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[良い点]
いつも楽しく読ませていただいています
[一言]
この時代に信用通貨は成立し得ないので、銭は銅の地金として物々交換に用いるのが限界でしょうね
生産量さえ確保できれば、布と同じような立場で物々交換で頻繁に使われる通貨の代用品にはなれそうです
銅は仏像等に需要がありますし、生産量を伸ばしても価値が下がることはほぼ無いでしょう
調の税を銭で納める調銭制度そのものは死文化したとは言っても存在し続けていますから、納税に使えるという基本的な価値の担保は朝廷がおこなってくれる筈です。まぁ理屈の上だけの事なのですが。この死文法をどう生かすかが肝になります。
[一言]
発想が貧困だったことを、認めなければならないのでしょうな。
銅線=コイル=発電機か!!
そっちの方が、銅銭を作るより、楽かもしれませんね。

既に磁石は出てきています!電気分解良いですよね!とはいえ先はまだまだまだまだ長い訳ですが。
銅は薄板にも色々と使い道があります。本当は真鍮が欲しいところでしょうが、しばらくは銅版でも色々やっていく事でしょう。
[良い点]
めずらしい時代への遡行もの。
たのしく拝見しております。
[気になる点]
>これは雇わせてくれという態度ではない。

「雇ってくれという態度」では?
ご指摘有難うございます。修正しました。
[一言]
>貞松は水車の中に人が入るイメージ
中世欧州の昇降作業用クレーンが丁度この仕組でしたね。昔世界史の教科書の挿絵?でコレを見た時に「この手があったか!」と思ったものです。ファンタジー世界だと、このネズミ車みたいなのの中に奴隷のゴブリンやらコボルトやらが入っていて酷使されているもんですが。

>銅銭
銅そのものに価値があるとは言え、これを流通させるには通貨其の物に「信用」が無ければならないわけで、この「信用」を紐付けるには「権威」と「武力(軍事力)」による後ろ盾が必要になるでしょう。甲州金(これは金貨ですが)のように金貨に打刻された額面で価値が決まる計数貨幣としての運用を目指すならば尚の事こういった力は必要になるハズです。
  • 投稿者: bb2011
  • 男性
  • 2018年 09月29日 01時23分
>中世欧州の昇降作業用クレーンが丁度この仕組でしたね。
上総掘りにもこのスタイルの回転ドラムが使われていますね。人力と言うのは割りと普遍的な動力ですね。
>銅銭
この時代、銅銭の額面価値より銅地金の価値のほうが高いので、誰でも喜んで受け取ってくれることは間違いないのです。ただその先が流通しない、即座に鋳潰されることが目に見えています。だから、そこを逆手に取る必要があります。
[一言]
>鋼が柔らかい。含まれる炭素が本当に少ないのだ

歯を全部刻む前に焼きが入るか確認しとかないと、
今度は浸炭ーん!と慌てるのではないかと。

>インボリュート歯車の歯のように見えなくもないものをフリーハンドで描き

機械設計の仕事をしておりますが、
モジュール×歯数=PCDになる事を実務で理解した時、
『考えた奴は天才だ!』と本当に思いました。

>まったく変な石油だ

アキラよ。
それ石油ちゃう。狐狸か妖怪の類や。

  • 投稿者: gtakai3
  • 2018年 09月28日 22時30分
>歯を全部刻む前に焼きが入るか確認しとかないと、
油焼入れか浸炭か、もしかすると味噌を塗りたくるという、ヤスリの焼入れに行なわれていた方法が使われるやも知れません。
>それ石油ちゃう。狐狸か妖怪の類や。
今昔物語集の第二十七巻第十九、鬼現油瓶形殺人語がベースの話なのですが、元の話ではこいつ殺人油瓶です。
[一言]
刀に剃りがあるのは、焼きなましで、熱収縮するところと、しないところがあるから。鍛造しなくても良い鉄か出てくるとなると、鋳造鉄剣が出てくるかもしれませんね。 安く武具が揃えられそうです。
今でも通じる国内総生産増大方式ですが、子供を増やすことが一番近道の気がします。古代だと、なおさら親戚の数が重要な気がします。主人公はあり得んほどの実績があるから金を借りれますか、普通だったら金を借りれません。親戚から金を借りれるくらいでしょう。
金貸しも居ますか、とんでもなく高利貸しだったハズです。
鋼は展性が良いので、鍛造と相性が良い素材です。水車動力の水撃ハンマーや圧延も期待できますが、本当に作りたいのは鋼線ですね。技術史を追うと、産業革命の、大量生産の最初の産物は鉄釘だったことがわかります。この時代の鉄釘は一本一本が貴重品でした。大量生産はそれをおよそ千分の一程度までコストダウンします。一日ひと桁本しか作れなかったものが、同じ人数で数千本が作られるようになるのです。
[一言]
脱炭、ダッターンと片仮名で書くと
胸がというかオッパイが躍る感じのイイ言葉です。
ブルンブルン

現代機械設計者の感覚だと、
脱炭=ナマクラ・軟鉄のイメージですけど、
砂鉄からの製錬だと炭の炭素が大量に混じって
鋳鋼より凄いことになってるんでしたか。

鎌倉時代の太刀が品質的に最高だけど、
鉄の製法が判らないと言います。
余りの鉄をせしめた鍛冶屋が先駆けになるのか?
各種不純物でイイカンジの合金になってて
斬鉄剣的な魔剣・名剣の誕生かも。



  • 投稿者: gtakai3
  • 2018年 09月22日 23時10分
日本独自の製銅法である真吹き法は転炉と同じ酸化精錬だとする人もいるのですが、どう考えても酸素供給が足りていません。そこで、送風能力を増し増しにしてみた訳です。
砂鉄は炭素量は少ないので、鋼は作りやすいのですが、同時に溶融の過程で炭素が入り、均質な鋼は望めません。あとはチタン含有量の問題もあります。
炭素が入る問題については、反射炉が使えれば解決する訳ですが……
[一言]
更新お疲れ様です。

銅の精錬に四苦八苦も思わぬ副産物も(^^;;
丸鋸活用出来れば製材の速度UPもかなり見込めますね。

乳母雇用・・・・
娘の方は立場と生活安定も分かる聡い娘で、将来性も見込めそうですが、母の方はトラブルメイカーとならねばいいのですが(><)
彼女の勘気に辟易&若い娘を囲い始めての旦那の行動かなぁw

次回も楽しみにしています。
  • 投稿者: HAL
  • 40歳~49歳 男性
  • 2018年 09月22日 22時25分
今昔物語集には、貧しく地位の低い妻を捨てて豊かな女を新たな妻にする男の話もあります。女の側から見れば、豊かな地位のある男と不釣合いな地位の低い妻と云うのは、割って入る良い機会と捕らえるやも知れません。
[一言]
そりゃ、銅銭≒通過発行権だから、燃え上がるべさ。
別に主人公は貧乏ではなくて、出費が多すぎて首が回らない政府のような何かです。
問題は生産した銅銭をどうやって通貨として認めさせ、流通させるか、ですね。この問題の解決はまだ先になります。
[一言]
#60:1019年10月 国図

> 普段使いから施釉陶器を使うようになると、ぐっと生活がアップグレードした感じになる。

もっと大きな可能性が「施釉陶器」にはあります。

1. 施釉陶器の壺と蓋の重さを天秤りで計ります。
2. その壺と蓋を水の中に3日ほど漬けておきます。
3. 水から上げた壺と蓋の重さを再び計ります。
4. 重くなっていなかった壺と蓋は上物として取り分けます。
5. 上物の壺に魚や肉を入れて塩など調味料も入れます。
6. 壺に蓋をして、溶けた松脂で封をします。
7. 大きな鍋に水を入れ、松脂の棒と松脂で蓋をした壺を煮ます。
8. 松脂の棒は75℃で軟化しますから、70℃~80℃に温度を保つよう
火加減を注意しつつ、水中で壺を最低2~3時間は加熱し続けます。
9. 低温殺菌された瓶詰ができあがりました。1年は保存できます。
10.食べる時には、壺のまま焚火などで加熱すると、
蓋の松脂が100℃で溶けるし、中の水が沸騰して外れます。

壺と蓋の形状やら、具材に調味料の最適化、製造と利用ノウハウ
何年もかかる話になりそうですし、燻製を含む乾物や漬物と比べ
競合優位になる条件もニッチなので必須というほどの物ではない。
  • 投稿者: 笛 夢人
  • 2018年 09月22日 07時51分
本当に施釉陶器には大きな可能性がありますね。しかし作中、実はまだ重量計量については単位系すら無い状態です。史実では重量単位は硬貨の重量が一つの単位として採用されていくことになりますが、本作ではちょっと違う体系を採用したいと思っています。
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