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[一言]
米軍のシステムに関しては兵器だけで見ればそうですね。
他にもCICの導入などがありますが。
ですがサムライ乾氏によると「突入迄強力ナル直衛機ヲ附シ勢力ノ保存ヲ期ス」とある様に日本軍も直衛機がある事を前提にしいるそうです。
そしてこれはそもそも大和型の対空火力とは無関係です。

次に弾丸威力はしょうがないとして追尾性能ですが、此方もサムライ乾氏が機銃は基本的に個艦防空に用いる物であり、向首目標、つまり此方に向かって来る目標にぶっ放すので追尾性能は特に問題にならないと解説されております。
加熱に関しては事実でしょう。
照準システムというのは高射装置や機銃の管制器の事でしょうか?
これらの能力不足は大和型に限らず世界中であったと思います。
  • 投稿者: Infinitum
  • 18歳~22歳 男性
  • 2018年 06月07日 20時59分
Infinitum様

 再度のご指摘、有り難うございました。

 直衛機と向首目標のご指摘、その通りだと思います。
太平洋開戦から2年間の対空射撃能力に関しても、お話のように世界中が能力不足の状態であったと思います。

 御礼まで。

               河井正博
[気になる点]
なんかいろいろ突っ込みたい。

威力は兎も角、効果が期待できるという意味での有効射程は25mm機銃で1800m~1400m程度、ボフォースも2000~1500mぐらいだからそんなに変わらない。
射高も恐らくそう(はっきりとしたデータは知らないけど)。

それど人力手動で25mmが動くと書いてますが、実際には管制装置による管制を受けて射撃するのが大前提です。
それが不能になったら人力。
ただし、後半の改装では一部機銃のみ管制装置が無かった、程度の話です。

米艦載機による攻撃を大和型が防げなかったと書かれてますが、アイオワ級などがあんな状況になっても同様に防げないでしょう。
大和が特別貧弱な訳じゃない。
  • 投稿者: Infinitum
  • 18歳~22歳 男性
  • 2018年 06月06日 23時11分
Infinitum様

 第二次世界大戦以降の兵器に関しては、小生よりもお詳しそうなInfinitumさんのコメント、有り難うございます。

 このようなコメントをお待ちしておりました。
 兵器に関しては、敵と味方双方のご意見が出ますので、理論物理学のように、正解が一つであるとは、昔から思っておりません。

 大和とアイオワ級戦艦に関するするご意見も、その通りだと思います。
強いて申し上げれば、1944年後半以降のアメリカ海軍の対空防御は、次の4つのラインで構成されていたと聞きました。

 1)レーダー網による戦闘機での優先迎撃空域
 2)5インチ両用砲による高空迎撃システムの高率化
 3)ボフォース40mmによる中空域の迎撃システム
 4)エリコン20mmによる近接照準射撃

 それに対して、帝国海軍の敵機迎撃は、1)と4)が無くて、

 2)5インチ高角砲と94式高射射撃指揮装置による高空迎撃
 3)25mm機銃と95式機銃射撃指揮装置による中空迎撃

の2つで奮戦したと小生は理解して居ります。

 また、海軍の25mm機銃に関しては、ボフォース40mmに比較して次の点に問題があったと分析されているようです。

 A)弾丸威力が小さい
 B)敵機追尾性能がボフォース40mmに劣る
 C)銃身の加熱に弱い
 D)照準システムが米軍よりも貧弱だった

 以上の内容に関して、まだ充分に分析が進んでおりませんので申訳ありませんが、これからも敵味方双方のご意見を勉強していきたいと思っております。

 違うご意見をお聞きできることは、誠に有り難く、感謝に堪えません。これからも、ご指導頂ければ幸いです。

 御礼まで。


                   河井正博
[一言]
すみません、先ずお詫びです。
先日、11年式軽機関銃の使用弾薬が三八小銃と同じ三八式実包と書きましたが、その後色々と調べたら作動不良の改良の過程で専用の減装弾を使う様に成ったとの記述を見つけました。
 私の方が間違っていましたね、申し訳ないです。

 お詫びと言っては失礼かもしれませんが、手元の資料から興味深い記述をご案内します。
 この十一年式軽機関銃は装弾上の作動不良が有名ですが、もう一つ致命的な問題点が有りました。
 それは、「安全装置を掛けていても、衝撃で激発する」と言うもので、そりゃ安全装置じゃないだろうと言う欠陥があって、装弾不良と相まって少なくない犠牲者出ている様です。

 十一年式軽機関銃の装弾不良に関しては、皆さん色々調べておいでですが、一つ面白い記述を見つけました。
 それは、戦後に鹵獲されて米国へ持ち出られた十一年式軽機関銃の射撃動画を見ると非常に警戒に作動しているので、当時の弾薬やクリップの方に問題があったのではないかと言う点です。
  • 投稿者: 雅夢
  • 男性
  • 2018年 05月24日 10時25分
明渡雅夢様

 連日のご教授、誠に有り難うございます。

 11年式軽機関銃の減装薬の件、有り難うございました。私の方でも調べてみます。

 加えて、11年式軽機の安全装置の件の作動不良による犠牲者のお話も大変、参考になりました。どうも、拳銃も含めて戦前の日本兵器の安全装置の安全性は大いに疑問だったようです。

 もう一つの11年式の射撃動画で非常に軽快に作動している件ですが、一つ、思い当たることがあります。

 当時、国内の金属材料不足が逼迫していた関係で、日本製の小銃弾や機関銃弾の薬莢の肉厚を諸外国よりも、0.01mm代で若干薄くしていたため、連続射撃時の誤動作や玉詰まりが多く発生していたと聞いたことがあります。
 多分、0.02~0.03mmの肉薄だったのでしょうが、薬莢自身の僅かな変形が射撃の円滑さに大きく影響したのかも知れません。

 お知らせの御礼まで。

                  河井正博
[気になる点]
>日本の38式小銃は6.5mm口径、11年式軽機関銃は6.5mmながら、38式小銃とは互換性の無い弾薬を使用していた。

 手元の資料では11年式軽機関銃の使用弾丸は三八式実包となっています。確認してみて下さい。
[一言]
 軽機関銃に限らず、大戦中の兵器を考えるとき、当時の日本の工業力の底の浅さは致命的だと言えます。
 十分でない軍需産業の内、鉄鋼の大部分は海軍へ取られ、精密産業の主だったところは航空産業に向けられた結果、歩兵は機関銃と小銃を主力に航空機と砲の援護が不十分なまま戦わなければならない、と想定され実際にそうなっていますね。
 頼みの機関銃も、軽機関銃は小銃弾と同じものを使いますが重機関銃は旧式の三式以外は専用弾を使うと言う事で補給に問題を抱える結果となっています。
 これは主力兵器の九二式重機関銃の弾丸である九二式普通実包を小銃に使おうとしたら威力が強すぎた為に弾丸重量と装薬を減らして小銃に使った結果ですね。
 産業力や兵站能力を無視したこれらの武器開発は、カタログデータは優れていても実際にはそれだけの能力を発揮できない、発揮し続けない現状を生む結果と成ったと私は思います。

 ブルーノ軽機関銃に関しては、当時のスタンダードなスタイルであるのは確かですね。
 十一式の後の九十六式や九十九式がブルーノに似ているのは、当時のスタンダードに素直に倣ったという点は武器開発としては好事例では無いでしょうか?

 蛇足ですが、十一式の意外な問題点として、この銃は左側に弾倉であるホッパーがあったので装弾数によって左右のバランスが大きく変わって射線の維持が難しかったそうです。
 使用銃弾の三十八式実包は一つの総重量が22g、これが五発1クリップで、計6クリップが装弾されれば単純計算で660g、クリップも入れれば700g近い重量に成るのですから当然ですよね。

 色々、書きましたが次の話題も楽しみです。
  • 投稿者: 雅夢
  • 男性
  • 2018年 05月23日 10時40分
明渡雅夢様

 何時も貴重なご指摘、感謝に堪えません。
 どうも、近代兵器に関しては、小生よりも雅夢さんの方がお詳しそうですので、反論するのも難しく感じますが、取り合えず、お話だけさせた頂きます。

『手元の資料では11年式軽機関銃の使用弾丸は三八式実包となっています。確認してみて下さい』
 の件ですが、その可能性もあると思います。小生の今回の記述は、末尾に挙げた参考資料を中心に記述させて頂きました。別の資料を昔読んだ記憶ですと、「薬莢のリム形状」の微妙な部分が違い、11式で使用すると玉詰まりを起こしやすいと記述してあったと思って書きました。
 この件は、機会があればもう少し調べてみます。

『92式実包が強すぎた件』
 おっしゃるとおりだと思います。
『11年式軽機関銃のホッパーによる影響で、射線の維持が難しかった件』
 この件は、知っておりましたが、より詳細な分析内容を教えて頂き、有り難うございました。

 今回は書きませんでしたが、中国軍の漢陽兵器厰と太沽を占領した時点で、ブルーノZB26軽機関銃と同機関銃の6.5mm口径弾バージョンの二種類の軽機関銃の生産を日本陸軍は開始しているようです。
 ブルーノZB26タイプの方は、「押収17年式軽機関銃」の呼称で中国戦線で使用していたとのことです。

 これからも、問題点のご指摘を頂ければ幸いです。
 御礼まで。

                  河井正博
 
[良い点]
刀剣や弓矢と言った武具から近代の艦艇や戦車に至るまで、本当に多様なテーマについて分かりやすく紹介しており、作者様の情熱や見識の広さに感服させられます。
[気になる点]
自分も趣味で艦艇などを調べる事があるのですが、個人的にその範囲で細かい誤りや説明不足を感じる部分が目につきました。
余計なお世話かもしれませんが一部を指摘させてください。

第六話
>>僚艦比叡と霧島は米国海軍の新型戦艦との砲撃戦で巡洋戦艦独特の装甲の脆弱性により沈没している。

比叡の場合はともかく、霧島の戦没を脆弱性の証明にするのはちょっとかわいそうな気がします。
この時の米艦の砲弾は、ユトランドで英巡艦を爆沈させた12インチ砲弾の3倍もの質量を持っていて、それを7kmなんて至近距離で9発以上も受けたのです。むしろその場で爆沈しなかったのに驚きます。
(多分当たり所がよかったのと、迅速に注水が行われたからだと思いますが)
おそらくワシントン自身も、同じような状況になったら大きな被害を受けていたのではないでしょうか。

第七話
>>英国の巡洋戦艦は主砲の大きさ、装甲の厚さ、艦の速力の何れをとってもドイツの装甲巡洋艦より大きく勝っていた。

装甲については、インヴィンシブルの舷側装甲が6インチ、砲塔防盾7インチなのに対して、シャルンホルスト級はそれぞれ15cm、18cmとほぼ同厚です。(バーベットと砲塔天蓋の厚さでは劣りますが)
むしろむしろ装甲範囲で言えば、後者は舷側のケースメイトに13cmの装甲がある分、広い範囲を防御しており、勝る面があると言えるでしょう。
また海戦が一方的な結果に終わったのは事実ですが、それでもドイツ側はインヴィンシブルに20発以上の命中弾を与えた事、そして巡戦がそれに耐えた事は興味深い点だと思います。

>>この3隻の英巡戦轟沈の原因は、砲塔あるいは砲塔近くに落下した砲弾による火薬の誘爆が主な原因と推測されている。

間違ってはいませんが、英独で装薬の安定性や管理の安全性に差があった点も注目すべき部分かもしれません。
これも本作では触れられていませんが、ドッガーバンク海戦でザイドリッツが砲塔への命中弾で誘爆を起こし、あわや沈没という所まで追い詰められています。
そしてこの戦訓を受けたドイツ艦で誘爆対策が行われ、戦訓を得られなかったイギリス艦で爆沈艦が続出するという視点もあると思います。

>>この時点に於ける独海軍の主用戦闘艦の防御設計は世界一と見ても過言ではないと考えるが如何であろうか!

議論の対象になると思いますが、同年竣工のネヴァダ級戦艦は装甲範囲を減じる代わりに、水平装甲を含む主要な装甲を強化しており、八話でいう集中防御システムをこの時点で取り入れ始めています。
実戦となるとユトランドでも証明されたダメージコントロールの経験が差になるかもしれませんが、同級の装甲配置が持つ先進性は遠距離戦闘が重要になってくる当時の戦闘で、特に優れた設計だと思いますが如何でしょうか。

あとは誤字ですが、22話  
>>帆走軍艦としての最期の海戦は、1872年にギリシャの独立に関連して行われた「ナヴァリ海戦」である。

ナヴァリノの海戦は1827年です。
[一言]
松型駆逐艦や同時期の海防艦もそうですが、シンプルで堅実な兵器というのは夢のある高性能兵器とはまた違う魅力がありますよね。
個人的には主砲が密閉式でないのがワークホース感を出していてすごい好きです。

長々とネガティヴな感想になってしまいしたが、これからも更新を楽しみにしています。お目汚し失礼しました。
  • 投稿者: NM級
  • 2018年 05月09日 21時23分
NM級様

 多くの誤りに対するご指摘やご教示、誠に有り難うございました。
 各項目毎に反省しながら読ませて頂きました。これからの参考にさせて頂きたいと思います。

 お話のありました「巡洋戦艦」に関する内容に付きましては、もう少し勉強を続けたいと思っておりますので、お時間を頂きたいと思います。

またご指摘の
『議論の対象になると思いますが、同年竣工のネヴァダ級戦艦は装甲範囲を減じる代わりに、水平装甲を含む主要な装甲を強化しており、八話でいう集中防御システムをこの時点で取り入れ始めています。
実戦となるとユトランドでも証明されたダメージコントロールの経験が差になるかもしれませんが、同級の装甲配置が持つ先進性は遠距離戦闘が重要になってくる当時の戦闘で、特に優れた設計だと思いますが如何でしょうか』
 に付きましては、同感です。

 1911計画の同級は、アメリカ戦艦で初めて集中防御が採られた戦艦ですし、他の国の戦艦と違い、水中防御の強化を図った戦艦でもありました。
 ご指摘のように、この改良点は、遠距離砲戦時に効果の高い改良だったと思っております。

 これからも問題点をご指摘頂ければ幸いです。
 ご厚情の御礼まで。

                    河井正博
[良い点]
毎度興味ある題材と、広く或いは深くと掘り下げた検討と考察は面白くて毎回楽しみに拝読しています。


[気になる点]
問題ではありませんが、松型を含む丁型駆逐艦のもう一つの特徴は喫水長に対して艦幅が広く低速ながら操艦が容易な事と、目的の一つである輸送任務も適した艦形に成っていたことも有るのではないでしょうか?
[一言]
「松」型駆逐艦ですか良いお題ですね。
私も以前投降した「燃ゆる真珠湾」に架空型ではありますが同名の駆逐艦を出した際、色々と資料を漁ったのですが小さいながら非常に魅力的な艦でと言うのが私の結論ですね。
この丁型駆逐艦と海防艦は、戦時急造でありながら過酷な戦場で文字通り死闘を繰り広げ、一定の戦果を挙げたと評価しても良いと思います。
この二艦種の建造は、ブロック建造の先駆けとなりその建造ノウハウは戦後の日本の造船に於ける一助となったと言えるでしょう。

丁型駆逐艦の直線中心の船型は、武骨ではありますがある意味、戦後の護衛艦の船型を先取りしている感じも有り、その艦橋も従来の駆逐艦の艦橋とは異なった形状で最初っから対空戦闘を目的としているのが判る秀逸なデザインだと思います。
私の丁型駆逐艦に対する感想は「美しくは無いけど格好いい!」と言う感じです。

尚ご存じだと思いますが、2008年に発表された東京海洋大学の学位論文「戦時急造艦の松型(丁型)駆逐艦に関する研究」も興味深い内容だと思います。
  • 投稿者: 雅夢
  • 男性
  • 2018年 05月09日 13時47分
雅夢様

 大変貴重なご意見を沢山お聴かせ頂きまして、感謝に堪えません。

『問題ではありませんが、松型を含む丁型駆逐艦のもう一つの特徴は喫水長に対して艦幅が広く低速ながら操艦が容易な事と、目的の一つである輸送任務も適した艦形に成っていたことも有るのではないでしょうか?』
 ご指摘の通りだと思います。
 この点と「ブロック工法」の2点に関しては、色々と考えた末、文章全体の単純化のため、残念ながら除いた経緯があります。
 皆さんと違い、小説を書く能力に大きく欠けているため、仕方が無いと自笑している状況です。

 艦橋の件に付きましては、雅夢様と同じような印象を持っておりまして、小型ながら対空戦闘向きの実戦的な構造だと思っております。

 また、ご指摘のあった、
『2008年に発表された東京海洋大学の学位論文「戦時急造艦の松型(丁型)駆逐艦に関する研究」』
 に付きましては、残念ながら、調査不足のため未読の段階です。ご厚情に感謝すると共に、勉強不足を反省している次第です。

 多くのご指摘に感謝しつつ!

                河井正博
[良い点]
まだ自分の興味のある弓矢に関するページしか読んでませんが、大変興味深く読ませてもらいました。

[気になる点]
日本の弓矢が貫通力を重んじて、射程を重視しなかった要因に個人での武勇を挙げられているのは、その通りだと頷きました。

また近代まで武器と防具の発展は表裏一体であり、弓が進化すれば鎧が進化する。また逆に鎧が発展すれば、弓が発展する関係にあったと言われています。

そのため日本の弓が独自の方向性に進んだのは、日本の大鎧、甲冑によるためであったとも思います。
日本の鎧は弓矢をどうすれば防げるか研究していたようで、鉄と硬化処理した牛の革で作られた、これもやはり世界では見かけない独自の甲冑になっていきました。
また直接は鎧を貫けないことが多いので、近距離から鎧の隙間にあてる技術を磨くようになったようです。

南北朝の頃からそういった記述も見られるそうですし、
実際にテレビの企画とは言え昭和50年台に和弓で戦国武将の鎧に射った実験の際には、距離20メートルでも全く貫けなかったそうです。(雑兵の鎧は射抜いたそうですが)

こういった鎧に対抗するため、日本では種子島の運用に力をいれる武将がおおく現われたのかもしれませんね。
一方、ほかのアジア地域では大砲などに注目がいき、携帯火器である鳥銃の運用から逆に歩兵の防具を疎かにしたため、弓矢への防御力も低くなったのかもしれませんね(妄想ですが)
[一言]
クレシーの戦いで使われたクロスボーは水平射撃であれば、ロングボウよりも射程が長かったというデータもあるので、

「近距離射撃の防御戦に向くクロスボーとでは勝負にならず、」
というわけではないかもしれません。

ロングボウの勝因は
・イギリス軍が高所をとった
・ジェノヴァ傭兵にたいする侮蔑意識からか、大盾などの防御装置を取らなかった
の2つの説があるそうです。
  • 投稿者: 辻屋
  • 2018年 03月05日 18時54分
辻屋様

 種々のご指摘とご見解誠に有り難うございました。

「クレシーの戦い」に関する、

『クレシーの戦いで使われたクロスボーは水平射撃であれば、ロングボウよりも射程が長かったというデータもあるので、

「近距離射撃の防御戦に向くクロスボーとでは勝負にならず、」
というわけではないかもしれません。

ロングボウの勝因は
・イギリス軍が高所をとった
・ジェノヴァ傭兵にたいする侮蔑意識からか、大盾などの防御装置を取らなかった
の2つの説があるそうです』

 等のご教示に関してましては、有り難く検討させて頂きます。
 あの文章を書いてから時間が立って、多くの参考資料を読む機会に恵まれて、修正版を何処かで出す必要を感じている現在です。

 特に、ご指摘のようにクロスボーとロングボウの差異に関しては、欧米でも意見が分かれるようですので、速射性の違いなど、もう少し慎重な検討が必要だったと思っております。

 日本の大鎧の金混ぜの小札の防御性はおっしゃるように高く、戦国期の鎧でも井伊直政の鎧のような分厚い鎧は丈夫だったと考えられています。
 雑兵具足でも、日本刀に対する武具としては十分で、我々が戦国時代の刀で斬ってみても、そう簡単に斬れる物では、ありませんでした。
 和弓では、結構射抜けるもので、矢や槍には雑兵具足は弱いと昔、実感した記憶があります。

 今回は多くの事をお教え頂き、感謝に堪えません。これからもどうぞ、宜しくお願いします。

               河井正博
[良い点]
良い記事をありがとうございました。
鉄の伝播とその発展の歴史は今の世界の製鉄業に繋がっています。
世界史とは産業史でもあります。
そこを掘り下げるとただ年代を暗記するだけでは到達出来ない楽しみに出会えます。
[気になる点]
報告

>て、多くの刀剣の柄が、日本刀と違って刀身の反りと逆方向の反っており、騎馬で

×の
○に

⬆上記部分に誤字部分がありましたのでご報告させていただきます。
  • 投稿者: NDB
  • 30歳~39歳 男性
  • 2018年 03月03日 17時00分
NDB様

 有り難いご指摘、誠に有り難うございました。

 軽率で推敲不十分の文章が多いため、沢山の皆様から、有り難いご指摘を頂戴して居りまして、感謝に堪えない次第です。
 ある程度、誤字脱字その他の間違いが貯まった時点で、修正させて頂くつもりですので、もう暫くご猶予をお願いしたいと思います。

 ご厚情の御礼まで。

                       河井正博
[良い点]
 刀剣・弓に関するコラムをとても楽しく読ませて頂きました。
 横刀や陌刀などは特に大きな収穫となりましたので、手元にあるマン‐アット‐アームズのImperial Chinese Armies (2): 590-1260 AD (Men-at-Arms)と共に隋唐期の冷兵器の参考になりそうです。
[気になる点]
二話より
>半島製の高麗製を模倣した大刀と解釈出来ない事も無い。
『半島製の高麗製』は『半島の高麗製』の誤記かも…?
[一言]
 マムルーク朝とモンゴル帝国西征軍(フラグ・ウルス)の長期に渡る戦争についてコラムを書いているので、色々と参考になりました。
 他にも、煬帝を自作に登場させる予定があったので、厳密には隋とは時代がずれますが、ある程度時代の近い唐で使われていた刀剣について参考になりました。
ハゲゼビア様

 「気になる点」へのご指摘、第二話を読み返して、再考してみます。
 もう少し、高麗大刀(こまたち)と高麗様大刀(こまようのたち)を十分にご説明しておけば良かったのですがのですがと反省もしております。
 いずれにしても表現に問題がありました。

 マムルーク朝とモンゴルの征西軍の装備は、当時の軽騎兵としては最新の装備だったと思います。
 モンゴル軍が携帯していた30本一組の遠距離用と近距離用のセットは優秀だったようですし、マムルークの弓の射程距離は、トルコ人に言わせると世界最高だったと力説するそうです。

 不確かですが、隋軍の持っていた刀は、殆どが直刀だったようですが、騎兵の所持していた馬上刀は湾刀がぼちぼち出始めた時期に当たるようです。

 問題点へのご指摘に感謝申し上げます。

                     河井正博
[一言]
お疲れ様です。全体的に分かりやすく詳しく解説されていると感じました。
気になったのはクルスク戦車戦の記述で、開発途上で使い物にならなかったのはⅥ号ティーガーではなくⅤ号パンターの方ではなかったかと思います。
  • 投稿者: 晴信
  • 2018年 01月13日 11時22分
晴信様

 ご指摘、誠に有り難うございました。

 確かに、ご指摘の通りかも知れません。この記述に関しては、もう少し時間を掛けて調べてみたいと思います。

 ドイツ語が読めないので和訳の本だけを頼りに勉強しましたので、ミスかも知れませんが、この戦役では、両方の戦車が投入されたようで、二つの戦車共に製造ミス、整備不良が目立ったようです。
 特に、部品点数の多い新規開発の大型戦車ティーガーに問題が多かったようなので、このように書きました。
 
 お話し頂いた内容に付きましては、これからも留意して記述に注意するように努めますので、今後ともご叱正を頂けますよう、お願い申し上げます。

 ご教示の御礼まで。


                   河井正博
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