場合もう一人の主人公でもある敵の首魁の視点で書くというケースもあるにはあるようです。
本当の例外として主人公が前座主人公の親からメイン主人公である子供に引き継がれるようなケースもあったような気がします。
何れにせよ最初に登場した人物を主人公にしない場合は如何に違和感なく、本当の主人公に物語のバトンを受け渡すか相当の技量が問われそうです。
最初に登場した人物が主人公ではないケース。ホラーやミステリーでは最初の犠牲者の視点で書かれる事は技法として確立されているようで、特に映画の演出では寧ろ普通?でしょうか。
最初に事件の異常さ異質さを読者に伝える事を目的とした上で犯人像のミスリードを読者に仕掛けることも目的の一つでしょうか。
復讐モノの場合は最初に殺される家族なり最愛の人物なりを視点で書いて主人公の行動に対する動機付けに利用場合もあるようです。
強大な敵に立ち向かう主人公を描いた作品では敵の強大さを最初に印象付ける意味も含めて、この場合もう一人の主人公でもある敵の首魁の視点で書くというケースもあるにはあるようです。
本当の例外として主人公が前座主人公の親からメイン主人公である子供に引き継がれるようなケースもあったような気がします。
何れにせよ最初に登場した人物を主人公にしない場合は如何に違和感なく、本当の主人公に物語のバトンを受け渡すか相当の技量が問われそうです。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。
ホラー、パニック、ミステリーの類いは、真っ先に「謎」を読み手に突きつけて「不安」を煽るために、あえて主人公でない人物の視点から始めることはありますよね。ミステリーの場合だと「倒叙ミステリー」は探偵や警察よりも犯人が主人公ですから、冒頭で犯行シーンを書いても「主人公の視点」であることに変わりはないかなと。「正統派ミステリー」の場合は「死体を転がせ」で始まるものが多く、また「謎」の提示にもなります。だから「正統派ミステリー」で犯人の視点から始めると底が浅く感じられるのでしょう。
親の仇を子供が討つというのは、ゲームではよく観ますよね。ただ小説としてはなかなかうまく表現しづらい部分があります。よく出来た親でなければ、子供が仇を討とうとするかという問題もありますし。第一、どうやって親の仇を子供が知っているのかという情報に矛盾が生じやすいのです。もし親の仲間が生き延びていたとして、親を見捨てた形になるその人を子供はどう思うかという問題もあります。
結論としては、くろの介様と同じく、本当の主人公へ視点を自然にバトンタッチさせるのがかなり難しい、というところに落ち着きますね。
ホラー、パニック、ミステリーの類いは、真っ先に「謎」を読み手に突きつけて「不安」を煽るために、あえて主人公でない人物の視点から始めることはありますよね。ミステリーの場合だと「倒叙ミステリー」は探偵や警察よりも犯人が主人公ですから、冒頭で犯行シーンを書いても「主人公の視点」であることに変わりはないかなと。「正統派ミステリー」の場合は「死体を転がせ」で始まるものが多く、また「謎」の提示にもなります。だから「正統派ミステリー」で犯人の視点から始めると底が浅く感じられるのでしょう。
親の仇を子供が討つというのは、ゲームではよく観ますよね。ただ小説としてはなかなかうまく表現しづらい部分があります。よく出来た親でなければ、子供が仇を討とうとするかという問題もありますし。第一、どうやって親の仇を子供が知っているのかという情報に矛盾が生じやすいのです。もし親の仲間が生き延びていたとして、親を見捨てた形になるその人を子供はどう思うかという問題もあります。
結論としては、くろの介様と同じく、本当の主人公へ視点を自然にバトンタッチさせるのがかなり難しい、というところに落ち着きますね。
- カイ.智水
- 2020年 04月15日 12時54分
[一言]
書簡体形式はジャンルを選びますね。異世界転生モノを書簡体形式で書けばおそらく読んだ人間の殆どが首を傾げると思います。臨場感溢れるシーンをウリとするようなタイプの作品や自転車屋操業的な投稿をするサッカサンノ多いネット小説ではまず採用できない形式ですね。
書簡体形式はジャンルを選びますね。異世界転生モノを書簡体形式で書けばおそらく読んだ人間の殆どが首を傾げると思います。臨場感溢れるシーンをウリとするようなタイプの作品や自転車屋操業的な投稿をするサッカサンノ多いネット小説ではまず採用できない形式ですね。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。
書簡体小説はジャンルを選びますよね。
現代日本だとすでにスマートフォンでLINEやTwitterが主ですし、SFなら電脳でどうにでもなりそう。
異世界ファンタジーなら魔法がないから、手紙はまだ現役かもしれない。
歴史ならインターネットがないから書簡をやりとりしているでしょうし。
本文では書かなかったですが、推理ものはやってやれなくはないと思います。拘置所に収監されている容疑者と弁護士との手紙のやりとりで真相に迫っていく、なんて使い方はできるでしょう。
ですが、やはりジャンルは相当絞られますね。
小説投稿サイトで人気が出ないのも、多くの方がスマートフォンからやってきて、手紙なんて出したこともない人が多数だからでしょうし。
書簡体小説はジャンルを選びますよね。
現代日本だとすでにスマートフォンでLINEやTwitterが主ですし、SFなら電脳でどうにでもなりそう。
異世界ファンタジーなら魔法がないから、手紙はまだ現役かもしれない。
歴史ならインターネットがないから書簡をやりとりしているでしょうし。
本文では書かなかったですが、推理ものはやってやれなくはないと思います。拘置所に収監されている容疑者と弁護士との手紙のやりとりで真相に迫っていく、なんて使い方はできるでしょう。
ですが、やはりジャンルは相当絞られますね。
小説投稿サイトで人気が出ないのも、多くの方がスマートフォンからやってきて、手紙なんて出したこともない人が多数だからでしょうし。
- カイ.智水
- 2020年 04月13日 21時53分
[一言]
冒頭と結末は密接にリンクさせた方が違和感のない結末になる。なる程です。確かにストーリーをきれいに纏めて完結させることの長けた作家さんは紆余曲折させながら綺麗にストーリーを完結まで持って行きますね。
そして将来的にエタることになりそうだと感じる小説はよく考えると冒頭部からの本編突入後しばらくたっても主人公に結末の方向性が見いだせない、あるいは突然両方の車輪が完結までのロードマップからの宙に浮くといった特有の現象が見られます。
異世界転生モノはランキング上位でもその傾向が強いですね。
テンプレートに従おうが従うまいが冒頭部は女神等の超越者からチートを受け取るまたは前世の記憶を取り戻す事のどちらかで開始されますから他者と差別化が困難な為でしょうか。
私の天才の定義は異様に努力効率の良すぎる人、人の心を惹き寄せる性質の強い人だと考えています。物語の冒頭部と結末を綺麗に紐付けるセンスなどもその範疇なのかもしれません。そんなものが単純な努力で身に付く時点で異常だと考えられますから。
尤も天才は時として日本語の単語と文法を用いて宇宙の言葉を話す人種でもありますから意味、凡人の読者を相手にしなければならない小説家は努力する凡人、秀才の方が向いているような気がします。
冒頭と結末は密接にリンクさせた方が違和感のない結末になる。なる程です。確かにストーリーをきれいに纏めて完結させることの長けた作家さんは紆余曲折させながら綺麗にストーリーを完結まで持って行きますね。
そして将来的にエタることになりそうだと感じる小説はよく考えると冒頭部からの本編突入後しばらくたっても主人公に結末の方向性が見いだせない、あるいは突然両方の車輪が完結までのロードマップからの宙に浮くといった特有の現象が見られます。
異世界転生モノはランキング上位でもその傾向が強いですね。
テンプレートに従おうが従うまいが冒頭部は女神等の超越者からチートを受け取るまたは前世の記憶を取り戻す事のどちらかで開始されますから他者と差別化が困難な為でしょうか。
私の天才の定義は異様に努力効率の良すぎる人、人の心を惹き寄せる性質の強い人だと考えています。物語の冒頭部と結末を綺麗に紐付けるセンスなどもその範疇なのかもしれません。そんなものが単純な努力で身に付く時点で異常だと考えられますから。
尤も天才は時として日本語の単語と文法を用いて宇宙の言葉を話す人種でもありますから意味、凡人の読者を相手にしなければならない小説家は努力する凡人、秀才の方が向いているような気がします。
くろの介様、いつもご感想ありがとうございます。
物語を始めるとき、書き手はつねに終着点が見えていなければならないと思っています。
終着点がわかっているから、そこから逸脱しない範囲で自由に展開できるのではないでしょうか。
エタる方が多いのも、くろの介様のおっしゃるように「本編突入後しばらくたっても主人公に結末の方向性が見いだせない、あるいは突然両方の車輪が完結までのロードマップからの宙に浮く」作品の多さに反映されています。
異世界転生は第一話がほとんどどの作品も同じになってしまいますね。
差別化を図ろうとすると、それは「異世界転生」なのかと思われかねません。第一話で主人公が潔く死ななければ話が先に進まない。死んだら神様や超越者が出てきて転生させる儀式を行なう。第二話は転生後から始めれば「異世界転生」テンプレートを踏襲できますからね。
天才についてはさまざまな解釈があってよいと思います。
「努力効率がよすぎる」というのも主人公の属性として便利に使えますからね。
「人の心を惹き寄せる性質の強い人」はカリスマ性として仲間集めに使えそうです。
ただ本物の天才が、努力を始めたら、努力した凡人である秀才なんてあっという間に引き離されるでしょうね。
だから本コラムでは、努力を是としています。
凡人は秀才になれますし、天才は誰よりも高みへ到達できますからね。
物語を始めるとき、書き手はつねに終着点が見えていなければならないと思っています。
終着点がわかっているから、そこから逸脱しない範囲で自由に展開できるのではないでしょうか。
エタる方が多いのも、くろの介様のおっしゃるように「本編突入後しばらくたっても主人公に結末の方向性が見いだせない、あるいは突然両方の車輪が完結までのロードマップからの宙に浮く」作品の多さに反映されています。
異世界転生は第一話がほとんどどの作品も同じになってしまいますね。
差別化を図ろうとすると、それは「異世界転生」なのかと思われかねません。第一話で主人公が潔く死ななければ話が先に進まない。死んだら神様や超越者が出てきて転生させる儀式を行なう。第二話は転生後から始めれば「異世界転生」テンプレートを踏襲できますからね。
天才についてはさまざまな解釈があってよいと思います。
「努力効率がよすぎる」というのも主人公の属性として便利に使えますからね。
「人の心を惹き寄せる性質の強い人」はカリスマ性として仲間集めに使えそうです。
ただ本物の天才が、努力を始めたら、努力した凡人である秀才なんてあっという間に引き離されるでしょうね。
だから本コラムでは、努力を是としています。
凡人は秀才になれますし、天才は誰よりも高みへ到達できますからね。
- カイ.智水
- 2020年 04月07日 18時32分
[一言]
せがた三四……じゃない、カイ・アルザードさん、こんばんは。
鍛錬編、毎日楽しく読ませて頂きました。
作者が中二病になってはいけないとか覚醒の話など、実に有意義でためになるこのコラムは、既に自分の一日の常となっております。
ところで、この最新話は「天才」「秀才」「凡人」に触れた回でしたが……例えば、作家で「天才」と言うとどのような人が該当しますかね?
海外だとコナンドイル氏やトールキン氏、最近で言えばJ・K・ローリング氏が直ぐに思い浮かびます。
そして日本だとパッと思い浮かんだのは宮沢賢治くらいかなって思ったのですが……現存している方だと、誰が該当するのかなって単純に気になりました。
「秀才」ならそれこそ、過去から現在まで沢山該当する方は居られると思うんですけど、作家で「天才」は中々思い浮かばないような気がします。
もちろん、自分がまだ色々な作家や作品を知らない故の事なのでしょうが、カイ・アルザードさんならどなたを挙げるのかなって気になったので質問してみました。
せがた三四……じゃない、カイ・アルザードさん、こんばんは。
鍛錬編、毎日楽しく読ませて頂きました。
作者が中二病になってはいけないとか覚醒の話など、実に有意義でためになるこのコラムは、既に自分の一日の常となっております。
ところで、この最新話は「天才」「秀才」「凡人」に触れた回でしたが……例えば、作家で「天才」と言うとどのような人が該当しますかね?
海外だとコナンドイル氏やトールキン氏、最近で言えばJ・K・ローリング氏が直ぐに思い浮かびます。
そして日本だとパッと思い浮かんだのは宮沢賢治くらいかなって思ったのですが……現存している方だと、誰が該当するのかなって単純に気になりました。
「秀才」ならそれこそ、過去から現在まで沢山該当する方は居られると思うんですけど、作家で「天才」は中々思い浮かばないような気がします。
もちろん、自分がまだ色々な作家や作品を知らない故の事なのでしょうが、カイ・アルザードさんならどなたを挙げるのかなって気になったので質問してみました。
- 投稿者: 退会済み
- 男性
- 2020年 04月06日 20時44分
管理
エピソード1149
猫屋敷たまる様、ご感想ありがとうございます。
セガサターンしろ! ということでセガさんには頑張ってセガサターンminiを作ってもらいましょう。
それはともかく、小説家で「天才」が思い浮かばないとのことですね。
これについてはいくつか候補がいます。
まず浮かぶのが小説賞に名を冠する三名、芥川龍之介氏、直木三十五氏、菊池寛氏です。
この三名は菊池寛氏が先に売れました。そして現役で活動する小説家の中で、最も才能があると見込んだのが芥川龍之介氏と直木三十五氏だったのです。それで菊池寛氏は「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を設立しました。後世、この二賞を創設した菊池寛氏の才能も評価されて「菊池寛賞」も設けられました。
芥川龍之介氏のライバルであった谷崎潤一郎氏も賞に名を冠しますが、どちらかといえば秀才型の人物です。
そして世界初の長編小説『源氏物語』を書いた紫式部氏は確実に天才です。
伝承や神話に依らない、まったくの空想で創られた世界初の長編小説を書いたという、それだけをもってしても「天才」であることは疑いようがありません。
実は最近の小説界隈には「天才」がほとんどいません。
それは秀才が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているからです。つまり「天才」の書いた小説のよさを正確に理解できない方が選考しているかぎり、「天才」がプロデビューできない仕組みが出来あがってしまいました。
ライトノベルでは神坂一氏や吉岡平氏、火浦功氏、冴木忍氏、六道慧氏あたりの黎明期の書き手は皆「天才」でした。
今のライトノベルでは、誰もが知る川原礫氏、鎌池和馬氏、渡航氏あたりはすべて「秀才」ですね。
「天才」だとプロの書き手が「この作品は面白いから読んでみて」と担当編集さんにオススメした方が多い。
たとえば『君の膵臓をたべたい』の住野よる氏、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』の伏見つかさ氏は、プロの推薦の形でデビューしていますので「天才」と呼んでかまわないと思います。
夏目漱石氏は「努力した天才」型だと思います。つまり日本文学で最強の存在です。
その時代まで戻れば、宮沢賢治氏も小泉八雲氏も天才に違いありません。
つまり近年「天才」と呼べる書き手はほとんどいないのです。
「秀才」が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているかぎり、輩出されるプロも「秀才」止まり。
もし「天才」が最終選考を担っていれば、「天才」が芋づる式に釣り上がり、小説界隈のレベルもかなりアップすると思います。
そうならなかったから「出版不況」が起こったのかもしれませんね。
セガサターンしろ! ということでセガさんには頑張ってセガサターンminiを作ってもらいましょう。
それはともかく、小説家で「天才」が思い浮かばないとのことですね。
これについてはいくつか候補がいます。
まず浮かぶのが小説賞に名を冠する三名、芥川龍之介氏、直木三十五氏、菊池寛氏です。
この三名は菊池寛氏が先に売れました。そして現役で活動する小説家の中で、最も才能があると見込んだのが芥川龍之介氏と直木三十五氏だったのです。それで菊池寛氏は「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」を設立しました。後世、この二賞を創設した菊池寛氏の才能も評価されて「菊池寛賞」も設けられました。
芥川龍之介氏のライバルであった谷崎潤一郎氏も賞に名を冠しますが、どちらかといえば秀才型の人物です。
そして世界初の長編小説『源氏物語』を書いた紫式部氏は確実に天才です。
伝承や神話に依らない、まったくの空想で創られた世界初の長編小説を書いたという、それだけをもってしても「天才」であることは疑いようがありません。
実は最近の小説界隈には「天才」がほとんどいません。
それは秀才が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているからです。つまり「天才」の書いた小説のよさを正確に理解できない方が選考しているかぎり、「天才」がプロデビューできない仕組みが出来あがってしまいました。
ライトノベルでは神坂一氏や吉岡平氏、火浦功氏、冴木忍氏、六道慧氏あたりの黎明期の書き手は皆「天才」でした。
今のライトノベルでは、誰もが知る川原礫氏、鎌池和馬氏、渡航氏あたりはすべて「秀才」ですね。
「天才」だとプロの書き手が「この作品は面白いから読んでみて」と担当編集さんにオススメした方が多い。
たとえば『君の膵臓をたべたい』の住野よる氏、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『エロマンガ先生』の伏見つかさ氏は、プロの推薦の形でデビューしていますので「天才」と呼んでかまわないと思います。
夏目漱石氏は「努力した天才」型だと思います。つまり日本文学で最強の存在です。
その時代まで戻れば、宮沢賢治氏も小泉八雲氏も天才に違いありません。
つまり近年「天才」と呼べる書き手はほとんどいないのです。
「秀才」が「小説賞・新人賞」の最終選考をしているかぎり、輩出されるプロも「秀才」止まり。
もし「天才」が最終選考を担っていれば、「天才」が芋づる式に釣り上がり、小説界隈のレベルもかなりアップすると思います。
そうならなかったから「出版不況」が起こったのかもしれませんね。
- カイ.智水
- 2020年 04月07日 18時57分
[一言]
根拠のない自信でもあった方がないよりも良いと思います。言葉と云うものは嘘でも語る人間に自信があれば不思議なことに真実味を帯びます。逆に自信がなければ例え其れが事実だとしても誰も信じないという現象が発生しますので。
他力性の強い賭博依存症の方々の根拠のない自信は一種の病気、障害の類ですので小説家のような自分のみ実力のみで勝負する勝負師の根拠のない自信とは根本的に異なると思います。
作品の評価は難しいですね。書き手「生産者」、読み手「消費者」の評価基準は根本的に違いますから。生産者の評価は基準を満たしたものが出来たかどうか。満足する作品が出来たかどうか、ですから。そして消費者の評価基準は買って満足したかどうかですから。
そして小説サイトでの読者の評価というものは極論すれば、最上は「お金を払っても読む価値がある。」次いで「無料なら読んで構わない。」、最低基準は「お金を貰っても読む価値はない。」です。明確にこの基準で評価するサイトは現在どころか今後も現れないでしょ。きっと作家さん皆、逃げちゃいますからね。
同じ様にツイッターも「いいね」だけでなく「どうでもいいね」と「くだらないこと書いて死ねばいいね。」を加えると炎上なんて現象はなくなるのですが実現することはないでしょう。
根拠のない自信でもあった方がないよりも良いと思います。言葉と云うものは嘘でも語る人間に自信があれば不思議なことに真実味を帯びます。逆に自信がなければ例え其れが事実だとしても誰も信じないという現象が発生しますので。
他力性の強い賭博依存症の方々の根拠のない自信は一種の病気、障害の類ですので小説家のような自分のみ実力のみで勝負する勝負師の根拠のない自信とは根本的に異なると思います。
作品の評価は難しいですね。書き手「生産者」、読み手「消費者」の評価基準は根本的に違いますから。生産者の評価は基準を満たしたものが出来たかどうか。満足する作品が出来たかどうか、ですから。そして消費者の評価基準は買って満足したかどうかですから。
そして小説サイトでの読者の評価というものは極論すれば、最上は「お金を払っても読む価値がある。」次いで「無料なら読んで構わない。」、最低基準は「お金を貰っても読む価値はない。」です。明確にこの基準で評価するサイトは現在どころか今後も現れないでしょ。きっと作家さん皆、逃げちゃいますからね。
同じ様にツイッターも「いいね」だけでなく「どうでもいいね」と「くだらないこと書いて死ねばいいね。」を加えると炎上なんて現象はなくなるのですが実現することはないでしょう。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。
おっしゃるように、自信は持っていたほうがよいと思います。
ただ、根拠があるのかないのかを自ら把握しているかどうかが問われてきますね。
根拠がないという自覚がないで「自信」を持たれても、それは博打でしかありません。
根拠があるという自覚がないで「自信」を持つから、周りの人も納得するだけの質が担保される。
根拠がないという自覚があるうえで「自信」を持てば、空元気のようなもので表面上は自信があるように見えます。
根拠があるという時間があるうえで「自信」を持つのが、真の意味での「自信」だと思います。
作品の評価は「書き手の自己満足」で終わるか、「読み手も満足」して終わるかですね。
「書き手が満足しないのに読み手が満足」するのはなかなか難しいので。
「金を払っても」「無料なら」「金をもらっても」は確かにひとつの基準ですね。
出版社レーベルが「金を払っても」を書籍化してくれれば、出版不況も少しは和らぐかもしれません。
おっしゃるように、自信は持っていたほうがよいと思います。
ただ、根拠があるのかないのかを自ら把握しているかどうかが問われてきますね。
根拠がないという自覚がないで「自信」を持たれても、それは博打でしかありません。
根拠があるという自覚がないで「自信」を持つから、周りの人も納得するだけの質が担保される。
根拠がないという自覚があるうえで「自信」を持てば、空元気のようなもので表面上は自信があるように見えます。
根拠があるという時間があるうえで「自信」を持つのが、真の意味での「自信」だと思います。
作品の評価は「書き手の自己満足」で終わるか、「読み手も満足」して終わるかですね。
「書き手が満足しないのに読み手が満足」するのはなかなか難しいので。
「金を払っても」「無料なら」「金をもらっても」は確かにひとつの基準ですね。
出版社レーベルが「金を払っても」を書籍化してくれれば、出版不況も少しは和らぐかもしれません。
- カイ.智水
- 2020年 04月03日 19時28分
[一言]
作家さんの中にはランキング上位に位置するにも関わらず、後書きに「モチベーション維持には評価してくれる事が必要」というような主旨のことを投稿する毎に書く方がおられます。
向上心を持つことは大事だと思いますが少し穿った解釈をすれば「評価してくれなかったら連載を止めるぞ。」、または「この小説は勢いと思いつきで書いているため先行きは不透明でいつエタッてもおかしくありません。」と言われているようにも思えます。
多くの評価を集めて書籍化に成功したとしても売上が伸びずそのまま打ち切りとなってネット小説のサイトでは評価されているにも関わらずそのまま筆を折る方もおられます。
結局、モチベーション云々以前に何かをやり遂げる強い意志のない方はいくら評価しても筆を折ることを止めることは出来ないと思われます。
作家さんの中にはランキング上位に位置するにも関わらず、後書きに「モチベーション維持には評価してくれる事が必要」というような主旨のことを投稿する毎に書く方がおられます。
向上心を持つことは大事だと思いますが少し穿った解釈をすれば「評価してくれなかったら連載を止めるぞ。」、または「この小説は勢いと思いつきで書いているため先行きは不透明でいつエタッてもおかしくありません。」と言われているようにも思えます。
多くの評価を集めて書籍化に成功したとしても売上が伸びずそのまま打ち切りとなってネット小説のサイトでは評価されているにも関わらずそのまま筆を折る方もおられます。
結局、モチベーション云々以前に何かをやり遂げる強い意志のない方はいくら評価しても筆を折ることを止めることは出来ないと思われます。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。
小説投稿サイトで書き手の側から「評価してくれ」の趣旨はマナー違反だと思っています。
本来なら作品の面白さで評価を集めるものであって、モチベーション維持のために評価を集めるのは「Amazonのレビュー」並みに怪しい評価しかつきません。
それでランキング上位になっても、くろの介様がおっしゃるとおり、いつエタるか不安定になるかわからない、という一種の地雷のようなものですよね。
以前と比べて、小説投稿サイトでランキング上位になっただけで紙の書籍化されるケースは減りましたが、完全になくなったわけではない。
小説投稿サイトで開催されている「小説賞・新人賞」へ応募して、結果としてランキング上位になった場合くらいでしょうか。
やはり「動因」が強くなければ、継続して書かないのだなと思わされました。
小説投稿サイトで書き手の側から「評価してくれ」の趣旨はマナー違反だと思っています。
本来なら作品の面白さで評価を集めるものであって、モチベーション維持のために評価を集めるのは「Amazonのレビュー」並みに怪しい評価しかつきません。
それでランキング上位になっても、くろの介様がおっしゃるとおり、いつエタるか不安定になるかわからない、という一種の地雷のようなものですよね。
以前と比べて、小説投稿サイトでランキング上位になっただけで紙の書籍化されるケースは減りましたが、完全になくなったわけではない。
小説投稿サイトで開催されている「小説賞・新人賞」へ応募して、結果としてランキング上位になった場合くらいでしょうか。
やはり「動因」が強くなければ、継続して書かないのだなと思わされました。
- カイ.智水
- 2020年 03月31日 18時36分
[一言]
「銀河英雄伝説」、私も結構、覚えていますね。色々突っ込みどころある作品ではありましたがそれが絶妙なアクセントととして面白さを引き立てる役割を果たしていました。特に竹馬の友を僅か2冊目で退場させる決断は凄みすら感じます。その事により対立軸を1本化することに成功し僅か10冊で完結させることに成功しましたから。
グインサーガは私も手を出してはおりません。理由は簡単で完結ラインが見えない、いつ完結させるのか全く理解できなかったからです。更に付け加えるなら、栗本薫女氏の作品には登場させた美少女、美女は意地でも想い人とは添い遂げさせないという情念を強く感じるために引いてしまうというのもあります。
10人以上登場人物を登場させたにも関わらず登場人物全員の名前を大勢の読者が覚えていてくれる、おそらく其れ自体がその作品に対する最大の賛辞かもしれませんね。
「銀河英雄伝説」、私も結構、覚えていますね。色々突っ込みどころある作品ではありましたがそれが絶妙なアクセントととして面白さを引き立てる役割を果たしていました。特に竹馬の友を僅か2冊目で退場させる決断は凄みすら感じます。その事により対立軸を1本化することに成功し僅か10冊で完結させることに成功しましたから。
グインサーガは私も手を出してはおりません。理由は簡単で完結ラインが見えない、いつ完結させるのか全く理解できなかったからです。更に付け加えるなら、栗本薫女氏の作品には登場させた美少女、美女は意地でも想い人とは添い遂げさせないという情念を強く感じるために引いてしまうというのもあります。
10人以上登場人物を登場させたにも関わらず登場人物全員の名前を大勢の読者が覚えていてくれる、おそらく其れ自体がその作品に対する最大の賛辞かもしれませんね。
くろの介様、ご感想ありがとうございます。
名前を憶えてもらえるというのは、書き手冥利に尽きるところですね。
この作品といえば、こんな人物が出てくるな。ということをすぐに思い出してくれるのは、それだけ読み手に深く読んでもらえるからですし。
『銀河英雄伝説』は読みやすいのに、『グイン・サーガ』は手を出しづらい。人それぞれですが、なんとなく読みにくそうという印象を与えてしまっているのですね。
小説書きとしては他山の石とするべきでしょうか。
名前を憶えてもらえるというのは、書き手冥利に尽きるところですね。
この作品といえば、こんな人物が出てくるな。ということをすぐに思い出してくれるのは、それだけ読み手に深く読んでもらえるからですし。
『銀河英雄伝説』は読みやすいのに、『グイン・サーガ』は手を出しづらい。人それぞれですが、なんとなく読みにくそうという印象を与えてしまっているのですね。
小説書きとしては他山の石とするべきでしょうか。
- カイ.智水
- 2020年 03月30日 07時06分
[一言]
角川春樹、懐かしいですね。昔は春樹と云えば角川春樹を思い浮かべたものですが、現在は村上春樹を思い浮かべますね。昔は角川春樹のパクリのような名前と思っていた事が懐かしいですね。
エルフの耳が長いのは水野良氏の影響ではなくイラストを担当していた出渕裕氏の影響だと思われます。確か、作中でヒロインのエルフの耳の長さに言及する記述は見かけた印象がないので。やはりラノベはイラストの影響が強いですね。古いラノベの電子書籍はイラストが付いていないことが多いので読むとどこか重要な調味料を入れ忘れた料理を食べているような気分になります。そして、書店でラノベを購入する時は自分の好みのイラストの作品をどうしても選んでしまいますから。
書籍化されたネット小説も誰がイラストを担当するかでその作品に対する出版社の期待度を測る、本のサイズと並んで重要な指標のようですし。
角川春樹、懐かしいですね。昔は春樹と云えば角川春樹を思い浮かべたものですが、現在は村上春樹を思い浮かべますね。昔は角川春樹のパクリのような名前と思っていた事が懐かしいですね。
エルフの耳が長いのは水野良氏の影響ではなくイラストを担当していた出渕裕氏の影響だと思われます。確か、作中でヒロインのエルフの耳の長さに言及する記述は見かけた印象がないので。やはりラノベはイラストの影響が強いですね。古いラノベの電子書籍はイラストが付いていないことが多いので読むとどこか重要な調味料を入れ忘れた料理を食べているような気分になります。そして、書店でラノベを購入する時は自分の好みのイラストの作品をどうしても選んでしまいますから。
書籍化されたネット小説も誰がイラストを担当するかでその作品に対する出版社の期待度を測る、本のサイズと並んで重要な指標のようですし。
くろの介様、いつもご感想ありがとうございます。
昔は「春樹」なら「角川春樹」だったんですけどね。メディアミックス戦略を始めるなどした角川書店でしたが、実は角川歴彦氏が主導していました。歴彦氏がメディアファクトリーを立ち上げて独立してからの角川書店は凋落したんですよね。
そこに春樹氏の逮捕があって、経営刷新で歴彦氏に白羽の矢が立ち、復帰とともに関連会社すべてをひとつにまとめた豪腕ぶりを発揮し、今のKADOKAWAが出来たんですよね。
『ロードス島戦記』からエルフの耳が長くなった件は、以前にコラムで言及しているので「耳タコかな」と思い出渕裕氏の名は出しませんでした。ここから読み始めた方には不親切でしたね。
世の多くの読み手が抱く「ライトノベル」の定義は、「マンガイラストのような表紙や挿絵がある」というものがあります。誰が表紙や挿絵を書くかで世界観もガラリと変わってしまいますからね。
『ロードス島戦記』も出渕裕氏から、『新ロードス島戦記』で美樹本和彦氏へ、『ロードス島戦記 誓約の宝冠』で左氏へバトンタッチしています。読み手の印象としてそれぞれちょっと世界観が異なるんですよね。
昔は「春樹」なら「角川春樹」だったんですけどね。メディアミックス戦略を始めるなどした角川書店でしたが、実は角川歴彦氏が主導していました。歴彦氏がメディアファクトリーを立ち上げて独立してからの角川書店は凋落したんですよね。
そこに春樹氏の逮捕があって、経営刷新で歴彦氏に白羽の矢が立ち、復帰とともに関連会社すべてをひとつにまとめた豪腕ぶりを発揮し、今のKADOKAWAが出来たんですよね。
『ロードス島戦記』からエルフの耳が長くなった件は、以前にコラムで言及しているので「耳タコかな」と思い出渕裕氏の名は出しませんでした。ここから読み始めた方には不親切でしたね。
世の多くの読み手が抱く「ライトノベル」の定義は、「マンガイラストのような表紙や挿絵がある」というものがあります。誰が表紙や挿絵を書くかで世界観もガラリと変わってしまいますからね。
『ロードス島戦記』も出渕裕氏から、『新ロードス島戦記』で美樹本和彦氏へ、『ロードス島戦記 誓約の宝冠』で左氏へバトンタッチしています。読み手の印象としてそれぞれちょっと世界観が異なるんですよね。
- カイ.智水
- 2020年 03月28日 06時58分
[一言]
夏目漱石の生きていた時代に教師は確かに小説を書く上ではうってつけの職業だったでしょう。しかし現在ではどうでしょう?子供たちの親の殆どが旧制中学すらマトモに入学できない、小学校すら卒業しているのか怪しい時代の教師と大半が高等教育を受けている時代とでは知識のアドバンテージが違います。
現在では人生経験は別にして夏目漱石レベルの知識であれば中学校までの義務教育をしっかり修めていれば身につくはずです。夏目漱石が高等数学をスラスラ解くような人物に見えないので尚更そう思います。
最近では歴史、それもある特殊な時代に限定すれば下手な専門家よりも詳しい人がいます。しかし、その様な人はその時代から外れるとまるで知らないとという事が多々あります。また歴史好きと公言し、学校でも習っているにも関わらず、ある時代事件に対してその地域以外で同時に何が発生していたかを普通に答えられる人は案外少ないのです。例えば天下統一前後の日本が実は世界でも質量共にトップクラスの陸軍で欧州には単独で対抗できる規模の軍隊を有する国はなく、オスマントルコと明ぐらいしか肩を並べる国はなかったという事実はあまり理解されていません。学校のカリキュラムの形態がそのような思考に対応していないこともありますが。
夏目漱石は自身の知識以上に外部から情報を多く吸収した上で自らの知識とリンクさせ小説に昇華させる能力に長けていたのではないかと。
結局の所、夏目漱石を目指すなら義務教育の勉強を疎かにしないことから始める必要があるのかもしれません。
夏目漱石の生きていた時代に教師は確かに小説を書く上ではうってつけの職業だったでしょう。しかし現在ではどうでしょう?子供たちの親の殆どが旧制中学すらマトモに入学できない、小学校すら卒業しているのか怪しい時代の教師と大半が高等教育を受けている時代とでは知識のアドバンテージが違います。
現在では人生経験は別にして夏目漱石レベルの知識であれば中学校までの義務教育をしっかり修めていれば身につくはずです。夏目漱石が高等数学をスラスラ解くような人物に見えないので尚更そう思います。
最近では歴史、それもある特殊な時代に限定すれば下手な専門家よりも詳しい人がいます。しかし、その様な人はその時代から外れるとまるで知らないとという事が多々あります。また歴史好きと公言し、学校でも習っているにも関わらず、ある時代事件に対してその地域以外で同時に何が発生していたかを普通に答えられる人は案外少ないのです。例えば天下統一前後の日本が実は世界でも質量共にトップクラスの陸軍で欧州には単独で対抗できる規模の軍隊を有する国はなく、オスマントルコと明ぐらいしか肩を並べる国はなかったという事実はあまり理解されていません。学校のカリキュラムの形態がそのような思考に対応していないこともありますが。
夏目漱石は自身の知識以上に外部から情報を多く吸収した上で自らの知識とリンクさせ小説に昇華させる能力に長けていたのではないかと。
結局の所、夏目漱石を目指すなら義務教育の勉強を疎かにしないことから始める必要があるのかもしれません。
くろの介様、いつも鋭い目線からのご感想ありがとうございます。
歴史については、世界史と日本史に分かれているだけでなく、欧米と中国ですら分かれていますから、なおさら俯瞰で見られない方が多いですね。最近では「この時代に世界でなにが起こっていたのか」に関する書籍がいくつか出版されているので、それを読めばある時代において世界ではどのような事件が起きていたのかや、どこが治めていたのかなどがわかるので便利ですよね。
私は西洋史と東洋史と日本史は別々に教育されていた世代なので、たとえば「関ヶ原の戦い」が起きた頃、西洋での勢力図や中国はどの国が治めていたのかなどはすぐに思い浮かびません。今はGoogle検索のおかげで、関ヶ原の戦いが西暦何年の出来事で、そのときの世界の勢力図や中国を統治していた帝国はどこかなどはすぐにわかりますけれども。
よく源義経がモンゴル帝国(中国史では元)の建国者チンギス・ハーンになったという伝説が語られますが、これなども日本史と中国史がリンクしていないので真偽不明ではあります。
今の夏目漱石レベルは、やはり高校教育までをきちんと修めた水準てすね。
ライトノベルの読み手が主に中高生である以上、彼らが勉強してきたまたはこれから勉強する事柄についての知識は持って然るべきだと思います。
知識としては大学レベルまで持っていてよいのですが、小説として書くのなら中高生がわかるレベルまで落とし込めるだけの要約力も求められるでしょう。
歴史については、世界史と日本史に分かれているだけでなく、欧米と中国ですら分かれていますから、なおさら俯瞰で見られない方が多いですね。最近では「この時代に世界でなにが起こっていたのか」に関する書籍がいくつか出版されているので、それを読めばある時代において世界ではどのような事件が起きていたのかや、どこが治めていたのかなどがわかるので便利ですよね。
私は西洋史と東洋史と日本史は別々に教育されていた世代なので、たとえば「関ヶ原の戦い」が起きた頃、西洋での勢力図や中国はどの国が治めていたのかなどはすぐに思い浮かびません。今はGoogle検索のおかげで、関ヶ原の戦いが西暦何年の出来事で、そのときの世界の勢力図や中国を統治していた帝国はどこかなどはすぐにわかりますけれども。
よく源義経がモンゴル帝国(中国史では元)の建国者チンギス・ハーンになったという伝説が語られますが、これなども日本史と中国史がリンクしていないので真偽不明ではあります。
今の夏目漱石レベルは、やはり高校教育までをきちんと修めた水準てすね。
ライトノベルの読み手が主に中高生である以上、彼らが勉強してきたまたはこれから勉強する事柄についての知識は持って然るべきだと思います。
知識としては大学レベルまで持っていてよいのですが、小説として書くのなら中高生がわかるレベルまで落とし込めるだけの要約力も求められるでしょう。
- カイ.智水
- 2020年 03月25日 17時05分
[一言]
大衆心理に飲み込まれるな。辞書的な意味で解釈してはいけない言葉ですね。コラムで主張されるように「大衆心理の先取り」或いはより積極的に超一流のファッション・デザイナーの境地である「自らの手で流行を作り出せ。」と解釈すべきでしょうか?
ただ其処で問題となるのは時代の旗手となるには容姿も含めたカリスマ性がどうしても必要とする事です。
それを補完する手段としては大きな賞を取ることによってマスコミのイメージ戦略に乗ることが一番手っ取り早いでしょう。
けれども、それは誰にでもできることではありません。
だからと云って手がない訳ではありません。この世にはマスメディアと云う大衆心理のコントロールのエキスパートが存在します。その恐ろしさは日本に限っても戦前の2・26事件、5・51事件を引き起こし当時の政権をひっくり返すだけでなく太平洋戦争へと国内の風潮を見事に誘導し、戦後はバブルの引き金を引き崩壊させる事に成功しています。
そして現在は大河ドラマで明智光秀を取り上げる事で現政権に対して形振り構わない政権崩壊を誘導しようとしています。
その証拠に本来であれば12月の段階で新型肺炎の対策を立てるように論陣を張るべき所を本来であれば裁判所で立件すべき桜の問題ばかり取り上げました。そして現政権を引きずり出下ろすネタになると判断した瞬間に報道内容を切り替えました。
阻止で私は未来の流行や風潮が解らなければ其れを積極的に創出しようとする集団について便乗すること提案します。
テレビのニュースや新聞を読んで単純にウザッと思うのではなく何に対してウザく感じたのか反発したのかを理詰めで考えた上でザマァする対象として擬人化しストーリーを展開すれば良いと考えます。
よく考えると現実世界を舞台にしたのでは理想とする生活ができないと感じた作家さんが異世界転生モノを書き出し、ニートやヒッキーが社会問題として取り上げられた時点で転生する主人公にニートやヒッキーが増えました。
単純に主人公に主君や体制に対して謀叛、クーデターを起こさせるにはそこ対象である存在が本来誉められた行動でない行為を正当化する為に如何に最低であるかを強調する必要が出てきますが。
実際、大河ドラマでも実像では有り得ないほどのサイコパスを強調する演出を心掛けています。
大衆心理に飲み込まれるな。辞書的な意味で解釈してはいけない言葉ですね。コラムで主張されるように「大衆心理の先取り」或いはより積極的に超一流のファッション・デザイナーの境地である「自らの手で流行を作り出せ。」と解釈すべきでしょうか?
ただ其処で問題となるのは時代の旗手となるには容姿も含めたカリスマ性がどうしても必要とする事です。
それを補完する手段としては大きな賞を取ることによってマスコミのイメージ戦略に乗ることが一番手っ取り早いでしょう。
けれども、それは誰にでもできることではありません。
だからと云って手がない訳ではありません。この世にはマスメディアと云う大衆心理のコントロールのエキスパートが存在します。その恐ろしさは日本に限っても戦前の2・26事件、5・51事件を引き起こし当時の政権をひっくり返すだけでなく太平洋戦争へと国内の風潮を見事に誘導し、戦後はバブルの引き金を引き崩壊させる事に成功しています。
そして現在は大河ドラマで明智光秀を取り上げる事で現政権に対して形振り構わない政権崩壊を誘導しようとしています。
その証拠に本来であれば12月の段階で新型肺炎の対策を立てるように論陣を張るべき所を本来であれば裁判所で立件すべき桜の問題ばかり取り上げました。そして現政権を引きずり出下ろすネタになると判断した瞬間に報道内容を切り替えました。
阻止で私は未来の流行や風潮が解らなければ其れを積極的に創出しようとする集団について便乗すること提案します。
テレビのニュースや新聞を読んで単純にウザッと思うのではなく何に対してウザく感じたのか反発したのかを理詰めで考えた上でザマァする対象として擬人化しストーリーを展開すれば良いと考えます。
よく考えると現実世界を舞台にしたのでは理想とする生活ができないと感じた作家さんが異世界転生モノを書き出し、ニートやヒッキーが社会問題として取り上げられた時点で転生する主人公にニートやヒッキーが増えました。
単純に主人公に主君や体制に対して謀叛、クーデターを起こさせるにはそこ対象である存在が本来誉められた行動でない行為を正当化する為に如何に最低であるかを強調する必要が出てきますが。
実際、大河ドラマでも実像では有り得ないほどのサイコパスを強調する演出を心掛けています。
くろの介様、毎度鋭いご指摘ありがとうございます。
「大衆心理」を知ることと、それを活かすこと、そこからズラすことはそれぞれ別のものでしょう。
単にランキング上位を見て「主人公最強」の「剣と魔法のファンタジー」が求められているから、それを書こう。というのであれば「大衆心理」を知っているだけです。
「大衆心理」を活かすのは、今ではなく次回投稿時の「大衆心理」を探っていれば見つかる可能性があります。
「大衆心理」からズラすのは、新しい「需要」を喚起する先導者となる行為です。
大河ドラマは脚本家の裁量が大きくて、とくにNHKの制作陣・経営陣のスタンスによって題材も演出も大きく左右されます。
現実世界の閉塞感が強まれば「異世界転生」が流行るのかもしれません。ニートや引きこもりが、実践したこともない現代知識を異世界で使っていまう。これも主人公の属性としてニートや引きこもりを設定したに過ぎず、ライトノベルの読み手にニートや引きこもりが多いというところでもシンクロしやすいのかもしれませんね。
「大衆心理」を知ることと、それを活かすこと、そこからズラすことはそれぞれ別のものでしょう。
単にランキング上位を見て「主人公最強」の「剣と魔法のファンタジー」が求められているから、それを書こう。というのであれば「大衆心理」を知っているだけです。
「大衆心理」を活かすのは、今ではなく次回投稿時の「大衆心理」を探っていれば見つかる可能性があります。
「大衆心理」からズラすのは、新しい「需要」を喚起する先導者となる行為です。
大河ドラマは脚本家の裁量が大きくて、とくにNHKの制作陣・経営陣のスタンスによって題材も演出も大きく左右されます。
現実世界の閉塞感が強まれば「異世界転生」が流行るのかもしれません。ニートや引きこもりが、実践したこともない現代知識を異世界で使っていまう。これも主人公の属性としてニートや引きこもりを設定したに過ぎず、ライトノベルの読み手にニートや引きこもりが多いというところでもシンクロしやすいのかもしれませんね。
- カイ.智水
- 2020年 03月22日 22時43分
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