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[一言]
お正月以来、どんどん黒い方向に進んでいる鵜狩さんに完敗。ではなく乾杯!

拾った神様のご利益なのでしょうか?
 感想ありがとうございます。
 ……というかそんなに黒いかしらん?
 拾ったやつは神棚でいあいあ言ってるので問題ないと思いますが、年末の多忙な頃合に書いたものでありますから、少し荒んでいたりしたのかもしれません。
[良い点]
う、うらやましい。
猫又も頭、外したいよ……(*^_^*)
  • 投稿者: 猫又
  • 2015年 12月19日 20時22分
 感想ありがとうございます。
 よもや着脱部分に憧憬されるとは思いませんでした。そりゃまあ肩こりとか眼精疲労とかの時にはわりと便利かもしれませんけども!
[一言]
センセー!
最新話、洒落になってませーん!
マジで夢魔(ナイトメア)なんですけどー!

あと、雨戸トカゲはきっと背中から毒を吹くんだと思いますw
 でぇじょぶだ。夢に出てくる馬は全部性衝動って偉い学者先生が言ってた。
 あと雨戸トカゲの背面には、ひょっとしたら顔がついてたりするのかもしれません。勿論、人の。
[一言]
週1度の楽しみと相変わらずなっております。

よく家にニホントカゲみたいな尻尾の青いヤツがいます。小学生の時は手に入れたくて必死で追いかけ回してました(´ω`)今でも可愛いと思います。趣味のガチャで狙ってるのが人魚ガチャだったりします。キモカワと認めたものが好きですので、恐怖を抱く主人公とは意見があいませんなー。そのまま放置すればいいのにと思いました。「雨戸トカゲ」

……で、結局なんだったのでしょーね?以前、ヤモリをあの日本人の大半は嫌いなカサカサと動く黒いあれと間違えて攻撃した人が身近にいるのでその類だったり?o(^▽^)o

「猫舌」そんな、可愛いものならばいいじゃないですか!!!共存出来てますしと羨ましく思います。霊感あるという友人が怪談話をすると霊感ないのに(不思議なものは見えた事ないし普段は気配すら感じません)私が重さを感じますので、害無ければいいじゃないかと(;Д;)(;Д;)

丁寧にマグカップ洗ってるところなんかが愛らしいですね。

最近の話の中で好きなのは「海中の火」です。間一髪的な妖しい感じが好きです。お化けの通り魔ですね!

今後も楽しみにしてます。
  • 投稿者: 雛菊 みぃ
  • 女性
  • 2015年 11月28日 19時20分
 感想ありがとうございます。楽しんでいただけて、書き手としても何よりです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

「雨戸トカゲ」。
 大の男でも虫が苦手なんて御仁もおりますから、語り手はキモカワ系が駄目だったのでしょう。加えてよくわからないものが必ずそこに現れるという繰り返し被害の蓄積もあるのだと思います。
 結果として正体の知れないものが今もそばにいて、得体の知れないままそこで腹を見せているという嫌な共存に落ち着きました。
 自分で確かめる勇気はもうないのです。

「猫舌」。
 お互いに敬意を持って距離感を保った、例えば使った食器はきちんと洗っておくような、そんな近寄り過ぎない共存。
 前述のトカゲとは逆に、ある意味理想的な付き合い方ではないかと思います。
 実のところ語り手は無理やりルームシェアされてるようなものなんですけども。

「海中の火」。
 まさしく文字通りの通り魔です。
 ひょっとしたら光は人を誘ってぶつけるた為のもので、怪本体は海の深いところで慌てる様を眺めて悦に入っていたのかも。
[一言]
 失礼致します、お久ぶりです鵜狩先生、はや五百作超えですか。おそるべき数になって参りましたね。継続は力なり、凄すぎて言葉が出ません。

 怪異の五回や六回経験していてもおかしくはない数字ですが大丈夫でしょうか、余計な心配ですか。いや、失礼致しました。勝手ではありますが個人的に願わくば、千回を超えて頂きたく願っております。雪麻呂先生の御作からの流れで、最近の御作を拝読させていただきましたので少し感想をば。

 「連れていく」雪麻呂先生の作を拝読してからですと、状況次第で同じ怪異がこれ程感じ方を変えるのかとハッとさせられます。怪異自体は恐ろしいのに自らそこに飛び込んでゆく友人の切なさ、子を失った母親の気持ちが居た堪れなさを感じさせます。

 「畜生坊主」遠野物語に含まれていてもおかしくはない、どこか山の異界を感じさせる一篇、こういったお話が好きです。

 「羊難」一見ほのぼのとして映りますが有り得ないから恐ろしい、海に捨てられた無念からなのか、それとも何か別の謂れをその体毛に染み込ませているのか、羊の背景が気になります。

 「言いくるめる」標識としての価値が変わっていて面白いと思いました。捉え方次第でどうとでも考えられるのが占いですが、主人公の今後が気になる作品でした。

 「最後の殺人」トリフィド時代を思い起こさせる流星群から始まる滅亡、パートナーが人であれば結末は違ったのだろうと考えさせられました。

 「札を切る」切り札の使い方が気分屋の猫らしく、なんとも可愛い。この先切り札がなくとも、猫の尾が二股に分かれるまで長生きできれば良いのではと思ってしまいました。

 「重たい女」これ、ツボに来ました。オチが凄く良いです。その内死人が出るのではないでしょうか、でもきっと、盗人本人にしたら本望なのでしょう。

 「孕む」嚢胞に何かが潜んでいたのか、それとも同僚に絡む因縁が収束を遂げたのか、いずれにしろ容赦の無い終わりがぞっとします。

 「奇憂」行き過ぎた思い込みなのか、それとも空を求めていた彼女だけに空が降りてきていたのか、私であれば髪が抜けきるくらいの恐怖を感じていたと思います。

 「詰められる」救われない話ですね。感情的な親子のつながりが伺えないために、親の中にも実は白い砂が詰まっているのではないか、と思わされました。

 長々と失礼致しました。これからも楽しみに拝読させて頂きます、素敵な御作ばかりで時間を忘れました。ホラー好きにとっての、至上の時を有難うございました。

  • 投稿者: 黒漆
  • 2015年 11月26日 11時11分
 感想ありがとうございます。
 粗製濫造や似たものばかりにならないようにと頭を捻りつつ、皆様のお陰がありましてここまで話数が膨らみました。
 怪を語れば怪至る。青行燈の一団も召喚できそうな景色ではありますけれど、幸いにしてかそれとも不幸せにか、身辺に『稲生物怪録』的な事もなく馬齢を重ねております。

「連れていく」。
 雪麻呂さんの『お母さんは、』と同一テーマなのですが、俺の方は乙女とまで言われました。
 でも双方の悲しいロジックが噛み合ってしまったが故の、寂静な終わりの形が描けたのではないかと思っています。

「畜生坊主」。
 ふしのさんのお題がそれっぽかったのもあり、挙げていただいた通りに『遠野物語』や『夢十夜』めいた雰囲気を意識しています。
 理屈や筋が通るような通らないような、こうしたぐにゃぐにゃが大好きです。

「羊灘」。
 毛を刈って欲しい以上の意図がわからない、不可解な羊の話でありました。ある意味頂戴したお題そのままです。
 ヴィジュアル的にはのどかなものをチョイスしましたが、背景には何か恐ろしくおぞましいものが横たわっているのやもしれません。

「言いくるめる」。
 怪異も神意も、結局は人の解釈次第と思っています。好きだけれども崇めない、驚くけれども恐れない。そんな不即不離スタイルが好みです。
 そうした俺の価値観の表れ的な話ですから、この語り手はこんな事があったのすら忘れて、平気で平然と、ごくごく普通に生きていくのでありました。

「最後の殺人」。
『トリフィドの日』を挙げて頂いた通り、海外SFの雰囲気を志したものです。お題で猫がパートナーという着想が出て、そこからハインラインに繋がったような具合。
 逆に人でなかったからこそ、お互いの絶望に感染せずにここまで長持ちしたのかもしれません。

「札を切る」。
 猫お題が続いたので、牧歌的なものにしてみました。可愛いと仰っていただけて何より!
 まあ性格的に、この猫はさぞ長生きする事でありましょう。飼い主を看取るかもしれません。

「重たい女」。
 自分でも気に入りの思いつきであったので、ツボと評していただけて嬉しい限り。
 まあ盗人どもは尻に敷かれるのも彼女の為に死ぬのも、おそらく本物なのでしょう。語り手にとては大迷惑ですが。

「孕む」。
 腹に溜め込む、という言葉から思いついた話です。
 何を腹中に抱え込んでいたのかは知り得ませんが、でもそこで育まれていたものが生まれてこなくて、助からなくてよかった、といった空気を醸せたらと思います。

「奇憂」。
 こちらはそのまま杞憂からの着想。普段気にしないけれど、一度気になり出したら止まらないってあると思います。

「詰められる」。
 砂は無味乾燥のイメージでした。
 過日「砂は母親が詰め込んだ無関心かもしれない」との感想を頂戴しまして、実に美しい表現だなと感心しました。
 すると親の中にも、みっしり詰まっていて不思議はないかもしれません。
[一言]
 日々少しずつ読ませていただいているので、まだ最後まで読み終わっていないのですが、いくつか読み終えたので恐縮ながら書き込みをさせていただきます。
 特にお気に入りのものについてだけ……乱文になりますが申し訳ございません。

244話「惑わされる」
 最初、兄と妹がそれぞれが死んだと電話をかけてくる。不気味だけれどちょっと間抜けで滑稽なやり取り(詐欺をイメージしたせいでそう思ったのかもしれません)。しかし、最後にどちらもいない、つまりどちらが本当のことをいっているのかと迷いようがない状況で……というのはぞわっとしました。
 もしうっかり答えていたら? 実は袋小路にいたのかもしれない、と。

256話「新品」
 猫にも語り手にも痺れました! 仁義にあふれた、ほっこり心が暖まるお話でした。可愛いのに、渋い話し方というのがまたツボです。

263話「ももたろう」
 瑞々しい、身がたっぷりつまって川が張り裂けそうな真っ赤なトマト。私自身トマトが好きなだけにとてもおいしそうだと思いました。しかし、それが……というのは、想像するだけで恐ろしい話でした。

268話「出て行く」
 結構「言われてみればゾッとした! 安堵したけれどそうでもない!」という感じのお話ですが、語り手の奇妙な、癖になるハイテンションで愉快な語りとの組み合わせが面白いなあと思いました。

290話「灸を据える」
 現代らしい生活感、一方でおばあちゃんがまるで過去、生活と民に根差した知恵をもって人々を助ける隠者(呪術師)のようでカッコよかったです! 過剰防衛なのかもしれませんが、因果応報でもありますね。

318話「窓を這う」
 想像力をたくましくして、この世界に飛び込むと、感情移入した光景にぞっと……。そういった光景の使い方、読者に想像させて怯えさせるのが本当にお上手だなあと思います。
 幼いころ、落書きをするために石を拾ったら裏に虫が大量にいた驚きと恐怖を思い出しました……。

328話「めくられる」
 これもまた何気なく、実にありそうな平和な日常。そのなかで、もしや気づかず見逃していたかもしれない地味で、けれど説明のつかない現象。わからないって、本当に怖いです。

359話「遊歩道にて」
 見る間に芽吹いて散る花のように、美しく切ないお話でした。最初は瑞々しい少女から、やがて長きをともにした老婆に。めくるめく姿、一瞬で変わる姿、しかしそこに深い情が感じられ、その余韻がまたうらやましいくらい仲睦まじく幸せで、哀しかったです。

 長々と失礼いたしました!
 感想ありがとうございます。話数の多い本作にお付き合いくださっている事に深く感謝を。
 そしてこうして1話1話について触れていただけるのはとても嬉しい事であります。
 なので少し調子に乗って、各話についてあれこれなど。

「惑わされる」
 感じてくださった通り、オレオレ詐欺などをイメージのベースにしています。心の虚を突かれるというか、そういう人を惑わすものの目的と得体の知れなさをやってみたかったのです。
「なんでそんな事を忘れてたんだ」という気づきに、化かされていた感覚が出ていたらいいのですが。
 あとラストの不気味具合については、上手くはまったのではないかと自負していたりです。

「新品」
 さらっと動ける語り手も、ちゃんと恩義を感じて何らかの代償を「安いものだ」と支払ってくる猫も、なかなかな魂的イケメンであると思います。
 さり気なく「こうして特殊な視力を手入れた主人公は」みたいな長編の出だしっぽくもありますな。

「ももたろう」
 桃太郎トマトの品種名から浮かんだ話です。
 何が起きたか詳しく説明せず、でも想像できるようにと、高名な昔話の流れもお借りしました。
 というか昔話の方でも、一刀両断してたらやばかったよなあ、などと思います。いやその前にそんな得体の知れない桃をよく食べようと考えたな、とも。

「出て行く」
 本作の語り手とその友人は、実は拙作『which』の語り手とその友人であったりします。このハイテンション系語りが自分でも気に入りで、稀に持ち込んだりしているのです。
 日常は人の心の表裏も含めて、こんな感じな薄氷かもしれません。

「灸を据える」
 盗人の足跡にお灸を、というのは古くからある迷信というか言説というか民間呪術であったようです。
 なかなか面白い話だと思ったので使わせていただきました。
 颯爽と現れる知恵袋的婆ちゃんが格好いいのは、格好いい年寄り好きな俺の趣味が入っています。

「窓を這う」
 夜風呂に入っていたら、実際に這ってたんですよ。ナメクジが風呂の窓を。「腹足きめぇ!」と思いながら湯に浸かっている間に考えた話です。
 ネタ元を語ると台無し感がありますけども、仰る通りの「石の裏に虫がびっしり」的なぞわっと感が出せたのではと思っています。

「めくられる」
 こちらも目的と得体の知れない不気味系話。私的にはこういう気配的な代物が掌編の醍醐味と考えます。
 気づかなければまったく平気で済んだだろうけれど、気づいてしまったら意識してしまう。そうすると更におかしな事が……という連鎖の発端になりそうでもあります。
 

「遊歩道にて」
 こちらは「わからないんだけどなんかわかる」という感じで描いてみた話です。きっといつも二人で散歩してきた、歩いてきた道なのだろうな、と。
 二人の幸福と心、そして時間の堆積を、美しく切なく感じていただけたのをとても嬉しく思います。
[一言]
連続的に感想を書くのは気が引けてしまいますか…
前回の「やかんの音」で人の怖さが存分に出される現実的なホラーにぞっとしましたが、
「猫舌」でオカルトなのにどこかほのぼのとした可愛らしさにやられました。しっかり洗うとはなんと愛おしい…
 感想ありがとうございます。
 ごくごく短い物語の集まりな本作ですから、複数話に言及していただけるのは嬉しい限りです。

 曖昧な境界線や汽水域といった、黒とも白ともつかない領域を話を好む性質が俺にはあります。
 その一線を踏み越えて踏み外してしまった「やかんの音」。
 わからないなりに高いに好意と敬意を評してその領分を守る「猫舌」。
 これらはどちらもそうした面で気に入りのものでありましたので、ぞっとしたりほのぼのしたりしていただけて、誠に何よりでありました。
[良い点]
見つけてから一気読みしました。
毎週土曜日の夕方に更新したのを見つけると嬉しくなります。

好きな話がいくつかあるのですが絞り込めないので総括として…
こちらと「あちら」、どちらにも行かないような、どちらにも行けてしまうような、そんな雰囲気が大好きです。
すっきりとした話もあれば後々まで残り思わず夜道を振り返りながら帰ってしまう話まで書けるのはすごいと思います。
ワンシーンを切り取ったような情景描写や語り口が素晴らしいと思います。
これからも楽しみに待っています。
 感想ありがとうございます。
 1話1話は短いとはいえ話数は多めですのに、一気読みしてくださったとのお話で感謝が尽きません。
 そして見つけると嬉しくなるとのお言葉もありがたい限り。励みになります。

 黒白どっちつかずの境界、様々の混じりあう汽水域。
 そこで起きる奇妙の一瞬だけを切り取って、後は想像にお任せするのがこの掌編の志すところでありますから、その意図を的確に汲んでくださった総括感想もまた、大変喜ばしいものでした。

 今後とも週一更新は続けていくつもりですので、よろしくお付き合いいただけましたら幸いです。
[気になる点]
何とも非道い親ですな。

虫酸が走る!
  • 投稿者: tare
  • 40歳~49歳 男性
  • 2015年 09月06日 06時21分
 感想ありがとうございます。
「詰められる」のこの母親は、「直接的には自分は何もしていない」ってのを免罪符に今後もけろりと生きていくのであろうと思います。ますますげんなりです。
[一言]
小説で、ホラージャンル読んでも余り怖いと感じた事が無いのですが、今回の「詰められる」は、母親にゾッとしました。こんな、母親は嫌です。

保健の授業で50代の男性ですが(というか、うちの学校半分が50代じゃないかとか今思ったり)堕胎した人は、何年経っても後悔するらしいです。ランドセルを見たら自分の子は今頃……みたいな。この、母親もいつか目を離したことを後悔するのかなと……

後、誰かがちょうどそこにいた少女をお人形にしたようなそんな残骸の雰囲気を感じました。

成仏しかけた子が、今までに巻き込んだ者によって地獄に連れてかれる話が頭から離れなくてどこで読んだかと思ったら「復讐」でした。

自業自得ですが、少し可哀想な気もします。もっと早く救いの手をとおもいました。何故フラッシュバックしたかは謎です。

「奇憂」杞憂じゃなくて、奇憂なんですね!!奇妙な憂い。確かに!!!できるかしらの所で何処か夢現な感じがして好きです。野外に出なかったら助かったのですかな?

「色眼鏡」狼の眉毛という話、知らなくて調べて読んでみました。個人的には、聞き耳頭巾が思い浮かんだのですが、人間の本性が動物。わかる気がしたりで、だけど周りがこんな人たちで可哀想だなと。

まだ、あるのですが長くなったのでここまでで。奇は、面白いなと感じました。
  • 投稿者: 雛菊 みぃ
  • 女性
  • 2015年 09月05日 23時37分
「詰められる」は語り手の方の異物感を強くした話でしたので、この母親を「嫌」と感じていただけたなら短編としては成功でありましょうか。怪異の方は「いらないならもらっちゃうよ」的スタンスです。
 でも堕胎する人は今そこに子供がいないからこそそれを欠落と感じるけれど、居たら「産まなきゃよかった」と言いそうに思えるのが怖いところです。事象のいい面しか見てない気がするのですよね。

「復讐」はこの手の流れで一人成仏して、「かわいそうだたから無罪」となるのが何か納得いかなくて書いた話です。酔っ払いの「酔ってるから仕方ない」という言い訳が俺は大嫌いだったりします。「だってお前飲むまでは素面だったろ?」とか「自分の酒量の管理もできないの?」とか思うのです。如何な状況でも、自分のした事の責任は取らないと、などと思います。
 でも仰る通り、少し可哀想だったかもしれません。

「奇憂」は杞憂の由来、「空が落ちてきたらどうしよう」からの発想で、どすんと実際に落ちてきてもらいました。
 自分でも「え、それはないだろ?」といった感じのオチが気に入りです。

「色眼鏡」も慣用句的な「色眼鏡で見る」の意味合いと引っ掛けた話です。
 そんな悟れた人間もいないだろうと思うので、「お前人の事ばっかり言ってるけど、じゃあその眼鏡つけて鏡見たらどうなの?」みたいな。

 そして末尾になりましたが、いつも細やかな感想ありがとうございます。
 今後とも『奇』をお楽しみいただけたら幸甚に存じます。
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