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[良い点]
イオタよ、あんまり南城をいじめるんじゃない。
彼女を捨てた男こそ、グラウザー世界最大の悪党だと思う。
ビートたけしさんの「アナログ」を読んだら更にそう思う。
技術はグラウザー世界の方がはるかに上。
そして、すけべ心があれば恋はできる。という山口六平太の言葉を僕は信じる!
クールでタフな警官かそうふるまう。当り前!
それ以外にも、ただひたすらに共感する愛があっていい。
そう思うと案外、隊長も元を正せば乙女心の分かるステキな人なのでは。
だとしたら本気で惜しいことだと思います。
そこから落ちた人を振り向かせるには、静かなる男達がしてくれた様に、自分の人生を包み隠さずみせる度量が欲しい。
そんなわけで柳生よ、美少女補正なんかに負けないで!!
お気持ちは解るがまだ闘いは決してません!
どう言う流れになるか見ていてください!!

( ̄ー ̄)ニヤリ
[良い点]
押井守作品を思わせる、現実とフィクションが織り交じるハードSF。最高です。もともと攻殻機動隊とか好きなので没頭します。
戦闘シーンも、キャラ同士で怒鳴り合ったり、オペレーターの戦況報告が非常にいい味出していて、リアルタイムなスリリング感があります。こういうのめちゃくちゃ好きです。
SFながら実在の銃火器が多数登場するのも個人的に高評価です。
グリズリー&デルタのイロモノ大口径二挺拳銃というチョイスが、まさしくこだわりを感じます。
[一言]
こういうハードで地に足のついたアクション作品がどんどん増えてほしいと思っているので、ぜひガンガン活躍していってください。
非常に面白く続きも気になるので、ポイント入れました。
めちゃめちゃ応援しております。執筆頑張ってください。
ありがとうございます!

銃に詳しいお方にお読み頂き感無量であります!


銃はそれぞれのキャラの個性を勘案して色々なモデルを調べ、あーでもないこーでもないと、うなりながら選んだものです。

センチュリーのグリズリーとデルタは背景を知らべてどちらもジャムの多い問題児と言う事実を見かけ――

「これをこだわって使うって事はそれなりに理由とドラマがあるんだろうなぁ」

――と発想し、そこから人間との絆やつながりを重視するセンチュリーのキャラが生まれてきました。

第0章では銃器関係はセンチュリー程度しか出てきませんが、第1章では全ての特攻装警たちが愛銃を撃ちまくります。

(ガバメントクローン系のハイパワー銃が多いのは気のせい(笑))

一人クーナン357を持っているのがいるのですが、コレを見た知人が

「こんなキワモノなぜ選んだ」

と言われてしまいました。(面白いじゃないですか拳銃用の357マグを打てるオートマなんて)

昔のWEB版以前の初期仕様のときは銃の知識が浅くチグハグな選択をしていたものがあります。

主役の特攻装警の1人に『オートマグⅢ』をもたせたことも――
でも後から背景事情を知り
(30カービンなんですねアレ)

「こらアカン」

と変更しましたWW


ハイテク兵器もわたしの妄想の産物だけでなく、現実に開発されているものをひねって登場させたものもあります。

第0章でアトラスが振り回していたプラズマライフルもその1つです。
(あれは実在の非殺傷兵器がモデルなんです)

現実+αで、リアリティとSF感を出す――そんなあり方にこだわってます。


物語の展開としてはやはりハリウッドムービーのように流れるような怒涛展開と言うのが好きなんですよ。

特にこの特攻装警シリーズではそれを強くこだわってます。

これからの展開の先にどんなドラマとバトルが待っているのか?
それを探りながら書いています。

この度はご感想いただき誠にありがとうございました。


ζ
■D:美風
[良い点]
三度目の感想を!
一章サイドBパート16迄読みました。
ベルトコーネ、やっぱりそう言う系統の技術が詰まった体だったんですね。

それにしても神の光、登場からその後まで、ずっとカッコいいな。その上圧倒的な強さですね。電脳を持つ存在は彼に敵わないのかもしれませんね。

そして朝刑事、ようやく活き活きと動き出してきた感じがあります。以前のグラウザーの面倒を見ていたのだからそれなりのキャラだと思っていたのですが、もっと活躍が見たいです。

それにしても、スラム街とは思えない温かい人々、助け合う、助け合わざるを得ない人々の結束に、また涙腺がw
[気になる点]
ロシア語!?
まさか質量制御を狙いに来たのか!?
  • 投稿者: 金時草
  • 2018年 03月03日 18時56分
ベルトコーネはこのグラウザーシリーズの物語の背景の最大のブラックボックスであると同時に、ストーリーを牽引していく上での駆け引きのカードでもあります

そして彼をキーとして色々と怪し連中がぞろぞろと出てきます。

どんな連中が出てくるかはお楽しみですが(笑)

さて、実はちょっとここで打ち合け

神の雷・シェンレイは、別作品で主役を演じる予定だったんです。

(名前が違うだけ)

だからグラウザー君にも負けない位のすごみと奥行きが有るんです。
(第3勢力貼らせるには最適のキャラです)

さてここから朝も活躍を見せると同時に、
意外なキャラたちがベルトコーネと言う〝鍵〟を狙って跳梁跋扈し始めます

その狭間で多彩な価値観と正義がぶつかり合うバトルロイヤルに突っ込んでいきます。

もちろん特攻装警も健在です!

さてロシア語の正体――、とくとお楽しみを!

感想ありがとうございました。


ζ
■D:美風
[良い点]
また零章しか読んでませんが書きに来ました!

凄かったです!!バトルシーンの描き方の多彩さ、世界観のリアルさ、SFらしい格好いい武器の数々、そして何より登場人物皆が信念を持って闘っているのが格好良かったです!!

バトルシーンはホントに良かったです! どのシーンも緊迫感があり、どう転ぶか分からない、転んでもその先に何があるのか分からないというハラハラドキドキぶりでした!!

そして世界観、といったら何か違和感がありますがホントに描写が凄く丁寧に感じました。これって実際の地名を参考にしているのでしょうか?それなら次からは地図を片手に読んでいきたいのですが……(トレーラー追跡戦辺り)

そして武器が格好いい!!です!私も今度SF書きたいとか考えてるのですが物凄く参考にさせていただいております!これぞSF!という感じの武器にドントン引き込まれていきました!!

そして最後に登場人物について、
皆さん!生き生きしてました!日本を守るという使命(まだ序盤なので間違っていたらすみません)をもとに悪や非行に走った少年達を捕まえる。その姿勢に痺れました!また、相手がどれだけ強いと分かってもそれに負けずに立ち向かう姿勢が描かれていて凄く格好良かったです!!
[気になる点]
私だけかもですけどカタカナが1文に沢山あると読むのが大変でした。
[一言]
また続き読みに来ます!!
はるかさん

感想ありがとうございました

細かいところまでお読み頂き嬉しい限りです。

お察しの通り、この作品は現実の東京の地名や地理を参考にしています。

第0章冒頭の不良少年確保作戦での曙町
第0章のメイン舞台となる南本牧コンテナヤード
熾烈な追跡戦が展開される湾岸路線――

いずれも実在地名を入れています。

と言うよりこの作品って書いているときは地図と首っ引きなんです^^;

私がこの作品で描いている未来は現在の我々の未来のほんの少し先――

たとえば我々が子供の頃、空想物語で描いていた未来世界都市
空をめぐるハイウェイに、摩天楼を貫く超高層ビル。
生活は宇宙まで広がり、ロボットや自動機械が溢れ、
心身ともに豊かな理想世界。

そんなのが誰もが一度は楽しんだ記憶があると思います。

ですが実際に21世紀になり、
鉄腕アトムは空を飛ばず、
サンダーバードは世界を救済に現れず、
銀河鉄道は走らず、
巨大ロボットも、ハイテクヒーローも存在しませんでした

そしてなにより今の我々の世界って、過去の我々が居た世界に、ほんの少し目新しい都市構造物が増えただけで実質的には何も変わってません。

お父さんは毎日会社に通い
お母さんは買い物をして家を掃除し食事を作り、
子供は学校に通い、
日々、シンプルな生活を淡々と護り続けます。

警察は法を護りながら市民を護り、
企業は利益追求に黙々と進みます、

30~20年前の現代生活+α それが今の我々の現代生活であり、
現実的な未来世界でした。

グラウザーで書いているのはそう言う未来世界です。
ならば、現実の地名や地理条件は描かないと嘘だろう
そう思った次第。

だから地図上だけでなく実際に脚を運んでその場の空気を感じて書いたシーンもあります。

第0章冒頭の曙町や横浜東口周辺や港町公園
センチュリーとアトラスが待ち合わせる大黒ふ頭SA
第1章で舞台となる有明の市街区

色々と見てきたものを投影しています

逆に現在ないものを投影しているのが今書いている第2章の洋上スラム
東京湾の埋立処分場――それが将来、未来都市化し、その果てに剣呑な街としてスラム化したら?

それが第2章のストーリーの影になっています

反対に第2章の表ストーリーがこれぞ未来都市物! と言える『ハイテク超特急ネタ』

千葉幕張、横浜MM21、埼玉ソニックシティ、これを環状路線でリンクするリニアモーター鉄道――

都市ガジェットとしても書いていてワクワクします。

それらを舞台装置として丹念に組み上げ、その上で登場人物たちを配置して暴れさせる――、それこそが未来都市SFアクションの醍醐味です。

書いていて設定作業は大変ですが完成したときのカタルシスはたまらないものがあります


バトルシーンですが、
そこに込めているものが『その登場人物は何を思って戦っているのだろうか?』と言うことを常に念頭に置いています

犯罪者の破壊行為としての戦闘も、純粋に義務的に淡々と進める例もあれば、悪いことや人殺しが好きで好きでたまらないと言うヤツ、指導者・支配者に心酔して命じられる事をなんでもやると言う例もある。

また逆に、正義の側もいろいろで

たとえ時代遅れの骨董品となっていてもどんな努力を積み重ねてでも己の存在意義を全うするという筋金入りの苦労人、
生身で戦闘力は決して期待できないものだと解っていても自分たちの背後にいる存在たちのために必死に武器を取る一兵卒――

そして持って生まれた多大なる戦闘力の意義と、己の存在理由と真価を何度も問い直し、寄せられる期待に答えようと一歩一歩進む――

それらの多彩な価値観をしっかりと見定めたうえで戦闘を行わせています。

『心なきバトルは単なるゲーム』

それを信念に事前準備をしっかりと行いながらグラウザーを書いています。


SFを書かれるということですが、
もし疑問点やわからないことがあればいつでもお答えします。
設定や世界観などを寝る際にアドバイスなどもお出しできます。
いつでもどうぞ。

今回は感想をいただき誠にありがとうございました。

ζ
■D:美風
[一言]
 美風様

 こんばんは、中村尚裕です。

 今回は第1章『ルーキー』、第19話『来訪者』までを拝読しての感想になります。

 いよいよ特攻装警の反撃開始か! ――というところですが、まずはここまでのご感想を。

 まず第一印象としていだきましたのが“緻密”の一語。

 舞台設定。
 建設中の1000メートル・ビルということで、未来技術にSF心がときめきますね。
 この未来ガジェットへ詰め込まれた科学知識の数々が、いかにも現代の最先端技術と地続きなのがまた魅力的です。
 ちょうど『ジュラシック・パーク』(マイケル・クライトン先生)が、“恐竜テーマ・パーク”と“テクノ・サスペンス”の二重の意味でワクワクできたように。
 『グラウザー』も舞台設定で見せてくれる魅力があります。

 状況展開。
 多重並行で同時進行する物語がワクワクものです。
 個人的な好みで申し上げるなら、ここはカット・バックを多用して同時進行感を演出しに行きたいところではありますが。
 読者層のハードルを上げてしまう恐れもあり、そこは現在の形が落としどころでありましょうか。

 ともあれ、非常に緻密に練り上げられた物語は拝読していてワクワクさせられるところがあります。

 これから『天空のコロッセオ』ということで、お膳立ては十二分、あとは熱いバトルを楽しみにさせていただきます。

 長くなりましたが、頑張って下さい。

 これからも、楽しみにしています。
  • 投稿者: 中村尚裕
  • 40歳~49歳 男性
  • 2018年 03月01日 23時23分
中村様
感想ありがとうございます。

来訪者のところは物語の一つの分岐点です。
そこから先がいよいよ、怒涛のクライマックスへとつながります。

第1章は特に立体的なビル空間を強く意識して作りましたのでなおさら、その地上と上層とでの関係性が物語の中で非常に意味を持っています。

上層階を支配掌握しているのがディンキーなら、
地上にて反撃の陣頭指揮を振るっているのが近衛警視警備1課長です

そしてその地上と上層階とを行き来しながら、特攻装警たちは死闘を繰り広げることになります。

第1章では肝心な本来の主人公で有るはずの(笑)グラウザーがちょいちょいと面白いところで姿を現します。

そして来訪者以後のシーンにていよいよグラウザーもその真価を問われることになります。

グラウザーがどう主人公たる真価を発揮するのか――それが後半の見どころとなるでしょう。

お話の多重構造故に、カットバック的な描写を使ってみたいのですが、あまりにも視点移動や時間移動を激しくすると、確実に読者がついてきません(泣)

このことはなろう版のグラウザーを造った時に『時間軸は一方向、シナリオは1本道』と決めています。(そうやったらやっとPVが上がり始めましたwww)

なろうでの小説公開は難しいです。^^;


さて特攻装警は未来の東京を舞台としていることもあり、
未来的ガジェットの最たるものとして『建築物』に主眼を据えて書いています。

第0章が『無人化コンテナヤード』
第1章が『洋上メガフロートエアポート』『超大型超高層ビル』
第2章が『首都圏型リニア交通網』と『洋上未来型密集スラム』
第3章で、それらの総決算――と言う構想で書いてきました。

それらの舞台装置の上で登場人物たちがどう動いてくれるのか――

書き手としても楽しみです。


ご覧いただき誠にありがとうございました。



[一言]
更新お疲れ様です。
久しぶりに感想書きますね。
タウゼント卿との思わぬ繋がりに感動しました。
言語が通じなくても人は分かり合える事、そして、理不尽に立ち向かう姿、読み進めれば進めるほどに感じられました。
また先が気になります。別のサイドもどうなっているのか楽しみにしてますね。
  • 投稿者: 天羽尤
  • 2018年 02月09日 22時37分
感想ありがとうございます

タウゼントは自分としては書きながらその背景を練り上げて作ったキャラです

はじめはおぼろげなイメージだったのですが、彼が動いて行くに従い、彼がこれまでに歩いてきた道が明確になっていき現在に至っています。

本当は一は単なるコメディリリーフのマスコット代わりだったんですが(苦笑)

あと一話、彼の活躍があります。
期待していてください。
[一言]
モリモリのサイバーパンクで冒頭から引き込まれました。
構成も重厚な感じを受けましたのでじっくりと楽しみたいと思います。
ありがとうございました。ツイッターからでした。
田中様

コメントありがとうございます

バリバリのSFサイバーパンクなのでお口に合うかが心配ですが^^;

自分としては登場する人物たちの内面までしっかりと描けたらと思っています。

[良い点]
決して読者を置いてきぼりにしない場面転換のテンポがイイですね。
最大三場面くらいの展開だったと思いますが、勉強になります。
[一言]
ちょっと心配不安な主人公?グラウザー。
君は立派になったよ……六人の兄姉の思いが詰まったボディーは伊達じゃないね!
  • 投稿者: 金時草
  • 2017年 12月31日 21時06分
第〇章での、兄弟たちの力不足
襲来する敵の圧倒的な力

それらをひっぱって第1章の流れが動き、

その中を漂うようにグラウザーがうろちょろ
そして、クライマックスでああなるわけです

実は設定上でも、特攻装警たちは代々技術資産を継承して成長しています

グラウザーに受け継がれたものを楽しんでいただけたら嬉しいですね

感想ありがとうございます
来年もよろしくお願いします
[良い点]
導入の構成がイイですね。
やや取っ付き難い(ことも無いとおもうけど)SF、冒頭から怒涛の説明文章! となっていない。
疾走感のある戦闘シーン、その中で要所要所に説明を忍び込ませている工夫は見習うべきと思いました。
[気になる点]
戦闘シーン、テンポが良いのですが、たまに四肢の左右について詳細に書き過ぎなのかな?と思います。
「ここで左アッパーから、そうそう銃を撃って……敵の反撃がこうで。あれ?さっきどっちの手で殴ったっけ?」
と、リアルなので読む側のイメージが追いつかない感覚を受けました。

ただ、リアリティーという面では文句の付けどころが無いです。
[一言]
0章読み終わったので、一旦感想を。
主人公登場前夜という雰囲気ですね。無機物のはずのアンドロイド達が兄弟の絆をもって、さらに警官としての矜持と己のプライドを掛けて悪に立ち向かう……そりゃぁ面白いよ

出てくる武器類も良いですね。オールドファッションな実体弾とエネルギー兵器、それにレールガンはプラズマ推進(?)リアルと空想が入り混じる感覚が近未来SFの醍醐味を堪能できます。

何かとセンチュリー君中心になりますが、私はアトラスさんが気に入りましたね。冷静沈着にして隠れた努力家、付いて回る規格の古さによる性能のハンデを努力でカバーするところは、並みの人間よりも人間ですね。

さぁ、第1章を読もう!
  • 投稿者: 金時草
  • 2017年 12月30日 09時03分
感想ありがとうございます!

第〇章は、
センチュリーが動なら
アトラスは静なんですよね

センチュリーは視点の中心ですが、
お話の要を差配してるのは実はアトラスと言う事実

いいコンビとして動いてくれてます

そこにディアリオ、エリオット、フィールが、要所要所で動いてくれる

エピソードゼロとしては自身を持って描き上げられました

[一言]
 こんばんは、中村尚裕です。

 総合評価1000ポイント突破おめでとうございます!

 第0章『ナイトバトル』を拝読しての感想になります。

 なるほど、『完全リアル志向の変身ヒーロー』というコンセプトをまさに体現しておられます。
 ――爽快感、カッコよさがまずありき。そしてその存在感をリアルな背景に描出することで説得力と深みを与えておいでです。

 その結果。
 熱く滾るバトル・アクションに、良質なスペース・オペラを思わせるカタルシス・全力感が漂います。
 その上で。
 理論武装にも抜かりなし。
 胸を躍らせる近未来技術の数々。
 警察機構や犯罪組織のディテール。
 地理や都市を照らし出す描写の数々。

 さらには、敵とディアリオが繰り出す奇策の数々にも心躍らされるものがあります。

 かと思えば、未成年犯罪にセンチュリーの抱く複雑な思いが絡んで人情味をも覗かせますね。その意味で警察ものとしての犯罪事情や世界観の深みを匂わせるのにも抜かりはありません。

 この上で敢えてご提案するならば。
 センチュリーの兄貴肌、これを描写で提示するチャンスがあります。
 第2話『アトラスとセンチュリー』、センチュリーが大黒埠ふ頭サーヴィス・エリアへ向かう途上に、こういうカットを挟んでみるのも一手かもしれません。


『よぉ兄ィ、聞いてるかい?』
 横浜ベイブリッジへ差し掛かるセンチュリーの体内回線、オープンのチャンネルへ呼び声が伝わる。
〔タカアキか〕
 応じるセンチュリーはタカアキの経歴を思い起こす。
 元非行少年、補導歴3回。センチュリーにはその3度目、大麻の密売現場を押さえた経緯がある。
〔どうした、また葉っぱでも撒いてるんじゃないだろうな?〕
 センチュリーは冗談半分で返してやる。
『あーないない、ホントない』
 応えるタカアキの声に邪気はない。
『目ぇ覚まさせてくれたセンチュリーの兄ィにはホント感謝してるからさ、誓って嘘はつかねぇよ。ただ――』
 タカアキのの声が、そこでにわかに硬さを帯びた。
『――ちょっと足洗わせてやりてぇヤツがいるんだ。手ぇ貸してもらえねぇかな?』
 センチュリーの声も正して居住まい。
〔急ぎか?〕
『まぁね』
〔よし、繋いでやるから話してみろ〕


 ここでタカアキ(仮)からスネイルドラゴン絡みの伏線が出てくると面白いかと。
 さらには大黒ふ頭の一戦でタカアキ(センチュリーへ一方的に協力していた者)が敵にマークされていた、ということにするとより盛り上がるかもしれません。
 ここでの狙いは、センチュリーが非行少年少女の面倒を多々みていること、そのことで少なからず恩義を感じている者がいること、さらにはそこから情報が上がってくること、これを説明でなく描写で提示することにあります。
 以上、ご提案でした。

 長くなりましたが、頑張って下さい。

 これからも楽しみにしています。
  • 投稿者: 中村尚裕
  • 40歳~49歳 男性
  • 2017年 12月04日 22時51分
中村様
ご感想ありがとうございます。

いろいろとたくさんお褒めいただき、感謝の極みであります!
一つ一つが自分自身でこだわって書いてきた物なので、気づいていただけて大変さいわいです。

それと、センチュリーと街の不良たちにまつわるワンシーン。

今まで気づきませんでしたが、
確かにその流れはありですよね。
折を見て改良しようと思います。

誠にありがとうございました。


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