感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
<< Back 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  Next >> 
[一言]
 「学者さんの情熱故の研究結果」を読ませていただきました。
 私は結構に海外の大学教授たちが、難しい研究を素人にもわかるようにかみ砕いて書いてくれているポピュラーサイエンス系の本が好きでよく読んでいるのですが、本物の学者さんたちの情熱的な活動はある種どこか冗談のようで、本当に面白いですよね。
 ひたすらに「テレパシー」が実在するんじゃないかと何十年と研究を続けたり、正しく証明したいという理由で一万五千枚を超えるレポートを読み続けたり……
 「なんでそこまで!?」と、その異常な熱意にはいつも驚かされますし、「本気でやるならこれくらい頑張らなきゃ」と、触発されることも多いです。

 きっとあの時間があっという間に溶けていくような、夢中になっている感覚がたまらないのでしょうね。誰に何を言われても言われなくても、楽しいを通り越して自然にやってしまうというか……

 情熱を持てることがあるというのは、やっぱり幸せなことですね。
『源氏物語』の人物の容姿の形容に使う「清ら」と「清げ」の使用頻度やその対象登場人物の分析とか、史書や古典に付いている索引とか、読む側は便利だなあで済みますが、それをしっかり形にしてくださる方々は、大変です。
 生物学の学者さんも、ただ野外観察するのから始まって、何らかの条件づけて行動が変わるかとか、偶然に左右されていないか何パターンも実験すると、ポピュラーサイエンス系というんですか? わたしも読んでみて、根性! 驚きます。
 観察やテキストのカウントに熱中して、思わぬ結果が出て、それを論考していくのって、きっとドキドキワクワクの興奮なのだと思います。
 好奇心、野生動物は危険を避ける為に成長する内に失ってしまうらしいのですが、人間は大人になっても失くしませんし、情熱を傾けます。良い方向に持って行けるのなら、大切にしたいです。
 感想感謝でございます。
[良い点]
崇徳天皇、確か大河ドラマで井浦新さんが演じられましたよね。……♡(*´▽`*)

> でもね、歴史が好き、SFが好き、ミステリが好き、女が好きとか、男が好きとか、BL、百合、ゲーム、ファンタジーでもなんでもいいんですけど、こうして物語を書き綴ろうとしているのだから、ベクトルが違うだけで、学者さんの情熱と一体何が違うんだろうって思いません?

……もしモーツアルトが現代にいたらゲーマーになっていただろうっていう空想を何かのテレビ番組で言っているのを見たことがあります。
おっしゃる通り、そんなものだろうな、と思いました。

 あの大河ドラマは好きで毎回観ていました。
 モーツァルトがゲーマーになるかは解りませんが、当時の楽器より現在の楽器が音域が拡がり、また新しい楽器も様々出てきているので、それを楽しんだかと思います。
 学者さんの、当時の公家の日記を突き合わせて、どうのこうのとか、万葉集の万葉仮名から古代の発音を探ろうとか、こちらは読んで参考にするだけですが、これだけの研究結果を残すのには、どれだけの時間と労力が掛かったかと、頭が下がります。好きととことん追求したい情熱がなければ成せません。
 感想感謝でございます。
[良い点]
 田辺聖子さん、大往生でありましたね。ひたすら朗らかでふくよかな文章を描かれると言うイメージがあります。わたしも高校のとき原典の『源氏物語』がどうしても頭に入ってこず、田辺さん訳にあたって、ほっとした想い出があります。今年も色んな方が旅立たれて寂しいです。
[一言]
 田辺聖子さんと言えば藤山直美さん演じるNHK朝ドラ『いもたこなんきん』をやはり、思い出します。國村隼さんとの暖かい夫婦の会話、どこを切りとってもほっこりするのが田辺聖子さんなのだなあと思ってしまいます。
『いもたこなんきん』は、わたしも観ておりました。いいドラマでしたし、最終回に、田辺聖子と秘書の方がカメオ出演のサービスがございまして、そちらも思い出深いです。
『新源氏物語』は単なる現代語訳ではない、説明の補足や恋愛感情の細かさを添えての小説で、明石の君に想いを寄せていた源氏の部下の心情が丁寧に描かれていました。
 コメディもあれば、しんみりする話もあり、時代小説も現代小説もありで、多彩な物語を拝読してきたなあと、振り返りました。
 感想感謝でございます。
[一言]
すぐれた文化人であっても、生活が違う人たちの美意識はなかなかわからないものなんでしょうね。

私は、その人たちの情緒というのは、おそらく私の「空のせい」だとか、「春のせいにしてしまえ」と同じようなユーモアなんじゃないかと、勝手に想像しました。……なんというか、私もそういう生活を知らないから、その悲痛さや鼓舞するような心は、私のそれとは違うのでしょうけど、性質的に近いものもある気がするな……と。
たぶん、清少納言も、同じような感性はあったのじゃないかな、「〇〇のせいにしてしまえ」的なユーモア……。彼女たちのそれと、自分のそれとを同一視できなかっただけで。


でもやっぱり、高貴なかただなと思いました。
理解しようとすることはときに必要ではあるけれど、理解したつもりってのがいちばん醜いことで……
清少納言は、輿に乗ってお扇子持ちながら、無意識にルビーの指輪をなでつつ田を見下ろして、「ご苦労じゃのう」なんていって恵みを垂れるような偽善者ではなかったのだな、と( ̄▽ ̄)
 親戚に農家がいる、姑が趣味で休耕地を借りて野菜を栽培している、となると、自分が農作物を作っていなくても、農業に関する情報に敏感になってくる部分があります。豊作の値崩れを防ぐ為に、または規格外品の為に折角の作物を廃棄せざるを得ないとニュースに流れて、都会の方々が「勿体無い」とインタビューに答える姿に、怒ってしまいます。
 その延長に清少納言がいたりしますが、清少納言の時代は歴とした身分制度があり、因果応報により輪廻転生が信じられていたのでしょうから、別の人種のように見ていても仕方ないんですよね。そう、確かに偽善者ではないです。
 そして、紫式部とは違って、辛いことがあるからって、暗い顔は嫌、前向きにしていなくっちゃ、の精神の持ち主だったようです。綺麗なものは綺麗、風情あるものは「をかし」と愛でる、それがわたしの表現なの! とはっきりしています。
 檸檬さんからいただいた感想に、蒙を啓かれた気がします。
 感想感謝でございます。
[良い点]
田舎

私は東京生まれ東京育ちなので、小学生のころ、夏休みは”田舎”に行く友だちが憧れでした。
東京在住と言っても、本当に東京生まれ東京育ちの人は少なくて、転勤やらで外から来た人も多いんですね。

長野に住んでいる友だちが初めて東京に来る時に、山手線の時刻表を調べたというのを聞いて、なるほど、東京と地方の差は電車の量だなと思いました。(3分に1本来る山手線の時刻表を調べるなんて思いもつきませんでしたから)
でも、結婚して少し田舎(東京の西の方、山が見えるw)に引っ越して、もちろん電車が30分に1本とかで不便ではありましたが、それよりも文化が入って来ないということに衝撃を覚えました。
田舎かどうかの差は、文化ですね!これだと思いました。
家から徒歩30分内に美術館や映画館があるか、それとも滝やホタルが見えるか、の差なのかなあと思いました。

とはいえ、本物の田舎に住んだことがないので、よくわからないのでした。
  • 投稿者: marron
  • 2019年 03月23日 08時56分
 山形市の実家は徒歩圏内になんでもあったのですが、この頃の道路工事や大型店舗の郊外化で不便になりつつあります。今の住まいは自家用車がないと暮らせません。
 昔東北新幹線が上野止まりで、東海道新幹線に乗り換えるのにどうしても山手線に一回のらなくてはならない時代に修学旅行をしたときは、カルチャーショックでした。
 様々な催し物や公立以外のミュージアムやシアターは都会ならではで、地方ではなかなかありません。ミニシアターに行くのでさえ大変で、往復の時間や駐車場の問題を考えると、レンタルまで待つかどうか天秤に掛けちゃいます。
 ライブ、色んな意味での文化体験、これだけは都会じゃないとできません。

 住まいの近くの水辺に蛍がいると下の子に教えられています。蚊に刺されやすいから夏の夜に出掛けたくないと言うと、蛍は肉食だからボウフラなんて食べ尽くされているから大丈夫と言われました。本当かどうか、今夏試そうかと思っています。
 感想感謝でございます。
[良い点]
翔んで埼玉、面白そうですよね。
私は、結構自虐ネタみたいなものはそこに「愛」があってヘイト的な作品でなければ好きです。
といって、映画館まで行くかと云えば微妙ですね。DVDか何かで見ることになりそうです。

都会も、元は田舎。
私もそう思います。光と影みたいに、どちらかがあれば必ずもう片方があるのだと思います。ただし、田舎が影だとは思いません。私自身は、どちらかと云えば都会こそが人類の影だと思います……。
  • 投稿者: 鈴木りん
  • 男性
  • 2019年 03月22日 07時23分
 出演している面々や服装を見ると、もう非現実ワールド、曲者揃いの映画と解りますので、安心して笑って観られる作品なのだと思います。これはわたしもレンタルになったら観ようかなあの部類です。
 東京だって千年前は田舎だし、横浜だって大型船が横付けされると判明しなけりゃ開発されなかったよん。陸路より海路が便利だった頃と、今の鉄道や高速で陸路が発達した頃とで、拠点が変わっちゃった、産業が様変わりしちゃった場所は日本国内に、そして世界にも多々あると思います。
 まさに光と影ですね。
 感想感謝でございます。
[良い点]
大学時代集まる友達はほとんど地方人で、顔を合わせれば田舎自慢でしたが、やはり都会に対して何らかのコンプレックスはあったんだと思います。調布や国立が実家だと言う人が「東京出身」で案外のしていましたからねえ( ´-ω-)方角が東京の北にないものの千葉も「柄の悪さ」をよく、ネタにされたものです。これが世界に行くとお国柄ジョークになるのでしょうが、案外ステレオタイプなイメージって馬鹿に出来ません。

 横溝先生はよく「成城の先生」または「成城のおじさま」などと言ってちょこちょこ作中に登場されていましたね。成城大学のイメージもあるせいか、なんかとてもエレガントな場所の気が、学生時代のわたしにも何となくしてました。(そして大学で都内に出るまで詳しい場所は全く知らない…)

 人はなぜ、全く行ったことのない場所にも、こんなに強いイメージを持てるのでしょうね…|д゜)チラッ
[一言]
 アスファルトと人混みは暑苦しすぎます。やはり人間には田舎が必要だと思います。それが先年、ある用事で五年ぶりくらいに都内に出たわたくしの感想でございます…
 わたしの短大時代、逆に豪雪地帯の米沢にあったので、雪がいつまでも残っているとか、バスや鉄道が少なくて自転車移動であるとか、他県の学生からの話題になっておりました。
 恩師から奈良方面のゼミ旅行に、ゼミの面々で連れていってもらって、鉄道の乗り換えなど、感動しておりました。
 東京で若い頃から勤務経験のある良人の単身赴任で、上京し、「どーして東京には同じ経路の路線が複数あったり、快速やら何からあるの?」状態。未だに山手線と中央線しか知りません。
 世田谷文学館で横溝正史のほかの作家も多数いたと知りましたが、農村だったんだと、また物を覚えたのでした。
 水木しげるが、大昔成田闘争を聞かされた時、調布の飛行場が国際空港になればラバウルに行くのに便利になると言って、周囲を呼吸困難に陥れたそうです。
 感想感謝でございます。
[一言]
 放蕩者の自由こそが賢者への道、芸術家とは芸術に魅入られ、絶望のうちに死んでいった幾十の者たちの中でたどり着けた者――という表現が、ヘルマンヘッセの作品の中で強く心に残っているのですが、こうした実在のアーティストたちのドキュメントを見ているとどうしても思い出してしまいます。
 普通ならば人生丸ごと終わってしまいそうに思えるような道程を辿った生き残りの人達。そんな彼らだからこそ、凄まじいまでの作品が残せるのかなと……我が身の経験の浅さを恥じ入るばかり。
 音楽の技量もさることながら、海外の楽曲の詞は日本のものに比べると、やはり「本物」を感じるのですよね。

 「柳の下の二匹目のドジョウ」は、ビジネスにとっては最も賢いやり方だそうです。先行した企業の失敗率は47%なのに対して、成功を後追いした企業の失敗率はわずか8%なのだとか。
 たしかに面白い作品に出会ったあとはどうしても「同じような作品ないかな……」と探してしまうものですが、根っから商売人ではない自分には若干複雑な気持ちになるデータです。

 やっぱりいろいろなお話が出て来て楽しいエッセイですね(^^)/
 わたしの郷里の山形市で『ドキュメンタリー映画祭』という催しがありまして、これが始まったのはわたしが学生の時。でも一回も観にいったことがないんです。始まったばかりは参加作品が少なかったですし、内容がむつかしい。有名人のインタビューや実録ものが坂東玉三郎であったのですが、すんごく時間が長い、後はアル中患者の更生記録とかで、二の足踏みました。その後宮城県に引っ越したのもあり、縁がないまま。
 名を残した方のドキュメンタリーなら、ノンフィクションに興味のない人でも鑑賞に耐えられる作品になると思います。
 オダギリ・ジョー主演の藤田嗣治の映画を観にいきましたが、これもなかなか凄まじい一生です。パリでは勿論エトランゼ、日本では教官の指導に逆らう画学生がパリで成功したので、日本画壇では継子扱い、戦争画がほかの画家より出来が良いのが災いしてしまう。
 ビジネスはビジネス。リスク回避は必要ですし、技術やサービスで差を付けられますから、泥鰌を何匹狙っても、法律やら特許やら違反しないようにしていけばとは考えます。

「アート」の語源を探っていくと、ラテン語やギリシア語の「アルス」、「テクネ」の技術を意味する言葉に辿り着くそうです。
 スポーツや芸術の分野によっては子どものうちからテクニックや体つくりをしないと大人になってからプロになれないと言われる種類のものがあります。
 感性は鈍らせてはならない、古きも新しきも作品に触れるのは大事と常に心がけようとしています。
 感想感謝でございます。
[一言]
お仕事お疲れ様です。
公の職場で働いていらっしゃる方は特に、色々とおかしなクレームなどもさばかなければならず、本当に大変なことだろうと思います。(日本の公的機関って窓口がお昼休みでも開いているので、心配になります。外国なんてめっちゃ窓口閉まるのに)

いつ行っても丁寧で、ちゃんと確認をしてくれて、お金のあるなしに関わらず誰にでもきちんと対応してくれる日本の公務員の皆様はどれだけ素晴らしいことか。中国なんて、ビザの更新とかですら人によって必要書類変わってくるんですよ。確認したときに言われた書類と全然違うやんってことが当たり前。一般の人と触れ合う機会の少ない組織の上の方は、民意からは程遠くなってしまうのですかねえ。真面目に働いている方がほとんどなのに、こういう残念なことがあると辛いですね。

これから年度末、年度初めとさらにお忙しさが増すと思います。どうぞお疲れの出ませんように。

わたし自身は退職者の身ですので、今はいいのです。でも勤めていた時のことを思い出せば、昨今の役所の不祥事で、末端の職員の苦労が思いやられます。
個人の方の手続きで、電話での問い合わせでお答えして、いざ来所していただくと、そんな複雑な事情は聞いていない、それなら別の書類が必要となりまして、二度三度となる心苦しい場面が多くありました。
役所の管轄が違うのでごめんなさいと頭を下げたり、そこの役所に連絡をとって案内を乞うたりしておりました。
これから医療費控除の準備をします。税務署の方々、手伝いに駆り出される税理士の方々、大変だと思います。
感想感謝でございます。
[良い点]
 どこ仕事も楽ではない、上の無茶な命令に現場がてんやわんやすると言うのはどこも同じですね。この統計問題、背景には増税を急ぐ政権のゲスな根性が、見え隠れしている気がしますが…

 とは言え上の期限つき命令とあらば、クリアせざるを得ないご苦労お察しします(..)
[一言]
虎はちょっときついですな( ´-ω-)やはり理想の職業と言うと「遊んでて酒が飲める」髪結いの亭主あたりでありましょうか…
 全件調査するとなったら首都圏いくら人手があっても足りないような気がします。それを地区や業種を順繰りにして、何年か掛けて調査していきます。
 毎年決まった報告もあれば、事件事故があって統計を取りはじめる、今まで件数だけの報告で良かったのが、件数プラスどのような内容でその対処と結果と項目がどんどん増えていく。
 コンピューターのプログラムを改変して入力処理し易くしてくれればいいものを、旧式のまんま要求が増えて、キャリアは現場に来やがれと吠えたくなります。あちらはあちらの苦労がありましょうが。
「苛政は虎よりも猛し」、「すさまじきは宮仕へ」。
 髪結いの亭主、専業主夫とは違いますものねえ。三食昼寝付きの職業のはずなのに、主婦とは違いすぎます。
 感想感謝でございます。
<< Back 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  Next >> 
↑ページトップへ