感想一覧
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[良い点]
暑くなってきたので、怖い話を読みたいと思い、思った以上に寒くなってしまいました。
1話完結でさっくり読めるのも素晴らしいです。
今後も楽しみにしています。
暑くなってきたので、怖い話を読みたいと思い、思った以上に寒くなってしまいました。
1話完結でさっくり読めるのも素晴らしいです。
今後も楽しみにしています。
感想ありがとうございます。
拙作が暑気払いに役立ったのなら何よりです。
一先ず別作の完結が目標になっているので毎日更新とはいかなくなっておりますが、話が溜まった頃合に、またお運びくださりましたら嬉しく思います。
その折もきっと楽しんでいただけるよう、精進しておきたく思います。
拙作が暑気払いに役立ったのなら何よりです。
一先ず別作の完結が目標になっているので毎日更新とはいかなくなっておりますが、話が溜まった頃合に、またお運びくださりましたら嬉しく思います。
その折もきっと楽しんでいただけるよう、精進しておきたく思います。
- 鵜狩三善
- 2013年 06月19日 20時32分
[良い点]
『痩ける』まで拝読しました。
まず文章が素晴らしく、語彙も豊富でそれだけでも楽しませていただきました。
PCで読んでいたのですが、ほとんど画面をスクロールせずに読み終えることの出来る一話一話の中にいろんなツボが押さえられていて、「本当にありそう」と「否、ありえない」の狭間を行ったり来たりさせられまして、不安を覚えたり、またある時は妙に納得したりと、読んでいて飽きませんでした。
さらに狐狸や妖の類に化かされる系の現代版お伽噺。
唐突に終わって、あとは読者の想像にお任せ、といったような話も面白かったです。
『打ち寄せる』のようなある種途方もない話では、語って聞かせてるといった感じの文章を読んでいくうちに、違和感や疑念を湧かせることなく、ストンと胸に落ちてくるように読むことができました。
[一言]
話数の多さにもびっくりしました。
これからも更新を楽しみにしています。
『痩ける』まで拝読しました。
まず文章が素晴らしく、語彙も豊富でそれだけでも楽しませていただきました。
PCで読んでいたのですが、ほとんど画面をスクロールせずに読み終えることの出来る一話一話の中にいろんなツボが押さえられていて、「本当にありそう」と「否、ありえない」の狭間を行ったり来たりさせられまして、不安を覚えたり、またある時は妙に納得したりと、読んでいて飽きませんでした。
さらに狐狸や妖の類に化かされる系の現代版お伽噺。
唐突に終わって、あとは読者の想像にお任せ、といったような話も面白かったです。
『打ち寄せる』のようなある種途方もない話では、語って聞かせてるといった感じの文章を読んでいくうちに、違和感や疑念を湧かせることなく、ストンと胸に落ちてくるように読むことができました。
[一言]
話数の多さにもびっくりしました。
これからも更新を楽しみにしています。
感想ありがとうございます。
文章力は何を書いても問われるところですから、それをお褒めいただいけたのは感無量でありました。
短編は読後感が肝心と思います。読んでくれた方の心の中に、表題通り奇妙なものを残したいとも思っています。昔話や民話も愛好しますし、『N区西陽台の怪』への感想にても書きました通り、割合灰色の決着、読者の想像にお任せ的な話も好きであったりします。
そうした、ある意味趣味で編んだ各話ごとの心地を楽しんでいただけましたなら、それもまた嬉しいところです。
お言葉大変励みになりました。今後も頑張りたいと思います。
重ねてながら、ありがとうございました。
文章力は何を書いても問われるところですから、それをお褒めいただいけたのは感無量でありました。
短編は読後感が肝心と思います。読んでくれた方の心の中に、表題通り奇妙なものを残したいとも思っています。昔話や民話も愛好しますし、『N区西陽台の怪』への感想にても書きました通り、割合灰色の決着、読者の想像にお任せ的な話も好きであったりします。
そうした、ある意味趣味で編んだ各話ごとの心地を楽しんでいただけましたなら、それもまた嬉しいところです。
お言葉大変励みになりました。今後も頑張りたいと思います。
重ねてながら、ありがとうございました。
- 鵜狩三善
- 2013年 03月31日 09時14分
[一言]
こんばんは。引き続き楽しませて頂いております。
いつもの通り、特に面白いと感じたお話を挙げさせて頂きます。
『塀の裏の友人』
何だかあちら側にも引き際を心得てるやつがいるものだなあとほっこりしました。『またのお越しを』と同じく、愛嬌のある怪異には心底ホッとさせられますね。
『不完全燃焼』
こちらは完全に怖い話として読めました。焼身自殺は一番怨念が残る、なんて言われますが、他殺の場合もその例に漏れないのかと震えました。動きが緩慢というのもまた怖い……やっぱり霊の所作というのも恐怖に一役買うものですね。霊だからって瞬間移動出来たりとか何でもありではなく、痛くて苦しいから動作が鈍い、けどそれでも執念深く探し続けるというのは背筋が寒くなります。
『真似をする』と『交替制』は伝承っぽいお話だなあと思いました。
『真似をする』は山彦を彷彿とさせる怪異で「まあ人の声を反復するだけの妖怪だし害はないのかな」と考えていた矢先にあの展開はやられました。なるほど、こういうヤツもいるのかと。恐怖にもやられ、鵜狩さまの発想にもやられたという感じで、秀逸でした。
『交替制』で思い浮かべたのは七人岬でした。取り殺された人間が怪異になって、今までそこにいた怪異は成仏してしまうという構図が、単なる幽霊話から一歩先を行っているなと思いました。
いやはやすっかり『奇』には魅せられてしまっています。完全にファンです。
今後も更新を楽しみにさせて頂きます。
こんばんは。引き続き楽しませて頂いております。
いつもの通り、特に面白いと感じたお話を挙げさせて頂きます。
『塀の裏の友人』
何だかあちら側にも引き際を心得てるやつがいるものだなあとほっこりしました。『またのお越しを』と同じく、愛嬌のある怪異には心底ホッとさせられますね。
『不完全燃焼』
こちらは完全に怖い話として読めました。焼身自殺は一番怨念が残る、なんて言われますが、他殺の場合もその例に漏れないのかと震えました。動きが緩慢というのもまた怖い……やっぱり霊の所作というのも恐怖に一役買うものですね。霊だからって瞬間移動出来たりとか何でもありではなく、痛くて苦しいから動作が鈍い、けどそれでも執念深く探し続けるというのは背筋が寒くなります。
『真似をする』と『交替制』は伝承っぽいお話だなあと思いました。
『真似をする』は山彦を彷彿とさせる怪異で「まあ人の声を反復するだけの妖怪だし害はないのかな」と考えていた矢先にあの展開はやられました。なるほど、こういうヤツもいるのかと。恐怖にもやられ、鵜狩さまの発想にもやられたという感じで、秀逸でした。
『交替制』で思い浮かべたのは七人岬でした。取り殺された人間が怪異になって、今までそこにいた怪異は成仏してしまうという構図が、単なる幽霊話から一歩先を行っているなと思いました。
いやはやすっかり『奇』には魅せられてしまっています。完全にファンです。
今後も更新を楽しみにさせて頂きます。
いつもながら感想、ありがとうございます。
話を捻る時の気分もあるのでしょうけれど、猛烈に愛すべき隣人を書きたくなる時があります。「塀の裏の友人」もそんな気分の折の一編で、自分でも気に入っているものであったので、挙げていただけて嬉しく思います。
「不完全燃焼」はそれとは逆に怖い話、自分が出遭いたくないものを書こうと仕上げたものです。緩慢ながらも確実に、執念深く迫ってくるものって嫌ですよね。
「真似をする」「交替制」の二編は、ご慧眼の通り、伝承系の話が着想の発端です。
「真似をする」はサトリの怪。ただし思った事ではなく言った事を真似るので、自分以前の被害者がどうなったか知れてしまう、的な。
「交替制」は中国の鬼のルールからでした。溺れ死んだ者はそこでまた人が溺れて死ぬまで成仏できない。なので必死に自分と同じ場所で人を溺れさせようとする、みたいな話があるのです。確かに七人ミサキと相通じるところがありますね。
話は転じますが、『黒い時間』の新規分も拝読しました。
『赤い時間』でもあの姉弟は好きでしたが、今回のじわり漂う悲しさを見て、ますます好きになりました。きっとあと三編が追加された後にまた、詳しく感想を添えさせていただきたいと思います。
話を捻る時の気分もあるのでしょうけれど、猛烈に愛すべき隣人を書きたくなる時があります。「塀の裏の友人」もそんな気分の折の一編で、自分でも気に入っているものであったので、挙げていただけて嬉しく思います。
「不完全燃焼」はそれとは逆に怖い話、自分が出遭いたくないものを書こうと仕上げたものです。緩慢ながらも確実に、執念深く迫ってくるものって嫌ですよね。
「真似をする」「交替制」の二編は、ご慧眼の通り、伝承系の話が着想の発端です。
「真似をする」はサトリの怪。ただし思った事ではなく言った事を真似るので、自分以前の被害者がどうなったか知れてしまう、的な。
「交替制」は中国の鬼のルールからでした。溺れ死んだ者はそこでまた人が溺れて死ぬまで成仏できない。なので必死に自分と同じ場所で人を溺れさせようとする、みたいな話があるのです。確かに七人ミサキと相通じるところがありますね。
話は転じますが、『黒い時間』の新規分も拝読しました。
『赤い時間』でもあの姉弟は好きでしたが、今回のじわり漂う悲しさを見て、ますます好きになりました。きっとあと三編が追加された後にまた、詳しく感想を添えさせていただきたいと思います。
- 鵜狩三善
- 2013年 03月24日 14時44分
[良い点]
たくさん作品があるので具体的に何が良いかは言えないのですが、文体が好きです。
登場人物が淡々としていて余計な演出をしないのが好みでした。
[気になる点]
『ひとりじゃない』
で、
「休憩室の男、いなくなってよかったよね」
とありますが、〈男〉→〈女〉ではないでしょうか。
[一言]
これが百物語だとしたならば、青行燈が三とはいわずに四、五体以上でてくれるように祈っています。
たくさん作品があるので具体的に何が良いかは言えないのですが、文体が好きです。
登場人物が淡々としていて余計な演出をしないのが好みでした。
[気になる点]
『ひとりじゃない』
で、
「休憩室の男、いなくなってよかったよね」
とありますが、〈男〉→〈女〉ではないでしょうか。
[一言]
これが百物語だとしたならば、青行燈が三とはいわずに四、五体以上でてくれるように祈っています。
- 投稿者: 退会済み
- 男性
- 2013年 03月22日 23時33分
管理
感想、ありがとうございます。
どうしても癖が出る部分であるので、文体を好きと仰っていただけたのはとても嬉しいです。
ごてごてと付け加える作業だけでなく、削ぎ落とす事もまたがデコレーションなのだと思っています。文章からは離れますが、伊藤若冲の鶴図屏風のように、シンプルに省略されつつもまるで不足なく精緻である作に憧れます。この『奇』では短編なのもあって、そういう語りすぎない淡白な描写を意図しています。それを好みと評していただけたのも、またありがたく感じるところでありました。
更には感想のみならずレビューまでもを書いていただいて、まったく感謝が尽きません。
粗製濫造にならぬように気を付けて、今後も頑張りたいと思います。
それからご指摘いただいた『ひとりじゃない』についてですが、当該箇所が「男」なのは間違いではないのです。
話に出たものと自分の見ていたもの、その性別の差異が気になって、語り手は休憩室を覗きに行く運びになります。
語り手に見えているのは「女」、女子社員たちが見ていたのは「男」。つまり休憩室に居たのは「ひとりじゃない」という話の構造でありました。結局一番の問題は男の方だけ成仏させて、「いい仕事したぜ」と帰ってしまった坊様です。徳が高いのやら低いのやら。
とまれ分かりにくいのは当方の責。後ほど改稿をしておこうと思います。
どうしても癖が出る部分であるので、文体を好きと仰っていただけたのはとても嬉しいです。
ごてごてと付け加える作業だけでなく、削ぎ落とす事もまたがデコレーションなのだと思っています。文章からは離れますが、伊藤若冲の鶴図屏風のように、シンプルに省略されつつもまるで不足なく精緻である作に憧れます。この『奇』では短編なのもあって、そういう語りすぎない淡白な描写を意図しています。それを好みと評していただけたのも、またありがたく感じるところでありました。
更には感想のみならずレビューまでもを書いていただいて、まったく感謝が尽きません。
粗製濫造にならぬように気を付けて、今後も頑張りたいと思います。
それからご指摘いただいた『ひとりじゃない』についてですが、当該箇所が「男」なのは間違いではないのです。
話に出たものと自分の見ていたもの、その性別の差異が気になって、語り手は休憩室を覗きに行く運びになります。
語り手に見えているのは「女」、女子社員たちが見ていたのは「男」。つまり休憩室に居たのは「ひとりじゃない」という話の構造でありました。結局一番の問題は男の方だけ成仏させて、「いい仕事したぜ」と帰ってしまった坊様です。徳が高いのやら低いのやら。
とまれ分かりにくいのは当方の責。後ほど改稿をしておこうと思います。
- 鵜狩三善
- 2013年 03月23日 21時03分
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