感想一覧

Re:behindのキャラクターアバターは、基本的にはリアルの身体とほとんど変わりがない感じです。
理由として、仮想世界で操る自分の身体が現実の肉体と違いすぎると、その差異に脳が混乱し、現実でも仮想でも「慣れるまで時間を要する」となってしまうからです。

そのために設定された「心臓ならし」の時間は、「仮想世界での運動量で規定時間が変化する」という物と共に、「現実と仮想の身体の差が大きければ大きいほど伸びる」というルールもあります。
そんな訳で、キャラクタークリエイトの段階では、現実との差をつけようとすればするほどに強く警告されます。

なので、キャラクターの胸肉のボリュームとかも、リアル準拠です。
それを触るというのは、非常に罪深い事となるでしょう。


＞正義さん
正義さんが見ていたら、どうしていたでしょう。
彼女は彼女で結構デリカシーが無いというか、気を回せないタイプなんですよね。空気が読めないというか。
だからきっと、なんかカオスな事になっていた気がします。

＞Butterfly
ほんと名曲ですよね。同世代がいると絶対に盛り上がりますし。
ちなみにButterflyは結構知られているのでカラオケで歌っても引かれませんが、アクエリオンのオープニングは割と引かれます。実際のアニメ映像が流れる歌には気をつけよう！（僕はすでに失敗済み）

＞なごみ的には道徳的なことになるのか

いわゆる「寛容のパラドックス」という物ですね。
ざっくばらんに言うと、先に「ば～か」と言ってきた人に対しては「ば～か」と言い返すべきである、みたいな。
そしてその線引きというのは、とてもむずかしいと思います。どこまでを許してどこから許さないのかという。


結論から言いますと、『なごみ』は「Re:behindという世界における道徳基準は、チイカ（の中の人）によって決定される」と考えています。
許す・許さないなどはすべて "その世界のために道徳観が形成されたチイカという仮想現実の現人神な存在" によって定められる物であり、『なごみ』の価値観とは別の考え方を持っている部分が尊重されています。

例えば、現実の道徳基準で考えた時、いくらモンスターだからと言っても生き物っぽいものを私利私欲で殺して回るのは良くない事ですし、殺人（PK）は極刑に値する極悪。
しかしRe:behindという仮想の世界においては、モンスターを狩るのは「コンテンツ」、PKにあっては「プレイスタイル」で「ちょっとしたペナルティで済む」行いです。
そのような世界に現実の道徳基準をそのまま持って行くのは不可能（ここで運営側と『なごみ』で一悶着ありました）だと判断し、仮想世界に適応した道徳的なニンゲンを作ろうとした結果が「ウィザードリィの強制プレイによるファンタジー世界への理解」と「世界が変わっても必ず起こりうる、精神的な痛みへの理解」でした。

つまるところ、『なごみ』にとって「Re:behindという世界の道徳に最も詳しいのがチイカ」って感じですね。
自慢の娘で、箱入り娘で、看板娘なんです。うちの子がナンバー・ワン、みたいな。



＞ブラックリスト

作中でも語られる通り、チイカは基本誰に対しても道徳的、いわば寛容・赦しを与えるみたいな感じで対応します。
（『ドラゴン・バスタード・ポーション屋』のリィリ・ラィリなどがそうですね）
それはプレイヤーキラーも例外ではなく、悪名高い暴言プレイヤーや【死灰】のマグリョウに対しても、優しく接していました。

そんな中で、唯一とも言える「チイカに嫌われたプレイヤー」、サクリファクト。
『なごみ』はもちろん見ています。

ブーメランが頭に刺さっても一人で「誰が投げやがった！？（迫真）」とかやってそう。


喋る武器、いいですよね。
僕はAIフェチをこじらせすぎて、「喋る無機物」もしくは「無機質に喋る」なら大体興奮してしまうので、そういうのも大好きです。

それにしても薫風亭さんは、出す話題がことごとく僕にヒットするやつですね。
スパロボ然り、テイルズ然り……デジモンのButterflyとかカラオケで歌っちゃう人種に違いない！

無自覚系主人公（最低ver）ですね

僕はソレを知らないので、関係ありませんね～。

影響を受けたのは攻殻機動隊やSF系の洋ゲー等でしょうか。
あとは自分のネトゲ経験を元に設定を考えています。

ヒールでキルされていなかったら他の女性プレイヤーと同じような態度だったんですけどね～、残念。

今後（と言っても終わりはすぐそこですが）２人がどういう感じで交流していくのか……目が離せませんね！

『なごみ』の詳しい内部事情に関しては理由があって語る事が出来ません。
なので、現在お伝えできる情報だけでの説明になってしまいますが、かんにんしてください。

さて、まずは大前提として、『なごみ』内では「採用試験は大成功である」とされています。
チイカの精神は「仮想世界Re:behind下において理想的な道徳的人格を持った善良な者」として扱われ、【聖女】という道徳的な二つ名が広まった事も大いに自画自賛されています。


そうなるに至った理由として、チイカが辿り着いた思考が「すべての人を不幸にしたくない」「モンスターも亜人種もプレイヤーも、皆愛している（一部例外）」という考えを持っている所があります。

彼女が行っている事は、誰も彼も有無を言わさず殺すという、確かにひどい物です。
しかしその根底にある物は間違いなく彼女の優しさであり、彼女に殺された者は結果的に「不幸な死」を遂げずに済んだという形で救われている、と考えられています。
そしてそれは、それぞれどのような考えを持っているかわからないプレイヤー全員に対して平等に与えられる救済です。

例えば、一度ラットマンにキルされた者は、再びラットマンにキルされて「怖い体験」をする事を強く恐れるでしょう。
それならば、その前に殺して「怖い体験」から逃してくれる【聖女】の事をありがたく思うはずです。（【殺界】が考えた方法もそれと同じです）
また、それ以外にも作中で度々出てきた「ダンジョンの罠で死ぬ」「ダンジョンの虫に群がられて死ぬ」のはとても恐ろしい物であり、そうなる前に痛みもなくさくっと死にたいと願った人も少なくありません。

そのように、何度死んでも平気な仮想世界だからこそ、「今後のための死に方、その選択」という概念が生まれてました。
それは現実には絶対に存在しえないものであり、現実世界から覗いているだけでは理解出来ないもの。
そんな新たな選択肢がRe:behindの中で生まれている事を知っているからこそ、あっという間で痛みもない【聖女】の殺害方法は善とされています。
『なごみ』や『Re:behind運営陣』は、あくまでも外野の視点でしかない、という事ですね。



"「会話も出来ず、容赦も何もなく全員を殺す」というのは、一見するとどうしようもない無差別PKにしか見えないかもしれない。
しかし、彼女が願った「手の届く全員を可能な限り不幸にさせない」という未来の実現させるためには、もっとも近道であったのも確かだ。

彼女に殺されてしまっても、立ち上がる意思あらば、再び生き返って戦えるから問題ない。
しかし、「不幸な死」でトラウマを背負ってしまったら、自分の意思とは関係無しに恐怖に襲われ、そこでおしまいになってしまう。
どちらが良いかを問えば、きっと前者だ。

「死んでいる間は死なない」のだから、少なくともその間は「不幸な死」の可能性がゼロとなり、完璧に救われている。
「出会った者をすべて殺す」チイカは、見える範囲を出来うる限り全力で救済し続けている。 "

『なごみ』の理屈は、こういう感じです。

（そんな中、その【聖女】によるキルがトラウマになっていたサクリファクトのようなプレイヤーも、もちろん居ます）
（しかしそんなプレイヤーは、彼女の願いのための尊い犠牲とされています。多くを救うためならば、ある程度の犠牲は致し方なしとするのは、「未来のため」と称して非人道的な人体実験を行う『なごみ』の基本的な理念です）




＞対外的な話

『なごみ』職員は、基本的には人間だけで構成されています。
そして『なごみ』職員には、精神加速空間の経験がある者が、ただの一人もいませんでした。
「最初から道徳的に優秀な人物しか入職させていないのだから、する必要が全くない」という考えですね。

ですので、文字通り死ぬほど精神加速を施し、その結果生まれたチイカの中の人、「新入職員　天津ヶ原エミ」は、『なごみ』初めての道徳矯正経験職員であり、仮想世界での理想的な道徳を刷り込んだパーフェクト・ワンです。
それゆえ彼女を否定する事は、あってはならない事なのです。

そういう事情もあって、「彼女の行動が道徳的に正しいかどうか」ではなく、「道徳的に正しい彼女がしている行動」と捉え、全肯定しています。
つまり『なごみ』の総意として、Re:behindという新たな世界における道徳の基準が【聖女】のチイカだとされているんです。
彼女を中心に据えて物事を考えるので、彼女の行動についての善悪は『なごみ』内で一切問われません。

（また、「元・聖女となったチイカに対するプレイヤーたちの印象」は、作中でも少しだけ触れましたが、そこまで悪いものでもありません）
（恐ろしいとは思われていますが、大体の人が普通の聖女時代を知っているので、心底嫌いきれないという印象を持っています）
（そんな聖女への静かな信頼も、『なごみ』が自身の正しさを再確認する要素となっています）


そうして訪れる最終結果において、他国と比べて日本国プレイヤーが道徳的な良い子になったと判断されたなら、『なごみ』の正しさは証明されます。
それを判定するのは、あらかじめ定められた「対人問題発生率」「クランやパーティなどの集まりの数」「同国民プレイヤー同士の結束の強さ」などの項目を機械的に算出したスコアによる物ですが、それは「外部の第三者」によって行われるため、どの国の運営陣もはっきりとは把握していません。
最後まで残った勝利者が判定に有利でになる事はわかっているので、基本的には勝利を目指している、といった形です。

ちなみに、もし日本国が負けてしまった場合。
『なごみ』は「なるほど、これでは駄目だという事がわかった」とだけ言い、次回に備えます。
失敗を糧にして成長する事は、脳の精神加速倍率耐久上限を知るための実験と同じくして、とても道徳的なので。



というわけで、ほとんどが機械化した未来社会において、人間に唯一残された「モラルによる曖昧な判断基準」、道徳心。
心無い機械には判定する事の出来ないソレを支配するクソイカれ施設なラスボス『なごみ』は、今日も元気です。

どこかのタイミングでサクくんが言っていた「キキョウはスペルキャスターだからスタミナがない」という発言は、遠まわしに「何かを伸ばせば何かが衰える」事をにおわせるものでした。
チイカさんはそれを極めた感じですね。
"みんなを殺したいのでヒール力に極振りしたいと思います"　って感じで。


＞Komm, susser Tod
甘き死よ来たれ、ドチャクソいい曲ですよね。
少し甘めなメロディなのに、詞はすごく悲しくて切ないのも超クールです。
それに、サビの同じメロディと歌詞を繰り返す所が、雰囲気を強く伝えてきてほんと好き。
僕のお葬式で流したい。


それに確かに、チイカの考えと似ている所がありますね～。
この曲を流しながらチイカの所業を想像すると、すごくいい感じです。エヴァの続編早くして。

年末年始の繁忙期勤務、お疲れ様です。
サービス業であればどこもしばらくは閑散期ですよね。
ディズニーもこの時期はガラガラです（なお、それに乗じてアトラクションのメンテをするので運休だらけの模様）。


＞チイカに害意を抱かせたのでは？
戦場では「接触防止バリア」は働かないので、害意があっても普通に殺せちゃいます。

――が！
考え方としてはそういう方向です。すごく近いです。

一人称視点で語るパートがあった主要登場人物の中で、一番「女性」をしている人が、サクくんの事をどう評価しているかがポイントですね。



＞風呂敷畳み
「Re:behind」でやるべき事はやっちゃいましたからね～。
でもまだ伏線は残っているんですよ。
それも、一番に大きな伏線が。

＞漢字
ほんと、自筆で漢字が書けなくなりますよね。
読む能力はメキメキ伸びているのに、書く能力は衰えまくってます。思い出せなくって。
魚から陸上生物になる過程でエラが消えていったように、これもある意味ひとつの進化なのでしょうか。



＞サク君がコロコロされない理由
彼は数百人を全部まとめて処理しました。
そのへんはいたずらに引っ張らず、次回の更新でモロ出しです。

ちょっとだけ言ってしまうと、そこに新しい要素などはありません。
すでに作中のどこかで出ている物だけが関係しています。
サク君は何も変わらず、今までのままって感じですね。