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[良い点]
号泣しました。
しばらく涙が止まりませんでした。
こんな未来だったら、どんなによかったか。

でもきっと、ライヌル本人が言う通り、もう決して戻ることのできない最期だからこそ、振り返って悔やむことができたのでしょうね。
人生が一度きりで時を戻せないからこそ、彼がこの道を選んだとき以来、わき目もふらずにこの道を狂進したのでしょうし。

最期にイルミス先生やセリア先生、そのほか学院への郷愁、温かな感情を思い出すことができたこと。
己の選択を悔やむことができたのは、闇に飲み込まれて自我を失ったまま消滅するよりも、ライヌルが人として生まれ死んでいくという、その人間たる尊厳を守られたように感じます。
苦しいか苦しくないか、という観点で見れば、もしかすれば狂ったまま消滅できたほうが楽だったのかも、という気もして、難しいですが。
[一言]
感情の爆発がすこし落ち着いてから感想を書いているのですが、それでもずっと、心が揺さぶられ続けています。
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 06月22日 14時25分
ありがとうございます。
ライヌルにもきっとこうであったらよかったという未練はあるのでしょうね。でも、そうはいけなかった。そうするには、ライヌルの自尊心や能力と志とのバランスが悪すぎたという感じでしょうか。誰のせいでもないのかもしれませんが、結局は本人が責任を負うしかないのでしょうね。
ライヌルに寄り添っていただき、ありがとうございます……
[良い点]
ここにきてレイズがっ!
イルミスの魔力とレイズの幻(?)と、それから剣。
アルマークがどうしても守りたいウェンディを守るため、戦うために、その背を押してくれるとびきりの助っ人たちですね。
それにしてもレイズが、こういった決死の戦いの場面でアルマークの頭をなでてくれることに、もう胸が熱くなってたまらないです。
父に認められたかったという願いが、叶えられたような気がして。

負の感情を増幅させるライヌルの姿に共感といったらよいのか、そういった思考に覚えがあるなあ、と。
私自身、意識して思考を切り替えないと、負の自家中毒をおこしがちなので、ライヌルが光を、ウエンディを恐れたことに、ものすごく説得力がありました。
というより、うんうん、わかるな~という共感。
もちろんライヌルのような優秀さは皆無なのですが、才能がないだとか、そういった力の有無だけではなく、清廉で高潔な人物について、どうあがいてもその境地にたどりつけない身として、まっすぐで汚れのない美しい信念って、ときおり恐怖と拒絶を感じたりするので。
小物だからこその、この感情。ものすごく身に覚えがあります。

ライヌルのイルミス先生への嫉妬心についても、最初はイルミス先生について軽んじていたのが、そのうちに……といった感情がものすごく生々しくて。
同じ学院で長く過ごすという生活がまた、互いの成長や能力の比較を明確にしてしまうので、けっこうきついだろうな~、なんて感じました。
初等部、中等部、高等部とまったく違う学校へ入学したり卒業したりするのであれば、たとえ差が開いたとして、わりと冷静に他人事として見られるのでしょうけれど……。

だからといってライヌルの選んだ道を支持するつもりはないんですが、肥大化した自尊心と、それでいて自己を肯定するために必要な愛情をおそらく受け取れずにひねくれちゃったんだろうな、という極端に不安定な様子に同情してしまいました。
イルミス先生や学院長が言葉を尽くしていたように、まわりのひとがどんなふうに言葉をかけても、結局のところ、本人が周囲の優しさや慈しみを受け取ろうとしなければ、届かないんですよね。
ここまできてしまう前に、ライヌルが温かく優しい人の思いやりを素直に受け入れ、自分で自分を蝕む憎悪を手放せたらよかったのになあ、と……。
つらいなあ(´;ω;`)
ものすごく感情移入してしまいました。

話は変わって、金のグウィントはさすが、かっこよかったです。
彼の語る言葉やふるまい、強さ、ものすごぉおおおおおおおく、かっこよかったです!(語彙力のなさ)
兄貴ー! おにいちゃーん! と呼びたい感じ。
黄のリラもまた、無邪気さと残酷なところが矛盾なく共存していて、すごく魅力的でした。
リラのゲームもめちゃくちゃおもしろかったです。

ピルマンの登場もめちゃくちゃびっくりしましたが、バイヤーやルクスの活躍も意外性があって、すごくおもしろかったです。
エストンとロズフィリアのやりとりには笑いました。
3組のメンバーはお笑い担当なのかな、なんて。
キャラクターだけでなく、各組ごとに特徴があって、雰囲気がことなっていて、その違いと魅力がばっちり描かれていること、容易に想像できること。
本当にすごいです。
キャラクターの様子だったり、組ごとの集まりの空気感だったり、あざやかに目に浮かびます。
それが本当に、拝読していて、とてもわくわくします。
[一言]
いよいよ決着がつきそうで、どきどきです!
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 06月22日 03時35分
ありがとうございます。
ああ、空原さまがもう間もなく最新話にっ! 感想をいただけなくなってしまう!

幻の父子対面がありました…

ライヌルに感情移入していただき、ありがとうございます。
負の自家中毒、おっしゃる通りで、特に一人でぐじぐじと考え続けていると負のスパイラルに陥って、どんどん悪い方向に考えが行ってしまいますよね。忘れかけていた古い傷を無理やり引っ張り出してきて、それを詳細まで思い出して悪意で味付けをして何度も何度も反芻するというのは、世の中を憎む人にありがちな行動なのですが、気を付けないと自分でもそうなってしまうんですよね。ライヌルの思考は、自戒を込めて書きました……

あ、金のグウィントかっこよかったですか! 実は他の石に比べてかなり手抜きの試練をやってますよね(地面に円を描いただけ)。銀のフィラックなんて氷で宮殿まで作って待ち構えてたのに(ノД`)・゜・。

ピルマンにびっくりしていただいてよかった。もうすぐ決着です!
[良い点]
自分ひとりの力だけで戦おうと、他の誰も頼ることなく、邪魔をしないのであれば他者なんて興味ない、といった孤高の少女だったレイラが、このセリフを……!
胸にぐっと熱くせまるものがあります……!

一年生をやり直すかのようなレイラの、実際に彼女が一年生であったころにはけっして見せなかったような振る舞いそのものだったり、ほかの生徒の反応だったりに、ニヤニヤくちもとがゆるみました。
それでいて、切り捨てるときは即断即決、穏やかかと思えば、とつぜん拒絶されるような冷淡さ(? とはちょっとちがうような……なんて言ったらいいのでしょう)や反骨精神や、わりと野性的な闘争心も持ち合わせていて。
飼い馴らしきれないレイラの、油断ならない切れ者らしさが、やっぱりかっこよくて惹かれます。

レイラの背景がすこしずつ見えてきたことや、ウェンディとのエピソード、ロズフィリアにあれほど敵対していた理由などもわかって、レイラファンにはたまらなかったです!!!!

ロズフィリア、そうか~不器用なんですね。なるほど。
あのふるまいではたしかに、女子と好かれたいとか友達になりたいというのならば、悪手ですね……。

一年生だからなのか、アインがアインらしさがありつつもちょっとかわいくて、キュンとしました。
ウーベの作り上げた世界の中で起こった現象に過ぎないので、実際のレイラとアイン(しかも二人とももう三年生)では異なる会話になるのでしょうが、「えー、これはアインとレイラ、けっこう相性がいいのでは……?」なんてドキドキ。
いや、そういう話をメインとする物語ではない、というのはわかってるのですが。
ふたりの会話がほほえましくて、とても楽しかったです。
でもそういえば、レイラとトルクの組み合わせも、けっこういいんでは? とか、以前にちらと考えたことがあったのを思い出しました。
やまだ様の描くキャラクター同士の会話が魅力的なので、そのつどそのつど、「これ好き!」と夢中になって、コロリと推しカップル(カップルって)が変わります……ちょろい。

会話といえば、トルクとデグとガレインの少年同士の友情には泣きました。
トルクの矜持も、トルクを信じるデグとガレインのまっすぐな心の強さも、最高にかっこよかったです!

そしてもちろん、アルマークとモーゲン……!
ふたりの信頼関係、理解しあっているかんじ。
尊いです……!

ライヌルとイルミス先生の対話も、ものすごく引き込まれて……。
かつてはよき友人だったのだな、ということがひしひしと伝わってきました。
だからこそ、生徒たちの素晴らしい友情との対比もあり、とてもせつないです。
[気になる点]
九つの兄弟石の由来も気になります~。
そのうち彼らについてのお話もあるのでしょうか。
この先のお話を拝読するのが、とても楽しみです!
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 06月18日 00時58分
ありがとうございます。
わー! こんなに感想をいただいてしまって! 嬉しいです!!
一年生のレイラの話は書いていて自分でもとても楽しかったので、空原さまにも楽しんでいただけてよかったです!
アインとレイラ、意外な組み合わせですよね(と自分で言う)。この世界にはトルクは出てきませんでしたが、代わりに白い狼が。現実にはアインもトルクも大怪我して倒れちゃってますが、レイラとリルティはほとんど無傷で済みました。
紫のウーベが終わって、残す色は後二つですね。
ライヌルとイルミスの今後を、ぜひ見届けていただければと思います!
[一言]
ウォリスの正体は淵の君の一部分なのかな
ウォリスの母その胎内にいる赤子に君を復活させる予定だったけど赤子が双子だったから完全復活せずにウォリスは闇の力を体に刻まれて、弟の方が君の魂だけ受け取ったみたいな?
  • 投稿者: 酒蒸し
  • 2024年 06月09日 11時32分
ありがとうございます。
ウォリスの正体、いったい何者なのでしょうか……
[良い点]
白のプーティが登場してすぐに、「これはどうにも好きになれなさそう」と感じた敵役でした。
読み進めれば読み進めるほどイライラがつのり、ますます嫌いになっていくという、なかなか珍しいキャラクラーでした。

どうしてこれほど嫌悪感を抱いてしまうのだろうか。
万人には理解されがたい敵自身の思想を持つ、憎たらしく矛盾した敵役って、わりと好きなはずなのに。
と、拝読途中は首をかしげていたのですが。

前話でレイドーが「後付けの理屈で立派な正義」「正義を武器にして他人を殴る人」と解説してくれたことで、そうか、そういうことかー! とめちゃめちゃ納得しました。
ノリシュの「何のための正義なの」という言葉も、とてもよかったです。
プーティは私の中で、悪質クレーマーポジションになりました。すっきり。

まっすぐ突き進むネルソンのぶれない強さのかっこよさ。
状況把握に優れて冷静であろうとしながらも、感情を置き忘れずにしっかり怒り、熱さも持っているレイドーのバランスのよさ。
自分とは相いれない主張をする敵プーティー相手でも、叩きのめしてやろう、というのではなく、優しく語りかけるノリシュ。
みんながとても素敵でした!

おかしいって思っていても、うまく言葉にならなかったり、あるいは発言してはみたものの言い負かされ、モヤモヤしながら振り返ってみたとき。
「自分の知識不足だった、間違っていた」と反省することの方が多いですが、たまに、「いや、やっぱり屁理屈なんじゃないかな」というときがあります。
それとは少し違うかもしれませんが、ノリシュの「だけど、それを全部ネルソンが言ってくれた」という言葉に、ああ、これは嬉しいだろうなあ、と。
ネルソンがノリシュのために怒ってくれたから、というだけではなく「頭になんとなくあったけどうまく言えなかったこと」を代弁してくれるのって、自分の考えを理解してくれている、思いを共有している、ということでもあるように思うので。
[一言]
あとがきにキリーブの名前が出てきたので、プーティとキリーブが討論になったらものすごく長そうだな、と想像してしまいました。
コルエンとポロイスとキリーブの相手が、白のプーティじゃなくて青のアスルでよかったです。
  • 投稿者: 空原海
  • 2024年 05月26日 18時37分
ありがとうございます。
おお、白のプーティ!
九色の石の魔術師の中で一番人気のない男です(人気投票結果)。空原さまをもってしても、この男はいけ好かなかったですか……。プーティの開陳する理屈は、Twitterとかで自分とは何の関係もない人を後付けの正論で嬉々として叩いてる人たちがモデルでしたので、空原さまの嗅覚は正しいとしか言えません…!
言葉を大切にしているノリシュだからこそ、言葉を弄ぶプーティにもやもやしていたのかもしれません。それをネルソンが一刀両断してくれたので……

そうですね、コルエンたちがプーティの相手だったらどうなったでしょうか……600話くらいまでずっとプーティとキリーブの口論が続くという可能性も……(;・∀・) (そしてコルエンは笑いながら観戦している)
[良い点]
神作
スラスラ読める
[一言]
コミックス版の一話でもう会えないのが分かっているので、レイズが出るたび心がギュッとなる…
  • 投稿者: 藤袴
  • 2024年 05月26日 06時28分
ありがとうございます。
レイズ、まだ出番ありますよ!
[良い点]
特にアルマークとウェンディがお気に入りです!最後のやり取りで泣きそうになりました
ありがとうございます。
アルマークとウェンディですか! 意外と主人公カップルよりも他の生徒が人気あったりするので、嬉しいです!
[良い点]
めっちゃ面白かったです!最高でした!
ありがとうございます。
最高と言っていただけて良かったです!! お気に入りのキャラなんていたら教えてください!
[一言]
実はウィンディよりレイラを推していてアルマークに治療する機会があって嬉しい、レイラの実家の件でアルマークと中が深くなることを密かに願ってたりしましす。推しが幸せならOKです
  • 投稿者: 酒蒸し
  • 2024年 04月27日 23時25分
ありがとうございます。
ウェンディよりもレイラの方が人気あったりするんです、この作品……!
どうかレイラの幸せを願っていただければ!
[気になる点]
イルミス先生、ほんとに死んじゃったの?
ありがとうございます。
さてさて。どうなのでしょうか…
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