感想一覧
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[良い点]
・観客席側の試験による緊張からの開放の描写。
前話、前々話では、救芽井嬢や矢村嬢の自らの欲求に素直な行動を取る久水嬢への突込みが行動の制止が主であったのに対し、今話では二人とも自らの欲求や願望をポロリとこぼしてしまっている所に緊張がほぐれた様を感じました。
オリーブドラブ様の試験が終わった事での開放感ともリンクしているのかも知れませんね。
前作と比べてドラッフェンファイヤーはお色気ネタが増えている様に感じています。同じネタが増えるとかえって個々が埋没しかねないのですが、お色気ネタを口にする登場人物の組み合わせや流れに合わせての緩急が付く事で印象に残りやすくなるのでしょうね。
・機械の体である四郷嬢の、人である故の弱さとミス。
言葉が悪いのですが、前話での一煉寺君が後半、人を救う事に意識を集中したが為に今回合格しました。翻って四郷嬢は意識から久水嬢を切り離せずに失格となりました。
人として機械的な作業に集中できた生身の一煉寺君と、人として作業に集中し切れなかった機械の体の四郷嬢の対比が強く印象に残りました。
これまでの物語で、無表情に近くとも意外と感情をあらわにしてきた四郷嬢が始めて弱気と言うか、マイナス面での心情をはっきりとした形で表した事に物語が進んでいる事を実感した気がします。
[気になる点]
・今話での「客席で興味なさげに踏ん反り返っていた、伊葉さんでさえ」の部分ですが、【瀧上さん】ではないかと思うのですが、如何でしょうか。
数話前の「蒼き身体と虚構の戦場」にて瀧上さんが「独りでポツンと踏ん反り返っているその様は」との一文があり、それ故に瀧上さんではないかと思った次第です。
一文を足したり削るだけで文章全体の印象が大きく変わる事が儘あります。今回はそれの表れと言える気がしました。
全ての言葉を一つずつ厳選するわけにもいきませんが、書き手側の「ここを強調したい」「ここを描きたかった」等の部分では選ぶ言葉に気を使うだけでかなり印象が違ってくるのではないかと愚考致します。
勝手な物言い、真に申し訳御座いません。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
人事を尽くして天命を待つ。その結果手にした第二課目の合格。これで一対一のタイに持ち込めましたね。観客席の皆もそれまでの緊張がやや途切れた様で、空気が軽くなった感じがしました。昼休憩を挟んで最終課目となる訳ですが、この時間の間にそれぞれの心理状態がどう変化するのか楽しみです。
第二課目の査定基準は機械と人の良い所をどう組み合わせるかにかかっていた気がします。機械による体力の補助等と共に、人の思考と行動が勝敗を分かったのでしょうね。
着鎧甲冑も新人類の身体も、心臓マッサージ等の人命救助で行なわれる、ある程度の単純作業の繰り返しに対応したプログラムがその内開発されそうです。最初の数回を人間の判断と力加減で行なえば、その動作を機械の側でリピートし続ける。そして装着者の動作に合わせて微調整ができれば労力を抑えられそうですしね。……装着者の居ない着鎧甲冑が心臓マッサージを繰り返す中で、中身の人間が他の作業をして居る場面が頭に浮かんでしまいました。かなりシュールな状景になるでしょうが、意外と使える場面もありえるかもしれませんね。
人と機械の関係は面白いですよね。人であるからこそ機械のように作業に没頭できる。機械であるからこそ、人の事が頭から離れない。心が人であるが故の鉄の冷たさと、機械であるが故の鉄に宿る暖かさ。「心」という物は、宿る肉体に関らず暑さと冷たさを考えさせられるお話でした。
所長さんの想いと選択は正しくもあり、悲しくもありますね。間違えてばかりの人間が多く登場していますが、せめて物語の最後は笑顔になっていてほしい物です。
商業でのドラゴンチーズグラタンと言う小説で、たった一度の笑顔の為に艱難辛苦を超える事のできる主人公がいました。一煉寺君も所長さんも嘗てあった四郷嬢の笑顔を想い、未来に笑顔を浮かべられる様に今現在辛い思いに耐えているのでしょう。たとえその手段の方向性が違っているのだとしても。
第二課目で心を揺さぶられた四郷嬢。休憩時間の間に持ち直すことが出来るのかどうかも、最終課目と共に楽しみにしています。
免許取得も念頭にあるとの事。事故等を起こさず私生活が充実した物である事を願っております。その合間に書かれる物語は楽しみですが、どうかご無理だけはなさらないで下さいね。
支離滅裂で意味が伝わりづらい雑文にてのお目汚し、失礼致しました。それではこれでお暇させていただきます。
お邪魔致しました。
・観客席側の試験による緊張からの開放の描写。
前話、前々話では、救芽井嬢や矢村嬢の自らの欲求に素直な行動を取る久水嬢への突込みが行動の制止が主であったのに対し、今話では二人とも自らの欲求や願望をポロリとこぼしてしまっている所に緊張がほぐれた様を感じました。
オリーブドラブ様の試験が終わった事での開放感ともリンクしているのかも知れませんね。
前作と比べてドラッフェンファイヤーはお色気ネタが増えている様に感じています。同じネタが増えるとかえって個々が埋没しかねないのですが、お色気ネタを口にする登場人物の組み合わせや流れに合わせての緩急が付く事で印象に残りやすくなるのでしょうね。
・機械の体である四郷嬢の、人である故の弱さとミス。
言葉が悪いのですが、前話での一煉寺君が後半、人を救う事に意識を集中したが為に今回合格しました。翻って四郷嬢は意識から久水嬢を切り離せずに失格となりました。
人として機械的な作業に集中できた生身の一煉寺君と、人として作業に集中し切れなかった機械の体の四郷嬢の対比が強く印象に残りました。
これまでの物語で、無表情に近くとも意外と感情をあらわにしてきた四郷嬢が始めて弱気と言うか、マイナス面での心情をはっきりとした形で表した事に物語が進んでいる事を実感した気がします。
[気になる点]
・今話での「客席で興味なさげに踏ん反り返っていた、伊葉さんでさえ」の部分ですが、【瀧上さん】ではないかと思うのですが、如何でしょうか。
数話前の「蒼き身体と虚構の戦場」にて瀧上さんが「独りでポツンと踏ん反り返っているその様は」との一文があり、それ故に瀧上さんではないかと思った次第です。
一文を足したり削るだけで文章全体の印象が大きく変わる事が儘あります。今回はそれの表れと言える気がしました。
全ての言葉を一つずつ厳選するわけにもいきませんが、書き手側の「ここを強調したい」「ここを描きたかった」等の部分では選ぶ言葉に気を使うだけでかなり印象が違ってくるのではないかと愚考致します。
勝手な物言い、真に申し訳御座いません。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
人事を尽くして天命を待つ。その結果手にした第二課目の合格。これで一対一のタイに持ち込めましたね。観客席の皆もそれまでの緊張がやや途切れた様で、空気が軽くなった感じがしました。昼休憩を挟んで最終課目となる訳ですが、この時間の間にそれぞれの心理状態がどう変化するのか楽しみです。
第二課目の査定基準は機械と人の良い所をどう組み合わせるかにかかっていた気がします。機械による体力の補助等と共に、人の思考と行動が勝敗を分かったのでしょうね。
着鎧甲冑も新人類の身体も、心臓マッサージ等の人命救助で行なわれる、ある程度の単純作業の繰り返しに対応したプログラムがその内開発されそうです。最初の数回を人間の判断と力加減で行なえば、その動作を機械の側でリピートし続ける。そして装着者の動作に合わせて微調整ができれば労力を抑えられそうですしね。……装着者の居ない着鎧甲冑が心臓マッサージを繰り返す中で、中身の人間が他の作業をして居る場面が頭に浮かんでしまいました。かなりシュールな状景になるでしょうが、意外と使える場面もありえるかもしれませんね。
人と機械の関係は面白いですよね。人であるからこそ機械のように作業に没頭できる。機械であるからこそ、人の事が頭から離れない。心が人であるが故の鉄の冷たさと、機械であるが故の鉄に宿る暖かさ。「心」という物は、宿る肉体に関らず暑さと冷たさを考えさせられるお話でした。
所長さんの想いと選択は正しくもあり、悲しくもありますね。間違えてばかりの人間が多く登場していますが、せめて物語の最後は笑顔になっていてほしい物です。
商業でのドラゴンチーズグラタンと言う小説で、たった一度の笑顔の為に艱難辛苦を超える事のできる主人公がいました。一煉寺君も所長さんも嘗てあった四郷嬢の笑顔を想い、未来に笑顔を浮かべられる様に今現在辛い思いに耐えているのでしょう。たとえその手段の方向性が違っているのだとしても。
第二課目で心を揺さぶられた四郷嬢。休憩時間の間に持ち直すことが出来るのかどうかも、最終課目と共に楽しみにしています。
免許取得も念頭にあるとの事。事故等を起こさず私生活が充実した物である事を願っております。その合間に書かれる物語は楽しみですが、どうかご無理だけはなさらないで下さいね。
支離滅裂で意味が伝わりづらい雑文にてのお目汚し、失礼致しました。それではこれでお暇させていただきます。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 02月17日 16時31分
いつも感想ありがとうございます!
第二課目も終わり、いよいよサドンデス。やっと私の一番書きたいシーンが近づいてきた……。
本作は確かにお色気なシーンがたんまりですねぇ。風呂の話とか薬の話とか、改めて読み返すと結構ヒドイ(笑
私自身も構成を考えていた時は、まさかコンペが始まってからもお色気ネタが入るとは思ってもみなかったです。この期に及んでコイツら何やってんだと(ぇ
救芽井と矢村のアレは、勝利のはずみでうっかりポロリしてしまったものと思っていただければ。
人間なのに機械的な仕事をこなした龍太と、機械の身体で機械的な仕事ができなかった四郷。なるほど、書いてる当時はそこまで意識はしていなかったのですが、そう考えてみると結構おもしろい対比なのかも知れません。
四郷は人らしい優しさを持とうとして、勝負を落とした。なるほど、確かにイメージとピッタリですね。クールぶってるようで、実はいろいろと不安定なところがポロポロ出るのも、彼女の特徴の一つであると私は見ていますので。
それから、間違いについてのご指摘、ありがとうございます。修正させていただきました。
まさかの名前間違いとは……お恥ずかしい。全然気がつかなかったです。私の気づかないところで、まさかの伊葉さん分身現象(しかも片方チンピラ化)が起きていたようです。ジェロニモもびっくりですね(ぉぃ
単純作業に対応したプログラムにつきましては、私自身も「これぐらい科学も発達してるし、普通にプログラム化でイケるんじゃね?」と似たようなことを考えてました。前作「ヒルフェマン」で描かれた手作業から二年後くらいにしては、ちょっと技術的に離れすぎてるのと、展開の都合があるのとで、本作で実用化されることはなかったわけですが。
元々シリーズ化する予定がなかったこともあって、いきあたりばったりの連続が続き、思い付きの設定や展開も少なくない本シリーズなので、前作の都合と本作の都合が奇跡的に噛み合ってホッとするのも一度や二度じゃなかったりするんです(苦笑
「ないものねだり」という言葉があるように、人は「自分が持たないもの」をより強く意識するところがあるんじゃないかな、と私は愚考しております。自分に腕力がないからとパワータイプなキャラに憧れる私がいい例(?)ですね。「人」だからこそ「機械」になろうとして、「機械」だからこそ「人」になろうとした。この勝敗の分かれ目は、そんな本人達の願望が作ったものなのかも知れません。私は書いてる当時、そんなこと全く意識していませんでしたが(台なし
この先、サドンデスとなる第三課目とそれまでの間に、何が起こるのか。ここからが私にとっての正念場でもありますので、書いてる身としてもドキドキだったりします。
免許試験と部活とでまたしても忙しくなりそうな雲行きではありますが、なんとかそうなる前に、書けるだけ書いておきたいところです。
では、今回も素晴らしい感想ありがとうございましたッ! 果たして四郷の笑顔は戻るのか。今後の展開にも、ご期待下さいッ!
第二課目も終わり、いよいよサドンデス。やっと私の一番書きたいシーンが近づいてきた……。
本作は確かにお色気なシーンがたんまりですねぇ。風呂の話とか薬の話とか、改めて読み返すと結構ヒドイ(笑
私自身も構成を考えていた時は、まさかコンペが始まってからもお色気ネタが入るとは思ってもみなかったです。この期に及んでコイツら何やってんだと(ぇ
救芽井と矢村のアレは、勝利のはずみでうっかりポロリしてしまったものと思っていただければ。
人間なのに機械的な仕事をこなした龍太と、機械の身体で機械的な仕事ができなかった四郷。なるほど、書いてる当時はそこまで意識はしていなかったのですが、そう考えてみると結構おもしろい対比なのかも知れません。
四郷は人らしい優しさを持とうとして、勝負を落とした。なるほど、確かにイメージとピッタリですね。クールぶってるようで、実はいろいろと不安定なところがポロポロ出るのも、彼女の特徴の一つであると私は見ていますので。
それから、間違いについてのご指摘、ありがとうございます。修正させていただきました。
まさかの名前間違いとは……お恥ずかしい。全然気がつかなかったです。私の気づかないところで、まさかの伊葉さん分身現象(しかも片方チンピラ化)が起きていたようです。ジェロニモもびっくりですね(ぉぃ
単純作業に対応したプログラムにつきましては、私自身も「これぐらい科学も発達してるし、普通にプログラム化でイケるんじゃね?」と似たようなことを考えてました。前作「ヒルフェマン」で描かれた手作業から二年後くらいにしては、ちょっと技術的に離れすぎてるのと、展開の都合があるのとで、本作で実用化されることはなかったわけですが。
元々シリーズ化する予定がなかったこともあって、いきあたりばったりの連続が続き、思い付きの設定や展開も少なくない本シリーズなので、前作の都合と本作の都合が奇跡的に噛み合ってホッとするのも一度や二度じゃなかったりするんです(苦笑
「ないものねだり」という言葉があるように、人は「自分が持たないもの」をより強く意識するところがあるんじゃないかな、と私は愚考しております。自分に腕力がないからとパワータイプなキャラに憧れる私がいい例(?)ですね。「人」だからこそ「機械」になろうとして、「機械」だからこそ「人」になろうとした。この勝敗の分かれ目は、そんな本人達の願望が作ったものなのかも知れません。私は書いてる当時、そんなこと全く意識していませんでしたが(台なし
この先、サドンデスとなる第三課目とそれまでの間に、何が起こるのか。ここからが私にとっての正念場でもありますので、書いてる身としてもドキドキだったりします。
免許試験と部活とでまたしても忙しくなりそうな雲行きではありますが、なんとかそうなる前に、書けるだけ書いておきたいところです。
では、今回も素晴らしい感想ありがとうございましたッ! 果たして四郷の笑顔は戻るのか。今後の展開にも、ご期待下さいッ!
- オリーブドラブ
- 2013年 02月20日 00時59分
[一言]
こんにちは。
遅ればせながら最新話まで読ませていただいたので感想を置かせていただきます^^
ヒルフェマンよりはヒーロー要素が少し減った気もしましたが、それでも軸はしっかりしていたので楽しく読むことが出来ました。
救芽井さんや矢村さんもより一層変態さんになっていておもしろかったです(笑)とりあえず「龍太君爆発計画」を練りたくなるくらい(←
コンペティションが近づいてくると「目の前で助けを求めている人間が『大勢の人間を危めた大罪人』であったとして、もし『助ければ同じことを繰り返す』と解りきっていたとしたら……迷いなく助けられるか」という難しい問いが出されてより一層の深みが増しているように感じました。自分も考えやすい議題なので物語に入りながら読めました。
そしてドラッヘンファイヤーからの新キャラである梢と鮎子。彼女らもとても魅力的なキャラクターで、とても可愛く書かれていました。救芽井様から鮎子さんに浮気しそうになるくらいにそれはもう可愛かったです(←
と、まぁ、何が言いたかったか分からないような感想になりましたが、とにかくおもしろかったです!
ちょっと一つ思ったことを言えば、残酷描写についてです。全体を通して見てみると少ないですが、「明かされた真実と括られた腹」では血しぶきとか死体という単語も出てくるので、前書きにちょっとした注意書きはしておいたらいいかな、とも思いました。
話の方はまだまだ盛り上がっているのでこれからも楽しみにさせていただきます^^
執筆頑張ってください!
こんにちは。
遅ればせながら最新話まで読ませていただいたので感想を置かせていただきます^^
ヒルフェマンよりはヒーロー要素が少し減った気もしましたが、それでも軸はしっかりしていたので楽しく読むことが出来ました。
救芽井さんや矢村さんもより一層変態さんになっていておもしろかったです(笑)とりあえず「龍太君爆発計画」を練りたくなるくらい(←
コンペティションが近づいてくると「目の前で助けを求めている人間が『大勢の人間を危めた大罪人』であったとして、もし『助ければ同じことを繰り返す』と解りきっていたとしたら……迷いなく助けられるか」という難しい問いが出されてより一層の深みが増しているように感じました。自分も考えやすい議題なので物語に入りながら読めました。
そしてドラッヘンファイヤーからの新キャラである梢と鮎子。彼女らもとても魅力的なキャラクターで、とても可愛く書かれていました。救芽井様から鮎子さんに浮気しそうになるくらいにそれはもう可愛かったです(←
と、まぁ、何が言いたかったか分からないような感想になりましたが、とにかくおもしろかったです!
ちょっと一つ思ったことを言えば、残酷描写についてです。全体を通して見てみると少ないですが、「明かされた真実と括られた腹」では血しぶきとか死体という単語も出てくるので、前書きにちょっとした注意書きはしておいたらいいかな、とも思いました。
話の方はまだまだ盛り上がっているのでこれからも楽しみにさせていただきます^^
執筆頑張ってください!
おおおっ! 感想ありがとうございますッ!
最新話まで読んで頂けるとは……光栄の極みでございますッ!(感涙
確かにヒーローものって感じのシナリオではないですね。私の中では、ヒーロー誕生の舞台裏、というイメージでしょうか。
救芽井や矢村は……まぁ、変態としてはマイルドな方でしょう。久水兄妹は例の如くアレですし、龍太も龍太で――あれ? もしかしてまともな人間の方が珍しい……?(ぉぃ
龍太は恐らく、桜二さんが手を下されるまでもなく爆発するでしょう。将来の女性関係に収拾がつかなくなるという意味では(ぇ
本作で提示されたテーマについては、ラストの辺りである程度の決着は付ける予定です。取って付けた様な議題かも知れませんが、可能な限りシンプルに纏めて行きたいと思いますので、結末も含めて楽しんでいただければ幸いです。
救芽井から四郷に浮気、ですか。それだけ気に入ってくださる分、ヒロインキャラとして成功してる証ですからね。どんどん浮気しちゃってください(ゲス顔
それから、残酷描写等についてのご指摘、ありがとうございます。確かに一部はアレなところもある本作ですので、残酷描写についてのタグを追加させて頂きました。
「抑え目にしてる方だし別にいいかな」と思っていたのですが、やはり苦手な人は苦手なはずですから、配慮は必要ですよね。大切なことに気づかせて頂き、本当にありがとうございます。
これからの展開でいろいろと盛り上げていく予定ですので、今後とも楽しんでいただければ幸いです!
今回は素敵な感想をありがとうございましたッ!
最新話まで読んで頂けるとは……光栄の極みでございますッ!(感涙
確かにヒーローものって感じのシナリオではないですね。私の中では、ヒーロー誕生の舞台裏、というイメージでしょうか。
救芽井や矢村は……まぁ、変態としてはマイルドな方でしょう。久水兄妹は例の如くアレですし、龍太も龍太で――あれ? もしかしてまともな人間の方が珍しい……?(ぉぃ
龍太は恐らく、桜二さんが手を下されるまでもなく爆発するでしょう。将来の女性関係に収拾がつかなくなるという意味では(ぇ
本作で提示されたテーマについては、ラストの辺りである程度の決着は付ける予定です。取って付けた様な議題かも知れませんが、可能な限りシンプルに纏めて行きたいと思いますので、結末も含めて楽しんでいただければ幸いです。
救芽井から四郷に浮気、ですか。それだけ気に入ってくださる分、ヒロインキャラとして成功してる証ですからね。どんどん浮気しちゃってください(ゲス顔
それから、残酷描写等についてのご指摘、ありがとうございます。確かに一部はアレなところもある本作ですので、残酷描写についてのタグを追加させて頂きました。
「抑え目にしてる方だし別にいいかな」と思っていたのですが、やはり苦手な人は苦手なはずですから、配慮は必要ですよね。大切なことに気づかせて頂き、本当にありがとうございます。
これからの展開でいろいろと盛り上げていく予定ですので、今後とも楽しんでいただければ幸いです!
今回は素敵な感想をありがとうございましたッ!
- オリーブドラブ
- 2013年 02月16日 15時26分
[良い点]
・人力による心配蘇生法の重労働描写。
本来人力による心配蘇生法は複数人で交替、協力しながら行う物ですが、着鎧甲冑の性能により一人で、長時間行えた所がしっくりときました。
着鎧甲冑は超科学の産物ではありますが、現行の技術と地続きである事が描写されると現実味が増しますね。
・一煉寺君の心理状態。
実際に命の危機がある現場ならば兎も角、いくら重要な試験とは言え年頃の男性ならば作り物でも女体に惑わされるのは当然ですよね。その上で競争相手の事が気になる様と、試験の重要性で無理矢理意識の方向性を戻す所が成長途上にある一煉寺君らしくて納得できました。
揺るがない主人公は格好いい物ですが、生きている人間であるからこそ揺らぎ、物語全体が引き立つと思うのです。特にこの物語には揺らがない瀧上さんという大きな壁が存在しますからね。揺るがない固い物同士がぶつかり合えば互いに砕けるだけですし、その壁をどう攻略するのかが大きな見所だと考えています。その方法が砕くのか、乗り越えていくのか、崩すのか、その選択肢が複数あると実感できるお話だったと思いました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
いよいよ第二課目開始ですね。最初の内は競争相手の四郷嬢の行動や試験状況などに思考が散っていた所から救命作業に集中していく一煉寺君の心理状況の変化を見ていて前に話題に出したガバメンツと言う漫画の台詞を思い出しました。
性能の劣る官給品使いの主人公が苛酷な現場で要救助者を発見。状況は劣悪、要救助者の負傷も酷く抱えての移動する時間も無い時にとった行動が《救助信号を発信し、装備の充実している民間レスキューに託す》という物でした。テレビで中継されており、レスキューがレスキューされると馬鹿にされ、仲間から「何で敵に手柄をくれてやる」と詰め寄られた時に返した言葉が「敵?敵って何だ。俺達レスキューは”火”と戦ってるんじゃなかったのか!!」でした。
災害、救命現場では治療を施す優先順位を付けるトリアージを行なわなければ救える命も救えなくなります。戦う訳ではないですが、今回一煉寺君は何に相対するかと言う心のトリアージを行なっていたと感じられました。
競い合う間柄でも敵対している訳でなく、自らが行える事を選択する。場数を繰り返し、技術だけでなく心までも鍛え上げている途中なのでしょうね。
AEDの手順は音声ガイドもありますが、もしかすれば内部バイザーに画像ガイドも投影されているかもしれませんね。進行方向だけでなくこの様な時に情報の補助があるのは冷静さを保つのにも役立つでしょうし、その内発展して行きそうな気もします。貼り付ける電極も着鎧甲冑の上から装着する手袋型や、センサーもかねて腕部に仕込むなどの細かい発展がこれからも行われるかも知れませんね。……一煉寺君が身に纏う物のみ音声ガイドが救芽井嬢の声だったりしてね。それを知った矢村嬢や久水嬢が……等と妄想してしまいました。
特盛りマウンテンとの言葉に牛丼屋を連想し、特盛りマウンテン・汁だくなんて言葉が頭に浮かびました。合わさると淫靡な響の言葉になりますねぇ。一煉寺君の脳内ではバケツプリンか特大ゼリーを用器から皿にあけた映像が再現されたのでしょうかね。矢村嬢や四郷嬢の場合は、よくて皿にのった生卵の黄身状態……と考えると一煉寺君の身に危険が迫りかねませんね。
試験も終わられたようですし、寒さも一番の山を越えたみたいです。これから年度末、新年度とお忙しいでしょうが、ご無理の無い範囲で頑張って下さい。
益体も無い雑文にて汗顔の極みではありますがこれからも楽しみにしています。
お邪魔致しました。
・人力による心配蘇生法の重労働描写。
本来人力による心配蘇生法は複数人で交替、協力しながら行う物ですが、着鎧甲冑の性能により一人で、長時間行えた所がしっくりときました。
着鎧甲冑は超科学の産物ではありますが、現行の技術と地続きである事が描写されると現実味が増しますね。
・一煉寺君の心理状態。
実際に命の危機がある現場ならば兎も角、いくら重要な試験とは言え年頃の男性ならば作り物でも女体に惑わされるのは当然ですよね。その上で競争相手の事が気になる様と、試験の重要性で無理矢理意識の方向性を戻す所が成長途上にある一煉寺君らしくて納得できました。
揺るがない主人公は格好いい物ですが、生きている人間であるからこそ揺らぎ、物語全体が引き立つと思うのです。特にこの物語には揺らがない瀧上さんという大きな壁が存在しますからね。揺るがない固い物同士がぶつかり合えば互いに砕けるだけですし、その壁をどう攻略するのかが大きな見所だと考えています。その方法が砕くのか、乗り越えていくのか、崩すのか、その選択肢が複数あると実感できるお話だったと思いました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
いよいよ第二課目開始ですね。最初の内は競争相手の四郷嬢の行動や試験状況などに思考が散っていた所から救命作業に集中していく一煉寺君の心理状況の変化を見ていて前に話題に出したガバメンツと言う漫画の台詞を思い出しました。
性能の劣る官給品使いの主人公が苛酷な現場で要救助者を発見。状況は劣悪、要救助者の負傷も酷く抱えての移動する時間も無い時にとった行動が《救助信号を発信し、装備の充実している民間レスキューに託す》という物でした。テレビで中継されており、レスキューがレスキューされると馬鹿にされ、仲間から「何で敵に手柄をくれてやる」と詰め寄られた時に返した言葉が「敵?敵って何だ。俺達レスキューは”火”と戦ってるんじゃなかったのか!!」でした。
災害、救命現場では治療を施す優先順位を付けるトリアージを行なわなければ救える命も救えなくなります。戦う訳ではないですが、今回一煉寺君は何に相対するかと言う心のトリアージを行なっていたと感じられました。
競い合う間柄でも敵対している訳でなく、自らが行える事を選択する。場数を繰り返し、技術だけでなく心までも鍛え上げている途中なのでしょうね。
AEDの手順は音声ガイドもありますが、もしかすれば内部バイザーに画像ガイドも投影されているかもしれませんね。進行方向だけでなくこの様な時に情報の補助があるのは冷静さを保つのにも役立つでしょうし、その内発展して行きそうな気もします。貼り付ける電極も着鎧甲冑の上から装着する手袋型や、センサーもかねて腕部に仕込むなどの細かい発展がこれからも行われるかも知れませんね。……一煉寺君が身に纏う物のみ音声ガイドが救芽井嬢の声だったりしてね。それを知った矢村嬢や久水嬢が……等と妄想してしまいました。
特盛りマウンテンとの言葉に牛丼屋を連想し、特盛りマウンテン・汁だくなんて言葉が頭に浮かびました。合わさると淫靡な響の言葉になりますねぇ。一煉寺君の脳内ではバケツプリンか特大ゼリーを用器から皿にあけた映像が再現されたのでしょうかね。矢村嬢や四郷嬢の場合は、よくて皿にのった生卵の黄身状態……と考えると一煉寺君の身に危険が迫りかねませんね。
試験も終わられたようですし、寒さも一番の山を越えたみたいです。これから年度末、新年度とお忙しいでしょうが、ご無理の無い範囲で頑張って下さい。
益体も無い雑文にて汗顔の極みではありますがこれからも楽しみにしています。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 02月15日 10時28分
いつも感想ありがとうございます!
今回はやたらと説明的な文ばかりのエピソードになってしまいましたが、最後まで読んでくださり光栄です。
今回の心肺蘇生法の出来を競う試験、ネタを考える中で一番時間を要したエピソードでした(笑
着鎧甲冑ならでは、救命用「新人類の身体」ならではの持ち味を模索していたら、テスト期間もあってめちゃくちゃ更新が開いてしまっていたわけです。申し訳ありませんッ!(深謝
龍太に関しては、あれこれ悩みすぎで私としても「大丈夫かコイツ」ってくらい迷走しがちではあるのですが、やっぱり悩める主人公ってのはこれくらいでいいのかも知れませんね。
イロイロとブレない瀧上さんとの関わりを書いていくのも、私自身の楽しみの一つとなっております。
ガバメンツ、台詞だけでも考えさせられる漫画ですね。機会があれば、是非読んでみたいです。
戦う相手は災害であり、人ではない。利己的になりがちな非常事態だからこそ、冷静さが試され、人命もそれに懸かっている。そう考えると、レスキューの責任感というものが凄まじく重いものだと想像できるんですよね。いやはや、勉強になります。
AEDの音声ガイドが救芽井の声……確かによさ気ではありますが、龍太の気がそっちに行っちゃいそうで不安ではあります(苦笑
特盛マウンテン・汁だく一丁! と叫べば、もれなく牛肉でデコレーションされた久水の女体盛りがやってくるわけですね、わかります(ぉぃ
矢村や四郷なら、生卵の黄身どころか潰れた豆腐――おや、誰か来たようだ。
定期テストも終わり、これからは自動車免許の試験……というところですが、できるだけ更新も再開していきたいと思います。やっと一番書きたかったシーンにも近づいて参りましたので、私のテンションもモリモリですから。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございましたッ!
今回はやたらと説明的な文ばかりのエピソードになってしまいましたが、最後まで読んでくださり光栄です。
今回の心肺蘇生法の出来を競う試験、ネタを考える中で一番時間を要したエピソードでした(笑
着鎧甲冑ならでは、救命用「新人類の身体」ならではの持ち味を模索していたら、テスト期間もあってめちゃくちゃ更新が開いてしまっていたわけです。申し訳ありませんッ!(深謝
龍太に関しては、あれこれ悩みすぎで私としても「大丈夫かコイツ」ってくらい迷走しがちではあるのですが、やっぱり悩める主人公ってのはこれくらいでいいのかも知れませんね。
イロイロとブレない瀧上さんとの関わりを書いていくのも、私自身の楽しみの一つとなっております。
ガバメンツ、台詞だけでも考えさせられる漫画ですね。機会があれば、是非読んでみたいです。
戦う相手は災害であり、人ではない。利己的になりがちな非常事態だからこそ、冷静さが試され、人命もそれに懸かっている。そう考えると、レスキューの責任感というものが凄まじく重いものだと想像できるんですよね。いやはや、勉強になります。
AEDの音声ガイドが救芽井の声……確かによさ気ではありますが、龍太の気がそっちに行っちゃいそうで不安ではあります(苦笑
特盛マウンテン・汁だく一丁! と叫べば、もれなく牛肉でデコレーションされた久水の女体盛りがやってくるわけですね、わかります(ぉぃ
矢村や四郷なら、生卵の黄身どころか潰れた豆腐――おや、誰か来たようだ。
定期テストも終わり、これからは自動車免許の試験……というところですが、できるだけ更新も再開していきたいと思います。やっと一番書きたかったシーンにも近づいて参りましたので、私のテンションもモリモリですから。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございましたッ!
- オリーブドラブ
- 2013年 02月16日 15時10分
[良い点]
・久水嬢が色情狂一歩手前の変態でもいい女である所。
自らの欲望を隠す事無く現しながら、それと合わせて開始前の助言をこなし、緊張までほぐすほどの気遣いができる久水嬢は人として好ましく感じました。
私の中では見た目だけでなく、憧れを抱ける様な生き方が美しいのは「美人」で、そこに性別が加わって「いい男」「いい女」だと思って居ます。見た目だけではない魅力を描けるのは素晴らしい事だと思います。
・年齢差による欲望、感情の表し方。
大人側である所長さんや伊葉氏、瀧上氏の様子と、若い久水嬢達や一煉寺君達の欲求・欲望の発露の差が印象に残りました。
周囲を巻き込んで破滅に向かう瀧上氏、若き世代に望みや贖罪を託す所長さんや伊葉氏は「それら」を内に秘め、若き一煉寺君達は言動の端々に滲み出たり、素直に表に出してしまう。齢を重ねた老獪さではありませんが、過ごしてきた人生の経験を感じる書き分けに思えました。
[気になる点]
・今話での「――と思いきや、まさかの公認」の部分なのですが、「公認」の印象として公(おおやけ)に認められる=社会等広範囲・公的にとの物がある為に少し違和感を感じてしまいました。今回ならば所長さんや伊葉氏、瀧上氏の狭い範囲で異義が出なかったという意味で「容認」とした方がしっくり来るのではないかと素人考えながら思ってしまいました。
・最後の部分での観客席側の描写が少し薄く感じられました。
一煉寺君視点で物語が進み、距離の関係で今話では一煉寺君、久水嬢、四郷嬢が中心の話になったのは分かるのですが、観客席に戻った久水嬢の台詞と騒ぎが一煉寺君に届いているのに他の人物達の描写が無かった為にそう感じたのだと思います。
観客席と一煉寺君達との物理的な距離の表現としては上手く思うのですが、心の距離の表現として大暴れした久水嬢を取り押さえる救芽井嬢達や、押さえようとして痛撃を食らったであろう茂氏の姿を一文ででも描写し、それに一煉寺君が一言ボソッと感想を口にするだけでも大分印象が替わってくるのではないかと愚考致します。
書き手側の思惑を斟酌せぬ勝手な物言い、ご容赦頂ければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
お忙しく、試験などで大変な中での更新、真にありがたく存じ上げます。
物語の続きが読めるのは嬉しいですが、オリーブドラブ様の人生に大なり小なり影響を与えかねない状況では、どうかご自分の人生を重視して頂ければと思います。
身近な人物を再現し、動揺を誘うが如き第二課目。現に動揺を隠し切れない四郷嬢と、違う意味で動揺しかけていた一煉寺君の二人を何時も通り?の変質的・色情狂的言動で翻弄し、助言すらも与えて落ち着かせた久水嬢のファインプレーが光りましたね。
友人同士が共に居られる望む世界を先取りしている久水嬢と四郷嬢の姿は、それを確実な物と努力している一煉寺君にとって更に気合を込める一因となったでしょうし、読者側からしても一煉寺君への共感を強める物だったと思えました。
仲のよい二人ですが、片方は実年齢はいい歳なので……私の身が危ない!?いやぁ、美しい友情ですな。
妙に生々しい一煉寺君から見たダミー人形の描写と久水嬢の言動のおかげで、15年ほど前にテレビで見たダッチワイフの開発話を思い出してしまいました。
最先端の医療用素材と最先端の人体工学、そしてそれまで積み重ねてきた客からの要望や評価を元に人と見紛う程の質感を持った物を造り上げるといった内容だったのですが、確か一体700万円ほどの値段になっていた記憶があります。無駄に思えるほどの技術を無駄に思える物作りに情熱を持ってつぎ込む様は、何処かこの物語に似合っているようにも思えました。
本物の自分と抱き心地を比べろとの久水嬢の言を読んでいて、見た目だけでなく抱き心地まで再現した自分の人形(流石にダッチワイフとは言いたくない)を一煉寺君に贈る久水嬢を想像してしまいました。自分用に一煉寺君の人形を作成したり、人形の二人にタキシードとウェディングドレスを着せて部屋に飾ったりとかもしかねない気もします。ペアの熊のぬいぐるみを見立てて飾っている救芽井嬢との対比が出て久水嬢のアレぶりが際立ってしまいますね。
アニメで見たばかりの所為で頭に浮かんでしまったのですが、いくら本人が別に居て、目の前にあるのが人形だと頭で理解していても、その人形がツェペリさんの死に様みたいになった日には動揺してしまいますよね。特に四郷嬢は自らが作り物の体故に、似姿を人形だからと見なす事が難しいでしょうし。
久水嬢が危惧した心理状態に陥りかけているらしき四郷嬢。これから始まる課目にてどう影響を及ぼすのか、そして想定の埒外で起こりえる何事かあるのかどうか、これからも楽しみにしています。
年度末が近付き何かと慌しくなる時期ですが、人生に影響を与える重要な案件もあるかと存じ上げます。のんびりと楽しみに待っていられますので、気晴らしになりえる執筆など、焦らずバランスを保ちながらこれからも頑張って下さい。
長々と失礼致しました。それではこれでお暇させて頂きます。
お邪魔様でした。
・久水嬢が色情狂一歩手前の変態でもいい女である所。
自らの欲望を隠す事無く現しながら、それと合わせて開始前の助言をこなし、緊張までほぐすほどの気遣いができる久水嬢は人として好ましく感じました。
私の中では見た目だけでなく、憧れを抱ける様な生き方が美しいのは「美人」で、そこに性別が加わって「いい男」「いい女」だと思って居ます。見た目だけではない魅力を描けるのは素晴らしい事だと思います。
・年齢差による欲望、感情の表し方。
大人側である所長さんや伊葉氏、瀧上氏の様子と、若い久水嬢達や一煉寺君達の欲求・欲望の発露の差が印象に残りました。
周囲を巻き込んで破滅に向かう瀧上氏、若き世代に望みや贖罪を託す所長さんや伊葉氏は「それら」を内に秘め、若き一煉寺君達は言動の端々に滲み出たり、素直に表に出してしまう。齢を重ねた老獪さではありませんが、過ごしてきた人生の経験を感じる書き分けに思えました。
[気になる点]
・今話での「――と思いきや、まさかの公認」の部分なのですが、「公認」の印象として公(おおやけ)に認められる=社会等広範囲・公的にとの物がある為に少し違和感を感じてしまいました。今回ならば所長さんや伊葉氏、瀧上氏の狭い範囲で異義が出なかったという意味で「容認」とした方がしっくり来るのではないかと素人考えながら思ってしまいました。
・最後の部分での観客席側の描写が少し薄く感じられました。
一煉寺君視点で物語が進み、距離の関係で今話では一煉寺君、久水嬢、四郷嬢が中心の話になったのは分かるのですが、観客席に戻った久水嬢の台詞と騒ぎが一煉寺君に届いているのに他の人物達の描写が無かった為にそう感じたのだと思います。
観客席と一煉寺君達との物理的な距離の表現としては上手く思うのですが、心の距離の表現として大暴れした久水嬢を取り押さえる救芽井嬢達や、押さえようとして痛撃を食らったであろう茂氏の姿を一文ででも描写し、それに一煉寺君が一言ボソッと感想を口にするだけでも大分印象が替わってくるのではないかと愚考致します。
書き手側の思惑を斟酌せぬ勝手な物言い、ご容赦頂ければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
お忙しく、試験などで大変な中での更新、真にありがたく存じ上げます。
物語の続きが読めるのは嬉しいですが、オリーブドラブ様の人生に大なり小なり影響を与えかねない状況では、どうかご自分の人生を重視して頂ければと思います。
身近な人物を再現し、動揺を誘うが如き第二課目。現に動揺を隠し切れない四郷嬢と、違う意味で動揺しかけていた一煉寺君の二人を何時も通り?の変質的・色情狂的言動で翻弄し、助言すらも与えて落ち着かせた久水嬢のファインプレーが光りましたね。
友人同士が共に居られる望む世界を先取りしている久水嬢と四郷嬢の姿は、それを確実な物と努力している一煉寺君にとって更に気合を込める一因となったでしょうし、読者側からしても一煉寺君への共感を強める物だったと思えました。
仲のよい二人ですが、片方は実年齢はいい歳なので……私の身が危ない!?いやぁ、美しい友情ですな。
妙に生々しい一煉寺君から見たダミー人形の描写と久水嬢の言動のおかげで、15年ほど前にテレビで見たダッチワイフの開発話を思い出してしまいました。
最先端の医療用素材と最先端の人体工学、そしてそれまで積み重ねてきた客からの要望や評価を元に人と見紛う程の質感を持った物を造り上げるといった内容だったのですが、確か一体700万円ほどの値段になっていた記憶があります。無駄に思えるほどの技術を無駄に思える物作りに情熱を持ってつぎ込む様は、何処かこの物語に似合っているようにも思えました。
本物の自分と抱き心地を比べろとの久水嬢の言を読んでいて、見た目だけでなく抱き心地まで再現した自分の人形(流石にダッチワイフとは言いたくない)を一煉寺君に贈る久水嬢を想像してしまいました。自分用に一煉寺君の人形を作成したり、人形の二人にタキシードとウェディングドレスを着せて部屋に飾ったりとかもしかねない気もします。ペアの熊のぬいぐるみを見立てて飾っている救芽井嬢との対比が出て久水嬢のアレぶりが際立ってしまいますね。
アニメで見たばかりの所為で頭に浮かんでしまったのですが、いくら本人が別に居て、目の前にあるのが人形だと頭で理解していても、その人形がツェペリさんの死に様みたいになった日には動揺してしまいますよね。特に四郷嬢は自らが作り物の体故に、似姿を人形だからと見なす事が難しいでしょうし。
久水嬢が危惧した心理状態に陥りかけているらしき四郷嬢。これから始まる課目にてどう影響を及ぼすのか、そして想定の埒外で起こりえる何事かあるのかどうか、これからも楽しみにしています。
年度末が近付き何かと慌しくなる時期ですが、人生に影響を与える重要な案件もあるかと存じ上げます。のんびりと楽しみに待っていられますので、気晴らしになりえる執筆など、焦らずバランスを保ちながらこれからも頑張って下さい。
長々と失礼致しました。それではこれでお暇させて頂きます。
お邪魔様でした。
- 投稿者: tagi
- 2013年 02月12日 12時21分
いつも感想ありがとうございますッ!
ようやく定期テストも終了し、更新に取り掛かれそうなところまでやって参りました。出来は……まぁ、ボチボチということで(笑
さて、今回は事実上の久水回となりました。
四郷研究所での「戦い」がメインストーリーの主軸である以上、久水の活躍って実はかなり限られてしまうんですよね。
救芽井と矢村は前作からの引き継ぎである分、読者の皆様の印象にも残りやすいでしょうし、四郷は本作における実質的メインヒロイン。となると、本作から参加していながら主軸になりきれない久水って、ヒロインとしてはかなり不遇なんですよ。
そこで、なんとか今のうちに出番を作って印象を立てよう……という措置として考え出されたのが、今回のエピソードでした。「久水人形に本物が混じる」という一幕は以前から考えられていたのですが、当時はギャグとしてサラっと流す展開が考えられていました。
しかし、実際に書いてみるとイロイロ話が膨らみそうなシチュエーションであることに気づき、いつしかこんなお話に。所長や伊葉など、大人側の描写も出来ましたし、偶然の産物とは言え久水らしいエピソードが書けてよかったかな、というのが正直な感想です。
それから、「まさかの公認」や描写の薄さについてのご指摘、ありがとうございます。私の場合、書いている当時の気分で描写の仕方を決めてしまっている節もありますので、書きながらだとなかなか気づけないミスも多いようです。いやはや、いつもお手数をお掛けしてしまい申し訳ありません。貴重なアドバイス、ありがとうございました。
ダッチワイフ……なるほど、確かに「無駄に思える技術を無駄な物に情熱を持ってつぎ込む」というのは、本作にも通じるところがありますねぇ。特に昔の特撮ヒーローにこだわる甲侍郎あたりには(笑
人形にタキシードとウェディングドレスとは、なかなかドギツい……。いくら久水でもそこまでは――あ、やりかねないですね彼女なら(ぉぃ
四郷が久水人形によりどのような影響を受けることになるのかは、近いうちに明らかにされるでしょう。どんな展開になっていくか、楽しみにしていただければ幸いです!
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました! 次回もどうぞよろしくお願いいたします!
ようやく定期テストも終了し、更新に取り掛かれそうなところまでやって参りました。出来は……まぁ、ボチボチということで(笑
さて、今回は事実上の久水回となりました。
四郷研究所での「戦い」がメインストーリーの主軸である以上、久水の活躍って実はかなり限られてしまうんですよね。
救芽井と矢村は前作からの引き継ぎである分、読者の皆様の印象にも残りやすいでしょうし、四郷は本作における実質的メインヒロイン。となると、本作から参加していながら主軸になりきれない久水って、ヒロインとしてはかなり不遇なんですよ。
そこで、なんとか今のうちに出番を作って印象を立てよう……という措置として考え出されたのが、今回のエピソードでした。「久水人形に本物が混じる」という一幕は以前から考えられていたのですが、当時はギャグとしてサラっと流す展開が考えられていました。
しかし、実際に書いてみるとイロイロ話が膨らみそうなシチュエーションであることに気づき、いつしかこんなお話に。所長や伊葉など、大人側の描写も出来ましたし、偶然の産物とは言え久水らしいエピソードが書けてよかったかな、というのが正直な感想です。
それから、「まさかの公認」や描写の薄さについてのご指摘、ありがとうございます。私の場合、書いている当時の気分で描写の仕方を決めてしまっている節もありますので、書きながらだとなかなか気づけないミスも多いようです。いやはや、いつもお手数をお掛けしてしまい申し訳ありません。貴重なアドバイス、ありがとうございました。
ダッチワイフ……なるほど、確かに「無駄に思える技術を無駄な物に情熱を持ってつぎ込む」というのは、本作にも通じるところがありますねぇ。特に昔の特撮ヒーローにこだわる甲侍郎あたりには(笑
人形にタキシードとウェディングドレスとは、なかなかドギツい……。いくら久水でもそこまでは――あ、やりかねないですね彼女なら(ぉぃ
四郷が久水人形によりどのような影響を受けることになるのかは、近いうちに明らかにされるでしょう。どんな展開になっていくか、楽しみにしていただければ幸いです!
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました! 次回もどうぞよろしくお願いいたします!
- オリーブドラブ
- 2013年 02月15日 01時12分
[良い点]
・冷厳なる現実を突きつける所。
人の命に関る機材・人材に求められるのはプロフェッショナルである事。装着者が機敏に動き、自らに降りかかる危難を打破できようともその全ては要救助者を救う事に収斂する。今回はそこが頭から抜け落ちていた救芽井嬢の課した訓練と、思考の落とし穴に嵌っていた一煉寺君に冷たい現実の刃として突きつけられましたね。未だ致命的でなく、挽回できる段階であったのは幸いだったのでしょうね。
・頭で理解できてもそれに相反する情動。
努力しても結果がついてくるとは限らず、それを理解していても悔しさは込み上げて来る。現実を映像として突きつけられ、理解したからこそ一煉寺君の奮起に同調でき、期待がいや増してくる展開だったと思いました。
・仲間であっても悪い所を受け入れる潔さ。
同じチームであるからこそ、客観的に悪い所を認められるのは必要であり、潔いと感じました。特に救芽井嬢は一煉寺君に課した特訓が知識と身体操作の向上に比重が傾き、救命の現場における心構えに関してほぼ触れていなかったという自らの過失をも受け入れなければいけないだけに、負けた理由を認める事が出来るありように魅力を感じました。……何気に茂氏も認め、理解している所が良いですね。
[気になる点]
・私の読解力が悪いせいなのですが「それだけは自負したくなるくらいのことは」と言う箇所に違和感を感じました。
「自負」と言う言葉は既に終えている場合に使われる事が殆どですので「したくなるくらい」との言葉と繋がりが悪く感じたのだと思います。
浅薄ながら「そこだけは自負できるくらいのことは」等とした方が気持ちよく読めるのではないかと、ここに記させて頂きました。
・些細な点で恐縮ですが「思わず見とれとしまいそうな」は「見とれ【て】」ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
揚げ足取りのような細かい事ばかりで申し訳御座いません。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
寒さ厳しく、気力、体力の消耗の激しいこの時期での更新、ありがとう御座いました。こうしてこの物語の続きが読めることに喜びを感じております。
勝敗を決した理由をはっきりと告げられるのは厳しい事ですが、とてもありがたい事でもあるんですよね。どこが悪かったかが分かれば改善する事も出来ますし、そういう意味では所長さんと伊葉さんは人材を育てる事も上手なのかもしれませんね。傲然と見ているだけの瀧上さんとはこんな所にも差異が表れている気がしました。
人一人を連れたまま高所へ移動する際、確かに腕だけを掴んで跳躍すれば、首だけでなく肩の脱臼や掴んだ箇所への負担も出るでしょうからね。そういう意味では人体サイズで必要最小限の機能しか備えていない着鎧甲冑と、装着者の生命維持にスペースを割り振らず機能を仕込める新人類の身体の差が出たともいえそうです。もしかすればこの二つは同じ救助作業でも担う分野が違うのかも知れませんね。
刑事や救命士、消防士等は身内の人間が関った場合には担当から外されるのですが、第二課目ではあえて久水嬢を模したダミー人形(側だけの新人類の身体?)を持ってきた所にそこはかとない悪意と言うか、稚気を感じられますね。
性能を比べるこの場でヒューマンエラーが起こる可能性をあえて高めているのは違和感があります。裏で装着者の育成課程も判断材料に上がっているのかも知れませんね。もしくは所長さんの思惑が……これ以上は無粋ですね。物語の中から見つけ出すのを楽しまさせて頂きます。
自らの失敗に動揺している一煉寺君の様子には若さゆえの未熟さを感じられますね。それでも動揺を何時までも引き摺らず無理矢理にでも気持ちを切り替えられる所が一煉寺君の強さでもあるのでしょう。
今の所現場で一煉寺君とパートナーを組めそうなのは救芽井嬢と四郷嬢、そして茂氏ですが、男性との反目し合い、口撃だけでなく手すらも出る様なバディ物も一煉寺君は出来そうですね。されど罪人は竜と踊るのガユスとギギナの様な。
着鎧甲冑に何度もデータがローディングされている場面を読んでいると、その内瀧上さんと戦う羽目になってしまった時にハッキングやクラッキングを仕掛けられそうで怖くなってきますね。逆に窮地に陥った時に所長さん辺りがプログラムや機能のバージョンアップをしてくれるなんて展開も出来そうではありますが。
人としての弱さ、脆さ、そして優しさと暖かさを冷たい金属で蔽った着鎧甲冑と新人類の身体。その未来を託された若き二人の次なる試練の物語、楽しみにしています。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
天候も優れず寒さの厳しいこの時期、お体を大事にしてください。それでは益体も無い雑文ではありましたがこれにてお暇させて頂きます。
お邪魔致しました。
・冷厳なる現実を突きつける所。
人の命に関る機材・人材に求められるのはプロフェッショナルである事。装着者が機敏に動き、自らに降りかかる危難を打破できようともその全ては要救助者を救う事に収斂する。今回はそこが頭から抜け落ちていた救芽井嬢の課した訓練と、思考の落とし穴に嵌っていた一煉寺君に冷たい現実の刃として突きつけられましたね。未だ致命的でなく、挽回できる段階であったのは幸いだったのでしょうね。
・頭で理解できてもそれに相反する情動。
努力しても結果がついてくるとは限らず、それを理解していても悔しさは込み上げて来る。現実を映像として突きつけられ、理解したからこそ一煉寺君の奮起に同調でき、期待がいや増してくる展開だったと思いました。
・仲間であっても悪い所を受け入れる潔さ。
同じチームであるからこそ、客観的に悪い所を認められるのは必要であり、潔いと感じました。特に救芽井嬢は一煉寺君に課した特訓が知識と身体操作の向上に比重が傾き、救命の現場における心構えに関してほぼ触れていなかったという自らの過失をも受け入れなければいけないだけに、負けた理由を認める事が出来るありように魅力を感じました。……何気に茂氏も認め、理解している所が良いですね。
[気になる点]
・私の読解力が悪いせいなのですが「それだけは自負したくなるくらいのことは」と言う箇所に違和感を感じました。
「自負」と言う言葉は既に終えている場合に使われる事が殆どですので「したくなるくらい」との言葉と繋がりが悪く感じたのだと思います。
浅薄ながら「そこだけは自負できるくらいのことは」等とした方が気持ちよく読めるのではないかと、ここに記させて頂きました。
・些細な点で恐縮ですが「思わず見とれとしまいそうな」は「見とれ【て】」ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
揚げ足取りのような細かい事ばかりで申し訳御座いません。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
寒さ厳しく、気力、体力の消耗の激しいこの時期での更新、ありがとう御座いました。こうしてこの物語の続きが読めることに喜びを感じております。
勝敗を決した理由をはっきりと告げられるのは厳しい事ですが、とてもありがたい事でもあるんですよね。どこが悪かったかが分かれば改善する事も出来ますし、そういう意味では所長さんと伊葉さんは人材を育てる事も上手なのかもしれませんね。傲然と見ているだけの瀧上さんとはこんな所にも差異が表れている気がしました。
人一人を連れたまま高所へ移動する際、確かに腕だけを掴んで跳躍すれば、首だけでなく肩の脱臼や掴んだ箇所への負担も出るでしょうからね。そういう意味では人体サイズで必要最小限の機能しか備えていない着鎧甲冑と、装着者の生命維持にスペースを割り振らず機能を仕込める新人類の身体の差が出たともいえそうです。もしかすればこの二つは同じ救助作業でも担う分野が違うのかも知れませんね。
刑事や救命士、消防士等は身内の人間が関った場合には担当から外されるのですが、第二課目ではあえて久水嬢を模したダミー人形(側だけの新人類の身体?)を持ってきた所にそこはかとない悪意と言うか、稚気を感じられますね。
性能を比べるこの場でヒューマンエラーが起こる可能性をあえて高めているのは違和感があります。裏で装着者の育成課程も判断材料に上がっているのかも知れませんね。もしくは所長さんの思惑が……これ以上は無粋ですね。物語の中から見つけ出すのを楽しまさせて頂きます。
自らの失敗に動揺している一煉寺君の様子には若さゆえの未熟さを感じられますね。それでも動揺を何時までも引き摺らず無理矢理にでも気持ちを切り替えられる所が一煉寺君の強さでもあるのでしょう。
今の所現場で一煉寺君とパートナーを組めそうなのは救芽井嬢と四郷嬢、そして茂氏ですが、男性との反目し合い、口撃だけでなく手すらも出る様なバディ物も一煉寺君は出来そうですね。されど罪人は竜と踊るのガユスとギギナの様な。
着鎧甲冑に何度もデータがローディングされている場面を読んでいると、その内瀧上さんと戦う羽目になってしまった時にハッキングやクラッキングを仕掛けられそうで怖くなってきますね。逆に窮地に陥った時に所長さん辺りがプログラムや機能のバージョンアップをしてくれるなんて展開も出来そうではありますが。
人としての弱さ、脆さ、そして優しさと暖かさを冷たい金属で蔽った着鎧甲冑と新人類の身体。その未来を託された若き二人の次なる試練の物語、楽しみにしています。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
天候も優れず寒さの厳しいこの時期、お体を大事にしてください。それでは益体も無い雑文ではありましたがこれにてお暇させて頂きます。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 01月27日 22時18分
いつも感想ありがとうございます!
大幅に更新が遅れてしまい、申し訳ありません……。なにぶん、テスト期間なもので。
今回は龍太の敗北と、その背景について追及するエピソードでした。
救芽井と茂はこの道に関しては、そこそこのノウハウがある(救芽井に至っては開発自体にも携わっている)ので、龍太の失態に気づいていたわけですね。矢村はまだそのあたりの認識が浅かったところがありましたし、久水は「R型の分野」には若干疎いところがあったので、この二人は気づかなかった、という場面でした。
人の命に関わる仕事である以上、個人のレベルや技術自体の完成度の高さが何より求められる分、にわか仕込みの龍太にとっては厳しい結果になった今回の第一課目。次回の第二課目でどのような流れになっていくのかも、楽しみにしていただければ幸いです。
それから、誤字に関してのご指摘、ありがとうございます。なかなか気づきませんでしたよ……。
こちらの方で修正させていただきました! ありがとうございますッ!
所長と伊葉は、きちんと「歳を重ねている」から、ああいったアドバイスや指摘ができるのですが、瀧上と四郷はほぼ研究所に篭りっきりの十年間だったため、十年前から「経験」という意味での「歳を重ねる」時間が止まってしまっているんですよねぇ。そういうところも、今後の描写で表現していければ、と思っております。
久水がマネキンのモデルに使われた理由については、後々追及される予定です。明確に説明されることはないかも知れませんが、何かしら触れられることはあるでしょう。
龍太とパートナーを組むなら、現時点の面子の中ではやはり茂が一番でしょうかね。救芽井はどちらかと言えば、司令塔の役割の方が正しいような気もしますし。四郷は……一人でサクサク行っちゃいそうですなぁ(笑
野郎同士でどつきあうような関係の方が、龍太らしいとは思います。
久水がモデルになった第二課目の試験。その内容と決着を楽しみにしていただければ幸いです。ただ、現在テスト期間なので、次回の更新はまた当分先になるかも知れませんので、ご了承下さい。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
次回もお楽しみに!
大幅に更新が遅れてしまい、申し訳ありません……。なにぶん、テスト期間なもので。
今回は龍太の敗北と、その背景について追及するエピソードでした。
救芽井と茂はこの道に関しては、そこそこのノウハウがある(救芽井に至っては開発自体にも携わっている)ので、龍太の失態に気づいていたわけですね。矢村はまだそのあたりの認識が浅かったところがありましたし、久水は「R型の分野」には若干疎いところがあったので、この二人は気づかなかった、という場面でした。
人の命に関わる仕事である以上、個人のレベルや技術自体の完成度の高さが何より求められる分、にわか仕込みの龍太にとっては厳しい結果になった今回の第一課目。次回の第二課目でどのような流れになっていくのかも、楽しみにしていただければ幸いです。
それから、誤字に関してのご指摘、ありがとうございます。なかなか気づきませんでしたよ……。
こちらの方で修正させていただきました! ありがとうございますッ!
所長と伊葉は、きちんと「歳を重ねている」から、ああいったアドバイスや指摘ができるのですが、瀧上と四郷はほぼ研究所に篭りっきりの十年間だったため、十年前から「経験」という意味での「歳を重ねる」時間が止まってしまっているんですよねぇ。そういうところも、今後の描写で表現していければ、と思っております。
久水がマネキンのモデルに使われた理由については、後々追及される予定です。明確に説明されることはないかも知れませんが、何かしら触れられることはあるでしょう。
龍太とパートナーを組むなら、現時点の面子の中ではやはり茂が一番でしょうかね。救芽井はどちらかと言えば、司令塔の役割の方が正しいような気もしますし。四郷は……一人でサクサク行っちゃいそうですなぁ(笑
野郎同士でどつきあうような関係の方が、龍太らしいとは思います。
久水がモデルになった第二課目の試験。その内容と決着を楽しみにしていただければ幸いです。ただ、現在テスト期間なので、次回の更新はまた当分先になるかも知れませんので、ご了承下さい。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
次回もお楽しみに!
- オリーブドラブ
- 2013年 01月31日 02時06分
[良い点]
・津波からの逃走方法。
津波に限らず、流れる水は狭い所に入ると流れが速くなるんですよね。その為ただ単に隙間に逃げるだけではかえって危険でしたが、流れの横道に逃げる様な描写があったので数瞬の時間が稼げたのに説得力を感じました。
追い詰められた状況での切羽詰った空気を感じられ、緊張感が伝わってくる文面でした。
・自らの安全を確保してから要救助者の確保へ向かった所。
実際のレスキューでも叩き込まれる教えなのだそうですが、救いに行った者が被災し、二次災害が起きる事が現場で一番避けるべき事なのだそうで。確かに救助の人手が減り、その上で要救助者が増えたのでは踏んだり蹴ったりですからね。
危険な現場に飛び込むにしても最低限自らの安全を確保し、その上で救助に赴く。その観点からすれば今回の一煉寺君の行動は65点位なのかも知れません。時間がなかったとは言え対策を考慮せずに危険な場所に再び飛び込んだのですから。ですがこの未熟さと行動に移せる実直さがとても魅力的に感じます。未だ未熟ながらもこれからの成長を窺わせられる主人公を描けるのは凄いと心から思いました。
[気になる点]
・「第一科目」「非常だったらしい」の部分ですが、「第一【課】目」「非【情】」とした方が場にそぐうのではないかと思うのですが、如何でしょうか。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
今話を読んでいて子供の頃に想像した災害や天変地異が、現代では違っているのだなぁ、等と年代の違いをしみじみと感じてしまいました。
私の場合は環境もあるのですが、災害として火山の噴火によって押し迫る溶岩流と降り注ぐ火の雨、逃げ道を塞ぐ山火事に地震による地割れ等が真っ先に頭に浮ぶ物でした。ですが津波の恐ろしさを実感し、被災せずとも映像でその被害の現場を目にする機会が増えた昨今、私の抱く天変地異の印象は旧い物となっているのでしょうね。
津波は最初に押し寄せる押し波よりも、海に戻っていく引き波の方が被害が大きいそうです。そういう意味では今回、要救助者の救出時は押し波のようでしたから、引き波が引くまでは安心せずに警戒が必要だったかも知れませんね。
第一課目の判定は「新人類の身体」に上がりましたが、その要因が装備としての性能ではなく、装着者を含めての性能であるのならば、一煉寺君にとって残る課目は更に気を引き締めないといけなくなりますね。
波から逃げる為にビルの隙間に入り、上へと逃れる場面で真っ先に頭に浮かんだのがジャッキー・チェンの映画でした。流石に両手足を突っ張って壁面を登ったわけではないですが、少林寺拳法→中国拳法の流れで頭に浮んできたのでしょうね。そう言えば少林寺での修行の中で確か長距離を早く走り抜けられる様な物があった記憶が……もしかすれば一煉寺君の走り方もその独特な走り方が混ざっているかも知れませんね。
以前話題に出したサイケデリックレスキューの中に、水害を題材にしたアクアクライシスというのがありまして。堤防が決壊し、街や地下鉄に流れ込むといった状況なのですが、この場面に着鎧甲冑があれば?等という思考遊戯をしてしまいました。戦術と戦略ではないですが、着鎧甲冑のみでは歯が立たない事も多そうです。それ故に大局的に指針を決める組織が後々設立される気がします。その組織に四郷姉妹や一煉寺君達が居る未来を妄想し、この物語での出来事を笑いながら語り合える決着が齎されるよう願って止みません。
サイケデリックレスキューではいつも冒頭に理念が載るのですが、その中に「要救助者は死の恐怖と絶望の中で諸君の助けを待っている。必ずや救い出せ。そして諸君の生還を切望する。諸君らには他者の生命と安全と引き換えに命を落とす事は許されない。救われた者に重荷として背負わせてしまう。諸君を愛する者に悲しみを残すだろう。その痛みを思え。救助者である諸君はその傷みを与える事は許されない。いかなる状況下でも要救助者を、そして諸君自身を救い出せ。これは命令である。要救助者を救出の後、必ずや生還せよ。必ずや生還せよ。」といった感じの物があります。一煉寺君がこの理念を胸に刻み込む時が来れば、更なる大化けをきたすかも知れませんね。
第一課目を落とした理由と第二の課目、そしてそれに向けて奮起するであろう一煉寺君の心境の変化など、次回も楽しみにしています。
何分お忙しい事と存じ上げます。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
前回に引き続き、他の作品の台詞を概要とは言え書き込んでしまい申し訳御座いません。問題がありましたならば、お手数ですが削除していただければ幸いです。
お邪魔致しました。
・津波からの逃走方法。
津波に限らず、流れる水は狭い所に入ると流れが速くなるんですよね。その為ただ単に隙間に逃げるだけではかえって危険でしたが、流れの横道に逃げる様な描写があったので数瞬の時間が稼げたのに説得力を感じました。
追い詰められた状況での切羽詰った空気を感じられ、緊張感が伝わってくる文面でした。
・自らの安全を確保してから要救助者の確保へ向かった所。
実際のレスキューでも叩き込まれる教えなのだそうですが、救いに行った者が被災し、二次災害が起きる事が現場で一番避けるべき事なのだそうで。確かに救助の人手が減り、その上で要救助者が増えたのでは踏んだり蹴ったりですからね。
危険な現場に飛び込むにしても最低限自らの安全を確保し、その上で救助に赴く。その観点からすれば今回の一煉寺君の行動は65点位なのかも知れません。時間がなかったとは言え対策を考慮せずに危険な場所に再び飛び込んだのですから。ですがこの未熟さと行動に移せる実直さがとても魅力的に感じます。未だ未熟ながらもこれからの成長を窺わせられる主人公を描けるのは凄いと心から思いました。
[気になる点]
・「第一科目」「非常だったらしい」の部分ですが、「第一【課】目」「非【情】」とした方が場にそぐうのではないかと思うのですが、如何でしょうか。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
今話を読んでいて子供の頃に想像した災害や天変地異が、現代では違っているのだなぁ、等と年代の違いをしみじみと感じてしまいました。
私の場合は環境もあるのですが、災害として火山の噴火によって押し迫る溶岩流と降り注ぐ火の雨、逃げ道を塞ぐ山火事に地震による地割れ等が真っ先に頭に浮ぶ物でした。ですが津波の恐ろしさを実感し、被災せずとも映像でその被害の現場を目にする機会が増えた昨今、私の抱く天変地異の印象は旧い物となっているのでしょうね。
津波は最初に押し寄せる押し波よりも、海に戻っていく引き波の方が被害が大きいそうです。そういう意味では今回、要救助者の救出時は押し波のようでしたから、引き波が引くまでは安心せずに警戒が必要だったかも知れませんね。
第一課目の判定は「新人類の身体」に上がりましたが、その要因が装備としての性能ではなく、装着者を含めての性能であるのならば、一煉寺君にとって残る課目は更に気を引き締めないといけなくなりますね。
波から逃げる為にビルの隙間に入り、上へと逃れる場面で真っ先に頭に浮かんだのがジャッキー・チェンの映画でした。流石に両手足を突っ張って壁面を登ったわけではないですが、少林寺拳法→中国拳法の流れで頭に浮んできたのでしょうね。そう言えば少林寺での修行の中で確か長距離を早く走り抜けられる様な物があった記憶が……もしかすれば一煉寺君の走り方もその独特な走り方が混ざっているかも知れませんね。
以前話題に出したサイケデリックレスキューの中に、水害を題材にしたアクアクライシスというのがありまして。堤防が決壊し、街や地下鉄に流れ込むといった状況なのですが、この場面に着鎧甲冑があれば?等という思考遊戯をしてしまいました。戦術と戦略ではないですが、着鎧甲冑のみでは歯が立たない事も多そうです。それ故に大局的に指針を決める組織が後々設立される気がします。その組織に四郷姉妹や一煉寺君達が居る未来を妄想し、この物語での出来事を笑いながら語り合える決着が齎されるよう願って止みません。
サイケデリックレスキューではいつも冒頭に理念が載るのですが、その中に「要救助者は死の恐怖と絶望の中で諸君の助けを待っている。必ずや救い出せ。そして諸君の生還を切望する。諸君らには他者の生命と安全と引き換えに命を落とす事は許されない。救われた者に重荷として背負わせてしまう。諸君を愛する者に悲しみを残すだろう。その痛みを思え。救助者である諸君はその傷みを与える事は許されない。いかなる状況下でも要救助者を、そして諸君自身を救い出せ。これは命令である。要救助者を救出の後、必ずや生還せよ。必ずや生還せよ。」といった感じの物があります。一煉寺君がこの理念を胸に刻み込む時が来れば、更なる大化けをきたすかも知れませんね。
第一課目を落とした理由と第二の課目、そしてそれに向けて奮起するであろう一煉寺君の心境の変化など、次回も楽しみにしています。
何分お忙しい事と存じ上げます。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
前回に引き続き、他の作品の台詞を概要とは言え書き込んでしまい申し訳御座いません。問題がありましたならば、お手数ですが削除していただければ幸いです。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 01月12日 16時04分
いつも感想ありがとうございます!
やっとコンペティション本番も、それっぽい展開まで進めることができました。
今回は龍太の敗北に終わったわけですが、まだ二つめの課目があります。ここで落としたらもうおしまいなわけですが(笑
レスキューの際に一番気をつけなくてはならないのが、「自分も被害に遭わないこと」だというのは私も同意です。
人が危ない目に遭っていて、それを助ける人が少ないのは、自分に火の粉が降り懸かる事態を避けるため、というのが大半でしょう。それがない、つまり「火の粉が降り懸かることがない」とわかっているなら、よほどのことでもない限り、助けない理由はないはず。極端な例え話ですが、私はそう考えています。
なまじ、それが出来る力を持っているからこそ、龍太は敢えて自分の安全を見つめ直す必要があるのかも知れません。
それから、誤字の部分についてのご指摘、ありがとうございました。読み返してみると、同じ間違いをやらかしてる部分がたくさん見受けられたので、その辺りも修正させていただきました。
貴重なアドバイス、ありがとうございます!
第一課目が「新人類の身体」側の勝利に終わり、龍太が負けた理由については次回で説明される予定です。
ちなみに、コンペティションに選手として参加している二人は、実践配備された場合の「平均的な」運用者であるという見立てで競技に出ています。後々解説されていくとは思われますが、装着者込みの試験であることには違いないですね。
今の着鎧甲冑は全世界で見ても二十五台(「救済の先駆者」と「救済の超機龍」を除く)しかないので、全ての着鎧甲冑を束ねる組織が出来上がるのはまだ先になるでしょう。現時点ではアメリカを中心に、公安機関が「お試し」に運用している程度です。
四郷姉妹がどうなるかはこのあとの展開次第ですが、龍太に関してはエロゲー会社との二択が待っていますね(笑
次回以降で、第二課目の全容も明らかにしていく予定です。楽しみに待っていてください!
サイケデリックレスキューの台詞も、非常に勉強になりました!
今回も、素晴らしい感想をありがとうございます! では、失礼しましたッ!
やっとコンペティション本番も、それっぽい展開まで進めることができました。
今回は龍太の敗北に終わったわけですが、まだ二つめの課目があります。ここで落としたらもうおしまいなわけですが(笑
レスキューの際に一番気をつけなくてはならないのが、「自分も被害に遭わないこと」だというのは私も同意です。
人が危ない目に遭っていて、それを助ける人が少ないのは、自分に火の粉が降り懸かる事態を避けるため、というのが大半でしょう。それがない、つまり「火の粉が降り懸かることがない」とわかっているなら、よほどのことでもない限り、助けない理由はないはず。極端な例え話ですが、私はそう考えています。
なまじ、それが出来る力を持っているからこそ、龍太は敢えて自分の安全を見つめ直す必要があるのかも知れません。
それから、誤字の部分についてのご指摘、ありがとうございました。読み返してみると、同じ間違いをやらかしてる部分がたくさん見受けられたので、その辺りも修正させていただきました。
貴重なアドバイス、ありがとうございます!
第一課目が「新人類の身体」側の勝利に終わり、龍太が負けた理由については次回で説明される予定です。
ちなみに、コンペティションに選手として参加している二人は、実践配備された場合の「平均的な」運用者であるという見立てで競技に出ています。後々解説されていくとは思われますが、装着者込みの試験であることには違いないですね。
今の着鎧甲冑は全世界で見ても二十五台(「救済の先駆者」と「救済の超機龍」を除く)しかないので、全ての着鎧甲冑を束ねる組織が出来上がるのはまだ先になるでしょう。現時点ではアメリカを中心に、公安機関が「お試し」に運用している程度です。
四郷姉妹がどうなるかはこのあとの展開次第ですが、龍太に関してはエロゲー会社との二択が待っていますね(笑
次回以降で、第二課目の全容も明らかにしていく予定です。楽しみに待っていてください!
サイケデリックレスキューの台詞も、非常に勉強になりました!
今回も、素晴らしい感想をありがとうございます! では、失礼しましたッ!
- オリーブドラブ
- 2013年 01月14日 18時18分
[良い点]
・一煉寺君の安易に同情に浸らない所。
同じ経験をした訳でもなく、推測するしかない状態で相手に向ける同情は、言い方は悪いですが安全な場所から見下すのと同じ優越感が紛れ込みやすいと考えています。現在同じ立場に立ち、優劣を比べている相手に抱くに、これほど不遜な感情もないでしょう。
四郷嬢の境遇を知り、迷いを振り払えない一煉寺君の人としての優しさと、後に引けない勝負に挑む挑戦者としての思いが表れた部分だと感じました。
・両者共に基礎能力のみで挑んでいる所。
災害救助の現場において準備万端である事は数少ないでしょう。その中で一番頼れるのは元から備わった機能、そして身体能力といった意味では、適切な言葉ではありませんがその身一つで挑むこの状況に納得できますね。……「新人類の身体」に内蔵されていないとも限りませんが……
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「スタートダッシュは九第点だが」は「【及】第点」ではないかと思うのですが、如何でしょうか。
・悪いと言うわけでもないですし、良い点で描いた物と矛盾してしまうので申し訳ないのですが、ここまで被災地を再現したのならば挑戦者も現場に相応しい装備になるのではないかと考えてしまいました。
最初は作中で四郷嬢の移動で硝子の破片が落ちてきたと取れる描写があったり、一煉寺君が瓦礫を破壊する場面から感じたのですが、必要最低限以外に市街地の構造物を破壊してしまうのは如何な物かと。その為に移動時に進路の情報を入手する必要が強まるでしょう。例えば災害現場で一番欲しい情報は要救助者の居場所と状態、次いで周囲の情報ではないかと思います。今回は前提条件として目的地が伝えられていましたが、自ら目的地を特定できる能力も必要になりえるのではないでしょうか。そうなると索敵、探索、救助用の外部装備等が必要になりそうな気がしてしまい、身一つで進んでいる二人に少し違和感が生まれてしまいました。
「着鎧甲冑」「新人類の身体」共に救命システムの中核をなす物であり、システムの競い合いとして残り二つの課目でそこに触れられる事があったり、瓦礫の破壊前に周囲への被害、影響を確認する一瞬の描写などがあれば、違和感を打ち消しながら、この一つ目の課目内容に更なる説得力を上乗せできたのではないかと愚考した次第です。
支離滅裂で分かりづらい上に、細かい揚げ足取りになりそうな物言い、真に申し訳御座いませんでした。
[一言]
お邪魔させてもらいます&開けましておめでとう御座います。
いよいよコンペ本番が始まりましたね。付け焼刃とは言え叩き込まれた技術を発揮し進む一煉寺君と、それを上回りそうな四郷嬢、二人の現場における一瞬の判断と行動に盛り上がると共に、次回への期待がいや増します。
共に人を超えた力を発揮するだけに、普通の人では取れない行動の選択肢があるので、想像の埒外での見せ場も生まれてきそうです。
今話を読んでいて二つほど頭をよぎる物がありました。
一つ目は漫画「鉄人28号皇帝の紋章」で博士が言っていた言葉です。
軍から鉄人の武装化を要請された時に口にした言葉ですが「そんなことをしたら戦争にしか使えなくなるじゃないか!」「戦争が終わったってそれで全部が終わりじゃないだろう?人間はその先だってずっと生きていく。その時こいつの力は役立つじゃろう。だからわしの作ってるのは”でっかい人”なんじゃよ」「人間ならその手に銃を持つ事もあるじゃろう。だがそれを鍬や鋤に持ち替える事も・・・花を持つ事だってできる。こいつに今何かを持たせちゃいかんよ」
この言葉「新人類の身体」を持つ四郷嬢にとても重なる言葉だと思ったのです。だからこそ「新人類の身体」に武器でも内蔵されていないかが気になっているのですが……
瀧上さんの起こした「戦争」の「戦後」を生きている四郷姉妹にはその後の新たな「時代」を生きて欲しいと願って止みません。
二つ目は生存者の探索に用いられる機械には長虫型が多いよなぁと言う事です。
気になった点で触れた事ですが、要救助者の情報収集は最優先される物ですし、今話の流れで「地の着鎧甲冑」「空の新人類の身体」の印象が生まれてしまいまして。
高所で多数のミニヘリの様なオプションで「新人類の身体」が広域を捜索し、瓦礫の隙間等を「着鎧甲冑」が腰や首に巻いた長虫(蛇や百足状の生き物の総称)型端末で調べ上げるなんて姿を妄想してしまいました。現在でも小さな節毎に動くロボットが合体して蛇状になるマシンが在りますし、夢と妄想が広がってしょうがありません。
蛇はカドゥケウスの杖やアクレピオスの杖に表される様に、医療や人命の救助の象徴とされます。龍が翼ある蛇と呼ばれる事もあるように、着鎧甲冑の部隊のシンボルマークに蛇があしらわれる事もありえるのかもしれませんね。
年の始めから物語が走り始めましたが、一煉寺君も後悔や悩みを振り切るほどの速さで走り出すのでしょうね。切り捨てていく事がどれほど辛くとも俯かず、諦めず、振り返らない。前だけを向く男の背中を見せてもらえるのかどうか、これからも楽しみにしています。
どうか今年もご無理の無い範囲で頑張って下さい。
他作品の台詞を長々と書いてしまい申し訳御座いませんでした。問題がありましたならば削除していただければと思います。
お邪魔致しました。
・一煉寺君の安易に同情に浸らない所。
同じ経験をした訳でもなく、推測するしかない状態で相手に向ける同情は、言い方は悪いですが安全な場所から見下すのと同じ優越感が紛れ込みやすいと考えています。現在同じ立場に立ち、優劣を比べている相手に抱くに、これほど不遜な感情もないでしょう。
四郷嬢の境遇を知り、迷いを振り払えない一煉寺君の人としての優しさと、後に引けない勝負に挑む挑戦者としての思いが表れた部分だと感じました。
・両者共に基礎能力のみで挑んでいる所。
災害救助の現場において準備万端である事は数少ないでしょう。その中で一番頼れるのは元から備わった機能、そして身体能力といった意味では、適切な言葉ではありませんがその身一つで挑むこの状況に納得できますね。……「新人類の身体」に内蔵されていないとも限りませんが……
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「スタートダッシュは九第点だが」は「【及】第点」ではないかと思うのですが、如何でしょうか。
・悪いと言うわけでもないですし、良い点で描いた物と矛盾してしまうので申し訳ないのですが、ここまで被災地を再現したのならば挑戦者も現場に相応しい装備になるのではないかと考えてしまいました。
最初は作中で四郷嬢の移動で硝子の破片が落ちてきたと取れる描写があったり、一煉寺君が瓦礫を破壊する場面から感じたのですが、必要最低限以外に市街地の構造物を破壊してしまうのは如何な物かと。その為に移動時に進路の情報を入手する必要が強まるでしょう。例えば災害現場で一番欲しい情報は要救助者の居場所と状態、次いで周囲の情報ではないかと思います。今回は前提条件として目的地が伝えられていましたが、自ら目的地を特定できる能力も必要になりえるのではないでしょうか。そうなると索敵、探索、救助用の外部装備等が必要になりそうな気がしてしまい、身一つで進んでいる二人に少し違和感が生まれてしまいました。
「着鎧甲冑」「新人類の身体」共に救命システムの中核をなす物であり、システムの競い合いとして残り二つの課目でそこに触れられる事があったり、瓦礫の破壊前に周囲への被害、影響を確認する一瞬の描写などがあれば、違和感を打ち消しながら、この一つ目の課目内容に更なる説得力を上乗せできたのではないかと愚考した次第です。
支離滅裂で分かりづらい上に、細かい揚げ足取りになりそうな物言い、真に申し訳御座いませんでした。
[一言]
お邪魔させてもらいます&開けましておめでとう御座います。
いよいよコンペ本番が始まりましたね。付け焼刃とは言え叩き込まれた技術を発揮し進む一煉寺君と、それを上回りそうな四郷嬢、二人の現場における一瞬の判断と行動に盛り上がると共に、次回への期待がいや増します。
共に人を超えた力を発揮するだけに、普通の人では取れない行動の選択肢があるので、想像の埒外での見せ場も生まれてきそうです。
今話を読んでいて二つほど頭をよぎる物がありました。
一つ目は漫画「鉄人28号皇帝の紋章」で博士が言っていた言葉です。
軍から鉄人の武装化を要請された時に口にした言葉ですが「そんなことをしたら戦争にしか使えなくなるじゃないか!」「戦争が終わったってそれで全部が終わりじゃないだろう?人間はその先だってずっと生きていく。その時こいつの力は役立つじゃろう。だからわしの作ってるのは”でっかい人”なんじゃよ」「人間ならその手に銃を持つ事もあるじゃろう。だがそれを鍬や鋤に持ち替える事も・・・花を持つ事だってできる。こいつに今何かを持たせちゃいかんよ」
この言葉「新人類の身体」を持つ四郷嬢にとても重なる言葉だと思ったのです。だからこそ「新人類の身体」に武器でも内蔵されていないかが気になっているのですが……
瀧上さんの起こした「戦争」の「戦後」を生きている四郷姉妹にはその後の新たな「時代」を生きて欲しいと願って止みません。
二つ目は生存者の探索に用いられる機械には長虫型が多いよなぁと言う事です。
気になった点で触れた事ですが、要救助者の情報収集は最優先される物ですし、今話の流れで「地の着鎧甲冑」「空の新人類の身体」の印象が生まれてしまいまして。
高所で多数のミニヘリの様なオプションで「新人類の身体」が広域を捜索し、瓦礫の隙間等を「着鎧甲冑」が腰や首に巻いた長虫(蛇や百足状の生き物の総称)型端末で調べ上げるなんて姿を妄想してしまいました。現在でも小さな節毎に動くロボットが合体して蛇状になるマシンが在りますし、夢と妄想が広がってしょうがありません。
蛇はカドゥケウスの杖やアクレピオスの杖に表される様に、医療や人命の救助の象徴とされます。龍が翼ある蛇と呼ばれる事もあるように、着鎧甲冑の部隊のシンボルマークに蛇があしらわれる事もありえるのかもしれませんね。
年の始めから物語が走り始めましたが、一煉寺君も後悔や悩みを振り切るほどの速さで走り出すのでしょうね。切り捨てていく事がどれほど辛くとも俯かず、諦めず、振り返らない。前だけを向く男の背中を見せてもらえるのかどうか、これからも楽しみにしています。
どうか今年もご無理の無い範囲で頑張って下さい。
他作品の台詞を長々と書いてしまい申し訳御座いませんでした。問題がありましたならば削除していただければと思います。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 01月05日 18時02分
いつも感想ありがとうございます!
そして、こちらこそあけましておめでとうございます!(実は二回目
新年に入り、ようやくコンペティション開始です。連載を始めた頃、半年くらいで終わるかなーと高を括っていたことが懐かしくなってまいりました(ぉぃ
同情諸々の件について、書いていていつも思うのが、「龍太悩みすぎ」なんですよねぇ。葛藤を描かなければと思いつつ、いくらなんでも我ながら引っ張りすぎなんじゃないかな、と。
でも、そういう描写を敢えて繰り返すことも人間味を出す上ではアリなのかな、ということで最近は開き直りがちになってきています。「あれこれ悩み過ぎて前になかなか進まない」というところは、悪い意味で私の性格の影響を受けてしまっているせいなのかも知れません(苦笑
なお、今回ご指摘して頂いた点につきましては、こちらでいろいろと加筆修正させて頂いております。まず、誤字は指摘して頂いた通りに直しました。
また、「龍太達に情報がない」「実践に向けた装備等がない」という点につきましては、新たに説明が入っております。第一科目は「対象者への単純な移動能力」と同時に、「情報の不足した状況での適応力」を計るためのものということになりました。
加えて、龍太と四郷が破壊を伴うアクションの際に周りを気遣う描写も加えさせていただいております。誤字含め、様々なご指摘ありがとうございました。
勢い任せで穴だらけだった分、非常に勉強になります。
ようやく始まったコンペティション。まさか年を越すまで始まらない事態に陥るとは、連載開始当時は予想だにしていませんでしたよ(笑
来週は四郷のチートスペックっぷりが更に際立つ……予定です。脳内での急な路線変更が激しい私なので、この先どうなっていくかは私自身も断言しかねるのですが。
「鉄人28号」、私も大好きですねぇ。「皇帝の紋章」はなかなか手に入らなかったので読めず仕舞いだったのですが、横山光輝先生の原作なら少し持ってます。
主題歌の歌詞にある「良いも悪いもリモコン次第」というフレーズは、「ヒルフェマン」を書く上で非常に大きな影響がありました。小学生時代にあのシンプルなカッコよさに魅せられていなければ、龍太は今頃徒手空拳の変身ヒーローではなかったかも知れません(ぇ
博士の言葉に準えるなら、銃を持つこと「しか」できなかった「呪詛の伝導者」と、花を持つこと「も」できた「救済の先駆者」の違い、ということなのかも知れません。とんでもなく身の程知らずな言い分ではありますが。
もちろん、tagi様のおっしゃる通り「新人類の身体」にも通じるところがあるでしょう。兵器と平和利用の狭間で揺らされている意味では、着鎧甲冑も「新人類の身体」もあんまり変わらないんですよね。
ちなみに所長さんが言っていたように、四郷の身体は「人命救助を目的とした商品」のアピールのためとして造られたので、本人「自体」には武装はありません。
帰国してから、ひっそりと暮らしてきた四郷姉妹にとっては「戦後」であっても、周りがヒーローと認めない限り「悪」を裁き続けようとする瀧上本人にとっては、「戦争」は続いたままなんですよねぇ。そんな彼自身がどうにかならない限り、四郷姉妹にとっての新たな「時代」は永遠に来ないのでしょう。
長虫型のマシン、探索用の端末と聞いて、とっさに平成ライダーでよくあるガジェットを想像してしまいました。腰のベルトが蛇型ロボに変形し、瓦礫の隙間へ……なんて、いかにもって感じですね。
……ちなみに「ミニヘリの様なオプション」と聞いて、四郷がジト目のままタケコプターで飛んでる絵面をイメージしてしまったことはナイショです(ぇ
新年早々開戦……と同時にピンチに陥ってる龍太ですが、これからも見守って頂ければ幸いです。彼が「前だけを向く姿」になるのは終盤頃になるかとは思われますが。
では、詳細なご指摘や為になる他作品の情報などなど、素晴らしい感想をありがとうございました!
今年も「着鎧甲冑シリーズ」を、どうぞよろしくお願いいたしますッ!
そして、こちらこそあけましておめでとうございます!(実は二回目
新年に入り、ようやくコンペティション開始です。連載を始めた頃、半年くらいで終わるかなーと高を括っていたことが懐かしくなってまいりました(ぉぃ
同情諸々の件について、書いていていつも思うのが、「龍太悩みすぎ」なんですよねぇ。葛藤を描かなければと思いつつ、いくらなんでも我ながら引っ張りすぎなんじゃないかな、と。
でも、そういう描写を敢えて繰り返すことも人間味を出す上ではアリなのかな、ということで最近は開き直りがちになってきています。「あれこれ悩み過ぎて前になかなか進まない」というところは、悪い意味で私の性格の影響を受けてしまっているせいなのかも知れません(苦笑
なお、今回ご指摘して頂いた点につきましては、こちらでいろいろと加筆修正させて頂いております。まず、誤字は指摘して頂いた通りに直しました。
また、「龍太達に情報がない」「実践に向けた装備等がない」という点につきましては、新たに説明が入っております。第一科目は「対象者への単純な移動能力」と同時に、「情報の不足した状況での適応力」を計るためのものということになりました。
加えて、龍太と四郷が破壊を伴うアクションの際に周りを気遣う描写も加えさせていただいております。誤字含め、様々なご指摘ありがとうございました。
勢い任せで穴だらけだった分、非常に勉強になります。
ようやく始まったコンペティション。まさか年を越すまで始まらない事態に陥るとは、連載開始当時は予想だにしていませんでしたよ(笑
来週は四郷のチートスペックっぷりが更に際立つ……予定です。脳内での急な路線変更が激しい私なので、この先どうなっていくかは私自身も断言しかねるのですが。
「鉄人28号」、私も大好きですねぇ。「皇帝の紋章」はなかなか手に入らなかったので読めず仕舞いだったのですが、横山光輝先生の原作なら少し持ってます。
主題歌の歌詞にある「良いも悪いもリモコン次第」というフレーズは、「ヒルフェマン」を書く上で非常に大きな影響がありました。小学生時代にあのシンプルなカッコよさに魅せられていなければ、龍太は今頃徒手空拳の変身ヒーローではなかったかも知れません(ぇ
博士の言葉に準えるなら、銃を持つこと「しか」できなかった「呪詛の伝導者」と、花を持つこと「も」できた「救済の先駆者」の違い、ということなのかも知れません。とんでもなく身の程知らずな言い分ではありますが。
もちろん、tagi様のおっしゃる通り「新人類の身体」にも通じるところがあるでしょう。兵器と平和利用の狭間で揺らされている意味では、着鎧甲冑も「新人類の身体」もあんまり変わらないんですよね。
ちなみに所長さんが言っていたように、四郷の身体は「人命救助を目的とした商品」のアピールのためとして造られたので、本人「自体」には武装はありません。
帰国してから、ひっそりと暮らしてきた四郷姉妹にとっては「戦後」であっても、周りがヒーローと認めない限り「悪」を裁き続けようとする瀧上本人にとっては、「戦争」は続いたままなんですよねぇ。そんな彼自身がどうにかならない限り、四郷姉妹にとっての新たな「時代」は永遠に来ないのでしょう。
長虫型のマシン、探索用の端末と聞いて、とっさに平成ライダーでよくあるガジェットを想像してしまいました。腰のベルトが蛇型ロボに変形し、瓦礫の隙間へ……なんて、いかにもって感じですね。
……ちなみに「ミニヘリの様なオプション」と聞いて、四郷がジト目のままタケコプターで飛んでる絵面をイメージしてしまったことはナイショです(ぇ
新年早々開戦……と同時にピンチに陥ってる龍太ですが、これからも見守って頂ければ幸いです。彼が「前だけを向く姿」になるのは終盤頃になるかとは思われますが。
では、詳細なご指摘や為になる他作品の情報などなど、素晴らしい感想をありがとうございました!
今年も「着鎧甲冑シリーズ」を、どうぞよろしくお願いいたしますッ!
- オリーブドラブ
- 2013年 01月07日 02時03分
[良い点]
・前述されてきた情報の活用。
これまでのお話の中で明かされてきた情報を知る事によって、今話での高揚感が更に引き立っていると思えました。
一煉寺君が知りえた情報によって四郷嬢や研究所の見え方が違ってきたように、その過程を共に経てきた読者側にも変化が齎され、自然に気持ちが同調していく心地よさは物語を読む醍醐味の一つですよね。
これまでキチンと情報を揃えてきたからこそ、ホログラムによる演習場と言うこれまでの技術と方向性が違う聊か突飛な物の登場も、勢いで受け入れられる下地となったと感じました。
[気になる点]
・良い点でも書きましたが、受け入れるだけの下地が出来ているとは言え演習場のホログラムの登場が、これまでの研究所で目にしてきた技術と方向性が違うのが少し気になりました。
「新人類の身体」へと繋がるマニュピレーターや人の代わりとなる機械達がメインの中で、ホログラムが異彩を放っている印象を受けました。素人考えではあるのですが、四郷嬢の機能開放による外見変化の説明として、通常時の偽装や発光信号の一部としてホログラムが使用されているとの一文等があると印象が変ってくるのではないかと愚考致します。
ホログラムの機能があると変身シーンの演出が出来そうだ等と下らぬ事を考えてしまう馬鹿者の戯言、平にご容赦頂ければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
日の光差さぬ地下に広がる広大な空間。証明が照らし出し相対し立つ二人と観客席。555パラダイスロストの一幕ではありませんが、そこに立つ者達の想いとそれまでの、そしてこれからの全てをかけたぶつかり合いが行なわれる前兆に気が昂ぶりました。そんな中で案の定凹られていた茂氏や観客席のお嬢さん方の様子が良い息抜きになりました。
観客席に気を取られている一煉寺君に不機嫌にも見える四郷嬢。これからぶつかり合い、孕み、生まれるのは妄執の産物か、それとも希望の申し子か。大勢の人の想いを背負いながらもここで育まれるのは間違いなく一煉寺君と四郷嬢の二人の間の物になる事でしょう。精神的な子供が出来た時に他のお嬢さん方がどう動くのかは、キナ臭い一件が終わってからの楽しみに取っておきましょうか。……全てが終わった後に赤ん坊型「新人類の身体」に人工知能でも載せて「パパですよ~」……良い修羅場になりそう等と妄想してしまいました。
世界は観測されて始めて形、意味を成すなんて考え方がありますが、世界を変えるというのは実は簡単な事なのかも知れません。一煉寺君の想いと行動により四郷嬢が新たな世界の見方を出来るようになればと願うばかりです。
恐らくはこれが今年最後の更新となるのでしょうが、今年一年面白い物語をありがとうございました。来年もまた読めればと思いますが、どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
年末年始は天気が荒れるそうですし、もしお出かけなされる場合は体調と事故にお気をつけ下さい。
今年一年益体も無い雑文でのお眼汚し申し訳御座いませんでした。最後まで改善できないとは、確実に文面が良くなっているオリーブドラブ様には恥ずかしくて顔向けできませんね。来年は少しでもまともな感想になるよう努力いたします。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
・前述されてきた情報の活用。
これまでのお話の中で明かされてきた情報を知る事によって、今話での高揚感が更に引き立っていると思えました。
一煉寺君が知りえた情報によって四郷嬢や研究所の見え方が違ってきたように、その過程を共に経てきた読者側にも変化が齎され、自然に気持ちが同調していく心地よさは物語を読む醍醐味の一つですよね。
これまでキチンと情報を揃えてきたからこそ、ホログラムによる演習場と言うこれまでの技術と方向性が違う聊か突飛な物の登場も、勢いで受け入れられる下地となったと感じました。
[気になる点]
・良い点でも書きましたが、受け入れるだけの下地が出来ているとは言え演習場のホログラムの登場が、これまでの研究所で目にしてきた技術と方向性が違うのが少し気になりました。
「新人類の身体」へと繋がるマニュピレーターや人の代わりとなる機械達がメインの中で、ホログラムが異彩を放っている印象を受けました。素人考えではあるのですが、四郷嬢の機能開放による外見変化の説明として、通常時の偽装や発光信号の一部としてホログラムが使用されているとの一文等があると印象が変ってくるのではないかと愚考致します。
ホログラムの機能があると変身シーンの演出が出来そうだ等と下らぬ事を考えてしまう馬鹿者の戯言、平にご容赦頂ければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
日の光差さぬ地下に広がる広大な空間。証明が照らし出し相対し立つ二人と観客席。555パラダイスロストの一幕ではありませんが、そこに立つ者達の想いとそれまでの、そしてこれからの全てをかけたぶつかり合いが行なわれる前兆に気が昂ぶりました。そんな中で案の定凹られていた茂氏や観客席のお嬢さん方の様子が良い息抜きになりました。
観客席に気を取られている一煉寺君に不機嫌にも見える四郷嬢。これからぶつかり合い、孕み、生まれるのは妄執の産物か、それとも希望の申し子か。大勢の人の想いを背負いながらもここで育まれるのは間違いなく一煉寺君と四郷嬢の二人の間の物になる事でしょう。精神的な子供が出来た時に他のお嬢さん方がどう動くのかは、キナ臭い一件が終わってからの楽しみに取っておきましょうか。……全てが終わった後に赤ん坊型「新人類の身体」に人工知能でも載せて「パパですよ~」……良い修羅場になりそう等と妄想してしまいました。
世界は観測されて始めて形、意味を成すなんて考え方がありますが、世界を変えるというのは実は簡単な事なのかも知れません。一煉寺君の想いと行動により四郷嬢が新たな世界の見方を出来るようになればと願うばかりです。
恐らくはこれが今年最後の更新となるのでしょうが、今年一年面白い物語をありがとうございました。来年もまた読めればと思いますが、どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
年末年始は天気が荒れるそうですし、もしお出かけなされる場合は体調と事故にお気をつけ下さい。
今年一年益体も無い雑文でのお眼汚し申し訳御座いませんでした。最後まで改善できないとは、確実に文面が良くなっているオリーブドラブ様には恥ずかしくて顔向けできませんね。来年は少しでもまともな感想になるよう努力いたします。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 12月30日 12時08分
あけましておめでとうございます!
そしていつも感想ありがとうございますッ! 結局コンペが始まる直前までに年が明けてしまった本作ですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いですッ!
同じ場所でも、事情を知る前と後とでは感覚が違うものですよね。RPGの二周目に近い感じでしょうか(ぇ
この辺りの龍太の気持ちの変化を、読者の方々と共有させられる形に持って行けた点に関しましては、一人称にして良かったと思えましたね。
また、ホログラムの件についてのご指摘ありがとうございます。確かに、今までの研究所を取り巻くシステムが「新人類の身体」に深く関わったものばかりでしたので、いささか突飛過ぎたようですね。
僅かですが、四郷の変身機能を応用したシステムであるとして説明を加筆させて頂きました。貴重なアドバイス、毎度のことながら本当にありがとうございます!
グランドホールの描写に関しましては、確かにパラダイスロストを意識することもありましたね。文面を考える時に一番イメージしていたのは、ゼルダの伝説によくある、広大なボス部屋だったのですが。
救芽井達の描写は、龍太と四郷が中心になりすぎると、雰囲気が若干暗めになってしまうかと思いましたので、ちょこっとだけ入れさせて頂きました。前回のオチをネタに扱う意味でも、茂の末路は書いておきたかったことですし(笑
龍太と四郷の子供……しかも赤ん坊型の「新人類の身体」とは……その発想はありませんでした。
ちょっと違うかも知れませんが、ソードアート・オンラインのユイみたいな感じでしょうか。うーむ、所長なら面白がって作りかねないかも……!?
精神的な子供による修羅場。いろいろと斬新過ぎてインスピレーションが沸いて来ますねぇ。
龍太が四郷に与える影響が、吉と出るか凶と出るかは今後の彼ら次第になりますね。四郷への影響自体なら、既に久水を介して与えられているわけですが。
そういう意味では、四郷は既に新たな世界を見ているのかも知れません。
おっしゃる通り、今回のエピソードで2012年最後の更新となってしまいました。新年からもバリバリ更新出来れば……と思ってはいるのですが、定期テストも近いのでなかなかそうも行かないかも知れません。
それでもなんとか時間を拾って、続きを待ってくださっている方々のために執筆を取り組んで行きたいと思います。
では、今年も何卒よろしくお願いいたします。
いつも素晴らしい感想を、ありがとうございました!
そしていつも感想ありがとうございますッ! 結局コンペが始まる直前までに年が明けてしまった本作ですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いですッ!
同じ場所でも、事情を知る前と後とでは感覚が違うものですよね。RPGの二周目に近い感じでしょうか(ぇ
この辺りの龍太の気持ちの変化を、読者の方々と共有させられる形に持って行けた点に関しましては、一人称にして良かったと思えましたね。
また、ホログラムの件についてのご指摘ありがとうございます。確かに、今までの研究所を取り巻くシステムが「新人類の身体」に深く関わったものばかりでしたので、いささか突飛過ぎたようですね。
僅かですが、四郷の変身機能を応用したシステムであるとして説明を加筆させて頂きました。貴重なアドバイス、毎度のことながら本当にありがとうございます!
グランドホールの描写に関しましては、確かにパラダイスロストを意識することもありましたね。文面を考える時に一番イメージしていたのは、ゼルダの伝説によくある、広大なボス部屋だったのですが。
救芽井達の描写は、龍太と四郷が中心になりすぎると、雰囲気が若干暗めになってしまうかと思いましたので、ちょこっとだけ入れさせて頂きました。前回のオチをネタに扱う意味でも、茂の末路は書いておきたかったことですし(笑
龍太と四郷の子供……しかも赤ん坊型の「新人類の身体」とは……その発想はありませんでした。
ちょっと違うかも知れませんが、ソードアート・オンラインのユイみたいな感じでしょうか。うーむ、所長なら面白がって作りかねないかも……!?
精神的な子供による修羅場。いろいろと斬新過ぎてインスピレーションが沸いて来ますねぇ。
龍太が四郷に与える影響が、吉と出るか凶と出るかは今後の彼ら次第になりますね。四郷への影響自体なら、既に久水を介して与えられているわけですが。
そういう意味では、四郷は既に新たな世界を見ているのかも知れません。
おっしゃる通り、今回のエピソードで2012年最後の更新となってしまいました。新年からもバリバリ更新出来れば……と思ってはいるのですが、定期テストも近いのでなかなかそうも行かないかも知れません。
それでもなんとか時間を拾って、続きを待ってくださっている方々のために執筆を取り組んで行きたいと思います。
では、今年も何卒よろしくお願いいたします。
いつも素晴らしい感想を、ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 01月02日 02時00分
[良い点]
・茂氏の責任を自覚している所。
財閥の代表、着鎧甲冑を担う者としての責任。自分が拠って立つ物に伴う責任を自覚しているからこその茂氏の言葉は、真摯であり熱い物が込められていましたね。
普段がアレですし、今話の最後にも真摯から変態と呼びたくなる紳士へとなってしまいましたが、自らの芯を持っている人物は格好良いですね。
・一煉寺君が未だに迷いを持っている所。
腹を括ろうが未だ二十年も生きていない若輩者。知識も経験もなく、人の言葉に揺らぐのは当たり前ですよね。それでも人の言葉を受け入れて悩み、揺らぎながらも答えを模索して進もうとするあり方は若輩者が故の特権だと感じました。
鉄はそのままでは柔らかいですが炭素を加え、熱し、叩き鍛える事で鋼へと変ります。鋼だけでは硬いだけで折れてしまいますが、柔らかい芯金と一緒にする事で切れ味と折れ辛さを持った刃物となります。女性陣が一煉寺君を納める鞘だとするならば、今話の茂氏の言葉は芯金となり得る物の一つだったのかも知れません。
鉄を鍛えるように魂を鍛え、その魂に従う。そんな姿がこれから見られそうで期待が高まりました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
茂氏の言葉に気圧される一煉寺君の様は、小さな火が風に煽られ吹き消されるかの様でした。ですがその風を吹き入れられた事で燻りかけていた火は炎と燃え上がる準備が整いましたね。
救芽井嬢に協力したいという火口に、四郷姉妹と言う火がつくまで時間のかかる固形燃料をくべられ、茂氏に風を送られた一煉寺君。後は一煉寺君自身の魂が燃料として燃え上がるのを待つだけですね。なるほど、ドラッフェン・【ファイヤー】の名に相応しい流れですね。
独善も多くの理解を得られれば独善ではなくなります。茂氏の考えも一煉寺君という理解者を得た事で独善ではなくなったと感じました。一煉寺君は悩み確固とした独善を未だ持ちえていませんが、「答えを【もてない】」のではなく「答えを【持たない】言う答え」という糸口はつかめたようですね。それをどう育てていくのかがこれからの見所の一つと勝手ながら楽しみにしております。
今話を読んでいて頭の中でアニメ版ハイスピードジェシーのOPが流れていました。悩みすらも置き去りにするほど走り出す時が近いからなのでしょうかね。そして悩みながらも決断を下す時に心と魂から答えを得、動いてしまう一煉寺君の姿には小説、漫画、アニメ全てでの住めば都のコスモス荘のドッコイダーを思い出してしまいました。まあ、流石に高い所から飛び降りて地面に頭から着地してしまう事は……ないでしょうけどね?
最新話の更新と言う想定外のクリスマスプレゼント、ありがとう御座いました。何も返す事も出来ず、自らの言葉で語る事もできぬ情けない馬鹿者ではありますが、これからもこの物語を楽しみにしております。
寒波が訪れ何かと厳しい年末ではありますが、ご無理の無い範囲で頑張って下さい。
お邪魔致しました。
・茂氏の責任を自覚している所。
財閥の代表、着鎧甲冑を担う者としての責任。自分が拠って立つ物に伴う責任を自覚しているからこその茂氏の言葉は、真摯であり熱い物が込められていましたね。
普段がアレですし、今話の最後にも真摯から変態と呼びたくなる紳士へとなってしまいましたが、自らの芯を持っている人物は格好良いですね。
・一煉寺君が未だに迷いを持っている所。
腹を括ろうが未だ二十年も生きていない若輩者。知識も経験もなく、人の言葉に揺らぐのは当たり前ですよね。それでも人の言葉を受け入れて悩み、揺らぎながらも答えを模索して進もうとするあり方は若輩者が故の特権だと感じました。
鉄はそのままでは柔らかいですが炭素を加え、熱し、叩き鍛える事で鋼へと変ります。鋼だけでは硬いだけで折れてしまいますが、柔らかい芯金と一緒にする事で切れ味と折れ辛さを持った刃物となります。女性陣が一煉寺君を納める鞘だとするならば、今話の茂氏の言葉は芯金となり得る物の一つだったのかも知れません。
鉄を鍛えるように魂を鍛え、その魂に従う。そんな姿がこれから見られそうで期待が高まりました。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
茂氏の言葉に気圧される一煉寺君の様は、小さな火が風に煽られ吹き消されるかの様でした。ですがその風を吹き入れられた事で燻りかけていた火は炎と燃え上がる準備が整いましたね。
救芽井嬢に協力したいという火口に、四郷姉妹と言う火がつくまで時間のかかる固形燃料をくべられ、茂氏に風を送られた一煉寺君。後は一煉寺君自身の魂が燃料として燃え上がるのを待つだけですね。なるほど、ドラッフェン・【ファイヤー】の名に相応しい流れですね。
独善も多くの理解を得られれば独善ではなくなります。茂氏の考えも一煉寺君という理解者を得た事で独善ではなくなったと感じました。一煉寺君は悩み確固とした独善を未だ持ちえていませんが、「答えを【もてない】」のではなく「答えを【持たない】言う答え」という糸口はつかめたようですね。それをどう育てていくのかがこれからの見所の一つと勝手ながら楽しみにしております。
今話を読んでいて頭の中でアニメ版ハイスピードジェシーのOPが流れていました。悩みすらも置き去りにするほど走り出す時が近いからなのでしょうかね。そして悩みながらも決断を下す時に心と魂から答えを得、動いてしまう一煉寺君の姿には小説、漫画、アニメ全てでの住めば都のコスモス荘のドッコイダーを思い出してしまいました。まあ、流石に高い所から飛び降りて地面に頭から着地してしまう事は……ないでしょうけどね?
最新話の更新と言う想定外のクリスマスプレゼント、ありがとう御座いました。何も返す事も出来ず、自らの言葉で語る事もできぬ情けない馬鹿者ではありますが、これからもこの物語を楽しみにしております。
寒波が訪れ何かと厳しい年末ではありますが、ご無理の無い範囲で頑張って下さい。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 12月25日 10時38分
いつも感想ありがとうございます!
クリスマスプレゼント……にしては暑苦し過ぎる今話でしたが、楽しんで頂けたようで何よりです。
今回は実質的なという茂回だけあって、いつもより余分に活躍しております。なんだかんだで、龍太にとっては貴重な男友達なわけですし。
最後が余りにもアレだったかも知れませんが、アレがなきゃ茂じゃないですよ(笑
龍太は伊葉に話を振られてからずっと悩みっぱなしなので、そろそろ「いい加減ハッキリしろよ」という意見も出てくるかな……と思っておりまして。そういう点では、tagi様のコメントは非常に励みになりました。
やっぱり葛藤はちゃんと書きたいなぁ、というのが願望でしたから。
ドラッヘンファイヤーという名へと繋がる流れ……なるほど、そういう見方にも出来ますね。
自分では気づかない部分をいろいろとアドバイスして下さるので、tagi様にはホントにいつもお世話になっております!(深謝
龍太にとっては「何があっても助けはする」というのが一応の「答え」となり、今後は現実を前にどこまでそれを保てるかが重要になってきますね。それが本当に正義なのかも確定してはいないわけですし。
茂も茂で、自分の正義に絶対の自信はなく、それでいて他者の正義を受け入れられる度量を備えていたからこそ、龍太の言い分に納得出来たのです。
高い所から颯爽と飛び降り、地面に頭から着地……普通にやっちゃっいそうですけどねぇ、彼なら(笑
クリスマスというロマンチックな時期にブチ込むようなエピソードではなかったかも知れませんが、楽しんで頂けたようで本当に何よりです。
去年、「ヒルフェマン」で冬休みを描きながらリアルタイムで寂しいクリスマスを過ごしていた時期が懐かしい限りですよ(ぉぃ
では、tagi様もどうかお体に気をつけて下さいね。
今回も素晴らしい感想、本当にありがとうございました! メリークリスマスッ!
クリスマスプレゼント……にしては暑苦し過ぎる今話でしたが、楽しんで頂けたようで何よりです。
今回は実質的なという茂回だけあって、いつもより余分に活躍しております。なんだかんだで、龍太にとっては貴重な男友達なわけですし。
最後が余りにもアレだったかも知れませんが、アレがなきゃ茂じゃないですよ(笑
龍太は伊葉に話を振られてからずっと悩みっぱなしなので、そろそろ「いい加減ハッキリしろよ」という意見も出てくるかな……と思っておりまして。そういう点では、tagi様のコメントは非常に励みになりました。
やっぱり葛藤はちゃんと書きたいなぁ、というのが願望でしたから。
ドラッヘンファイヤーという名へと繋がる流れ……なるほど、そういう見方にも出来ますね。
自分では気づかない部分をいろいろとアドバイスして下さるので、tagi様にはホントにいつもお世話になっております!(深謝
龍太にとっては「何があっても助けはする」というのが一応の「答え」となり、今後は現実を前にどこまでそれを保てるかが重要になってきますね。それが本当に正義なのかも確定してはいないわけですし。
茂も茂で、自分の正義に絶対の自信はなく、それでいて他者の正義を受け入れられる度量を備えていたからこそ、龍太の言い分に納得出来たのです。
高い所から颯爽と飛び降り、地面に頭から着地……普通にやっちゃっいそうですけどねぇ、彼なら(笑
クリスマスというロマンチックな時期にブチ込むようなエピソードではなかったかも知れませんが、楽しんで頂けたようで本当に何よりです。
去年、「ヒルフェマン」で冬休みを描きながらリアルタイムで寂しいクリスマスを過ごしていた時期が懐かしい限りですよ(ぉぃ
では、tagi様もどうかお体に気をつけて下さいね。
今回も素晴らしい感想、本当にありがとうございました! メリークリスマスッ!
- オリーブドラブ
- 2012年 12月25日 22時37分
[一言]
どうも、お久しぶりです城宮です。
遅ればせながら、やっと現行まで追いついたので、感想を書かせていただきます。
まず、相変わらず文体が軽くて、テンポが良いですね。かといって砕けまくっている、という感じでも無いので、丁度良いさじ加減だと思います。一言でもまとめますと、読みやすく、読み応えがある、といった感じでしょうか。
次に、主要人物がたくさん出てきているのにも関わらず、読んでいる時の混乱が少ないところが良いです。
これはやはり、オリーブドラブ先生の読みやすい文体の影響もあるのでしょうが、一人一人のキャラが良くたっていると思います。
また、展開が早すぎないという点についても、オリーブドラブ先生は優れていますね。
こういうストーリーの場合、どうしても早く展開してしまいがちなんですよね。戦闘描写に早く持っていきたくて(実は僕もその一人だったり)
でもオリーブドラブ先生はしっかり文字数を重ね、丁寧に書かれているのがひしひしが伝わってきました。
オリーブドラブ先生の作品は、全体的にさじ加減が凄くとれている印象を受けます。
ただ一つ、個人的に気になったことが。
登場人物があまりに個性的過ぎて、ちょっと現実離れしているようにも思えます。例えば久水の「ざます」口調とか、所長の人柄とか。あ、でも別に悪い点だとは思いません。
この『着鎧甲冑』を、オリーブドラブ先生の中で非現実的作品として書き上げたいと思っているならば、キャラの性格自体はこのままで良いです。
しかし、できる限り現実的な話として書き上げたいのならば、キャラの個性の方は考え直す必要があるかもしれません。
また、龍太くんのギャグ要素がだんだん薄れてきている気が……。無論、真剣な場面でギャグ要素があったらそれこそぶち壊しなのですが、ちょっとさびしいです。それ以外の場面でははっちゃけてほしい気も。
とはいえ、前作に続いて面白い作品でした。ようやく現行まで追いついたので、次話からの展開に期待大です。
長文失礼しましたッ!
どうも、お久しぶりです城宮です。
遅ればせながら、やっと現行まで追いついたので、感想を書かせていただきます。
まず、相変わらず文体が軽くて、テンポが良いですね。かといって砕けまくっている、という感じでも無いので、丁度良いさじ加減だと思います。一言でもまとめますと、読みやすく、読み応えがある、といった感じでしょうか。
次に、主要人物がたくさん出てきているのにも関わらず、読んでいる時の混乱が少ないところが良いです。
これはやはり、オリーブドラブ先生の読みやすい文体の影響もあるのでしょうが、一人一人のキャラが良くたっていると思います。
また、展開が早すぎないという点についても、オリーブドラブ先生は優れていますね。
こういうストーリーの場合、どうしても早く展開してしまいがちなんですよね。戦闘描写に早く持っていきたくて(実は僕もその一人だったり)
でもオリーブドラブ先生はしっかり文字数を重ね、丁寧に書かれているのがひしひしが伝わってきました。
オリーブドラブ先生の作品は、全体的にさじ加減が凄くとれている印象を受けます。
ただ一つ、個人的に気になったことが。
登場人物があまりに個性的過ぎて、ちょっと現実離れしているようにも思えます。例えば久水の「ざます」口調とか、所長の人柄とか。あ、でも別に悪い点だとは思いません。
この『着鎧甲冑』を、オリーブドラブ先生の中で非現実的作品として書き上げたいと思っているならば、キャラの性格自体はこのままで良いです。
しかし、できる限り現実的な話として書き上げたいのならば、キャラの個性の方は考え直す必要があるかもしれません。
また、龍太くんのギャグ要素がだんだん薄れてきている気が……。無論、真剣な場面でギャグ要素があったらそれこそぶち壊しなのですが、ちょっとさびしいです。それ以外の場面でははっちゃけてほしい気も。
とはいえ、前作に続いて面白い作品でした。ようやく現行まで追いついたので、次話からの展開に期待大です。
長文失礼しましたッ!
- 投稿者: 退会済み
- ~14歳 男性
- 2012年 12月19日 22時11分
管理
おおぉ! 感想ありがとうございます!
まさか現行まで読んでくださるとは……本当に感無量です。作中でまだ一回しか戦ってないのに(汗
前作でも文体が軽い、という評価を頂いたのですが、どうも私はそういった作風でしか書けないようです(汗
特に最近の展開では、もっと重苦しい描写にしていくはずだったので(苦笑
いくら読みごたえがある、と言って頂けているとは言え、そればっかりでもマズイと思いますので、本作以降は違う雰囲気の作品も書けるようになりたいですねぇ。ですが、読みやすいとのお言葉、本当に励みになります。
自分の持ち味を維持した上で、違った作風でも書いて行けるよう、これからも精進させて頂きます。
一人一人のキャラを立たせる上では、なるべく「キャラごとに別々の反応を示す」ことに気を遣っていますね。一つの場所に多くのキャラが集まっている時の混乱を避けるため、口調やテンションで見分けをある程度は付けられるようにしています。
ただ、城宮さんのおっしゃる通り、そうした演出上必要とする個性が行き過ぎて、現実感が薄れている……という弊害もありますね。本作は基本的には非現実的作品として書き上げるつもりなのですが、戦闘シーン等に説得力を持たせるため、若干現実的な側面も挟んでいくことになるかも知れません。読者側がその点で混乱することがないように、その辺りのさじ加減について、今後は注意して行こうかと思います。ご指摘ありがとうございました。
「バトルアクション」というタグを付けておきながら、三十万文字近く書いてるのに、まだ一回しか戦っていない。これって、かなり書いてる身としては焦っちゃうんですよね。もはや半分日常系になっちゃってる節があるので。
かといって、次のバトルまでの経緯の描写をすっ飛ばすわけにも行かず、こうしてズルズルと引っ張っちゃってるわけなのです。しかし、これからは今までを取り返す勢いで、バトルシーンにがっつり重きを置いていく所存です! なんとかここでさじ加減を安定させなくてはッ(焦
ただ、そうした展開ゆえに龍太のギャグ要素が薄れてきてる……というところは確かにありますねぇ。今後の大筋で、その辺りがピークを迎えてしまうものと思われますので、城宮さんとしては残念なところもあるかも知れません。
しかし最後までカタが付けばコメディシーンも入れる予定ですので、最終的には平常運転になることでしょう。その時まで楽しみにしていただければ幸いです。
では、今後の展開含めて、これからも応援よろしくお願いします!
感想ありがとうございましたッ!
まさか現行まで読んでくださるとは……本当に感無量です。作中でまだ一回しか戦ってないのに(汗
前作でも文体が軽い、という評価を頂いたのですが、どうも私はそういった作風でしか書けないようです(汗
特に最近の展開では、もっと重苦しい描写にしていくはずだったので(苦笑
いくら読みごたえがある、と言って頂けているとは言え、そればっかりでもマズイと思いますので、本作以降は違う雰囲気の作品も書けるようになりたいですねぇ。ですが、読みやすいとのお言葉、本当に励みになります。
自分の持ち味を維持した上で、違った作風でも書いて行けるよう、これからも精進させて頂きます。
一人一人のキャラを立たせる上では、なるべく「キャラごとに別々の反応を示す」ことに気を遣っていますね。一つの場所に多くのキャラが集まっている時の混乱を避けるため、口調やテンションで見分けをある程度は付けられるようにしています。
ただ、城宮さんのおっしゃる通り、そうした演出上必要とする個性が行き過ぎて、現実感が薄れている……という弊害もありますね。本作は基本的には非現実的作品として書き上げるつもりなのですが、戦闘シーン等に説得力を持たせるため、若干現実的な側面も挟んでいくことになるかも知れません。読者側がその点で混乱することがないように、その辺りのさじ加減について、今後は注意して行こうかと思います。ご指摘ありがとうございました。
「バトルアクション」というタグを付けておきながら、三十万文字近く書いてるのに、まだ一回しか戦っていない。これって、かなり書いてる身としては焦っちゃうんですよね。もはや半分日常系になっちゃってる節があるので。
かといって、次のバトルまでの経緯の描写をすっ飛ばすわけにも行かず、こうしてズルズルと引っ張っちゃってるわけなのです。しかし、これからは今までを取り返す勢いで、バトルシーンにがっつり重きを置いていく所存です! なんとかここでさじ加減を安定させなくてはッ(焦
ただ、そうした展開ゆえに龍太のギャグ要素が薄れてきてる……というところは確かにありますねぇ。今後の大筋で、その辺りがピークを迎えてしまうものと思われますので、城宮さんとしては残念なところもあるかも知れません。
しかし最後までカタが付けばコメディシーンも入れる予定ですので、最終的には平常運転になることでしょう。その時まで楽しみにしていただければ幸いです。
では、今後の展開含めて、これからも応援よろしくお願いします!
感想ありがとうございましたッ!
- オリーブドラブ
- 2012年 12月20日 17時26分
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