感想一覧

王族・貴族のオフィシャルな付き合いが、興味深くて楽しめました。
普段からけっこう足繁く離宮に通っているフィリップにとっても重要なイベントなようで。
花束を贈るときの態度がかつてのアルヘルムと違うのは、むべなるかな。そりゃあ、「本命」に贈っているのですから、気合の入り方が違いますね。
周囲が「姉弟みたい」と考えてくれて幸いですね。
もっとも、テレサは息子の気持ちに感づいていて、やきもきしていたりするかも知れませんけれど。息子が義母になびくとか、私情としても家庭問題としても、心穏やかではいられないかも。
フィリップのこの経験が、いつか他所の令嬢との間で役に立ってくれることを願いたいです。

＞王妃懐妊と聞けば、その日から貴族達は子作りに励む。
なるほど、実に貴族らしい行動ですね。
王妃が男女どちらを生むか分かりませんから、貴族の側も、男女を、それも家の後継者とそのスペアの他にも揃えておきたいでしょうし、奥方は大変ですね。
マリア・テレジアやヴィクトリア女王のように多産に耐えられる人ばかりではないでしょうし、これは、第二夫人が普通に娶られるのも分かります。
当主は当主で、複数の奥さんの間で波風が立たない様に配慮しないといけないでしょうし、何とも大変なことでしょうか。

＞王子に見合う年頃の女児は五才くらい下まで考えられる
でも、そのお相手が決まっても、後から「降嫁」で誰かがやってくる場合もありますし、貴族令嬢の苦労の多さが察せられます。

メイドのトリオ、もしスマホが有ったら辛抱たまらずパシャパシャ撮影しそうな勢いで可笑しいです。
そろって「おねショタ」趣味かと思ったら、フィリップの女装まで想定されていますけれど、アメリアにもそういう絵を所望するのでしょうか。
印刷術が発達すれば、メイド発の薄い本が発行されるかも。

王様、複雑だろうなぁ〜。
きっと、張り合っていい花束をアデライーデに贈ると見た（笑）

料理全くダメなので陽子さん尊敬します！！子供さんたち尊敬してください！すごいですよ！陽子さん料理うまいですね！

さて、タクシスの母は王にどうやって説明するんでしょうね？
というか、それ以前にタクシスの母はこのことについて引き受けてくれるんでしょうかね？

タクシス様禿げそうですね。心労が絶えず…このまま発展すれば王弟殿下や王子達への縁談とか問題になりそうな事が増える一方なんですもの。
パワフルな女性陣に負けないように、男性達にも活躍して欲しいです。皆良い人なんですもの。職人さん達も皆さん素敵❤️

大変スッキリしたといいますか、ホッとしたといいますか。
これまでのアルヘルムの二人の妃に対する態度には危ういものが有りましたから、こうして痒い所に手が届く宰相がいることは、実にこの国にとっての僥倖であったかと。
今のままアルヘルムが恋愛感情を無意識に育てていると、王家の安定に揺らぎが生じそうですし、アデライーデが成人したらとんでもなく面倒なことになりそうでしょうか。アルヘルムが
「平等にしていれば、それでいいんだろう」
とばかりに、白い結婚を終わらるような真似をして陽子さんを困らせでもしたら、どうなることか。
常に帝国の目が光っていることも知らずに、強引にアプローチしようとしたら、バルクの繁栄の終焉まで有り得るのでは。

二人の会話からすると、アルヘルムとタクシスは義理の従兄弟になるのでしょうか。二人の気安い関係にも納得です。
その叔母上様が、アルヘルムにどう教育的指導を施すのか。陽子さんのスローライフとテレサの幸せと、そしてバルクの将来のためにも、成果が上がることを期待したいです。

体調を崩されたとのこと、もうご快復なさいましたか。
どうか、くれぐれもご自愛ください。

ガラスペンは順調に開発が進んでいるようですね。
ただでさえ今までにない製品を開発する上に、アデライーデは職人へのリスペクトがしっかり有って、試作品であっても良いものはちゃん賞賛してくれますから、職人としてもやり甲斐が有ることでしょうか。
そのアデライーデに対して新製品を台覧に供したら、好評をたまわった上、他の王族にも見てもらえることになるとは、光栄の至りといっそう仕事にも身が入るのでしょうね。
陽子さん、知らないうちにバルクを工芸大国の道へといざなっているのは、読んでいて楽しくなります。

で、今回の更なる見どころは、アルヘルムとテレサとの秘かな心理戦が想像されることでしょうか。
アルヘルムは、アデライーデ側にその気がないのに、どんどん距離を詰めようとしていますが、テレサの方は、そうはさせじと、目的を王族の務めとしての工芸品の確認に話を持っていったのではないか、と思えて。
これまで何度も描写されてきたように、テレサの内心の穏やかならざることをアルヘルムが知らず、気軽にアデライーデに接近するのですから、この際しっかり〆ておいた方が、これからのことを思うと安心でしょうか。
テレサとしては、フィリップがアデライーデを慕うのですら胸が痛むのですから、フィリップを連れていくだけでも、けっこうな歩み寄りと言っても良いのでは。
アルヘルムも、今少しテレサの気持ちに寄り添ってもらえればと。
もっとも、テレサ本人もアデライーデとの交流は楽しいでしょうから、今ではそのことの方が主目的かも知れませんけれど。

蔦屋さんのHPを拝見しました。
ガラスペンもペンレストもとても美しいですね。
ガラスペンが普及すれば、付随してペンレストも人気を呼ぶことでしょう。こちらはまたガラス職人ではない、別の職人たちの出番でしょうが、バルクの新たな名産品として、名を馳せることでしょうね。

話は違いますが、今頃カトリーヌはどうしていることやら。
否が応でもアデライーデの名声は帝国にも達するでしょうから、かの異母姉は、自分の悪評を自覚しているなら、さぞや悔しい思いをしていることでしょうか。

女性陣に振り回される工房見学が楽しみでしかたありません。新たなる品物もバンバン開発されそう。

天然陽子さん（笑）
夏になったら、カールやブランシェも一緒に来てくれるといいですよね。

アルヘルム様の恋慕を無自覚に華麗にスルーするアデライーデ様ww