感想一覧
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[良い点]
・良くも悪くも等身大な反応の一煉寺君。
誠実に女性と向かい合い、嘘を吐かずに自分の気持ちを曲げない。それでいて煩悩が垣間見え、人から寄せられる好意を切り捨てる事ができずに決断をあやふやにしてしまう。魅力的ながらも実際に居そうな人物像にとても好感を感じます。
やはり主人公そのものが物語の魅力を担う中心であるのは読んでいて心地良いですね。
・下手にギャグに逃げず、勢いでお話を流さなかった所。
多くのラブコメ作品は感情の遣り取りを勢いで流してしまい、なあなあにしてしまう事が多々ありますが、今話の様に想いに蹴りをつけるにしても決断を先送りにするにしても想いを熟成させるようなしっとりとした流れは珍しく感じますし、それで居てとても好ましく感じます。
真剣な想いは真剣に扱うのが一番だと考えている物でして。そういう意味では最後に一緒に寝る場面でも肉欲や煩悩が前面に出るのではなく、幼い頃の安らぎのような空気もとても好ましく思えました。翌日起きた時の二人の反応が待ち遠しいですね。
・部屋の中に入るときのドアの細かい描写。
暗がりの中で視覚が閉ざされたのと、意識が集中した時に起こる周囲が把握できる感覚で、一煉寺君の精神状態をより際立って感じる事が出来ました。
前に少林寺拳法での八方目について言及されておりましたが、空手にも同じ事を指し示す観の目と言う言葉が御座います。武術における精神とそれが齎す状態なのですが、やはり人が持ちえる能力だけあって戦いの場でなくても起き得るものだと妙な納得をしてしまいました。まあ、一煉寺君にとっては人生の大きな問題と直面する場面だったので、其れがより強調されているのが文面から伝わってくるようでした。
[気になる点]
・無粋で恐縮なのですが、今話中に幾度か存在した「披露宴」との言葉なのですが、どうしても結婚披露宴が真っ先に頭に浮かんでしまって違和感を感じてしまいました。
企業が商品を公開する時には「発表会」「デモンストレーション(デモ会)」内々でならば「お披露目会(式)」と呼ばれる事が多いのではないかと存じ上げます。新車発表会やアップルの新作発表などがイメージ的に近いでしょうか。
余計な口出しで真に申し訳ありません。ご不快に思われたならば謝罪いたします。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
本日の更新、ありがとう御座います。静かな夜を思わせるお話、心から堪能致しました。
いつものにぎやかなお話の裏で抱え込まれていた久水嬢の想いの発露と、それに真摯に向き合う一煉寺君の姿にしっとりとした物を感じました。
久水嬢の普段の言動の下地にある嘗ての思い出や、最後の幼子が一緒の布団でお昼寝しているような印象でこの物語が更に好きになりましたよ。積み重ねてきた想いや時間を感じられる登場人物の描き出すこの物語に出会えた事に再び感謝いたします。
若者達が社会の厳しい現実に直面し、それでも明るさを失わずに乗り越えていく物語と言うと、スクウェアエニックスのEIGHTH―エイスや少年画報社の裸者と裸者と言う漫画がこの物語と近い印象があって私の中で想起されます。どちらかと言えばエイスの方がより近い印象なんですけどね。
翌朝起床し、一煉寺君と久水嬢が顔を合わせた時に互いの胸に去来するのはどのような思いなのでしょうね。一煉寺君は落ち着いて受け止めるのか、それともあわてるのか。久水嬢は一煉寺君への想いを抑える事が出来るのか、それとも更に燃え上がるのか。そしてそんな二人の雰囲気を察して他のお嬢さん達や茂氏がどのような反応をするのかが今から楽しみです。
人を慕うという感情は簡単に切り替える事ができないものですからね。それの行く末も、これからの楽しみの一つですね。
登場人物の息吹が感じられるこの物語、これからも楽しみに待っています。お忙しいでしょうからご無理の無い範囲でこれからも頑張って下さい。
益体も無い雑文、失礼致しました。それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
・良くも悪くも等身大な反応の一煉寺君。
誠実に女性と向かい合い、嘘を吐かずに自分の気持ちを曲げない。それでいて煩悩が垣間見え、人から寄せられる好意を切り捨てる事ができずに決断をあやふやにしてしまう。魅力的ながらも実際に居そうな人物像にとても好感を感じます。
やはり主人公そのものが物語の魅力を担う中心であるのは読んでいて心地良いですね。
・下手にギャグに逃げず、勢いでお話を流さなかった所。
多くのラブコメ作品は感情の遣り取りを勢いで流してしまい、なあなあにしてしまう事が多々ありますが、今話の様に想いに蹴りをつけるにしても決断を先送りにするにしても想いを熟成させるようなしっとりとした流れは珍しく感じますし、それで居てとても好ましく感じます。
真剣な想いは真剣に扱うのが一番だと考えている物でして。そういう意味では最後に一緒に寝る場面でも肉欲や煩悩が前面に出るのではなく、幼い頃の安らぎのような空気もとても好ましく思えました。翌日起きた時の二人の反応が待ち遠しいですね。
・部屋の中に入るときのドアの細かい描写。
暗がりの中で視覚が閉ざされたのと、意識が集中した時に起こる周囲が把握できる感覚で、一煉寺君の精神状態をより際立って感じる事が出来ました。
前に少林寺拳法での八方目について言及されておりましたが、空手にも同じ事を指し示す観の目と言う言葉が御座います。武術における精神とそれが齎す状態なのですが、やはり人が持ちえる能力だけあって戦いの場でなくても起き得るものだと妙な納得をしてしまいました。まあ、一煉寺君にとっては人生の大きな問題と直面する場面だったので、其れがより強調されているのが文面から伝わってくるようでした。
[気になる点]
・無粋で恐縮なのですが、今話中に幾度か存在した「披露宴」との言葉なのですが、どうしても結婚披露宴が真っ先に頭に浮かんでしまって違和感を感じてしまいました。
企業が商品を公開する時には「発表会」「デモンストレーション(デモ会)」内々でならば「お披露目会(式)」と呼ばれる事が多いのではないかと存じ上げます。新車発表会やアップルの新作発表などがイメージ的に近いでしょうか。
余計な口出しで真に申し訳ありません。ご不快に思われたならば謝罪いたします。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
本日の更新、ありがとう御座います。静かな夜を思わせるお話、心から堪能致しました。
いつものにぎやかなお話の裏で抱え込まれていた久水嬢の想いの発露と、それに真摯に向き合う一煉寺君の姿にしっとりとした物を感じました。
久水嬢の普段の言動の下地にある嘗ての思い出や、最後の幼子が一緒の布団でお昼寝しているような印象でこの物語が更に好きになりましたよ。積み重ねてきた想いや時間を感じられる登場人物の描き出すこの物語に出会えた事に再び感謝いたします。
若者達が社会の厳しい現実に直面し、それでも明るさを失わずに乗り越えていく物語と言うと、スクウェアエニックスのEIGHTH―エイスや少年画報社の裸者と裸者と言う漫画がこの物語と近い印象があって私の中で想起されます。どちらかと言えばエイスの方がより近い印象なんですけどね。
翌朝起床し、一煉寺君と久水嬢が顔を合わせた時に互いの胸に去来するのはどのような思いなのでしょうね。一煉寺君は落ち着いて受け止めるのか、それともあわてるのか。久水嬢は一煉寺君への想いを抑える事が出来るのか、それとも更に燃え上がるのか。そしてそんな二人の雰囲気を察して他のお嬢さん達や茂氏がどのような反応をするのかが今から楽しみです。
人を慕うという感情は簡単に切り替える事ができないものですからね。それの行く末も、これからの楽しみの一つですね。
登場人物の息吹が感じられるこの物語、これからも楽しみに待っています。お忙しいでしょうからご無理の無い範囲でこれからも頑張って下さい。
益体も無い雑文、失礼致しました。それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月29日 09時40分
いつも感想ありがとうございます!
やっと中盤の峠を超えた……というところでしょうか。今後は久水を中心にしたストーリーに関しては、完結の方向へ向かうでしょう。
今回は久水をメインに据えたストーリーにおいてはクライマックスに相当する場面なので、龍太の対応も含めて、なるべくシリアスに書きました。ギャグに走らせて空気を濁すのも忍びないですし。
ただ、それで結局、龍太が中途半端な気持ちになってしまっているようにも取れるオチになったのはちょっと心残りかも知れません。
当初は「着鎧甲冑の中でも最高峰の『救済の超機龍』を任された、というプレッシャーに耐えることに必死で、恋愛なんて度外視」というスタンスにしていくつもりだったのですが、気がつけばこの有様。ラブコメ主人公の宿命からは、はやり逃れられないのかッ!?(笑
ドアの描写については「静かな時だと、普段気にならないような音にも意識が行く」という現象を書いたものでした。
どれだけこの場が不気味なほど静かなのかを描くには、こういうやり方もアリかな、と思いまして。
空手にも「観の目」というものがあるのですね。勉強になります。もっと他の武術のことも学ばなくては……(汗
それから、「披露宴」についてのご指摘、ありがとうございます。
うーん、私としては「お披露目会」的な意味合いで使っているつもりだったのですが、言われてみれば確かに「結婚披露宴」が一番に出て来てしまいますね……。
こちらの方で「発表会」として修正させて頂きました。教えていただき、ありがとうございます!
今回はいつもドタバタしていて落ち着きがない分、ちょっと夜風に当たって涼みに行くような気持ちで書いたエピソードでした。というより、バタバタしてた裏での心境を描く「楽屋裏」みたいな感じでしょうか(笑
いつもとちょっと違う今回のお話、楽しんで頂けたようで、本当に何よりですよ。
エイスですか。初めて聞く名前ですが、スクウェア・エニックスの作品は結婚好きですからね。いつかはお目にかかりたいところです。
翌朝の二人がどうなってるのかは――次回に明らかになっていますね(笑
部活の大会が近かったり定期テストが近づいてきたりと、忙しさからなかなか抜けられない状況で、本当に申し訳ありません。
なんとか時間を見つけて、ちびちびと更新していくつもりですので、最後まで応援していただければ幸いです。
いつも素晴らしい感想、ありがとうございました!
やっと中盤の峠を超えた……というところでしょうか。今後は久水を中心にしたストーリーに関しては、完結の方向へ向かうでしょう。
今回は久水をメインに据えたストーリーにおいてはクライマックスに相当する場面なので、龍太の対応も含めて、なるべくシリアスに書きました。ギャグに走らせて空気を濁すのも忍びないですし。
ただ、それで結局、龍太が中途半端な気持ちになってしまっているようにも取れるオチになったのはちょっと心残りかも知れません。
当初は「着鎧甲冑の中でも最高峰の『救済の超機龍』を任された、というプレッシャーに耐えることに必死で、恋愛なんて度外視」というスタンスにしていくつもりだったのですが、気がつけばこの有様。ラブコメ主人公の宿命からは、はやり逃れられないのかッ!?(笑
ドアの描写については「静かな時だと、普段気にならないような音にも意識が行く」という現象を書いたものでした。
どれだけこの場が不気味なほど静かなのかを描くには、こういうやり方もアリかな、と思いまして。
空手にも「観の目」というものがあるのですね。勉強になります。もっと他の武術のことも学ばなくては……(汗
それから、「披露宴」についてのご指摘、ありがとうございます。
うーん、私としては「お披露目会」的な意味合いで使っているつもりだったのですが、言われてみれば確かに「結婚披露宴」が一番に出て来てしまいますね……。
こちらの方で「発表会」として修正させて頂きました。教えていただき、ありがとうございます!
今回はいつもドタバタしていて落ち着きがない分、ちょっと夜風に当たって涼みに行くような気持ちで書いたエピソードでした。というより、バタバタしてた裏での心境を描く「楽屋裏」みたいな感じでしょうか(笑
いつもとちょっと違う今回のお話、楽しんで頂けたようで、本当に何よりですよ。
エイスですか。初めて聞く名前ですが、スクウェア・エニックスの作品は結婚好きですからね。いつかはお目にかかりたいところです。
翌朝の二人がどうなってるのかは――次回に明らかになっていますね(笑
部活の大会が近かったり定期テストが近づいてきたりと、忙しさからなかなか抜けられない状況で、本当に申し訳ありません。
なんとか時間を見つけて、ちびちびと更新していくつもりですので、最後まで応援していただければ幸いです。
いつも素晴らしい感想、ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 07月05日 00時53分
[良い点]
・一煉寺君の誠実さ。
初恋の相手から恋情を向けられていると聞かされて、浮かれるのではなく誠実に向き合おうとしている一煉寺君にはとても好感を持てますね。
徒に自分がもてないとの考えに固執せず、真っ直ぐにぶつけられた思いにそのまま向き合える主人公は意外に少ないのでとても新鮮に感じられました。このように愚直なまでに人と向き合える一煉寺君だからこそ、、人を惹き付けるのだと改めて納得させてくれました。
・綺麗事だけでない、葛藤の感じられる感情のぶつけ合い。
企業としての利益と自分の感情が鬩ぎ合う茂氏や久水嬢、研究所関係者としての自分と久水嬢の友人としての狭間に揺れる四郷嬢。一煉寺君との馴れ初めと言うか、これまでの関係性を、自分に不利になりかねない可能性も在るのに話した救芽井嬢。自分がもてないというそれまでの人生で培った価値観が打ち砕かれかけている一煉寺君。確りと過程をかけて描かれてきただけに登場人物達の葛藤や感情の動きに共感して、読んでいて感情を揺さぶられる所がありますね。
私はこのような感覚を味わいたいが為に物語を読んでいる所がありますので、今回のようなお話の存在自体がとても喜ばしく思います。次回がとても楽しみですね。
[気になる点]
・無粋で大変に恐縮なのですが、今話の中で四郷嬢の「四郷研究所の所長の妹」との発言に一煉寺君が「お姉さんが責任者やってんのか」と返した事に違和感を感じました。
この物語は基本的に一煉寺君の視点で進行していますよね。私の読み込みが足りず読み落としているだけなのかもしれませんが、今まで四郷嬢が姉の存在を一煉寺君の前で口にした事は無かったのではないかと存じます。
読者としてはプロローグの天才少女の妹との繋がりが頭に浮ぶのですが、一煉寺君視点の本編で何も無く姉が研究所所長との台詞が出てくるのは唐突に感じられるのではないかと思いました。
四郷嬢が「私の【姉が】研究所の所長」と口にするか、一煉寺君が「きょうだい【兄妹・姉妹】が所長なのか」と返したのならば違和感を感じないのではないかと愚考いたします。
私が単に読み落としていただけの場合は平に謝罪いたします。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
初めて一煉寺君が勘違いしようの無いほどに真っ直ぐに言葉をぶつけてきたのが四郷嬢とは、良い意味で意表を突かれました。
普通ならば当人の秘めた想いを他人が勝手に伝える事には嫌悪感を感じる事があるのですが、その直前での四郷嬢の久水嬢へ傾ける想いの程と、一煉寺君の恋愛における自己否定への感じ方から、不快に感じる事も無く、その後の一煉寺君の誠実な受け止め方と行動から清々しさすら感じられて、心地良く物語に没頭できました。
恋愛感情なんてただ単に甘いだけの物でなく、黒く焼ける程の熱さをも秘めている物だと思います。しかも人は恋愛感情だけで成り立っている訳でもないですし、様々な感情のごった煮の様な情動の蠢きを読んでいて感じられる文章は久しぶりに出会いました。商業作品でも最近はその様な物語は少ないだけに、この物語を描かれておられる作者様には感謝と尊敬の念が尽きません。
プロローグでの人としての感情が壊された妹と四郷嬢の存在が重なりますが、年齢的にずれがありますね。幾つか予想は立ちますがあまりにも無粋ですね。物語が進むのを楽しみに待っています。
青尽くしの部屋の中でただ一箇所だけ赤い服だけが掛けられているとの表現に、何処か蜘蛛の巣に掛った蝶が連想されました。青く輝く洞穴の中の蜘蛛の巣に赤い蝶が絡め取られている。プロローグの過剰な正義に巻き込まれて心壊された妹さんが運命の糸に絡め取られたと感じていたのと、四郷嬢の存在が重なって感じられたからでしょうか。
自己の存在意義を自らと他人、そして世界に問いかけ続けているのでしょうかね。一煉寺君の愚直なまでの在り方と蝶と蜘蛛が頭に浮んだ為に、電撃文庫のエスケエプ・スピヰドが連想されました。
四郷嬢は久水嬢のお下がりの服を貰うほど仲が良いのですね。そんな所が文面から感じられた為に、久水嬢から貰った人形でも胸に抱いてじっと一煉寺君の方を見つめる四郷嬢を妄想してしまいました。人形と共に無言の視線を向けられて居心地が悪そうな一煉寺君が目に浮ぶようです。
今話の最後の方での一煉寺君の「喜んで騙されてやるさ」との独白にウルトラマンAの「何度裏切られようとも……」の言葉を思い出しました。自らの心が傷付けられようとも、人を信じる方を選ぶ心の在り様はとても魅力的だと思います。そんな一煉寺君と秘めた想いを抱き続けた久水嬢がどのような遣り取りを交わすのか、今から本当に待ち遠しいです。
読んでいて感情の揺さぶられるお話、本当にありがとう御座いました。次回も楽しみに待っています。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
あちこちに思考が飛んで意味不明になりかけている雑文にてのお目汚し、本当にお恥ずかしい限りです。
それではこれで失礼させて頂きます。お邪魔致しました。
・一煉寺君の誠実さ。
初恋の相手から恋情を向けられていると聞かされて、浮かれるのではなく誠実に向き合おうとしている一煉寺君にはとても好感を持てますね。
徒に自分がもてないとの考えに固執せず、真っ直ぐにぶつけられた思いにそのまま向き合える主人公は意外に少ないのでとても新鮮に感じられました。このように愚直なまでに人と向き合える一煉寺君だからこそ、、人を惹き付けるのだと改めて納得させてくれました。
・綺麗事だけでない、葛藤の感じられる感情のぶつけ合い。
企業としての利益と自分の感情が鬩ぎ合う茂氏や久水嬢、研究所関係者としての自分と久水嬢の友人としての狭間に揺れる四郷嬢。一煉寺君との馴れ初めと言うか、これまでの関係性を、自分に不利になりかねない可能性も在るのに話した救芽井嬢。自分がもてないというそれまでの人生で培った価値観が打ち砕かれかけている一煉寺君。確りと過程をかけて描かれてきただけに登場人物達の葛藤や感情の動きに共感して、読んでいて感情を揺さぶられる所がありますね。
私はこのような感覚を味わいたいが為に物語を読んでいる所がありますので、今回のようなお話の存在自体がとても喜ばしく思います。次回がとても楽しみですね。
[気になる点]
・無粋で大変に恐縮なのですが、今話の中で四郷嬢の「四郷研究所の所長の妹」との発言に一煉寺君が「お姉さんが責任者やってんのか」と返した事に違和感を感じました。
この物語は基本的に一煉寺君の視点で進行していますよね。私の読み込みが足りず読み落としているだけなのかもしれませんが、今まで四郷嬢が姉の存在を一煉寺君の前で口にした事は無かったのではないかと存じます。
読者としてはプロローグの天才少女の妹との繋がりが頭に浮ぶのですが、一煉寺君視点の本編で何も無く姉が研究所所長との台詞が出てくるのは唐突に感じられるのではないかと思いました。
四郷嬢が「私の【姉が】研究所の所長」と口にするか、一煉寺君が「きょうだい【兄妹・姉妹】が所長なのか」と返したのならば違和感を感じないのではないかと愚考いたします。
私が単に読み落としていただけの場合は平に謝罪いたします。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
初めて一煉寺君が勘違いしようの無いほどに真っ直ぐに言葉をぶつけてきたのが四郷嬢とは、良い意味で意表を突かれました。
普通ならば当人の秘めた想いを他人が勝手に伝える事には嫌悪感を感じる事があるのですが、その直前での四郷嬢の久水嬢へ傾ける想いの程と、一煉寺君の恋愛における自己否定への感じ方から、不快に感じる事も無く、その後の一煉寺君の誠実な受け止め方と行動から清々しさすら感じられて、心地良く物語に没頭できました。
恋愛感情なんてただ単に甘いだけの物でなく、黒く焼ける程の熱さをも秘めている物だと思います。しかも人は恋愛感情だけで成り立っている訳でもないですし、様々な感情のごった煮の様な情動の蠢きを読んでいて感じられる文章は久しぶりに出会いました。商業作品でも最近はその様な物語は少ないだけに、この物語を描かれておられる作者様には感謝と尊敬の念が尽きません。
プロローグでの人としての感情が壊された妹と四郷嬢の存在が重なりますが、年齢的にずれがありますね。幾つか予想は立ちますがあまりにも無粋ですね。物語が進むのを楽しみに待っています。
青尽くしの部屋の中でただ一箇所だけ赤い服だけが掛けられているとの表現に、何処か蜘蛛の巣に掛った蝶が連想されました。青く輝く洞穴の中の蜘蛛の巣に赤い蝶が絡め取られている。プロローグの過剰な正義に巻き込まれて心壊された妹さんが運命の糸に絡め取られたと感じていたのと、四郷嬢の存在が重なって感じられたからでしょうか。
自己の存在意義を自らと他人、そして世界に問いかけ続けているのでしょうかね。一煉寺君の愚直なまでの在り方と蝶と蜘蛛が頭に浮んだ為に、電撃文庫のエスケエプ・スピヰドが連想されました。
四郷嬢は久水嬢のお下がりの服を貰うほど仲が良いのですね。そんな所が文面から感じられた為に、久水嬢から貰った人形でも胸に抱いてじっと一煉寺君の方を見つめる四郷嬢を妄想してしまいました。人形と共に無言の視線を向けられて居心地が悪そうな一煉寺君が目に浮ぶようです。
今話の最後の方での一煉寺君の「喜んで騙されてやるさ」との独白にウルトラマンAの「何度裏切られようとも……」の言葉を思い出しました。自らの心が傷付けられようとも、人を信じる方を選ぶ心の在り様はとても魅力的だと思います。そんな一煉寺君と秘めた想いを抱き続けた久水嬢がどのような遣り取りを交わすのか、今から本当に待ち遠しいです。
読んでいて感情の揺さぶられるお話、本当にありがとう御座いました。次回も楽しみに待っています。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
あちこちに思考が飛んで意味不明になりかけている雑文にてのお目汚し、本当にお恥ずかしい限りです。
それではこれで失礼させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月27日 00時27分
いつも感想ありがとうございます!
ようやく中盤の峠を超えた感じでしょうか(笑
この辺りの龍太の心理描写は、かなり気を使いましたね。
好意に気付いた上で、あんまりふらふらしてるとクズ野郎になるし、ここまで来て鈍感を貫いてたら、それはそれでヒロインがかわいそう。そこをどう調節するかはかなり悩みましたね。
結果、どうするかが本人にもわからないままであっても、うやむやにだけはしない、という決断に至りました。うーん、どうなんでしょうコレは(笑
久水に焦点を当てたストーリーももうじき終わりとなるわけなのですが、最後の最後でいろんなキャラの思惑が動き出しちゃった感じですかね。どのキャラがどんな状況で、どう考えているか。そのイメージは浮かびやすくはあるのですが、いざ書き起こすとなると、案外難しく感じちゃうんです(汗
その分面白みが増すんだと信じて書いていましたので、楽しんで頂けて何よりです。
それと、龍太の言い回しの件についてのご指摘、ありがとうございます。
確かに、「姉が」という部分が抜けていました。これじゃ初めから龍太が四郷のことを知ってることになっちゃいますね……。
こちらの方で加筆修正させて頂きました。アドバイス、ありがとうございました!
告白が出来ずに悶々としてるヒロインの気持ちを代弁するのって、大抵は外野キャラの役割なんですよね。ここでは、特にフラグを立てられていなかった四郷さんに、その役をやってもらうことになりました。
龍太の鈍感ガードを破るには、彼女くらいバッサリものを言いそうなキャラがちょうどいいとも思えましたし。
一応は本作も「ラブコメ」なので、恋愛感情については、少ない脳みそを振り絞って精一杯悩みましたねぇ(笑
嫉妬だったり、好意だったり、引け目があったり。確かに甘いものばかりとは言い難いですね。こういうところが上手く行かないと、恋愛要素がおざなり、という結果にも成り兼ねないところでしたので、そう言っていただいて何よりですよ。
プロローグが現在と如何に繋がっていくのか……は、この先明らかになるでしょう。それまで、気長に待っていただければ幸いです。
青々しい部屋と赤いドレス、確かにそう取ることもできますね。私個人としては、単に「四郷の心(青い部屋)に、久水の存在(赤いドレス)が住み着いている」という表現のつもりだったのですが。
今後は彼女にスポットを当てていく予定ですので、楽しみにしていて下さいね。
人形を抱く……なるほど、想像してみましたけど、ピッタリな絵面ですね(笑
彼らが普通の関わりを持っていたなら、今頃はそんなシチュエーションも拝めたことでしょう。
ウルトラマンA、私も大好きですねぇ。特に主題歌が!(クワッ
あの名言がメビウスで再現されたシーンは感涙ものでした。
いつも素晴らしい感想やアドバイス、間違い箇所や問題点の指摘など、本当にお世話になっております。
こんな作者ですが、最後まで見守っていただければ幸いです!
感想ありがとうございました!
ようやく中盤の峠を超えた感じでしょうか(笑
この辺りの龍太の心理描写は、かなり気を使いましたね。
好意に気付いた上で、あんまりふらふらしてるとクズ野郎になるし、ここまで来て鈍感を貫いてたら、それはそれでヒロインがかわいそう。そこをどう調節するかはかなり悩みましたね。
結果、どうするかが本人にもわからないままであっても、うやむやにだけはしない、という決断に至りました。うーん、どうなんでしょうコレは(笑
久水に焦点を当てたストーリーももうじき終わりとなるわけなのですが、最後の最後でいろんなキャラの思惑が動き出しちゃった感じですかね。どのキャラがどんな状況で、どう考えているか。そのイメージは浮かびやすくはあるのですが、いざ書き起こすとなると、案外難しく感じちゃうんです(汗
その分面白みが増すんだと信じて書いていましたので、楽しんで頂けて何よりです。
それと、龍太の言い回しの件についてのご指摘、ありがとうございます。
確かに、「姉が」という部分が抜けていました。これじゃ初めから龍太が四郷のことを知ってることになっちゃいますね……。
こちらの方で加筆修正させて頂きました。アドバイス、ありがとうございました!
告白が出来ずに悶々としてるヒロインの気持ちを代弁するのって、大抵は外野キャラの役割なんですよね。ここでは、特にフラグを立てられていなかった四郷さんに、その役をやってもらうことになりました。
龍太の鈍感ガードを破るには、彼女くらいバッサリものを言いそうなキャラがちょうどいいとも思えましたし。
一応は本作も「ラブコメ」なので、恋愛感情については、少ない脳みそを振り絞って精一杯悩みましたねぇ(笑
嫉妬だったり、好意だったり、引け目があったり。確かに甘いものばかりとは言い難いですね。こういうところが上手く行かないと、恋愛要素がおざなり、という結果にも成り兼ねないところでしたので、そう言っていただいて何よりですよ。
プロローグが現在と如何に繋がっていくのか……は、この先明らかになるでしょう。それまで、気長に待っていただければ幸いです。
青々しい部屋と赤いドレス、確かにそう取ることもできますね。私個人としては、単に「四郷の心(青い部屋)に、久水の存在(赤いドレス)が住み着いている」という表現のつもりだったのですが。
今後は彼女にスポットを当てていく予定ですので、楽しみにしていて下さいね。
人形を抱く……なるほど、想像してみましたけど、ピッタリな絵面ですね(笑
彼らが普通の関わりを持っていたなら、今頃はそんなシチュエーションも拝めたことでしょう。
ウルトラマンA、私も大好きですねぇ。特に主題歌が!(クワッ
あの名言がメビウスで再現されたシーンは感涙ものでした。
いつも素晴らしい感想やアドバイス、間違い箇所や問題点の指摘など、本当にお世話になっております。
こんな作者ですが、最後まで見守っていただければ幸いです!
感想ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月30日 01時07分
[良い点]
・一煉寺君が女性関係で調子に乗らない所。
変に自制心が切れて暴走せず、適切な距離を保とうと苦悩している一煉寺君に好感を持ちました。
直ぐに肉体関係を持ってしまう登場人物は私としては不快に感じる事が多いんですよね。其処に至るまでの人間関係の構築こそが恋愛物で一番面白い所だと思っているものでして、折角の面白い所を省略してしまうのは勿体無いと感じてしまいます。
一煉寺君が恋愛関係に消極的なのと対極的に、お嬢さん方は一煉寺君の体に興味津々で積極的ですが、内心では恥ずかしさを堪えたりしているのでしょうね。そんな恥ずかしさに悶えたり、其処を超えてアプローチしていると察せられる描写があればお嬢さん方の可愛らしさが更に増すのではないかとも思えます。ヒロイン力が増して、一煉寺君の鈍感防御に罅が入る時も見てみたい気がしますね。
・大人達が自分のできる事を行い、その上で一煉寺君を頼っている所。
大人がその責務を果たそうとし、その上で一煉寺君に頼らねばならない事に無力感を抱いている様に魅力を感じました。
若い一煉寺君達が中心の物語ですが、大人が確りと役割を果たしていると察せられる場面があるお陰で更に物語の土台が存在感を増して魅力ある世界になったと感じ、一煉寺君達の飛躍の下地になったように思えました。
[気になる点]
・良い点で書いた事に少し矛盾してしまうのは恐縮ですが、一煉寺君の考え方が少し紋切り型が過ぎるのではないかと感じました。
一煉寺君が恋愛関係で自分を信じていないのはお話としても面白いのですが、恥ずかしさを忘れるなり堪えるなりして行動しているお嬢さん方の気持ちを考えると一煉寺君が自分がもてないと考えるにしても其処に魅力を感じるだけの矜持があっても良いのではないかと思うのです。
今話では女湯に入ってしまい罰が与えられないと怯えているのは判るのですが、その為にお嬢さん方の想いを少しですが踏み躙っているように感じられたのが原因でしょうか。好意を持って怒りを抑えてくれていると考え、怯えながらも罰を受け入れようと心構えを整える内面描写などがもう少しあれば漢気の表現ができたのではないかと愚考致します。
心構えができても怖いのは怖いので、びくびくしながらも半信半疑ながら好意を受け入れ、行為に怯える一煉寺君。女性関係では気弱になるにしてもそんな芯の強さも期待してしまいます。
余計な口出しの上に判りづらく、本当に申し訳ありません。上手く文章にできない自分が情けないです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
お嬢さん方は一煉寺君の肉体に興味深々で「欲望の開放を望む者達」になりかけていますね。かと言って一煉寺君が積極的になれば顔を赤らめて動けなくなりそうな気もしますが。最後の一線は一煉寺君の方から越えてほしいという乙女心がその内発揮されるかも知れませんね。
女風呂に入ってしまい、罰が下されない事に怯える一煉寺君の内心は、正にマフィアは殺すと決めた相手に贈り物を贈ると思い込んでいる状態でしたね。隠語で害意を表わす事を靴に小石を入れるといいますが、お嬢さん方ならば贈り物をする前に行動に移しそうなものですけども。
「美女は命を削る鉋」なんて言いますが、一煉寺君は背中を流すタオルが鉋がけをされているように感じたのかもしれませんね。
一煉寺君がタマを取られると考えていましたが、物理的な意味でも精神的な意味でも取られるとやばいですね。
肉用の動物のオスは子供の内に陰嚢を切り開きタマを取り出す事で去勢し、肉を柔らかくするのですが、精神的にタマを取られても人当たりが柔らかくなりそうですし、一煉寺君なら肉体的にタマを取られたら責任を取るでしょうからどちらにしてもタマを守らないといけませんね。
最後の一歩は一煉寺君に委ねられているようですので早々おかしな事にはなりそうにないですが、これからどうなる事でしょうかね。
救芽井家の男性陣と久方ぶりの会話を交わしましたが、やはり何某かの思惑が今回の一件に絡んでいそうですね。それがどのような物なのか今から楽しみです。単純な競合ではなさそうですし、何処となく仮面ライダーアギトのG3とV1やG4みたいな関係が潜んでいそうですね。
救芽井家からは既に義理の息子扱いに近いですが、一煉寺君の両親にも挨拶が近くありかねませんね。その時に矢村嬢や久水嬢がどんな動きをし、どんな騒動が起きるかと考えるだけで楽しい気持ちになってきます。
「ありがとう」の言葉は大きくなると口にし辛くなりますが、それを素直に口に出来る一煉寺君はいい男になる素質十分だと思います。たとえ普段の行動が情けなく、少し悪ぶるというか行動が粗雑に見えようとも、そういう所がお嬢さん達を惹き付けてやまない要因の一つなのでしょうね。星方武俠アウトロースターの主人公、ジーンみたいな感じで子供のまま大人になった様な賑やかな将来像も似合っている気がします。
今宵の一煉寺君の寝床は階段の陰か掃除用具室、せめてソファーの上を確保出来れば良いですね。四郷嬢との出会いが何を齎すのかと共に、次回を楽しみにしています。
此方は台風の影響は殆どありませんでしたが、其方は如何だったでしょうか?やらなければいけない作業が増えたのだとしたならば、どうか焦らずに一つ一つこなして行って頂ければと思います。本当にご無理だけはなさらないで下さいね。
話があちこちの飛びまくり、分かりづらい雑文にてのお目汚し、失礼致しました。それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
・一煉寺君が女性関係で調子に乗らない所。
変に自制心が切れて暴走せず、適切な距離を保とうと苦悩している一煉寺君に好感を持ちました。
直ぐに肉体関係を持ってしまう登場人物は私としては不快に感じる事が多いんですよね。其処に至るまでの人間関係の構築こそが恋愛物で一番面白い所だと思っているものでして、折角の面白い所を省略してしまうのは勿体無いと感じてしまいます。
一煉寺君が恋愛関係に消極的なのと対極的に、お嬢さん方は一煉寺君の体に興味津々で積極的ですが、内心では恥ずかしさを堪えたりしているのでしょうね。そんな恥ずかしさに悶えたり、其処を超えてアプローチしていると察せられる描写があればお嬢さん方の可愛らしさが更に増すのではないかとも思えます。ヒロイン力が増して、一煉寺君の鈍感防御に罅が入る時も見てみたい気がしますね。
・大人達が自分のできる事を行い、その上で一煉寺君を頼っている所。
大人がその責務を果たそうとし、その上で一煉寺君に頼らねばならない事に無力感を抱いている様に魅力を感じました。
若い一煉寺君達が中心の物語ですが、大人が確りと役割を果たしていると察せられる場面があるお陰で更に物語の土台が存在感を増して魅力ある世界になったと感じ、一煉寺君達の飛躍の下地になったように思えました。
[気になる点]
・良い点で書いた事に少し矛盾してしまうのは恐縮ですが、一煉寺君の考え方が少し紋切り型が過ぎるのではないかと感じました。
一煉寺君が恋愛関係で自分を信じていないのはお話としても面白いのですが、恥ずかしさを忘れるなり堪えるなりして行動しているお嬢さん方の気持ちを考えると一煉寺君が自分がもてないと考えるにしても其処に魅力を感じるだけの矜持があっても良いのではないかと思うのです。
今話では女湯に入ってしまい罰が与えられないと怯えているのは判るのですが、その為にお嬢さん方の想いを少しですが踏み躙っているように感じられたのが原因でしょうか。好意を持って怒りを抑えてくれていると考え、怯えながらも罰を受け入れようと心構えを整える内面描写などがもう少しあれば漢気の表現ができたのではないかと愚考致します。
心構えができても怖いのは怖いので、びくびくしながらも半信半疑ながら好意を受け入れ、行為に怯える一煉寺君。女性関係では気弱になるにしてもそんな芯の強さも期待してしまいます。
余計な口出しの上に判りづらく、本当に申し訳ありません。上手く文章にできない自分が情けないです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
お嬢さん方は一煉寺君の肉体に興味深々で「欲望の開放を望む者達」になりかけていますね。かと言って一煉寺君が積極的になれば顔を赤らめて動けなくなりそうな気もしますが。最後の一線は一煉寺君の方から越えてほしいという乙女心がその内発揮されるかも知れませんね。
女風呂に入ってしまい、罰が下されない事に怯える一煉寺君の内心は、正にマフィアは殺すと決めた相手に贈り物を贈ると思い込んでいる状態でしたね。隠語で害意を表わす事を靴に小石を入れるといいますが、お嬢さん方ならば贈り物をする前に行動に移しそうなものですけども。
「美女は命を削る鉋」なんて言いますが、一煉寺君は背中を流すタオルが鉋がけをされているように感じたのかもしれませんね。
一煉寺君がタマを取られると考えていましたが、物理的な意味でも精神的な意味でも取られるとやばいですね。
肉用の動物のオスは子供の内に陰嚢を切り開きタマを取り出す事で去勢し、肉を柔らかくするのですが、精神的にタマを取られても人当たりが柔らかくなりそうですし、一煉寺君なら肉体的にタマを取られたら責任を取るでしょうからどちらにしてもタマを守らないといけませんね。
最後の一歩は一煉寺君に委ねられているようですので早々おかしな事にはなりそうにないですが、これからどうなる事でしょうかね。
救芽井家の男性陣と久方ぶりの会話を交わしましたが、やはり何某かの思惑が今回の一件に絡んでいそうですね。それがどのような物なのか今から楽しみです。単純な競合ではなさそうですし、何処となく仮面ライダーアギトのG3とV1やG4みたいな関係が潜んでいそうですね。
救芽井家からは既に義理の息子扱いに近いですが、一煉寺君の両親にも挨拶が近くありかねませんね。その時に矢村嬢や久水嬢がどんな動きをし、どんな騒動が起きるかと考えるだけで楽しい気持ちになってきます。
「ありがとう」の言葉は大きくなると口にし辛くなりますが、それを素直に口に出来る一煉寺君はいい男になる素質十分だと思います。たとえ普段の行動が情けなく、少し悪ぶるというか行動が粗雑に見えようとも、そういう所がお嬢さん達を惹き付けてやまない要因の一つなのでしょうね。星方武俠アウトロースターの主人公、ジーンみたいな感じで子供のまま大人になった様な賑やかな将来像も似合っている気がします。
今宵の一煉寺君の寝床は階段の陰か掃除用具室、せめてソファーの上を確保出来れば良いですね。四郷嬢との出会いが何を齎すのかと共に、次回を楽しみにしています。
此方は台風の影響は殆どありませんでしたが、其方は如何だったでしょうか?やらなければいけない作業が増えたのだとしたならば、どうか焦らずに一つ一つこなして行って頂ければと思います。本当にご無理だけはなさらないで下さいね。
話があちこちの飛びまくり、分かりづらい雑文にてのお目汚し、失礼致しました。それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月22日 14時11分
いつも感想ありがとうございます!
最近、返信が遅れ気味で申し訳ありませんッ!
龍太に迫るヒロイン勢の描写、こちらで新たに加筆させていただきました! 貴重なアドバイス、ありがとうございます!
しかし私が書くヒロインって、一度フラグが確率したら、とんでもないアタッカーになってしまいますな(汗
そろそろ自重しないと、対象年齢に響きそう……アワワ。
大人というか、私の作品ってオッサンがよく出張るんですよねぇ(笑
まぁ、子供達だけで事件を終わらせてしまうと、物語全体がみみっちくなってしまいますし。それなりに大人にもスポットを当てないと、どこかウソ臭くなってしまうのではないか、というのが私個人の考えではあります。
混浴についての龍太の対応、よく読み返してみると、確かに問題アリでしたね。今のままでは、ヒロイン勢のアプローチ全否定になってしまう、というのは確かにマズかったですね。
こちらの方で、物語の流れそのものに差し支えない程度に編集させていただきました。ご指摘、ありがとうございます!
確かにヒロイン勢、とりわけ救芽井と矢村は、自分から誘っておいて、いざ攻められたら動けなくなりそうですね。自分は押すけど、押されたら弱い、というか。
龍太が最後の一線を超えるには、まだまだ時間が掛かるでしょうね。下手をすれば、その頃には「魔法使い」になっているかも?(ぉぃ
龍太には「勉強は出来ないけど、多少頭は回る」という一面があり、それがヒロイン絡みで作用した結果、今みたいな状況になってるわけです。ここでは「考えすぎてダメになるタイプ」といった感じでしょうか。
彼自身としては、いっそ袋だたきにされた方が安心だったのかも知れませんね(笑
龍太のタマは……物理的にはともかく、精神的にはかなり危ないかも知れません。
そこまで行ってしまうと、もはや完全な「既成事実」なのですが(笑
今作のコンペティションは、確かに仮面ライダーアギトのエピソードを参考にしています。%
最近、返信が遅れ気味で申し訳ありませんッ!
龍太に迫るヒロイン勢の描写、こちらで新たに加筆させていただきました! 貴重なアドバイス、ありがとうございます!
しかし私が書くヒロインって、一度フラグが確率したら、とんでもないアタッカーになってしまいますな(汗
そろそろ自重しないと、対象年齢に響きそう……アワワ。
大人というか、私の作品ってオッサンがよく出張るんですよねぇ(笑
まぁ、子供達だけで事件を終わらせてしまうと、物語全体がみみっちくなってしまいますし。それなりに大人にもスポットを当てないと、どこかウソ臭くなってしまうのではないか、というのが私個人の考えではあります。
混浴についての龍太の対応、よく読み返してみると、確かに問題アリでしたね。今のままでは、ヒロイン勢のアプローチ全否定になってしまう、というのは確かにマズかったですね。
こちらの方で、物語の流れそのものに差し支えない程度に編集させていただきました。ご指摘、ありがとうございます!
確かにヒロイン勢、とりわけ救芽井と矢村は、自分から誘っておいて、いざ攻められたら動けなくなりそうですね。自分は押すけど、押されたら弱い、というか。
龍太が最後の一線を超えるには、まだまだ時間が掛かるでしょうね。下手をすれば、その頃には「魔法使い」になっているかも?(ぉぃ
龍太には「勉強は出来ないけど、多少頭は回る」という一面があり、それがヒロイン絡みで作用した結果、今みたいな状況になってるわけです。ここでは「考えすぎてダメになるタイプ」といった感じでしょうか。
彼自身としては、いっそ袋だたきにされた方が安心だったのかも知れませんね(笑
龍太のタマは……物理的にはともかく、精神的にはかなり危ないかも知れません。
そこまで行ってしまうと、もはや完全な「既成事実」なのですが(笑
今作のコンペティションは、確かに仮面ライダーアギトのエピソードを参考にしています。%
- オリーブドラブ
- 2012年 06月28日 01時51分
[良い点]
・男風呂と女風呂、一煉寺君と茂氏、真面目な話と下ネタ、話している内容と行動等、緩急の付いた落差。
今話は全体的にテンションの高いお話でしたが、一人低い水準で居る一煉寺君のテンパリ具合や普通の反応で、良い感じで緩急が付いていたと感じられました。一話全体がハイテンションのままだと、読み終わった時にかえって記憶に残りづらいですしね。
・過剰な暴力で強引にお話を纏めなかった所。
良くこのような感じのお話では必要以上の暴力が振るわれる事があるのですが、真面目な話がちらほらと垣間見え、その上一煉寺君の常識的な考え方が現実感を感じさせてくれた為、その後の川に落ちた牛に群がるピラニアが如きお嬢さん方の暴走などをすんなりと受け入れられました。
暴力を振るうのは、これぐらいならば受け入れてくれるだろうとの信頼の現れの一つなのでしょうが、それが納得できるだけの下地がなければ不快になるだけですからね。そういう意味では過剰な暴力ではなく、捕食者的な行動に出るお嬢さん達の行動は読んでいて受け入れられる下地もありますし、楽しく思えてきますね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
今話を読んでいて茂死の台詞から「人はエデンの園から追放されるサダメなのだなぁ」とか「知恵の実を口にする前、エデンの園に住んでいた人間は裸で居たんだよなぁ」なんてくだらない事を考えていました。
エデン繋がりでマガジンで連載されているエデンの檻という漫画に出てくるエロ坊主が連想されました。含蓄のある台詞を言いながらエロまっしぐらな行動。茂氏がもっと経験を積んで成長すればこんな風になるのではないか等と想像させてくれました。
壁をよじ登る描写でアニメ版の影技の映像特典、ぢゃどうすぎるの壁チョロシーンが自然と思い出されてきました。その前の欲望に忠実な言動から脳内BGMはアニメ版金色のガッシュベルの「チチをもげ」や「ベリーメロン」になってしまいましたよ。お陰で茂氏の声が乳をもげを歌っていたフォル後れで違和感がなくなりました。
一煉寺君がへし折りかねないと思ったエクスカリバーですが、知名度は低いですがフルティングでもいけたかもしれませんね。所持者に不幸を齎す呪われた魔剣ですし、何より茂氏はフル○ンみたいな書き方でしたから語感的にもフルティングでも似合っていた気がします。
女子達の生々しい話の中で一煉寺君のヴァージンなんて発言がありましたが、男湯で隣に坊主頭がいるせいで「ああ、確かに衆道的な意味ならその言葉はとてもしっくり来る」なんて思った私の頭は、梅雨の時期に差し掛かってもいますし、程好くカビが生え、糸を引く位腐ってますねぇ。おまけですが、お嬢さん達が一煉寺君を狙うならば初物、チェリーなんて言葉も飛び出してきそうですね。
一度書いた感想を送信しようとした時に間違えて目次を押してしまい、書いた内容が消えたのは流石に感想とも呼べない雑文ではあろうとも結構凹みますね。用事があった為に書き直すのに6時間も間を空けなくてはいけませんでしたよ。どうかオリーブドライブ様はこまめな保存をお忘れなきよう祈っています。
お忙しい中での更新、本当に有難う御座いました。
喉が乾いた時に飲む飲み物がとても美味く感じられるのと同じで、面白いお話も待つ時間が更に読む喜びを高めてくれますので焦らずに、ご自分のペースで進めて言って欲しいと思います。熱中症も気になってきますし、ご無理だけはなさらないでくださいね。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
・男風呂と女風呂、一煉寺君と茂氏、真面目な話と下ネタ、話している内容と行動等、緩急の付いた落差。
今話は全体的にテンションの高いお話でしたが、一人低い水準で居る一煉寺君のテンパリ具合や普通の反応で、良い感じで緩急が付いていたと感じられました。一話全体がハイテンションのままだと、読み終わった時にかえって記憶に残りづらいですしね。
・過剰な暴力で強引にお話を纏めなかった所。
良くこのような感じのお話では必要以上の暴力が振るわれる事があるのですが、真面目な話がちらほらと垣間見え、その上一煉寺君の常識的な考え方が現実感を感じさせてくれた為、その後の川に落ちた牛に群がるピラニアが如きお嬢さん方の暴走などをすんなりと受け入れられました。
暴力を振るうのは、これぐらいならば受け入れてくれるだろうとの信頼の現れの一つなのでしょうが、それが納得できるだけの下地がなければ不快になるだけですからね。そういう意味では過剰な暴力ではなく、捕食者的な行動に出るお嬢さん達の行動は読んでいて受け入れられる下地もありますし、楽しく思えてきますね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
今話を読んでいて茂死の台詞から「人はエデンの園から追放されるサダメなのだなぁ」とか「知恵の実を口にする前、エデンの園に住んでいた人間は裸で居たんだよなぁ」なんてくだらない事を考えていました。
エデン繋がりでマガジンで連載されているエデンの檻という漫画に出てくるエロ坊主が連想されました。含蓄のある台詞を言いながらエロまっしぐらな行動。茂氏がもっと経験を積んで成長すればこんな風になるのではないか等と想像させてくれました。
壁をよじ登る描写でアニメ版の影技の映像特典、ぢゃどうすぎるの壁チョロシーンが自然と思い出されてきました。その前の欲望に忠実な言動から脳内BGMはアニメ版金色のガッシュベルの「チチをもげ」や「ベリーメロン」になってしまいましたよ。お陰で茂氏の声が乳をもげを歌っていたフォル後れで違和感がなくなりました。
一煉寺君がへし折りかねないと思ったエクスカリバーですが、知名度は低いですがフルティングでもいけたかもしれませんね。所持者に不幸を齎す呪われた魔剣ですし、何より茂氏はフル○ンみたいな書き方でしたから語感的にもフルティングでも似合っていた気がします。
女子達の生々しい話の中で一煉寺君のヴァージンなんて発言がありましたが、男湯で隣に坊主頭がいるせいで「ああ、確かに衆道的な意味ならその言葉はとてもしっくり来る」なんて思った私の頭は、梅雨の時期に差し掛かってもいますし、程好くカビが生え、糸を引く位腐ってますねぇ。おまけですが、お嬢さん達が一煉寺君を狙うならば初物、チェリーなんて言葉も飛び出してきそうですね。
一度書いた感想を送信しようとした時に間違えて目次を押してしまい、書いた内容が消えたのは流石に感想とも呼べない雑文ではあろうとも結構凹みますね。用事があった為に書き直すのに6時間も間を空けなくてはいけませんでしたよ。どうかオリーブドライブ様はこまめな保存をお忘れなきよう祈っています。
お忙しい中での更新、本当に有難う御座いました。
喉が乾いた時に飲む飲み物がとても美味く感じられるのと同じで、面白いお話も待つ時間が更に読む喜びを高めてくれますので焦らずに、ご自分のペースで進めて言って欲しいと思います。熱中症も気になってきますし、ご無理だけはなさらないでくださいね。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月18日 01時28分
感想ありがとうございます!
返信も更新も遅れ気味で申し訳ありません……。なにぶん、取れる時間が予想外なまでに少なくなってきたものでして。
……大学生はヒマだなんて、幻想に過ぎなかったのだ(ぉぃ
テンションの高い今回のエピソードで、龍太がただ一人冷静(?)だったのは、物事を冷めて見れる常識人枠が必要だったからですね。ツッコミ不在では読者様が付いてこれなくなる恐れがありますし。
ありきたりだとは重々承知しておりますが、こういう役割は主人公が担ってくれないと、感情移入が難しくなるかも知れないので。
最後のオチはぶっちゃけ思いつきなのですが、好評なようで何よりです。
ネットでラノベ関連の話題を見ていると、どうも「暴力系ヒロイン」と呼ばれているキャラが酷く嫌われてる、という印象を受けてしまうんですよね。そんな状況になるのは、確かに「信頼の現れ」によるもののハズなのですが、どうにも読者層の意見を見てみると、そういうのは食傷気味だという意見がちらほら見られるのです。
そうして「裸を見た主人公を、ヒロインが殴り倒すという構図は、もはや古いのか……?」と、一度考えてしまった果てが、今回のオチでした。完全にヒロイン達がニャル子さんばりの超肉食系になってしまったわけなのですが、なんだかんだでアリだったのかも知れませんね。
エデン云々の台詞は、単なる茂なりの誇張表現として書いていたのですが、確かにそんな見方も出来ますね。エデンの檻、私も少しだけ読んだことがありました。エロまっしぐらなキャラは、この手のジャンルには欠かせないですよね(笑
「チチをもげ」、茂のためにあるようなタイトルですね(笑
是非聞いてみたい一曲です。
今回は何かと下ネタ祭だったので、少しでもそこを緩和出来そうな表現を探さねば、ということで、神聖で清潔感(?)のありそうな「エクスカリバー」を採用した次第です。余計なお世話だったかも知れませんが(汗
フルティング、そんな名前の剣が存在していたとは。名前をググった瞬間、ブッと吹き出してしまいましたよ(笑
今度、機会があれば是非使ってみたい表現ですねぇ!(ぇ
tagi様の頭は腐ってなどいませんし、それを言い出したら、こんなハゲとエロが渦巻くカオスな現場を作り出した私の方がよっぽどです(笑
ろ、六時間も間を開けてまで、感想を書いてくださるとは……恐縮です。
わかりました、こまめな保存、肝に命じておきます。ご忠告、ありがとうございました。
最近は教習も学校も部活も忙しくなるばかりで、なかなか執筆に取り掛かれない状況なため、更新や返信がかなり遅れてしまい、申し訳ありません。
なるべく時間は工面していきたいのですが、どうしても週一更新がやっとなレベルなので、今まで通りにはいかないかも知れません。
それから熱中症等についてのご忠告、本当にありがとうございます。tagi様も暑い時期なので、どうかお体に気をつけてくださいね。
今回も、素晴らしい感想をありがとうございました!
返信も更新も遅れ気味で申し訳ありません……。なにぶん、取れる時間が予想外なまでに少なくなってきたものでして。
……大学生はヒマだなんて、幻想に過ぎなかったのだ(ぉぃ
テンションの高い今回のエピソードで、龍太がただ一人冷静(?)だったのは、物事を冷めて見れる常識人枠が必要だったからですね。ツッコミ不在では読者様が付いてこれなくなる恐れがありますし。
ありきたりだとは重々承知しておりますが、こういう役割は主人公が担ってくれないと、感情移入が難しくなるかも知れないので。
最後のオチはぶっちゃけ思いつきなのですが、好評なようで何よりです。
ネットでラノベ関連の話題を見ていると、どうも「暴力系ヒロイン」と呼ばれているキャラが酷く嫌われてる、という印象を受けてしまうんですよね。そんな状況になるのは、確かに「信頼の現れ」によるもののハズなのですが、どうにも読者層の意見を見てみると、そういうのは食傷気味だという意見がちらほら見られるのです。
そうして「裸を見た主人公を、ヒロインが殴り倒すという構図は、もはや古いのか……?」と、一度考えてしまった果てが、今回のオチでした。完全にヒロイン達がニャル子さんばりの超肉食系になってしまったわけなのですが、なんだかんだでアリだったのかも知れませんね。
エデン云々の台詞は、単なる茂なりの誇張表現として書いていたのですが、確かにそんな見方も出来ますね。エデンの檻、私も少しだけ読んだことがありました。エロまっしぐらなキャラは、この手のジャンルには欠かせないですよね(笑
「チチをもげ」、茂のためにあるようなタイトルですね(笑
是非聞いてみたい一曲です。
今回は何かと下ネタ祭だったので、少しでもそこを緩和出来そうな表現を探さねば、ということで、神聖で清潔感(?)のありそうな「エクスカリバー」を採用した次第です。余計なお世話だったかも知れませんが(汗
フルティング、そんな名前の剣が存在していたとは。名前をググった瞬間、ブッと吹き出してしまいましたよ(笑
今度、機会があれば是非使ってみたい表現ですねぇ!(ぇ
tagi様の頭は腐ってなどいませんし、それを言い出したら、こんなハゲとエロが渦巻くカオスな現場を作り出した私の方がよっぽどです(笑
ろ、六時間も間を開けてまで、感想を書いてくださるとは……恐縮です。
わかりました、こまめな保存、肝に命じておきます。ご忠告、ありがとうございました。
最近は教習も学校も部活も忙しくなるばかりで、なかなか執筆に取り掛かれない状況なため、更新や返信がかなり遅れてしまい、申し訳ありません。
なるべく時間は工面していきたいのですが、どうしても週一更新がやっとなレベルなので、今まで通りにはいかないかも知れません。
それから熱中症等についてのご忠告、本当にありがとうございます。tagi様も暑い時期なので、どうかお体に気をつけてくださいね。
今回も、素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月27日 00時08分
[一言]
まさかの女湯歓迎パターンwwww
龍太モゲロwww
まさかの女湯歓迎パターンwwww
龍太モゲロwww
おおお! 前作に引き続いての感想、ありがとうございます!
実は今回のオチは完全な思い付きでした(笑
当初は定番通りにボコって終わりにするつもりだったのですが、書いてるうちにテンションが荒ぶってきてしまい、気付けばこんなことに。
こういうパターンがあってもいいじゃない、という気持ちで書かせて頂きました。楽しんで頂けたようで、本当に何よりです(笑
最近はなかなか更新する機会がないので、こうして感想を頂けると、本当に励みになります。拙い作品ではありますが、最後まで見守って頂ければ幸いです。
感想ありがとうございました!
実は今回のオチは完全な思い付きでした(笑
当初は定番通りにボコって終わりにするつもりだったのですが、書いてるうちにテンションが荒ぶってきてしまい、気付けばこんなことに。
こういうパターンがあってもいいじゃない、という気持ちで書かせて頂きました。楽しんで頂けたようで、本当に何よりです(笑
最近はなかなか更新する機会がないので、こうして感想を頂けると、本当に励みになります。拙い作品ではありますが、最後まで見守って頂ければ幸いです。
感想ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月17日 22時52分
[良い点]
・大人の期待の大きさ、重さと身勝手さ。
一煉寺君本人の与り知らぬ所で何か非常に重い期待をかけられている様で、何か少しキナ臭さを感じてしまいますね。一煉寺君当人が、自分のままにできる事をやって行こうと決めている姿と相俟って、大人への反発心や青臭い理想を追い求める気持ち等を揺り動かされた気持ちになりました。
・一煉寺君の不安の感じ方。
腹を据えたとは言え、予想以上の大きな動きを想像し不安を感じている姿は身近で普通の高校生らしくて感情移入してしまいますね。元々身近に思える人物だけに、更に一煉寺龍太という存在に愛着と言いますか、好ましさが増した気がしました。
・茂氏の株が上がった所。
まあ、愚痴ぐちと文句は言いますが負けその物は認めていますし、何処か一煉寺君と悪友みたいな感じを受けますね。
猥談やノリのいい会話。一煉寺君と精神年齢が近いような感じで、男同士の遣り取りが楽しく思えてきました。
[気になる点]
・無粋で大変恐縮なのですが「恨みを勝った覚えは」「露骨に敵対心を」の部分は【買った】【敵愾心】とした方が場にそぐうと思うのですが、如何でしょうか。
敵対とすると茂氏だけでなく、一煉寺君まで敵視していると取れますので、茂氏からの一方的な感情と取れる敵愾心の方が似合うのではないかと愚考した次第です。
無粋な物言い、申し訳御座いません。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
気安い男同士の馬鹿話で今話は終わりましたが、このノリはフルメタル・パニックの女神の来日・温泉編を髣髴とさせる風呂場への突撃ですね。ブレーキをかける人物が居ない中でのこの暴走は一煉寺君にも被害が及びそうですね。
物語の中では夕食後に入浴となっていましたが、体の事を考えると入浴後に食事を取った方が良いそうですね。
入浴すると血流が良くなるのですが、食後では消化の為に胃の血流が多くなっているそうで。そこで入浴して更に血流が良くなると、かえって負担になってしまうそうなのです。逆の順番になれば消化の負担が軽くなり、肌等にも良い影響が出るそうで。普段はお嬢さん方も気を遣っているのかもしれませんね。
限界近くまで食べ物を食べた時の苦しさは、世界で1,2を争うほどに幸せな苦しみだと思います。そのままゆっくりと横になっていられれば言う事はないのでしょうが、この後に起きるであろうお嬢さん達の怒りを受けてしまえば、折角力試しの時には起きなかった逆流を耐えないといけなくなるかもしれませんね。……ここ数話の言動を見ていると矢村嬢辺りなら一煉寺君だけなら、なんて口にしそうです……それを耳にした他のお嬢さんも暴走しかねませんね。
茂氏は忍者物や時代劇等が好きそうですね。一煉寺君も嫌いではなさそうですし、結構話が合うかも知れません。一煉寺君ならば三匹が斬るという時代劇のタコとかが好みに合っていそうですね。
自分の身が傷つく事も構わずに人の思いを守る主役と言うと、ガガガ文庫の「猫にはなれないご職業」や「RIGHT&LIGHT」を思い出します。どちらの主役も全ての責任を自分で抱え込み、人が幸せになるのを自分の願いと重ねて身を削る所が読んでいて好みなのですよ。まあ、片方の主役は猫と言いますか、猫又なんですけどね。
本当にお忙しいであろう中での更新、有難う御座いました。こうして続きを読める事を本当に喜んでおります。
これから夏に向かって暑くなって行きますので、お体などに気をつけつつ、ご無理の無い範囲で頑張って下さい。
益体もない雑文にてのお目汚し、失礼致しました。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔様でした。
・大人の期待の大きさ、重さと身勝手さ。
一煉寺君本人の与り知らぬ所で何か非常に重い期待をかけられている様で、何か少しキナ臭さを感じてしまいますね。一煉寺君当人が、自分のままにできる事をやって行こうと決めている姿と相俟って、大人への反発心や青臭い理想を追い求める気持ち等を揺り動かされた気持ちになりました。
・一煉寺君の不安の感じ方。
腹を据えたとは言え、予想以上の大きな動きを想像し不安を感じている姿は身近で普通の高校生らしくて感情移入してしまいますね。元々身近に思える人物だけに、更に一煉寺龍太という存在に愛着と言いますか、好ましさが増した気がしました。
・茂氏の株が上がった所。
まあ、愚痴ぐちと文句は言いますが負けその物は認めていますし、何処か一煉寺君と悪友みたいな感じを受けますね。
猥談やノリのいい会話。一煉寺君と精神年齢が近いような感じで、男同士の遣り取りが楽しく思えてきました。
[気になる点]
・無粋で大変恐縮なのですが「恨みを勝った覚えは」「露骨に敵対心を」の部分は【買った】【敵愾心】とした方が場にそぐうと思うのですが、如何でしょうか。
敵対とすると茂氏だけでなく、一煉寺君まで敵視していると取れますので、茂氏からの一方的な感情と取れる敵愾心の方が似合うのではないかと愚考した次第です。
無粋な物言い、申し訳御座いません。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
気安い男同士の馬鹿話で今話は終わりましたが、このノリはフルメタル・パニックの女神の来日・温泉編を髣髴とさせる風呂場への突撃ですね。ブレーキをかける人物が居ない中でのこの暴走は一煉寺君にも被害が及びそうですね。
物語の中では夕食後に入浴となっていましたが、体の事を考えると入浴後に食事を取った方が良いそうですね。
入浴すると血流が良くなるのですが、食後では消化の為に胃の血流が多くなっているそうで。そこで入浴して更に血流が良くなると、かえって負担になってしまうそうなのです。逆の順番になれば消化の負担が軽くなり、肌等にも良い影響が出るそうで。普段はお嬢さん方も気を遣っているのかもしれませんね。
限界近くまで食べ物を食べた時の苦しさは、世界で1,2を争うほどに幸せな苦しみだと思います。そのままゆっくりと横になっていられれば言う事はないのでしょうが、この後に起きるであろうお嬢さん達の怒りを受けてしまえば、折角力試しの時には起きなかった逆流を耐えないといけなくなるかもしれませんね。……ここ数話の言動を見ていると矢村嬢辺りなら一煉寺君だけなら、なんて口にしそうです……それを耳にした他のお嬢さんも暴走しかねませんね。
茂氏は忍者物や時代劇等が好きそうですね。一煉寺君も嫌いではなさそうですし、結構話が合うかも知れません。一煉寺君ならば三匹が斬るという時代劇のタコとかが好みに合っていそうですね。
自分の身が傷つく事も構わずに人の思いを守る主役と言うと、ガガガ文庫の「猫にはなれないご職業」や「RIGHT&LIGHT」を思い出します。どちらの主役も全ての責任を自分で抱え込み、人が幸せになるのを自分の願いと重ねて身を削る所が読んでいて好みなのですよ。まあ、片方の主役は猫と言いますか、猫又なんですけどね。
本当にお忙しいであろう中での更新、有難う御座いました。こうして続きを読める事を本当に喜んでおります。
これから夏に向かって暑くなって行きますので、お体などに気をつけつつ、ご無理の無い範囲で頑張って下さい。
益体もない雑文にてのお目汚し、失礼致しました。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔様でした。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月11日 00時35分
いつも感想ありがとうございます! ある程度峠を越えたかなーって思ってたら、実はまだまだ仕事が山積みだったわけでして。
今回もまるまる一週間ほど更新が遅れてしまいました。本当、申し訳ありません(深謝
周りの状況がいろいろと動いている中で、自分だけが何も変わっていない。これって、結構怖いことだと思うんですよね。
何かのためにみんなが動いていて、自分も何かしなくちゃいけないかも知れないのに、何をすればいいかわからない。もしくは、何かをしたくても何もできない。
部活の先輩方が就活で慌ただしくしてるのに、自分はただ大学に行って授業受けて、部活に顔出すだけ。これで本当にいいのか? ……ってなってる私自身の心境を、多少反映させるくらいのつもりで、龍太の不安を書いていました。
また、伊葉和雅がどんな考えで龍太にあんな話をしていたのかは、後々明らかにされるでしょう。気長に待っていただければ幸いです(ぉぃ
茂はやっぱり、もともと主人公の友人ポジションという目的で作ったキャラだったので、どうもこんな扱いになってしまいますね(笑
思い付いたきっかけは、「ゼロの使い魔」に登場したギーシュ・ド・グラモンでしょうか。
学校に男友達がいない以上、こういう場でしか友達が作れなさそうですし。龍太は(苦笑
それから、表記の点についてのご指摘、本当にありがとうございます。
書いてる時にはなかなか気づけないものですので、本当に助かります。こちらで修正させていただきました。
貴重なアドバイス、ありがとうございました!
最新話では女湯での一幕が描かれていますが、確かに龍太にもある意味被害が及んでいますね(笑
風呂場への突撃とあっては、こうならざるを得ないでしょう。フィクションならば!(ぇ
入浴後に食事の方がよかったんですね……すいません、知りませんでした(ぉぃ
ただ、物語の都合上、今の順番じゃないと思い描いていたようにイベントが運べないので、展開自体の修正は見送らせていただきます。身勝手で申し訳ありません(深謝
今回のご感想で気づいたのですが、ヒロイン同士の絡みがほとんど書けてなかったんですよね。修羅場にできるシチュエーションなのに、肝心の修羅場を書いてない、という感じで。
なので、最新話では申し訳程度ではありますが、ヒロイン同士の(色んな意味での)絡みも書かせていただきました。ちょっとやり過ぎだったかも知れませんけど。
茂は時代劇の類となると、かなり古い作品を見てるイメージがあります。それこそ「七人の侍」のような。反対に、龍太はわりかし最近の作品を好んでる印象ですね。「武士の一分」とか。
確かに、龍太には陣内のようなムードメーカーが好みに近いかも知れません。大河ドラマの「龍馬伝」なら、岩崎弥太郎が好みになるしょう。
「猫にはなれないご職業」に「RIGHT&LIGHT」ですか。そのような王道的でカッコイイ主人公がいるのなら、是非読んで見たいですね。
猫又と聞くと、シャーマンキングのマタムネが浮かんできますけど。
ここ最近はいろいろと慌ただしくなってきてしまい、更新できるタイミングが限られてきてしまっているので、以前のようには行かないかも知れません。
可能な限りは更新していくつもりですので、申し訳ありませんが、次の更新まで気長に待っていただければ何よりです。
そんな状況ではありますが、tagi様からこうして頂けた感想の数々には、いつも元気をもらっています! tagi様も、これからの季節のことを考えて、お体に気をつけてくださいね!
素晴らしい感想をいつも、ありがとうございました!
今回もまるまる一週間ほど更新が遅れてしまいました。本当、申し訳ありません(深謝
周りの状況がいろいろと動いている中で、自分だけが何も変わっていない。これって、結構怖いことだと思うんですよね。
何かのためにみんなが動いていて、自分も何かしなくちゃいけないかも知れないのに、何をすればいいかわからない。もしくは、何かをしたくても何もできない。
部活の先輩方が就活で慌ただしくしてるのに、自分はただ大学に行って授業受けて、部活に顔出すだけ。これで本当にいいのか? ……ってなってる私自身の心境を、多少反映させるくらいのつもりで、龍太の不安を書いていました。
また、伊葉和雅がどんな考えで龍太にあんな話をしていたのかは、後々明らかにされるでしょう。気長に待っていただければ幸いです(ぉぃ
茂はやっぱり、もともと主人公の友人ポジションという目的で作ったキャラだったので、どうもこんな扱いになってしまいますね(笑
思い付いたきっかけは、「ゼロの使い魔」に登場したギーシュ・ド・グラモンでしょうか。
学校に男友達がいない以上、こういう場でしか友達が作れなさそうですし。龍太は(苦笑
それから、表記の点についてのご指摘、本当にありがとうございます。
書いてる時にはなかなか気づけないものですので、本当に助かります。こちらで修正させていただきました。
貴重なアドバイス、ありがとうございました!
最新話では女湯での一幕が描かれていますが、確かに龍太にもある意味被害が及んでいますね(笑
風呂場への突撃とあっては、こうならざるを得ないでしょう。フィクションならば!(ぇ
入浴後に食事の方がよかったんですね……すいません、知りませんでした(ぉぃ
ただ、物語の都合上、今の順番じゃないと思い描いていたようにイベントが運べないので、展開自体の修正は見送らせていただきます。身勝手で申し訳ありません(深謝
今回のご感想で気づいたのですが、ヒロイン同士の絡みがほとんど書けてなかったんですよね。修羅場にできるシチュエーションなのに、肝心の修羅場を書いてない、という感じで。
なので、最新話では申し訳程度ではありますが、ヒロイン同士の(色んな意味での)絡みも書かせていただきました。ちょっとやり過ぎだったかも知れませんけど。
茂は時代劇の類となると、かなり古い作品を見てるイメージがあります。それこそ「七人の侍」のような。反対に、龍太はわりかし最近の作品を好んでる印象ですね。「武士の一分」とか。
確かに、龍太には陣内のようなムードメーカーが好みに近いかも知れません。大河ドラマの「龍馬伝」なら、岩崎弥太郎が好みになるしょう。
「猫にはなれないご職業」に「RIGHT&LIGHT」ですか。そのような王道的でカッコイイ主人公がいるのなら、是非読んで見たいですね。
猫又と聞くと、シャーマンキングのマタムネが浮かんできますけど。
ここ最近はいろいろと慌ただしくなってきてしまい、更新できるタイミングが限られてきてしまっているので、以前のようには行かないかも知れません。
可能な限りは更新していくつもりですので、申し訳ありませんが、次の更新まで気長に待っていただければ何よりです。
そんな状況ではありますが、tagi様からこうして頂けた感想の数々には、いつも元気をもらっています! tagi様も、これからの季節のことを考えて、お体に気をつけてくださいね!
素晴らしい感想をいつも、ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月17日 18時52分
[良い点]
・着鎧甲冑に対する一煉寺君のぶれない考え方。
2年前の事件を機に一煉寺君の中では着鎧甲冑に対して強固な信念が焼きついていると再確認できた気がします。
装着者の身体能力を高め、仮初の超人と化してしまうからこそ自ら攻める事をしない。今世界で着鎧甲冑の理念を救芽井家以外で一番胸に抱いているのは一煉寺君かもしれませんね。
・茂氏が小者ではあっても下種ではなかった所。
負けを認めた後に、一煉寺君が気を抜いた所で不意打ちをするような人物でなかった所に安堵を感じました。
茂氏は確かにボンボンで狭量、嫌味な所もあるみたいですが、決して悪人ではないと思うのです。何せ個人で着鎧甲冑の所持を許されているのですから。そういう意味で反目し、突っかかってこようとも憎めない茂氏の在り様が好ましく思えました。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが2箇所ほど「時期社長」となっていますが【次期】ではないかと思うのですが、如何でしょうか。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一先ず力試しは終了ですね。どちらが上とかではなく、着鎧甲冑の理念を先輩が後輩に教授したように思えました。
性能差だけでなく装着者の技能によって活躍できる着鎧甲冑は、装着者の心根をも映す鏡なのだと思います。だからこそ表情も見えない着鎧状態でも行動によって格好良くも見えるし、装着者の本質も窺えるのでしょうね。
手合わせ、戦闘中の最中に一つの事に執着してしまうのは確かに良くない事とされていますからね。武器に執着し、それを拾おうと隙を見せてしまうのは代表的な物だと思います。
上手く言葉にできないのですが、一点にではなく広く一つに集中する「三昧」の境地が理想的なのでしょう。これは救助活動時にも有効でしょうから、精神修養も装着者の訓練としてその内挙げられそうですね。これは武道を修めている一煉寺君の方から提案できる事案でしょうね。
「正義なき力は暴力。力なき正義は無力」実を言うと私がこの言葉を初めて目にしたのは、前に話題に出した重機甲兵ゼノンと言う漫画でした。私の中でこの言葉は、理想を実現する為には力が必要で、理想なく振るわれる力は破壊しかもたらさない。どちらか一方ではなく、バランスを持たなければ待つのは破滅ばかりと認識しています。
久水嬢は恐らくは脇に控えている侍女辺りから金属バットを手渡されたのでしょうねぇ。もしかして普段から茂氏へのお仕置きに使用されて少しべコベコになってでも居るのでしょうかね。
茂氏はすでに着鎧を解いていますし、お嬢様として乗馬鞭でも似合っていそうですね。一煉寺君は着鎧したままなので、照れ隠しに威力の通らない乗馬鞭でペシペシと叩く姿など想像してみると可愛いかも知れません。
戦闘機乗りが酸素マスクを着けたままで吐いてしまい、吐瀉物で窒息する事があるそうですが、一煉寺君も着鎧したままで戻さなくて良かったですね。下手をすれば戻した物がマスクの部分からきらきらと光を反射して輝きながら撒き散らされるなんて場面が生まれたかもしれませんから。これが涙や汗だったならば絵になるのですが……ねぇ。
お忙しいであろう中での更新、本当に有難う御座いました。今話での決着はこの物語らしく、熱い情熱と共に明るく笑え、そして爽やかさをも少し感じられる物でした。
次は四郷研究所との競合ですが、その前に何かあるかもしれませんね。どの様な展開が待っているのか楽しみにしています。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
・着鎧甲冑に対する一煉寺君のぶれない考え方。
2年前の事件を機に一煉寺君の中では着鎧甲冑に対して強固な信念が焼きついていると再確認できた気がします。
装着者の身体能力を高め、仮初の超人と化してしまうからこそ自ら攻める事をしない。今世界で着鎧甲冑の理念を救芽井家以外で一番胸に抱いているのは一煉寺君かもしれませんね。
・茂氏が小者ではあっても下種ではなかった所。
負けを認めた後に、一煉寺君が気を抜いた所で不意打ちをするような人物でなかった所に安堵を感じました。
茂氏は確かにボンボンで狭量、嫌味な所もあるみたいですが、決して悪人ではないと思うのです。何せ個人で着鎧甲冑の所持を許されているのですから。そういう意味で反目し、突っかかってこようとも憎めない茂氏の在り様が好ましく思えました。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが2箇所ほど「時期社長」となっていますが【次期】ではないかと思うのですが、如何でしょうか。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
一先ず力試しは終了ですね。どちらが上とかではなく、着鎧甲冑の理念を先輩が後輩に教授したように思えました。
性能差だけでなく装着者の技能によって活躍できる着鎧甲冑は、装着者の心根をも映す鏡なのだと思います。だからこそ表情も見えない着鎧状態でも行動によって格好良くも見えるし、装着者の本質も窺えるのでしょうね。
手合わせ、戦闘中の最中に一つの事に執着してしまうのは確かに良くない事とされていますからね。武器に執着し、それを拾おうと隙を見せてしまうのは代表的な物だと思います。
上手く言葉にできないのですが、一点にではなく広く一つに集中する「三昧」の境地が理想的なのでしょう。これは救助活動時にも有効でしょうから、精神修養も装着者の訓練としてその内挙げられそうですね。これは武道を修めている一煉寺君の方から提案できる事案でしょうね。
「正義なき力は暴力。力なき正義は無力」実を言うと私がこの言葉を初めて目にしたのは、前に話題に出した重機甲兵ゼノンと言う漫画でした。私の中でこの言葉は、理想を実現する為には力が必要で、理想なく振るわれる力は破壊しかもたらさない。どちらか一方ではなく、バランスを持たなければ待つのは破滅ばかりと認識しています。
久水嬢は恐らくは脇に控えている侍女辺りから金属バットを手渡されたのでしょうねぇ。もしかして普段から茂氏へのお仕置きに使用されて少しべコベコになってでも居るのでしょうかね。
茂氏はすでに着鎧を解いていますし、お嬢様として乗馬鞭でも似合っていそうですね。一煉寺君は着鎧したままなので、照れ隠しに威力の通らない乗馬鞭でペシペシと叩く姿など想像してみると可愛いかも知れません。
戦闘機乗りが酸素マスクを着けたままで吐いてしまい、吐瀉物で窒息する事があるそうですが、一煉寺君も着鎧したままで戻さなくて良かったですね。下手をすれば戻した物がマスクの部分からきらきらと光を反射して輝きながら撒き散らされるなんて場面が生まれたかもしれませんから。これが涙や汗だったならば絵になるのですが……ねぇ。
お忙しいであろう中での更新、本当に有難う御座いました。今話での決着はこの物語らしく、熱い情熱と共に明るく笑え、そして爽やかさをも少し感じられる物でした。
次は四郷研究所との競合ですが、その前に何かあるかもしれませんね。どの様な展開が待っているのか楽しみにしています。どうかご無理の無い範囲で頑張って下さい。
それではこれでお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月08日 01時38分
いつも感想ありがとうございます!
返信が遅れてしまい、申し訳ありません!
着鎧甲冑の理念を龍太が大事にしているのは、自分が着鎧甲冑に大きく関わっていることを薄々ながら自覚している節があるからでしょう。
「自分がどこかで関わっていたから今があり、そうであるとするなら、この理念をなくしてはならない」という想いがどこかに潜んでいる……という脳内設定です(ぇ
茂がああなのは、いわゆる悪友ポジションのキャラを私自身が求めた結果でしょうね。実際、龍太のまわりにそういう人物はいなかったですし。
学校の友達が矢村と救芽井だけという「はがない」状態の彼を救うには、必要なキャラですね。
それから、誤字についての指摘、ありがとうございました。
こういうのって、なかなか自分では気づけないんですよね……本当に助かります!
先輩が後輩に……という構図は、確かに見方としてはアリですね。単に勝負するというより、前作から龍太が学んだことをブチ込んでいる感覚でした。
少林寺拳法では「八方目」という、相手の全身を視野に入れろ、という教えがありまして、今回の決闘シーンでは、そこも意識して書いていました。
一転だけ見ていては、多くの大きなモノを見失ってしまう。これは、結構危険なことですからね。龍太に教えられる、数少ない教えな一つでしょう(笑
力と正義、どちらも不変のものではない以上、バランスを取ることはこの上なく難しいものなのでしょうね。
だからこそ、そこを上手く整えて完成する「ヒーロー」は、かっこよく映るのでしょう。
乗馬鞭……すっかり女王様ですね、梢は(笑
ス久水だったり乗馬鞭でペシペシ叩けそうだったり……。掘り下げが上手く進んでないからかも知れませんが、どんどんネタが噴き上がってきますね(苦笑
着鎧したままで戻す……奴ならやりかねない(ぉぃ
ただ、いろいろと取り返しのつかない展開に派生しそうでしたので、その辺の加筆は控えさせて頂きますね(ぇ
涙や汗だけでなく、余計なものまで出しかねない彼には、今後も注意して書いていかねば(笑
最近、なかなか時間が取れなくて、あんまり返信が出来ていなくて申し訳ありません。
これから少しずつ時間を見つけて、チマチマとでも更新していけたら、と思っております。
いつも素晴らしい感想、本当にありがとうございました!
返信が遅れてしまい、申し訳ありません!
着鎧甲冑の理念を龍太が大事にしているのは、自分が着鎧甲冑に大きく関わっていることを薄々ながら自覚している節があるからでしょう。
「自分がどこかで関わっていたから今があり、そうであるとするなら、この理念をなくしてはならない」という想いがどこかに潜んでいる……という脳内設定です(ぇ
茂がああなのは、いわゆる悪友ポジションのキャラを私自身が求めた結果でしょうね。実際、龍太のまわりにそういう人物はいなかったですし。
学校の友達が矢村と救芽井だけという「はがない」状態の彼を救うには、必要なキャラですね。
それから、誤字についての指摘、ありがとうございました。
こういうのって、なかなか自分では気づけないんですよね……本当に助かります!
先輩が後輩に……という構図は、確かに見方としてはアリですね。単に勝負するというより、前作から龍太が学んだことをブチ込んでいる感覚でした。
少林寺拳法では「八方目」という、相手の全身を視野に入れろ、という教えがありまして、今回の決闘シーンでは、そこも意識して書いていました。
一転だけ見ていては、多くの大きなモノを見失ってしまう。これは、結構危険なことですからね。龍太に教えられる、数少ない教えな一つでしょう(笑
力と正義、どちらも不変のものではない以上、バランスを取ることはこの上なく難しいものなのでしょうね。
だからこそ、そこを上手く整えて完成する「ヒーロー」は、かっこよく映るのでしょう。
乗馬鞭……すっかり女王様ですね、梢は(笑
ス久水だったり乗馬鞭でペシペシ叩けそうだったり……。掘り下げが上手く進んでないからかも知れませんが、どんどんネタが噴き上がってきますね(苦笑
着鎧したままで戻す……奴ならやりかねない(ぉぃ
ただ、いろいろと取り返しのつかない展開に派生しそうでしたので、その辺の加筆は控えさせて頂きますね(ぇ
涙や汗だけでなく、余計なものまで出しかねない彼には、今後も注意して書いていかねば(笑
最近、なかなか時間が取れなくて、あんまり返信が出来ていなくて申し訳ありません。
これから少しずつ時間を見つけて、チマチマとでも更新していけたら、と思っております。
いつも素晴らしい感想、本当にありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月11日 01時14分
[良い点]
・男臭く、熱く秘めた物を感じるお話。
どんな物語でも一つの面ばかりを強調しすぎると、途端につまらなく感じてしまいます。ラブコメやヒロインが魅力の物語でも、そればかりでは物語としての態をなさず、箸にも棒にもかからぬ凡百として記憶の中に埋没してしまうと思うのです。翻って、着鎧甲冑シリーズは過剰なお色気やギャグに走らず、泥臭く熱い感情を沸き起こさせ、日常でも確りとした男性達の描写がある為にどちらも引き立てあって物語として確実に一つ上に登っていると感じました。
・一煉寺君の家族の在り方。
一煉寺君の父親やお兄さんは確実に一煉寺君よりも経験や力量など上を行く存在なのでしょうが、悩みを持ち、間違いを犯す人間であリ、それを正す事も出来る人物でもあると今話の内容で感じられ、信念と言う言葉を当て嵌めてもおかしくない人物だと思いました。
何度かここでも書きましたが、善悪の区別はあろうとも信念を持った登場人物は格好良く感じます。一煉寺君の父親やお兄さんは、一煉寺君の目指す目標でもあり、越えるべき壁でもあるのでしょうね。
[気になる点]
・悪い点と言いますか、少し気になったのですが「その光に視界を覆われるかのように、俺は倒れ伏していた。」の部分に多少の違和感を感じました。
「視界を覆われるかのように」との、上から光が当たっているような描写から仰向けの体勢でいると感じた直後に「倒れ伏していた」とあった物で、其処にまるでオセロを引っ繰り返すような落ち着きのなさを感じてしまったのだと思います。
一撃を喰らい、崩れ落ち蹲っている重さを感じられる場面ですから「その光に背中を覆われるように」や「その光の圧力にすら耐えられぬように」等の描写にすれば、違和感を打ち消した上で、その場の寂寞とした空気や一煉寺君の疲弊具合を更に強調できたのではないかと愚考いたします。
言葉の選び方は作者様の特色が出る部分でもありますので、私如きのこの様な不躾な言は笑い飛ばして頂ければと思います。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
今話を読んでいて思ったのですが、着鎧甲冑の登場人物達は自分の想いに自縄自縛されかかっている人の物語にも受け取れますね。
優秀な人物が多くて自分の価値を信じ切れない一煉寺君。救芽井家の理想の実現や一煉寺君への想いを抱える救芽井嬢。今現在の距離感が心地良く、一歩踏み出すまで時間の掛った矢村嬢。自分を救ってくれた人達への想いで行動を違えてしまった古我知さん。一煉寺君を守る事に意識が行き過ぎていたとも取れる父親やお兄さん等、生きて来た人生の分だけ柵が重く、足に絡み付いている気分です。
柵を打ち破り、行動に移す時の開放感もこの物語の魅力だと思っているのですが、まさかお兄さんや父親が現状を変える為にそれまでの考えを変える場面がみられるとは、嬉しい驚きでした。これで更に一煉寺君の立脚点や物語全体の厚みが増したと感じました。
言葉遊びですがプロローグの英雄を目指した少年は自嘲自白、最近暴走気味の救芽井嬢や矢村嬢は自重自爆なんて言葉を当て嵌めると何処か似合う気がします。
どうやら一煉寺家でも家庭内ヒエラルキーは母親が最上位に居そうな感じですね。救芽井家の母君は今の所しなやかさと穏やかさを合わせ持った方だと感じていますが、一煉寺君とヒロイン達の母親達が顔を合わせると男性陣は圧倒されそうですね。
父親とお兄さんの会話を聞き、覚悟を決めた一煉寺君の様を読んでいると、スタードライバーと言うアニメの「やりたい事とやるべき事が一致した時、世界は光り輝く」との台詞を思い出しますね。
精神的な新生というか、覚悟を決め、踏み出す直前の清々しさと爽やかさを感じ、これから先への期待感が高まる気がしました。
少林寺拳法は時の政府に弾圧された時にも耐え忍び、それを越えてきましたし、戦争時には民衆を守る為にも活動したそうですしね。それと少林寺拳法ではないですが、大戦時には拳士がゲリラ戦等で活躍していたそうです。
不条理な圧力、暴力に耐え忍び、人の想いを守る為に行動する一煉寺君とはしっくり来ますね。
富士見ファンタジア文庫の仮面を継ぐ者―仮面武闘会シリーズではスタントマン事務所が主人公達の活動拠点になっていましたが、一時閉鎖されている一煉寺道院は着鎧資格者にとって良い修練や交流の場所になりそうな気がしますね。体と技術、心を鍛え、互いに高めあう姿を想像してしまいます。まあ、かなり男性率が高くなりそうですけどね。数少ないであろう女性の着鎧者は姐御、お嬢、アイドル扱いかも知れません。
此処暫くは商業のライトノベルですら女性を前面に押し出しすぎて内容に厚みを感じられない物語が多いのですが、この着鎧甲冑シリーズは男臭さと熱さ、ラブコメや騒動の軽さ等が程好いバランスだと感じています。物語としての態を確りと成し、先の話を待つ楽しみに出会えたことに感謝するほどです。
変身物の小説で合わせて思い出したのですが、ファミ通文庫のナイツ・オブ・ザ・フリークスシリーズもかなり歪な正義の形を描いた物語でしたね。
自分が世界に認められないと怒りを覚えたプロローグの少年とは違い、この物語の主人公は悪へ向ける怒りは苛烈とも呼べますが、自分を認めて欲しいとは最後まで口にしませんでしたね。ただ、咎人を裁く剣のようにとのタイトルのように、一振りの剣のようなあり方でした。一煉寺君は家族や仲間達が居る限りこのようにはならないでしょうが、力を担い、行使する心構えはこれからも試されるのでしょうね。
お忙しい中での更新、本当に有難う御座いました。続きを読めるのはとても嬉しいですが、本当にご無理はなさらないで下さいね。面白い物語は週一、月一でも余裕で待っていられるのですから。
長々と下らぬ戯言、失礼致しました。それではこれで失礼させて頂きます。
お邪魔致しました。
・男臭く、熱く秘めた物を感じるお話。
どんな物語でも一つの面ばかりを強調しすぎると、途端につまらなく感じてしまいます。ラブコメやヒロインが魅力の物語でも、そればかりでは物語としての態をなさず、箸にも棒にもかからぬ凡百として記憶の中に埋没してしまうと思うのです。翻って、着鎧甲冑シリーズは過剰なお色気やギャグに走らず、泥臭く熱い感情を沸き起こさせ、日常でも確りとした男性達の描写がある為にどちらも引き立てあって物語として確実に一つ上に登っていると感じました。
・一煉寺君の家族の在り方。
一煉寺君の父親やお兄さんは確実に一煉寺君よりも経験や力量など上を行く存在なのでしょうが、悩みを持ち、間違いを犯す人間であリ、それを正す事も出来る人物でもあると今話の内容で感じられ、信念と言う言葉を当て嵌めてもおかしくない人物だと思いました。
何度かここでも書きましたが、善悪の区別はあろうとも信念を持った登場人物は格好良く感じます。一煉寺君の父親やお兄さんは、一煉寺君の目指す目標でもあり、越えるべき壁でもあるのでしょうね。
[気になる点]
・悪い点と言いますか、少し気になったのですが「その光に視界を覆われるかのように、俺は倒れ伏していた。」の部分に多少の違和感を感じました。
「視界を覆われるかのように」との、上から光が当たっているような描写から仰向けの体勢でいると感じた直後に「倒れ伏していた」とあった物で、其処にまるでオセロを引っ繰り返すような落ち着きのなさを感じてしまったのだと思います。
一撃を喰らい、崩れ落ち蹲っている重さを感じられる場面ですから「その光に背中を覆われるように」や「その光の圧力にすら耐えられぬように」等の描写にすれば、違和感を打ち消した上で、その場の寂寞とした空気や一煉寺君の疲弊具合を更に強調できたのではないかと愚考いたします。
言葉の選び方は作者様の特色が出る部分でもありますので、私如きのこの様な不躾な言は笑い飛ばして頂ければと思います。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
今話を読んでいて思ったのですが、着鎧甲冑の登場人物達は自分の想いに自縄自縛されかかっている人の物語にも受け取れますね。
優秀な人物が多くて自分の価値を信じ切れない一煉寺君。救芽井家の理想の実現や一煉寺君への想いを抱える救芽井嬢。今現在の距離感が心地良く、一歩踏み出すまで時間の掛った矢村嬢。自分を救ってくれた人達への想いで行動を違えてしまった古我知さん。一煉寺君を守る事に意識が行き過ぎていたとも取れる父親やお兄さん等、生きて来た人生の分だけ柵が重く、足に絡み付いている気分です。
柵を打ち破り、行動に移す時の開放感もこの物語の魅力だと思っているのですが、まさかお兄さんや父親が現状を変える為にそれまでの考えを変える場面がみられるとは、嬉しい驚きでした。これで更に一煉寺君の立脚点や物語全体の厚みが増したと感じました。
言葉遊びですがプロローグの英雄を目指した少年は自嘲自白、最近暴走気味の救芽井嬢や矢村嬢は自重自爆なんて言葉を当て嵌めると何処か似合う気がします。
どうやら一煉寺家でも家庭内ヒエラルキーは母親が最上位に居そうな感じですね。救芽井家の母君は今の所しなやかさと穏やかさを合わせ持った方だと感じていますが、一煉寺君とヒロイン達の母親達が顔を合わせると男性陣は圧倒されそうですね。
父親とお兄さんの会話を聞き、覚悟を決めた一煉寺君の様を読んでいると、スタードライバーと言うアニメの「やりたい事とやるべき事が一致した時、世界は光り輝く」との台詞を思い出しますね。
精神的な新生というか、覚悟を決め、踏み出す直前の清々しさと爽やかさを感じ、これから先への期待感が高まる気がしました。
少林寺拳法は時の政府に弾圧された時にも耐え忍び、それを越えてきましたし、戦争時には民衆を守る為にも活動したそうですしね。それと少林寺拳法ではないですが、大戦時には拳士がゲリラ戦等で活躍していたそうです。
不条理な圧力、暴力に耐え忍び、人の想いを守る為に行動する一煉寺君とはしっくり来ますね。
富士見ファンタジア文庫の仮面を継ぐ者―仮面武闘会シリーズではスタントマン事務所が主人公達の活動拠点になっていましたが、一時閉鎖されている一煉寺道院は着鎧資格者にとって良い修練や交流の場所になりそうな気がしますね。体と技術、心を鍛え、互いに高めあう姿を想像してしまいます。まあ、かなり男性率が高くなりそうですけどね。数少ないであろう女性の着鎧者は姐御、お嬢、アイドル扱いかも知れません。
此処暫くは商業のライトノベルですら女性を前面に押し出しすぎて内容に厚みを感じられない物語が多いのですが、この着鎧甲冑シリーズは男臭さと熱さ、ラブコメや騒動の軽さ等が程好いバランスだと感じています。物語としての態を確りと成し、先の話を待つ楽しみに出会えたことに感謝するほどです。
変身物の小説で合わせて思い出したのですが、ファミ通文庫のナイツ・オブ・ザ・フリークスシリーズもかなり歪な正義の形を描いた物語でしたね。
自分が世界に認められないと怒りを覚えたプロローグの少年とは違い、この物語の主人公は悪へ向ける怒りは苛烈とも呼べますが、自分を認めて欲しいとは最後まで口にしませんでしたね。ただ、咎人を裁く剣のようにとのタイトルのように、一振りの剣のようなあり方でした。一煉寺君は家族や仲間達が居る限りこのようにはならないでしょうが、力を担い、行使する心構えはこれからも試されるのでしょうね。
お忙しい中での更新、本当に有難う御座いました。続きを読めるのはとても嬉しいですが、本当にご無理はなさらないで下さいね。面白い物語は週一、月一でも余裕で待っていられるのですから。
長々と下らぬ戯言、失礼致しました。それではこれで失礼させて頂きます。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 06月05日 14時52分
いつも感想ありがとうございます!
今回はやたらと暑苦しい話でしたね……申し訳ありません、萌えのカケラもありませんでした(汗
着鎧甲冑シリーズにこういう要素があるのは、やっぱり私自身の趣向によるものかも知れません。汗くさい世界というものをほんの一瞬でも知ってしまうと、こういう描写が少しは欲しくなってしまうんですよね(笑
それからラブコメばっかりだと、書いてる私自身が胸やけしてしまうから、というのもあるでしょう。
私、ラブコメアニメは大好きで、いつもパソコンで見てるんですが、ほぼ必ず途中で一時停止して、熱い曲など(←ほとんど特撮ソング)を聞いて一拍置いてから再開する、という変な癖があるんです(苦笑
そうして、「男臭さ」で「萌え」を中和しないと、身が持たないというか(ぇ
本作がこういう作風なのも、そういう私の変な癖(?)が出た結果なのかも知れません。
何気に今回が、龍太達のオトンが初登場しましたね。特に容姿は決めてないのですが、「俺の妹がこんなにかわいいわけがない」の高坂大介のような、厳つい父親像をイメージしてはいます。矢村武章とカブってる……(汗
「その光に〜」の部分へのご指摘、誠にありがとうございました。
確かに、選ぶ言葉を間違えていましたね。普段あんまり本とか読まない奴が見栄張った結果ですね、お恥ずかしい。
こちらの方で、新たに修正させていただきました。ありがとうございます。
言われてみて気づいたことなのですが、私の作品って、キャラの個性付けのために、ある程度性格を固めてはいるのですが、そこから曲げていくことがほとんどないんですよ。ほぼ一貫して、この性格・価値観を維持している、というか。
それが結果として、「自分の想いに自縄自縛されている」形に繋がっているのかも知れません。
キャラの個性としてはそれでアリなのかも知れませんが、みんながみんなそんな調子では、さすがに人間味に欠けると思いますので、できうる限り、その辺の変化もフォローしていきたいですね。
龍太達のオカンは、影も形もないですね、今のところ(笑
いつかどこかで登場させたいとは思うのですが、なかなか機会が見つからない……。もし登場出来たら、真っ先にヒロイン勢に会わせたい人物です(笑
「やりたい事とやるべき事が一致した時」というのは、その人の能力が遺憾無く発揮される時のことを云うのかも知れませんね。今の龍太がしていることが「やりたい事」であり「やるべき事」であるうちは、もう少しだけ快進撃が続くのかも知れません。
少林寺拳法は戦後に生まれた武術ですから、武道全般が禁じられていた終戦直後辺りは、さぞかし風当たりが強かったことでしょう。
こういう逆境に耐え抜く、というようなカタルシスが好物な私には、結構堪らない要素だったり(笑
もし龍太の活躍が世間に公表されたりしたら、一煉寺道院が着鎧甲冑の訓練所になる日も近くなるでしょうね。女性の着鎧者は……まぁ、ほとんど姐御でしょう(笑
個人的には、商業のライトノベルが女性メインばかり、というのは商売を優先している結果であると思っています。かわいいヒロインが売れ筋を握っている、というのは間違いないことですし、そこに重点を置くスタンスは私も好きです。
ただ、私は自分の書きたいように書けるこの場では、自分が望む「男臭さ」も絡めて行きたいなぁ、と思っております。こんなわがままが通るのも、アマチュアの特権でしょうし(笑
正義や、その使い方、心構えについては、この作品でも私なりに触れていく予定ですね。作者が私である以上、ノータリンな結論に至るのは決定事項かも知れませんが(笑
最近、部活の新歓コンパが終わって僅かに時間が出来てきた感じですので、これからちょっとずつ執筆に向かえるかも知れません。
無茶にならない程度に、少しずつ更新していきたいと思います。
いつも素晴らしい感想とエール、本当にありがとうございます!
少しでもご期待に添えられるよう、尽くしていくつもりですので、今後もよろしくお願いいたします!
感想ありがとうございました!
今回はやたらと暑苦しい話でしたね……申し訳ありません、萌えのカケラもありませんでした(汗
着鎧甲冑シリーズにこういう要素があるのは、やっぱり私自身の趣向によるものかも知れません。汗くさい世界というものをほんの一瞬でも知ってしまうと、こういう描写が少しは欲しくなってしまうんですよね(笑
それからラブコメばっかりだと、書いてる私自身が胸やけしてしまうから、というのもあるでしょう。
私、ラブコメアニメは大好きで、いつもパソコンで見てるんですが、ほぼ必ず途中で一時停止して、熱い曲など(←ほとんど特撮ソング)を聞いて一拍置いてから再開する、という変な癖があるんです(苦笑
そうして、「男臭さ」で「萌え」を中和しないと、身が持たないというか(ぇ
本作がこういう作風なのも、そういう私の変な癖(?)が出た結果なのかも知れません。
何気に今回が、龍太達のオトンが初登場しましたね。特に容姿は決めてないのですが、「俺の妹がこんなにかわいいわけがない」の高坂大介のような、厳つい父親像をイメージしてはいます。矢村武章とカブってる……(汗
「その光に〜」の部分へのご指摘、誠にありがとうございました。
確かに、選ぶ言葉を間違えていましたね。普段あんまり本とか読まない奴が見栄張った結果ですね、お恥ずかしい。
こちらの方で、新たに修正させていただきました。ありがとうございます。
言われてみて気づいたことなのですが、私の作品って、キャラの個性付けのために、ある程度性格を固めてはいるのですが、そこから曲げていくことがほとんどないんですよ。ほぼ一貫して、この性格・価値観を維持している、というか。
それが結果として、「自分の想いに自縄自縛されている」形に繋がっているのかも知れません。
キャラの個性としてはそれでアリなのかも知れませんが、みんながみんなそんな調子では、さすがに人間味に欠けると思いますので、できうる限り、その辺の変化もフォローしていきたいですね。
龍太達のオカンは、影も形もないですね、今のところ(笑
いつかどこかで登場させたいとは思うのですが、なかなか機会が見つからない……。もし登場出来たら、真っ先にヒロイン勢に会わせたい人物です(笑
「やりたい事とやるべき事が一致した時」というのは、その人の能力が遺憾無く発揮される時のことを云うのかも知れませんね。今の龍太がしていることが「やりたい事」であり「やるべき事」であるうちは、もう少しだけ快進撃が続くのかも知れません。
少林寺拳法は戦後に生まれた武術ですから、武道全般が禁じられていた終戦直後辺りは、さぞかし風当たりが強かったことでしょう。
こういう逆境に耐え抜く、というようなカタルシスが好物な私には、結構堪らない要素だったり(笑
もし龍太の活躍が世間に公表されたりしたら、一煉寺道院が着鎧甲冑の訓練所になる日も近くなるでしょうね。女性の着鎧者は……まぁ、ほとんど姐御でしょう(笑
個人的には、商業のライトノベルが女性メインばかり、というのは商売を優先している結果であると思っています。かわいいヒロインが売れ筋を握っている、というのは間違いないことですし、そこに重点を置くスタンスは私も好きです。
ただ、私は自分の書きたいように書けるこの場では、自分が望む「男臭さ」も絡めて行きたいなぁ、と思っております。こんなわがままが通るのも、アマチュアの特権でしょうし(笑
正義や、その使い方、心構えについては、この作品でも私なりに触れていく予定ですね。作者が私である以上、ノータリンな結論に至るのは決定事項かも知れませんが(笑
最近、部活の新歓コンパが終わって僅かに時間が出来てきた感じですので、これからちょっとずつ執筆に向かえるかも知れません。
無茶にならない程度に、少しずつ更新していきたいと思います。
いつも素晴らしい感想とエール、本当にありがとうございます!
少しでもご期待に添えられるよう、尽くしていくつもりですので、今後もよろしくお願いいたします!
感想ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月11日 00時00分
[良い点]
キャラの考え方の違いがよく出ていること。
[気になる点]
おお、えろいえろい。
そろそろ自重したほうがいいんじゃないかと思います・・・
[一言]
キャラがみんな魅力的、ワンパターンにはまらない。
キャラの考え方の違いがよく出ていること。
[気になる点]
おお、えろいえろい。
そろそろ自重したほうがいいんじゃないかと思います・・・
[一言]
キャラがみんな魅力的、ワンパターンにはまらない。
感想ありがとうございます!
キャラの考え方の違いは、前作から続くこのシリーズの見所の一つ……だと私は思ってますので(弱っ)今後も注目していただければ幸いです!
確かにここ最近はえろえろが続いてましたね……。
うーん、自重すべき時なのかも知れません。ご指摘ありがとうございます!(深謝
それから、キャラが魅力的と言っていただき、ありがとうございます!
今後もなんとかワンパターンにならないよう、なけなしの脳みそをフル回転させていく所存です!
感想ありがとうございました!
キャラの考え方の違いは、前作から続くこのシリーズの見所の一つ……だと私は思ってますので(弱っ)今後も注目していただければ幸いです!
確かにここ最近はえろえろが続いてましたね……。
うーん、自重すべき時なのかも知れません。ご指摘ありがとうございます!(深謝
それから、キャラが魅力的と言っていただき、ありがとうございます!
今後もなんとかワンパターンにならないよう、なけなしの脳みそをフル回転させていく所存です!
感想ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月05日 01時40分
[良い点]
・一煉寺君の変らない所と成長を窺える所。
この物語が始まってからの一煉寺君は、やる気の向ける方向が判らずに燻っている様な感じを受けていました。ですが、今話で武器扱いに怒りを覚えた所や2年前の一件の気持ちを変らずに持ち続けけて居る事に喜びすら感じました。これぞ主人公といった感じでしょうかね。
2年前の一件やお兄さんとの修練を確かな糧として身に刻み付けている一煉寺君に、時の流れと成長を感じ、古我知さんの行動が無意味ではなかったとの安堵と、燻っていたであろう一煉寺君のやり所のない焦燥、閉塞感と、今話での開放による爽快さを感じました。
・茂氏の小者ぶり。
強者を相手取る時に策を講じるのは格好良いのですが、どうも茂氏の場合は相手に無様な姿を晒させたいとの上から目線を感じて、小者が策を弄している様に感じられますね。
なんと言いますか、今話の茂氏は子供がお気に入りの玩具を手に入れてはしゃいでいる姿を見ている様な気がします。だからこそ限定版を手に入れた一煉寺君をやっかんでいるのかもしれません。同義で救芽井嬢の事もお気に入りのお人形さんか、自分の思いのままに動かせるアイドルみたいに思っている様にも見えます。
前作での、方向は間違えていたかも知れませんが自分の考えに悩みながらも従じた古我知さんと比するとどうにも子供っぽく見えるのですが、それがまた魅力的に見えるのも事実です。
茂氏がどうして救芽井嬢と婚約しようと思ったか、着鎧甲冑に手を出したのか、そして子供っぽい考え方と言うのならばこれからの成長と変化を描く事によって更に魅力的な登場人物になるのでしょうね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
いよいよ力比べが始まりましたね。
着鎧甲冑には決闘と言う言葉は似合わないと思うので力比べと呼びますが、G(ガーディアン)型をG(ゴキブリ)型と読みたくなってきました。直前までの茂氏の調子に乗った言動と、我が物顔で行動していて手痛い一撃を喰らってぴくついている姿にそう感じたのでしょうかね。
茂氏は無意識にでもG型の性能に頼り、一煉寺君も同じと思っていたのでしょうね。だからこそ大量の食事で動きを鈍らせ、自分の実力ならば性能差を覆せると考えたのかも知れません。だからこそ中流家庭の出と見下し、一煉寺君の情報収集に力を傾けなかったのでしょうかね。
対して一煉寺君は、着鎧甲冑本来の活動現場、災害の現場では情報が揃わない事が儘あるのに相応しく、常時臨場(常在戦場よりは相応しいでしょう)の心構えに近かったですね。着鎧甲冑の装着者として相応しく思えるのは、読者の贔屓目を差し引いても一煉寺君に思えます。
趣味で好みの邸宅を建ててしまう。感覚的にはデアゴスティーニみたいな分売式百科事典の百号揃えると完成するドールハウスや帆船模型に近い感じなのでしょうかねぇ。
週刊着鎧甲冑。毎号パーツが付属し、百号揃えれば精巧な着鎧甲冑の模型が完成するなんて物が創刊されていてもおかしくないですね。
いや、今話の救芽井嬢と矢村嬢の二人は、少し下品ながら夜討ち朝駆けならぬ、夜這い朝勃ちな台詞が目立ちましたねぇ。脇で聞いていた久水嬢の反応が少し気にかかります。
段々と想いを抑えきれなくなって来ている二人のお嬢さんを見て、その内一煉寺君が「肉食獣の目だ……」と思うか、それとも勘違いして「ああ、勝てなければ明日の朝にはお肉になって店先に並ぶ豚さんを見る目だ……」なんて受け取りそうですね。
力比べ開始の合図。ノリノリの様子を見てしまうとセバスチャン(仮称)さんの声がGガンダムのMrストーカーになって来てしまいますね。普段から茂氏に付き合っていて馴染んでしまったのかも知れませんねぇ。
今話の一煉寺君の挑発と言いますか、おちょくり方を読んでいて、このサイトの「俺の人生ヘルモード」と言う作品の、5月29日更新分での主人公の神懸かったおちょくり方を連想しました。真面目にやればやるほど格好良いのに笑えてしまうのがこの主人公らしいんですよね。ヒロインが右腕だけでしかないのに良いコンビなのですが、此方の物語のヒロイン達はどのような関係を一煉寺君と結んでいくのか楽しみです。
G型着鎧甲冑には電磁警棒が装備されていますが、消防型や救助型では斧や杖が装備品にありそうですね。
ビル等の消火設備の中には斧が設備されている所もありますからね。救助、脱出の為に窓ガラスや壁を壊す意味で使用されるそうですし、江戸時代の火消しからの由緒正しい防災道具の一つでしょう。現在の消防士の装備にも手斧はありますしね。
杖術と言いますか、棍術は少林寺拳法でも有名ですし、自衛の為の技術としてかなり優秀なのだそうです。相手を必要以上に傷付ける心配を低くできるのもコンセプト的にあっていそうですし。それによく雪崩や災害現場等での捜索でも杖は使用されていますから、レスキュー的にもおかしくない気がします。
所で関係ないのですが、久水をスク水と見間違えてしまいそうになる私の頭は大丈夫でしょうかねぇ。ス久水嬢なんて書き込みそうになってしまう自分が馬鹿馬鹿しいながらも恐ろしいです。
一煉寺君の胃の内容物が消化されるのが先か、それとも久水嬢や茂氏との因縁が昇華されるのが先か楽しみにしています。どちらがショウカされても一煉寺君の身になるのでしょうし、お話的にも面白くなるとの期待が止みません。
お忙しい時はどうかまずはご自分の生活を第一に考えて下さいね。私ならば商業の作品で10年近く続刊が出るのを待っている作品が幾つかあるのですから、待つのは苦ではありませんよ。電撃文庫のダディ・フェイスや星くず英雄伝、富士見ファンタジアのデビル17や宇宙海賊ギル&ルーナ……続きを待つのも楽しい物です。
あまりにもの散文にてお見苦しかったと思います。平にご容赦願います。
それではこれにてお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
・一煉寺君の変らない所と成長を窺える所。
この物語が始まってからの一煉寺君は、やる気の向ける方向が判らずに燻っている様な感じを受けていました。ですが、今話で武器扱いに怒りを覚えた所や2年前の一件の気持ちを変らずに持ち続けけて居る事に喜びすら感じました。これぞ主人公といった感じでしょうかね。
2年前の一件やお兄さんとの修練を確かな糧として身に刻み付けている一煉寺君に、時の流れと成長を感じ、古我知さんの行動が無意味ではなかったとの安堵と、燻っていたであろう一煉寺君のやり所のない焦燥、閉塞感と、今話での開放による爽快さを感じました。
・茂氏の小者ぶり。
強者を相手取る時に策を講じるのは格好良いのですが、どうも茂氏の場合は相手に無様な姿を晒させたいとの上から目線を感じて、小者が策を弄している様に感じられますね。
なんと言いますか、今話の茂氏は子供がお気に入りの玩具を手に入れてはしゃいでいる姿を見ている様な気がします。だからこそ限定版を手に入れた一煉寺君をやっかんでいるのかもしれません。同義で救芽井嬢の事もお気に入りのお人形さんか、自分の思いのままに動かせるアイドルみたいに思っている様にも見えます。
前作での、方向は間違えていたかも知れませんが自分の考えに悩みながらも従じた古我知さんと比するとどうにも子供っぽく見えるのですが、それがまた魅力的に見えるのも事実です。
茂氏がどうして救芽井嬢と婚約しようと思ったか、着鎧甲冑に手を出したのか、そして子供っぽい考え方と言うのならばこれからの成長と変化を描く事によって更に魅力的な登場人物になるのでしょうね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
いよいよ力比べが始まりましたね。
着鎧甲冑には決闘と言う言葉は似合わないと思うので力比べと呼びますが、G(ガーディアン)型をG(ゴキブリ)型と読みたくなってきました。直前までの茂氏の調子に乗った言動と、我が物顔で行動していて手痛い一撃を喰らってぴくついている姿にそう感じたのでしょうかね。
茂氏は無意識にでもG型の性能に頼り、一煉寺君も同じと思っていたのでしょうね。だからこそ大量の食事で動きを鈍らせ、自分の実力ならば性能差を覆せると考えたのかも知れません。だからこそ中流家庭の出と見下し、一煉寺君の情報収集に力を傾けなかったのでしょうかね。
対して一煉寺君は、着鎧甲冑本来の活動現場、災害の現場では情報が揃わない事が儘あるのに相応しく、常時臨場(常在戦場よりは相応しいでしょう)の心構えに近かったですね。着鎧甲冑の装着者として相応しく思えるのは、読者の贔屓目を差し引いても一煉寺君に思えます。
趣味で好みの邸宅を建ててしまう。感覚的にはデアゴスティーニみたいな分売式百科事典の百号揃えると完成するドールハウスや帆船模型に近い感じなのでしょうかねぇ。
週刊着鎧甲冑。毎号パーツが付属し、百号揃えれば精巧な着鎧甲冑の模型が完成するなんて物が創刊されていてもおかしくないですね。
いや、今話の救芽井嬢と矢村嬢の二人は、少し下品ながら夜討ち朝駆けならぬ、夜這い朝勃ちな台詞が目立ちましたねぇ。脇で聞いていた久水嬢の反応が少し気にかかります。
段々と想いを抑えきれなくなって来ている二人のお嬢さんを見て、その内一煉寺君が「肉食獣の目だ……」と思うか、それとも勘違いして「ああ、勝てなければ明日の朝にはお肉になって店先に並ぶ豚さんを見る目だ……」なんて受け取りそうですね。
力比べ開始の合図。ノリノリの様子を見てしまうとセバスチャン(仮称)さんの声がGガンダムのMrストーカーになって来てしまいますね。普段から茂氏に付き合っていて馴染んでしまったのかも知れませんねぇ。
今話の一煉寺君の挑発と言いますか、おちょくり方を読んでいて、このサイトの「俺の人生ヘルモード」と言う作品の、5月29日更新分での主人公の神懸かったおちょくり方を連想しました。真面目にやればやるほど格好良いのに笑えてしまうのがこの主人公らしいんですよね。ヒロインが右腕だけでしかないのに良いコンビなのですが、此方の物語のヒロイン達はどのような関係を一煉寺君と結んでいくのか楽しみです。
G型着鎧甲冑には電磁警棒が装備されていますが、消防型や救助型では斧や杖が装備品にありそうですね。
ビル等の消火設備の中には斧が設備されている所もありますからね。救助、脱出の為に窓ガラスや壁を壊す意味で使用されるそうですし、江戸時代の火消しからの由緒正しい防災道具の一つでしょう。現在の消防士の装備にも手斧はありますしね。
杖術と言いますか、棍術は少林寺拳法でも有名ですし、自衛の為の技術としてかなり優秀なのだそうです。相手を必要以上に傷付ける心配を低くできるのもコンセプト的にあっていそうですし。それによく雪崩や災害現場等での捜索でも杖は使用されていますから、レスキュー的にもおかしくない気がします。
所で関係ないのですが、久水をスク水と見間違えてしまいそうになる私の頭は大丈夫でしょうかねぇ。ス久水嬢なんて書き込みそうになってしまう自分が馬鹿馬鹿しいながらも恐ろしいです。
一煉寺君の胃の内容物が消化されるのが先か、それとも久水嬢や茂氏との因縁が昇華されるのが先か楽しみにしています。どちらがショウカされても一煉寺君の身になるのでしょうし、お話的にも面白くなるとの期待が止みません。
お忙しい時はどうかまずはご自分の生活を第一に考えて下さいね。私ならば商業の作品で10年近く続刊が出るのを待っている作品が幾つかあるのですから、待つのは苦ではありませんよ。電撃文庫のダディ・フェイスや星くず英雄伝、富士見ファンタジアのデビル17や宇宙海賊ギル&ルーナ……続きを待つのも楽しい物です。
あまりにもの散文にてお見苦しかったと思います。平にご容赦願います。
それではこれにてお暇させて頂きます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2012年 05月29日 17時36分
いつも感想ありがとうございます!
返信遅れて申し訳ありません!(深謝
本作では、「成長した龍太を描く」という目的もありましたので、二年前の経験に基づいた価値観を持たせています。前作読んでない人にはわけわかんないだろうなぁ、と思いながら書いてましたね(汗
茂はいろいろと動かせそうで、連載を始める前から結構お気に入りのキャラだったんですよ。
確かに今の彼はなんというか、古我知と比べて幼稚な節がありますね。考えてること自体は割と普通な気もするのですけどね(笑
今後彼がどういう扱いになるか……は、現在考え中です(ぉぃ
確かに、決闘というよりは力比べと言った方が着鎧甲冑らしいですよね。久水家が言い出した話なので、作中では「決闘」で統一していますが。
ゴキブリ型……茂には、茶色の着鎧甲冑も用意しなくてはなりませんね(ぇ
茂は一応、龍太の存在は知っていましたが、彼がどういう経緯で救芽井の婚約者になったのかは把握してない感じです。たかが一般家庭の人間が、世界的アイドルの婚約者になる、という話が出た時点で思考停止してる状態ですね。普通なら、相手の情報を集めるところなのに(苦笑
前作の事件を経験しているかいないかの差を書いてみたかった、というのが本作の決闘シーンを書こうと思ったきっかけでした。
週刊着鎧甲冑……そういう雑誌が出回るほど着鎧甲冑が広まる頃には、もう龍太達は二十歳を過ぎてるかも知れませんね。龍太なら大人になっても模型とか作ってそうですけど(笑
言われて気づいたのですが、梢が二人の爆弾発言に無反応なのはおかしかったですね。後ほど加筆させて頂こうかと思います。
救芽井と矢村は既に攻略済みというだけあって、段々とアプローチがエスカレートしてますねぇ……。そろそろ抑えないとマズいかも知れません(ぇ
セバスチャンといい矢村武章といいグラサンのオッサンといい……なんで本作に限って、アクの強そうなオッサンばかり出てくるんでしょう(←お前が書いたんだろ
「俺の人生ヘルモード」は読んだことはないのですが、かなりの人気作品らしいですね。今度読んでみたいと思います。
確かに斧等は後々の着鎧甲冑に組み込まれてそうですね。使いようによっては武器になりかねませんから、使用制限が掛かりそうですけど。
少林寺拳法繋がりというのもありますし、棍術も出来ればネタに使いたいところですね。……ホント、素晴らしい情報提供、ありがとうございます。
久水がスク水……発想の勝利ですね(ぇ
ス久水というキャラ付けは個人的にはかなりイケそうです。彼女がスク水なんて着たら相当なピッチピチになりそうですけど。
消化と昇華、どちらが先になるかは私にもわからないですねぇ。満腹ネタは引っ張ってオチに使うのもアリな気はしますし(ぉぃ
最近、部活の仕事と大学のテストと教習の試験という三重苦に見舞われており、更新がままならない状態ですので、最新話や感想返信がかなり遅れてしまいました。まるまる一週間も開いてしまい、申し訳ありませんでした。
そんなダメ作家ですが、今後とも生暖かい目で見守っていただければ幸いです(ぉぃ
いつも素晴らしい感想の数々、ありがとうございました!
返信遅れて申し訳ありません!(深謝
本作では、「成長した龍太を描く」という目的もありましたので、二年前の経験に基づいた価値観を持たせています。前作読んでない人にはわけわかんないだろうなぁ、と思いながら書いてましたね(汗
茂はいろいろと動かせそうで、連載を始める前から結構お気に入りのキャラだったんですよ。
確かに今の彼はなんというか、古我知と比べて幼稚な節がありますね。考えてること自体は割と普通な気もするのですけどね(笑
今後彼がどういう扱いになるか……は、現在考え中です(ぉぃ
確かに、決闘というよりは力比べと言った方が着鎧甲冑らしいですよね。久水家が言い出した話なので、作中では「決闘」で統一していますが。
ゴキブリ型……茂には、茶色の着鎧甲冑も用意しなくてはなりませんね(ぇ
茂は一応、龍太の存在は知っていましたが、彼がどういう経緯で救芽井の婚約者になったのかは把握してない感じです。たかが一般家庭の人間が、世界的アイドルの婚約者になる、という話が出た時点で思考停止してる状態ですね。普通なら、相手の情報を集めるところなのに(苦笑
前作の事件を経験しているかいないかの差を書いてみたかった、というのが本作の決闘シーンを書こうと思ったきっかけでした。
週刊着鎧甲冑……そういう雑誌が出回るほど着鎧甲冑が広まる頃には、もう龍太達は二十歳を過ぎてるかも知れませんね。龍太なら大人になっても模型とか作ってそうですけど(笑
言われて気づいたのですが、梢が二人の爆弾発言に無反応なのはおかしかったですね。後ほど加筆させて頂こうかと思います。
救芽井と矢村は既に攻略済みというだけあって、段々とアプローチがエスカレートしてますねぇ……。そろそろ抑えないとマズいかも知れません(ぇ
セバスチャンといい矢村武章といいグラサンのオッサンといい……なんで本作に限って、アクの強そうなオッサンばかり出てくるんでしょう(←お前が書いたんだろ
「俺の人生ヘルモード」は読んだことはないのですが、かなりの人気作品らしいですね。今度読んでみたいと思います。
確かに斧等は後々の着鎧甲冑に組み込まれてそうですね。使いようによっては武器になりかねませんから、使用制限が掛かりそうですけど。
少林寺拳法繋がりというのもありますし、棍術も出来ればネタに使いたいところですね。……ホント、素晴らしい情報提供、ありがとうございます。
久水がスク水……発想の勝利ですね(ぇ
ス久水というキャラ付けは個人的にはかなりイケそうです。彼女がスク水なんて着たら相当なピッチピチになりそうですけど。
消化と昇華、どちらが先になるかは私にもわからないですねぇ。満腹ネタは引っ張ってオチに使うのもアリな気はしますし(ぉぃ
最近、部活の仕事と大学のテストと教習の試験という三重苦に見舞われており、更新がままならない状態ですので、最新話や感想返信がかなり遅れてしまいました。まるまる一週間も開いてしまい、申し訳ありませんでした。
そんなダメ作家ですが、今後とも生暖かい目で見守っていただければ幸いです(ぉぃ
いつも素晴らしい感想の数々、ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2012年 06月05日 01時36分
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