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[一言]
河井様

ご丁寧にありがとうございます。
大変参考になりました。
やはり、一発で木っ端微塵は話半分ですかね。
「ネメシス号」は、内陸水路に侵入して大活躍、でしたか。

ご助言ありがとうございます。
ロロサエさん

 余りお役には立たなかったと思いますが、貴職のご成功をお祈りしております。

 機会があれば中国側のアヘン戦争の資料を探してみたいと思いますが、果たして、和訳資料があるかどうかに成りそうです。
 日本軍との正確な交戦記録の分析を中国人は熱心にはしていないようで、英国との戦争でもそんな気がします。

 帆走戦列艦と初期蒸気船時代に関しては、何処かで書かなければと思っておりますが、少しずつ勉強していきたいと思いますので、今後共、宜しくお願い致します。


                    河井正博
[一言]
感想への返信、ありがとうございます。
再びすみません、今度はご意見をお伺いしたいのですが……

アヘン戦争における、清軍とイギリス艦隊との戦いについてです。

アヘン戦争の様子を描いた絵を見ると、イギリス艦が放った一発の砲弾で、木っ端微塵となって沈むジャンク船が描かれています。
当時イギリス海軍は、カノン砲やカロネード砲を装備していた様ですが、一発でジャンク船を沈めるのは、威力的にはカロネード砲なのでしょうか?
それとも、他にもあった砲なのでしょうか?
それでも、一発で沈むものかと疑問に思います。

イギリス兵は、ジャンク船の脆さは笑いが出る程だ、とか言ってた様ですが、本当だったのか、と。

当時はまだ炸裂弾を水平砲撃は出来なかった、とも読みました。
炸裂弾は臼砲で発射し、山なりの軌道を描く為、艦船には使えなかった、と。
炸裂弾なら一発で木っ端微塵も可能な気もしますが……

絵的な表現なのか実際の所なのかがよく判りません。
図々しいお願いとは思いますが、もしもご存知でしたら、ご教授頂けますと幸いです。
ロロサエさん

 ご質問に正確にお答えするだけの調査をしておりませんので、現状での記憶だけによるご回答とお考え下さい。

 当時、英国海軍は「帆走戦列艦」の最後に時代で、同戦争に軍艦16隻を派遣しておりますが、ご覧になった絵に描かれたような最新艦は派遣していないと思います。

 多分、ご覧になった絵の軍艦は、東インド会社が派遣した「鋼鉄製河川用蒸気砲艦」の「ネメシス号」ではないでしょうか!
 同艦は、全長約55m、120馬力、660トンの小型艦で、搭載砲は32ポンド旋回砲2門です。
 同艦は、中国側ジャンク9隻を撃沈しておりますので、その絵かと思います。

 中国のジャンクは、船室を細かく分けた構造船ですので、32ポンドの実体弾一発で沈められたとは考えにくいと思います。
 もし、当時一般的だった、爆裂弾を使用したとしても、理想的な命中角度と効果が無ければ、絵のような轟沈シーンには成らなかったと思います。

 但し、ジャンク9隻を沈めたのは事実のようですので、その成果を強調して描かれたと考えて宜しいのでは、無いでしょうか!

 各国海軍がアームストロング砲始めとする最新装備の軍艦を実戦配備し始めるのは、この戦争の約15年後からとお考え頂いて宜しいのでは無いでしょうか!

ご参考まで。

                 河井正博       

[一言]
楽しみに読ませてもらってます。続きも気になります☆
評価満点入れておきました!
同じ作家として勉強になります。

  • 投稿者: 退会済み
  • 40歳~49歳 男性
  • 2016年 11月13日 05時43分
管理
和★白鷺紅茶さん

 どうも話が、時代的にあちらに飛んだり、こちらになったりで混迷して、読みにくいと思います。どうしても、興味のある手近なテーマから無差別に手を付けているので、乱雑になってしまいますが、お許しください。

 次回は、是非、作家としての和★白鷺紅茶さんの辛口のご批評をお聞かせ頂きたいと思っております。

 ご講評の御礼まで。

                  河井正博
[一言]
幕末の小銃に関して調べていましたので、大変参考になりました。ありがとうございます。

明治維新の裏には、列強各国の思惑や、当時の国際情勢も働いていたと考えると、成功したのは時の運なのかな、と中々に不思議な気持ちとなってきます。
アメリカの南北戦争が違う展開を見せていたら、日本に来るはずだった兵器が別に流れて、日本の歴史は変わったのか、とか。
幕府側がもう少し最新兵器を有効活用できていたら、とか考えるときりが無いです。

しかし、先の大戦でアメリカに負けたのは、当然といえば当然ですね。
資源の乏しい日本で、武器に多種類の規格を持たせれば、そりゃ現場に物が足りなくなるわな、と。
少量多品種が日本のお家芸かもしれませんが、それは使える資源が豊富なうちだけですね。
ロロサエさん

 感想をお書き頂き、誠に有り難うございました。

 日本人は大変器用で、入手した技術や手法を30年程度で自分のものにする力があるように感じています。
 戦国期、幕末維新期の小銃技術に関しても、その様な展開が見られますが、戊辰戦争での世界情勢の中の外的要因の大きな一つが、アメリカの南北戦争であり、おっしゃるように幕府側はフランスに依存していた関係で、南北戦争に関連する国際情勢への対応力が不足していた感がありますね。

 もう一つ、アメリカの場合典型的な多民族国家であり、銃社会国家だと思います。南北戦争後半から多種多様な銃器の開発競争が始まり、淘汰され、規格化されていきますが、日本の場合、専門家に何事も任せる伝統があり(家元制度等)があり、その結果、武器、兵器に関しても少量多品種開発の傾向があるように感じています。

 お聞かせ頂いたご意見を参考に、もう少し考えを進めていければと思っております。

 ご感想のお礼まで。

                河井正博
[良い点]
面白かったです。勉強になります。
[一言]
12.第二次大戦型各国戦車の生産性について
ノモンハンで戦車の改造を想起させるのは難しかったと思うのです。(参考「ノモンハンの真実 日ソ戦車戦の実相」)戦車に対する批判は性能というより、早々にひっこんでしまったことによる批判が大きかったのかなと思うのです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2016年 08月29日 11時35分
管理
垢のついた夜食さん

 感想有り難うございました。

 ノモンハン事件に関しては勉強中なので、まだ、余り理解して居りません。最大の問題点が、ロシア系の和訳された参考文献が極端に少ない事とロシア共産党の「勝った勝った」という宣伝に当時も現在も日本人が乗せられている点だと思います。

 ソ連側のジューコフにしても敗戦あるいは、一勝一敗レベルの戦いでは、自身が銃殺される危険性があった為に、勝ちを必要以上に強調していますし、彼が好きだったスターリンもジューコフの申告をそのままプロパガンダとして利用しています。

 現地の日本軍は少数ながら良く戦ったと思います。当時の97式中戦車も投入台数の少ない割には健闘したと思いますが、事前の日本側の大勝予想の思惑が大きく外れたせいで、自軍が負けたと満州軍司令部以下が一方的に判断した気がします。

 対等の戦いでしたし、結果も同等だったと思いますが、大きな違いは、戦後処理でした。
 ガソリンエンジンの着火性の問題、リベット留めの欠点、搭載砲の口径の短さの問題点等を早期の改善計画を策定して是正したのがソ連軍でした。
 一方の日本軍は、精神性を強調する一方で、上記の問題点を終戦まで大きく改善すること無く敗戦を迎えた情けない状態だったと考えています。

 また、別のテーマでお目にかかれればと思っております。次回は、古代から中世のテーマを考えております。

                 河井正博

[良い点]
なるほど、こうして海外の弓兵の実態と比べてみると、日本の弓が特殊である事が判りますね。
そして、イングランドの長弓が強かった理由も見えてきました。 いつも判り易いお話を有難うございます。
[一言]
知人で在来馬での流鏑馬をやっている変わり者がおりますが、彼の本業は動物学で、騎射の場合には一般に射程が短いのだそうです。 にも関わらず、日本の弓が長く、馬上での取り回しが悪いのです。
戦国時代での弓兵は、集団での運用は無かったのでしょうか。高価な鉄砲よりも経済的によさそうにも思えます。 城の構造をみると弓を射るように出来ていますが、これも枡形など近距離を想定した用法ですね。
後漢の匈奴征伐では、大量の矢を消費したように書いてあります。 時代でいえば随分と昔ですが、それだけの生産量があったのですね。 

日本の場合に弓の集団運用を考えると、矢羽がネックではと想像しました。 鳥を食べる習慣もないので、羽が無いのですね。 思い付きですが、ご意見を頂けると嬉しいです。
  • 投稿者: 五反田猫
  • 50歳~59歳 男性
  • 2016年 05月30日 08時54分
五反田猫様

 何時もながら、多くの項目で的確なご批評を頂きまして、誠に有り難うございました。全部に正確にお答えする力はありませんが、解る範囲でお答えしたいと思いますので、宜しくお願いします。

 おっしゃる通りで、日本の騎射は、極めて短距離用な気が致します。南北朝時代に描かれた後三年合戦絵巻などを見ても、明確ではないでしょうか!
 戦国時代の弓は、火縄銃の補助手段として多くが運用されたようで、雨天時の防御や装填時の空き時間を埋める働きが期待されていたようです。配置としては、鉄砲隊の間に少数ずつ挟むように弓が入れられたと考えられます。

 城郭における枡形その他の弓の射程ですが、関東の室町期の城の横矢掛かりの突出部を見ても、そう感じます。10日程前に訪れた政宗の初期の居城の岩出山城の二つの枡形も同様に近距離用な感じました。

 漢と匈奴を含む古代中国での箭の使用ですが、ご指摘のように大量使用が原則だったようです。7年前に、甘粛省その他を巡り、陽関の博物館等の出土品の鏃を無数に見ましたが、全部が量産のきく青銅製の鋳造品でした。
 即ち、日本の鍛造鏃とは違って、大量生産に向き、且つ、三角錐で鏃の返りが深く、射込まれると簡単に人体から抜けない構造の鏃でした。

 日本では、矢羽根に苦労している感じが致します。平安から戦国期まで、東北産の鷹や鷲の優美な石打の羽は、大名同士の贈答品として重宝されたし、羽であれば、雉でも山鳥でも、鷺、朱鷺までもが使用しています。

 答えになっていない部分もありますが、ご容赦下さい。

 これからも、厳しいご批判をお待ちしております。


              河井正博
[良い点]
いつも興味深いお話を有難うございます。
ウォー・ゲームでは、戦力、火力が数値化されていますので、圧倒的な火力と優勢な兵力をもつ側が負けるのは不思議に思えます。
それがなぜという事を、合理的に説明して頂けました。

[一言]
当時の火器は、火縄による点火という制限を受けていますので、拠点防衛か拠点への攻撃などでないと有効活用できないのでしょうね。 兵器の欠点と利点を理解していないと、いかなる新兵器だろうが、有効活用できない事が良く判りました。
  • 投稿者: 五反田猫
  • 50歳~59歳 男性
  • 2016年 05月13日 14時38分
五反田猫様

 小生の拙い一文に、何時もご講評をお聞かせ頂き、感謝に堪えません。特に、小生の性格で、主題のテーマに対する関心が散漫になり、主題を十分に分析できていない領域が多々あると反省しております。

 火縄による指し火式の点火方法を東洋は長く改善できない状態が続いたのに対し、西洋では、明と清の交代時期位には、火縄銃⇒歯車銃⇒フリントロック銃と大きく改良が進んでいます。

 この辺にもアジア文明の内在する科学技術に対する分析力の不足が、感じられますが、丁度良いテーマが見つからず書けそうにもありません。
 これからも記述できそうなテーマを探して、拙い分析を続けていくつもりでおりますので、宜しくお願い致します。

                   河井正博
[一言]
 第六章、拝読しました。
 個人的に大型兵器は興味の対象外で、金剛やウォースパイトに、このような来歴があったとは知りませんでした。
 戦争を軽蔑するもの。オールドレディ。イギリス人の命名感覚は秀逸ですね。
  • 投稿者:
  • 40歳~49歳 男性
  • 2016年 01月11日 16時23分
鴨さん

 東アジアの歴史散歩の文章化に苦悩していて、大変失礼致しました。

 お話のあった小型兵器に関しても何処かで散歩をするつもりですが、その折はお助けください。

 英国の艦船のニックネームや命名法に関しては、大変面白い物が多いですが、折々に少しずつ触れられればと思っています。

 遅くなったお詫びと御礼まで。

                         河井正博
[良い点]
興味深く自分以外の人の意見は大変参考になります。
[一言]
日米の艦艇の対空能力の差は搭載火器もそうですが射撃指揮装置が圧倒的にアメリカが優れ、かつ艦艇の数が勝っていた為であったと思います。
  • 投稿者: zuikaku
  • 2016年 01月03日 09時27分
zuikakuさん

 ご指摘の通りだと思います。

 ご指摘の射撃指揮装置や戦略編成に於ける艦隊編成の違いについては、別の機会に考えたいと思っております。

 端的に言うと日本海軍は戦術的で有り、戦略的な思考方法に乏しかった印象を個人的には持っております。

 これからも的確なご指摘をお待ちしております。

                       河井正博
[一言]
 .50口径の実用化に、このような経緯があったとは知りませんでした。
 ブローニングの天才に目が眩み、思考停止してました。
(^_^;)
  • 投稿者:
  • 40歳~49歳 男性
  • 2014年 08月18日 22時21分
鴨さん

 早速のコメント、誠に有り難うございまいした。
ブローニングM2を含めて銃器に関しては、私も現在勉強中です。これから、色々と新発見があることを楽しみにしております。
                     河井正博    
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