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[良い点]
心理描写が細かく、復讐に至るまでの経緯が非常に丁寧に描かれていました。
終り方も納得でした。美しく、それでいて読者の心に深く訴えかけるような読後感のある作品は稀です。素晴らしい構成であると思います。
[気になる点]
良い点にて申し上げたことと矛盾しているかのように思われてしまうかもしれませんが、タイトルにある『復讐』が始まるまでが長すぎるような気がしました。この作品を読みに来る読者の大半は『復讐劇』や『成り上がり』など、悲劇的な生い立ちに対するカタルシスを求めています。
ある程度はどのように復讐していくのか、復讐の対象は組織であるのか人物であるのか、影を見せる程度でいいので冒頭で明示しておかないと、求めている要素が一向に始まらない状態が続いてしまいます。
『魔道士』の要素もまた同様です。ネモが登場してから一気に話が動き出しますが、それまでに『魔法』がどのような立ち位置の概念であるのか、大きく括るなら世界観の描写が足りていない様に感じます。
主人公の生い立ちからネモの登場までに物語の三分の一を割いてしまうのは物語を間延びさせているようで、ストーリーが群を抜いて美しいだけに非常にもったいないと思います。

技術的なお話になりますが、一文の中に接続詞の重複と誤用が多く見られ、必要以上の句読点の配置がテンポの悪さに拍車をかけています。
例を上げるならば、『プロローグ』の七段落目。

 そして、私は生きるため「に」、私を知る人のいないこの地「に」逃げるよう「に」移り住んだ。

声に出して音読すると、少しつっかかるのがお解りいただけるでしょうか?
句読点を削り、重複している「」の文字を修正すると──

 そして私は生きるために、私を知る人のいないこの地へと逃げるように移り住んだ。

と改めることができます。
僕のスタンス的には、原作者の文体も含めて一つの作品の個性である──と考えていますので、普段ならば口を出さないところです。しかし、何度も申し上げることになってしまいますが、ストーリーが美しいが故にもったいないと判断しての一意見としてご理解くださいますようお願いします。
[一言]
長文失礼しました。これからの執筆の一助となれば幸いです。素敵な時間をありがとうございました。
  • 投稿者: 鯰屋
  • 2019年 08月09日 16時53分
読んで頂き、感謝いたします!

「復讐が中々始まらなくて退屈」というご意見は、以前にも頂いたことがあります。

このお話は、主人公が復讐に至るまでの前置きを丁寧に描写することを意図した作品
……ではなく、次々と苦難が襲い掛かる様を「彼女はどうなってしまうのだろう?」とハラハラしながら読ませることを狙った作品でして、

復讐が中々始まらないと感じる → 読者が話に没頭していない → 狙いが失敗している

と捉えております。

ネモに出会うまでは、復讐が始まるまでの前置きではなく、本編のつもりで書いております。
起承転結の"承"は兄の暴力が始まった日であり、"起"の部分にある前置きは殆ど省略して本題に入ったつもりの展開でした。
故に、それを読者に前置きだと捉えられてしまった時点で、反省点だと思っています。
ただ、どうすればそこをもっと多くの読者さんに退屈させずに読んで頂けるようになるかは、答えが出ていません(汗)

タイトルから"復讐"の字をなくした方が良いのかとも考えますが、そもそも物語の前半をちゃんと楽しめていれば、そんなことどうでも良くなるのではないかとも思うのです。

この辺りは、自分で考えて答えを探すしかないと思っています。


誤用、句読点の指摘の方は、ごもっともだと思います。

この作品は、私自身では何度も読み返していますので、その過程で違和感を覚えていないことが問題ですね(苦笑)
もっと読書量を増やして学ばねばと思っています。

この度は、最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!
物語の方、少しでも楽しんで頂けたなら幸いです。
  • MST
  • 2019年 08月10日 03時24分
[良い点]
物語がテンポよく進むため読みやすくチェントの視点のみで書かれているため会話文が少なくてもスムーズに読むことが出来ました。
文の初めを数文字分開けられていてどこを読んでいたのか分からないという状況を避けられてるのは凄い工夫だと思いました。
チェントがネモに認めてもらいたくて訓練を頑張ったり魔王山に登ったのはいじらしく思えて凄く良かったです。
その後のネモの告白に近い所を読んだ時にはニヤニヤして読んでいました。
2人をくっつけたルンフェスにはありがとうと言いたいです。

[一言]
ネモまで読ませて頂きました。
他の方が凄い量の感想を送っているにもかかわらずこんな短くてすいません。
Twitterから失礼します。
  • 投稿者: チョコ
  • 2019年 08月08日 08時11分
ちょうど半分、折り返しまで読んで頂けたのですね! 感謝いたします!

言われてみれば、邪魔者のはずのルンフェスがいなければ、2人がくっつくまでもう少し時間がかかったかもですね(笑)
恋愛シーンの描写は、正直あまり自信が無いのですが、楽しんで頂けたのであれば、少し自信が持てます!

感想は残して頂けることがとても嬉しいものです。長さは関係ありません!
ありがとうございます!

もし、この先の展開に興味が続くようでありましたら、またお時間のある時にでも続きを読みに来ていただけると、大変嬉しく思います。
  • MST
  • 2019年 08月08日 23時36分
[良い点]
10話から最後まで読みました。その上での感想です。端的に言って楽しめました。面白かったです。
・嫌われる主人公:一人称主人公に必要なのは共感。これを維持しながら好感の持てない主人公を書ききったこと。
・登場人物のリアリティ:ステレオタイプなキャラクターではなく、その世界に生きる人物として主人公や周囲の人物を書いていた。
・楽しませようとするストーリー構成:回想に回想や夢を挟んでいたのは読みづらい反面、退屈させない構成だと思ったし、実際に退屈だった話は一つも無かった。
・文章:読みやすい文章。特に戦闘シーン。読みやすくしようという努力を感じられたのが良かった。
・ストーリーのアーキタイプと主人公のキャラクターの巧妙な組み合わせ:唐突な成長と変化が主人公のキャラクター性の強化およびテーマの一貫性に繋がっている。クズな主人公なのにご都合主義的に思える展開(シンデレラストーリー)は正直に言えば不協和音に感じられるが、むしろそれが主人公のクズさを際立たせて、同時に周囲の人物を不幸に陥れる物語を成立させている。罪の記録としても成立している。
[気になる点]
・日記形式:回想の中に回想があるのではなく、日記として回想をしていたのだと早い段階で分かっていれば、時系列で混乱することはなかったかもと思いました。
・1話ごとが長い:web小説の都合の話なんですが、一旦読み戻そうとすると1話あたりが長いと、読んだところに戻ってこれない時がありました。
・世界観描写が浅い:生活風景や文化レベル、魔法の立ち位置など分かると、もっと作品への理解が深まり、楽しく読めたと思います。また、全部が浅いわけではないので、取捨選択したのだと思います。主人公の心情の変化が物語の主軸の置かれているので、それに関係しそうな部分(例えば、食事、衛生、生活基盤にまつわるもの)の描写に手を込んでも良かったのかな、と個人的に感じたところです。
[一言]
この物語は「孤独・才能・敗北」だと思いました。
父親と同じ裏切り者となる妹と祖父への復讐に固執する兄の数奇な運命を綴った物語、楽しく読ませていただきました。

また、10話~最後までも2019/08/05の朝5:00に実況配信しました。
配信でのコメントありがとうございます。実はヴィレントを主人公に書こうと思ってた、というお話を伺えて、良い意味で驚きました。
参考になれば幸いです。
Twitchビデオ→https://www.twitch.tv/videos/462623462
配信ではどうもでした!

全編にわたって楽しんで頂けたということで、作者の意図としては成功したと言えます!
主人公の好き嫌いはハッキリ分かれるキャラですが、それでも物語を楽しんで頂くことの妨げになっていなければ、結果オーライですねw

世界観の描写は、単純に設定から掘り下げていないところと、決まっているけど描写しなかったところ、それぞれあるわけですが
生活基盤にまつわるものについては、仕草の端々に匂わせることができたかもですね。
生活環境はキャラの形成にも関わってくるところなので、キャラ作りに拘る身としては、この先の作品では蛇足にならない程度に詰めていければと思っています。

この度は、最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 08月08日 23時31分
[良い点]
9話「ネモ」まで読みました。最後まで読まなければならない作品だと思うので、ここでは半分まで読んだ時点で思ったことを書きます。もちろん最後まで読んだらまた感想を書きます。
・基本的な部分で読みやすい文章
・主人公が面白い:周りの人間がまともだから主人公のクズさが際立つ。しかし、主人公のクズさが良い意味で気になるキャラクターとして活かされていた。
・モノローグ:一人称の文として満足。こういう良いモノローグがあると最後まで読めるんだよなあ。
[気になる点]
・描写不足:外見・状況の描写が足りないと思います。これらの情報を出すのが遅い時があると感じました。
・ネモとの接近が急:自分を好きになった相手に触発されて好きだと錯覚したのかな? と思いました。主人公の若さによるものなんだと感じます。(配信中に作者様とチャットして解決済)
・回想の中に回想:この物語は2話以降から回想です。回想しながらもっと回想するので、時系列がわからなくなる瞬間がありました。特に8~15歳の期間は目まぐるしく作中時間が進むので、ここで回想を入れるのは少し冒険的に思いました。
・回想の書き方:地の文にもこれが回想だと思い出してしまう一文が挿入されるので、一人称小説だけど「回想の中の主人公(過去)」と「回想している主人公(現在)」が交互に現れ、読んでて戸惑ってしまう場面がありました。
・タイトルとの違和感:『Evil Revenger 復讐の女魔導士 ─兄妹はすれ違い、憎み合い、やがて殺し合う─』(2019/08/04時点)というタイトルですが、復讐はいつ始まるのか? と感じました。ただし、最後に復讐を果たす系のストーリーとしてのタイトルだということが、18話完結全文9万字という情報から読み取れますね。復讐譚だと勘違いしてしまったのは、あらすじの『そして、彼女は歪んだ。』がすなわち「復讐の女魔導士」に変貌してしまったことを表しているのだと早とちりしたせいだと思います。
[一言]
続き読みます! まだここまで読んだだけじゃ判断できない作品です。

また、「Vtuberが#RTしてくれた人の小説を読みにいく」に応募ありがとうございました。
2019/08/04の朝5:00に実況配信しました。
配信に来ていただいてありがとうございます。作者さんとお話しながら作品について理解を深められた経験はとても貴重で楽しい時間でした。

Twitchビデオに上がっている実況動画は約2週間視聴することができます。
参考になれば幸いです。
Twitchビデオ→https://www.twitch.tv/videos/462100476
丁寧で詳細な感想、感謝いたします!

全ての読者の不満に応えることは難しくとも、知るだけは全部知っておきたいと考えております故、気になる点を詳細に書いて頂けることはとても有難いです。

引き続き、少しでもお楽しみいただければと思っております!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 08月04日 09時37分
[良い点]
最初は序盤だけと思って読み始めましたが
一気に読み終わることができました

戦いの描写が素晴らしかったです
とても勉強になりました。

ストーリー構成がちゃんとしていて
続きが気になってしょうがありませんでした

とても面白かったです

[気になる点]

ネモとの訓練の描写が少ないような気がしました
あえて描かれなかったのかもですが
戦いの最中にいきなり魔法が使えたりするのは
ちょっと疑問点でした。
[一言]
ツイッターから来ました
燦〜aki〜です
最初だけ読ませていただくつもりでしたが
息もつかせぬスピード感とストーリーで
最後まで読むことになりました
かなり勉強になりました
ありがとうございました!
  • 投稿者: 春秋
  • 2019年 08月02日 06時03分
作者の目論見通りの読み方をして頂けております!
とても喜ばしいです!

ページを閉じられぬよう、続きが気になるよう、できる限り気を配った作品でゼしたので、そのように感じて頂けるととても嬉しいです

魔法の登場に関してはそうですね。
修業の成果は実戦までのお楽しみに! というノリでやったのですが、悪い意味のサプライズになってしまっているかもですね。
伏せるものとのバランスを考えたいものです。

この度は、最後まで読んで頂きどうもありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 08月02日 22時09分
[一言]
Twitterからきました。
最初に思っていたよりもスムーズに読むことができました。
一種の王道ファンタジーであり、とても読みやすかったです。
これからも頑張って下さい!
  • 投稿者: シクラメン
  • 2019年 08月01日 07時11分
少しでも楽しんで頂けたなら幸いです!
読んで頂きありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 08月02日 00時06分
[良い点]
復讐心に囚われた兄と妹は、それぞれの場所で同じような人生を送る。妹が兄に抱く感情と、兄が魔王に抱く感情がシンクロしていて、描かれていないもう一つの物語を同時に読んでいる感覚になりました。
  • 投稿者: 菊RIN
  • 2019年 07月28日 01時20分
本来なら共に魔王を恨むべきだった妹が、すれ違いから兄に恨みを向けてしまったというお話、楽しんで頂けましたでしょうか?

一人称で直接的な視野は狭い作品ですが、裏側まで想像して読んで頂けたというのは嬉しい限りです!

読んで頂き、どうもありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 07月28日 13時51分
[良い点]
Twitterから来ました。
人によって評価が極端に分かれる作品との事でしたが、私にとっては普通に面白かったです。『序盤だけ読んで続きは後で~』みたいな感じで読み始めたのですが、気が付けば最後まで読み終えてました。
[気になる点]
もう少し行間を開けると更に読み易くなるんじゃないかな?と思いました
[一言]
色々と勉強させてもらいました。
ありがとうございました。
  • 投稿者: リンネ
  • 2019年 07月25日 12時17分
興味を途切れさせないよう考えて構成したつもりの作品でしたので、気が付けば最後まで読み終えたと言って頂けることが凄く嬉しいです!

行間に監視してはWeb小説のルール、作法を覚えぬうちに気まぐれに空けても、統一の取れない文章になってしまうと思い、とりあえず「」の隙間だけ設定した感じですね。
次回作では、ちゃんと作法を学んで、整えられるようにしたいと思っています!

この度は、最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 07月28日 13時39分
[良い点]
依頼ありがとうございます☆チェントの波瀾万丈の半生がとても無情でチェントには是非幸せになって欲しいと思いました。なんといっても登場人物がリアルです。綺麗事抜きで人物描写が緻密に描かれてました。理想論に捉われず皆それぞれに感情があるのが良かった。ネモが読んだ中では好印象です。厳しい中に優しさがある。褒めたりはしないけど…。まあ、たまには褒めて欲しかったりするんですけど(^^;今の世の中に育ってきた若い子にはネモの厳しさに耐えきれなかったりするかも…。チェントは弱そうですが実は芯はとても強い、だから耐えられたんじゃないかと思いますね☆

[気になる点]
スキルドとシルフィもそれなりに見せ場はあったのですが出番が少ないかなと思いました。ネモの所まで読んだ感想なのでまた登場するかも知れませんね。
[一言]
楽しく読ませていただきました(^^)これからも展開を楽しみに読ませていただきますね♪
読んで頂き、感謝いたします!

生々しいキャラが好きで、そこに拘って書いた作品でしたので、そのように感じて頂けて嬉しいです!

スキルドとシルフィは、まだ出番がありますね!
(詳しいネタバレは避けますが)

またお時間のある時にでも、続きを読みに来ていただけると大変うれしく思います
この度は、感想頂きまして、どうもありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 07月22日 23時42分
[良い点]
話がしっかりまとまっており、面白かったです。普段、ファンタジーやバトルものは読まないのですが、チェントの幼くあまり考えていないような行動が無邪気で残酷に感じました。
最初から最後まで楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
[気になる点]
そして、など文の始まりで度々同じ言葉を使っている所があり、作者の意図なのか、偶然使ってしまっているのか気になりました。
  • 投稿者: 紅南瓜
  • 2019年 07月19日 16時58分
最後まで読んで頂けて嬉しいです!

チェントの言動は、あの環境で育てばこうなるだろう、という私なりに考えるリアルを描いたつもりでしたが、如何でしたでしょうか?
物語の方、少しでも楽しんで頂けたなら幸いです!

文章の稚拙さについては、つい最近別の方からも似たような指摘を受けたところですね(汗)
特に普段から純文学などに触れている方の目はごまかせないようです(笑)
私自身が、今の文章を自分で読み返して違和感を覚えていないことが、何より問題だと思っています。
少しずつでも改善していかねばと考えております。

この度は、読んで頂き、どうもありがとうございました!
  • MST
  • 2019年 07月20日 03時42分
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