感想一覧
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[良い点]
全話読了致しました。
キャラが増えて賑やかになり、日常感ある描写も多かったので総じて前作より「楽しい」作品になっているかと思います。
すごく好きだったのが瀧上凱樹のキャラです。
非常に思い込みが激しく自分が気に入らない者は悪扱いという、独善的すぎるとんでもない性格が逆に見てて爽快でした。
本音を言うと先にこういうキャラをやられていたのが悔しいくらいですw
最終決戦も前作ラスボスだった古我知と共闘という王道で熱い展開であり、決着の付け方や付ける理由もブレを感じさせないものでした。
[気になる点]
欲を言えば凱樹は敵対が決定的となった戦闘開始後だけではなく、日常描写の時点からやばい部分を見せて欲しかったなと思いました。
それと、変身後の「戦闘」が茂戦と凱樹戦だけだったので変身モノとしては少々物足りない気がしました。
テーマと世界観上仕方のない部分もありますが、個人的な意見としては一般怪人のような話の根底に関わらない小規模な戦闘が欲しかったです。
[一言]
二作目も読ませて頂きました!
一度事件を解決した後の続編という事で、前作以上にキャラ達に感情移入しやすくなり、愛着も湧いてきます。
もう一作品彼らの活躍を見れるのが嬉しいです。
重殻の方も楽しませて頂きます!
全話読了致しました。
キャラが増えて賑やかになり、日常感ある描写も多かったので総じて前作より「楽しい」作品になっているかと思います。
すごく好きだったのが瀧上凱樹のキャラです。
非常に思い込みが激しく自分が気に入らない者は悪扱いという、独善的すぎるとんでもない性格が逆に見てて爽快でした。
本音を言うと先にこういうキャラをやられていたのが悔しいくらいですw
最終決戦も前作ラスボスだった古我知と共闘という王道で熱い展開であり、決着の付け方や付ける理由もブレを感じさせないものでした。
[気になる点]
欲を言えば凱樹は敵対が決定的となった戦闘開始後だけではなく、日常描写の時点からやばい部分を見せて欲しかったなと思いました。
それと、変身後の「戦闘」が茂戦と凱樹戦だけだったので変身モノとしては少々物足りない気がしました。
テーマと世界観上仕方のない部分もありますが、個人的な意見としては一般怪人のような話の根底に関わらない小規模な戦闘が欲しかったです。
[一言]
二作目も読ませて頂きました!
一度事件を解決した後の続編という事で、前作以上にキャラ達に感情移入しやすくなり、愛着も湧いてきます。
もう一作品彼らの活躍を見れるのが嬉しいです。
重殻の方も楽しませて頂きます!
- 投稿者: 退会済み
- 2018年 11月19日 22時50分
管理
感想ありがとうございます! おぉ……100話以上もある本作を読破して頂き、誠にありがとうございます。前半は日常回多め、後半はバトル全振りの構成で書かせて頂きました。
凱樹については、拙作の中でも類を見ない程イっちゃってるキャラとして書かせて頂いたのですが、お気に召したようで何よりです。前作ラスボスの古我知が比較的まともというか、分別がある方だったのでああなりました。次回のラスボスは、イかれてると自覚した上で淡々と我が道を往く厄介な奴になりますよ(^^;
本作は変身ヒーローものというよりは、少年漫画の文脈を意識したノリで進めておりました。古我知との共闘もそうですし、次回作でもそういうところを出していく予定です。
ただ確かに、凱樹の狂気は出す場面がかなり後になってしまったように思います。嵐の前の日常回、を押し出し過ぎた感がありますし、今度似たようなシチュになった時は気をつけなくてはなりませんね。ご指摘ありがとうございます!
変身後の戦闘が全体的に少なめなのは、戦闘行為は着鎧甲冑にとってはあくまで副次的なもの……という作者側のこだわりによるものでした(^^;
ただ「変身ヒーローもの」である以上、肝心な戦闘シーンが少ないのは宜しくないというご指摘も尤もです。戦闘が本分ではないヒーローを書く上での、今後の課題にしたいと思います。ありがとうございました!(^^)
2作目に入ったことで一気にキャラも増えましたが、変わらず楽しんで頂けるようで何よりです。自作の重殻で龍太の物語も完結を迎えますが、最後まで彼らを見届けて頂けると幸いです(^^)
ではでは、読了ありがとうございました!(^^)
凱樹については、拙作の中でも類を見ない程イっちゃってるキャラとして書かせて頂いたのですが、お気に召したようで何よりです。前作ラスボスの古我知が比較的まともというか、分別がある方だったのでああなりました。次回のラスボスは、イかれてると自覚した上で淡々と我が道を往く厄介な奴になりますよ(^^;
本作は変身ヒーローものというよりは、少年漫画の文脈を意識したノリで進めておりました。古我知との共闘もそうですし、次回作でもそういうところを出していく予定です。
ただ確かに、凱樹の狂気は出す場面がかなり後になってしまったように思います。嵐の前の日常回、を押し出し過ぎた感がありますし、今度似たようなシチュになった時は気をつけなくてはなりませんね。ご指摘ありがとうございます!
変身後の戦闘が全体的に少なめなのは、戦闘行為は着鎧甲冑にとってはあくまで副次的なもの……という作者側のこだわりによるものでした(^^;
ただ「変身ヒーローもの」である以上、肝心な戦闘シーンが少ないのは宜しくないというご指摘も尤もです。戦闘が本分ではないヒーローを書く上での、今後の課題にしたいと思います。ありがとうございました!(^^)
2作目に入ったことで一気にキャラも増えましたが、変わらず楽しんで頂けるようで何よりです。自作の重殻で龍太の物語も完結を迎えますが、最後まで彼らを見届けて頂けると幸いです(^^)
ではでは、読了ありがとうございました!(^^)
- オリーブドラブ
- 2018年 11月20日 07時14分
[一言]
まだ途中なのですが、キャラがメチャクチャ生き生きと描かれていて凄いです。救芽井と矢村、そして主人公の絡みにたびたび笑いこみ上げてきます。おっぱいっていいよね……。
かと思えばシリアスなところはとことんシリアス。文章力の高さを感じます。かつてのヒーローの回想談は、こちらまで痛ましい気持ちになりました。正義というものに関して今後も描かれているのであろう点に、目が離せません!
まだ途中なのですが、キャラがメチャクチャ生き生きと描かれていて凄いです。救芽井と矢村、そして主人公の絡みにたびたび笑いこみ上げてきます。おっぱいっていいよね……。
かと思えばシリアスなところはとことんシリアス。文章力の高さを感じます。かつてのヒーローの回想談は、こちらまで痛ましい気持ちになりました。正義というものに関して今後も描かれているのであろう点に、目が離せません!
感想ありがとうございます! 返信遅れてしまい申し訳ありません……
そうですよね、おっぱいはいいですよね。私は基本、そういうリビドーには逆らわない方針なので(ぇ
いえいえ、文章力はまだまだですよ。来年からは一応社会人なので、ちゃんと人並み程度には書けるようにならないといけないんですけどね。
正義云々については続編でもいろいろと言及されてますが、あんまり小難しい話にはならないと思います。突き詰め過ぎると作者の方が知恵熱を起こすので(笑
そんな作者が手掛けている本シリーズですが、片手間感覚でも楽しんで頂ければ幸いです。
では!
そうですよね、おっぱいはいいですよね。私は基本、そういうリビドーには逆らわない方針なので(ぇ
いえいえ、文章力はまだまだですよ。来年からは一応社会人なので、ちゃんと人並み程度には書けるようにならないといけないんですけどね。
正義云々については続編でもいろいろと言及されてますが、あんまり小難しい話にはならないと思います。突き詰め過ぎると作者の方が知恵熱を起こすので(笑
そんな作者が手掛けている本シリーズですが、片手間感覚でも楽しんで頂ければ幸いです。
では!
- オリーブドラブ
- 2014年 12月15日 04時00分
[良い点]
前にも書かせていただきましたが、読みやすくて安定した文章だと思います。
文体は軽い感じがしました。けれども軽すぎないので、ライトノベルを好まない僕も、最後まで苦も無く読み進めることができました。
この作品は全体を通してみると文字数が凄く多いのですが、単に文字数が多いだけでなく、内容が濃いのも確かですね。
久水家や四郷研究所でのおふざけ。歪な正義の味方との死闘。大勢の美少女に囲まれ、恋愛という新たな大問題に直面する龍太。本当に色々な要素が詰まっていて、最初から最後まで息もつかせぬ面白さでした。構成がしっかりと練りこまれているのがよく分かりました。
特に戦闘描写は圧巻でしたね。この作品は緊迫した戦闘描写が何話も続き、引き込まれました。
戦闘中は主に行動描写や情景描写が中心になってしまうと思うのですが、オリーブドラブ先生は、そんな中でも心理描写をふんだんに用いているところです。一方の行動描写や状況描写はシンプルな言葉で分かりやすく書かれており、スピード感のあるバトルが展開されているなと思いました。
全体的な描写量としても、多すぎず少なすぎず見事です。思わず舌を巻いてしまいました。
それからあとはやはり、登場人物ですね。
登場人物が前半にたくさん出てきて、後半は主要人物しか活躍しないというパターンの作品もあるのですが(僕の作品がその典型的例)、この作品は全員が最後まで活躍していました。
それぞれの登場人物に強烈な個性があり、混乱するということも無かったですし。
展開も速すぎず、じっくりとヒーローモノの良さを堪能できました。
[一言]
遅ればせながら、完結おめでとうございます!
なんやかんやで完結から二週間が経過してしまい、「感想置かせていただきますね!」とかほざいておきながらかなり待たせてしまったことを、この場を借りてお詫び申し上げます。すみませんでした。
正直、魔法の要素が一切含まれていないこの手の小説は『なろう』では希少だと思います。
そんな中でも、この作品は優れている。読み終わって、そう切実に感じました。
続編の『着鎧甲冑ドラッヘンファイヤー重殻(デュアル)』も楽しみにしていますね!
ではでは、執筆お疲れ様でした。
前にも書かせていただきましたが、読みやすくて安定した文章だと思います。
文体は軽い感じがしました。けれども軽すぎないので、ライトノベルを好まない僕も、最後まで苦も無く読み進めることができました。
この作品は全体を通してみると文字数が凄く多いのですが、単に文字数が多いだけでなく、内容が濃いのも確かですね。
久水家や四郷研究所でのおふざけ。歪な正義の味方との死闘。大勢の美少女に囲まれ、恋愛という新たな大問題に直面する龍太。本当に色々な要素が詰まっていて、最初から最後まで息もつかせぬ面白さでした。構成がしっかりと練りこまれているのがよく分かりました。
特に戦闘描写は圧巻でしたね。この作品は緊迫した戦闘描写が何話も続き、引き込まれました。
戦闘中は主に行動描写や情景描写が中心になってしまうと思うのですが、オリーブドラブ先生は、そんな中でも心理描写をふんだんに用いているところです。一方の行動描写や状況描写はシンプルな言葉で分かりやすく書かれており、スピード感のあるバトルが展開されているなと思いました。
全体的な描写量としても、多すぎず少なすぎず見事です。思わず舌を巻いてしまいました。
それからあとはやはり、登場人物ですね。
登場人物が前半にたくさん出てきて、後半は主要人物しか活躍しないというパターンの作品もあるのですが(僕の作品がその典型的例)、この作品は全員が最後まで活躍していました。
それぞれの登場人物に強烈な個性があり、混乱するということも無かったですし。
展開も速すぎず、じっくりとヒーローモノの良さを堪能できました。
[一言]
遅ればせながら、完結おめでとうございます!
なんやかんやで完結から二週間が経過してしまい、「感想置かせていただきますね!」とかほざいておきながらかなり待たせてしまったことを、この場を借りてお詫び申し上げます。すみませんでした。
正直、魔法の要素が一切含まれていないこの手の小説は『なろう』では希少だと思います。
そんな中でも、この作品は優れている。読み終わって、そう切実に感じました。
続編の『着鎧甲冑ドラッヘンファイヤー重殻(デュアル)』も楽しみにしていますね!
ではでは、執筆お疲れ様でした。
- 投稿者: 退会済み
- 15歳~17歳 男性
- 2013年 07月25日 15時40分
管理
感想ありがとうございます! いえいえ、こうして感想を頂けるだけでも、本当に感無量なんですよ! 本作を最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
文字数の多さに関しましては、ちょっと気にかかる節もあるんですよね……私としては。なにせ、龍太の実質的な二戦目が、一戦目が終わった辺りから年を跨いじゃうくらいでしたから(笑
物語の大筋は決めていましたが、細かい部分は思いつきやいきあたりばったりでしたねぇ。連載開始前では考えられなかった場面も多いですよ。矢村や久水の活躍を書く時なんて、まさにアドリブ祭でした。
凱樹の実態が露見した辺りからは、ほぼずっとバトルパートでしたね。それまでが凱樹の素性から離れた部分ばっかりだったので、待ちに待ってようやく……という心境でした。
それと、あくまで視点は龍太なので、彼の内心に触れつつ、戦いを描写する構成になっていました。心理描写で切迫した様子が書ければ、読み手にも「ヤバい」という事態がわかりやすく伝わるんじゃないか、と期待しながら書いていましたよ。実際のところはともかく。
何はともあれ、今回は勿体なきお言葉の数々、本当にありがとうございました。
連載中、登場人物について私がたまに考えるのが、「大抵のキャラには、何かしらの悩みを持たせる」ということでした。弱点や持ち味、悩み事。一人のキャラの、そういう色んなところをまんべんなく書けるようになれば、より個性を持たせていけるんじゃないか、と私は思っています。
あっちこちに気を回しすぎて、本筋を見失ったりしたら本末転倒なんですけどね(笑
魔法の要素はありませんが、単なる魔法以上に荒唐無稽なメカ設定なら多分にありますね(ぇ
「いくらなんでもこれはねーよ。でも書いてて楽しいからいいや」というスタンスで書いてることの方が多いような気さえします。案外、それくらい気楽に書いてた方がインスピレーションが湧くのかも知れません。
次回作で一応本シリーズは終わらせるつもりですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。では、今回は素晴らしい感想をありがとうございました!
そちらの作品展開も、楽しみにさせて頂きます!
では、失礼致します。
文字数の多さに関しましては、ちょっと気にかかる節もあるんですよね……私としては。なにせ、龍太の実質的な二戦目が、一戦目が終わった辺りから年を跨いじゃうくらいでしたから(笑
物語の大筋は決めていましたが、細かい部分は思いつきやいきあたりばったりでしたねぇ。連載開始前では考えられなかった場面も多いですよ。矢村や久水の活躍を書く時なんて、まさにアドリブ祭でした。
凱樹の実態が露見した辺りからは、ほぼずっとバトルパートでしたね。それまでが凱樹の素性から離れた部分ばっかりだったので、待ちに待ってようやく……という心境でした。
それと、あくまで視点は龍太なので、彼の内心に触れつつ、戦いを描写する構成になっていました。心理描写で切迫した様子が書ければ、読み手にも「ヤバい」という事態がわかりやすく伝わるんじゃないか、と期待しながら書いていましたよ。実際のところはともかく。
何はともあれ、今回は勿体なきお言葉の数々、本当にありがとうございました。
連載中、登場人物について私がたまに考えるのが、「大抵のキャラには、何かしらの悩みを持たせる」ということでした。弱点や持ち味、悩み事。一人のキャラの、そういう色んなところをまんべんなく書けるようになれば、より個性を持たせていけるんじゃないか、と私は思っています。
あっちこちに気を回しすぎて、本筋を見失ったりしたら本末転倒なんですけどね(笑
魔法の要素はありませんが、単なる魔法以上に荒唐無稽なメカ設定なら多分にありますね(ぇ
「いくらなんでもこれはねーよ。でも書いてて楽しいからいいや」というスタンスで書いてることの方が多いような気さえします。案外、それくらい気楽に書いてた方がインスピレーションが湧くのかも知れません。
次回作で一応本シリーズは終わらせるつもりですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。では、今回は素晴らしい感想をありがとうございました!
そちらの作品展開も、楽しみにさせて頂きます!
では、失礼致します。
- オリーブドラブ
- 2013年 07月25日 18時33分
[良い点]
・「終わり」から始まり、「始まり」で終わる物語。
波風は立ちまくり、命の奪い合いにまでなりましたが、これも一つのヒーローのバトンタッチの物語だったのかもしれませんね。
・第三者視点の使い方。
前回も似たような事を書いたので恐縮ですが、この物語の世界へ新しく接する導入としてのプロローグである程度距離を掴み、本編では一煉寺君の視点、登場人物との一体感を得て、エピローグで再び第三者視点となった事で登場人物との距離が開き、物語の世界から離れる=物語が終わる事を実感できました。
・一煉寺君の中で一番距離が近い女性をはっきりとさせた事。
この事で一煉寺君の誠実さと女性慣れしていない青臭さ、そして恋人関係までは行かないが故のもどかしさと諦めずに頑張る女性達の想いの強さを感じられました。
なあなあで済まさず、それぞれに思いを抱いている登場人物達に生きた息吹を感じますし、突発性難聴や人とは思えないほどの鈍感ではなく、照れ臭さから答えを出し切れない一煉寺君の姿は学生時分を思い出すほどの共感を持ちました。
登場人物が生きていると思える物語は読んでいて楽しいですね。思わずカーテンコールを望んでしまうほどに。
[気になる点]
・私の感じ方のせいかと思いますが「二学期に入ってから、梢と鮎子が編入してきたのはすぐのことである」「高潔な貴婦人を彷彿させる」の文に違和感を覚えてしまいました。
文脈としては【梢と鮎子が編入してきたのは、二学期に入ってからすぐの事である】とした方が分かりやすいのではないでしょうか。
直前までの久水嬢の行動故に「高潔」の中の「潔」の字が違和感を生んでいる様見えました。後に久水嬢の内面や決意を読めば高潔と呼ぶに相応しいと納得できるのですが、この時点で読者は前話までの情報のみで、登場人物たる学生達は外見からの第一印象で判断しなくてはいけないので【気高い】【高貴】としてみたり、もしくはその決意を周囲の人達が知り得る、気付ける機会があったとの一文を足してみれば「高潔」との表現に説得力が生まれたのではないかと愚考いたします。
些細な点を突いてばかりの無粋な物言い、申し訳ございませんでした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
完結おめでとうございます。最後まで完走いたしましたね。一つの物語を完成させた事、心から尊敬申し上げます。
今話のスーパーヒロインタイムといった態でしたが、前半はスーパー久水タイムでしたね。覚悟を決め行動に移す女性は強いといった所でしょうか。
久水嬢の制服、胸部のサイズが合わないならばオーダーメイドで作ったりはしなかったのでしょうかね。部室に来る時だけ既製品に着替えていたりしてね。
「手にキスして欲しいなんて」普通は男性が女性の手にキスですよね。しかも掌ではなく手の甲で。騎士や貴族が女性の手を取り、と絵になる場面なんですがね。この逆転し騒がしい関係が一煉寺君達らしいです。「子種」発言ではMF文庫の星刻の竜騎士にそういう発言をする女子が居たなぁ、と思い出しました。体をなぞる淫靡な仕草はアニメ・ハイスクールD×Dのエンディングの朱乃が近そうですね。おまけに「龍生(りゅうき)」という名前の読みは将来13人で殺し合いでもしかねない等、最終話なのに妄想に燃料をくべりまくりでした。
四郷嬢の肉体は成長していなかったようですね。実際はかなりの年上ですが、二度目の青春を謳歌しているようで皆から可愛がられているのでしょう。何せ一煉寺君のお兄さんからもあんな情報を吹き込まれる位ですし。
「兄」の呼称の数々、もしかして12種類あったりしてね。個人的にはどこぞでネタとして聞いた三国志の武将の血を吐くような声で「兄者(あにじゃ)」と呼ぶのが面白そうな気がしますが。
四郷嬢の「一生不可能」の発言が一瞬「一生不能」に見えた私は、この暑さに頭が茹っているのでしょう。
一煉寺君が誰を選ぼうと生涯支え続ける事を内心に誓う救芽井嬢と、現時点で一番距離が近い矢村嬢。救芽井嬢は一煉寺君の人生に消える事のない標しを刻んでしまったが故に、単なる恋する乙女にはなれないと思っているようです。心の中に想いを止める関が出来ているようですが、一度溜まった堤防が決壊した時と同じく、その内想いが溢れ出して激しい行動に移りかねませんね。研究所での口付けを思い返すだけで互いに照れてしまう一煉寺君と矢村嬢ならば、先はまだ定まっていないのでしょうなぁ。
鮎美さんも第二の人生を歩み始め、松霧町も新たなヒーローと共にこれからも日々を歩んでいく。
西洋では強大な怪物=龍とされる事が多いですが、その龍が破壊と絶望を齎すかどうかは定まっていませんからね。一煉寺君の未来もお嬢さん方の恋も全てが「まだまだ、これからこれから」と思える明るい展望にあふれたお話でした。
私は大かな物語の流れは書き手の個性だと考えています。だからこそストーリー自体には意見を出さないのですが、もし続編を書かれるのならば一度着鎧甲冑本来の敵、大規模な災害に挑む姿も見てみたいですね。人と戦うのではなく人の力が及ばない現実に抗う人々。その力の結集した姿こそが着鎧甲冑でしょうしね。
着鎧甲冑の開発・普及に行き詰りかけていた、いうなれば冬の時代を描いた冬の季節のヒルフェマン。世間に広がり始めた着鎧甲冑に襲い掛かった瀧上氏という嵐に抗った一夏の物語り・ドラッフェンファイヤー。オリーブドラブ様が次に描こうと考えておられる物語が、芽吹きの春か実りの秋か。それとも更なる嵐や台風が襲う季節となるのか楽しみにしています。
一煉寺君達と同じく私もオリーブドラブ様の人生も「まだまだ、これからこれから」ですからね。焦らずにお互いがんばって行きましょう。
私如きの感想とも呼べぬ雑文で感想欄の場所を奪ってしまい申し訳ありませんでした。もう少しまともな感想を文にできればと悔やむばかりです。
オリーブドラブ様のこれからのご健勝を祈りつつ、これにて失礼させて頂きます。
楽しい物語、本当にありがとうございました。
・「終わり」から始まり、「始まり」で終わる物語。
波風は立ちまくり、命の奪い合いにまでなりましたが、これも一つのヒーローのバトンタッチの物語だったのかもしれませんね。
・第三者視点の使い方。
前回も似たような事を書いたので恐縮ですが、この物語の世界へ新しく接する導入としてのプロローグである程度距離を掴み、本編では一煉寺君の視点、登場人物との一体感を得て、エピローグで再び第三者視点となった事で登場人物との距離が開き、物語の世界から離れる=物語が終わる事を実感できました。
・一煉寺君の中で一番距離が近い女性をはっきりとさせた事。
この事で一煉寺君の誠実さと女性慣れしていない青臭さ、そして恋人関係までは行かないが故のもどかしさと諦めずに頑張る女性達の想いの強さを感じられました。
なあなあで済まさず、それぞれに思いを抱いている登場人物達に生きた息吹を感じますし、突発性難聴や人とは思えないほどの鈍感ではなく、照れ臭さから答えを出し切れない一煉寺君の姿は学生時分を思い出すほどの共感を持ちました。
登場人物が生きていると思える物語は読んでいて楽しいですね。思わずカーテンコールを望んでしまうほどに。
[気になる点]
・私の感じ方のせいかと思いますが「二学期に入ってから、梢と鮎子が編入してきたのはすぐのことである」「高潔な貴婦人を彷彿させる」の文に違和感を覚えてしまいました。
文脈としては【梢と鮎子が編入してきたのは、二学期に入ってからすぐの事である】とした方が分かりやすいのではないでしょうか。
直前までの久水嬢の行動故に「高潔」の中の「潔」の字が違和感を生んでいる様見えました。後に久水嬢の内面や決意を読めば高潔と呼ぶに相応しいと納得できるのですが、この時点で読者は前話までの情報のみで、登場人物たる学生達は外見からの第一印象で判断しなくてはいけないので【気高い】【高貴】としてみたり、もしくはその決意を周囲の人達が知り得る、気付ける機会があったとの一文を足してみれば「高潔」との表現に説得力が生まれたのではないかと愚考いたします。
些細な点を突いてばかりの無粋な物言い、申し訳ございませんでした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
完結おめでとうございます。最後まで完走いたしましたね。一つの物語を完成させた事、心から尊敬申し上げます。
今話のスーパーヒロインタイムといった態でしたが、前半はスーパー久水タイムでしたね。覚悟を決め行動に移す女性は強いといった所でしょうか。
久水嬢の制服、胸部のサイズが合わないならばオーダーメイドで作ったりはしなかったのでしょうかね。部室に来る時だけ既製品に着替えていたりしてね。
「手にキスして欲しいなんて」普通は男性が女性の手にキスですよね。しかも掌ではなく手の甲で。騎士や貴族が女性の手を取り、と絵になる場面なんですがね。この逆転し騒がしい関係が一煉寺君達らしいです。「子種」発言ではMF文庫の星刻の竜騎士にそういう発言をする女子が居たなぁ、と思い出しました。体をなぞる淫靡な仕草はアニメ・ハイスクールD×Dのエンディングの朱乃が近そうですね。おまけに「龍生(りゅうき)」という名前の読みは将来13人で殺し合いでもしかねない等、最終話なのに妄想に燃料をくべりまくりでした。
四郷嬢の肉体は成長していなかったようですね。実際はかなりの年上ですが、二度目の青春を謳歌しているようで皆から可愛がられているのでしょう。何せ一煉寺君のお兄さんからもあんな情報を吹き込まれる位ですし。
「兄」の呼称の数々、もしかして12種類あったりしてね。個人的にはどこぞでネタとして聞いた三国志の武将の血を吐くような声で「兄者(あにじゃ)」と呼ぶのが面白そうな気がしますが。
四郷嬢の「一生不可能」の発言が一瞬「一生不能」に見えた私は、この暑さに頭が茹っているのでしょう。
一煉寺君が誰を選ぼうと生涯支え続ける事を内心に誓う救芽井嬢と、現時点で一番距離が近い矢村嬢。救芽井嬢は一煉寺君の人生に消える事のない標しを刻んでしまったが故に、単なる恋する乙女にはなれないと思っているようです。心の中に想いを止める関が出来ているようですが、一度溜まった堤防が決壊した時と同じく、その内想いが溢れ出して激しい行動に移りかねませんね。研究所での口付けを思い返すだけで互いに照れてしまう一煉寺君と矢村嬢ならば、先はまだ定まっていないのでしょうなぁ。
鮎美さんも第二の人生を歩み始め、松霧町も新たなヒーローと共にこれからも日々を歩んでいく。
西洋では強大な怪物=龍とされる事が多いですが、その龍が破壊と絶望を齎すかどうかは定まっていませんからね。一煉寺君の未来もお嬢さん方の恋も全てが「まだまだ、これからこれから」と思える明るい展望にあふれたお話でした。
私は大かな物語の流れは書き手の個性だと考えています。だからこそストーリー自体には意見を出さないのですが、もし続編を書かれるのならば一度着鎧甲冑本来の敵、大規模な災害に挑む姿も見てみたいですね。人と戦うのではなく人の力が及ばない現実に抗う人々。その力の結集した姿こそが着鎧甲冑でしょうしね。
着鎧甲冑の開発・普及に行き詰りかけていた、いうなれば冬の時代を描いた冬の季節のヒルフェマン。世間に広がり始めた着鎧甲冑に襲い掛かった瀧上氏という嵐に抗った一夏の物語り・ドラッフェンファイヤー。オリーブドラブ様が次に描こうと考えておられる物語が、芽吹きの春か実りの秋か。それとも更なる嵐や台風が襲う季節となるのか楽しみにしています。
一煉寺君達と同じく私もオリーブドラブ様の人生も「まだまだ、これからこれから」ですからね。焦らずにお互いがんばって行きましょう。
私如きの感想とも呼べぬ雑文で感想欄の場所を奪ってしまい申し訳ありませんでした。もう少しまともな感想を文にできればと悔やむばかりです。
オリーブドラブ様のこれからのご健勝を祈りつつ、これにて失礼させて頂きます。
楽しい物語、本当にありがとうございました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 07月12日 09時57分
いつも感想ありがとうございます!
一年以上も続いてきた本作ですが、今回でようやく終わりを迎えることが出来ましたよ。今まで本作を支えてくださり、本当にありがとうございました。
最終話となる今回のお話では、ヒロイン勢の気持ちと現状を解説する目的がありました。龍太視点ではなくなっているため、遠慮なくヒロインの内心を書けるというのはやはり大きいですねぇ。一人称じゃ絶対に描写できないところにまで踏み込めますし。
活動報告の方でも書いたことですが、ハーレムものを続けていくってのは難しいことなんですよねぇ……。鈍感難聴も嫌いではないのですが、いつまでもそれだけを続けるわけにも行きませんし。一応は矢村ENDと言えなくもないオチではありましたが、実質的にはハーレムエンドとさして変わりません。他のヒロインも諦めてるわけじゃないので。
ちなみに、サブタイトルとラストシーンは連載開始直後から決まっていました。ヒーローもののバトンタッチと言えば聞こえがいいかも知れませんが、実際は陰惨な掃討戦なんですよね(笑
それから、文脈や言葉の違和感についてのご指摘ありがとうございます。いやもう、ホントにtagi様には最後までお世話になりっぱなしですね(汗
指摘内容を基に、こちらで加筆修正させて頂きました。最後まで本当にありがとうございます。
今回は最終話なのをいいことに、久水が荒ぶりまくりでした。一番常識と倫理から外れたキャラなので、内面について触れるのは楽しかったですね。
彼女なら十三人くらい産みかねませんな……そういうIFでも書いてみましょうかね(チラッ
四郷=妹キャラというネタは前から考えてましたが、割とあっさりお流れになってしまいました。実際は相当な年上であるという点が、ちょっとネタ的に扱いづらかったのかも知れません。しかし、一生不能は結構辛いですな……。
救芽井と矢村は一番古いヒロインであり、付き合いの長いライバルですからね。ヒロイン同士の絡みで一番強調されやすいのが、この二人だと私は思っています。なんとなく龍太と矢村の関係が初々しいのも、前作の延長線上という意識が強いからなのかも知れませんね。しかし、「激しい行動」って……どうあがいても久水ホイホイじゃないですか。ここぞってところで久水が混ぜろと乱入してくる絵面が容易に浮かびましたよ。
大規模な災害……とまでは行きませんが、着鎧甲冑の本来の役割である救助活動については、次回作で描写していく予定です。あんまり規模がデカすぎると、舞台の松霧町が消えちゃいますから(ぇ
次回作ではせっかくの最終章なので、バトルも多めに取る予定ですが、そういうところもキッチリ描写したいと思っています。
冬はヒルフェマン。夏はドラッヘンファイヤー。「重殻」は……うーん、すみません、まだ未定です(笑
八月中には開始したい、と思っておりますので、気長に待って頂ければ幸いです。
それでは、本作の最後まで応援してくださりありがとうございました! 今までtagi様から頂いた数々の感想は、私にとって最高の宝物です!
こちらこそ、一年以上も本作に付き合って頂き、本当にありがとうございました! もしよろしければ、次回作も是非どうぞ!
一年以上も続いてきた本作ですが、今回でようやく終わりを迎えることが出来ましたよ。今まで本作を支えてくださり、本当にありがとうございました。
最終話となる今回のお話では、ヒロイン勢の気持ちと現状を解説する目的がありました。龍太視点ではなくなっているため、遠慮なくヒロインの内心を書けるというのはやはり大きいですねぇ。一人称じゃ絶対に描写できないところにまで踏み込めますし。
活動報告の方でも書いたことですが、ハーレムものを続けていくってのは難しいことなんですよねぇ……。鈍感難聴も嫌いではないのですが、いつまでもそれだけを続けるわけにも行きませんし。一応は矢村ENDと言えなくもないオチではありましたが、実質的にはハーレムエンドとさして変わりません。他のヒロインも諦めてるわけじゃないので。
ちなみに、サブタイトルとラストシーンは連載開始直後から決まっていました。ヒーローもののバトンタッチと言えば聞こえがいいかも知れませんが、実際は陰惨な掃討戦なんですよね(笑
それから、文脈や言葉の違和感についてのご指摘ありがとうございます。いやもう、ホントにtagi様には最後までお世話になりっぱなしですね(汗
指摘内容を基に、こちらで加筆修正させて頂きました。最後まで本当にありがとうございます。
今回は最終話なのをいいことに、久水が荒ぶりまくりでした。一番常識と倫理から外れたキャラなので、内面について触れるのは楽しかったですね。
彼女なら十三人くらい産みかねませんな……そういうIFでも書いてみましょうかね(チラッ
四郷=妹キャラというネタは前から考えてましたが、割とあっさりお流れになってしまいました。実際は相当な年上であるという点が、ちょっとネタ的に扱いづらかったのかも知れません。しかし、一生不能は結構辛いですな……。
救芽井と矢村は一番古いヒロインであり、付き合いの長いライバルですからね。ヒロイン同士の絡みで一番強調されやすいのが、この二人だと私は思っています。なんとなく龍太と矢村の関係が初々しいのも、前作の延長線上という意識が強いからなのかも知れませんね。しかし、「激しい行動」って……どうあがいても久水ホイホイじゃないですか。ここぞってところで久水が混ぜろと乱入してくる絵面が容易に浮かびましたよ。
大規模な災害……とまでは行きませんが、着鎧甲冑の本来の役割である救助活動については、次回作で描写していく予定です。あんまり規模がデカすぎると、舞台の松霧町が消えちゃいますから(ぇ
次回作ではせっかくの最終章なので、バトルも多めに取る予定ですが、そういうところもキッチリ描写したいと思っています。
冬はヒルフェマン。夏はドラッヘンファイヤー。「重殻」は……うーん、すみません、まだ未定です(笑
八月中には開始したい、と思っておりますので、気長に待って頂ければ幸いです。
それでは、本作の最後まで応援してくださりありがとうございました! 今までtagi様から頂いた数々の感想は、私にとって最高の宝物です!
こちらこそ、一年以上も本作に付き合って頂き、本当にありがとうございました! もしよろしければ、次回作も是非どうぞ!
- オリーブドラブ
- 2013年 07月14日 15時31分
[良い点]
・此処に来て再びの教師の登場。
学生時分は下手をすると親よりも接している時間が多い存在ですからね。教師が登場し、変わりがない様子というのは日常の一つの象徴と思えます。補習やテストの採点でへこまされている一煉寺君の姿もそれを更に補強していますね。当人にとっては嫌な日常なのでしょうけども。
・守り守られる関係。
一煉寺君本人にその認識はないのでしょうが、一方的に守り救うだけの関係というのは力ある者の傲慢へと繋がりかねない物だと思います。そのような関係が続けば両者共に何処かが歪んでしまう気がします。ですが町の人々が一煉寺君を気遣い、ある意味守っている事でその不安が薄らぎました。まあ、情けない一面と理由でもあるのですけどね。
ある程度の年齢の人達が瀧上氏と重ねてみる事も、その子供達であろう年代が好意的に見ている事も、もしかすれば嘗ての瀧上氏の行動が下地を作っていたように感じました。そういう意味では四郷研究所にあったモノは負の遺産、松霧町の住人達の間にあるモノは正の遺産といえるのかもしれませんね。
正の遺産と人の善意と言う殻に包まれた松霧町という卵。一度目は瀧上氏と言う怪物を生み出しましたが、今度生まれるであろう一煉寺君を神とも悪の化身ともされる龍として生み出せるでしょうかね。羽化するまでの学生期間と言う揺り籠が許された時間、そんな言葉が頭に浮かぶお話でした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
「ドラッフェンファイアー」の物語を経て一煉寺君の残念さに磨きがかかった印象ですね。ですがその残念さが一煉寺君の一所懸命さを表しているような気もします。未だ未熟で多くの事には気を向け切る事ができない一煉寺君ですが、その分人を救う為に気をまわしているのでしょう。
二兎追う者は一兎をも得ずの言葉通り、人の命を救う為に自らの機微を切り捨てている一煉寺君。将来成長し、この状況に気付いた時には頭を抱えてのた打ち回るほど恥ずかしい思いをしそうですねぇ。
今話中であわや喧嘩か、となりかけた時の一煉寺君の危惧を読んでいて、現実での猟銃所持の免許を持っている人達を思い出しました。免許の申請をし、許可が下りるまでに警察が周辺住人に話を聞きに来たり犯罪履歴等を調べられるそうなんですよね。そうして免許を手に入れても喧嘩で相手を殴ってでもしてしまえば、相手が悪くても免許を剥奪されるそうで。免許を取る前よりも自分の行動に注意しするようになったそうです。似たような意味で格闘家が素手でも武器を所持していると法律でみなされる様に、着鎧甲冑免許所持者にも規範に基づいた自律が求められそうですね。
一煉寺君が資格試験の経験者として茂氏に教えを請う事や、話を聞くなんて事もありそうです。意外と茂氏ならば真摯に話してくれそうですが、久水嬢が乱入してきそうでもありますねぇ。
なぜか部室の扉直前の一煉寺君の様子でギャグ風味での死に旗ならぬ死に幟がおぼろげに立った気がするのですが、扉の向こうで何が待っているのでしょうかね。次回も楽しみにしています。
残り後わずかだとは思いますが、最後まで走り抜けてください。お役には立たないでしょうが応援しております。
お邪魔致しました。
・此処に来て再びの教師の登場。
学生時分は下手をすると親よりも接している時間が多い存在ですからね。教師が登場し、変わりがない様子というのは日常の一つの象徴と思えます。補習やテストの採点でへこまされている一煉寺君の姿もそれを更に補強していますね。当人にとっては嫌な日常なのでしょうけども。
・守り守られる関係。
一煉寺君本人にその認識はないのでしょうが、一方的に守り救うだけの関係というのは力ある者の傲慢へと繋がりかねない物だと思います。そのような関係が続けば両者共に何処かが歪んでしまう気がします。ですが町の人々が一煉寺君を気遣い、ある意味守っている事でその不安が薄らぎました。まあ、情けない一面と理由でもあるのですけどね。
ある程度の年齢の人達が瀧上氏と重ねてみる事も、その子供達であろう年代が好意的に見ている事も、もしかすれば嘗ての瀧上氏の行動が下地を作っていたように感じました。そういう意味では四郷研究所にあったモノは負の遺産、松霧町の住人達の間にあるモノは正の遺産といえるのかもしれませんね。
正の遺産と人の善意と言う殻に包まれた松霧町という卵。一度目は瀧上氏と言う怪物を生み出しましたが、今度生まれるであろう一煉寺君を神とも悪の化身ともされる龍として生み出せるでしょうかね。羽化するまでの学生期間と言う揺り籠が許された時間、そんな言葉が頭に浮かぶお話でした。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
「ドラッフェンファイアー」の物語を経て一煉寺君の残念さに磨きがかかった印象ですね。ですがその残念さが一煉寺君の一所懸命さを表しているような気もします。未だ未熟で多くの事には気を向け切る事ができない一煉寺君ですが、その分人を救う為に気をまわしているのでしょう。
二兎追う者は一兎をも得ずの言葉通り、人の命を救う為に自らの機微を切り捨てている一煉寺君。将来成長し、この状況に気付いた時には頭を抱えてのた打ち回るほど恥ずかしい思いをしそうですねぇ。
今話中であわや喧嘩か、となりかけた時の一煉寺君の危惧を読んでいて、現実での猟銃所持の免許を持っている人達を思い出しました。免許の申請をし、許可が下りるまでに警察が周辺住人に話を聞きに来たり犯罪履歴等を調べられるそうなんですよね。そうして免許を手に入れても喧嘩で相手を殴ってでもしてしまえば、相手が悪くても免許を剥奪されるそうで。免許を取る前よりも自分の行動に注意しするようになったそうです。似たような意味で格闘家が素手でも武器を所持していると法律でみなされる様に、着鎧甲冑免許所持者にも規範に基づいた自律が求められそうですね。
一煉寺君が資格試験の経験者として茂氏に教えを請う事や、話を聞くなんて事もありそうです。意外と茂氏ならば真摯に話してくれそうですが、久水嬢が乱入してきそうでもありますねぇ。
なぜか部室の扉直前の一煉寺君の様子でギャグ風味での死に旗ならぬ死に幟がおぼろげに立った気がするのですが、扉の向こうで何が待っているのでしょうかね。次回も楽しみにしています。
残り後わずかだとは思いますが、最後まで走り抜けてください。お役には立たないでしょうが応援しております。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 07月07日 12時19分
いつも感想ありがとうございます!
エピローグも佳境を迎え、ラストまで後一歩。ここまで本当に長かったですよ(しみじみ
正体を隠せてないのに隠せた気になっていて、周りが気遣って気付かないフリ。こういう構図になることは連載前からだいたいイメージが出来上がっていましたね。龍太ってそういう輩ですし(笑
そのうち、実態に気づいて赤面してる龍太の前で、当時の本人のモノマネ大会でもやってみたいですねぇ。ただの公開処刑ですが。
前作以来の教師含め、今回は日常側の人間もイロイロ書くことが出来たので書いてて楽しかったですね。一番自分で読み返した回数が多いエピソードになりました。
次回を以って完結を迎える本作ですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いと存じます。それでは、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
最終話、どうぞお楽しみに。
エピローグも佳境を迎え、ラストまで後一歩。ここまで本当に長かったですよ(しみじみ
正体を隠せてないのに隠せた気になっていて、周りが気遣って気付かないフリ。こういう構図になることは連載前からだいたいイメージが出来上がっていましたね。龍太ってそういう輩ですし(笑
そのうち、実態に気づいて赤面してる龍太の前で、当時の本人のモノマネ大会でもやってみたいですねぇ。ただの公開処刑ですが。
前作以来の教師含め、今回は日常側の人間もイロイロ書くことが出来たので書いてて楽しかったですね。一番自分で読み返した回数が多いエピソードになりました。
次回を以って完結を迎える本作ですが、最後まで楽しんで頂ければ幸いと存じます。それでは、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
最終話、どうぞお楽しみに。
- オリーブドラブ
- 2013年 07月11日 22時38分
[良い点]
・プロローグとエピローグが第三者視点である所。
本編が一煉寺君の視点であったが為に、プロローグとエピローグが物語の始まり・導入と一先ずの終結・区切りあると強く印象付けられました。
前作があるとはいえ、この物語の世界へと導き入れた嘗ての英雄が作り出した地獄絵図。その英雄が生まれ守った町に育ったヒーローの卵。町を離れて英雄とぶつかり、卵の殻に皹は入ったでしょう。英雄が守った町に戻り、日々を過ごしヒーローとして羽化する時を待つ。そんな未来を思わされるお話でした。
・一煉寺君が悩みを捨て去らない所。
悩む事を捨て去れば、それは確かに爽快に見える事と思います。ですがその捨て去ったモノこそが英雄・ヒーローを人足らしめる重要な者であり物なのだと、此処までの物語で語られていた気がします。ある形では瀧上氏の後を継いだ一煉寺君が、違う道を歩む為にはこの悩みを捨て去らずに背負い続けて欲しいと願ってしまいました。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「その叫びの発信源である」との箇所、発信源とあると〔明確な意思を持って意味のある物を発する〕という印象が強い為多少の違和感を受けました。〔叫び声〕を上げるのならば「発【生】源」でもよかったのではないかと思いました。
私個人の受け取り方ですのでお気になされなければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
第百話目(イラストコーナー除く)おめでとうございます。そしてここまで物語を書いて頂きありがとうございます。プロローグの形から推測してもう1,2話ありそうですが、物語の完結の一部と実感できるお話でした。
瀧上氏の処刑がさらりと触れられましたが、その末路と扱いに「日常で人を一人殺せば犯罪者だが、戦場で敵を百人殺せば英雄だ」「必要とされる騒乱がなくなれば英雄は必要とされない」という言葉を思い起こされました。
日常と戦場の区別をつけなかった瀧上氏。その生き様を目に焼き付けた一煉寺君が進む道は、戦場にある「英雄」ではなく日常を守る「ヒーロー」であって欲しいですね。
「龍太を殺すにゃ刃物は要らぬ、エロゲの一つもあればよい」今話を読んでいてそんな文言が頭に浮かびました。救芽井嬢や四郷嬢に見つかれば恥ずか死で。矢村嬢に見つかれば照れ隠しの物理攻撃で。久水嬢に見つかれば、何とは言いませんが限界以上に搾り取られての腹上死か過労死で。まあ、そうなる前に一煉寺君の恥死量は超えてしまいそうですがね。おそらくはそれを承知で送ってくるお兄さんもいい性格をしていますね。
巡査長相手に矢村嬢が投入したのは燃料だけではすまないでしょうなぁ。気化爆弾か燎原の火が如く、松霧町を焼き尽くすでしょう。衝撃から立ち直った後に、まずは直ぐ近くに居る矢村嬢の両親の耳に入れようと自転車を走らせる姿を妄想してしまいましたよ。
本編開始時と似た状況ながらも、確実に変化・成長している一煉寺君達と状況。同じ日は二度と来ず、同じ場所に戻る事もない。日常を繰り返しながらも螺旋を描くように少しずつ上に進んでいるこの物語、最後まで楽しみにしています。
物を書く時には精神状態が内容に影響しますが、お忙しいであろう中で未来への希望を感じさせる物語を書ける事、尊敬申し上げます。悔いの残らぬよう、満足の行くよう頑張ってください。
ここまで書いておきながら、これで完結でしたなら申し訳ございません。私の見る目がないとの証明になりますね。
それではこれにてお暇させていただきます。お邪魔致しました。
・プロローグとエピローグが第三者視点である所。
本編が一煉寺君の視点であったが為に、プロローグとエピローグが物語の始まり・導入と一先ずの終結・区切りあると強く印象付けられました。
前作があるとはいえ、この物語の世界へと導き入れた嘗ての英雄が作り出した地獄絵図。その英雄が生まれ守った町に育ったヒーローの卵。町を離れて英雄とぶつかり、卵の殻に皹は入ったでしょう。英雄が守った町に戻り、日々を過ごしヒーローとして羽化する時を待つ。そんな未来を思わされるお話でした。
・一煉寺君が悩みを捨て去らない所。
悩む事を捨て去れば、それは確かに爽快に見える事と思います。ですがその捨て去ったモノこそが英雄・ヒーローを人足らしめる重要な者であり物なのだと、此処までの物語で語られていた気がします。ある形では瀧上氏の後を継いだ一煉寺君が、違う道を歩む為にはこの悩みを捨て去らずに背負い続けて欲しいと願ってしまいました。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「その叫びの発信源である」との箇所、発信源とあると〔明確な意思を持って意味のある物を発する〕という印象が強い為多少の違和感を受けました。〔叫び声〕を上げるのならば「発【生】源」でもよかったのではないかと思いました。
私個人の受け取り方ですのでお気になされなければ幸いです。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
第百話目(イラストコーナー除く)おめでとうございます。そしてここまで物語を書いて頂きありがとうございます。プロローグの形から推測してもう1,2話ありそうですが、物語の完結の一部と実感できるお話でした。
瀧上氏の処刑がさらりと触れられましたが、その末路と扱いに「日常で人を一人殺せば犯罪者だが、戦場で敵を百人殺せば英雄だ」「必要とされる騒乱がなくなれば英雄は必要とされない」という言葉を思い起こされました。
日常と戦場の区別をつけなかった瀧上氏。その生き様を目に焼き付けた一煉寺君が進む道は、戦場にある「英雄」ではなく日常を守る「ヒーロー」であって欲しいですね。
「龍太を殺すにゃ刃物は要らぬ、エロゲの一つもあればよい」今話を読んでいてそんな文言が頭に浮かびました。救芽井嬢や四郷嬢に見つかれば恥ずか死で。矢村嬢に見つかれば照れ隠しの物理攻撃で。久水嬢に見つかれば、何とは言いませんが限界以上に搾り取られての腹上死か過労死で。まあ、そうなる前に一煉寺君の恥死量は超えてしまいそうですがね。おそらくはそれを承知で送ってくるお兄さんもいい性格をしていますね。
巡査長相手に矢村嬢が投入したのは燃料だけではすまないでしょうなぁ。気化爆弾か燎原の火が如く、松霧町を焼き尽くすでしょう。衝撃から立ち直った後に、まずは直ぐ近くに居る矢村嬢の両親の耳に入れようと自転車を走らせる姿を妄想してしまいましたよ。
本編開始時と似た状況ながらも、確実に変化・成長している一煉寺君達と状況。同じ日は二度と来ず、同じ場所に戻る事もない。日常を繰り返しながらも螺旋を描くように少しずつ上に進んでいるこの物語、最後まで楽しみにしています。
物を書く時には精神状態が内容に影響しますが、お忙しいであろう中で未来への希望を感じさせる物語を書ける事、尊敬申し上げます。悔いの残らぬよう、満足の行くよう頑張ってください。
ここまで書いておきながら、これで完結でしたなら申し訳ございません。私の見る目がないとの証明になりますね。
それではこれにてお暇させていただきます。お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 07月05日 13時45分
いつも感想ありがとうございます!
いよいよエピローグ。長かった本作も、もうじきおしまいの時が近づいて参りましたよ。
エピローグやプロローグが三人称なのは、本編とキッチリ区別を付けるためだったりします。基本的に本編は龍太視点のみで進展しているわけですし、たまには視点を変えるのも必要でしょうからね。
龍太が悩みを捨てない。実は、これって結構大事なんですよね。伊葉の云う正義の味方の定義には、「何が正しいかで一生悩める」ことが条件に入ってるわけでして。瀧上と同類の怪物であり、伊葉が望んだ正義の味方(まがい)でもある。そういうキャラに出来ればいいかな、と思っております。
それから、誤字についてのご指摘ありがとうございます。発信源と発生源……うーん、書いてる時は全く気づかなかったですね(汗
こういう、作者だけでは把握できない間違いを認識できるという点でも、tagi様には何度もお世話になりましたね。せめてものお礼として、本作をなるべく円満に締めて終わりたいと思います。アドバイスありがとうございました。
さて、本作もかれこれ百話目を迎え、文字数も五十万文字目前になってきましたね。昨年の夏休みまでに終わらせるつもりで作中の時期も夏頃にしたというのに、気づけば丸々一年跨いでの夏。挙げ句の果てには、尺が予定の五倍近くに達する始末。ひど過ぎて笑いが込み上げて来そうですよ。
完結も近いことですし、これからは開き直るくらいの気持ちで締めを書き上げようかと思っています。
イロイロと平常運転な龍太の日常。そんな彼を待ち受ける「着鎧甲冑部」は、どのような空間なのか。
最後の最後まで楽しんで頂ければ、幸いと存じます。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
いよいよエピローグ。長かった本作も、もうじきおしまいの時が近づいて参りましたよ。
エピローグやプロローグが三人称なのは、本編とキッチリ区別を付けるためだったりします。基本的に本編は龍太視点のみで進展しているわけですし、たまには視点を変えるのも必要でしょうからね。
龍太が悩みを捨てない。実は、これって結構大事なんですよね。伊葉の云う正義の味方の定義には、「何が正しいかで一生悩める」ことが条件に入ってるわけでして。瀧上と同類の怪物であり、伊葉が望んだ正義の味方(まがい)でもある。そういうキャラに出来ればいいかな、と思っております。
それから、誤字についてのご指摘ありがとうございます。発信源と発生源……うーん、書いてる時は全く気づかなかったですね(汗
こういう、作者だけでは把握できない間違いを認識できるという点でも、tagi様には何度もお世話になりましたね。せめてものお礼として、本作をなるべく円満に締めて終わりたいと思います。アドバイスありがとうございました。
さて、本作もかれこれ百話目を迎え、文字数も五十万文字目前になってきましたね。昨年の夏休みまでに終わらせるつもりで作中の時期も夏頃にしたというのに、気づけば丸々一年跨いでの夏。挙げ句の果てには、尺が予定の五倍近くに達する始末。ひど過ぎて笑いが込み上げて来そうですよ。
完結も近いことですし、これからは開き直るくらいの気持ちで締めを書き上げようかと思っています。
イロイロと平常運転な龍太の日常。そんな彼を待ち受ける「着鎧甲冑部」は、どのような空間なのか。
最後の最後まで楽しんで頂ければ、幸いと存じます。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 07月05日 23時58分
[良い点]
・男親と女親のスタンスの違いを感じられた所。
子供の成長を見守る事に変わりはないのに、その見守り方が違ってくるのはどこにでもある事ですよね。個人差もありますし、家庭によっても違うのでしょうが、男親は傷つきながらの成長を容認する事が多く、女親の場合は傷つかないように気を使う事が多いイメージがあります。今話での一煉寺君の両親の場合もそれがはっきりと現れているように感じました。
「子供が心配で〔木〕の上に〔立〕って〔見)る」親という漢字を習った時に私はこう教えられた物です。それほどまでに子供に気を配る両親の温かさと、それなのに違う形になる面白さを感じられるお話でした。
・一煉寺君が自分の事を怪物と考えたのが少なかった所。
少なくとも今話中では一回しか怪物と表現していませんでしたよね。
子供にとって親とは大きな存在です。男親はいずれ乗り越えるべき壁として見られる事が多いそうですし、女親は最後まで味方してくれる存在との見方が多いそうです。刑事物で立て篭もり犯の説得に母親が登場したり、とあるゲームのイベントでプレイヤーを責め立てる群集に母親が混ざっているのは、最後の味方までも居なくなった事を表現すると聞いた事がありますし。そんな両親を目の前にして、自らを追い詰めて覚悟を決める為の「怪物」呼ばわり。そうは簡単にできるものではないでしょう。だからこそ今話中で救芽井嬢が何度も口にした「ヒーロー」よりも、たった一度だけ一煉寺君が心の中でつぶやいた「怪物」が強く印象に残ったのだと思います。
物語をあらわす言葉は正に伝家の宝刀であり、それを抜き放つのはここぞ、という場所でこそ一番の威力を発揮するのでしょうね。
・一煉寺君が敵を倒す意味で「戦う」と発言しなかった所。
着鎧甲冑の開発理念を背負うと決めた一煉寺君が戦うは、一般の人達が抗う事のできない災害等の大きな力ですからね。組織や理念等の集団相手ならばまだしも、個人を指し示す「敵」と「戦う」のは明らかに違うと思ってしまうので、今話での一煉寺君の発言は、本人の中で何度も自問自答した結果なのだろうと思えました。まあ、今の一煉寺君にとって一番の強敵は宿題なのでしょうけどね。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「この子らは、自分達ど何とかしてみせると」の部分は「自分達【で】」ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
・私個人の受け取り方の問題なのですが、今話ではやけに「ヒーロー」という言葉を多用しすぎている印象を受けました。
「ヒーロー」という言葉は、普通に使うにはどうしても照れが出てしまう物ではないかと思います。それは子供の時に見た番組のヒーロー等も原因なのでしょう。此処までの物語を見る限り、一煉寺君や救芽井嬢はその道を進むと覚悟を決めた事と、象徴・偶像・アイドルといった意味ででも使っているので「ヒーロー」と口にする事に躊躇はないでしょう。ですが親の立場から見れば「ヒーロー」との発言は子供っぽいと受け取られかねない物ではないかと思うのです。そのような中で「ヒーロー」との発言に関して一煉寺君の両親や救芽井嬢の様子に微妙な違和感を受けたのだと思います。
龍拳氏ならばもう少し大人の男性の中に残るヒーローへの憧れと、一煉寺君の選択を認めている事を強調すれば。久美さんならば無茶をする子供を嗜めるか挑発するように。救芽井嬢ならば切々と訴え、最後に決意表明のように「ヒーロー」と発言すれば、言葉に更なる重みを与えられたのではないかと愚考いたします。
理解しあう為にはっきりと言葉にしなければいけないのに、数がが多くなると言葉が軽くなってしまう。本当に難しいですね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
なんと言いますか、母は強といった言葉が頭に浮かぶお話でしたね。久美さんはもとより、将来母親になるであろう、そして着鎧甲冑の母と後世で呼ばれそうな救芽井嬢がその強さを見せていた気がします。何気に久美さんの事を「お義母さま」呼びしていましたしねぇ。
久美さんの「太ぁちゃん」呼びで、「そうか、一煉寺君はジャングルの王者だったのか」とボケをかましたくなりました。そうなるとお兄さんはチンパンジーになるのでしょうかね。そうして一煉寺君の伴侶の将来の姿は……家事や仕事、全てを自分でこなす、尻にしかれた一煉寺君の姿を想像してしまいました。
龍拳氏から修行をつけられる事となった一煉寺君ですが、着鎧甲冑を使いこなすには拳法の他にパルクールの訓練でも始められそうですね。人の形をしている上で生身の人間を超えた能力を発揮するのですから、現場に向かう手段の一つとしてパルクールは参考になりそうですし。
龍と怪物、そして人を傷つけない、理解されないとのキーワードから、古いみんなの歌の「サラマンドラ」という歌を思い出しました。
「牙もなくしたおかしな龍」遠い未来の一煉寺君がこの歌の龍の様にならない為にも、お嬢さん方には隣に来て一煉寺君と話して欲しいものですね。
瀧上氏という強大な壁を乗り越えた後に現れたのは、学生にとっての不倶戴天の敵「宿題」
一煉寺君がこの強敵を前に打ちひしがれている姿を見てやっとこの瀧上氏をめぐる戦いが終わったと実感できました。一煉寺君にとっては瀧上氏よりも厄介な敵かも知れませんねぇ……「瀧上がやられたか」「奴は我等宿題四天王の中でも一番の下っ端」等と妄想してしまいましたよ。
予報ではこれから一気に暑くなるそうですし、水分をこまめに取り、疲れを翌日に残さないように気をつけてくださいね。自分の限界がどこにあるのかを見極めつつ、これからも頑張ってください。物語も就職活動も此処が踏ん張り時でしょうしね。
意味も分からない、益体もない雑文にてのお目汚し、失礼致しました。それではこれでお暇させていただきます。
お邪魔致しました。
・男親と女親のスタンスの違いを感じられた所。
子供の成長を見守る事に変わりはないのに、その見守り方が違ってくるのはどこにでもある事ですよね。個人差もありますし、家庭によっても違うのでしょうが、男親は傷つきながらの成長を容認する事が多く、女親の場合は傷つかないように気を使う事が多いイメージがあります。今話での一煉寺君の両親の場合もそれがはっきりと現れているように感じました。
「子供が心配で〔木〕の上に〔立〕って〔見)る」親という漢字を習った時に私はこう教えられた物です。それほどまでに子供に気を配る両親の温かさと、それなのに違う形になる面白さを感じられるお話でした。
・一煉寺君が自分の事を怪物と考えたのが少なかった所。
少なくとも今話中では一回しか怪物と表現していませんでしたよね。
子供にとって親とは大きな存在です。男親はいずれ乗り越えるべき壁として見られる事が多いそうですし、女親は最後まで味方してくれる存在との見方が多いそうです。刑事物で立て篭もり犯の説得に母親が登場したり、とあるゲームのイベントでプレイヤーを責め立てる群集に母親が混ざっているのは、最後の味方までも居なくなった事を表現すると聞いた事がありますし。そんな両親を目の前にして、自らを追い詰めて覚悟を決める為の「怪物」呼ばわり。そうは簡単にできるものではないでしょう。だからこそ今話中で救芽井嬢が何度も口にした「ヒーロー」よりも、たった一度だけ一煉寺君が心の中でつぶやいた「怪物」が強く印象に残ったのだと思います。
物語をあらわす言葉は正に伝家の宝刀であり、それを抜き放つのはここぞ、という場所でこそ一番の威力を発揮するのでしょうね。
・一煉寺君が敵を倒す意味で「戦う」と発言しなかった所。
着鎧甲冑の開発理念を背負うと決めた一煉寺君が戦うは、一般の人達が抗う事のできない災害等の大きな力ですからね。組織や理念等の集団相手ならばまだしも、個人を指し示す「敵」と「戦う」のは明らかに違うと思ってしまうので、今話での一煉寺君の発言は、本人の中で何度も自問自答した結果なのだろうと思えました。まあ、今の一煉寺君にとって一番の強敵は宿題なのでしょうけどね。
[気になる点]
・些細な点で恐縮ですが「この子らは、自分達ど何とかしてみせると」の部分は「自分達【で】」ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
・私個人の受け取り方の問題なのですが、今話ではやけに「ヒーロー」という言葉を多用しすぎている印象を受けました。
「ヒーロー」という言葉は、普通に使うにはどうしても照れが出てしまう物ではないかと思います。それは子供の時に見た番組のヒーロー等も原因なのでしょう。此処までの物語を見る限り、一煉寺君や救芽井嬢はその道を進むと覚悟を決めた事と、象徴・偶像・アイドルといった意味ででも使っているので「ヒーロー」と口にする事に躊躇はないでしょう。ですが親の立場から見れば「ヒーロー」との発言は子供っぽいと受け取られかねない物ではないかと思うのです。そのような中で「ヒーロー」との発言に関して一煉寺君の両親や救芽井嬢の様子に微妙な違和感を受けたのだと思います。
龍拳氏ならばもう少し大人の男性の中に残るヒーローへの憧れと、一煉寺君の選択を認めている事を強調すれば。久美さんならば無茶をする子供を嗜めるか挑発するように。救芽井嬢ならば切々と訴え、最後に決意表明のように「ヒーロー」と発言すれば、言葉に更なる重みを与えられたのではないかと愚考いたします。
理解しあう為にはっきりと言葉にしなければいけないのに、数がが多くなると言葉が軽くなってしまう。本当に難しいですね。
[一言]
お邪魔させて頂きます。
なんと言いますか、母は強といった言葉が頭に浮かぶお話でしたね。久美さんはもとより、将来母親になるであろう、そして着鎧甲冑の母と後世で呼ばれそうな救芽井嬢がその強さを見せていた気がします。何気に久美さんの事を「お義母さま」呼びしていましたしねぇ。
久美さんの「太ぁちゃん」呼びで、「そうか、一煉寺君はジャングルの王者だったのか」とボケをかましたくなりました。そうなるとお兄さんはチンパンジーになるのでしょうかね。そうして一煉寺君の伴侶の将来の姿は……家事や仕事、全てを自分でこなす、尻にしかれた一煉寺君の姿を想像してしまいました。
龍拳氏から修行をつけられる事となった一煉寺君ですが、着鎧甲冑を使いこなすには拳法の他にパルクールの訓練でも始められそうですね。人の形をしている上で生身の人間を超えた能力を発揮するのですから、現場に向かう手段の一つとしてパルクールは参考になりそうですし。
龍と怪物、そして人を傷つけない、理解されないとのキーワードから、古いみんなの歌の「サラマンドラ」という歌を思い出しました。
「牙もなくしたおかしな龍」遠い未来の一煉寺君がこの歌の龍の様にならない為にも、お嬢さん方には隣に来て一煉寺君と話して欲しいものですね。
瀧上氏という強大な壁を乗り越えた後に現れたのは、学生にとっての不倶戴天の敵「宿題」
一煉寺君がこの強敵を前に打ちひしがれている姿を見てやっとこの瀧上氏をめぐる戦いが終わったと実感できました。一煉寺君にとっては瀧上氏よりも厄介な敵かも知れませんねぇ……「瀧上がやられたか」「奴は我等宿題四天王の中でも一番の下っ端」等と妄想してしまいましたよ。
予報ではこれから一気に暑くなるそうですし、水分をこまめに取り、疲れを翌日に残さないように気をつけてくださいね。自分の限界がどこにあるのかを見極めつつ、これからも頑張ってください。物語も就職活動も此処が踏ん張り時でしょうしね。
意味も分からない、益体もない雑文にてのお目汚し、失礼致しました。それではこれでお暇させていただきます。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 07月02日 02時58分
いつも感想ありがとうございます!
長かった第四話もこれで終わり。次回からはようやくエピローグです。
今回は龍太の両親の言い分や、それに対する救芽井の決意などについて触れたエピソードとなっております。久美はまだ私自身から見ても、キャラが固まりきっていなかったためか、穏やかな物腰の毒舌キャラになってしまいましたな……なんつーキッツイ姑(笑
ちなみに、今回のオチはあらすじを再編成する際に考えついたものでした。宿題ってのはね、提出期限を過ぎてからが本番なんですよ(違
それから、誤字や単語の多用についてのご指摘ありがとうございました。誤字の方は即効で修正しました。
確かに、言われてみればヒーローという単語に頼りすぎているところがあったように思います。他にこれといった表現が浮かばなかったせいもあるのですが……いやはや、盲点でした。
救芽井の締めを除き、意味が変わりすぎない程度に別の言葉に加筆修正させて頂きました。今回も素晴らしいアドバイス、ありがとうございます。
パルクール。どんなものなのかと調べてみて、唖然としてしまいました。特撮ヒーローもビックリの豪快アクションの連続。まさに脱帽でしたよ。
空中で回転して着地し、そこから流れるように走り出すアクションなんかは、非常に印象深かったですね。アクションシーンのイメージの参考になります。
さて、まさかの宿題オチで第四話も終わりを迎え、あとはエピローグのみ。
そこまで捻った結末にはならないと思われますが、最後まで見届けて頂ければ幸いと存じます。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
長かった第四話もこれで終わり。次回からはようやくエピローグです。
今回は龍太の両親の言い分や、それに対する救芽井の決意などについて触れたエピソードとなっております。久美はまだ私自身から見ても、キャラが固まりきっていなかったためか、穏やかな物腰の毒舌キャラになってしまいましたな……なんつーキッツイ姑(笑
ちなみに、今回のオチはあらすじを再編成する際に考えついたものでした。宿題ってのはね、提出期限を過ぎてからが本番なんですよ(違
それから、誤字や単語の多用についてのご指摘ありがとうございました。誤字の方は即効で修正しました。
確かに、言われてみればヒーローという単語に頼りすぎているところがあったように思います。他にこれといった表現が浮かばなかったせいもあるのですが……いやはや、盲点でした。
救芽井の締めを除き、意味が変わりすぎない程度に別の言葉に加筆修正させて頂きました。今回も素晴らしいアドバイス、ありがとうございます。
パルクール。どんなものなのかと調べてみて、唖然としてしまいました。特撮ヒーローもビックリの豪快アクションの連続。まさに脱帽でしたよ。
空中で回転して着地し、そこから流れるように走り出すアクションなんかは、非常に印象深かったですね。アクションシーンのイメージの参考になります。
さて、まさかの宿題オチで第四話も終わりを迎え、あとはエピローグのみ。
そこまで捻った結末にはならないと思われますが、最後まで見届けて頂ければ幸いと存じます。
では、今回も素晴らしい感想をありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 07月05日 23時42分
[一言]
私がヤバイと思うのは一番上の二枚だけでした。
あとのイラスト?、というかMMDは大丈夫ですよ。
私がヤバイと思うのは一番上の二枚だけでした。
あとのイラスト?、というかMMDは大丈夫ですよ。
伝説の勇者さん、再び感想ありがとうございます!
一番上の二枚というのは、イラストコーナー内でのことでしょうか。ということは、冒頭にある私の作品のみが「ヤバい」らしいですね。了解しました。
本編の終盤には私が描いた挿絵もあるのですが、そちらも含めて後ほど総撤去しようと思います。
今回は貴重なご指摘、本当にありがとうございました!
一番上の二枚というのは、イラストコーナー内でのことでしょうか。ということは、冒頭にある私の作品のみが「ヤバい」らしいですね。了解しました。
本編の終盤には私が描いた挿絵もあるのですが、そちらも含めて後ほど総撤去しようと思います。
今回は貴重なご指摘、本当にありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 06月26日 09時45分
[良い点]
・人の繋がり。
一煉寺君の両親や兄、前作での巡査さん等、松霧町の住人と瀧上氏の繋がりが見えた事は、物語に厚みと余韻を与えてくれた様に感じました。
瀧上氏が松霧町で力を振るっていた姿をどう受け止めていたか、物語の主観である一煉寺君の親しい相手の口から語られた事で過去と現在、周囲の対応の変遷を感じる事ができました。
おそらく龍拳氏達住人は、個人で立ち向かうのが困難なほどの暴力に自警団や警察との協力等できる事を模索し、そして挫折したのでしょう。そんな中で年端も行かぬ瀧上氏が傷つきながらも立ち向かい、状況を変えた事は強い印象を残したと思います。そして一人の人物に頼り切ってしまった事への申し訳なさと感謝から様々な思いを住人達に残した事は確かでしょう。その地盤があったからこそ、前作から続く着鎧甲冑と救芽井嬢、一煉寺君の物語が存在しえたのだと納得させられました。
贅沢を言えば物語の初期で過敏な反応を見せていた校長に、再び登場し何かを語ってもらえれば等とも考えてしまいますね。
・時間の経過が齎した変化と、変わらなかったモノ。
松霧町の住人達が抱える瀧上氏への想いは今回の一件があったとしても大きく変わらないのだと思います。それとは対照的に、瀧上氏が力を振るう理由と相手が変わってしまったのではないかと思う所もありました。
瀧上氏が街に蔓延る暴力に立ち向かった時、何を考え、どう感じていたのかは作中に散りばめられた少ない情報から推測するしかありません。もしかしたら理想に燃えていたかもしれませんし、現在の様に自らの正義に従っただけだったのかもしれません。瀧上氏が変わったのか、変わらなかったのか。どちらにしても変わらぬ松霧町住人の思いと相まって、諸行無常すら感じてしまいますね。
瀧上氏も嘗ては立ち向かうには強大な暴力へと力を振るっていたのでしょう。それが何時しか自分よりも弱き者へ力を振るう様になってしまった変化が悲しくもありました。
「深遠を覗き込む者は気をつけなければいけない。その時、深遠もこちらを覗き込んでいるのだから」「悪に抗するには悪を知らなければいけない」そんな言葉が指し示す様に、町を覆っていた暴力に立ち向かう内に、瀧上氏も暴力に染まってしまったのかもしれません。その中で正しいとされる事を分けるのは弱者、周囲の反応なのでしょう。「正義の味方」を名乗るには立ち向かうのも困難なほどの強大な相手に立ち向かう事と、強さではなく、抗う事ができない人達を自らを映す鏡とする事なのかもしれませんね。
[気になる点]
・少しだけ気になったのですが、これまでの物語で厳格な父親であるとの印象を受けていた龍拳氏が一煉寺君のお兄さんの言動に何の反応を示していない事に違和感を覚えました。
確かにお兄さんとは一煉寺君に関して互いに話し合い、方針を決めていた事もありました。そこに信頼関係を窺う事はできるのですが、それでも流石に今話でのお兄さんの言動に小言の一つもないのは、理由があったとはいえ嘗て暴力の嵐に抗う事を諦めてしまったとも受け取れる今話の語りと相まって、厳格な父親との印象を崩す物だと思ってしまったのでしょう。
今話中でお兄さんの事を一人前と断じ、行動に口出ししないとか、一煉寺君と視線で分かり合う等、久美さんと何処か似た言動を諌め難い、もしくは久美さんが許容しているから口出ししないと推測できる一文があれば、一煉寺君にだけ厳格な父親いう微妙に弱腰な印象を薄める事ができたのではないかと愚考いたします。
私個人の印象ですので、軽く笑い飛ばしてもらえれば幸いです
[一言]
お邪魔させて頂きます。
いやぁ、小型巨人のお兄さんが軽く一撃を加え、大型巨人の久美さんが嫁の座を狙うお嬢さん方を一気に貪り尽くしかけていますね。
お兄さんはゲーム作成会社に勤め始めたせいか、うざく感じるほどアグレッシブさに磨きがかかりましたね。おかげでお兄さんのイメージが漫画銀の匙の主人公の兄として固まってきました。この二人の兄は話が合うんだろうなぁ。
お兄さんの今の勤め先とその内容を知れば、久水嬢辺りならば自分をモデルにした一煉寺君主役の18禁ゲームを作ってくれと言い出しかねませんね。その上でお兄さんがいらぬ気を回して他のお嬢さん方も登場させたりでもしたならば……さぞかし混沌とするでしょうね。
そうか……石畳の上で長時間の正座でよかったじゃないですか。石を抱かされたり、石畳ではなく、三角のぎざぎざがついていなかっただけでも。ああっ、ここでも久水嬢が思考を侵略してくる!!一煉寺君相手ならば三角木……失礼。暴走しかけました。
久美さんの触診と所見によれば矢村嬢は安産体型なのかもしれません。胸部の代わりに腰部がしっかりしているのでしょうねぇ。当人がそれを喜ぶかどうかは、一煉寺君が尻フェチかどうかにかかっているのかも。
久水嬢は選挙演説が如く自らをアピールしていましたね。こちらでの目の付け所は乳の出ですか……久美さんの性格が未だ掴みきれていないので言うかどうかは分かりませんが、赤ん坊がお腹一杯になったら一煉寺君の分も出るかも、等と言ってからかいそうですね。お父さんもそうだった、と龍拳氏に飛び火しかねませんが。
四郷嬢はこんな娘も欲しかったと言い出しかねない反応で。鮎美さんも巻き込んで四郷嬢を着せ替え人形や買い物等に振り回しそうです。四郷姉妹にとって久美さんは、姉か母親みたいな人として受け取ってもらえるかもしれません。
他のお嬢さん方と違い、明らかに区別された救芽井嬢は意気消沈といった所でしょうか。ですが一煉寺君に人生に明確な目標を齎した人物ですからね。ここでへこたれずに強い所を見せればそれなりに評価される気もします。嫁と姑の間で嫁の味方をできる夫は少ないらしいですが、一煉寺君の最後の発言で背中を押される事を期待してしまいます。
自らの人生において重大な選択を家族の前で公言した一煉寺君。それを受けての家族とお嬢さん方の反応を楽しみにしています。
まったくお役に立たないでしょうが、この物語の完結まで走りきれるよう応援致しております。
お邪魔致しました。
・人の繋がり。
一煉寺君の両親や兄、前作での巡査さん等、松霧町の住人と瀧上氏の繋がりが見えた事は、物語に厚みと余韻を与えてくれた様に感じました。
瀧上氏が松霧町で力を振るっていた姿をどう受け止めていたか、物語の主観である一煉寺君の親しい相手の口から語られた事で過去と現在、周囲の対応の変遷を感じる事ができました。
おそらく龍拳氏達住人は、個人で立ち向かうのが困難なほどの暴力に自警団や警察との協力等できる事を模索し、そして挫折したのでしょう。そんな中で年端も行かぬ瀧上氏が傷つきながらも立ち向かい、状況を変えた事は強い印象を残したと思います。そして一人の人物に頼り切ってしまった事への申し訳なさと感謝から様々な思いを住人達に残した事は確かでしょう。その地盤があったからこそ、前作から続く着鎧甲冑と救芽井嬢、一煉寺君の物語が存在しえたのだと納得させられました。
贅沢を言えば物語の初期で過敏な反応を見せていた校長に、再び登場し何かを語ってもらえれば等とも考えてしまいますね。
・時間の経過が齎した変化と、変わらなかったモノ。
松霧町の住人達が抱える瀧上氏への想いは今回の一件があったとしても大きく変わらないのだと思います。それとは対照的に、瀧上氏が力を振るう理由と相手が変わってしまったのではないかと思う所もありました。
瀧上氏が街に蔓延る暴力に立ち向かった時、何を考え、どう感じていたのかは作中に散りばめられた少ない情報から推測するしかありません。もしかしたら理想に燃えていたかもしれませんし、現在の様に自らの正義に従っただけだったのかもしれません。瀧上氏が変わったのか、変わらなかったのか。どちらにしても変わらぬ松霧町住人の思いと相まって、諸行無常すら感じてしまいますね。
瀧上氏も嘗ては立ち向かうには強大な暴力へと力を振るっていたのでしょう。それが何時しか自分よりも弱き者へ力を振るう様になってしまった変化が悲しくもありました。
「深遠を覗き込む者は気をつけなければいけない。その時、深遠もこちらを覗き込んでいるのだから」「悪に抗するには悪を知らなければいけない」そんな言葉が指し示す様に、町を覆っていた暴力に立ち向かう内に、瀧上氏も暴力に染まってしまったのかもしれません。その中で正しいとされる事を分けるのは弱者、周囲の反応なのでしょう。「正義の味方」を名乗るには立ち向かうのも困難なほどの強大な相手に立ち向かう事と、強さではなく、抗う事ができない人達を自らを映す鏡とする事なのかもしれませんね。
[気になる点]
・少しだけ気になったのですが、これまでの物語で厳格な父親であるとの印象を受けていた龍拳氏が一煉寺君のお兄さんの言動に何の反応を示していない事に違和感を覚えました。
確かにお兄さんとは一煉寺君に関して互いに話し合い、方針を決めていた事もありました。そこに信頼関係を窺う事はできるのですが、それでも流石に今話でのお兄さんの言動に小言の一つもないのは、理由があったとはいえ嘗て暴力の嵐に抗う事を諦めてしまったとも受け取れる今話の語りと相まって、厳格な父親との印象を崩す物だと思ってしまったのでしょう。
今話中でお兄さんの事を一人前と断じ、行動に口出ししないとか、一煉寺君と視線で分かり合う等、久美さんと何処か似た言動を諌め難い、もしくは久美さんが許容しているから口出ししないと推測できる一文があれば、一煉寺君にだけ厳格な父親いう微妙に弱腰な印象を薄める事ができたのではないかと愚考いたします。
私個人の印象ですので、軽く笑い飛ばしてもらえれば幸いです
[一言]
お邪魔させて頂きます。
いやぁ、小型巨人のお兄さんが軽く一撃を加え、大型巨人の久美さんが嫁の座を狙うお嬢さん方を一気に貪り尽くしかけていますね。
お兄さんはゲーム作成会社に勤め始めたせいか、うざく感じるほどアグレッシブさに磨きがかかりましたね。おかげでお兄さんのイメージが漫画銀の匙の主人公の兄として固まってきました。この二人の兄は話が合うんだろうなぁ。
お兄さんの今の勤め先とその内容を知れば、久水嬢辺りならば自分をモデルにした一煉寺君主役の18禁ゲームを作ってくれと言い出しかねませんね。その上でお兄さんがいらぬ気を回して他のお嬢さん方も登場させたりでもしたならば……さぞかし混沌とするでしょうね。
そうか……石畳の上で長時間の正座でよかったじゃないですか。石を抱かされたり、石畳ではなく、三角のぎざぎざがついていなかっただけでも。ああっ、ここでも久水嬢が思考を侵略してくる!!一煉寺君相手ならば三角木……失礼。暴走しかけました。
久美さんの触診と所見によれば矢村嬢は安産体型なのかもしれません。胸部の代わりに腰部がしっかりしているのでしょうねぇ。当人がそれを喜ぶかどうかは、一煉寺君が尻フェチかどうかにかかっているのかも。
久水嬢は選挙演説が如く自らをアピールしていましたね。こちらでの目の付け所は乳の出ですか……久美さんの性格が未だ掴みきれていないので言うかどうかは分かりませんが、赤ん坊がお腹一杯になったら一煉寺君の分も出るかも、等と言ってからかいそうですね。お父さんもそうだった、と龍拳氏に飛び火しかねませんが。
四郷嬢はこんな娘も欲しかったと言い出しかねない反応で。鮎美さんも巻き込んで四郷嬢を着せ替え人形や買い物等に振り回しそうです。四郷姉妹にとって久美さんは、姉か母親みたいな人として受け取ってもらえるかもしれません。
他のお嬢さん方と違い、明らかに区別された救芽井嬢は意気消沈といった所でしょうか。ですが一煉寺君に人生に明確な目標を齎した人物ですからね。ここでへこたれずに強い所を見せればそれなりに評価される気もします。嫁と姑の間で嫁の味方をできる夫は少ないらしいですが、一煉寺君の最後の発言で背中を押される事を期待してしまいます。
自らの人生において重大な選択を家族の前で公言した一煉寺君。それを受けての家族とお嬢さん方の反応を楽しみにしています。
まったくお役に立たないでしょうが、この物語の完結まで走りきれるよう応援致しております。
お邪魔致しました。
- 投稿者: tagi
- 2013年 06月26日 09時01分
いつも感想ありがとうございます!
今回はまさかのオカン回。いつかはやってみたかったんですよねぇ(笑
今回では、瀧上が一応はヒーローだったことや、一煉寺家の当時と現在について、ある程度触れております。昔の松霧町、どんだけ世紀末だったんでしょう(ぉぃ
一応、当時の瀧上はどちらかと言えば「理想に燃えている」イメージでしょうか。彼が歪んだのは外国に渡ってからなので。
校長は……どうでしょうかね。機会があれば、少し登場させゃうかと思っております。
それと、龍拳についてのご指摘ありがとうございます。あれこれ書いてる間に、すっかりその辺の描写が抜けてしまっていたみたいです……申し訳ありませんでした。
改善案として、龍拳が龍亮に少し釘を刺すやり取りを加筆させて頂きました。キャラ描写についての貴重なアドバイス、本当に助かります。
言われて見れば、久美と久水は近いところがあるのかも知れません。偶然ですが、名前の字面も被ってますし。アリだと思いますよ。三角のアレは。
久美によるヒロインの品定めタイムは、書いてて楽しかったですね。別にハブられた救芽井を虐めたいわけではありませんが、こういうキャラの掘り下げは個人的には面白かったです。
しかし……巨乳ポジは久水に取られ、ファーストキスも矢村に先を越され、お姫様役も四郷に持って行かれ、最終戦に参加することも出来なかった救芽井って、メインヒロインにしてはちょっと不遇過ぎな感じですね。今回に至っては、久美からお友達宣言喰らってますし。
まぁ、次回で美味しい見せ場を作る予定ですので、楽しみにしていただければ幸いと存じます。
では、次回以降もお楽しみに。
今回も素晴らしい感想を、ありがとうございました!
今回はまさかのオカン回。いつかはやってみたかったんですよねぇ(笑
今回では、瀧上が一応はヒーローだったことや、一煉寺家の当時と現在について、ある程度触れております。昔の松霧町、どんだけ世紀末だったんでしょう(ぉぃ
一応、当時の瀧上はどちらかと言えば「理想に燃えている」イメージでしょうか。彼が歪んだのは外国に渡ってからなので。
校長は……どうでしょうかね。機会があれば、少し登場させゃうかと思っております。
それと、龍拳についてのご指摘ありがとうございます。あれこれ書いてる間に、すっかりその辺の描写が抜けてしまっていたみたいです……申し訳ありませんでした。
改善案として、龍拳が龍亮に少し釘を刺すやり取りを加筆させて頂きました。キャラ描写についての貴重なアドバイス、本当に助かります。
言われて見れば、久美と久水は近いところがあるのかも知れません。偶然ですが、名前の字面も被ってますし。アリだと思いますよ。三角のアレは。
久美によるヒロインの品定めタイムは、書いてて楽しかったですね。別にハブられた救芽井を虐めたいわけではありませんが、こういうキャラの掘り下げは個人的には面白かったです。
しかし……巨乳ポジは久水に取られ、ファーストキスも矢村に先を越され、お姫様役も四郷に持って行かれ、最終戦に参加することも出来なかった救芽井って、メインヒロインにしてはちょっと不遇過ぎな感じですね。今回に至っては、久美からお友達宣言喰らってますし。
まぁ、次回で美味しい見せ場を作る予定ですので、楽しみにしていただければ幸いと存じます。
では、次回以降もお楽しみに。
今回も素晴らしい感想を、ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 06月27日 02時48分
[気になる点]
え~っと、今から言っちゃいけない事言うよ?、いいかな?、いいよね?。
イ ラ ス ト が キ モ イ
……正直すまんかった。
だが許してほしい。
え~っと、今から言っちゃいけない事言うよ?、いいかな?、いいよね?。
イ ラ ス ト が キ モ イ
……正直すまんかった。
だが許してほしい。
初めまして、伝説の勇者さん。感想ありがとうございます。
いえ、謝ることなんてありませんよ。むしろ、貴重なご意見を頂けたことに感謝しております。
イラストがお気に召さなかったようですね……大変失礼致しました。
「キモイ」のが私の描いたイラストだけなのでしたら、それだけ速攻で挿絵やコーナーから排除すれば済む話なのですが、万一他の方のイラストも指してのご意見ということなのでしたら、申し訳ありませんが少し考えさせてください。せっかく描いて頂いた作品を、私の一存で撤去してしまうのは厳しいものがありますから。
では、今回はこれにて失礼致します。
感想ありがとうございました!
いえ、謝ることなんてありませんよ。むしろ、貴重なご意見を頂けたことに感謝しております。
イラストがお気に召さなかったようですね……大変失礼致しました。
「キモイ」のが私の描いたイラストだけなのでしたら、それだけ速攻で挿絵やコーナーから排除すれば済む話なのですが、万一他の方のイラストも指してのご意見ということなのでしたら、申し訳ありませんが少し考えさせてください。せっかく描いて頂いた作品を、私の一存で撤去してしまうのは厳しいものがありますから。
では、今回はこれにて失礼致します。
感想ありがとうございました!
- オリーブドラブ
- 2013年 06月26日 01時24分
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