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[良い点]
軍事には素人の自分にも大変わかり易く参考になります。
興味深く読ませて頂きました。
特に国防の意義について、誰もが考えるべき要点がしっかりと指摘されていると感じました。
[一言]
平和はありがたいものですね。
でもそれが軍備によって支えられているという悲しい現実を、現代日本人は決して無視してはならないことだと思います。
いつかはジョン・レノンのいうような世界になればいいと思いますが、相当先の話でしょうね。早くそうなる日が来るのを願ってますけど。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2013年 01月15日 12時40分
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ざるchin 様

お読み頂きありがとうございます。

平和は絶対永遠に必要です。
それを「タダ」と思っている方が非常に多いのが困ったものだなあ、と思うのです。
中立国の現実を見据えるといいかと思いますが、日本は周囲が海なのでスイスやスウェーデンの話をしても実感がないでしょうね。

ジョンは偉大な夢想家だったと思います。しかし、その夢は非現実的なものだけに、美しかったのだと思います。
確かに軍備のない世界、狭義では「核のない世界」は「夢想」でしょう。
しかし、だからと言って諦めるのでなく、その「夢」に近付く努力はしなければならないと思います。

これからもよろしくお願い申し上げます。
[良い点]
実例を挙げての分かりやすい解説。兵站にまで言及している。
[一言]
兵站の項まで読んで。

既読かもしれませんが、日本の第二次大戦中の兵站(輸送船)について「海上護衛戦」が詳しいですね。極論すれば、いざ始まってしまった戦争の目標とは、すなわち戦地・占領地までの兵站線を築き上げる作業であるとも言えます。

前線維持のための兵站(輸送船)。兵站のための海上護衛。海上護衛のためのちっぽけな戦力。そこを疎かにしたツケは、めぐりめぐって最終的に前線に回ってきます。ろくに護衛されなかった輸送船は米軍の潜水艦にことごとく沈められ、石油は払底し、兵站の切れた部隊は飢えて戦うこともままならない。苦い経験です。

また戦争では、(兵站も含めた概念として)攻撃の限界点(攻勢限界点)という観点もあります。戦史では「この時点で満足し、わざわざ前方に進出せず、守りに徹していれば勝てた」などという意外な仮定が時々取り上げられます。

言うなれば、攻めから守りに転じる勇気とでも言いましょうか。連勝を重ね、有頂天になっているときにこそ必要とされる「とにかくここを守りきれれば勝ちである」といった戦略の単純化とその決断も、なかなか表立っては評価されない、指揮官たちの立派な仕事であると考えます。
  • 投稿者: 青い鴉
  • 2013年 01月15日 09時12分
青い鴉 様

お読み頂きありがとうございます。

大井篤氏はご存じの通り、旧海軍で最も船団護衛を重んじ、大和と武蔵を「憎んだ」方ですから、あの本は海軍に対する恨みつらみが裏にある様な気もしますね。
イギリスばりの船団護衛を日本がやっていたら、とは後知恵ですが、多少は踏ん張れたのかも知れません。どんなに頑張っても探査装置開発がお寒い日本では「多少」ですが。

攻勢限界点の見極めは非常に難しいと思います。我々はその「瞬間」を当事者たちの証言などから探ることが出来ますから歴然と見えるのかも知れませんが、その瞬間、「引くのは今」と感じるのは天才肌の指揮官か稀代のギャンブラーでしょうw

確かに、「引き際」「攻め時」の判断力を研ぎ澄ますことが名指揮官への道なのかもしれませんね。

これからも、よろしくお願い申し上げます。
[良い点]
テンポがよく読みやすかったです
[一言]
兵站の項が有ったのでそこをまず先に読ませていただきました。・・・申し訳ないです。

最近「イラク戦争従軍記」を読んで、
「クウェート側にしか補給ルートを確保することが出来なかった米軍は、
ほんの僅かな期間だが進軍を止めざるを得なかった」
という事実を知りまして・・・

このエッセイでの解説を見ると軍隊というのが如何に多大な物資を消費するのかよく理解できました。
ベトナム戦争では一人殺傷するのに何万発もの小銃弾が必要だったと聞いたことはありましたが・・・

兵は拙速を尊ぶというのはこういった所からも来ているんでしょうか?
  • 投稿者: しえぶら
  • 18歳~22歳 男性
  • 2013年 01月15日 03時45分
Kihei 様

お読み頂きありがとうございます。
どうぞ、お好きなところからお読みください。

クウェートの事例、物資の集中を最大限注力する米軍らしいエピソードです。
ベトナムにしても、病的なまでに物資を集積し、お陰で彼らが撤退後のベトナムは武器弾薬ばかりでなく嗜好品に至るまで溢れ返っていたという話もあります。勿論、社会主義故にその恩恵はほんの一部しか受けなかった訳ですが。

兵は拙速を尊ぶ。孫子の言葉は全てとは言いませんが、実に含蓄のある言葉です。
まあ、量さえ確保すれば多少難のある武器や物資でも使える、と言う意味では米軍は頷くんじゃないでしょうかw

これからもよろしくお願い申し上げます。
[一言]
 最新話 兵站は勝利を決する のあとがきを読んでびっくりしました。ありがとうございます。

 兵站か。これを怠ったばかりに勝てる戦で負けたやつがどれだけいるんだろうなぁ。それこそ数えきれないほどかな。

 私が知っている中で一番最初に兵站の概念を理解していたと思われる国はローマ帝国かな。まぁローマ人は主食の小麦を本国以外に頼っていたので必然的に食料の大切さってのを肌で感じてたのかも知れないですね。
 鉄道と電信が兵站を大きく変えた。またローマになりますが。実はすでにあの時代に蒸気機関とまではいきませんが蒸気を使って動くオモチャがあったらしいです。それこそ本格的な試作蒸気機関は技術不足で爆発事故などが起きてなかなか開発が上手く行って無かったようですが。もしコレがモノになり、鉄道での輸送・兵站の革命、産業革命が起こっていたらと考えると、世界は、文明は、まるごと変わっていたのでしょうね。

 次回をゆっくり期待。
ベギンレイム様。

いえいえ、本の感謝の印にと。ご迷惑でなければよろしいのですが。

ローマ人の物語やロ-マ帝国盛衰記が好みの人間にとって、ローマと言う国は摩訶不思議な国ですね。
蒸気機関の話、私も聞いたことがあります。ただ、ローマが先に進み過ぎないで良かった面もありますがねw

 再び、よろしくお願い申し上げます。
[一言]
 悪党 楠木正成、マンガで少し存在を知ったくらいの知識ですが、なかなかおもしろい人物だと読んだ時思いました。
 武士階級ではない楠木正成が、その生き様の輝きから武士道の元となるとは…歴史とは不思議なものですね。

 そして、今ふと思ったんですが。なんで南北朝時代のことを授業でほとんどやらないんだろう。
 今もかはわかりませんが、私が学んでいた時の歴史の教科書、あるいは授業内容はいやに偏ってたように思う。だって私は戦国時代が始まるきっかけとも言える応仁の乱があったことは知っていても、なぜ起こってしまったのかを知らない。
 それと同じくらいに重要であろう、天皇が政治の主導権を取り戻すか、武士が再び天下を治めるのかの歴史の転換点が南北朝時代だと思うのに。なんでさっぱりやらないんだろうなぁ。不思議だ。

 次回もエッセイをゆっくり期待。
 ベギンレイムさん

 いつもありがとうございます。

 何故、南北朝を授業で取り上げないのか。
 天皇家の正統性に踏み込むとか、天皇家の「内紛」を表立たせるのはどうだとか、そんなことを言う方々もいますが、どうなんですかね。

 私は単純に、南北朝は複雑で分かり辛く、しかも戦前に「忠勇」とされた人物が多数登場するからだ、と理解しておりました。

 あと、全く関係のない一節をベギンレイム様に捧げさせて頂きました。

 これからもよろしくお願いします。
[一言]
楠木正成は同僚の新田義貞と違い武士階級の出身者でないので大軍を指揮できないから、ああいう最後になったのだと言う説がありますね。また戦前では忠臣とされた指揮官の新田義貞が突進しか知らない猪武者でしたし。

ずばり「楠木正成の不幸は新田義貞という無能極まりない指揮官を同僚に持った事だ。」というコラムを読んで納得した覚えがあります。
  • 投稿者: ジャラル
  • 男性
  • 2013年 01月13日 22時34分
ジャラル様

お読み頂きありがとうございます。
全く同意ですね。逆に言えば新田義貞は楠木正成がいたので美名を得ることが出来た、とも聞いたことがあります。
軍事的には楠木正成は智謀でしょうし、新田義貞は贔屓目に言って猛将、と言った所でしょう。
生まれが逆(正成が源姓)であったら、また、九州に楠木正成が行っていたら、南北朝は少し面白いことになったかもしれませんね。
今後もよろしくお願いします。
[良い点]
専門用語を羅列しながら、すらすらと頭に入る読みやすい文章です
無知な自分にもいろいろと勉強や参考にさせていただきました
1000ポイント目入れさせていただきました。もしかして何かありますでしょうか(笑)
[気になる点]
途中から特定地域の戦史記録みたいになっているので、それなら専門の本を読んだほうが良いのでは?と思ってしまいます
[一言]
作者さんにはなろうの水準を向上させる為に頑張って欲しいですね
高谷氷理 様
はじめまして。お読み頂きありがとうございます。
また、ご感想、お気に入り、ご評価頂き、感謝致します。

>もしかして何かありますでしょうか

差し上げたいですねw
今後、期日は未定ですがこのエッセイから「プロシア参謀本部」を分離しますので、その後で1話分、
高谷様のリクエストで何か書いてみたいと思いますがいかがでしょうか?
何か軍事で疑問などございましたら、えらそーで申し訳ありませんが、私なりの解釈で一文認めようか
と思いますので、リクエストDMでも頂けましたら幸いです。

そう、プロシア参謀本部を書き始めて、筆者の趣味耽溺が始まってしまい申し訳ございません。
専門書を読むほうが確かに時間の無駄を防げます。申し訳なく。
ただ、案外普墺戦争って人気がないので本物の専門書以外ないんですよね…

>なろうの水準を向上させる為に頑張って欲しいですね

そうですね、そんなオコガマシイことは出来かねますが、みなさん自分なりに得意なもので勝負することで
多少なりとも「何か」が生まれるのではないかな、などと思います。
確かに「ジャンル」に首を傾げる作品が多く見られ、それのお陰で素晴らしい作品が埋もれている現状があると思います。

そういう私も「エッセイ」ではなく、「戦記」に分類するものとなっている。
猛省しなくてはなりません。
「エッセイ」と「戦記」、並列して書いていこうと思います。
今しばらくお時間を頂きたいと思います。すみません。

これからも気長に見て頂けましたら幸いです。
ありがとうございました。


[気になる点]
誤字  プロシア参謀本部その34 普墺戦争/ギッチン(イチン)の戦い(中)
[オーストリア【歩兵】は馬を放って歩兵となり、駆け付けたザクセン騎兵たちと共にプロシア軍と戦いました。
]
 【歩兵】は《騎兵》ではないかと
[一言]
 うーぬ。どうにも専門書を読んでるような気分になってくる…。
 日本人にはあまり馴染みのないヨーロッパの地名だらけというのもあるだろうなぁ。こればっかは仕方ないが。

 戦記のほうを分離して、こちらでは引用するにとどめたほうがエッセイとしては統一感がでると思います。
 現状では冗長と言わざるをえないですね。

 次回をゆっくり期待。
ベギンレイム様
いつもありがとうございます。ご指摘の箇所は先程訂正させて頂きました。

分離の件、実は昨年末より悩んでいることでして、この普墺戦争部分、まだ三分の二が過ぎた辺り、です。先が長くご指摘通り既に戦記ですので、頃合いで分離しようかと考えておりました。
次の次、最大の山場のケーニヒグレーツの戦いでそうしようか、と考えます。
確かにそうすれば話の腰を折らずにエッセイも書けますし、交互に更新とかが可能になりますからね!
ありがとうございます。ゆっくり期待して頂けましたら幸いです。これからも宜しくお願い申し上げます。
[良い点]
とても新鮮で良い作品だと思います
[一言]
おそらく、ですがランチェスターの法則の第2法則が誤っているかと思います。
というのも、作者様の式
At =E√(Ao²-Bo²)
だとA軍がB軍より2倍の武器の質を有していた場合、戦闘前より戦闘後の方が人数が多い時がある、という矛盾が生じるからです。

例えば、Ao=5 Bo=3の時でかつA軍が2倍の質のある武器を持っていた場合

おそらく式は

At=2√ (5² - 3²)
 =2√ (25-9)
 =2√16
 =2×4
 =8

となり、Ao<Atという矛盾が生じます。
逆にE=1/2としても2人しか生き残れず、人数も多く武器の質も2倍なのに2人しか生き残れないのかという疑問が生じます。

私が考えるに、正しい式は
At =√(Ao²-EBo²)
だと思います。

これならば、おそらく先ほどの仮定に当てはめるならばおそらくE=1/2となり、式に入れると
At =√(5²-1/2×3²)
 =√(25-4.5)
 =√21.5 
となり、これは4.63690…
になります。

私の数学レベルも誇れるものではないので確信は持てないのですが、ご確認ください。
長々失礼しました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2012年 12月29日 13時07分
管理
爪切りばさみ様

お読み頂きありがとうございます。
また、丁寧なご指摘、誠にありがとうございます。

数学が全く不得手な人間である私は(と言いつつSFが好きであったりするのでトホホなのですが)、
すっかりネットの計算式を誤解して記載してしまっていました。

ご指摘通り、ランチェスターの第二法則でAtを得る式は、
At =√(Ao²-ExBo²)
となります。

よく考えれば分かる事(E=武器性能比はBに対してのみ乗算する筈なのに、間違った式ではAoにも影響してしまっている)なのに、全くお恥ずかしい限りです。

この後、本編の方を直させて頂きます。

この通り、全くシロウトが書いているシロモノですので、これからもバシバシご指導頂けましたら幸いです。ちゃっかりしていて申し訳ありません……

[一言]
失礼します。

ランチェスターの第二法則について

Ao×Ao-At×At =E(Bo×Bo-Bt×Bt)

の式を変形して、

At =E√(Ao×Ao-Bo×Bo)

となるのが分かりません。詳しく変形を教えてください。お願いします
シエスタ様

その後、「爪切りばさみ」様からのご指摘により筆者が大間違いをしており、シエスタ様の疑問はもっともだ、と言う事がようやく愚かな筆者にも理解出来ました。
偉そうに解説しようとした筆者をお許しください。
お詫びして本編も訂正させて頂きました。

なお、さいしょの返信を自戒のためにも正しい式にして置いておきます。ご了承ください。

シエスタ様

ご質問ありがとうございます。

ランチェスター第二法則は二乗の方程式です。
分かりやすくしようと、Ao×Ao-At×At =E(Bo×Bo-Bt×Bt) と記してしまいましたが、
実際は、Ao²-At² =E(Bo²-Bt²)と記すのが正解でしょうね。

ここから中一辺りに説明する言い方になります。気に障るようでしたら申し訳ありません。

二乗とは「同じ数を二回かける」訳で、二乗で得た数字の元、すなわち「同じ数」を求める場合、
ルート(√)「平方根」を使う事になります。平方根とは二乗の「逆」のことなのです。
例えば、2の二乗=2²は2x2、つまり4のことですが、この4の平方根が√4となります。
√4は=2となる訳ですよね。

ランチェスターの第二法則を、最初から全ての数字を晒し、その二乗数字の元は全て「2」のように整数となる数字を使って説明します。
簡単にするためEは1とします。

Ao=5、At=4、Bo=3、Bt=0

Ao²-At² =E(Bo²-Bt²)ですから

5²-4²=1x(3²-0²)

25-16=9-0
9=9

ではAt=4を求める式は?

二乗のAtxAtの「At」を求めるのですから、ニ乗の元の数字、つまり二乗の逆を求めることになるので「平方根」=√を使うのです。

At =√(Ao²-E xBo²)

4=√(5²-1x3²)
4=√16
4=4

お分りいただけたでしょうか?
筆者、数学が最低レベルでしたので、こんな説明しか出来ませんでした。ごめんなさい。

これからも、お読み頂けましたら幸いです。

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