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[良い点]
 この「ジークフリートとミュスカデの閑話」も素晴らしかったです!

 ジークフリートは前から好きなキャラだったんですけど、このエピソードを拝読して、ますます好きになりました!
 有能で高潔で努力もしていて、でも運命には選ばれなくて……なんだかもう、考えるだけで胸の奥にグッとくるものがある王子様ですね(涙)。

 それぞれのキャラの魅力を、ひとつのエピソードによって描き出すことが、作者様は本当に上手だな~と感心してしまいます。

「ジークフリート様が、ヨーハン先王陛下を慕っていらした」←そうだったんですね。うう……救われたような、より悲しくなってしまうような、そんな複雑な深い感情を覚えちゃいます。

「気難し屋の私が王となるより、弟が王となれば、熱狂的な歓声に国中が沸く」「ものごとの表しか知らされない民は、ジークフリート様をレオンハルト殿下のようには好まない」←こういう事って、歴史上ありますよね。
 ローマ帝国の2代皇帝(元首)のティベリウスは民衆から不人気で、3代皇帝のカリグラの即位は民衆から熱烈に歓迎されましたが、実際に帝国を安定・発展させたのはティベリウスのほうだという……。いえ、レオンハルトがカリグラのような暴君になるとは思いませんけど。

「法的な夫婦を装い、真実の夫婦は別に」という提案をするミュスカデと、それを拒絶するジークフリート――2人のどちらからも、その言葉から〝愛情と自制のせめぎ合い・深刻な葛藤〟が感じられて素敵です! 出した結論は異なっておりますが……。

「私の血は赤く、もはや魔力はない」「この舞台を恋人たちの悲劇と信じ、実のところは喜劇を一人、踊っていただけ」「結局のところ誰もが、弟レオンハルトを選ぶ」←ジークフリート……(涙)。
 今後 ジークフリートと他の人たち(特にレオンハルト)との関係がどうなっていくのか、とても気になります!
[一言]
 描写の一つ一つが素晴らしくて「青いビロードのケープには、月明かりと柱の陰とが落ちた」や「むき出しになった壁。そこには、くっきりとした色の違いが」など、映画のシーンを観ているような気持ちになりました。

 4章も楽しみです!
東郷しのぶ様

ご感想ありがとうございます。
浮かれ上がっちゃうような光栄なお言葉と、ジークフリートをお気に入りくださり、めちゃめちゃ嬉しいです!

>それぞれのキャラの魅力を、ひとつのエピソードによって描き出す

うわー!
本当に本当に嬉しいです!
登場人物を紋切型の人物にならないようにしたいと思いつつ、はっと気がつくと、そういった罠にはまってしまうことも多いので、ものすごく励まされました。

ヨーハンとジークフリートの父子関係について、言葉多くは書かず、想像していただけたらいいな、なんて生意気なことを考えておりまして。
なので、東郷さまのお心に深い感情が残ったとのこと、とても嬉しいです!

ティベリウスとカリグラ!
すごい名前がっ!
ローマ皇帝は、そのほか王様とはいろいろと別格の、やることなすこと、良くも悪くもスケールがデッカイですよね。
ティベリウスも晩年は暗愚そのものだったようですが、それはさておき、陰キャな為政者って、今も昔も、どこの国でも人気がないですよね……。
政策うんぬんより、陽気でカリスマ性のある人の方がわかりやすいためか、ぱっと人気が出やすい印象です。
現代ですと、一般教養レベルが昔より平均的に高いのと、情報を共有しやすいので、為政者への判断がもうすこし慎重だと思いますが……。

この閑話では、ラブストーリーを強めに意識したので、〝愛情と自制のせめぎ合い・深刻な葛藤〟という素敵なお言葉をいただき、めちゃめちゃ嬉しいです(´;ω;`)♡

描写にまで、温かなお言葉を本当にありがとうございます!
頭の中の妄想を文章にできたらいいな~とウンウンしているので、映画のシーンを観ているよう、と言っていただけて、嬉しくてたまりませんっ!

4章もおつきあいいただけましたら嬉しいです~!
どうぞよろしくお願いいたします。
[良い点]
マリー側の事情というか言い分が明かされる!

>だが、消えぬ遺恨となった理由は、それほど単純ではない。
>婚姻と出産で家を繁栄させるという、貴族令嬢の義務をわきまえていた。

大貴族の娘なら、政略結婚の道具として生きるのは、普通に決まっていたことだもんね。
リシュリューとはいえ、そこはちゃんと教育を受けている令嬢だし、確かにここまで拗れた理由は他にあるのかも。

>ヨーハンがマリーへと意に添わぬ苦痛を無理強いするなどと、マリーはちらとも考えたことはなかった。

私も似たような感覚ありましたよ~。
ヨーハンは心の優しい君主になるだろうと思ってました!
なので、マリーを娼婦代わりにあちこちに……というところが解せなかったんですよね~。

>決して曲げられぬトリトンへの恋慕を折らせ、とりつくろい、新たなる恋慕としてヨーハンへ捧げるよう強いた。

これには、愛以外の理由があると思うんですよ。
たとえば、ヨーハンがマリーのために同じ苦痛を味わったとかそんな感じの。

彼の生涯から考えると、その転機は『父殺し』だから、そこに至る過程でヨーハンは心を壊したのではないかな?
それが(理想国家のためだけじゃなくて)、なにかマリーに関わっていたのでは?
だから、自分の犠牲に見合う犠牲をマリーに求めた気がするんですよ~。

うーん、これは恋愛至上主義な女子視点?
いやいや、男なんてもんは意外と意気地なしだから、父を殺しを正当化するために「愛の正義」も理由に入れてた可能性あり笑!

で、私がこれほどしてやったのに、お前は分かってない……みたいな?いや、ちゃんとそういうこと話し合ってないんだろうなあと思うんですけどね。

ここでマリーの事情が明かされたとして、ヨーハン側の事情(父殺しや呪われた固有魔法)について知っているのは、もうヴィエルジュだけ。
彼はそれをマリーに語ってくれるんだろうか。この夫婦はいつか和解できるのかなあ。

私はトリトン様推しですが、人としてはヨーハンのほうが劣等感を含めて複雑な思惑を持つ分だけ魅力的です。
トリトン様は恵まれていたせいもあって、もっと単純に生きてきたと思いますね~。

と、空原様の作品を勝手に想像して語ってしまった笑!
本当に深い物語ですよ~。
ああ、一布様とヨーハンについて語りたい。
『魔女の恋』の読書会開きたいです。。。
  • 投稿者: 日置 槐
  • 2024年 08月12日 15時46分
日置 槐さま

ご感想ありがとうございます。
悪女マリーの弁明がようやくここで、かないました~。

いただいたご感想を拝読して、日置さまの中でヨーハンが生きている! というのが強く感じられて、ものっすごく嬉しいです!
たくさんの深いご高察を本当にありがとうございます!
ご覧いただく方それぞれのヨーハン(に限らずですが)がいたらいいなぁ、と図々しく思っていまして。
こうして日置さまのヨーハン像を教えていただけること、たまらなく幸せです!

加えて、トリトンを贔屓していただいて、めっちゃくちゃ嬉しいです~!
己の信念をつらぬき、エノシガイオスの男としてシンプルに生きた人で、最期も武人の剣によって迎えましたし、悔いはなさそうですよね。


読書会!!!!!
もし実現するのであれば、なんって光栄すぎる会なのか~~~~~!
私も傍聴人として参加したい!

学生だったころ、当時全盛期だったSNS、mixiのオフ会で、ラディゲの「肉体の悪魔」座談会に参加したことを思い出しました。
オフ会参加者の皆様、めっちゃ教養高くて、仏文学にお詳しいことはもちろん、歴史についても造詣が深く、ラディゲとコクトー、ピカソ等のつながりすら知らなかった私は、まったく討論に加われませんでした。
しかしながら、皆様お優しく、またオフ会参加者の最年少だったこともあり、いろいろていねいに教えていただいたり……いい思い出です。

日置さま、フランス語を専攻なされて、なにより英文学を学ばれていらっしゃるということなので、そういった読書会の雰囲気というのは、大学のゼミなどでもご経験があるのでしょうね。
いいなあ~。素敵……!

日置さまの教養が深く、そしてまた想像力が豊かでいらっしゃるからこそ、今作を実際以上に深い物語へと昇華してくださっているのだと思います。

これまでにいただいたご感想にて、はっと気がつくことだったり、自作と改めて向き直るようなことが多々あります。
いつも丁寧に今作とおつきあいくださり、温かなご感想を本当にありがとうございます!!!
[一言]
狂気で幸せな妄想(?)の中にいたマリーが、正気を取り戻した・・・といっていいのでしょうか。

驚くほど残虐で非道な行為をしたメリケルテス。その結果である遺体を見て、「悪魔の所業」とまで言いながら、犯人(というのだろうか)がメリケルテスと知ると、「殺さないで」と言ったマリー。

もちろんそこには、一番自分と触れ合った我が子への情があるでしょう。
でもどこか、トリトンの首を抱えるのと同じ、愛する者に対する狂気もあるような。たとえ誰がどんなに不幸になっても、愛する者と幸せであればいい、みたいな。

・・・どうも、ヨーハンに感情移入したせいか、マリーに対しては否定的な気分になりますね(笑

そして、レオンハルトの決断。
これは、争いを止め、怒りや憎しみを忘れようという判断からか。
150年後に、彼は愚王と語られているようですが・・・

  • 投稿者: 一布
  • 2024年 08月07日 21時33分
一布さま

ご感想ありがとうございます。
マリー、陶酔感からは抜け出したようです。

話数を重ねた今でも、ヨーハンを労わってくださり、ありがとうございます~!

>たとえ誰がどんなに不幸になっても、愛する者と幸せであればいい

マリーの女として、母としての心理をずばっと見抜いてくださって……!
我が子を守りたい、とか、世界中の誰が敵になっても、自分だけは我が子の味方といった、利己的な母親としての心の働きを、表に出せたらいいな、と思っていたので嬉しいです。

そして、レオンハルトが後世、愚王と呼ばれることまで覚えていてくださってありがとうございます~!
嬉しいです!
なかなか150年後にたどりつけず……。
あちこちにとっちらかった伏線を忘れないようにしなければ!

この長い話におつきあいくださり、これまでの登場人物について色々と覚えていてくださって、本当にありがとうございます。
すごく励みになります~!
[良い点]
第3章すべて拝読しました。
本当は途中で感想書こうと思ったのですが、もう止まらなかったです。
圧倒的な物語に、すっかりのめり込んでしまいました。
どうしたらこんなすごいお話を書けるのでしょうか。
異世界での恋愛、ヒューマンドラマでありながら、歴史物のような重厚さを感じています。
情景や人物がみな目に浮かぶようで、映画を観ているような気分でしたが、そのうち演劇を観ているような臨場感になってきました。

最初のほうでは、リシュリュー侯爵領の美しい港町の光景が目に浮かぶように描写されていて、素敵ですね。
トライデントの戦いのあとのシーン、レオンハルトの紫紺色の血 、赤い血の流れる川との対比や戦場の雰囲気が印象的でした。
ナタリーは汚れれば汚れるほど美しさが際立つような強さが感じられますね。
それに対して、レオンハルトの繊細さや優しさは戦場や王族としてはいろいろ不利な気がします。
あまり力もないように思っていましたが、仔獅子で生まれたという話にびっくりしました。
こうしたことから固有魔法が「変化」かと思われたんですね。

ナタリーとレオンハルトの二人での一夜も印象に残っています。
会話がそれらしくて二人の関係に歳月の重みと深みがありますね。
こうして結ばれたことで、「魔物の巣窟」に否応なく入り込んでしまっている二人……頑張ってほしいものです。

ジークフリートとレオンハルトの兄弟が好きです。
兄を慕い、役に立ちたいと思っているレオンハルトに対して、ジークフリートも弟の性質を見極めて気遣っている感じがあって、いいなあと思います。
それにしても、ジークフリートの言動がすべて格好いいですね。

上級顧問たる建国の七忠、揃ったところで、それぞれのキャラクターも濃いですね。
ヴィエルジュの語りで、大変な事実がレオンハルトに伝わっていますが、彼は本当にレオンハルトやジークフリートの味方なのか分からないところがありますね。
あと「赤碧玉の指輪から錫の杯へと、白い粉がサラサラと降り注がれた」ところで、女扈従大丈夫なのかとずっと心配していました。
それにしても出てくる人物みんな一筋縄ではいかない人物で、裏と表があって、あるときはいい人であるときは悪い人のような、物語の人物ではなく、歴史の人物のような立体感、生きて考え振る舞う実在する感じがあって、すごいなあと思います。
前に感想欄に書いたヴリリエール蛇公爵の怪しげで狡猾な感じも、父娘の会話を覗いたら、この人たちも一生懸命なんだなあと良い面が見えてきたり。
マリーとトリトンの恋についても、様々な見かたがあったり。
そして、王のヨーハンは暗愚と言われてきたのに、ある意味先見の明があったように思われますね。
彼の最期は本当に壮絶で、息をするのも忘れてしまうくらいお話に圧倒されました!

フランクベルトの王たる証の王冠と聖剣を手にしてしまったレオンハルト、やはり王になるのですね。
ジークフリートとミュスカデ、レオンハルトとナタリーのそれぞれにとって、切ないことに……。
いっそ、ミュスカデの言うように「真実の夫婦は別に」できたらいいのに、と思いました。
第三章では本当に複雑でたくさんの、すごい人間ドラマを見せていただきました。
それに謎がいろいろで、「これは伏線では?」「ここ何だか引っかかる」「これどういうことかな」といろいろ考えながら読んで、「おおっ!」となることもいくつか出てきて、楽しんでいます。
また、美しくて品格のある文章が雰囲気をより深く味わえる感じがしています。
最初に書いた風景のこともそうですが、服装や刺繍など身の回りの品まで高級な感じが美しく描写されていて、上流階級の雰囲気も伝わってきました。
何となくナタリー成分(?)がこのところ足りない気がするので、第4章での登場を楽しみにしています。
また、ゆっくり続きを読ませていただきますね。
石江京子さま

ご感想ありがとうございます。
わー!
めちゃめちゃ長い第3章すべてを……(´;ω;`)!!!!
ありがとうございます!
いただいたお言葉のすべて、本当に嬉しくて嬉しくて、幸せでたまらないです!
エピソードやキャラクターなど、ひとつひとつていねいに取り上げてお言葉を尽くしてくださり、石江さまの優しさに感動しております……!

映画から演劇へ……!
映画も大好きですし、独身の頃は少ないお給料をどうにかやりくりしつつ、舞台に通ったり、演劇も大好きなので、今作へ石江さまがそのようなイメージを抱いてくださって、ものすごく嬉しいです!

石江さまが想像してくださった情景や人物の様子がとても素敵で、石江さまの想像力の豊かさが今作をグレードアップしてくださったように思います。
石江さまがもともとお持ちの、たくさんの美しい光景やイメージが、すばらしいからこそ、今作へ、素敵なイメージをしていただけたんだろうなぁと……。

レオンハルトにナタリー、ジークフリート、ヨーハンなどなど、その他各キャラクターについて、書きたかったイメージを汲んでいただいて嬉しいです!

>ナタリーは汚れれば汚れるほど美しさが際立つ

なるほど! と改めて気がつく心地です。
ぼんやりとしたイメージだったのが、お言葉をいただくことで明確になりました。
ありがとうございます。

>あるときはいい人であるときは悪い人のような

嬉しくてたまらないです……!
そんなふうに書きたいな、書けたらいいな、と思っていました。
立体感と言っていただけて、本当に嬉しい……(´;ω;`)
まさかのヴリリエール父娘までお気に留めていただきまして。
以前にも父公爵について、ご感想をいただいたときにも、『あやしい』という書きたかったイメージを汲み取ってくださり、そして今回、彼らを『一生懸命』というように、温かいまなざしで見てくださって、、、
嬉しいですー!

ヨーハンの最期、圧倒されたとのお言葉、本当にありがとうございます。
ひとりよがりなヨーハンの悲劇を書くのに、しらけた安っぽい雰囲気で終わらないか、ドキドキしていましたので、そう言っていただけて、すこく嬉しいです!

>上流階級の雰囲気

ありがとうございます!
コスチュームドラマが好きで、あのきらびやかな感じをちょっとでいいから、文章にできたらいいな、と思っていました。
わー、嬉しい……!

今作の文章は(とくに百五十年前設定のとき)、鼻につくような、気取った感じだったり、だらだらと冗長だったり。
読みにくいだろうなぁ、web小説には向いていないよなぁ、と思いつつも、時代感(?)を出したくて強行していましたので、『美しくて品格のある』とのお言葉、めちゃめちゃ嬉しいです……!
ありがとうございます!

すっかり長くなってしまってすみません。
第4章はナタリー祭りです〜。
石江さまのペースでおつきあいいただけますと幸いです。

ものすご文字数の第3章最後までおつきあいくださり、ていねいなご感想を本当にありがとうございます!
めっちゃめちゃ励みになりました!!!
[良い点]
マリーが!! マリーが蘇った!

>芥子の希釈汁

アヘンかー。麻薬を使ってたんだね。
この感じだと、ヴィエルジュの指示だね。
妹の心の崩壊を防ぐためにかなあ。
本当に狂った訳じゃなくて、ラリってたんだあ。

> 人間が人間を相手に、ここまで残酷になれるのか。

本当にケリケリテス、まずいね。
戦場を知るまでひ弱だったとか言われてたし、トライデントの陥落で魔女を捕らえるって決意は正々堂々としたものだったのに。

どうしてこんなに暴走してるんだろう。
うーむ、これも血族婚の狂気か!?
まさか、偉大な父トリトンがいたときは萎縮してただけで、実はタガが外れたこれが本性!?

トゥーニスの強襲は、若者たちがやっちゃった感あったから、なんか悪い仲間に入ったお坊ちゃんがいきがってるようなイメージあります。

導いてくれる大人が不在なんじゃ!?
祖父のエノシガイオス公はどう思ってるんだろう。
こんなやり方、「よくやった」と言うんだろうか。

うー、ネリケリテスを怒ったとしたら、なんかこの人も輩らに煽られた孫に殺されそうな気がする。
エノシガイオスの内部がどうなっているのか、すごく気になります。
親父殿、本当にうまく取り計らってくれるんだろうか。

それにしても、棺はトリトンのじゃなかったのね笑。

マリーが正気になったら、そこまで愚かってわけでもなさそう。見直した! (←上から目線意見だ笑)
こういう自然体で生きていれば、もっと幸せな人生あったかもしれないのに。
残念だね。
  • 投稿者: 日置 槐
  • 2024年 08月02日 03時49分
日置 槐さま

ご感想ありがとうございます。
そうなんです、ラリっていました。
依存性高いのに、大丈夫なのだろうか。


>お坊ちゃんがいきがってる

見抜かれている……!
すごい!
いつも鋭く、そしてていねいにキャラクターを見てくださり、ありがとうございます。

棺についても、巨大な箱という言葉から推測してくださって。
すごい〜見抜いてくださってる〜! と、嬉しくなりました。

マリー、見直していただけた♡
嬉しいですー!
[一言]
様々なおどろおどろしさを練り込んでいるのに美しい語り口はゾクッ!といたします。
  • 投稿者: 四宮楓
  • 2024年 08月01日 16時51分
四宮楓さま

ご感想ありがとうございます。
苦手な方も多いだろうなあというシーンをご覧くださり、「美しい語り口」と評してくださってありがとうございます~!
とっても嬉しいです!
励みになります~。
[良い点]
 すごい! すごすぎる物語ですね。3章の続きを、あとチョット……と考えていたら、夢中になって、この回まで拝読してしまいました。

 とにかくヨーハンの存在、生きざまが圧倒的で……もう、めちゃめちゃ好きなキャラになりました。
 トリトンもマリーも、建国の七忠もその家族も、他の登場人物たちも、それぞれ魅力的で、彼らの情熱と思惑が絡み合っていく展開に、ひたすらドキドキいたしました。皆、容易に「善人」「悪人」「賢者」「愚人」「加害者」「被害者」といった風にカテゴライズできない、厚みをもった〝まさに、生きている人たち〟だと、強く感じます。

 これは自分が勝手に抱いた印象なんですが、トリトンとマリーは「古代の人」、建国の七忠は「中世の人」、ヨーハンとジークフリートは「近代の人」的な思考と感性を有していて、その差異が〝悲劇の不可避性〟を生み出してしまったような気がします(もちろん「古代」「中世」「近代」に優劣は無いという前提で)。
 レオンハルトは、まだ古代でも中世でも近代でも無くて……これから成長していくのかな? でも、彼には「第十一代フランクベルト王レオンハルト二世」になる運命が待っているんですよね……。

 3章、とっても面白かったです! ヨーハンとマリーとトリトンの三角関係も、すごく良くて……ギリシャ悲劇やシェイクスピア劇を観賞している気持ちになりました。拝読しつつ「ヨーハン~!!!」と何度も叫んでしまいました。
 物語の続きがどうなるのか、楽しみです!
東郷しのぶ様

ご感想ありがとうございます。
文字数の多い第3章、最後までおつきあいくださって……!

そして!
ものっすごく素敵なお言葉の数々、嬉しくてたまらないです!
初めて拝読したときには、熟練の釣り人風なおじさま方に囲まれた釣り場で(昨日は猛暑に耐えつつ釣りをしていて、ときどきスマホを取り出していました)思わず泣いてしまいました!
完全に変な人でしたが、みんな釣果しか気にしていないのでセーフ。


>情熱と思惑が絡み合っていく展開
>「善人」「悪人」「賢者」「愚人」「加害者」「被害者」といった風にカテゴライズできない、厚みをもった〝まさに、生きている人たち〟

そんなふうに書けたらどんなにいいだろう、というような。
ひそかに理想として掲げていたことへ、東郷さまから素敵なお言葉をいただき、本当に本当に嬉しいです!

「古代」「中世」「近代」の思考と感性、というご指摘に、なるほど、とうなずきました。
自分の中で、なんとなく、という漠然としたイメージ分けでしかなかったことに、ものすごくしっくりときました。
時代ごとに主流となったり、求められる思想、価値観は違いますよね。
東郷さまのおっしゃるとおり、優劣があるわけではなくて、時代に即するのはどれ、ということだったり、差異による不理解だったり。
なるほど! と、あらためて自作と向き直ることができました。
となれば、今後の展開でこの要素をいれよう、という気づきもまたいただきました!
本当にありがとうございます……!

ギリシャ悲劇にシェイクスピア劇!!!!!!
わぁあああああああああああ(´;ω;`)
至高の古典文芸、世界の超絶教養文芸の名が……っ!

お恥ずかしながら教養がないので、きちんと文学を学ぶのではなく、「こどものためのギリシャ神話」とか「こどものためのシェイクスピア」のような、意訳された簡易版だったり、アレンジが入りまくったコスチュームドラマで触れたことがあるなあ、という無学な身ではあるのですが……。
それでも、文芸作品のすばらしさの一端しか知らない身であっても、その壮大さ、浪漫についてはもう、ひたすら圧倒されるばかりなので、

>ギリシャ悲劇やシェイクスピア劇を観賞している気持ち

とのお言葉に、昇天してしまうような幸福感でいっぱいです!!!!
それも教養高い東郷さまから、そう言っていただけるなんて……(´;ω;`)
ありがとうございます。

続きが楽しみと言っていただけることも含め、とっても励みになりました。
ありがとうございます!
[一言]
感想返信の返信、マナー違反ですみません…

全然そんなこと思ってません! どうぞお気になさらず……
というか、アルマークは脇道にそれまくった物語です! 大丈夫です!! そして、私はそれが面白いと思う人間ですので…!
中にはやっぱり「他のキャラはどうでもいいから、さっさと結論を出せ」的な感想を送ってくる人もいるんですが、そういう方とは感性が合わないんだろうなあと思っております。何が面白いと感じるのかは人それぞれですので…
そして、私の感性はニールのエピソードにびびびっときて、すごく素敵だなあと思ったのです。

ということをお伝えしておこうと……お目汚し失礼しました。

やまだのぼる様

きゃー!!
すごく、すごくていねいな、お心づくしのメッセージをありがとうございます!
お忙しい中、距離感間違えた面倒な私の返信にフォローをくださいまして……なんてお優しい(´;ω;`)

返信の返信、マナー違反なのですか……気をつけなくては……!
とはいえ、このたびやまだ様からこうしてていねいにメッセージをいただきましたこと、ものすごく、ものすごくありがたいです!
重ねてニールに言及もいただきまして、本当にありがとうございます!

アルマークは少年少女の成長物語としても、ミステリ要素のあるファンタジーとしても、確固とした世界観の築かれた架空歴史物語・戦記としても。
どんな角度から見てもおもしろいですから、その中で謎解きを重視される読者さんは、もしかしたら、早く結末を知りたくなってしまうのかもしれないですね。
とはいえ、結末がわかったらわかったで、今度は、結末わかって安心したから、登場人物たちの詳しいエピソードもっと読ませて! ってリクエストがきそうですけど……。

アルマークが脇道にそれまくった……さまざまなキャラクターのエピソードについて、ぜんぶ必要な描写で、それらが終結していくような印象があるので、脇道にそれたという印象はなかったです~。
いろんなキャラクターのいろいろな面が見えるたび、「あっ。この子、こういう子だったんだ!」とワクワクします!

だんだん返信ではなく、アルマークの感想になってきている……!

話がずれまくってしまいましたが、あらためまして、細やかなお心遣い、本当にありがとうございます!
[良い点]
>しかし、レオンハルトが内容を理解できたと感じたのは、これくらいだ。

おい。レオンよ。兄ちゃんの説明をちゃんと聞いておいてくれ~。
フィーリプを側に置いておくメリットについては、私も疑問なのでジーク様の意図を知りたかったのに~。

>「王とは慈悲深く、寛大であらねばな」

これが100%の理由なわけないよ、ジーク様だもん。
フィーリプにはなんか捨て駒として利用できる価値があるはず!そのために飼っているいるんだよ~。

そして、その必要が出たら、ジーク様は自分が泥をかぶってレオンのためにフィーリプを切る!
そういう人なんだよ~、ジーク様は!

レオン、あんまりジーク様に頼りすぎないでね~。
彼だって自分を王として認めなかった国に仕えることに葛藤があると思うし、折り合いをつけるところが多いはず!
申し訳ないと思うだけじゃ、ジーク様におんぶだっこ!
赤ちゃんじゃないんだからさっ。

さあ。さっさとジーク様とミュスカデとの結婚を命令しちゃえ!
ジーク様には彼女の支えが必要なんじゃーーーー!
[気になる点]
>レオンハルトはナタリーのローブの中へと頭をひっこめ
>レオンハルトはナタリーのメダルにじゃれつくふりをして

都合が悪くなるとモフモフ攻撃で逃げる!
レオン、典型的な男だね。まったくもうっ!
[一言]
>氷のように冷たい声

誰だろう?

>それから。

ということは、新しい人物かな?
まだ出てきていいない王室関係者は、ギュンターの父か母で先々代親愛王の庶子(たぶん愛妾ジゼルの子)?
側室じゃない者の子は王族に認められないのかな。

「魔女の恋」本当にどきどきわくわくです。
今回も更新ありがとうございます!
  • 投稿者: 日置 槐
  • 2024年 07月21日 18時06分
日置 槐さま

ご感想ありがとうございます。
ジークフリートにお気遣いくださいまして、本当にありがとうございますー!
しかしレオンハルトはなかなかジークフリート離れができなさそう。
ジークフリート、心の安寧のためにも、早く結婚させてやりたいです。
いつになるやら。

典型的な男、レオンハルト。
ナタリーはころっと騙されてくれますから、とくに工夫もなく、同じ手を使い続けるかと思います。

どきどきわくわくと言っていただけて、本当に本当に嬉しいです!!
ありがとうございます(´;ω;`)♡
子どもたちの夏休みに入ったので、更新速度が落ちてしまうかもしれないんですが、必ず完結させますので、おつきあいいただけますと幸いです!
[良い点]
二人の逢瀬、ゆったりと時間が流れているようで素敵ですね。
>「王とは慈悲深く、寛大であらねばな」
 不満そうなレオンハルトの肩をたたき、ジークフリートは言った。
「人を信頼しない王は、誰からも信頼されぬ」
 レオンハルトはナタリーのメダルにじゃれつくふりをして、兄の言葉を反芻した。
今回のニマニマしちゃうポイント( *´艸`)すみません、そういうお話ではないと分かっているのですが、レオンハルトとジークフリート様のやり取りがすごく好きです。
子獅子のレオンハルト、小さくてふわふわの体…!やっぱり可愛い…!
ありがとうございます(*´︶`*)
  • 投稿者: 退会済み
  • 2024年 07月21日 14時19分
管理
七海いと様

ご感想ありがとうございます。

>ゆったりと時間が流れているよう

レオンハルトもナタリーも、ふたりきりの時間のときは気を抜いている、という雰囲気を出したいなあと思っていました。
そのあたりを汲んでいただき、ものすごく嬉しいです!

そして、いえいえ、いと様がお気にかけてくださったとおり、そういうお話です!
兄弟愛だとか父子、母子といった親子関係、主従関係だとか、男同士&女同士の友情だとか。
恋愛関係を含めた人と人の関係を描きたいと思って、今作を書いております。

ブロマンスやロマンシスといった関係がすごく好きなので、いと様にジークフリートとレオンハルト兄弟のやり取りを気に入っていただけて、めっちゃ嬉しいです~!
ふわふわなレオンハルトも可愛がってくださり、ありがとうございます!
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